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プロフィール
コメント数 914
性別 女性
ホームページ http://ameblo.jp/cluttered-talk/
自己紹介 After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to.

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561.  太陽を盗んだ男 ジュリー(演じる教師)は全くやる気がなくなってやさぐれた精神状態の中年男である。それはなぜでしょう。答えは「資本主義」の毒にやられてしまったからです。 そういった視点から見ると、これは個人的な問題なのに、実は個人的な問題でない。 「PINK」という岡崎京子の漫画を思い出す。 それは確か「資本主義に負けてしまった女の子の話」と作者が言っていた。深く納得。 この作品のジュリーも「資本主義」の毒と闘っていた男なのだ。そして刀折れ矢尽きる寸前に天啓のようにある方法を思いついた。 そして彼の見つけた「個人VS資本主義」の闘いに勝つ究極の方法は、「オカネ」を用いずして他人より優位に立ち、己の要求を通すという方向性のものであった。と、私は思っている。いっぽう「PINK」の女の子は、「自分の持ち駒のうち、需要があるものを売る(普通の人はそれを売らないが)」という最も「資本主義」を全うする道を自ら選び歩んでいるのだが、ここに、「資本主義に何の疑問も抱かずこれを全うするあまりに、人間性や尊厳を失う」という問題が当然生じてしまったわけだ。作者の岡崎はもちろんこの「純粋すぎる資本主義」を肯定せず、「PINK」の主人公には思いもよらぬ不幸が突然訪れるが、本人がそれを知らぬうちに幕は閉じる。 「お金があればなんでも買えて楽しい」と「お金が(充分に)ないからなんでも買えるわけじゃなくてみじめで不幸」の間にある広い川の途中のどこかで、資本主義国に生きる誰もが「資本主義」と闘っている。 たいていの人は「資本主義」と折り合いをつけて(またはあきらめて)老いて死んでゆくが、時には特異な闘い方を発見する者たちがいて、それが「太陽を盗んだ男」でもあり、一方には「PINK」の主人公が存在する。両者は同じ戦争を別の方法で闘っていただけなのだ。 私とて、できることならお金の事を考えないで一生暮らしたい。 野球中継がいいとこで終わるとき、この映画を思い出すなあ。 [ビデオ(吹替)] 6点(2006-07-18 23:48:35)《改行有》

562.  パズラー2 リターン・オブ・マッドネス 《ネタバレ》 イタリアかスペインか最初の5分くらい決めかねた。この2国の区別って日本人には難儀だ。しかしスペインの女の人って「放り出す」ようにしゃべるのよね。そこが韓国語と似てると思う。 それでこれですが、全体通してそう悪くはない。 冒頭は「ゴシカ」にちょっと似ているが、あんな駄作ではない。 オチが読みきれない。観客の揺さぶり具合も、「かなりずるいかも」と思いつつ、身を委ねてこのまま揺さぶられていようかな、てな作品です。 「?」と思うつっこみどころが最初からいろいろ出てくるが、 「なんで医者なのにいつもハイヒールのサンダルはいてる?仕事する気あるのか?」 「スカウトされるほど優秀な精神科医にしては若すぎないか?」 「なんでいつも挑発的な服装なのか?」 「いくらワンマン経営とはいえ、そんな適当に患者を選んで新任に任せていいのか?しかもサンチェズ先生は、『この患者は私が見る』とかすぐ言うし、本当にベアトリスを使う気があるのか?」 「建物が無機質すぎて現実味がなさすぎないか?」 「患者と一緒の階に医者の寮があるとは変ではないか?」 「セラピーするのになぜあんな明るい照明なのか?」 などと思いながら見るわけだが、「まあそういう手抜きのうえアカぬけた映画のつもりなのかなあ」と思ってしまったよね途中まで。 知る人ぞ知る山岸涼子の短編「スフィンクス」の映画拡大版といえる。「ゴシカ」を見るならこちらを見たほうが時間を損した気になりにくいそんな作品かな。[DVD(字幕)] 6点(2006-07-12 21:46:43)《改行有》

563.  ショコラ(2000) 《ネタバレ》 フランス語でよかったんじゃないかな。ロケーションや衣装に凝ったわりにリアリティを損なうことを考えると残念な気がする。 ヴィアンヌのファッションが斬新だった。れんが色のシャツに明るいブルーのカーディガンとか。赤い靴とか。 それで問題のビノシュだけども。「ダメージ」で全世界の女性に「なぜこいつの一人勝ち???」と深く疑問を抱かせたビノシュだ。 今回は、そのボンレスハムのような腕、広くたくましい背中、太い胴回り、安定感のある下半身が、役柄の求めるものにぴったりマッチしていたのだった。それはいわずもがなの「生命力」なのであった。 ビノシュにあってレナ・オリンにないもの、それは女優さんの「身体」から発する「スタミナ」「ねばり」である。それは分厚い体から発信されまくる。68キロはあるであろう。レナ・オリンやニコール・キッドマンに勝ち目はない。 まじめなことを少し言うと、原作ものの映画で、「カトリック教会VS人間の欲の解放」がテーマになっているようだが、最後の神父の説教で「何を拒否するかではなく何を受け入れるかが大切である」と言いますね。こういう無責任なことを世界に配給するレベルの映画で言ってはいけない。当たり前だが、「受け入れない」ものは「拒否」するしかないんです。「拒否」しなければ「受け入れる」ことになるんだから。「拒否」と「受容」の間に「グレーゾーン」がないからこそ、国と国、民族と民族、カトリック教会と異教徒や異端との間で争いが絶えず、殺しあってきたわけですよね。カトリック教会の押し付けた因習対無神論者による快楽の解放を描いてそんな極楽トンボな結論でいいのか?原作者でも監督でもいいけど、この問題に答えていただきたい。「拒否と受容の間に何があるというのか。そこに『無関心』をもってくればすむ問題と思っているなら、この現代世界を、歴史をどうとらえているのか。」ファンタジーであっても、こういうメッセージを送ってくるなら「お子様」むけとしか思えない。「サイダーハウスルール」を見るのはやめた。 ジュディ・デンチがすばらしい。007の怖いおばさんだったのね。 [DVD(字幕)] 6点(2006-07-09 14:21:58)(良:1票) 《改行有》

564.  蝋人形の館 《ネタバレ》 そう悪くない。 監督さんはよく知らないが、ゼメキスにシルバーの豪華製作陣に、なぜかパリス・ヒルトンも出ているぞ。しかしブレイク役に黒人をもってきたのはいかにもお約束だなあ。 全体的にやりすぎず、ツボを押さえた丁寧地道なつくり、ご都合主義があるものの目立たぬようつとめており、この手の作品としては中の上とはいえるであろう。物足りなさが残るのは、殺人鬼から逃げ隠れするシーンに重きを置きすぎて(長いしつこい)、作品としての深みがイマイチになってしまったため。まあそれ(怖がらせ)が最優先事項だったのかもしれないけど。 その物足りなさがあるために、ラストのニックの言葉(カメラが思い出の品だからとかいう)が全然意味を成さずシラッとした感じになる。 カーリーとニックが、仲良く蝋人形になっているラストシーンもありだよなあ、とほのかな期待を持ったりしてしまった。 しかしまあ、エリシャ・カスバートのブリブリした豊満ボディを見ると「女版ウィル・スミス」とか思うなあ。なに食ったらそうなるんだ?[DVD(字幕)] 6点(2006-07-01 00:52:35)《改行有》

565.  ダーク・ウォーター 《ネタバレ》 そうきたかラスト。 邦画リメイクでまたしても母性愛。「リング2」といい、リメイクじゃないが「フォガットン」といい、ほかにテーマはないのかというほどの母性愛の大洪水状態だな。ジェニファーが出るというので見てみたが正直言ってもう満腹だな。 白人女性にしたらガリガリでモデル体型のジェニファー、熱演してて悪いけど彼女の表現する母性愛はリアリティが感じられなかった。だいたい映画で「さあ母性だ」と正面きって押し付けられるのもどうかなあ。 べつに粗悪品ではないが、佳作ともいえない。 どんどん壊れていくジェニファーの神経症ぶりを鑑賞しつつ、我が身を振り返って「やば度」を検証するのが有効な利用法と思います。 それにしてもあれがティムロスとはクレジット見るまで気付かなんだ。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-09 22:08:33)《改行有》

566.  メリンダとメリンダ 《ネタバレ》 キレがない。 パンチもない。 ウッディ本人という大スターの登場なしで「もたす」には、クロエ以外の俳優さんに吸引力が無さ過ぎる。 よって、あまりにもナチュラルで軽妙な日常会話のつなぎのみがみどころと化し、なんともしまりのない作品が完成。 あえて吸引力のない役者を揃えたのだとすると、いったいなんの狙いというのか? それで「もつ」ほどのお話じゃないし。 ラーダ・ミッチェルなんてこれっぽっちも魅力を感じないし。 あーゆー破滅型のだらしがないタイプのヒロインを持ち上げるのは大間違いだし。 うう、これはもしかするとモニカ・ポッターならなんとかなったのか?ありえないな(前科者なんて) こりにこったインテリアをこりにこった照明で屋内のシーン連発してこれがまた映像美麗なのに内容がこれかよ、非常に残念(クロエまで無駄遣い)[DVD(字幕)] 6点(2006-05-21 00:43:48)《改行有》

567.  ROCK YOU! ロック・ユー! ヘルゲラントって人は売れセンの脚本家なのね。その作品の顔ぶれだけでもそうそうたるものだなあ。(某ゲームに「ヘルブラント」という強力魔法があり、どうしてもトラップ取得できないのでそれを思い出してしまう)しかしこれは。身分社会で成りあがるってテーマは、「バリー・リンドン」の向こうを張ったと思うなあ。しかしバリーと違って女を利用してヒモになるじゃなくて、スポーツ?の実力と偶然の好意で成りあがるのか。有り得ないが。でも「バリー・リンドン」の質には遠く及ばない。これを見たらやっぱりキューブリックの語り口の辛さ、どこまでもシニカルな目線はスゴいものだと思った。「バリー・リンドン」も長かったが、「カットできるとこがない」長さだった。「ロック・ユー」はこの内容で132分は長すぎると思った。カットできない監督さんは監督としては落ちるんじゃないかと思った。ヒース・レジャーはなかなか姿のよい俳優さんだ。[DVD(字幕)] 6点(2006-03-12 22:48:44)

568.  リバー・ランズ・スルー・イット 《ネタバレ》 美しいモンタナの自然に兄弟の生い立ちにレッドフォードの抑えた演出。これに登場人物の死ときたら、ウルッときそうなものだが。ところがどっこい、なんかこう、不発弾という言葉が浮かぶ。なぜでしょう。それは、この原作じたいが、兄の「言い訳」のために書かれたからじゃないかしら。「賢く美しい弟が居たけれど、若くして殺された」ていうだけの話だが。それを自伝に書いてしまうのはもう、「罪滅ぼし」としか思えないんだな。この弟っていうのは、依存症体質で、もはや自力ではやめることができないほど酒とギャンブルにのめりこんでたわけで(正規の仕事に就いているのに昼間から酒飲んで原稿書き)、兄貴はそれをわかってたはずだ。アル中もギャンブル中も、もうこうなると入院するとか隔離しないと更正できないんだわ。それでこの兄貴の腰の引けていることといったら。弟のために何をしたというのか。「何もしていない」「ほっといたら死んじゃった」このことに対する、壮大な「言い訳」として書かれたとしか思えないこの原作、これでは泣き所もなければ「心に残る名シーン」もないはずだ。主人公が自分で書いてるんだから、自分に都合の悪いことは全部カットしているだろう。本当は、もっと弟が死ぬまでに色々あったはずだ。死んだあとも、兄は一生「弟が転落していくのを傍観していたこと」の罪の意識に苦しんだはすだ。だから、あんなきれいな終わり方じゃなく、「苦しむ兄」とか、「弟の真実を知る兄」とかを入れないと、ドラマとしては「不発」なのだ。第三者でなく兄本人が書いた原作であることが、映画としての「限界」だったと思う。ブラピは「スパイ・ゲーム」の時と全く同じ演技だった。弟体質の彼はいいとして、なぜ兄がクレイグ・シェーファーじゃないといけないのか分からなかった。太ってるし、ストーカー顔だし。[DVD(字幕)] 6点(2006-03-12 21:56:31)

569.  コーチ・カーター 《ネタバレ》 「プライド 栄光への絆」「僕はラジオ」などのスポ根実話ものを見てきたが、「人間として」評価するならばこのケン・カーター本人こそが最もすばらしい。(映画としてのインパクトは「プライド」が勝るが、そこは監督ピーター・バーグの力量と思う)「プライド」のコーチは「男性性」を教え、「僕はラジオ」のコーチは「社会性(弱者との共存)」を教えたが、カーターはバスケットのコーチなのに、「バスケばっかりやってるんじゃない。勉強しろ」とか言う。「んん?バスケ映画じゃなかったの」そう、これは大変に政治的なテーマを描いた作品なのだった。もっといえば、「階層社会における底辺の若者を啓蒙する」目的があると思われる。もっといえば、「貧乏な黒人の少年よ、這い上がりたければ勉強して大学に行け」なのだった。もっといえば、「お前らのような貧乏人の子供は、犯罪者になりたくなければ、勉強するしか幸福へのキップはないのだぞ」なのだった。ケン・カーターは、おせっかいながら全くもって、まともなことを言っているだけなのだ。それが通用しないリッチモンドの地域社会のほうが当然におかしい。おかしいけど、「正しい」と思って主張しつづけたケン・カーター、その人がすごい。「父性」という意味ではこれ以上のものはないだろう。「バスケが終わったその後の人生全般」を視野に入れているのだ。カーターは、それを教えるために、「マチズモ」でもなく「愛」でもなく「契約(自己責任)」を用いた。「契約」とは「白か黒」。「やる」か「やらないか」。「契約」には「あいまい」などはない。これは「2進法(YES・NO)」であり「一神教」の文化であるから、日本にはもともと無いものだ。高校生のガキに対して強引にそれを用いたところが興味深い。映画としては冗長な部分が多くもっと短くできたと思う。ヒップな音楽は私にはうるさくて不要であった(テーマともあまり関係ないし)。[DVD(字幕)] 6点(2006-02-25 19:14:35)(良:2票)

570.  ビューティフル(2000) 《ネタバレ》 監督さんが、フォレストガンプのおかーさんなんですね。これまでのところ、監督さんが自画自賛している場合は、かなり割り引いて考えたほうが正解のようです。ミニードライバーがミスアメリカ、かなり微妙だ。歌は鳥肌もんですごかったが。彼女の自分中心ぶりが、すごいんだけど、大笑いするような作りではないのね。かなりシニカルに描いているように感じた。ミニードライバー自身は、かなり性格の悪い女と見た。その意味でははまり役だが、ストーリーがユルいのが残念。子連れでミスアメリカ、あり得ない。話がまとまらずグダグダで終わっている。あそこはやっぱり、失格で終わらせるべき。日本では二兎を追うもの一兎をも得ずという。[DVD(字幕)] 6点(2006-02-24 22:22:38)

571.  疑惑の幻影 トムの出番が少ないのが悲しいが、なんといってもこれはメラニーグリフィスを堪能する映画。「デブラウィンガーを探して」でもメラニーは、若くない女優が役を得ることの難しさを語っていた。そんな中でやっとの思いでつかんだ堂々の主役なのね、メラニー、と思いながら見るのだ。このセリフ回しの妙、参ります。大人の女であるメラニーは決して声を荒げない。いつも同じトーンの甘くささやくような悩殺トークだ。このスイートな声は特筆ものである。何かと言うと声を張り上げてしまう下品な私などには逆立ちしても真似ができぬ。そしてまっすぐでキレーな足、何カップだかわからないほどデカくてエロい胸。貴重な主役だからこそ、メラニーは自分の魅力全開にしてがんばっている。話がしょぼいのはしょうがないけど、メラニーを楽しむ作品としては最高。大人の女の魅力に耽溺したいそこのあなたにもおすすめ。(ババ専などと言われても無視しましょう。)[ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-15 21:27:26)

572.  マニトウ 《ネタバレ》 むかーしなぜだか原作本を読んでしまったことがある。そののち中古の汚いビデオを購入してしまったことがある。古いこの手の作品の中では、そう悪くない。出だしとか、ドキュメンタリー風なところとか、まず病院とか「エクソシスト」感あり。(レベルは全然違うが)もっともショッキングだったのは、X線の放射のせいで、奇形になってしまったところ!なんて悲しいのかしら。X線のせいでだよ。古代インディアンには全然カンケーないのに。反則だぞ。たのむからちゃんと五体満足に産んでやってくれ。(変??)[ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-15 20:30:15)

573.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 ラストの雑な持って行き方にあっけにとられる。一人残って自爆っていう泣きのシチュエーションに、ドラマ性も必然性も感じられないので、「あっそう、そいじゃ仕方ないよね」くらいにしか思えないのは自分だけか?「ここで一人残って死なせよう」というご都合のみ。全編通してドラマ性が足りないのじゃ。あと、ゾンビが速すぎるというのは、「ゾンビの脅威を増強」する意図しか考えられないけれど、逆だったかも。「単なる暴徒」により近づいてしまった。[DVD(字幕)] 6点(2006-02-05 13:58:33)

574.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 テーマはですね。「アメリカの父性の復権」なんです。復権しなければならないほどヤバいのか、やっぱり。「アメリカンビューティ」もしかり。まあトムクルーズではミスキャストに違いない情けないオトーさんが、父性全開でがんばる話なのさ。なぜって、幸せなフツーの家庭ではなくて、妻子に見捨てられて、子供にバカにされるような男が主人公なんだから。つまりはマイナスからのスタートだ。このレイつーのは「フツーの男のバカさ加減全開」なやつで、そういうところが妻子に嫌われた原因であります。子供を預かるっていうのに冷蔵庫に何も入ってないような父だよ。イヤだよねー。まさに「なんにも考えてない自然状態のバカ全開男」。ていうことは、「想定外の逆境」において、その「アニマル」なところが逆に役立ってしまうのではないか、という展開になるのである。「平時」なら妻子に嫌われる原因であってもさ。レイはフツーの男に出来うる限りがんばる。普段はバカだけど。「トムクルーズになら出来ても俺には到底無理」な活躍ではなく、「フツーの男にもできるかも」な範囲でがんばる。これが製作側の狙い「フツーのおとうさんでもここまでがんばれば父性の復権成る」。そして着地はもちろんのこと、「創造主(父性の最高権威)」である。キリスト教ユダヤ教の創造主は男である。なんか「出エジプト」感もあるし。今日のハリウッド的父性復活促進教材映画と呼びましょう。超高ギャラのトムクルーズが粉まみれ、汚れ放題、水浸しになって奮戦する様を見ると「モトが取れた」感がわいてきます。しかし大阪おそるべし。私はお笑い精神が倒したと思う。[DVD(字幕)] 6点(2006-02-04 21:46:20)

575.  フランティック 《ネタバレ》 もはや最初の方しか覚えていないが、ホテルの部屋に着くなり、「さあ○○○だ」とヤル気満々のハリソンフォードに妙に白けたうえ引いてしまったのを思い出す。そのトシになってそんな夫婦アリかよ。まあ、奥さんが消えちゃって○○○はできなかったのが幸いだった。ハリソンフォードのベッドシーンなんて見たくないので。(What lies beniethで無理やり見せられてげんなり)[ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-29 21:18:20)

576.  エイリアン2 ここで火器を使いすぎて、3のフィンチャーはナシにしたというのもうなずけるドンパチ映画。しかもラスト「母性愛」で落とすというお約束ぶり。産んでないのに。ここらへんからなんでもかんでも「母性愛」の大放出だ。あまりにも「娯楽作」。あまりにも「大衆作」。つまらないとは言わないけど。当然1とは別物。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-21 17:31:14)

577.  愛がこわれるとき 《ネタバレ》 冒頭からすっごく痛い。主役の女優さんが鼻血ブーなのは「エイリアン」以来の伝統。DV夫から逃れるには殺すしかないのか。こんなに「たかがタオル」に対する意識を変えた映画は他にない、という意味でスゴイ。解決策をひとつ。「前後不要なラベルのついてないタオルを使用する」。ところで結婚前に「もう殴らない」て約束した場合は、必ず結婚後も殴りますから。間違いない。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-21 17:07:42)

578.  大日本帝国 《ネタバレ》 当時劇場で見たんです。長い。夏目雅子の無理ある二役。そしてウルトラマンタロウが銃殺される。関根恵子は闇市に買い出し。いいんですべつに。「大日本帝国」は。レビューとは言えないかもしれないが、先日「ローレライ」を手にとって、しげしげと眺めたあげく戻した。なぜかというと、役所はともかくとして、ジャニーズ顔の男の子が出ているなら、どうしても見る気がしなくなったのだ。その時、「大日本帝国」をしみじみ思った。もう、「大日本帝国」が「限界点」だったのであーる。リアルな太平洋戦争とか、リアルな時代劇とか、演じられる俳優さんは、「30年代生まれまで」であろう。八頭身とか二重まぶたで坊主刈りとか、着物に脇差しとか、もうよしてくれ。全部外人みたいだ。レビューじゃないけど、野口英世の記念館で見た、彼の軍服、どんなに小さかったと思います?そんで肩幅狭いのなんのって。とてもじゃないが私にも着られない。ぜひ一度ご覧ください。そんなわけで「大日本帝国」は「今はもう無理」を思わせる個人的哀愁映画なのであった。(この作品が超リアルとまでいえないにしても)[映画館(吹替)] 6点(2006-01-21 16:29:28)

579.  東京タワー 《ネタバレ》 原作未読。江國作品は多少。犬の「ルーク」の短編が一番好き。「落下する夕方」ではかなりのショックを受けた。(女性の読者にとってはみんなショックだったのでは?こいつの一人勝ちかよ、と)ところでこのタワーですが、皆さん、ためしに主人公の岡田が出川哲郎並のルックスだったと思ってごらんなさい。そんで、ラフマニノフを聞きながら、グレアムグリーンを読んで、不倫相手からの電話を待っていると思いねえ。加えて、話す内容といったら「会いたかった」と「もう少し一緒にいたい」以外に何も無いとしたら、どうです、ものすごくうっとうしいでしょう。「一人でコントやってろ」としか言いようがないですね。何を言いたいかというと、この江國作のストーリーというのは、トオルが「美形であること」を前提にした話であって、それ以上でもそれ以下でもないのである。それが無ければ、単なる話題に乏しいしつこい男。「そりゃ、美形だからね」がすべての理由であって、「母親に異常なまでに愛されてる」「夫も店も捨てる」「パリまで追いかける」も、「そりゃ、美形だから」。んで「東京タワー」。「非日常的な美しいもの」の象徴。岡田はフェロモンを出すにはもう一押し。及川光博などに教えを乞うとよい。岸谷はこの映画の中ではダントツでミスキャスト。全然金持ちに見えない。「べつに別れても惜しくない」と思ってしまうよ。あと、寺島しのぶが出てると、そこだけ前衛映画のようで違和感発生。TVドラマの延長的作品なので、寺島は出さないほうが無難だった。[DVD(吹替)] 6点(2006-01-21 15:29:55)(笑:2票) (良:2票)

580.  素顔のままで 近年ではボンド映画のために「脂肪吸引」までしたというデミだが、この時はスーパーボディでありました。次から次へ悩殺衣装で現れる(得に最後の白いヒラヒラがよい)デミの、そのお姿を見ているだけで、本当に「眼福」と思ったものです約10年前。10年たっても悩殺ボディが記憶に残っているだけで、大したものだと思います。ちなみに私は女ですから念のため。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-09 20:44:37)(笑:1票)

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