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プロフィール
コメント数 418
性別 男性
自己紹介 1959年生まれの48歳。
神戸市近郊に在住の、映画をこよなく愛する
市井の人であります。
ま、コツコツとレビューしようと思ってます。

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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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41.  必死の逃亡者 名匠ウィリアム・ワイラー監督がヒューマン・タッチに描いたサスペンス映画の傑作。平和な一家に三人の脱獄囚が突然押し入り、家族全員が人質となってしまう。ハンフリー・ボガート演じる犯人側の頭グレンと、家族を守り抜こうとする一家の主ダン(フレドリック・マーチ)の必死の駆け引きを軸に、手に汗握るサスペンスが展開されていく。緻密でスキのない構成、一級品の演出に圧倒される人物描写 …等々、ワイラー監督の見事なまでの手腕にはただただ脱帽。とくにラスト。弾を抜いた拳銃が鍵となるクライマックスは圧巻だった。極限状態で繰り広げられるグレンとダンの息詰まる駆け引き。深まる家族愛。さらに父と子の信頼をも見事描き切っていた。9点(2003-09-21 20:03:32)(良:3票)

42.  道(1954) 巨匠フェリーニの一級品の演出に、味わい深い描写が冴えまくる名作中の名作!! アンソニー・クインが演じるザンパノという男は、粗暴でエゴの固まり。あげくの果てには人殺しまでやってしまうクソ野郎で、ラストのクライマックスを迎えるまでは、とても感情移入出来るシロモノではない。その彼と対照的な女、ジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)は天使のように純真無垢。ニーノ・ロータのメロディーと共に、見る者に哀れみと涙を誘う。ラストに用意されたザンパノの号泣は、わずかに残っていた人間らしい部分(悔恨、懺悔)で、ここにきて初めて彼に感情移入させられる。フェリーニの演出に、見事してやられてしまった…。凄い作品です。9点(2003-09-07 10:58:25)

43.  居酒屋(1956) エミール・ゾラの小説を、名匠ルネ・クレマンが映画化したもので、パリの下町に住む“女の半生”をシビアに描いたリアリズム映画の代表作の一本。前半早々から開始される、主人公演じるマリア・シェルの洗濯場での乱闘シーンは圧巻で、クレマンの迫力ある演出にド肝を抜かされる。主人公の幸せな日々もつかの間で、夫の事故をさかいに駆け足で堕ちていき、ラストからエンディングにかけての崩壊劇は強烈で見る者を圧倒させる。この陰惨極まりない物語で唯一の救いといえば、グージェと旅立ったしっかり者の息子の存在ぐらいなものであろうか。悲劇の極みに引きずり込む強引な展開は、残念ながら不快感と違和感が残りまくる。あまりにも観念的で図式的に捉えすぎており、説得力に欠けるのは否めない。しかし、マリア・シェルの迫真の演技も手伝い、クレマンの一級品の描写力には感服させられるわで、映画史上に残るべく傑作には間違いない。8点(2003-08-30 14:42:30)(良:1票)

44.  生きる 主人公を演じる志村喬の独特で鬼気迫る演技がすべてに尽きるでしょう。しかも、これほど奥が深く密度の濃いい作品はそうは無い。巨匠の練り上げられた脚本に見事なまでの演出。さらに、この当時の文化、風俗、慣習等もしっかりと描き込んでいる。まさに見れば見るほど味があり、新たな発見があるという典型的な黒澤映画。 やはり、主人公が児童公園で“ゴンドラの唄”を歌うブランコのシーンが圧巻。それはミイラなんかではなく、“生きた”人間としての“大往生”そのもの。このシーン、個人的には大人の“おとぎ話”と受け取りたいですね。9点(2003-08-23 23:26:23)

45.  十二人の怒れる男(1957) アイデアと脚本、そして役者陣次第では、こんな限られた条件下でも見事な傑作が作り得るということでしょう。蒸し暑く閉塞感充分な室内の描写。サスペンスを盛り上げるナイフの演出。次第に浮き彫りにされる人間ドラマ。雨上がりの中、それぞれが家路に向かう開放感溢れるラスト。そんな見事なまでの展開に、最後まで画面にクギ付けでした。本作では、一人また一人と有罪から無罪へと流れが変わっていきます。しかし、もしこれが逆だったら(無罪から有罪へ)と思うとゾッとします。密室で行われ、しかも法の専門科でない人達による陪審員制度の難しさをも、教えてくれる作品でありました。9点(2003-08-16 13:27:11)(良:1票)

46.  ビルマの竪琴(1956) 日本映画史上に輝く素晴しい名作。情感豊かに人間愛を描いた感動作なんですが、切々と訴える反戦映画とも言えます。市川崑監督の丁寧で味わい深い演出がひときわ冴える。とりわけ、水島上等兵(安井昌二)が山のような日本兵の死体をまの当たりにして、なぜ彼が僧となりこの地に残るのかが説得力を持って描かれている。役者陣の確かな演技も申し分ない。とくに井上小隊長を演じた三國連太郎の誠実で人間味溢れる演技が秀逸かつ印象的。「植生の宿」を初め伊福部昭の音楽が感動を盛り上げる。ラストに用意された「水島の手紙」はもちろんだが、水島が柵越しに弾く別れの「仰げば尊し」にはもう涙ボロボロ。個人的には、邦画史上指折りの感動的シーン! ! また、市川崑という監督の偉才振りをも教えられた記念すべき作品でした。10点(2003-08-16 13:27:00)

47.  鉄道員(1956) 数あるホームドラマの中でも、これほど心温まり、余韻を残してくれる作品はそうは無いでしょう。自ら主役をも演じたピエトロ・ジェルミ監督の、力強くも味わい深い演出がひときわ冴える。飲んだくれのガンコ親父、家族を支える優しい妻、不良と付き合う長男、父親に反目する長女、人情味溢れる居酒屋の風景…等々、しっとりとまぶたに浮かぶ。ドラマ全体を包んでいるカルロ・ルスティケリの哀感溢れるメロディーも絶品。そして何よりも、サンドリノ坊やの可愛いらしさ、いじらしさに尽きるでしょう。その笑顔はまさに天使。ややもすると崩れ落ちそうになる一家5人を、健気にも見えない糸でつなぎ止める姿は天使そのもの。何度でも観たくなる名作中の名作ですね。10点(2003-08-02 23:19:16)(良:1票)

48.  ゴジラの逆襲 前作の「ゴジラ」に比べると衝撃度や新鮮味が落ちるのは仕方ないが、何とも魅力のない演出にダメダメなストーリー展開。その一方で特撮はなかなか迫力があり、ラストのゴジラを氷に埋めるシーンは見応え十分(当時としてはネ)。本作では“売り”であるはずの怪獣格闘場面にやや満足感に欠けるが、史上初の試みということでそれなりに評価したく思います。特撮のみ評価対象で、6点。6点(2003-08-02 21:51:04)

49.  ゴジラ(1954) 日本特撮映画史上の最高傑作! しかも、この映画ほどイマジネーションを働かせてくれる作品はそうはなく、傑作としての説得力は十分過ぎるぐらい持っている。“ゴジラ”という希有なキャラクターが日本のみならず世界中にその名を轟かすというのは、その存在がいかに激烈であるかの一言でしょう。とにかく想像上の生き物である怪獣“ゴジラ”を生み出したことが凄いし、素晴らしい。その山の様にとてつもなく巨大な生き物が白熱光線を吐き散らし、都市を破壊し尽くす様は想像しただけでも恐ろしい光景だ。個人的にはあまり理屈っぽく考えず、ただただ“ゴジラ”という巨大な生き物に恐れおののけば良いと思う。9点(2003-07-27 00:05:08)(良:1票)

50.  誓いの休暇(1959) なんと! ! 旧ソ連にも、こんなに素朴で胸に染み入る映画があったんですね。まさに、隠れた名作という言葉がぴったりではありませんか。しかも様々な愛を描く中、厭戦感に満ち溢れた見事な反戦映画となっている。当時のソ連の実情から察すると、よくもまあこんな腹の据わった作品を作ったものだと思う。この映画は、善意のかたまりの様な主人公アリョーシャに尽きる。自然体で望んだかの様な演技は大いに好感が持てた。もちろん恋人役のシューラも負けじ劣らず、初々しく魅力的だった。物語りは、帰郷途上で出逢う人々との人情話しを描いているわけですが、なかでも松葉杖の男のエピソードがジーンと胸を打ち目頭が熱くなった。もちろんラストの母が言う「もうどこにも行かせない 」(確か記憶では)は、生涯忘れ得ぬ屈指の名台詞。何回でも見たくなる見事な作品でした。10点(2003-07-27 00:04:57)(良:2票)

51.  汚れなき悪戯 珠玉の名作…という言葉がぴったりの、胸に染み入る人間愛を描いた作品。この映画は手づくり感に満ち溢れており、つくり手の手の温もり、優しい眼差しなどをこれ程感じさせてくれる作品はそうないでしょう。ただ少し視点を変えて見ると、冒頭とラストの少女のシーンにもあるようにゾッとする怖さを描いた民話ともいえると思います。思い出すたびについ“マルセリーノの歌”を口ずさみ、涙腺がゆるんでしまう。やはりマルセリーノ(カルヴォ少年)が神様と言葉をかわし、ラストにつながるシーンまでが最高に美しく感動的。きっと今もスペインのどこかの村で、民話“パンとワインのマルセリーノ”が語り継がれているかも知れませんね。キラキラと輝く真珠のような名作に、文句なしの10点満点。※《追記:ネタバレ》ところで、なぜ神様はマルセリーノを昇天させたのか? 余りにも酷ではないかという意見もあるようですが、私なりの解釈をしたく思います。物語の途中、マルセリーノはサソリに刺されます。実は、この時点でマルセリーノは死んでいたわけなんですよね。しかし神様は死なすには早過ぎるし、まだその時期ではないと判断して特別に生かしてくれたんですよね。神様がマルセリーノに大きくなったら神父になりたいか、と尋ねるシーンがあります。それでもマルセリーノはかたくなにママに会いたいというだけです。もともと無い命、それも良かろうということで昇天させたわけなんですよね。十人十色の受け取り方が出来る典型的な作品ですね。10点(2003-07-19 23:10:04)(良:2票)

52.  蝿男の恐怖 もう30年以上前にテレビで見ましたが、タイトルからしてインパクトあり過ぎで、大変ショッキングな映画だったのを覚えています。続編も作られたりリメイクされたりで、SFホラー系のネタとしていかに面白く強烈であるかがわかると思う。この映画、人体実験のシーンがヤマ場には違いありませんが、それに至るまでの実験過程も見応えがあり、ドキドキ感は十分にありましたね。とくに、ペットのネコ(自分の記憶が正しければ)を電送装置で試してみるシーンがあるわけですが、どこか異次元に飛ばされてしまい、姿がないのに鳴き声だけ聞こえたのは心底ゾ~としましたね。人体実験の悲劇を描いた映画はけっこうあるわけですが、これ程残酷で、悲し過ぎる結末を迎えるという作品も珍しいのではないだろうか。まさにB級SFホラー映画の傑作です。8点(2003-06-14 20:38:48)(良:1票)

53.  死刑台のエレベーター(1958) 二つの殺人事件を絡ませるという発想がおもしろく、じわじわとアリバイが崩れてゆく過程が見ものでした。まさに、サスペンスの醍醐味を十分味わうことが出来た本作品。ところで、フロランス(ジャンヌ.モロー)が夜のパリの街を渡り歩くシーンがあるわけですが、その当時の活気ある様子がみごとに映し出されており大変気に入っています。7点(2003-06-07 14:51:02)

54.  恐怖の報酬(1953) この映画、見応え満点の傑作には違いないが、心臓にメチャクチャ悪かった! ! 冒頭より、やや退屈な人情ドラマが続くわけですが、ニトログリセリンの威力を見せつけられた瞬間から、俄然話が盛り上がってくる! ! しかも、前半の男達の人情ドラマが、後半の生死を分けるサスペンスに見事活かされている。名匠クルーゾーの縦横無尽の演出は、映画の面白さと醍醐味をこの作品一本で十二分に教えてくれた。この作品から得た教訓、「狂喜乱舞は命取り」…こんな諺、ないか !? 9点(2003-06-07 14:29:06)

55.  シンバッド七回目の航海 シンドバッドシリーズでは、もちろん怪物がお目当てで「何が出る」「早く出ろ」で子供心にワクワクドキドキしたものだ。ハリーハウゼンのカクカク動くモデル・アニメーションという手法は、昨今主流のCGとは違う意味での良さがある。この映画でのお気に入りは、鎖で繋がれた火を吐くドラゴンの登場シーンです。8点(2003-06-07 14:28:27)(良:1票)

56.  禁断の惑星 まずタイトルが本格的なSF映画をイメージさせてうまいと思う。人間の潜在意識を実体化した“イドの怪物”という着想も格調高く秀逸。なんといっても、姿の見えない“イドの怪物”がジワジワと隊員に向かって来るシーンなんか、子供ごころにドキドキしたものです。しかし改めて見直すと、リアルなCGで迫力満点な映像が作れる昨今、古ぼけた感じは否めない。古き良き50年代のノスダルジーを感じさせてくれた、古典的名作に敬意を表して、8点。8点(2003-05-31 13:10:21)

57.  泥棒成金 ヒッチコック先生の“3時のデザート”的作品でした。サスペンスらしいドキドキ感なんてほとんどなく、美男・美女のラブ・コメディーでしたね。ただ、犯人像はちょっぴり意外 …。舞台はフランスの高級リゾート地、リビエラ。やはり、グレース・ケリーの美しさと豪華なファッションが見もの。ケーリー・グラントとヒッチコックの、バス内でのツーショットには笑えた。軽いタッチの「おしゃれ泥棒」と見れば、悪くはないと思いますヨ。6点(2003-05-04 17:09:04)

58.  ダイヤルMを廻せ! ヒッチコック劇場のゴージャス版という感じで、サスペンスのお手本みたいな作品。ひねりが利いており、二転三転、最後の最後まで眼が離せない。俳優陣の手慣れた演技は、今さらどうこう言うこともないレベル。やはり紅一点のグレース・ケリーは美しく魅力的で、とくに判決を下される時の表情は印象的でした。7点(2003-05-04 13:06:46)

59.  裏窓(1954) アイデアとカメラアングルが良かった。アパートの住民の人間模様が垣間見える味わい深い構図と映像。遠い記憶にある、懐かしい下町の味と色合い…。サスペンスはとくに捻りもなく、そのまんまなんだけどラブ・コメディー調なのでこれでも良いと思う。だけど、グレース・ケリーって本当に可愛いわ、美しいしわでタメ息ものですよね~。グレース・ケリーの魅力を楽しむべく作品か?7点(2003-05-04 13:06:35)

60.  ローマの休日 誰しもが認める名作でしょう。小さい頃から幾度となくテレビで見てきましたが、オードリーの清楚な美しさ、そしてあの笑顔が万人に好かれる所以なんでしょう。可愛さ満点のオードリー、粋な二枚目のグレゴリ-・ペック、監督は名匠ウィリアム・ワイラー、アカデミー主演女優賞 …と、くればケチの付けようがありません。ただ、カラーでなかったのが残念。8点(2003-05-04 13:06:07)

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