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プロフィール
コメント数 2267
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

共感できるレビューには「良」、
新しいことを発見させてくれたレビューにも「良」、
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561.  メガ・シャークvsメカ・シャーク 《ネタバレ》  最初のうちは良かった。なんか演技もまともだし。CGもちょっと良くなったし。  だけど最初だけ。後半にすすむにつれて、いつも通りどんどん質が下がる。いや、いつも以上か。  メカ・シャークが人間を襲いだすトンデモ展開。挙句の果てに、『メカ・シャークを海に誘い出せばメガ・シャークが倒してくれるかもしれない。』とか言い出す始末。いいのか?それで?倒すべき相手に助けてもらおうとする、そんな根性でいいのか?  そもそもメカ・シャークの持っている武器が魚雷と電圧スキンだけって。今までの潜水艦と変わんないじゃん。全然相手にならないからつまらない。そしてその殺傷能力は人間相手に本領発揮されるというお粗末さ。CG駆使して、もっといろんな武器出さんかい。  なぜか逃げ回る子供。軍人に止められたとき、なぜか身分を明かさず脅迫まがいのことを言う主人公。シーンが変わった瞬間血を噴出している通行人。荒削りとか、もはやそんな次元ではない仕上がり。  そのくせ、要所要所で、ちょっと一流の映画っぽい演出入れようとするから無性に腹がたちます。  ってゆーか、最初メガ・シャーク2匹いませんでした?いつの間にか1匹になっているんですけど?私の見間違いですか?  ふー、いよいよ次でラスト。頑張って見ましょうかね。無駄な時間を過ごす覚悟は出来ています。[DVD(字幕)] 1点(2020-05-31 13:42:30)《改行有》

562.  ラッシュ/プライドと友情 《ネタバレ》  そもそもF1に興味ないのに観てしまった自分が悪い。ということを踏まえての感想。  まず興味がないにも関わらず、最後まで見れちゃったので、良い映画なんだろーなと思います。  ただしルールとか、当時のこととか、全然知らないまま見ていますので、本当の意味で楽しめていたのか自信がありません。序盤は正直ちょっと退屈だったし。  主にニキ・ラウダとジェームズ・ハントの二人の人生に焦点を絞ってくれたのはわかりやすかったです。二人の伝記もの、人生ドラマとして親しみやすい構成になっています。また、音楽の使い方、それに伴う演出や盛り上げ方がかなり上手。実際ニキ・ラウダが自分がセットアップしたマシンのタイムを計らせるときにかかる音楽は自然と気分がアガっちゃいます。乗せられてんなーと思います。  実話ものなので仕方がありませんが、悪人はほとんど出てきません。ですので、伝記ものとしての枠を超えるものではありません。また、ファンにとっては変なアレンジはして欲しくないというのが本音でしょう。  ですが変なアレンジをせずとも、実際に起きた出来事がまず凄すぎます。クラッシュして大火傷。そこから奇跡のカムバック。焼けた肺から膿を吸引する描写の凄まじさ。事実を映像化するだけでも凄い映画になっちゃうわけです。  ラウダが終盤の雨天レースで、視界がほとんどきかない中、奥さんの顔を思い出し、レースを途中棄権したのがぐっときます。  ラウダは言います。『死亡率が20%を超えるのは嫌だ』。  私は思います。死亡率20%でも全然嫌なんですけど。F1レーサーはどっか感覚が麻痺しちゃっているんでしょうね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-05-30 09:15:32)《改行有》

563.  パンドラム 《ネタバレ》  『いったいどういう状況なんだ?』っていう好奇心がストレスに変わっていくまで、さほど時間はかかりません。あんまり閉塞的な状況や『よーわからん』っていう状態が続くと退屈が好奇心に勝ります。作成している側はストーリーを知っているうえで作っているわけだから何も感じないでしょうが。観る側の気持ちへの想像力が足りないと思います。  もともと『世界の終末+宇宙』の組み合わせが好きではありません。総じて『抽象的』『絶望的』になりやすく、カタルシスを感じづらいからです。この映画も例外ではありません。『未来への希望』『日常の回復』こういったものが目的として明確にあれば、いっしょにハラハラできるというものです。  『どうせ地球はなくなったしなあ』『最愛の人とは別れちゃっているし、地球に置いてきちゃったし』  これが私がこの映画を見ているときの気持ち。これを諦観といいいます。こーゆー気持ちで見ていると、『大変そーだ』とは思っても、一緒にハラハラはできないんだな、これが。タイトルにもなっている『パンドラム』の秘密なんて、どーでもよくなっちゃうんだな。  まあそうは言っても、『クリーチャーから逃げる』『宇宙船を再起動させる』という、ストーリーの単純化は良かったと思います。この設定だけで楽しめます。  昨今のSFっていうのはやたら話を複雑にしたり、宗教色からめたり、設定を小難しくしがちな気がします。昔の『エイリアン』やら『遊星からの~』みたいに、SFだからこそ誰が見ても楽しめる世界観を提供してほしいものです。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-05-29 15:27:23)《改行有》

564.  天使の恋 《ネタバレ》  佐々木希をはじめとした女の子たちの演技がクソすぎて、全然ストーリーに入り込めなかったです。  コメディタッチなシーンはまだ全然良いんですが、シリアスな演技は総じてだめ。友子役の女の子は佐々木希と逆で、シリアスな演技は上手だけど、はしゃいでいる演技はわざとらしすぎて寒気がします。  谷原章介は良かったです。演技の上手さが際立っていました。映画が谷原章介でもっているという感じです。  イジメ、レイプ、中絶、援交、かつあげ、脅迫、殺人、飛び降り自殺。あまりにもメインストーリー以外の不純物を盛り込みすぎ。それに盛り込んだ内容も全体のバランスを崩しているだけ。  例えば、理央の『14歳でレイプ、中絶』って壮絶な過去に同情はするけれど、かと言って他の人間をひどいめにあわせて良い理由にはならない。理央たちが友子にした仕打ちは到底許せるものではありません。天使?どこが?理央という人間に共感できず、物語に入り込めません。  奈緒子の自殺は理央のせいではありません。ですが、この重すぎるエピソードのおかげで、病気の悲劇が薄まってしまいます。  唯一良かったのはコメディパート。ここは、脚本、演出、演技、すべてにわたって冴え渡っていたように思えます。主演二人の何気ないやりとりだけでも楽しい気分になれるからたいしたものです。公共の場で猛然と大声アピールをする理央にとまどう光輝。少しずつ理央にほだされていく様子が微笑ましい。  いろんな要素を詰め込みすぎず、すっきりラブコメ一本に絞ったほうが良かったんじゃないかな。[DVD(邦画)] 4点(2020-05-28 12:08:44)《改行有》

565.  パーフェクト・ゲッタウェイ 《ネタバレ》  不穏な空気。得体の知れない緊張感。それだけで1時間以上ひっぱるのだからたいしたものです。何か起りそうで何も起きないので、40分過ぎたあたりから多少退屈はし始めたのですが。  出会うカップルが怪しいのばかり。  予備知識なしで見たものですから、まずは『お?ヒッチャー系か?』と思います。  その後、もう一組怪しいカップル登場。ぱっと見は好印象。だけどこーゆーやつが怪しいんだよねーってことで、『こっちが真打か!』と確信します。  ですが物語は意外な方向へ。意外というか、反則というか。これをミスリードと言っていいのでしょうか。  これは結構賛否あるみたいでして、実は『会話の内容は成立している』という情報を耳にし、再チャレンジ。いやいや、もう一回見てみましたが、やっぱ二人きりの会話の内容おかしいですって。  ですがその謎を解き明かす人物が。通りすがりの医療従事者。彼は言った。『彼女の瞳孔は正常だけど、お前の瞳孔が開いているのはなぜだ。』  なるほど、クリフの頭の中はお花畑でいっぱいだったわけですね。クリフっていうか、ロッキーね。薬物の乱用で人格が分裂しちゃったって可能性もありますね。  だとしたら何でもアリになっちゃうじゃねーかよ。  とは言え、見ている間は結構面白かったです。[DVD(字幕)] 6点(2020-05-27 13:51:21)(良:1票) 《改行有》

566.  メガ・シャークVSクロコザウルス<OV> 《ネタバレ》  中学生が『こんな映像撮ってみたい』って思った映像を並べて、適当にストーリーをくっつけてみたような映画。前作とあまり変わりません。相変わらず同じ映像使いまわしているし。  サメがでっかくなったり、小さくなったり、場面場面で寸法が合っていません。  卵がいっぱいあるっつったり、ないっつったり、そのときそのときで言うことがばらばらです。  セリフも聞いていられなくて、半分くらい見たところで、試しに吹替えに切り替えてみたところ、多少マシになりました。  また、今作ではサメもワニも結構ずっとでずっぱりで暴れてくれたので、そういった面は前作より大分良くなりました。  今作を見て気付いたのが、今作では人が食べられちゃうシーンがまあまああるっていうこと。これは大事です。やっぱり無機物ばかり相手にされてもつまらないですから。  総評として、前作より倍は面白くなったということで、点数もどど~んと前作の2倍の点数つけちゃいます。  前作が1点なので今作は2点!  3作目と4作目は自分で登録要望出したので、責任もってレビューを書くために見ようとは思っていますが、こんなもんがあと2作も続くのか・・・気が重いぜ。まさかこんなにつまらないとは・・・[DVD(吹替)] 2点(2020-05-27 09:02:29)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

567.  メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス<OV> 《ネタバレ》  アルバトロスだし。いかにもB級だし。期待という名のハードルを下げに下げて鑑賞。  結果、下げに下げたはずのハードルを、更に下回る結果に。  こいつはつまんねーぜ。なにがつまんないかっていうと、馬鹿映画にもなりきれていないってとこ。馬鹿映画には馬鹿映画の面白さが。なのにこいつは、馬鹿映画なのに、頭よく見せようとする変なプライドを感じちゃうのです。変に真面目に作ろうとしちゃっているのです。で、作りたいものに対して、技術も演技力も脚本も演出もそのすべてが全然追いついていないのです。だから見ていて苦笑もできないくらいひたすら寒いのです。  変にドラマ性をもたせようとするから、中盤メガ・シャークと大ダコが全然出てこないんです。退屈で仕方がありません。  そのくせやたら同じ映像使いまわして手ぇ抜こうとしています。  あとこんな作品に恋愛要素をぶちこまないで。寒いだけだから。  ラストのメガ・シャークVSジャイアント・オクトパスはちょっとだけ面白かったけど。潜水艦がチョロチョロ邪魔で仕方が無かった。  そういえば、こんなこともありました。メガ・シャークと大ダコをおびき出す作戦にしたんです。主人公達が軍から頼まれて、実験したり、化学薬品調合したり、なにやら一生懸命作っているんです。一心不乱です。徹夜っぽいこともしているみたいです。くたくたです。期限があるみたいで、必死です。で、その合間に恋愛に発展するんです。そうしたら、『そうだ!フェロモンだ!フェロモンでおびき出せばいいんだ!フェロモンを作ろう!』って、今何を作るかが決まったみたいなんです。だとしたら、今まであなたたちが一生懸命作っていたのは何?私はもうそれがおかしくて仕方が無かったのです。[DVD(字幕)] 1点(2020-05-26 21:20:31)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

568.  ブライアン・シンガーの トリック・オア・トリート 《ネタバレ》  怪しい雰囲気満載のオムニバス系ホラー。オムニバスとはいえ、すべて同じ街、同じ時間帯に起きている出来事。  あるエピソードでは通りすがりであった子供達が、次のエピソードでは犠牲者に。女性を殺す殺人鬼が次のエピソードでは犠牲者になっていたり。絶妙に関連しあっている構成がすごく面白い。  なにしろ、かぼちゃ子供のおばけ、サイコパス親子、ウルフマンの一族に殺人鬼、子供のゾンビたちなどが一堂に会するわけです。ホラー好き、クリーチャー好きなら見て損はありません。  これだけエピソードを盛り込んでいるにも関わらず、上映時間は短め。手際よく犠牲者を量産していきます。  80年代~90年代のようなテイスト。懐かしささえ匂わすホラーの詰め合わせ。グロ描写が比較的少なめではあるので、ホラー初心者にもおすすめの良作です。[DVD(字幕)] 7点(2020-05-26 14:52:49)《改行有》

569.  レクイエム(2009) 《ネタバレ》  フィクションではありますが、エンターテイメントとは言い難い作品。娯楽の一環として見るのであればオススメはできません。  なにしろ映画の大部分を独白が占め、少年の同じ映像が何回も挿入される。もちろんそれがこの映画の大事な部分ではありますが、私には少々くどく感じました。  リーアム・ニーソンとジェームズ・ネスビットの演技は素晴らしいです。この2人の熱演があればこそ成り立つ映画。逆に言えばこの2人の熱演に頼りきった作品と言えなくもないです。  『あいつは自分が人を殺した話をするだけで世間からちやほやされて金が入ってくる』と怒りを露にするジョー。  しかし現実は、12年の服役後、ずっと孤独で空っぽなアリスター。妻がいて娘がいるジョーのほうがはるかに充実した人生を送っていると言えるでしょう。これはこの作品におけるある種の救いの表現なのかもしれません。やはり罰せられるべきは加害者であると。そして再生の道は被害者にこそ与えられるものだと。  過去に囚われているのは二人とも同じ。ですが過去と決別するかどうか、その選択権があるジョーに対し、その選択権すらないアリスター。この差は大きいと思われます。アリスターが過去と決別するためには、ジョーに会う必要があったのです。アリスターこそジョーを必要としていました。  ジョーが最後に下した決断。それは自分だけでなく、アリスターも過去の呪縛から解き放ってあげることでした。  最後の電話は、本来であればする必要がないものです。あの電話により、アリスターもまた救われたのです。この意味は大きいと思います。  つらつらと語っちゃいましたが、私はこの映画、概ねつまらなかったと最後に言っておきます。[DVD(字幕)] 4点(2020-05-25 15:29:19)《改行有》

570.  ワナオトコ 《ネタバレ》  『ワナオトコ』って(笑)。と、小馬鹿にする気持ちで鑑賞。いやいや、思いっきりドキドキしました。ワナオトコも罠も、その不気味さったらないよ。なめてかかると痛い目見る映画です。  かなり『痛い系』ホラーですが、ぎりぎりの倫理感はあるようで。『子供は殺さない』『舌は切らない』『おなかに虫を入れようとしたら警察登場』。グロいの好きな私ですが、ここは思いとどまってくれて良かったです。  知らない間に罠が増えていくっていうアイデア、シチュエーション、面白いですね。ここまで罠に特化した殺人鬼は初めてでしょう。  ただこの作品ね、せっかくの罠がちょっと見えにくいんですよ。まず夜だから仕方がないのですが、電気もつけないのでとにかくずーっと暗い。更にはアップが多くてちょっと見づらい。目が疲れちゃいますよ、もう。アイデアだけで面白いんだから、トラップを断片的に見せるのはもったいないですよ。こーゆーのはもうはっきり見せちゃったほうが良いですって。  それにしてもこの家族、仕事を頼んだ人間がプロの泥棒とサイコパスって、どんだけ運が悪いんだ。  ちなみに私は『ワナオトコ』ってタイトルはかなり好きです。  普段タイトルなんかどーでもいいと思っている私ではありますが、この徹底的にダサいタイトルはかなり好きです。[DVD(字幕)] 7点(2020-05-25 03:16:58)(良:1票) 《改行有》

571.  42~世界を変えた男~ 《ネタバレ》  実話を元にした映画っていうのは、事実を捻じ曲げることができません。  ですので、映画として、どうアレンジし、味付けしていくのかが大切だと思います。  そういった意味ではこの作品、やや薄味すぎるのではないかなと。  ジャッキー・ロビンソンという偉大なメジャーリーガーの伝記としては価値ある作品。  ただ映画の内容は、史上初の黒人メジャーリーガが成功していった事実を淡々と述べただけのものに収まっています。  劇中の障害は差別のみ。描かれる差別は『トイレ』『シャワー』『宿泊拒否』『飛行機』といったオーソドックスなもので、そのひとつひとつが表面的な描写のみです。あとはひたすら『ヤジ』ですね。  ロビンソンを強く差別していたチームメイトはトレード。リッキー会長という最も強力な権力者は味方だし、チームメイトも一部を除いて良い人ばかり。野球だって順調に活躍し、挫折なんてしません。  いや、サクセスストーリーは好きなんですよ。ですがさすがにここまで山場がないと、カタルシスを感じることもないわけです。  かといって事実にない事件を起こすわけにもいかないでしょうし。好きなジャンルではあるんですが、実話ものの限界を感じます。  音楽はすごく良かったです。  『全選手が42のユニフォームを着る日』や『42は全球団において永久欠番』のエピソードは感動しました。それを知ることができただけでも、この映画を見た価値があります。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-05-25 02:37:47)(良:1票) 《改行有》

572.  スパイダーマン:ホームカミング 《ネタバレ》  スパイダーマンのアクションはスピード感があって良いですね。  今までのスパイダーマンと違い、アベンジャーシリーズの1作としてのスパイダーマン。もはやスピンオフ的作品。もちろん期待はできないわけです。ですが、エンターテイメント作品としては抜群に面白い仕上がりでした。  ただ、サム・ライミ版と比べれば、どうしてもドラマ性は低くなります。  それもそのはず。彼は最初からスパイダーマン。ベンおじさんだっていない。メイおばさんはきゃぴきゃぴ。『ヒーローとは何か。正義とは何か』そんな深いことでは悩みません。彼の悩みは就職活動。『どうして僕をアベンジャーズに入れてくれないんだよ』、この一点。今までのシリーズでは恋愛が原動力になってましたが、本作ではヒロインの影は限りなく薄いのでした。よって、サム・ライミ版や、アメージング版のようなドラマを期待すると、物足りなさを感じます。  これ単体でも十分に楽しめますが、アイアンマンがちょいちょい顔を出すことからもわかるように、これはアベンジャーズファンのための作品と言えそうです。  本作の主人公を演じるトム・ホランドはピーター・パーカーのイメージにぴったりです。  更にはアントマン同様、コメディテイストの演出が多いのがとても楽しい。やたら『即死モード』を提案するAIが面白すぎます。  アクション面での見所は、何と言ってもエレベーター。スパイダーマンの真骨頂は『人助け』だと思っているので、このシークエンスはアツい。そこから先は終盤に向け面白さは尻すぼみになっていった印象です。  フェリーバトルはまだ良いのですが、最後の空中戦なんかつまらないです。  そういえば、『MJもグウェンもいないなぁ・・・』って思っていたら、MJ!お前いたのかよ!  [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-24 02:35:12)《改行有》

573.  重力ピエロ 《ネタバレ》  『放火犯は春』。なぜかそのオチだけ知っている状態での鑑賞。そのオチをどこで知ってしまったのかは思い出せない。ですが、オチを知っていたとしても、なかなかどうして面白い。面白いと感じるのは、春が放火犯であろうが、そうでなかろうが、そこは重要ではなかったからかもしれません。  その春を演じた岡田将生。今までこの人の演技を良いと思ったことがなかったのですが、これは良かったです。役が岡田将生にぴったりです。  時系列バラバラ系の作品は得意ではありませんが、今作は過去と現在を同時進行で進めていくだけのすっきり展開。母の身に何が起ったのか。春はどのようにして生を授かったのか。それがわかる過去のシーンは重要でした。  過去では被害者。現在では加害者。レイプ、事故死(自殺?)、ガン、放火。奥野一家が背負った運命はあまりにも重く、悲しい。にも関わらず、この映画では奥野家がどれほど素晴らしい家族でどれほど幸せだったかを見せつけてきます。兄弟仲が悪い私にとって、その兄弟の絆、家族の絆は確かに輝いて見えたのです。  『楽しそうに生きていれば、地球の重力なんて消してしまえるんだ。』  幸せであろうとするから、何が起きても幸せなんでしょうね。  春がジンジャーエールを注文するのを絶望的な表情で見つめる兄。・・・だけど春にはもうひとつのクセが。春はウソをつくとき唇を触る。自分と同じクセを持つ春を、嬉しそうに見る正志。実の父の血が流れているという過酷な現実がある一方で、育ての親のクセがうつるという救いも描く。この何とも言えない絶妙なバランス感覚が好きです。[DVD(字幕)] 7点(2020-05-24 01:23:00)(良:1票) 《改行有》

574.  テケテケ2 《ネタバレ》  こーゆーやつの2作目って前作とはまた違う舞台になることが多いのですが、これは完全なる続編。一作目の生き残りである大橋可奈の現在からストーリーは始まります。個人的にはこの大橋可奈の悲劇には8点をつけたいくらいです。  完全なる続編にも関わらず、『イジメ』という新たなテイストを加えたことは評価に値します。  このイジメが結構陰湿で、いじめられっこに感情移入し始めたところで、テケテケさん登場。『いじめっこは月に代わってお仕置きよ。』ってノリでテケテケさんがばっさばっさといじめっこ達を一刀両断。まさに文字通りの一刀両断を繰り広げるのです。時代劇も真っ青です。もはやヒーローのようなテケテケさん、そこにはカタルシスさえ感じてしまうのです。  ただそこはやはりジャパニーズホラーってことで、最後にはちゃあんと悲劇が用意されているのです。ぬかりがない。  前作とは違う味わい。ターゲットとなる犠牲者も前作より多い。比較的かわいい子が多く、スパスパシーンも多く、画的な満足度は高いです。しょぼいB級作品とはもはや言えない、立派なエンターテイメント的魅力があります。  つっこみどころは前作より多いです。  あれだけテケテケさんを怖がっていながら、夜中に一人歩道橋を渡る大橋可奈。  歩道橋から踏み切りにテリトリーを広げるテケテケさん。更には踏み切りからも出ちゃって、建物の中にも普通に出ちゃうテケテケさん。『赤は嫌だー』って言いながら人間真っ二つにしたら、その『赤』がいっぱい出てくるんだよ、テケテケさん。男性に乱暴されて自殺したのに、女性ばかりを狙うテケテケさん。いったい何がしたいのかな。頭が弱いのかな。  [DVD(邦画)] 8点(2020-05-23 04:47:58)《改行有》

575.  テケテケ 《ネタバレ》  都市伝説。妖怪。こーゆーの大好きです。  まあ正直馬鹿にする気まんまんで見たのですが、冒頭からいきなりびびらされました。  いつも見る前は威勢がいいのですが、見始めるとしょぼいホラーでも結構びびるタイプ。そんな自分にぴったりの作品です。  テケテケさんの足音。いいです。恐怖心をくすぐられる不快な音です。テケテケさんが歩く姿はおろか、ジャンプする姿まで見せられた日にゃあもはやコメディ。・・・のはずなのに、なんでしょう、ちょっと怖い。なぜか絶妙に恐怖心を刺激されます。日本のホラーの音響や雰囲気作りってほんとうまいです。  おそらく低予算であろう作品。低予算がゆえに、過剰な演出は一切なし。それが逆に日常とリンクされて、ちょっとリアルな雰囲気を作っちゃってます。  ストーリーが実にシンプルなのもいーですね。  テケテケが来た。振り向いたら殺される。だから振り向かない。下から覗き込んでくるテケテケさん。まじで怖い。ん?行った?このまま振り向かずに帰ろう。呼びかける声。死んだはずの友達の声。思わず振り向く。だまされた。  ホラーはこれくらいわかりやすいのがいいですね。テケテケさん、技ありです。[ビデオ(邦画)] 7点(2020-05-23 03:53:47)(良:2票) 《改行有》

576.  ダラス・バイヤーズクラブ 《ネタバレ》  実話とは知らずに鑑賞。  エイズが判明。余命30日。エイズ治療薬AZT。まだ臨床実験の段階で処方されず。違法に手に入れるも、薬は効かず病状は悪化。ワラにもすがる思いでメキシコの医師を訪問。免疫機能を向上させる毒性の低い薬。ただし未承認。ウイルス除去はできずとも、病状は緩和。病気を治すのではなく、病気と共に生きていくことを決意。自分を助けてくれた薬の販売を企画。『ダラス・バイヤーズ・クラブ』設立。ロン・ウッドリーフが仕入れてくる未承認の薬を求めて集まる人々。黙っていない国家権力と製薬会社。捜査のメスが入り、摘発・・・。  という膨大なストーリーを2時間に凝縮した本作。更には医師との恋愛、患者仲間でもありビジネスパートナーでもある友人との友情、死別までも盛り込んだ内容。  当然後半になるにつれストーリー展開は駆け足になり、説明不足な部分は出てきます。  実話だから仕方ないのですが、本当に人の命を助けてくれる薬が、FDAと製薬会社の癒着により、臨床実験すらされず、人の命が軽んじられる現実が腹立たしい。しかもその事実を隠し、自分たちは正義だと謳っている病院と製薬会社はタチの悪さを通り越して存在そのものが非人道的。もちろん、この映画で述べられていることを鵜呑みにしたらの話ですが。  勉強になる映画ではありますが、個人的には鑑賞後の後味があまりよろしくないので、好きなタイプの映画ではありません。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-05-21 14:39:15)(良:1票) 《改行有》

577.  孫文の義士団 《ネタバレ》  ちょっと長いです。  かの有名な辛亥革命の前日譚。革命の指導者孫文来航。その目的は革命の打ち合わせ。清朝は孫文抹殺のため、暗殺部隊を送り込む。革命家達は孫文を守るため、影武者をたてる。ざっと言うとそんなストーリー。  未来の中国のため。父の無念を晴らすため。別れた妻と娘の生活を守るため。恩義を感じる者。ただ頼まれただけの者。それぞれの個人的な目的がちょっとリアル。  ただそこをリアルに描こうとしすぎて、前半が長く、重い雰囲気になってしまいました。  写真館の娘と婚約した青年をはじめとして、誰も彼も死亡フラグたちまくり。実際、そのほとんどが帰らぬ人となってしまう。  アクションは文句なしに素晴らしかったです。それぞれが抱える人間ドラマが、アクションの緊張感をより一層高めます。孫文が来てからのラスト40分の攻防は、手に汗握ります。有能で善良な人間が次々と命を散らしていきます。一般的なカンフーエンターテイメントとは、やっぱ違います。歴史ものや戦争ものは、内容が重くてちょっと苦手です。[DVD(字幕)] 6点(2020-05-21 00:21:11)《改行有》

578.  おと・な・り 《ネタバレ》  どーにもこーにも退屈しちゃいまして、映画の良し悪しに関わらず高い点数はつけられません。  V6の岡田君演じる野島聡は良かったのですが、女優さんのほうを特別かわいいとか、きれいだとか思えなくて。もちろんこれは、演技や演出の問題ではありません。私の好みの問題です。  ですがレビューというものが、主観に基づいた感想を書くものだとすれば、『ヒロインにそこまで魅力を感じなかったので、物語に入り込めなかった』という自分の気持ちを大事にしたいです。  最後のほうまで、お互い何者かわからないっていうシチュエーションは好きなんですけどね。  そのまま知らずに終わるっていうのはよくあるパターンですが、これはちゃんと知り合いますね。エンドロールでは知り合った後の後日談まであります。しかも二人がそれぞれ海外から帰ってきた後の話。会話だけで、二人が一緒に暮らし始めたことがわかります。その会話の微笑ましいこと。なんだか幸せな気分になりました。  かと言って、『じゃあ良い映画じゃないか。』と聞かれれば『Yes』なんですが、『面白い?』って尋ねられると、う~んって感じなんですよね。  主演の2人のファンの方であれば、きっとはまる作品だと思います。  私にはちょっと淡々としすぎていました。  あと、茜の登場シーンが印象最悪でイライラしました。実は良いやつってのがわかったとしても、こんな非常識な人間は嫌です。[DVD(字幕)] 5点(2020-05-20 21:48:24)《改行有》

579.  天才スピヴェット 《ネタバレ》  田舎の隠れた天才少年。その才能に気付いた大人たちの協力を得て、世の中にその存在が明らかになってゆく。そんなありふれたサクセスストーリーを期待すると、がっかりしちゃうような映画。  この映画って、T・Sの天才っぷりは、味付けのひとつにすぎないようです。  この映画にとって大事なのは、T・Sとその家族の在り方。典型的な家族愛ムービーだと思います。  『自分は家族にとって不必要なのでは』達観しているT・Sは、何となくそんな空気を感じています。そしてそれは、双子の弟の死をもって、より深くT・Sの心に影を落とします。  父親に水路の模型を見せて説明するT・S。自分のレポートが掲載された雑誌を先生に見せるT・S。だけど誰も認めてくれない。 『ここにいたら僕はぐるぐるまわるコウモリと同じになってしまう。』意を決したT・Sは、ベアード賞を受賞するため、単身スミソニアン協会へと赴くのでした。  ですがベアード賞が欲しいわけではありません。ベアード賞の授賞式に出ることで、自分のことも他の兄弟と同じように愛して欲しい。ただそれだけなんです。いや、もっと言うなら少しでもいいから気にかけてほしかっただけなのかも。  家を出て行く自分を見つけたはずの父の車が通り過ぎていく。家に電話をかけると皆が心配してくれることを妄想する。妄想の中の家族の言葉は、T・Sの願望があふれています。どちらも大事なシーンです。  そして遂に母から、『まだいる?帰りたい?』と尋ねられ、『帰ろう』と答えます。ついに成就するT・Sの願い。  賞が欲しかったんじゃない。世界に認めて欲しかったんじゃない。ただ家族に愛されたかっただけ。そして弟が死んだことを、『あなたのせいじゃないよ。』と家族に言ってほしかっただけ。  私は賞を取って世界から絶賛されるようなサクセスストーリーを見たかっただけ。需要と供給が一致しなかっただけ。  最後に父親も迎えに来てくれたのは嬉しかったですけどね。そのときの父のセリフは面白い。  喧嘩をすると外で食事を取る父。でもちゃっかり赤ちゃんを授かっているラストシーンに、この家族の愛を感じます。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-05-20 00:12:08)《改行有》

580.  はじまりのうた 《ネタバレ》  マーク・ラファロ演じるダンに、最初のうちは全然共感できなくてイライラ。  でも中盤くらいでそんな自分を反省。断片的な情報だけで、ダメ人間と決め付けたらいかんなと、猛省した次第です。  ダメ親父かと思いきや、ダメだったのは奥さんのほうでした。ダンはむしろ被害者。精神的ショックが大きすぎて仕事が上手くいかなくなってしまったのでしょうか。だとしたら本当にかわいそう。なのにダンが家を追い出されていて・・・  そんなダンがグレタと出会う。再起を図る。  グレタはグレタで彼氏の裏切りにあい、傷心中。そんなときにダンに出会い、音楽に打ち込める環境と出会えたのは幸福な偶然。  人生真面目に誠実に生きていたって、上手くいかないときは誰しもあります。むしろ、真剣に生きているからこそ、壁にぶちあたったり、心が病んだりするのかもしれないです。  でも、真面目に生きていれば、同じくらい幸福だって訪れるんだ。そんな希望を感じさせてくれるサクセスストーリー。  人の優しさを肌で感じさせてくれるハートフルなドラマ。  ラッパーとして成功した黒人が、グレタに言ったセリフ。  『2年ほど不運が続いただけで、みんなあいつへのリスペクトを忘れてしまった。あいつは凄いやつなんだ。』  このセリフがぐっときます。勇気をもらえます。  この映画を見た後、今日一日の仕事は大変充実していました。やりがいのある仕事をしているだけで自分は幸せなんだと再認識。終盤の盛り上がり、もう一声ほしいところではありますが、概ね満足。  この大変な時期だからこそ、多くの人に見てもらいたい映画です。  『今、私達は不運なだけなんです。』[DVD(字幕)] 8点(2020-05-19 00:03:29)(良:1票) 《改行有》

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