みんなのシネマレビュー |
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41. 太陽がいっぱい 小学校低学年の頃に観たんですが、サインの練習のシーンに「この人凄いなあ」と妙に関心した記憶があります。もちろんラストにはビックリ仰天でしたけど。 こういう犯人役がカッコイイ作品を幼少期に観てしまうと、その後の鑑賞スタイルに大きな影響を与えますね。私に影響を与えたのはコレのアラン・ドロンと「新幹線大爆破」の高倉健ですね。[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-05-08 02:28:34) 42. スクールウォーズ HERO 中学時代から、ラグビーに憧れ、ラグビー部のある高校を選んで受験。高校1年の時に原作を読んで、とても感動し、2年のときにドラマ化された時は毎週楽しみでした。(ドラマはかなりき脚色入ってますが・・・)。プロジェクトXでも放映されましたが、本作品はかなり原作に忠実だと思います。カテゴリーには入ってないですが、これは「実話」です。実話とは思えない、奇跡の物語です。単なるスポ根でもありません。ラグビーについての知識は不要です。最近他人と上手くいかないなあと思う人は必見です。他者との信頼関係の構築についてとても考えさせられました。[映画館(字幕)] 9点(2004-10-18 01:36:30) 43. ニュー・シネマ・パラダイス 完全版を見ました。前半は「青年よ大志を抱け」ですが、肝は中年以降の展開にあると思います。過去の人生に「もし、たら、れば」は無いし、正解も無いと思います。だからどっち(仕事の成功か初恋の相手との成就か)がよかったかなんてわからない。トトは教会で出会った神(映画andアルフレード)に導かれただけの事でしょう。そういう運命だったんだと思います。ひとつ言えるのは、今の自分は過去の自分があるからこそ。これからの人生も、いろんな人に左右されるだろうし、映画のようにはいかないかもしれない。人生なんて思ったとおりになる訳が無い。とまあ、自分の人生の過程や結果を外部要因のせいにせず、そろそろいい大人なので、自分の人生には責任を持たないと、と思っているのですが・・・。9点(2004-10-17 06:27:56) 44. 菊次郎の夏 《ネタバレ》 タケシを中心に大人達が終始徹底的にあらゆる嘘をつき続ける。嘘はずるさの象徴でもあるが、照れ隠しの場合もある。本音や事実を過大にも過小にも表現する。また、嘘には2種類あって、自身の保身や見栄の為の嘘と、相手への優しさの為の嘘。作品前半は前者の嘘が多いのだが、終盤にかけて後者の嘘が多くなる。子供の目を通して、大人のずるさと優しさを嘘により表現している。最後の「また、お母さんを探しに行こうな」では涙が溢れた。9点(2004-05-03 16:31:49)(良:1票) 45. ジュマンジ 《ネタバレ》 子供時代に心の傷を負った4人のプレーヤーがゲームに挑む。双六ゲームの進行と共にストーリーが進行していくので、「次はどうなっちゃうの?」という期待感が途切れない。困難なゲームの達成(アガリ)には各々心の傷が無くなっている(傷を負うことが避けられる)というご褒美が待っているというハッピーエンド。ホントよくできてるよ。9点(2004-04-06 03:29:18)(良:2票) 46. ロビンソン・クルーソー(1996) 《ネタバレ》 原作は読んでないですが、とてもよかった。孤独に始まり、異文化コミュニケーションによる信頼の確立から友情への発展、宗教観の対立や差別、そして協調。たった2人の世界でも、そこには社会の縮図がある。アクションも程よく盛り込まれ(ボンドには負けるが)、終盤は不条理な展開に心を揺さぶられ、ブロスナンの悲痛な叫びに胸を打つが、ラストは「幸せの黄色いハンカチ」のようなハッピーエンド。1年の約束が、何年も行方不明なのによく待ってたよ。原作ファンに不評のようですが、原作を読んでなければ、かなり楽しめると思います。 TVの吹き替えで見たのですが、ブロスナンの声優がいつもと違ってメルギブソンの声優だったので、どうもロビンソン・クルーソーがメルギブソンに見えて仕方なかった。でも、メルギブソンの方が似合ってるかも。9点(2004-04-01 16:22:42) 47. 黄泉がえり 死んで蘇った人に対しては皆優しくなる。それは死んだ者に対する自分の接し方への後悔・反省からだろうか?じゃあ、どうして生きている時にもっと優しくしてやれないのか?死んでから後悔しても遅いのに。特にイジメ自殺の無念の死には心が痛みました。コレを見て、もうちょっと人に優しくなりたいと思いました。別れは辛いですが、それは素晴らしい出会いがあるからこそだと思います。9点(2004-04-01 02:08:13)(良:1票) 48. アリスの恋 主人公は母親であると同時に女でもある。子育てもするし、労働もするし、恋愛もする。厳しい現実に直面しつつも、自分の夢を追い求めたり、子供のために必死に生きようとする。決して完璧な母親ではないが、そこには人間的な一人の女性がいる。私は今35で主人公と同い年で、子育ての苦労も無くノンビリ暮らしているのだが、私の母親が35の時の頃を思い返した時、主人公と同じように決して完璧ではなく、今考えれば納得のいかない言動もあったが、彼女なりに私を育てるために必死だったんだろうなあと思えて、とても感慨深い気持ちになりました。 私を生んで育ててくれた事に感謝したいです。9点(2004-03-17 04:29:48)(良:1票) 49. いまを生きる 《ネタバレ》 (ラストを除いて)私が印象に残っているのは1番最初の授業。学校の記念館みたいなところで昔の写真が「今を生きろ」って語りかけてくる。私は旅先で○X記念館みたいなところに時々行くのですが、この映画を観て以来、○X記念館等で昔の古い写真を観る度に「人は皆死ぬ、今を生きろ」って語りかけてくるような気がしてなりません。 この先どうなるかなんで誰にもわからない。将来不安に怯えて自分のやりたい事を抑えたり、意に反する選択肢をとるよりは、今を生きた方がその決断やもたらす結果に後悔はしないだろうと思える。この教師の好き嫌い良し悪しは人それぞれあると思う。ただし、教師が皆画一的であるよりはいろんな先生がいた方がよいのでは?ダメなというか所属するシステムに適合しない教師は自然と淘汰されていくだろう。(生徒の嘘の証言によるが)この教師も結果的に学校を去ることになる。私はこの先生は好きだが、この学校としての自浄作用が働いたのではと思う。この教師を否定する事は生徒の選択肢の多様化を阻むものだと思う。最後は、自己の保身の為に好きな先生を裏切り嘘を付いた生徒が、今を生きようとして机の上に立つ。何度観ても鳥肌が立ちます。9点(2004-02-24 06:08:08) 50. 居酒屋兆治 高倉健の隠れた名作と言われる本作。中学生の時2-3回観にいきました。高倉健が脱サラして居酒屋のオヤジに。ひとつの男の生き方を示してくれます。主題歌も高倉健。加藤登紀子のカミサン役は意外性があるがこれが中々のモノ。そして居酒屋にあつまる客には様々なゲストが・・・。「人が心に思う事は誰にも止められない。」函館を舞台に様々な人生模様が繰り広げられる。9点(2004-02-17 01:45:16) 51. 夜叉 高校時代に観にいった。高倉健の久しぶりのヤクザもの。これが最終作品なのだろうか?高倉健・ビートたけし・いしだあゆみ・田中裕子、各々の役者の個性が見事に花開いている。男女の主演・助演がこれほど完璧にキャスティングされている作品は滅多にない。特にビートたけしが包丁を振り回し、高倉健が止めに入るシーンでの4人の絡みは必見です。9点(2004-02-17 01:28:53) 52. 恋はデジャ・ブ とても面白いファンタジーコメディー。主人公は当初は変わらぬ日常を嫌悪し「規則どおりに生きるのはお断りだ。自分で決めた事をやるのがイチバン」と言い放ち自由奔放に生きる。この辺りでは変わらぬ日常に疑問を持たない我々への皮肉か?と思った。ところが、次第に変わらぬ日常を愛するようになる。変わらぬ日常を愛し、人を愛する事によって新たな日常がスタートするというよくできた作品。ビルマーレーならではの笑いもあるし、これを2/2に放映するテレ東は粋だね!9点(2004-02-03 02:14:16) 53. 靴をなくした天使 一応マスコミ批判の体裁をとっているのだが、設定がありきたりでなく楽しめる。このような誤解系ムービーはオチへの期待が高まって、見ていてグイグイ引き込まれていく。最後息子に語りかける「世の中ウソだらけだ。だから好きなウソを信じて生きていけ」はひとつの処世術なのでは?笑いもあるしラストのオチも好き。9点(2004-02-02 04:55:19) 54. 銀河鉄道999 TVKでTV版の再放送を2年弱見続けて復習的に鑑賞。TV版を見たばかりのせいか成長した哲郎にはやや違和感。他方メーテルはやや若い印象だし、他キャラクター総動員で存在感もイマイチ。車掌さんはオマケ程度だし。そもそも壮大なドラマを描くには2時間ではあまりにも短すぎる。また、フルオーケストラの音楽が素晴らしすぎて、物語以上に目立ってしまうといった難点はいろいろあるものの、やはりこのシリーズは日本アニメ映画の最高傑作であることには変わりはなく、これを超える作品は今後登場するのだろうかという思いはある。[DVD(邦画)] 9点(2004-01-13 22:03:12) 55. トゥルーマン・ショー エドバリスにとってジムキャリーは人間ではなく儲かる商品なわけで、商品開発や設計をやった事ある人ならわかると思いますが、誰しも自分の作った商品に愛着が沸くし、売れて欲しいと思う。ただし商品に欠陥が生じる事もある。その欠陥が生じる過程を上手く描き、完璧だと思っていた商品が次第に欠陥を露呈していく事の喪失感をエドハリスが上手く演じている。一方商品であるジムキャリーには人間としての意思があり、意思の変化が自分の商品価値を低下させていくという事態に陥るわけだが、何かおかしいと思えば真実を求め冒険の旅に出る。人は環境によってつく上げられた商品であり、その役割を演じる・果たす事で満足し、商品価値の維持のために現実に甘んじ、意思表示をしたり冒険したりようとしない。何かが違うと思えば、恐れずジムキャリーのように冒険の旅に出よ。そして真実を知っても笑い飛ばせ、という我々へのメッセージではないか?と思えた。9点(2004-01-06 14:00:53) 56. スター・ウォーズ/帝国の逆襲 小学生の頃、独りで見に行った。ハンソロはどうなっちゃうんだろう?と心配した。当時は続きがあるなんてわからなかったし。ヨーダがどうしても偉大な戦士とは思えず今日に至る。9点(2004-01-02 00:09:29) 57. スター・ウォーズ 当時小学生でヤマト大好きだったんですが、同じ世界が実写となって目の前に現れた時の衝撃は忘れられません。また、当時TVで見た「猿の惑星」でかなりのショック(人間と猿は敵なんだ!)を受けていた私にとってハンソロとチューバッカ(人間と猿)が以心伝心で仲良くしているのも衝撃でした。9点(2004-01-01 03:45:47)(良:1票) 58. レ・ミゼラブル(1998) 「人は変われるのか?」がテーマ。一度刑務所に入った人間が普通に就職して仕事をするのなかなか難しいだろう。それは我々が「人は変わらない」と思っているからだ。過去は消せない。経歴というのは一生ついて回る。 我々が経歴にこだわるから経歴詐称も起きる。ある人の悪い過去を知ったとき、その人は変わったと思えるだろうか?今のその人を今までどおり評価できるだろうか?それとも善人ぶってるだけと思いなおすだろうか?人との付き合い方を考えさせられる作品だった。9点(2003-12-30 03:23:44) 59. ザ・ハリケーン(1999) 人種差別による冤罪投獄により、人を信じられなくなって人生を諦めた男が、人によって救われ、人生に対する希望や人への信頼を取り戻す。ショーシャンクよりこっちの方が上だと思う。希望がある。救いがある。 9点(2003-12-28 03:11:52) 60. 野獣死すべし(1980/日本) 「こいつ狂ってるなあ」と思ったよ。圧倒されました。9点(2003-12-28 01:09:28)
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