みんなのシネマレビュー |
|
561. 間奏曲はパリで 《ネタバレ》 人生長い目で見たときの一休みなのか、ラスト死海でプカプカが気持ちよさそうでうらやましい。 牧場で働いていた人に救われましたね、あの人が悟らせてくれなかったら…この夫婦はラッキーです。[インターネット(字幕)] 6点(2020-02-17 10:43:14)《改行有》 562. シェイプ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 とてもよくできていましたがちょっとトラウマになりそうなので、点数は低めです。水=愛のカタチ、なるほど!傷の形が鰓になるとは。声帯を直さなかったのは、話さなくても完美だったんですね。主演の女優さんがすごくぴったりでした。美しい[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-02-16 00:23:02)(良:1票) 563. ミンクの手ざわり ドリス・デイが今にも歌いだしそうで!楽しいどたばたですが、あの時代だからこそ成り立つのかなと思ってしまう。だけど満足すぎる労働者は雇用者に、という皮肉の方が面白かったです。脇役たちがよい、ルームメイトさんと顧問役が完璧。[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-15 13:40:35) 564. リリーのすべて 《ネタバレ》 実際は20数年の結婚生活があったわけですが作品中は10年未満にしていました。本当はもっと葛藤やら戦いがあったわかだと思うのです、ここではあっさりすぎるように見えてしまっています。手術を受けないと今度は心がついていけなくなったのかと想像しています。だが、その手術で結局は命を落としてしまう、最期にみた夢がはかない。。。沼の景色が本当に美しくて、心をひきます。いい役者さんたちが作品を盛り上げていましたね。 2009年の段階ではニコール・キッドマンが性転換手術を受けたアイナーを、シャーリーズ・セロンが妻役、という予定もあったそうですね。それはそれでみたかったとも思う。[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-14 17:26:08)《改行有》 565. アノマリサ これが中年の危機というものか。あるいは失顔症という症状もあるそうですが、それらの違和感に気がいたときはこっちも雲が晴れたようにすっきりしました。しかし、再度マイケル・ストーンが悩み始めると同じように憂鬱な気分になってしまいます。こんな脚本を書けちゃうなんて、やっぱり「イカレテ」ます。気が遠くなるようなモーション作業にも敬服です。サイズはリカちゃん人形くらいで、そのさらに小道具とか雨とか、あー、気が遠くなる[インターネット(字幕)] 7点(2020-02-13 08:37:05) 566. チャッピー 衝撃的でした。第9地区にもはまってしまったので、こちらもあとを引きそうです。 さて神がいるとして、その神が人間を創造したと前提して、では、なぜ死ぬのに造りたもうたのか。細かいことよりも今回は死生観をも問わせる作品ではないかと思いました。愛する者を守る、あるいはその者たちに永遠の命を授けたい、というのは許されることかどうか、答えはまだ出ないはず。 ところで、実名で出ているニンジャとヨーランディ(はのちほ分かれてしまったが実子のほかに3人の養子も迎えているラッパーたち)が本当にいい味を出している!彫り物は本物だったんですね。。。生き急いでいないといいと思っています[インターネット(字幕)] 8点(2020-02-12 10:31:34)《改行有》 567. チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密 ポール・ベタニーをこんなところで安売りするなんて!もったいない!全編がだらけていて、材料はいいのにお料理しっぱいしちゃった感じがします。もったいない… メーガン・マークルがいやらしい役で数秒出ていました![インターネット(字幕)] 4点(2020-02-11 12:24:26)《改行有》 568. 天才作家の妻 40年目の真実 《ネタバレ》 天才作家の妻 40年目の真実ってなんちゅう邦題にしてくれてんのや!「The Wife」妻たるものや、ちゅうことやろうに(怒)。終戦前後はアメリカでも女性作家は売れなかった、売れるはずがないものと考えられていたのですね。以前読んだある在米日本人作家のエッセイでは、パーティがあると妻が何を職にしているのかという紹介になるそうだ。妻はカメラをねとか、妻も書いているとか、今の時代は言えても、という背景がこの作品にありました。わかってからもう一度見るのもいいかもしれません、いい役者さんたちに恵まれたいい作品でした。ちなみに、グレングローズの娘さんが回想シーンを演じています(登録申請中)。[インターネット(字幕)] 7点(2020-02-10 09:10:56) 569. 夜は短し歩けよ乙女 《ネタバレ》 ペンギン・ハイウェイの原作者、監督さんですね。世界観が似てます。こちらはよりおしゃれな感じを出したかったのかな、CMやPVで流れるような。しかしながら、中身は鴨川ホルモーほど奇抜でもなく、詰め込みすぎなのか消化不良になりました。[インターネット(邦画)] 4点(2020-02-09 00:11:49) 570. KUBO/クボ 二本の弦の秘密 《ネタバレ》 とても見ごたえがありました。もっと知られていい作品です。お墓の場所や近場のようで季節感がばらばらなのは違和感ありましたがそれでもとても素晴らしいストーリーでした。あと、日米の声優陣とも個性豊かでよかったです。[インターネット(字幕)] 7点(2020-02-08 23:58:44) 571. 女と男の観覧車 ラストのケイト・ウィンスレットの圧巻の演技と、あの顔にあてる光に息をのみます。どの人も結構なだめっぷりだ!その人間臭さがまたよーく描かれている。そっちの悪い方に行くのか、と納得するくらい。音楽もおびただしいエクストラも、さすがでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-02-07 23:45:40) 572. エディ・レッドメイン アンダーテイカー 《ネタバレ》 うまく収拾がついていない終わり方、もともと収束するようにはしていないだろうが、ちょっと散漫な物語。ジェシカ・ビールのダンスは一見の価値がある。 邦題 アンダーテイカー: 葬儀屋、アンダーテイカーは全員にかかっていないはず。 原題 Powder Blueは灰が混ざったような薄いブルー・グレイ色。ラストシーンと被りますね、いい題名です。邦題は浅はかに思える。[インターネット(字幕)] 5点(2020-02-06 09:17:34)《改行有》 573. ベロニカとの記憶 若いベロニカはやっぱりまだミステリアスさが足りませんね、シャーロット・ランプリング女史が出てきた日には!(若きシャーロット様のミステリアスさったら!) さて、The Sense of an Ending は何を意味しているのか。彼女か彼か、彼女の母との別れの最後か…人生か。 大学はケンブリッジを出てから街の中古カメラ屋を営むトニーは、実にありふれた感や、一人暮らしのさみしさが似合います。そんな彼でも人に言えないでいた経験が…というのをいままで気づいてきた生活環境で改めてみるというテーマです。 若い日(じゃなくても)の、友の他界という経験はみんなあるものでしょうか。私はこの作品は心に深く刺さりました。記憶を美化するとか、記憶違いとかではなく、本当にわからないままってことも。ふとしたことで思い出したり、それとともに湧いてくる邪念を取り払ったり…トニーはストーカーのようになってまで話がしたかったのは情けないが、ずっと謎のままにはもうできないこと…をかみしめて余韻に浸りました。[インターネット(字幕)] 7点(2020-02-05 11:41:46)《改行有》 574. ある女流作家の罪と罰 人間の業というか、落ちぶれて!と。考えるだけでも恐ろしくなるのですがこちらは実話。堕ちるのは簡単でも食べていくのは容易くない。そこをうまーく、メリッサが演じています。丁寧に。普段の彼女のドタバタ劇や化粧っけから想像できないくらいで奮起する、犯罪のダークサイドに堕ちるのって恐ろしいですね。[インターネット(字幕)] 7点(2020-02-04 11:38:25) 575. ふたりの女王 メアリーとエリザベス 女王二人ともすごくよかったです。シャーシャ、マーゴットはともに現代・SF劇とはまったく異なる顔を見せてくれて、大変見応えがありました。この年のアカデミー賞は有力候補が豊作だったので惜しくもメイクと衣装だけのノミネートでしたが、延々と見られていく作品だといいなあと思います。 結婚が領土拡大、政治の主な手段だったから当人たちが意図していないところでも多いに人生が左右されますが、自分の名に恥じない気高さ、潔さを保って血族を綿々と繁栄させたいという女王の思いが伝わりました。[インターネット(字幕)] 8点(2020-02-03 09:19:55)《改行有》 576. メリッサ・マッカーシー in ザ・ボス 世界で一番お金が好き! 冒頭のトラウマがもっと生きてこればよかったのだが、いろいろ惜しい、もとよりこれ以上にはならない材料の映画だろう。 メリッサの小顔術、あれ、はやらないが続いてますね。[インターネット(字幕)] 3点(2020-02-02 10:05:16)《改行有》 577. 家族の庭 《ネタバレ》 パルムドールを逃しました無冠の「家族の庭」。この邦題っていただけないと思う、「また一年」を意味するAnother Yearー地質調査でみた地層のように一年一年は年輪を重ねる、それは家族であっても、一人であっても。結婚30年以上の夫婦が主役かと思えば、メアリーを演じたレスリー・マンヴィルが主演でも助演でも各賞にノミネートされている。ここに描きたかったのはよき夫婦の物語ではなく、都合が悪いとその夫婦に本心では排除されてきた兄やメアリーが感じる【孤独】だ!と気づいたりする。レスリー・マンヴィルは「何がジェーンに起ったか? 」(9点)のベビー・ジェーンと同じくらいの衝撃的な表情を見せる怪演でした。冒頭に出てきた不眠のジャネット(イメルダ・スタウントン)が感じている形のない不安、とはこういうことなのではないか。2時間丁寧にそれをあぶりだしてきた映画、さすがでした。[インターネット(字幕)] 9点(2020-02-01 10:32:15)(良:1票) 578. ハンナ 結構ツッコミどころ満載だな。よく走ること!シアーシャはこんなアクションもできるっていう映画でしたね。電気も知らないのにDNA操作についてネットで調べられるとはね、ふーーーん[インターネット(字幕)] 4点(2020-01-31 10:04:41) 579. 世界一キライなあなたに 《ネタバレ》 尊厳死、安楽死は日本にはない。が、考えまいとしていたことを考えるきっかけにしてくれた映画です。条件がそろっていたら自分でも選択するか…愛する人のために恐怖や苦しみを抱える日々を選べるのか、あるいはずっと悲しませてまで「自殺幇助」をさせられるのか。 本当にわからない。正解ってあるのでしょうか。 エミリア・クラークはゲーム・オブ・スローンとは全く違う表情ではっちゃけてて、特に困り顔が印象的でした。[インターネット(字幕)] 6点(2020-01-30 10:52:18)《改行有》 580. 黄金のアデーレ 名画の帰還 《ネタバレ》 深く心に残る映画になりそうです。淡々と描かれていますところでも心境の変化が大変わかりやすく想像できました。 訴訟する・しない、この仕事一本に専念する・しない、絵をオーストリアに残す・残さないなどの葛藤は私にはよく理解できたつもりです。 特に代理人についてですが、曾祖父の名前が刻まれたホロコースト記念碑に触れたら、祖父作曲のコンサートがあったら、そりゃあ、暮らしていなくても自分のルーツはここ(ウィーン)にあると思うのは当然で、その国を追われなけれいけなかったこと、絵画が強奪されたことについてまずは国に非を認めてもらいたい、と邪念なく訴えたのが功を奏したのではないでしょうか。 また、黄金の肖像画が奇跡的に残っていることが非常に感慨深い。いくつか思ったことをメモリました。 1.クリムトはほとんどの場合、発注を受けてからしか作品に取り掛からない→アデーレの肖像画は3-4年かかった大作で、所有権がはっきりしていた。 2.マリアの家系は銀行家、大の富裕層だから出国できた。 3.弁護士の家系もまた著名な音楽家で奇跡的にアメリカに渡れた。 4.オーストリアで訴訟を起こす場合の供託金が普通は絶対に払えない額(門前払い) 5.マリアが提訴したのは82歳、勝訴は90歳でした。(普通なら訴訟をあきらめていた年齢か) 6.強奪された作品を残した審美眼に一応は脱帽(他の国の大革命などではほとんどの文化財が損なわれ、現在に残っていない事実などを鑑みて) 7.ストラディバリウスは戻らないだろう。 8.エスティー・ローダー社が破格な値段でこの絵の価値を世界に知らしめた(当時156億円以上) 9.余談:個人的に裁判所の役人が「オーストリアね、コアラ!」のくだりがなんだかこのとんでもないCaseの始まりを面白くしてくれたと思っている。[インターネット(字幕)] 9点(2020-01-30 10:42:12)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS