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プロフィール
コメント数 900
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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561.  Sweet Rain 死神の精度 《ネタバレ》 映像やキャストはとてもファッショナブルで、死神というどちらかと言えばネガティブなテーマを用いながらしかしおしゃれに作られていると思います。原作は未読なのですが、少し読んでみようかと思わせる映画でした。 キャストは役柄によく合っていたと思います。特に金城武さんは浮世離れした感じの死神の感じが良くマッチしていました。他の方のレビューにもありましたが「ジョーブラックをよろしく」のブラッド・ピットさんを想起させるような演技でした。ただ、彼はおそらく他の多くの死神と比べてもだいぶ異質な感じの死神だと思うので、そんなイレギュラーな立ち位置の役割なら、レギュラーな死神がどのようなものなのかということをもっと説明した方が死神千葉のキャラはもっと立っていたのではと思います。ちょっとだけそんな描写もありましたが、担当の女性と恋愛関係になるという若干怪しい死神でしたので。。。 あとはキャスト??と言えばいいのか、犬の存在はだいぶ微笑ましい。あくまで個人的にですが、ああいう描写は嫌いじゃないです。 ストーリーも興味深い。最初は一人の死神にスポットを当てた、それぞれ別の人間のストーリーかと思いきや、「あれ、つながってるぞ」と気づいたあたりから面白くなってきます。そこは原作未読で良かった点。ようやく観てる人がそれに気づいてきたら最終的にちゃんとネタばらしをしてくれるあたりが丁寧に作られているなと思いました。最近の映画ならそういったところを鑑賞者に丸投げするような作品が増えてきてるので。 インパクトに欠けるところはあったかもしれませんが、その丁寧さに○を付けたいと思います。[DVD(邦画)] 7点(2010-02-15 11:45:00)《改行有》

562.  ウルトラヴァイオレット(2006) 《ネタバレ》 とてもカラフルだし、ファッショナブルだし、エキサイティングだし、見た目はものすごく豪華なのに、大事なものが抜けている感じ。細かいところを突き詰めれていないように思います。 似たようなSFアクションは『イーオン・フラックス』など他にもたくさん観ましたが、この映画は端的に言って説明不足。美的感覚から言えば良く作られた作品だと思いますが、ストーリーを楽しむ映画という観点では不足に思うところが多々ありました。そういう意味ではこの映画はほんとう、「観賞用」なのかなという印象を受けます。眺めて愛でる、という意味合いでそういう表現を使いましたが。どうせならそういった美の部分だけを突き詰めて、ストーリーなんかいっそ無いほうが良かったかもしれない。なまじドラマを組み込んだためにダメにしてしまってる気がします。 キャストも個人的に印象に残ったのはミラ・ジョボヴィッチさんとウィリアム・フィクトナーさんくらい。子供はキャラ薄いし、悪役は魅力ゼロだし。『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーや『プレデター』みたいに悪役でもファンができるくらいの人が欲しいですね。 まあ、3・・・かな。[DVD(字幕)] 3点(2010-02-10 12:48:29)《改行有》

563.  悪夢のエレベーター 《ネタバレ》 タイトルの出し方や、ところどころに見える描写・雰囲気などが「世にも奇妙な~」を思わせました。と言うか、そのまま「世にも奇妙な~」に出ててもおかしくない。そんな雰囲気の映画、というとどれくらいの人にわかってもらえるだろう(苦笑) しかしエレベータと言う密室の中で腹の探りあいをしながら、一人ひとりの素性を徐々に明らかにしていくって言う手法はちょっと面白かったです。そこだけなんか短い「LOST」みたい(笑) エレベータ内でやり取りしてる中盤くらいまでは気味悪くもどこか可笑しい空気があり、劇場内からも時々「くすっ」とか聞こえたりしたのですが、エレベータを出てからはちょっとグロいサスペンス仕様で・・・。正直少し引いたところも。管理人をやっちゃうところとか、後にわかるカオルの黒さと関係の無いところは省いても良かったんじゃないかなと個人的に思います。安井(=内野聖陽さん)の絶望感を際立たせたかったんでしょうけど。 しかしキャストははまり役でかなり引き込まれました。愛敬カオル役の佐津川愛美さんには完全に振り回されました。この映画のオフィシャルサイトには「最大のどんでんがえし!」とありますが、正直彼女一人にどんでん返された気持ちです。役中の役割においても、この映画の彼女の占めるウェイトに対しても、彼女に「グッジョブ!!」と称えてあげたい作品です☆[映画館(邦画)] 7点(2010-02-08 13:32:30)(良:1票) 《改行有》

564.  ザ・クリーナー 消された殺人 《ネタバレ》 レニー・ハーリン監督作ということで良い意味で派手な作品かと思ったのですが、意外と地味でビックリしました。私の集中力の無さかもしれませんが、途中一時停止でとめて、少し仮眠を取ってから見直しました。中盤あまりにもダレてきてしまって・・・。 冒頭の説明を少し聞いて、最初は『おくりびと』をアメリカ風にファッショナブルに描いた葬儀屋か何かの話だと思ったのですが(悪い意味でその時点で引いてましたが)、どっこい掃除屋だということで。ちょっと今までに無い視点からの話で設定だけは面白かったです。あと、本当にしたのかどうかはわかりませんが、あんなに汚かったソファが新品同様に(ていうか新品??)なったのには地味に感動☆深夜のテレフォンショッピングを観てるかのようでした(笑) もうちょっと掃除屋としての葛藤とか魅力を描いて欲しかったですが、そのあたりは他のサスペンスでもあるような親子愛のようなものを中心にしてしまって、「この映画だからこそ」の面白みは無かったように思います。二転三転する展開も、昨今では観る人がそれに慣れてしまってるせいであまりサプライズとして受けなくなっている・・・。難しい時代になりました。 いっそ、また昔の映画の構成にしたほうが最近の人には受けるのかもしれませんね。独り言です。[DVD(字幕)] 4点(2010-02-03 09:33:22)《改行有》

565.  サロゲート 《ネタバレ》 まさにセカンドライフinリアルライフ!!って感じでしょうか(笑)それにしてもまあこの世界の人間の堕落っぷりったら。睡眠時間=サロゲートの活動時間って、結局寝てないようなもんで疲れないんでしょうかね。それかひょっとすると、睡眠時間+活動時間=一日ってことなんでしょうか。じゃあ、人間寝っぱなしじゃん(汗)絶対健康に悪そう。。。 冒頭でも書いたように、ほんと現在のネットゲームがそのまま現実世界に具現化した形を描いた社会です。まあ苦言を呈させていただくと、あれだけ文明が進んだ文化の割りにはセキュリティが甘すぎ・・・。そもそもサロゲート自体、歩く監視カメラじゃないですか。後でアクセスして、見た映像が再生できるとか、この時代のプライバシーはどうなってんだ。まあ建前上そういったデータには警察だったり、システムの創設者くらいしかいじれないようなにってるようですが、「そのへんは読み取れよ」っていう説明足らずなストーリー展開が不親切といえば不親切。自分個人としてはそういうのも楽しめるんですが、一緒に見に行った連れは嫌だといってました。セキュリティといえば、ラストのあれもあり得ない。どんだけ脆弱性だよって言いたくなる。よくあんな代物が世界中に普及したもんだ。 とまあ弱点がかなり見つかってしまう本作。確実にこちらを惹きつけるものはあったので、もっと基盤づくりを長い目でしっかりやって、スキを無くして行けばもっと良い評価になっただろうに。見切り発車、かな。[映画館(字幕)] 6点(2010-01-27 12:48:30)《改行有》

566.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 人並みに国産車しか知らない私には『グラン・トリノ』ってタイトルがぱっとしませんでしたが、あの車の荒々しいイメージとウォルト(=クリント・イーストウッドさん)の印象は妙にマッチしていました。ただ、タイトルに持ってくるぐらいなんだからもっと『グラン・トリノ』を描いてあげて欲しかった。当時の車の持つ荒々しいエキゾーストだったりそういうのを。車に関して言えば洗車シーンくらいしか(文字通り)輝くところが無かったように感じて、ちょっともったいなかった。そこを埋めるためというわけではありませんが、DVDで鑑賞した人、もしくはする人なら映像特典は見ておく価値ありです☆「車と人をつなげて見る」というコンセプトの大変面白い談話が見られるので♪ つーか、『グラン・トリノ』は1972年製ということですが、クリントさんはすでに齢80近いのでは・・・(汗)いやー見えない!!あんなガタイのいい80歳いないでしょう。 車を盗もうとしたタオが後日家族に半ば無理やりにウォルトの手伝いを承諾させられるシーンは笑えましたwww 償いなんかいらないというウォルトが、「断るならそれは侮辱になる」と言われて困ってるシーンなんかとても微笑ましい。 ウォルトに共感するシーンも多く、一言で言えば「最近の若者」の傍若無人な態度に対する憤りだとか、そういうのも映画を観る上で共感を持てる材料となりました。日本だけじゃないんですねえ、葬式もまともに出れない若者がいたりとか。少々極端な脚色があるとしても、いやにリアルな描写でした。 車の魅力を伝えようとするストーリー構成だったり、ウォルトと仲良くしてたスーが襲われたりと女性票は厳しくなりそうな話ですが、なかなか良かったと思います。[DVD(字幕)] 7点(2010-01-20 14:50:08)《改行有》

567.  ヴァン・ヘルシング 《ネタバレ》 ヒュー・ジャックマンさんがこんなところでまでウルヴァリンに!!!って感じでしょうか(笑)キャストに関して言えばかなり豪華な面々。個人的にはヒュー・ジャックマンさんもケイト・ベッキンセールさんもかなり好きな俳優の部類に入るんですが、魅力を引き出しきれていない印象がありました。 まずはヴァン・ヘルシング(=ヒュー・ジャックマンさん)。ヨーロッパ中に名を轟かすモンスター・ハンターという割には戦い方が危なっかしすぎる。あれで今まで良く生きてこれたなとそこに不自然さを感じる。アンナ(=ケイト・ベッキンセール)さんはその美貌の割りにけっこう泥臭い演技をしています。しょっちゅうひっぱたかれるし、流血も多いし。ラストには殺されてしまうし(←今までに殺された一族と天国で仲良くする、というラストにしたかったのは分かるが、彼女があろうことか主人公に殺されてしまうというのは視聴者にはショッキングすぎる)。 などなど、キャスティングした俳優がもったいない映画だなと思ってしまいました。 ストーリーについて言えば、一言で言えば「アメコミin中世のヨーロッパ」ですね(笑)フランケンシュタインはハルクかザ・シングにしか見えないし、中世のヨーロッパという舞台にはあまりそぐわない。もっと生々しくておどろおどろしい雰囲気を期待していましたが、上述のアメコミ描写によりどこか軽い印象を持たざるを得ず、違和感がありました。 キャストや舞台など、素材はいいと思うのになぁ。[DVD(字幕)] 4点(2010-01-20 12:26:50)《改行有》

568.  バンコック・デンジャラス 《ネタバレ》 90分少々の尺の中でルールに忠実だった殺し屋が変わっていく様を見せるのは少し時間が足り無すぎたという印象。そういう作りにするならば、「ジョーが非常なまでにルールに徹する人間であるということ」と「それを覆すほどの衝撃的な出来事」の2点をもっと掘り下げないと、さも簡単に人間が変わったような印象を持たせてしまい、自然と話も薄っぺらく中途半端に感じてしまう。というとすごくダメな作品のように思わせますが、ここの評価基準に従えば可もなく不可もなく、5点ってところですかね。 キャストは色んな意味でインパクト大でした。まずはフォン役のCharlie Youngさん。かーなーり綺麗です!!やばい。香港出身の俳優ということでこの映画に出るまでは地元の映画ばかりに出演していたということですが、もったいない。久しぶりに見とれた♪ニコラス・ケイジさんも彼女目当てで出演を決めたんじゃないかと思うほど。まあ、タイ人にはあんな雰囲気の女性はいませんが。 あと面白いキャストは個人的に悪役ボスの側近の金髪お兄さん。彼がどう頑張っても私にはロンドンブーツの亮にしか見えず、彼が出るたびにどこか緊迫感の無い時間が続きました(笑) とまあキャストには多々魅力のある本作。少しダレた感のある殺し屋映画と思って準備して観るぶんにはけっこう楽しめるかと。[DVD(字幕)] 5点(2010-01-19 10:37:27)《改行有》

569.  インベージョン 《ネタバレ》 宇宙にも共産主義があったんだwww 「無感情でみな同一であること」そうすれば争いも起こらず安全で平和な世界になるという思想のもと、感染者たちは(ひいてはウィルスが)次々と人々を自分たちの仲間にしていきます。 ここからは映画の感想というか、それを観た後で個人的に思ったことになるんですが、確かにこういう世界になれば争い事は無くなるんだろうなとまず素直にそう思いました。全員が一つの思考で動いていることになるわけだし、ある意味人類補完計画(笑) しかしそれを望むのかと問われればやっぱりNOですね。その思想は突き詰めればロボットと変わらないものだし、生きる意味というものが見出せない。全員で同じ思想のもと何かをやり遂げるというものに生きる意味を見出せるかもしれませんが、やり遂げたことに対して人それぞれに一喜一憂も出来ない社会ならごめんです。まあ、民主主義の国で育った私にしてみたらという話なんであって、異なる文化圏の人ならまた違った意見が聞けるかもしれませんが。 職場でもよく仲間同士で意見の対立や言い争いなど、「なんでこんなに意思疎通がうまくいかないんだろう」「なんでわかってもらえないんだろう」ということが起きますが、こういう映画を観るとそんなことでもしっかり感情を出してコミュニケーションを取るってのが大事なことなんだなと改めて思います。極端な気持ちのアップダウン(すぐキレたり泣いたりとか)があればいいって言う意味ではありませんが。 大事なことは自分の意志。それがなければただの機械です。[DVD(字幕)] 6点(2010-01-14 14:43:14)《改行有》

570.  イーオン・フラックス(2005) 《ネタバレ》 短い映画ながらも詰め込み要素は感じられず、しっかりまとまったストーリーとアクションで楽しむことができました。 健康サプリとか皮膚や目のレーザー治療とか、一昔前では「なんじゃそら!?」っていう技術や薬がいっぱい出てきている近年で、いつかこの映画のように不妊が蔓延したり人間をクローンする社会になったりとかあるかもしれませんね。描写はとても未来的な感じで、現在の社会からは遠い存在のように思うんですが、壁に囲まれた閉鎖的なコミュニティであるとか、その中にもレジスタンス的に抵抗勢力があったりとか、妙に現実的に感じるところも多くありました。 あとは風景描写がすごく綺麗!!とてもクリアな映像で、特に屋外のシーンはどこか清涼感も漂う。終盤の桜咲く庭園での銃撃戦も、そんな風に思うシーンじゃないのにどこか華麗な雰囲気を感じました。 設定もまさに近未来SF!口笛で球体になる鉄のかたまりとか、外的を感知して棘になる芝生とか、見ていて飽きない趣向が凝らされていました。自分自身のクローンに全く同じ人格になるように教育して、何世代も生きていくってのも面白い。実際はそんな都合良く同じ人格になってくれるとは思いませんが(苦笑) エンターテイメントとしても未来に思いを馳せてみる材料としても面白い映画でした☆映画自体に8点、シャーリーズ・セロンさんに+1点♪[DVD(字幕)] 9点(2010-01-13 13:04:59)(良:1票) 《改行有》

571.  1.0【ワン・ポイント・オー】 《ネタバレ》 意図せずしてここのところナノマシンものが続いてます。『地球が静止する日』→『G.Iジョー』→で今作、と。ナノマシンものにありがちなCGたっぷりな描写は本作には一切為し。地味なロケーションで地味にストーリーが展開されていきます。 近年頭を使う頭脳派ミステリーとでもいうものが世間ではたくさんウケていて、(『SAW』シリーズや『マトリックス』シリーズ。書籍では『Death Note』とか『カイジ』など。)これもその流れを汲もうとしたように見受けられるが、いかんせん大風呂敷というのが鑑賞後の印象。これも映画ではよくある「どんでん返しメソッド」をこの映画も使おうとしたんでしょうが、あまりにも終盤に詰め込みすぎで、しかも消化不良。思わずショップで手にとってしまうくらい題材は魅力的だったのに、もったいない。 個人的にこういった「続編ありき」みたいな作り方をする映画は嫌いです。某海賊ものの第2作とか。単作で終われないならドラマにでもしてくれ、と言いたい。[DVD(字幕)] 4点(2010-01-12 12:49:25)《改行有》

572.  G.I.ジョー(2009) 《ネタバレ》 「この映像、かなり刺激的」というキャッチ・フレーズ通り、刀アクションのシーンや『イレイザー』ばりの銃撃シーン、そして個人的にはパリの街中で展開されるハマー→スーツ→バイクの追跡シーンが一番テンション上がりました!!あのスーツ着てー!!!(笑) 当初から映像やスカッとするような爽快感に期待していたということもあり、ストーリーのチープさはさほど気にならず。ある意味予告編で期待させられたまんまの映画で良かったと思う。ただ、エッフェル塔の破壊を止めようとするシーンは、予告編で結果がわかってしまっていたので少々興ざめ。てか、予告編見せすぎだろう。 日本のシーンがチラッと出ましたが、言語や風景がむちゃくちゃでやっぱり日本人としては「えっ??」と思ってしまいます。それだけ諸外国に対して「日本」っていう文化の浸透がうまくいってないってことなのかな。インターネットや漫画等のメディアから得られる知識で日本を語ろうとしたら、何人かは確かにあんな風に考えててもおかしくは無い。外国人の日本観を問う前に、日本人側も何かしら改めるべき点はあるんだろうな・・・。 キャストはリップコード役のMarlon Wayans さんが良い味出てました。ちょこちょこコミカルに立ち回っていて、しかも固い女性を言葉巧みに口説き落とすと(笑)イ・ビョン・ホンさんは過去の回想シーンがちょっと蛇足感。無くても良かったと思う。ただの殺し屋であってくれれば良かったのに、特にストーリーの軸には絡んでこない回想シーン見せられても、本編の話しとつなぎが悪くなるだけな気がしました。 そんなに長い映画でもないし、娯楽映画としてはかなりオススメです☆[DVD(字幕)] 7点(2010-01-07 10:26:36)《改行有》

573.  アバター(2009) 《ネタバレ》 2D→3Dの順番に両方鑑賞しました。一言で言うなら、『もののけ姫』+『風の谷のナウシカ』+『インデペンデンスデイ』=『アバター』といった印象。 自然を大事にそれと共存せよという観念は『もののけ姫』に通じるものを感じたし、パンドラに出てくる生き物や瘴気を吸い込んだら死ぬという設定は『風の谷のナウシカ』、ジェイクが人間との戦の前にナヴィ達の前で行った演説や外宇宙からの侵略者vsその星の現地人という構図はまさに『インデペンデンスデイ』(『アバター』の場合、侵略者=エイリアンが人間というのが皮肉な話なのですが。)人によってはあのロボットが『ターミネーター』とか『マトリックス』とか言いたくなるかもしれない(笑) 実写映画で3Dというのは初の体験でしたが、両方観た者として言うならば2Dと3Dのどちらでも充分楽しめるように作りこまれているなあと感嘆させていただきました。ただ、悪く言うなら既存の映像の2Dと違い、3Dの方にはまだ出来たての技術ということプラス、2D映画としても成功させなければいけないバランスをとろうとするが故のどっちつかず感を感じました。思ってたより3Dシーンが少ないなあ・・・みたいな。ただ単に二回観たからってだけかも知れませんが(汗) しかし映画としては長めのものだったにもかかわらず、二回の鑑賞にも全然間延びすることなく楽しむことが出来ました。実写3D映画の第一歩としては大成功だったと、素直にそう思います。[映画館(字幕)] 9点(2010-01-04 14:24:02)《改行有》

574.  ノーカントリー 《ネタバレ》 終始音楽が無い、とてもサイレントな映画です。そのつもりで観てれば気持ちの上で準備も出来たんですが、そうとは知らずに観るとけっこうな疲労感・・・。もし2回目を見るようなことがあればもっと理解できると思います。残念ながら一回の鑑賞ではちょっと辛い点数を付けざるを得ません。 それにしてもモス(=ジョシュ・ブローリンさん)はハンティングが趣味で殺し屋に狙われてピリピリしてるのを差し引いても特殊部隊じみすぎてる気がする。夜も寝ずに銃を構えたまま待ち構えるとか、雰囲気が一般人離れしていました。シガー(=ハビエル・バルデムさん)は殺し屋役がピタリ。『ダークナイト』のヒース・レジャーさんを彷彿とさせます。ヘンテコなガス銃みたいな武器を使っていましたが、あそこは特に奇をてらう必要は無かったように思います。銃声もしないし目の前でかざしても警戒されないから、殺しの道具として便利というのはわかりますが。コインの裏表のように白黒はっきりした人生を送るシガーのような男にはどこか違和感がありました。 機会があれば2回目を鑑賞して、追記を付けたいと思います。[DVD(字幕)] 4点(2009-12-22 12:56:26)《改行有》

575.  エレジー(2008) 《ネタバレ》 中年の男性が若い女性に欲情したり、それについて中学生みたいにオヤジ仲間の親友と語り合ったりと言うのが大衆受けするかといわれると難しいかもしれませんが、そもそもそういうテーマを扱った映画だということと、個人的には共感できるようなところもあり、そう嫌悪感は抱きませんでした。基本、本人らがいいんならいいじゃんっていうスタンスで生きてますので。 さてその共感点なのですが、冒頭「年齢なりの落ち着きを持てない」というのがまさにそれです。子供の頃は漠然とですが20代の自分、30代の自分・・と「だいたいこの年にはこんな大人になってるだろう」ってイメージがあったのに、実際なってみるとけっこう昔抱いていたイメージ通りではなくて、子供の自分がそのまま年だけ食ったみたいな風に感じることがあるんですよね。つまり、「いつまでも子供だなあ」と思うようなところなんですが、デイビッド(=ベン・キングズレーさん)はそれを恋愛の中で感じてしまった一例。もう完全に子供ですよね。好きになりすぎた相手に対して過去の恋愛について探りを入れたり、ストーカーと化して浮気してないか確認したり(笑)ある意味少年のような心を持った中年親父にちょっと微笑ましくも思ってしまいました。 彼は本当に恋愛って恋愛はしてこなかったんだろうなあ。ある意味彼が少年時代をどのように過ごしてきたのか興味がある。女性との関係を軽くしか見てなかったのか、あそこまで愛するほどの女性が現れなかったのか。 前者だったら、(ここから少し批判的になりますが)最近の若者が中年になったらこんなことが増えるのかなぁ、とか思いながら観ていました。あくまで周囲で見てる限りで言っていることで、全員がそうだと言っているわけではありませんが、「カレシ(語尾上がる)」とか「カノジョ(語尾上がる)」とか、ひと月ごとに付き合ってる相手が変わるとかいうのをけっこう日常的に見てますので。最近男女の付き合いが軽くなってきているなぁという思いをこの映画に重ねてみてしまったもので。あしからず。 最後、もう出てこないと思っていたコンスエラ(=ペネロペ・クルスさん)が出てきたのはちょっと蛇足を感じた。あれはあのまま思い切ってコンスエラを出さずに、彼女の思い出を糧に成長していくデイビッドを描いていって欲しかった 不倫・愛人・離婚は問題外ですがその情熱だけは買いだな、とそう思った作品です。[DVD(字幕)] 6点(2009-12-22 00:17:25)《改行有》

576.  DRAGONBALL EVOLUTION 《ネタバレ》 鑑賞前に「だいぶひどいよ」と何度も釘を刺されていたので、そのつもりで鑑賞。うん、これはドラゴンボールの名前を借りた、全く別の話だ、そう思うことにしました。 でもやっぱり「ドラゴンボール」と名を冠した映画である以上、そこを意識してしまうわけで・・・(泣) いやぁひどかった。文章にするつもりが涌かないので、箇条書きで欠点羅列: ・こんなにあざとく計算で生きる悟空はイヤだ ・やたらと女の誘いをかけてくるチチもイヤだ ・あんなにゴツゴツしたドラゴンレーダーはイヤだ ・あのバイクは絶対映画PR用だ ・部下を口から卵方式ではなく、血液から作り出すピッコロはイヤだ ・タンバリンやシンバルがいないのがイヤだ ・クリリンを差し置いてヤムチャが出てくるのがイヤだ ・しかも不細工なのがイヤだ ・大猿状態で人を殺してしまうリアルさがイヤだ ・しかもそんなに大きくないのがまたイヤだ ・CGを使ってるのに、アニメより神龍がしょぼいのがイヤだ ・願い事も、亀仙人一人しか生き返らせないのがイヤだ などなど・・・・・・・・ ここには書ききれません!! でも最後に書いた神龍への願い事は本気でガッカリです。そこは「ピッコロ一味に殺された者を全て生き返らせてください」だろ!!!!!どう考えても!!! 終始自分たちのことしか考えていない悟空一味でガッカリしました。本物なら地球を救うために敵とともに魔貫光殺砲にも撃たれるというのに・・・。 監督の人及び製作に関わった人の原作に対する敬意が感じられない。これがリリースされる時に止めなかった人、恨みます。[DVD(字幕)] 0点(2009-12-13 01:55:26)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

577.  地球が静止する日 《ネタバレ》 扱うテーマが壮大かつ複雑な割には短い上映時間。100分少々?エンドクレジット省けば90分ちょい???いや無理でしょう。ストーリー自体はよくある、「地球を食い物にしてる人間に警告」系映画。その割にメッセージ性に乏しい。そんな深刻な事態だってわかってから「私たちは変われるのよ!!」って力説されても悪あがきにしか見えない。 キャストにも魅力無し。半ば無理矢理見たいに、白人の子供を黒人にしたり、中国人のスパイじいさんが某コーヒーCMのトミー・リー・ジョーンズさんみたいなこと言い出したり、要は色んな人種が仲良くやってますよって言いたいんだろうけど、上述のようにこれも薄っぺらい。 黒人の子供は見ていてけっこうな不快感でしたが、でもよそ者に排他的な態度を取るってのは大変真実味があって評価できます。すぐ殺せ殺せ言うのは確かにドン引きですが、自分たちのテリトリーによそ者が急にやってきたときの反応としてはとても正常なものではないでしょうか。逆に他の惑星に地球人が急に侵入したりしたら、今度は地球人が迫害されるんだろうし。球体を攻撃するところとか、クラトゥにやたら批判的な態度を取る黒人の子供も、そういう意味では飲み込んで鑑賞することが出来ました。ある意味この映画で一番よく出来ているところだと思います。まあ、薄っぺらさが災いして重みが無いから分かりにくいんですが。 この規模の映画なら最低2時間半は欲しいところ。上映時間の縛りと言うのは書籍と違って、映画の最大の弱点でもありますが、今作は完全にそこを失敗してしまいました。3点、かな。[DVD(字幕)] 3点(2009-12-13 01:32:50)《改行有》

578.  さまよう刃(2009) 《ネタバレ》 原作を読んだ者として感想を述べさせていただきますと、やっぱり「詰め込み感」は拭えなかったですね。ひょっとすると原作を読んだ人でなくてもそう感じるかもしれません。ちなみに私は文庫で読みましたが、あとがきなども含めページ数にして499ページ。一つひとつ細かい描写が為され、長峰さんが娘を失った父親としての苦しみや、中井誠が事件後どのような心境の経緯があって残り二人について密告したかなど、映画よりもっと丁寧に登場人物視点からの表現がされていました。 これは直接作品のレビューではありませんが、やはり映画というものは映像やサウンドという点で書籍に勝るものの、上映時間という縛りにおいて書籍より表現の幅が制限されてしまうんだなとこの作品を観て思いました。他の東野圭吾さんの作品の映像化で「白夜行」などがあるように、ドラマ仕立てでじっくりというのでも良かったかもしれません。 しかしそれでも伝わってくるのは、あのような人を人とも思わない非道な行いをした若者に対して相応の報いを与えることのできない無念さでした。本を読んだときにも思いましたが、長峰さんと同じ立場になったらあの最後の場面で撃たずに我慢できるだろうかと思います。「そんなことをしても天国の娘さんは喜ばない」とよく聞くフレーズで説得されるシーンもありますが、自分なら「娘に罵られることになってもやる」「自己満足で構わない」と言ってしまいそうです。 架空の話でありながら現実に十分起こりうる内容で、「自分ならどうするだろう」と自問し考えさせられる映画でした。[映画館(邦画)] 7点(2009-12-08 15:03:13)《改行有》

579.  沈まぬ太陽 《ネタバレ》 まず単純に、労組の問題というものは複雑で難しいものだという印象を受けました。何が難しいって一番に挙がるのは、人間関係。この映画を見て、労働組合をやりながら上司とうまくやっていくっていうのは不可能なんじゃないかと思えたほどです。自分は公務員ということもあり、労組というものに実際に所属したことは無いので鮮明にイメージができるわけではないのですが、こんな状態で仕事なんてできたもんじゃないなと思います(ここまでひどいのはなかなか無いと思いますが)。 話の内容としては、主人公・恩地元(=渡辺謙さん)を中心に、労組での闘いやジャンボの墜落などの出来事を散りばめていき、その時々の彼や彼の周囲の人間の様子を描写していくといった感じ。でも本当に、ここまでの扱いを受けるぐらいなら辞めてしまえばいいのにと観ている側からすれば恩地氏にそうアドバイスしてあげたくなります。愛していた会社からも遠く離れ、家族にも大きな負担を強いて、いったい何になるのかと。しかし、恩地氏自身の気持ちになってみれば、そんな会社に屈することはしたくないと思うだろうし、そんな風に堂々とした態度で生きる自分を家族にも示したいという想いもあったのではないでしょうか。事実、はじめは遠く自分の国を離れることや父との時間を過ごせないことに反発していた子供たちや妻も、時が流れるにつれ恩地氏の不器用ながらも決して筋を曲げない生き方を理解していくようになります。なかなか真似ができるものではありませんが、そんな恩地氏の生き方の10分の1でも自分の生きかたに反映したいという想いを持ちました。素晴らしい映画でした。長い上映時間も全く気にならない、重々しいドラマながらも観た人に鑑賞後ある種の向上心というか、「もっと頑張ろう」と思わせるような余韻を残すような作品でした。 最後に、労組の活動の中で業務時間中にビラ配りをするなどのシーンの描写がありましたが、あれだけが残念でした。日々の業務を粛々とこなし、なおかつ業務時間外で労組として会社の業務の改善を訴えるという姿勢なら、もっと労組に対して感情移入もしやすく、胸を打つ内容になっていたと思うのですが。そこだけは会社の上役たちの反論に「うんうん」と頷いてしまいました。[映画館(邦画)] 9点(2009-12-03 10:42:10)《改行有》

580.  コーリング 《ネタバレ》 とてもハートウォーミングな話でした。ラストは遂に奥さんの遺体とご対面なのかと思いきや、まさかそういう風にくるとは・・・。不覚にもウルッときてしまいました。奥さんがあそこまで執拗にジョー(=ケヴィン・コスナー)にコンタクトを図ろうとしたのもあれでうなずけました。終わり良ければ全て良し、というわけではありませんが、少なくともこの映画においてはあのラストによって、それまでの不可解なところが自分の中で解消できました。良かったね、見つかって。 ストーリーは、赤十字で海外医療に従事する妻がある日事故で亡くなり、残された夫のジョーがその喪失感に苦しむのですが、やがて瀕死の状態から回復した患者から「あの世であなたの奥さんに会ったよ」と言われ、妻が彼らを通じて何を伝えようとしてるのかということを、ジョーが追いかけていきます。 この映画で思ったことは、合理化が進んでいくこの現代で、死者の声が聞こえるとかそういうものはナンセンスであり、そんなことを言ってるのは頭がおかしいと思われがちですが、個人的にはとても夢があり断片的にでもそういうことを信じて生きていくとこは大事なことなんだなということを思いました。この映画のような超常現象はおそらく起こりませんが、亡くなった人がどのように感じているかとか亡くなった時どのような気持ちだっただろうとか、そういったことに思いを巡らせることは、漠然とした観念ですがきっと生きていく上で大事なことなんだろうなあと思いました。 ご近所の弁護士のミリアムが、スティーブンキングの『ミザリー』だったのにビックリしました(笑)[ビデオ(字幕)] 7点(2009-12-01 12:48:09)(良:1票) 《改行有》

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