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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
41. ゲッタウェイ(1972) ペキンパー初めて見るんなら、この作品が一番見やすいんじゃないかなぁ。マックイーンの芝居はいつ見ても信用できる。かばおやじアル・レッティエリに感謝。8点(2003-06-22 12:01:46) 42. フレンチ・コネクション 映像の質感がたまらない。なんでもかんでもマーケティング、細部までクリアでつるピカはげ丸な昨今の映画には望むべくもないタフさであります。デジタル大好きな今の世の中ではもう無理でしょう。程度っつうもんがあるんだけどなぁ。「探偵物語」で岩城滉一の地下鉄シーンがリスペクトしておりましたぞなもしかして。9点(2003-06-20 17:18:49)(笑:1票) 43. マッドマックス グレイト!理屈ぬきのカタルシス。傑作には必ず強力な相棒が存在する。不死身のグースよ、永遠なれ!2作目も好きだが、やはり、比べるとこっちのほうかな。トゥーカッタ一味がリアルに恐ろしい。メル・ギブソンはこれが最高傑作!10点(2003-06-18 17:39:28) 44. モンテ・ウォルシュ 黄金期の西部劇よりも70年代製の苦みのある西部劇のほうが、個人的には圧倒的に面白い。移りゆく時代に対応できない時代遅れの男たちの物語はなにもペキンパーだけではない。凶暴でクールなマービンも良いけれども、本作のような不器用で人間味溢れる彼の演技により魅了されてしまう。パランスとのタッグも極上である。ジャンヌ・モローのいじらしさが痛切に切ない。9点(2003-06-18 16:37:33) 45. ダーティハリー こーげ、こーげ、こーげよー、ボートこーげよー、と吹替え台詞が印象的なアンディ・ロビンソンに、子供心にヒジョーにはらわたが煮えくりかえったのを覚えております。これ以上ない卑劣で卑屈な奴として、以来、トラウマとして私の頭の中にインプットされております。強烈な作品でした。キャラハンのもみあげに乾杯!8点(2003-06-18 06:32:45)(笑:3票) (良:1票) 46. 戦争のはらわた 男ペキンパーは東部戦線を選ぶ。暗く不気味で無慈悲なロシアの大地を選ぶ。泥沼の独ソ戦を選ぶ。そこで表出する人間の凶暴さを選ぶ。決して西部戦線ではないのだなぁ。戦争ドラマ・ナンバーワン!10点(2003-06-18 04:37:54) 47. ガルシアの首 汗と埃と異臭にまみれた女人禁制のとにかくキッタない作品。ペキンパー作品は大なり小なり似たようなもんですが、これはとにかくまぁ、やさぐれまくっております。作品全体を覆う自暴自棄が観ている者の感覚を麻痺させ、グチャグチャのベロンベロンになりながら、難関を乗り越えて辿りついた先に男の怒りが爆発するのでありました!・・・恋人を生かしといたらゲッタウェイできたかな?8点(2003-06-18 04:21:32)(良:1票) 48. スラップ・ショット 大好き!ポール・ニューマンて人はシリアスな作品よりもこういうユーモアを感じる作風のほうが彼のだれた雰囲気や飄々としたキャラにマッチしていると思います。ぼんくらハンセン兄弟に黒い三連星の原型を見た!8点(2003-06-17 17:04:50) 49. スター・ウォーズ 坊主頭の中坊の脳天にから竹割りを食らわしてくださった超ど級の冒険活劇。こんなに宇宙空間の広がりを感じたことはありませんでした。この頃はまだ緻密な模型を中心に人間らしく創っていたようで、映像に整合感も温かみもあり、完全無欠な傑作となっております。すばらしい!!10点(2003-06-16 03:00:53) 50. ローラーボール(1975) ローラーゲームを懐かしむ一人としてこのアクション・シーンは最高!気に入って目をつけていた相棒のムーン・パイが東京チームに倒され、出てきたドクターがピンクパンサーのケイトーとは!東京の応援の仕方は今も変わらぬ周囲と同じ動きの日本人らしさで苦笑しました。ただし、試合シーン以外がどうにもこうにも退屈極まりなし。リメイク版はユニフォームがムチャクチャださいので観てません。6点(2003-06-15 06:28:16) 51. スケアクロウ この時代の作品には切なさややりきれなさといった人間の感情がちゃんとありました。そうだからこそ、些細な希望や喜びが大きく印象付けられ感情移入できたのでしょう。スカスカのブロックバスターでは到底味わえない感情です。電話ボックスのライオンの姿は強烈に胸を締め付けられます。10点(2003-06-15 05:42:04) 52. ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦 自分にとっては、ペキンパー作品の中で一番好きな作品(他の作品も大好きですが)。とにかく登場人物に嫌な奴がいないのがとても気持ちよい。家族間の問題も「しょーがないな」と間をおいて、口数少なく不器用ながらも修復してゆく描き方にぬくもりを感じる。マックイーンの魅力もさることながら、ロバート・プレストン演じる愛すべきダメオヤジに参ってしまいました。ちなみに、私はマックイーンがモグモグとほおばる食事のシーンが大好きです。この作品に限りませんが、あご全体を動かして食べるあのたくましい所作は、最高にしびれる食い方でございます。10点(2003-06-15 05:20:09)(良:1票) 53. トラ・トラ・トラ! 間違いなく戦争映画の一大傑作です。みなさんの意見を読んで安心いたしました。いずれあのすかすかで性根の腐った映画が人々の意識から忘れ去られ、今作品がもっと一般的に再評価されることを祈ります。9点(2003-06-15 04:21:56)
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