みんなのシネマレビュー |
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521. 摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に 《ネタバレ》 こういう見せかけだけのサクセスストーリーがアメリカ映画らしい。大体、努力もしないで仕事から恋愛までトントン拍子だなんて、アホなアメリカ人ならではの発想でどうも好感が持てない。やはり、日本人なら「努力・友情・勝利」の3文字でしょう。個人的には理想的で表面上のストーリーよりも、努力型で内面的に描く作品の方が好き…という評価で。[映画館(字幕)] 5点(2003-04-13 19:36:05) 522. みんな~やってるか! 実にくだらない…(苦)。こんなに意味の無いバカバカしい映画は今まで観たことがない。序盤はそこそこ笑えても、中盤から北野ワールドから置いていかれるハチャメチャな笑い。到底理解しがたい…。[CS・衛星(字幕)] 0点(2003-04-13 19:20:31) 523. E.T. スクリーン(画面)上で見るとそうでもないが、弁当箱や水筒類(食べ物系グッズ類)にE.T.が描かれているのを見ると、実に気持ち悪く食欲がなくなります。どうしても茶色とシワの化け物に見えてしまうので直視できない。いつも思うのだが、外国の描くキャラクター(例えばオリンピックのマスコット)は何故あんなに不気味なのだろう。…とは言え、地球外生命体と言えばそれまで「未知との遭遇」や「エイリアン」などなど。友好かつ温和でいて愛嬌たっぷりのキャラは、当時してはかなりインパクトありました。言わずと知れた名シーン…もう一度観たくなります。[映画館(字幕)] 7点(2003-04-13 18:39:52) 524. フォーリング・ダウン 《ネタバレ》 単純明解で社会への不条理さを追求していくマイケル・ダグラス扮するビル。次々と武器をとっ替え最終的にはバズーカ砲と、まるでアクションゲームの様。日々の社会へのウップンを疑似体験してストレス発散するのには良いかもしれない。前半も爽快だった主人公の行動が、後半行き過ぎると感情移入の切り離しになりましたが、それでも上手に作ってあります。[映画館(字幕)] 6点(2003-04-13 00:38:16) 525. 太陽の王子 ホルスの大冒険 真の宮崎ファンならコレを観ずして語れない。幼少の頃にTV放映時で観ましたが、絵柄や特徴でなんとなく宮崎駿が関わっているな…と分かりました。あの黄金トリオが手掛けたアニメと言う意味で、ある意味貴重な作品かもしれない。当時、本当にスゴイ衝撃を受けたアニメ作品で、少なからず影響を受けました。…ところで、当時もう一本観た外国アニメ映画で「雪の女王(旧ソ連/1957)」と言う作品が有りますが、宮崎駿監督が「私の原点といえる作品」と絶賛したアニメでも有り(…イヤ、高畑監督も影響されているに違いない!)、アンデルセンの童話原作としても有名だが、注目したいのは主人公・少女ゲルダ。本作の“悪魔の妹・ヒルダ”とも相似している上、ストーリーも非常に酷似している。要するに、本作は「雪の女王」のオマージュ作品なので有る(悪く言えばパクリ)。…とは言え、当時の日本アニメ界では最高作品なのでそこは評価したい。また、日本アニメ界(ゲーム「ゼルダの伝説」含)に影響をあたえた意味でも「雪の女王」の方は一見有り。古い作品だが、宮崎監督ご本人が言う通り作品の原点が垣間見れる筈だ。[地上波(字幕)] 6点(2003-04-13 00:03:22) 526. フォレスト・ガンプ/一期一会 基本的なストーリーが見えない…。更に話の繋ぎが悪く、フォレスト・ガンプが齎すそれぞれのエピソードが、個々に独立しているように見えた。フォレストが様々な場所で誰と何をしていても「だからどうした」とツッコミを言わずにはいられない。これが実話だったら話は別だが、フィクション上でのヒューマニズムはイマイチ説得力が有りません…。3点(2003-04-12 22:45:28)(良:1票) 527. ラヂオの時間 役者の演技を見ると常にオーバーリアクションで、それが舞台に見えてしまうと映画の面白味に欠けるようで気になる。更にカット割りが下手で見づらい。三谷幸喜独特のなり行きコメディは充分楽しめたが、これならば「やっぱり猫が好き」の方がよほど面白い。[映画館(字幕)] 5点(2003-04-12 17:51:03) 528. AKIRA(1988) 原作のマンガを凝縮したような印象。もともと、この深い世界観を2時間にまとめようとするのが間違いなのだ。だからと言って特に大友ファンではない私には、この深い世界観は理解できませんでしたが。それと、中盤までは良かったのに、後半のグロテスクな表現がちょっと…私的にNG。何度も見ましたが、やはり“エグい・グロい・気持ち悪い”の三拍子が揃った印象が拭えない。また老け顔の子供たちがなんとも不気味で直視できません。[地上波(字幕)] 4点(2003-04-12 17:35:23) 529. 八月の鯨 これは、主人公たちに共感できるか・できないかで大きく評価が分かれる所でしょう。申し訳ないですが、人生の未熟者の私には入って行けない“壁”というのがありました。映画のテンポがあまりにも淡々としすぎて、どうしてもついて行けなかった。名優たちの好演、作品全体の雰囲気…そしてメッセージ性は逸して良かった。[地上波(字幕)] 5点(2003-04-12 17:21:12) 530. 黙秘 キング+キャシーなら当然「ミザリー」が有名ですが、この映画はまた違う良さがありました。なんと言ってもドロレス役のキャシー・ベイツの演技が圧倒的に素晴らしい! ついで、父親の娘への性的虐待・母娘の葛藤…そして確執。アメリカの家庭事情を丸写しにした内容で全体的に重い作品ではあるものの、そこは作品とキャシーに対する演出と見れば良し。[地上波(字幕)] 7点(2003-04-12 01:58:59) 531. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 某有名菓子で「タイムスリップのおまけ」が話題にもなったが、そんな30歳世代にはたまらない懐かしい時代が舞台。まア、この時代に共感できるか・できないかは様々だが、この映画をただの“おバカギャグアニメ”と侮ることなかれ。今はもうどこにも無い、昔の情緒溢れる風景…野原ひろしが夢中になるのが良くわかる。もはや子供アニメを超えていると思える程の描写は評価したい。これこそ大人が見るべき映画でしょう。お得意のギャグもほどよく笑え、家族愛というテーマもさりげなく上手にからめている。ただ、敵キャラが善玉だった…というのが悪いわけではないが、若干感動の効果を下げていて勿体無い。ちなみに、本当にこういうテーマパークがあれば、絶対に流行ると思うのですがどうでしょう。[映画館(字幕)] 7点(2003-04-12 01:44:30) 532. 仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督) “鉄仮面”と聞くと無意識に南野陽子が浮かぶのはナゼだろう。それはさておき、終始ブーブー言っていました、この映画。ディカプリオと三銃士(プラス1)のコントラストが悪い! この映画でヒーローを探そうとすると、やはり三銃士(プラス1)になってしまう。結果、タイトルとのギャップで不満しか残らず。やはりディカプリオは不要…あるいはサブ的存在に見えてしまうと、この映画の意味がないような気がしてならない。[映画館(字幕)] 5点(2003-04-11 20:30:33) 533. 風の谷のナウシカ 当時は「シュナの旅」が原案だと聞いていれば尚、類似点を含めて見方が変わる映画であるのだが、それでも宮崎監督の真骨頂が見えた作品だと思う。独特の世界観、舞台性、緻密に組み込まれたストーリーは逸して素晴らしいものがある。ナウシカは良くよく見れば理想的に高い人物像で、一歩間違えれば偽善的な感情と言動に見えてしまうので意外にも難しいキャラクターなのかもしれません。…ただ、彼の女性像において基となるベースが、他外国作品にある事が何より残念でならない。宮崎アニメの中でもより強いメッセージ性を含む表現は、以後の作品には実はあまり見られていない。巨神兵の核表現、戦争、そのどれもがペーソスに満ちて強く心に響く。それだけ表現力の高い作品性という意味で、映画のレーゾンデートルを評価したい秀作。[地上波(字幕)] 9点(2003-04-11 19:48:15) 534. パウダー 《ネタバレ》 タイトルに魅かれて見ましたが、やっつけ仕事的なラストはどうしたものでしょう…。途中から物語の方向性が見えなくなり、更にパウダーが同性の上半身を見つめる時に「Oh Yeah」のような演出をつける。観る者としてかなり戸惑いました。また、あのような終わり方でパウダーがラストを迎えたのは、必然的に“身体障害者(生まれつき・病気も含め)は社会で順応できない”と言っているようなもの。似たところで「シザーハンズ」がありますが、大きな違いはこの映画で“愛”を深描かなかったという点。純粋に愛を描いていればもっと良い映画になったハズです。[地上波(字幕)] 3点(2003-04-11 03:41:49) 535. IT/イット〈TVM〉 ピエロというだけで生理的に気持ち悪くなりましたが、あまり怖くなかった…(ドナルドの方が余程キモイ)。良くピエロを恐怖の象徴として映画に使いますが、それが通用するのは子供時代まで(要するに前編)。子供たちが大人になっても、ピエロの呪縛から逃れられないでいるのは見ていてどうだろうと。[地上波(字幕)] 5点(2003-04-11 02:40:22) 536. 好奇心 《ネタバレ》 思春期の少年が、性に対して興味を持つのは当たり前。この素材は悪くない。逆に言うと、素材を活かせばもっと質の良い映画になったんじゃないかな…と。後半、少年が母親と肉体関係を持つのは正直ヒキました…。笑って済ませる終わり方もどうかと思うので、この点が妥当なところ。[地上波(字幕)] 5点(2003-04-10 17:08:45) 537. 子猫物語 当時、中学生の頃に友人に誘われて映画館へ観に行きました…が、夏休みに行ったのが大失敗。オオカミさんと全く同じ体験をしてしました。私の席の後ろのシツケの悪い子供が、上映中に「次はチャトランが落ちるんだよォ~」等と“次はこうなる”を終始連発。もう最悪でした…。周りの人は途中で帰って行きましたが、負けず嫌いの私は最後まで観てやりました。…ところで、チャトランの潤んだ瞳…寂しさ溢れる容姿は、愛猫家の私にとって確かにグッと来ました。当時の撮影スタッフの話では、科学薬品を目に流し潤ませたり、1日中小さな箱に閉じ込めてから明朝に撮影をした…と暴露話まで飛び出しましたね。猫は恨み深い動物だ…なんて云われていますが、畑正憲のライオン事件。アレはまさかチャトランの怨念だったのか…? 暴露話が本当かどうかはさておき、女性・子供が喜ぶように創った動物映画は所詮こんなものか…の代表作。日本映画の変なクセ、動物モノを恰も感動的に創り込む演出はいただけません。[映画館(字幕)] 3点(2003-04-10 16:37:27) 538. ターミネーター2 本当の続編映画というものはこうあるべきだ!…と、こう言われたような作品。娯楽映画でありつつ、続編として確立した意味で本当に成功した一本だと思う。2000年時代に突入した現代に再見すると、改めて世紀末的な構想だったと思う設定が少し古く感じてしまうのだが、それでも何度観ても面白いエンターテイメント的な内容は可。[DVD(字幕)] 8点(2003-04-09 18:09:22) 539. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 2作目が「未来」とくれば、次はコレしかない。でも可哀想なことに、アメリカには歴史が無い! よって過去に行っても何も無い。[地上波(吹替)] 4点(2003-04-09 17:52:44) 540. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 前作を知っていることが大前提。それにしても、「ダーク・エンジェル」もそうだけど、アメリカ人は自国の未来を描くと必ず暗いイメージになるのはなぜでしょう。[映画館(字幕)] 8点(2003-04-09 17:33:02)
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