みんなのシネマレビュー |
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521. 28日後... 最近のゾンビ映画は、設定や人間側でのドラマ性に重点を置いたものが多い。 ゾンビ自体のキャラはもう変えられないのか、変える気がないのか、 本作もまるで自分がゲームをやっているような感覚。前半はまあまあだったのだが、 後半はいや~な人間ドラマの展開に・・・。ゾンビはもう刺身のツマという印象で、 ハラハラ感やスリル感はまったく覚えなかった。[DVD(字幕)] 3点(2011-10-14 15:07:59)《改行有》 522. ドラゴン/ブルース・リー物語 リーがアメリカに渡ってから、謎の死を遂げるまでの半生を描いた作品。 あくまで伝記ドラマなのでお話はまとまっていても、正直ストーリー自体は物足りない。 ファンなら当然知っていることばかりで、結局主役ばかりに目がいってしまった。 リー役のジェイソン・スコット・リーは、役作りはしていてアクションも悪くはないのだが、 リーとはあまりにもイメージが違いすぎる。格闘技の経験もないらしく、 肉体はすべてボディービルで鍛えたもの。外見もスマートなリーと比べてがっちりタイプ。 これだけイメージが違うと、無意識のうちに拒否反応を起こしていたようで、 最後まで映画の中には入っていけなかった。ブルース・リーをよく知らない人、 またはコアなファンではない人向けの映画。[映画館(字幕)] 2点(2011-10-14 04:21:38)《改行有》 523. 摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に アメリカ人の好きなサクセスものに、ちょっとロマンスを入れたコメディー映画。 主演のマイケル・J・フォックスは、やはりこの手の作品が似合っている。 アメリカの大企業がどういうシステムで動いているのかわからないので、 本当にこんな事が可能なのだろうかという疑問がついて回るが、脚本がよく出来ているので、 かなり楽しめる。ご都合主義と言ってしまえばそれまでだが、 ストーリーとコメディーのバランスがいい、誰もが笑って楽しめる万人向けの作品。[ビデオ(字幕)] 7点(2011-10-13 09:58:31)《改行有》 524. ハロー張りネズミ 弘兼憲史原作漫画の映画化。町の探偵が様々な事件を解決していくお話で、 純粋な続き物ではないので、比較的映画にはし易い原作だと思う。 本作はいくつかのエピソードを併せて一本の作品に仕上げており、 ストーリー自体はうまくまとめてあるのだが、なぜか盛り上がりに欠ける。 どうにも漫画キャラのイメージが頭から離れないことが多大に影響しているようで、 唐沢寿明やジョニー大倉が町のしがない探偵というのは、ちょっとピンとこなかった。 漫画で読むと面白いんだけど・・・。[ビデオ(邦画)] 2点(2011-10-12 09:27:04)《改行有》 525. 続・男はつらいよ 佐藤オリエをマドンナに迎えた、シリーズの第2弾。 寅さんのキャラが相変わらず面白い。中学時代の恩師、病院の若手医師、寅さんの母親と、 ちょっとお話が分散されてしまった感はあるけど、大いに笑わせてくれます。 同じような構成、展開で何十作も作ったのだから、やっぱりすごいとしか言い様がない。[DVD(字幕)] 4点(2011-10-11 11:45:32)《改行有》 526. エクソシスト 公開当時に一大旋風を巻き起こしたオカルト映画。 お話は至って単純、ドラマ的には取り立てて面白い展開があるというわけではない。 あくまでショッキングなシーンを観て楽しむ、という作品なのだが、 CG技術が発達し、エグイ映画に慣れてしまった若い人達からすれば、あまり怖くないかも。 最近再鑑賞したときはショッキングなシーンよりも、 悪魔に取り憑かれた初期の少女の変化を観ているほうが断然面白かった。 あくまでレトロ感覚を楽しむような気持ちで観れば・・・。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-10-10 23:23:39)《改行有》 527. ガメラ 大怪獣空中決戦 敵方怪獣にギャオスを配した、平成ガメラ・シリーズの第1弾。 古代文明やマガタマなど、ガメラやギャオス誕生の背景が面白く、 ストーリーも子供向けにしては中々よく練られている。一番びっくりしたのは、 特撮技術が知らないあいだに進歩していたこと。迫力だけなら旧シリーズはもちろん、 他の怪獣映画を含めてもトップクラス。大人でも十分楽しめる作品だと思う。[ビデオ(邦画)] 6点(2011-10-10 15:52:04)《改行有》 528. 殺したいほどアイ・ラブ・ユー 実際に起こった事件をベースにしているようで、本来なら凶悪犯罪になるケースを、 コメディータッチで仕上げているところがミソ。総体的にアクがなくて、 どことなくほんわかとした印象を受けるコメディー作品だが、 主人公のキャラが多少笑えるぐらいで、ストーリーのほうは残念ながらそれほど面白くない。 久しぶりに目にした、ゲスト出演のフィービー・ケイツはすごくきれいだったけど・・・。[地上波(字幕)] 3点(2011-10-10 13:02:08)《改行有》 529. 知りすぎていた男 ヒッチコックお得意の巻き込まれ型サスペンス。 ストーリーは相変わらず粗さがあるけど、音を効果的に使った演出は見応えがあり。 奥さん役のドリス・デイはかわいいし、彼女の歌う「ケ・セラ・セラ」もうまい小道具代わりに。 カラーでとても観やすい、万人向けの娯楽作品。[地上波(吹替)] 7点(2011-10-10 08:07:33)《改行有》 530. チェンジリング(2008) イーストウッドの作る作品はあらすじだけ読むと、一見敷居が高そうだけど、 実際に鑑賞すると取っつき易いものが多い。本作も開始早々、すぐに感情移入ができます。 それにしても、これが実話ベースのお話とは驚き。びっくりしつつ、ハラハラしつつ、 憤怒の情を覚えながら、たっぷりとストーリーに浸らせていただきました。 イーストウッドの監督としての手腕を堪能できる作品。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-09 16:54:49)(良:1票) 《改行有》 531. V・マドンナ大戦争 生徒会長が雇った7人のマドンナ軍団と、番長連合の戦いを描いたアクション映画。 マドンナ軍団は言わば用心棒代わりなのだが、設定がかなり破天荒で漫画的ということもあり、 逆に割り切って鑑賞できた記憶がある。公開当時は最後のオチがなければ面白い映画だった、 という批評を何度か耳にしたけど、個人的には逆に新鮮でこちらも印象には残っている。 バカバカしいと言ってしまえばそれまでだけど、「七人の侍」のパロディ映画だと思えば、 そこそこ楽しめる作品に仕上がっているのではないかと。[映画館(邦画)] 3点(2011-10-09 09:40:41)《改行有》 532. ニューヨーク東8番街の奇跡 子供は出てないけど、内容は子供向けのファンタジー映画。 序盤を見ただけでラストはもう予測できてしまうが、ほのぼの温かくていい映画。 おじいちゃんとおばあちゃんのキャスティングもいい。UFOの設定にはちょっと参った。 ファンタジー映画といっても、もう少し必然性も欲しいところ。 まあ、あれこれと突っ込んで鑑賞する内容の作品じゃないんだろうけど・・・。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-10-09 00:07:58)《改行有》 533. ヤング・マスター/師弟出馬 ジャッキー作品の中では古典的ストーリーのトリになったような作品で、 コミカルなカンフーの動きも限界だと感じていたのか、迫力あるファイトシーンが目立っていた。 ジャッキー以外のキャストもいい。ユン・ピョウはもちろんのこと、 「燃えよドラゴン」のボス役だったシー・キエン。女ドラゴンのリリー・リー。 「ドラゴンへの道」で日本人役をしていたウォン・インシクなど大いに盛り上げている。 ただラストの大ボスとの対決シーンで、ダラダラと引っ張り過ぎたのは残念だった。[映画館(字幕)] 5点(2011-10-08 23:28:23)《改行有》 534. 人情紙風船 長屋風雲録といった内容の作品。完全な人情劇かと思ったら、 その長屋の一角に住む、落ちぶれた武士の悲哀さがしっかりと描かれていて、結構面白かった。 その主人公演じる中村翫右衛門は歌舞伎役者らしく、しゃべり方や佇まいが凛としていて、 そのくせ妙に腰が低いというキャラが絶妙。長屋の住人たちの様子に笑わされ、 主人公でこの世の侘しさを表現と、なかなかバランスの取れた作りだったかと思う。 欲を言えば、主人公の奥さん、武士の妻という側からの描写ももうちょっと欲しかったかな。[DVD(邦画)] 6点(2011-10-08 07:57:39)《改行有》 535. パリ、テキサス 4年間失踪していた男が、再び家族と向き合う姿を描いたドラマ。 先の展開に期待感を抱かせる設定と構成で、鑑賞する側の気持を引っ張るという点では、 中々いい作りではないかと。中盤の家族の思い出を表現したシーンも印象に残っているが、 終盤でのちょっと変わったアイデアが面白かった。登場人物たちの心の内がじっくりと、 まったりと伝わってきます。息子役の子役がすごくかわいいんだけど、 妻役のナスターシャ・キンスキーも魅力的。「序盤の設定や伏線をちゃんと回収できてるの?」 「ラストはこれでいいの?」という部分もなきにしもあらずだが、映像、演出面など、 作品全体から漂う雰囲気が自分の嗜好に合った。よくよく考えると主人公のオヤジ、 変は変なんだけどね。そういった意味では、やや男性向けの作品なのかな。[DVD(字幕)] 7点(2011-10-07 15:58:47)《改行有》 536. 冒険者たち(1967) 三人の男女との間に芽生えた友情と愛を軸に、彼らの夢を追う姿を描いた青春ドラマ。 主役たちの関係は、現実にはありそうで中々ないシチュエーション。 思わずストーリー展開に期待を抱いてしまうのだが、前半の演出は今ひとつ。 後半に入ってからは音楽を含め、フランス映画らしいアンニュイで物悲しい雰囲気が漂い、 それが主人公たちの微妙な心の変化と悲劇的な展開にマッチしていた。 個人的にはラストの中途半端なアクションは微妙、かつちょっとクドかった。 それでも"友情"というテーマは最後までしっかりと表現されており、 心に残るドラマには仕上がっていた。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-06 06:22:57)《改行有》 537. ローズ家の戦争 単純な内容ながら面白い。監督は「ツインズ」でシュワちゃんの双子の兄役をやった人。 この作品でも、夫の友人の弁護士役で出演している。ブラック・コメディー満載の映画だが、 それらはすべて「夫婦喧嘩」一本に集約されているので、物語に入っていきやすい。 大きなヒネリやオチはないが、夫婦喧嘩が徐々・・・という流れで足りない部分をカバーしている。 後半はタイトル通り、まさに戦争。個人的には子供たちとの絡みももう少し見たかったのだが、 夫婦喧嘩は犬でも喰わないと言うし、これで良かったのかもしれない。佳作。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-05 18:13:42)《改行有》 538. 毛皮のビーナス(1969) マゾヒズムの語源になった、マゾッホの原作をベースにしているらしいけど、 そう言われて、ああなるほどとわかる程度の内容。テンポが悪く、 かなりダラダラしていて、単なる偏執狂の夫の姿を描いているだけに思えてしまう。 唯一の見所は妻役を演じるラウラ・アントネッリ。「青い体験」で魅せた妖艶な姿は、 こちらでもたっぷり堪能できます。[DVD(字幕)] 2点(2011-10-05 16:40:12)《改行有》 539. ラストサマー2 鈎手の怪人が若者たちを襲うシリーズ第2弾。 シナリオの出来は前回より劣るものの、絶海の孤島という新たなシチュエーションが 取っつき易くて良かった。個人的に怪人のキャラにはあまり魅力を感じない。 オーソドックスな内容と言えばそれまでだけど、ホラー映画は鑑賞する人が各自見所を見つけて、 楽しめればそれでいいのではないかと思う。[地上波(吹替)] 3点(2011-10-05 06:41:06)(良:1票) 《改行有》 540. 悪人 孤独な若者の刹那的な行動を描いたドラマ。この手の映画は邦画では昔からあって、 新鮮味はないけど、タイトルの定義づけがそのままテーマになっているようだ。 ずいぶんと時間の長い映画だなと思ったら、事件の加害者側と被害者側、 その関係者たちの描写まで描いており、ストーリーに厚みを与えているようだが、 個人的には分散されてしまったようで、ドラマとしての物足りなさを感じてしまう。 妻夫木君の役作りは良かった。実際こんな若者います。深津絵里では相手が少々悪かったけど。 時間の限られた映画よりは、やっぱり小説で読んだほうが面白いかも。[DVD(邦画)] 4点(2011-10-04 06:28:02)《改行有》
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