みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
41. コップランド 私たちパンピー(死語?)から見れば、アクションスターなんて高嶺の花。セレブリティで格好良くて憧れの人。それで充分じゃん! なのに何故か、新境地を開こうとするんだよね~ それが本当に不思議です。正直この映画のスタローンは痛かった・・・ 内容的には、とても興味深く、設定も面白かった分、キャスティングの悪さがとても勿体ない。レイ・リオッタといい、カイテルといい、アクの強い個性派が揃い過ぎていて、画面がどぎつい。こういう役者さんは「ひとつまみのアクセント」だから引き立つんであって、最初から最期まで濃すぎる顔ぶれで画面が占領されていると、かなり辟易する。そこにきてスタローンだ・・・デ・ニーロは何だか「いかにも特別ゲスト」ってかんじの顔の出し方でいやらしい。いい料理人が最高の食材をつかって調理したけど、重すぎて胃が痛いフランス料理・・・ってカンジ。4点(2003-11-21 21:33:59) 42. ハワーズ・エンド アイボリー作品はほとんど見ているが、この作品が一番パンチが効いていない。ようするに「どうだっていいじゃん」という次元の話が延々続き、最期だけがドラマティックに盛り上がっている。ハングリーじゃない。かといって貴族の退廃を感じるには、エマ・トンプソンのキャラクターがあっけらかんとしすぎている。英国田園風景と、そこに溶け込むヘレナ・ボナム・カーターの絵画的な美しさには、目をみはるものがある。6点(2003-11-18 20:50:25) 43. ダイヤルM ワイシャツに黒パンツにガーターストッキングでウロウロするな~! 脱ぐならもっといさぎよく脱いでくれ!2点(2003-11-17 15:08:08)(笑:2票) 44. D.N.A. スタッフキャスト全員に、退化を抑える血清を・・・・1点(2003-11-14 22:45:59)(良:1票) 45. シザーハンズ 私の人生No.1映画。美しく、楽しく、感動的で、少し残酷な原題の大人の童話。この映画について、あれこれ語る術が見つかりません。この映画に出会えた幸せをかみしめて、家族にも友人にも、いじわるな人にも嫌いな上司にも、のべつまくなしに薦めまくっている1本。10点(2003-11-11 12:03:17) 46. 恋のドッグファイト 《ネタバレ》 いやもう陳腐ったら陳腐なんですよ。海兵隊員たちが「誰が一番不細工な女を連れて来れるか」というパーティーを開くんです。そこでリバー演じるかっちょいい海兵隊員が、町でリリー演じるブスでデブ(特殊メイク! かなり恐い)な女の子を連れて行くわけです。まあお決まりパターンで、最後はかなり強引な展開ながらリバーとリリーが恋に落ちると・・・ あらだらけ、低予算、オイオイという突っ込み所満載の映画でしたが、まだ恋に恋する中学生だった頃(ちょうど自分の容貌を気にし、自信をなくしたりする時期ね!)に、憧れのリバーが、自分より不細工な女の子と恋に落ちるのを見て、胸を熱くしたあの気持ちは、一生忘れません。他人にはぜったい薦めませんが、わたしの中では結構重要な位置を占めている思い出の映画だったりします(笑)。8点(2003-11-10 14:44:12)(良:1票) 47. 二十日鼠と人間(1992) 《ネタバレ》 素晴らしく、悲しく、かつ恐ろしい映画だ。人間は、邪魔な他者を排除することによって生き延びてきたのだという、お綺麗な社会の中で忘れ去られていた現実を、まざまざと見せつけられた。ラストのジョージの行動を、善とも悪とも描かずに、ただ深い悲しみで描いたことにより、切り取られた人類の歴史の中のある現実のひとつの悲劇が、胸に痛みを残す。「人は泣きながら生まれてくるのだ」という言葉を思い出した。レニーもジョージも、牧場主もその妻も、泣きながら生まれ、少しの楽しい出来事と、たくさんの辛い出来事が起きる人生を、悩みながらも生き、けれどその生はふとしたきっかけで、紙切れのようにちぎれてしまう。生命を持つものなら誰もが感じながら、忘れたふりをして日常を送っている哀愁に、正面から向き合った、勇気ある作品だと思う。スタインベックの世界を表した色調も素晴らしかった。10点(2003-11-10 08:48:54)(良:1票) 48. 日の名残り 映画のたのしみの一つに、自分がまったく知らない世界を、疑似体験出来る、ということがある。この映画はまさにそれ。アイボリー監督独特の、奇をてらうでもなく、衝撃を与えるでもなく、重厚かつ眈々とした作り込みは、小さな住宅すらまともに管理出来ないグウタラな私を、二時間十分の間、イギリス貴族の有能な執事の世界に浸らせてくれるのである。映画という性質上、たしかに原作と比べて、スティーブンスの微妙で繊細な心理描写は描ききれていないが、この音楽と背景と効果音(この映画の効果音はなかなか素晴らしいと思う!)と役者の上手さは、総合芸術として、見て損はない、美しさだと思う。9点(2003-11-09 11:47:09)(良:2票) 49. 恋する人魚たち 極度に誇張された思春期の女の子と極度に誇張された我が儘な熟女のコンビは、とてもコミカルなのに、観る女性に様々な事を考えさせる。自分で「いやだなぁ」と思っている自分の部分を、この二人がハッキリキッパリ演じていて、身につまされる。見た目は冴えないけど、完成された精神を持ったルーと、格好いいけど不完全なジョーの対比もまた、地味ながらよかった。シェールのスタイリングが、昔のバービー人形の様で素敵。8点(2003-11-05 13:45:39) 50. パルプ・フィクション まさに90年代感覚。私は90年代に青春を送った世代なので、この感覚がたまらなく好きです。人が死ぬ映画には、考えさせる映画と、考えさせない映画の2種類があると思う。前者は例えば「カッコーの巣の上で」「二十日鼠と人間」「ギルバート・グレイプ」など。これらの映画の中の死を見る者は、噛みしめ、考え、飲み下さなくてはならない。けれど後者における人の死は、「!」と同じ。ちょっと見るものをビクッとさせる感嘆符みたいなものだ。これを「命が軽い」などと論ずるのはナンセンスだ。そういうB級精神の生えていな人間は見るべからず。加えてこの映画が、作られては忘れられて行くB級映画たちとの一線を画すのは、タランティーノの全てのセンスのすごさ。髪型、家具、車、バイク、音楽。こういう細々したものがまた、見るものを飽きさせない。この映画がキライな人とは一緒に生活出来ないなぁ、と思う映画の一つ。10点(2003-11-04 21:41:03)(良:1票) 51. ダメージ 《ネタバレ》 ジュリエット・ビノシュの独特のいやらしさ(何というか、セクシーではなく「いやらしい」の。少し不潔な感じ。ふてぶてしくて、どっしりした)と、ジェレミーの紳士ぶりが映画にベストマッチ。中盤までは興味深く、適度にハラハラさせられた。でもあそこで息子があっけなく死んだのには「?」。そんなのってあり!? 見終わって、監督があの「ルイ・マル」と知って目が点。キューブリックといい、マルセル・カルネといい、若い頃斬新な映画を作っていた人って、老いてもその時代に合った斬新さを求めるもついていけず、駄作を作ってしまうものなのでしょうか。4点(2003-11-03 22:26:21) 52. 蜘蛛女(1993) いわゆる悪女ものの中で、女優の魅力はダントツ。レナ・オリンって、セクスィ~で怖くてキョーレツなのに、どこかに可愛らしさ(あの少しプクっとした頬のせいかな)と哀愁があるんですよね。女として、ある意味憧れます。あんなに美しい奥さんがいて、すごく愛しているくせに、ヨソの女にフラフラ走るんですね、男って。そんな男は蜘蛛女に食われましょう! ストーリー運びも軽快で、B級娯楽映画ながら、なかなかにクオリティの高い作品だと思います。7点(2003-11-03 22:21:04) 53. ディスクロージャー 《ネタバレ》 例えば、妻を虐げる亭主関白は、女にとって不快な存在である。だからといって、旦那のパンツを箸でつまむような妻も、はっきり言って見苦しい。同じように、セクハラは勿論卑劣で、許されざる犯罪だけれども、男をセクハラする女は、ハッキリ言って見苦しい。この映画のデミは、とても美しく、鍛えられた肉体をしているから見られるが、これが強欲な中年のオバさんとジャニーズ系の男の子だったら、見るに耐えないはずだ。この心理をよく突いた、デミもマイケルも敗北するというラストは、なかなかに秀逸だった。つまりは男も女もセクハラなんかしちゃあイカンということです。7点(2003-11-03 21:57:47) 54. デスペラード バカみたいに人を殺しまくり、その癖いい人で、色男。もう映画じゃなくちゃありえない世界が良い。全てが(俳優音楽内容)濃い濃い濃いなのもイイ! この監督は発想の天才ですね。ヒロインのカロリーナがまたセクシーでキュートで強くて最高です。9点(2003-10-23 15:30:02) 55. ロミオ&ジュリエット 別に名作の冒涜とは思いませんが、この監督は、古き良きものをいじる事でしか個性が表現出来ないのかなぁとは思いました。5点(2003-10-22 13:13:49) 56. ホーム・アローン 普通に面白いです。こういう映画を見ると、アメリカ人のこういうセンスって卓越してるなぁと感心。7点(2003-10-21 21:01:22) 57. ベイブ/都会へ行く すごくあざとい動物映画。ただ退屈。皆の名演技にこの点を!4点(2003-10-21 19:40:28) 58. ドラえもん のび太とアニマル惑星 漫画は日本が世界に向かって誇れる数少ないもののひとつ。その代表がドラえもん! これは子供に是非見せたいアニメです。7点(2003-10-21 19:36:11) 59. ゴースト/ニューヨークの幻 恋って素敵・・・とうっとり見た中学生の頃。大人になって見たら「はぁ~?」という点が多々あった。それでも中学時代、色々な事を考えさせ、夢を見させてくれ、滅茶苦茶デミに憧れたこの映画を、結局わたしは好きです。8点(2003-10-20 23:16:43) 60. ウェールズの山 良い意味でも悪い意味でも、まさしくディズニー映画です。カメラが良い! ほの若いヒューが良い! 邦題をなんとかお洒落にまとめてほしかった。7点(2003-10-20 13:43:41)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS