みんなのシネマレビュー |
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541. 蝿男の逆襲 前作は衝撃的でなかなか面白かったんだけど、続編は息子さんが主人公で展開。 序盤からかなり苦しい引っ張り方で、やってることも「1」とほぼ変わらず。 取り立てて見所はないです。終盤からラストにかけては強引というか、無茶ぶりが顕著で、 総体的には今一つの続編だった。[DVD(字幕)] 3点(2011-10-20 12:48:18)《改行有》 542. 赤んぼ少女 楳図かずお原作「のろいの館」の映画化。 小学生の時に読んで、楳図作品の中でもかなり印象に残っている作品。 単純なストーリー、キャラにインパクトがあって見せ所も判り易い、 単行本全1巻分の内容ということで、制作者側にとっては、 映画化し易い条件が揃っているはずなのに、何でこうなっちゃうの?というくらいひどい出来。 冒頭のじっくりと見せてくれる流れに、「これは中々か」と思ったのだが、 じっくりし過ぎていて、いつまで経ってもお話が先に進まない。 お化け屋敷に迷い込んだヒロインの怖がる姿をずっと見ているような感じで、 しかもタマミは言葉をしゃべらない設定になっており、感情移入もできなければ、 その正体もきちんと説明してくれない、単なるスプラッター映画と化してます。 ヒロインの女の子は学芸会レベルの演技、メイド役の生田悦子以外もパッとせず。 「怖い」「切ない」のキャッチフレーズもただ虚しく聞こえるだけの映画だった。[DVD(邦画)] 1点(2011-10-19 02:22:25)《改行有》 543. 汚名 ケーリー・グラント、イングリッド・バーグマン共演のスパイもののラブ・サスペンス映画。 ヒッチコックはロマンスを絡ませた作品を結構多く作っているけど、 こちらはサスペンス色よりロマンス色がやや濃い作品に仕上がってます。 見所はなんといってもバーグマン。とにかくポーッと見とれちゃうぐらい美しく撮れていて、 彼女の姿ばかりを追っていた。昔の女優さんて品のある人が多いっすね。[DVD(字幕)] 5点(2011-10-18 07:43:42)《改行有》 544. 男と女(1966) 誰もが耳にしたことのあるフランシス・レイの音楽をバックに、 恋に落ちる男と女の姿を描いたロマンスもの。フランス映画らしく、 ストーリーやキャラ描写よりも美しい映像や雰囲気で見せる構成で、 いかにも女性向けといった感じだが、二人の現在の状況設定もちゃんと描かれているので、 上っ面だけの恋愛映画という印象はないです。男性の視点から見ると、 もう少し人間臭いドラマチックな展開が欲しいなとつい思っちゃうのだが、 全体の作りやバランスを考えると、くどくならない程度でちょうどいいのかも。 セピアとややブルーがかったモノクロ映像が頻繁に挿入されていて、 最初は面白いと感じたのだが、途中から何の効果を狙っているのか理解できずに困惑。 制作費の関係だったと知って納得した。ヒロイン役の女優さんは、 大人の女性といった雰囲気で大変良かった。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-18 06:38:03)《改行有》 545. スカイライン-征服- 最初から続きものとして作られたのかな?とにかくお話は完全途中ぶったきり。 時間の短い映画だけど、もう少し伸ばして、せめてワンエピソードは終わらせてくれないと、 これじゃストーリーの評価はつけようもない。ドラマ性も出演キャラの描写も薄く、 ゲームをやってる友達の横でその画面を観ているような感じかな。 映像だけ楽しみたい人なら何とか・・・。[ブルーレイ(字幕)] 2点(2011-10-17 18:35:05)《改行有》 546. クリフハンガー 「ダイ・ハード」の大ヒットにより、犯罪集団来襲というシチュエーションの作品が たくさん作られたが、これはそれに山岳アクションを加えた映画。 スタローンの役は過去の事件で、心に深い傷を負っているロッキー山脈の元レスキュー隊員。 「ランボー」でもそうだが、キャラの設定がしっかりしていると、観ていて飽きない。 迫力あるアクションシーンはもちろんのこと、全体的に緊張感溢れる作品に仕上がっている。 こちらのヒットで今度は山岳物がやたら増えた、スタローン久々のお薦め映画。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-10-17 11:31:00)《改行有》 547. 13日の金曜日PART2 やってる事は前作と同じだが、今回は湖で死んだはずのジェイソンが主役として登場。 暴れ回ってくれる。キャラの設定は何だかいい加減なんだけど、 とにかくジェイソン初お目見えとしては、記念すべき作品であることには違いない。 今作ではまだホッケーマスクはつけてなかったようだが、そこまで覚えてないし、どーでもいい。 取りあえず昔懐かしのホラー映画として鑑賞すれば、そこそこ楽しめるのではないかと思う。[地上波(吹替)] 4点(2011-10-16 09:43:06)《改行有》 548. ダ・ヴィンチ・コード 殺害された美術館館長の残したダイイングメッセージから、 頭脳明晰の大学教授が謎を解明していくミステリー。 教授と行動を共にするヒロインが、「それはどういう意味があるの?」 「なんでそうなったの?」と、鑑賞者に代わって質問してくれる何とも親切な作り。 ただそういうシーンがすごく多く、あくまで謎解きに終始した展開なので、 当然ながらドラマとしての出来は今イチ。終盤は単なるこじつけのような気も。 その謎解きの内容に関しては、歴史好きの人、キリスト教に精通している人なら 問題なく楽しめると思うけど、普通の日本人が即座に100%理解するのはちょっと難しいかも。 人によっては置いてきぼりを喰らう場合もあるので、鑑賞する際はご注意を。[地上波(吹替)] 5点(2011-10-16 01:09:25)《改行有》 549. 空の大怪獣ラドン 東宝初のカラー作品。ゴジラ、モスラ、キングギドラと共に、 あまり目立たないけど、登場回数の多い怪獣。設定はゴジラとあまり変わらんけど、 ラドンは大きくなりすぎた故に、自らの意に反して・・・・・・という流れで、 ゴジラのように強そうでもなく、何となく悲劇的な雰囲気が漂ってます。 序盤は怪奇映画のようでちょっと不気味。空飛ぶ怪獣はこの頃の技術では難しい部分があるのか、 ラドン自体の造形や動きは今イチなのだが、昔の怪獣映画は真面目に作っているところがいい。 哀れみを誘うラストも良かったが、軽快なテーマ曲も良かった。 まさに「いぶし銀」という代名詞がぴったりな、玄人好みの怪獣映画。[地上波(邦画)] 5点(2011-10-15 20:46:06)(良:1票) 《改行有》 550. 手錠のまゝの脱獄 ちょっとあらすじを読んだだけで、ある程度の展開やラストも予想できてしまうのだが、 その分感情移入がし易く、安心して鑑賞できる。テレビ映画のような雰囲気でお話は進み、 人種問題というテーマがしっかり織り込まれていて、それがストーリーに厚みを持たせてます。 役者さんたちも良かったんじゃないかと。後半の展開には一瞬「おや?」と思ったんだけど、 うまくラストに繋げてあり、「これが男同士。やっぱいいわな」と実感させれくれる作品だった。 「ミッドナイト・ラン」系の映画が好きな人には、特にお薦め。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-15 07:54:46)《改行有》 551. 28日後... 最近のゾンビ映画は、設定や人間側でのドラマ性に重点を置いたものが多い。 ゾンビ自体のキャラはもう変えられないのか、変える気がないのか、 本作もまるで自分がゲームをやっているような感覚。前半はまあまあだったのだが、 後半はいや~な人間ドラマの展開に・・・。ゾンビはもう刺身のツマという印象で、 ハラハラ感やスリル感はまったく覚えなかった。[DVD(字幕)] 3点(2011-10-14 15:07:59)《改行有》 552. ドラゴン/ブルース・リー物語 リーがアメリカに渡ってから、謎の死を遂げるまでの半生を描いた作品。 あくまで伝記ドラマなのでお話はまとまっていても、正直ストーリー自体は物足りない。 ファンなら当然知っていることばかりで、結局主役ばかりに目がいってしまった。 リー役のジェイソン・スコット・リーは、役作りはしていてアクションも悪くはないのだが、 リーとはあまりにもイメージが違いすぎる。格闘技の経験もないらしく、 肉体はすべてボディービルで鍛えたもの。外見もスマートなリーと比べてがっちりタイプ。 これだけイメージが違うと、無意識のうちに拒否反応を起こしていたようで、 最後まで映画の中には入っていけなかった。ブルース・リーをよく知らない人、 またはコアなファンではない人向けの映画。[映画館(字幕)] 2点(2011-10-14 04:21:38)《改行有》 553. 摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に アメリカ人の好きなサクセスものに、ちょっとロマンスを入れたコメディー映画。 主演のマイケル・J・フォックスは、やはりこの手の作品が似合っている。 アメリカの大企業がどういうシステムで動いているのかわからないので、 本当にこんな事が可能なのだろうかという疑問がついて回るが、脚本がよく出来ているので、 かなり楽しめる。ご都合主義と言ってしまえばそれまでだが、 ストーリーとコメディーのバランスがいい、誰もが笑って楽しめる万人向けの作品。[ビデオ(字幕)] 7点(2011-10-13 09:58:31)《改行有》 554. ハロー張りネズミ 弘兼憲史原作漫画の映画化。町の探偵が様々な事件を解決していくお話で、 純粋な続き物ではないので、比較的映画にはし易い原作だと思う。 本作はいくつかのエピソードを併せて一本の作品に仕上げており、 ストーリー自体はうまくまとめてあるのだが、なぜか盛り上がりに欠ける。 どうにも漫画キャラのイメージが頭から離れないことが多大に影響しているようで、 唐沢寿明やジョニー大倉が町のしがない探偵というのは、ちょっとピンとこなかった。 漫画で読むと面白いんだけど・・・。[ビデオ(邦画)] 2点(2011-10-12 09:27:04)《改行有》 555. 続・男はつらいよ 佐藤オリエをマドンナに迎えた、シリーズの第2弾。 寅さんのキャラが相変わらず面白い。中学時代の恩師、病院の若手医師、寅さんの母親と、 ちょっとお話が分散されてしまった感はあるけど、大いに笑わせてくれます。 同じような構成、展開で何十作も作ったのだから、やっぱりすごいとしか言い様がない。[DVD(字幕)] 4点(2011-10-11 11:45:32)《改行有》 556. エクソシスト 公開当時に一大旋風を巻き起こしたオカルト映画。 お話は至って単純、ドラマ的には取り立てて面白い展開があるというわけではない。 あくまでショッキングなシーンを観て楽しむ、という作品なのだが、 CG技術が発達し、エグイ映画に慣れてしまった若い人達からすれば、あまり怖くないかも。 最近再鑑賞したときはショッキングなシーンよりも、 悪魔に取り憑かれた初期の少女の変化を観ているほうが断然面白かった。 あくまでレトロ感覚を楽しむような気持ちで観れば・・・。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-10-10 23:23:39)《改行有》 557. ガメラ 大怪獣空中決戦 敵方怪獣にギャオスを配した、平成ガメラ・シリーズの第1弾。 古代文明やマガタマなど、ガメラやギャオス誕生の背景が面白く、 ストーリーも子供向けにしては中々よく練られている。一番びっくりしたのは、 特撮技術が知らないあいだに進歩していたこと。迫力だけなら旧シリーズはもちろん、 他の怪獣映画を含めてもトップクラス。大人でも十分楽しめる作品だと思う。[ビデオ(邦画)] 6点(2011-10-10 15:52:04)《改行有》 558. 殺したいほどアイ・ラブ・ユー 実際に起こった事件をベースにしているようで、本来なら凶悪犯罪になるケースを、 コメディータッチで仕上げているところがミソ。総体的にアクがなくて、 どことなくほんわかとした印象を受けるコメディー作品だが、 主人公のキャラが多少笑えるぐらいで、ストーリーのほうは残念ながらそれほど面白くない。 久しぶりに目にした、ゲスト出演のフィービー・ケイツはすごくきれいだったけど・・・。[地上波(字幕)] 3点(2011-10-10 13:02:08)《改行有》 559. 知りすぎていた男 ヒッチコックお得意の巻き込まれ型サスペンス。 ストーリーは相変わらず粗さがあるけど、音を効果的に使った演出は見応えがあり。 奥さん役のドリス・デイはかわいいし、彼女の歌う「ケ・セラ・セラ」もうまい小道具代わりに。 カラーでとても観やすい、万人向けの娯楽作品。[地上波(吹替)] 7点(2011-10-10 08:07:33)《改行有》 560. チェンジリング(2008) イーストウッドの作る作品はあらすじだけ読むと、一見敷居が高そうだけど、 実際に鑑賞すると取っつき易いものが多い。本作も開始早々、すぐに感情移入ができます。 それにしても、これが実話ベースのお話とは驚き。びっくりしつつ、ハラハラしつつ、 憤怒の情を覚えながら、たっぷりとストーリーに浸らせていただきました。 イーストウッドの監督としての手腕を堪能できる作品。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-09 16:54:49)(良:1票) 《改行有》
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