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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
41. エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事 同じ93年に「父の祈りを」を撮っているD.デイ=ルイスがこの映画では完璧な貴公子を演じている.しかも、登場するNYの上流階級の紳士の中でも、物腰、語り方、仕草などがとりわけ見事に洗練されている.M. ファイファーも臈長けた貴婦人役を好演.W. ライダーは、天真爛漫の陰にある一筋縄ではいかないキャラクターを演るとつくづくと上手いなあと思います.8点(2001-10-01 23:10:12)(良:1票) 42. ギルバート・グレイプ 美術が「バグダッド・カフェ」の担当者だったので、あの色彩感はとても納得.映画の進行とともに涙が涌いて出てきて困りました.J. デップもはまってますが、ディカプリオの最高作だとも思います.いい映画を観た後は、足が地につかない.10点(2001-10-01 22:51:52) 43. ラスト・オブ・モヒカン これは理屈じゃありません.何回観ても大好きです.モヒカン族の3人を演ずるそれぞれの俳優たちが役柄とぴたりと合ったとびっきりの存在感を出していて素晴らしい.そして D. デイ=ルイスが、科白といい、所作といい、唖然とするほど格好いい.音楽がそれぞれのシーンと一体化するほどきまっていて、映像とともに脳裏に刻まれてしまっている.好きな映画はほんとうに理屈じゃないなあ. 10点(2001-07-05 10:44:29)(良:1票) 《改行有》 44. ある貴婦人の肖像 はい、後半どんどん白けてどうしようもなくなり、よほど観るのやめちゃおうかと思いました.2点(2001-06-07 20:53:41) 45. フライド・グリーン・トマト 久しぶりに観直したのですが、とにかく登場人物すべての人が役になりきっていて不自然さがない.人物の描き方がまっすぐで、ストレートな感動を引き起こす.大好きです、この映画.10点(2001-05-27 20:21:18) 46. タイタス 観終わって、しばし呆然.濃く強く弱く卑怯で賢明.人間のあらゆる業をこれでもかと見せてもらった.A. ホプキンス、全身で演じていて、役者冥利に尽きる嬉しさを全開で表現していたと.それを味わうことができて、幸せ.9点(2001-05-26 09:44:23) 47. ジョー・ブラックをよろしく クレア・フォラーニのコーヒーショップでの何気ない微笑みとか、会話でみせる表情とか、とても綺麗.エンディングの音楽、" Over the Rainbow & What a Wonderful world ! " のお洒落さ、後を引きます.9点(2001-05-19 09:59:11) 48. エリザベス C. ブランシェットが創り上げたエリザベス像がこれまでのエリザベスの中でもっとも格好いい.芸達者達と互角の独壇場で、状況が変わるごとに表現が多彩で発声も凛としており、風格がある.ウォルシンガム役の G. ラッシュもまさにはまり役で、清濁併せ呑む演技が巧い.しかし、彼とメアリ・スチュアートの母親役の F. アルダンとの絡みはいかにもイングランド側からの描き方で、スコットランドの人々にとっては苦々しかっただろう.(過去にエリザベスをひどく醜く描いた映画があったので、これで互角になったかもしれない.)「血のメアリ」を演じた女優さんの暗黒ぶりも大変巧かったと思う..9点(2001-05-15 10:52:38) 49. フィラデルフィア 思い出すと泣きたくなる映画のひとつです.トムは、後日 NHK の“ Actor's Studio ”でのインタビューで、共演したのエイズ患者について語りながら、言葉をつまらせていた.彼が演ったことがほんとによかった.9点(2001-05-15 10:45:54) 50. シックス・センス キーは“指輪”ですか? 最後のウィリスの息絶えるシーン、L.A. コンフィデンシャルのスペーシーの“ロロ・トマシ”後を連想してしまった.テーマは“愛”ですね.8点(2001-05-15 10:33:41) 51. シャイン 突然、フラっとレストランに入ってきたヨレヨレのおじさんが、「熊ん蜂」を弾き始めると、ヘルフゴットになる.その感動!爽快さ!このシーンのピアノ演奏は、G. ラッシュの自演だとか.本作品での入魂の演技をはじめ、他の作品での存在感を目の当たりにする度に、役者が天職なのだなと尊敬します.9点(2001-05-14 18:32:52) 52. ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ E. ワトソンもバレンボイム役もそっくりだった.でもデュ・プレは体中で歓びを表してチェロを弾いた.そこが全く描かれていないのが不満です.彼女の楽器は今ヨーヨーマが弾いています.5点(2001-05-11 00:43:16) 53. L.A.コンフィデンシャル 《ネタバレ》 K. スペイシーの“ロロ・トマシ”の件は何回観ても溜息が出るほどの演技.「シックス・センス」の B. ウィリスはあれを意識したな、と後日思いました.「更正する見込みのないヤツを、背中から打てるか.」っていう科白は、効くんです、ラストで.それは見事な伏線なのですが、一回目では気付かなかった.G. ピアーズも芸達者達に胸を借りて思いっきり頑張っていて、この映画に対する役者達の入れ込み様が伝わってきて嬉しい.9点(2001-05-10 09:33:55)(良:1票)
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