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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
41. 皇帝のいない八月 この頃の日本映画はまだ活力が残っていた気がします。自衛隊のクーデターというと、例の”三矢研究”を想い出します。列車を乗っ取ってというのは、実際にはどうなんだろうなあという疑問がありますが、映画的な手法として、到着時間が決まっている列車という動く密室というのはよく利用される設定ですよね。また、計画の現実性としても、無理があると思うのですが、捨て石とされた渡瀬恒彦たちの人間ドラマを観ると思えばいいのかな。印象的なシーンは、仲間を射殺して敬礼するシーンですね。7点(2003-12-01 22:08:24) 42. さすらいの航海 船長のマックス・フォン・シドーがいいですね。いかにもドイツ人っぽい感じ(でも実際は北欧だけどね(笑))。意外にも音楽があのブルース・リー映画のラロ・シフリンだったとは、改めて驚いた。 8点(2003-12-01 10:39:39) 43. 刑事コロンボ/権力の墓穴<TVM> 警察内部の上司が敵であるという設定は、「ダーティーハリー2」でもありましたね。あっちと違って、あくまでもコロンボの攻め口はねちねちと絡めてからの持久戦という感じですが。7点(2003-12-01 09:48:23) 44. 刑事コロンボ/指輪の爪あと<TVM> お酒を飲むときには、瓶に無意識に傷を付けないように気をつけないとね・・・って、私は指輪を持っていません(笑)。7点(2003-12-01 09:41:30) 45. 刑事コロンボ/歌声の消えた海<TVM> ニトログリセリンというと、「恐怖の報酬」のイメージが強いのですが、強心剤という役割もあるんですよね。なんで、休暇中なのに事件に出くわすのかって思っちゃいます(笑)。7点(2003-12-01 09:38:34) 46. 刑事コロンボ/5時30分の目撃者<TVM> アイスクリーム屋さんとか、ああいう人々を使うのもコロンボの常套手段だよね。7点(2003-12-01 09:36:57) 47. 刑事コロンボ/二枚のドガの絵<TVM> 《ネタバレ》 卑怯だよね、手袋して犯人を挑発するラストは(笑)。7点(2003-12-01 09:35:53) 48. 軍用列車 アリステア・マクリーン原作のピカレスクロマンミステリー(?)ですね。ブロンソン演じる主人公は殺人で逮捕されたギャンブラーです。護送中の列車で謎の事件が発生し、彼がその謎を解いていくという話です。こう書くと、現代劇のように思えるでしょうが、なんと舞台は西部劇なんですね。そこがこの映画のウリのひとつでしょうか。JGの音楽もなかなか好い感じですが、同じマクリーン原作の「ナバロンの要塞」や「荒鷲の要塞」に比べると、今ひとつ大作になりきれないA'~B級の作品だと思います。7点(2003-12-01 09:28:38) 49. クリスマス・キャロル(1970) スクルージおじさんっていうと、ディズニーのアヒルにもなってますね(笑)。アルバート・フィニーが嫌な奴を好演してます。アレック・ギネスって、「スターウォーズ」のオビ・ワンのイメージよりも、こういう皮肉な幽霊の役が似合っていると思うんですがいかがでしょう? 有名なディケンズの小説ですから、皆さんご存じの通りだと思いますが、幽霊に導かれて改心するという話ですね。クリスマスの頃になると、こういう映画はよくやりますね。イギリスらしいブラックユーモアと皮肉が効いた作品だと思います。知らなかった人はぜひご覧ください。8点(2003-12-01 09:18:45) 50. がんばれ!ベアーズ このころのテイタム・オニールは可愛かったよね。ウォルター・マッソーの監督も実際にいそうな人物で、雰囲気がありました。7点(2003-12-01 08:31:02) 51. カサノバ(1976) イタリア版”好色一代男”といった感じでしょうか。ドナルド・サザーランドが”なんでも入れる”という姿勢で怪演しています(笑)。妙にグロテスクなメークが、わたし的にフェリーニの嫌いなところなんですよね。あの美的感覚は受け入れにくいモノがあります。6点(2003-12-01 06:21:26) 52. 名探偵登場 「ピンクパンサー」コンビに「刑事コロンボ」という前提で、もうコメディ路線は見えている感じですよね。ミス・マーブルズ役のジェシカ・ランチェスターって、昔はかなり美人だったんですね(笑)。知らなかったです。アレック・ギネスだってへんてこな役を好演しているし、どんでん返しがあったりで楽しめると思います。まあ、配役の名前からしてパロディだってことを訴えていますよね。スペードではなくダイヤモンドだとかね(笑)。それにしても、ピーター・セラーズのあの目張りはないよなあ(苦笑)。あれで東洋人って、東洋人から観たら不自然極まりない!あれって、日本人がつけハナで高くして金髪のカツラをかぶるのと同じレベルだよね(笑)。でも、彼のお気に入りだったのか、「ピンク・パンサー」シリーズでもクルーゾー警部の変装で似たようなのが出てきますよね。7点(2003-11-30 23:54:29) 53. マッドマックス 一応家族をやられた警官の復讐物語だと思うのですが、そんなことよりも、単純にアクションを楽しむ映画でしょう。 7点(2003-11-30 18:37:48) 54. 魔鬼雨 雨に打たれて顔が溶けるのが最大の見せ場でしょうか。それ以外の印象がなにも残らない(笑)。5点(2003-11-30 18:09:56) 55. 指輪物語 ストーリーをあんなに端折っちゃ、ダメダメです。登場人物の描写にも共感を感じない絵だし。実写版の「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズができた今、この作品の意義は感じられません。5点(2003-11-30 16:41:24) 56. 八つ墓村(1977) 《ネタバレ》 原作は面白いです。映画化は、金田一耕助のイメージがぶち壊されるので、残念ながらさほど評価できません(渥美清自身が嫌いなわけではない)。ただ、鍾乳洞をあちこちのロケでつないでひとつのモノに見せたりといった、表に出ない苦労は評価したいと思います。また、要蔵や婆さん二人の特殊メークも面白かったし、落ち武者の話も結構好きです。夏八木勲の首が飛ぶシーンとか凄いよね。7点(2003-11-30 00:04:12) 57. ル・ジタン ジプシーというのは日本ではあまり具体的なイメージがわいてきませんが(タローカード、フラメンコなどくらい?)、ヨーロッパでは広く一般的にイメージがあるんでしょうね。日本でいったら部落差別みたいなモノかな? で、本作はそれを背景にした、ドロン演じるジプシーの犯罪者と、それを追う刑事のドラマが描かれています。ドロンのひげが妙に印象に残っていますが、やっぱりひげのない方がいいね。7点(2003-11-29 14:24:08) 58. ルシアンの青春 タイトルに騙されてはいけません。たしかに主人公は少年ですが、やっていることは残虐なナチスの手先。フランスにもナチスの協力者がいたということですね。まあ、男の子なら誰でも、子供の頃に残虐なことをした経験はあるでしょうが(私の場合は、ザリガニやカエルやアリなど)、それを17歳の少年がリアルにやっているのが、観ていて腹立たしく感じます(もちろんこれは演出の妙ですな)。で、そういうとんでもない少年が惚れてしまうのが、よりによってユダヤ人の少女。まあ、この恋がどうなるかは推して知るべしというところでしょうか。7点(2003-11-29 14:15:47) 59. リップスティック ジョディ・フォスターの「告発の行方」(1988)とついつい比べてしまいます。ヘミングウェイの孫娘二人の熱演はありますが、どうもこの手の映画は苦手ですね。6点(2003-11-29 13:52:13) 60. ポセイドン・アドベンチャー(1972) 《ネタバレ》 ぶら下がったまま神に悪態をつくジーン・ハックマン神父が迫力の演技です。地中海を航行中の豪華客船が大地震の影響で転覆するという発想は面白いのですが、外洋では地震津波はああいう高さにならないという事実はご愛敬でしょうか(笑)。生きたいと思う人達の想いがサバイバルをさせます。ラストに天井(実は船底)が開き、助けられるシーンはホッとしますね。 <以下2003年11月28日追記>ところでモーリン・マクガバンは助かったの?(笑) 彼女「タワーリングインフェルノ」でも歌っていたけど、あっちも助かったのかな? <2003年11月29日追記>そういえば、あの船の船長、レスリー・ニールセンだったんだよね。まだあの頃は真面目路線を突っ走っていたのが妙に懐かしい(笑)。8点(2003-11-29 02:13:29)
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