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41. エイリアンX<TVM> まあ予想はしてましたが・・・・。 オリジナリティもヒネリもパロディも無く大真面目にやってるので救いがない。 評価に値せず。[DVD(字幕)] 0点(2005-06-06 01:03:26)《改行有》 42. キッド(1921) 後半の夢の世界だけはちょっと不可解でしたが、最高に楽しめました。 うまく表現できませんが、間違いなくここ数年で最高の映画でした。[DVD(字幕)] 10点(2005-05-27 22:16:34)《改行有》 43. エイリアン 何度見たことか。で何度見ても非常によく出来てはいるがあんまり怖くないです。エイリアンは有機体というよりロボット見たいだし。背中から排気管みたいのが出てるし。何馬力ですか? 一番怖いのはアッシュがぶち壊れて大暴れするシーン。首から白い液体をぴゅぅぅと噴出させながらしつこく暴れる様はなんとも気味が悪い。[DVD(字幕)] 8点(2005-05-27 19:37:15)《改行有》 44. レディ・キラーズ あっという間に殺し合いで自滅。最後の一人までゴミの島へもれなく送り届けられちゃうのには笑った。 なんてことないストーリーだけど奇妙な雰囲気があって楽しめました。 DVDのオマケで作品中で出てきたゴスペルソングのフルバージョンが収録されてますが、実はコレが一番お気に入りだったりして・・・。[DVD(字幕)] 7点(2005-05-26 00:40:36)《改行有》 45. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 初めて見ました。笑えるには笑えるんですが意味不明な部分も多々あります。 最後の『総統! 歩けます!!』ってどういう意味?? 地球滅亡も何のその、男にとって夢のようなハーレムを目前にして元気になっちゃったってこと? 邦題の一見不可解な直訳も見ればわかるっていう趣向でなかなかオツですな。[DVD(字幕)] 7点(2005-05-26 00:16:11)《改行有》 46. ハンニバル(2001) オペラのシーンが印象的でした。美しい音楽とパッツィ刑事とその奥さんとの会話。 芸術への嗜好とカニバリズムが同居しているレクターの不気味さが最も良く表現されている。 ジュリアン・ムーアのクラリス役もちょっと違和感が。『羊』のジョディーの印象が強すぎたんでしょうか、最後までコレがジョディだったらなあという思いが拭えませんでした。 脳みそのソテーは正直言って美味しそうでした。銅のソテーパンでバターとハーブで軽くソテー・・・・涎が。まあ実際に目の前で知人のアタマがパカーーッと開いて、『これが脳膜で』とか解説されて自分のヤツを食わせてるのを見たら卒倒するでしょうけど。 ラストは原作とは全く異なる。原作のままで作ったら続編作りにくくなるでしょうから、そういう配慮が働いたんでしょうか?[DVD(字幕)] 7点(2005-05-22 01:35:06)(笑:1票) 《改行有》 47. 海峡 吉永小百合若い・・・。 健さんと何かありそうで何も無いもどかしさでムズムズしてしまった。 健さんにはやっぱり荒波が似合う。 冒頭いきなりドド~ンと荒波。来たァ~~~~と高まる期待!!!! と思ったら、何かプラモの船みたいなのが波に呑み込まれる。 ???洞爺丸沈没シーン??? 見た瞬間模型だとわかるチンケさに愕然。しかも2度もそのシーン使いやがったな。 いきなりテンションブチ下げてどうする。 ここだけは許さぬ。[DVD(字幕)] 7点(2005-05-21 02:51:48)《改行有》 48. タンポポ 大金持ちから浮浪者まで、それぞれの生き方にそれぞれの食ありですね。 山崎努というと『天国と地獄』の卑劣な犯罪者役とか『八墓村』の32人殺しの多治見要蔵役とか、シリアス系の役者という印象があったので意外。目尻のシワが可愛い。 伊丹作品の中では一番好き。宮本信子をはじめ出演者全員が輝いて見える。[DVD(字幕)] 9点(2005-05-20 01:42:21)《改行有》 49. 猿の惑星 突込みどころ満載ではありますが、猿と人間が完全に逆転するのはブラックユーモアとしてかなり見ごたえはありました。 聖堂のキリスト転じてサルの石像、聖書をそのままパクって神は自身に似せてサルを作った・・・とか、悪い冗談としか思えん。上陸直後にランドンが小さなアメリカ国旗を岸に立てたことにテイラーが大笑いするシーンもラストと絡めて見るとかなりブラックだ。 異端審問の場面で3人の裁判官が”見ざる言わざる聞かざる”を何気にやってるのは笑いました。仏教系の何かを意図しているのかと思いましたが英語圏でも”See no evil, hear no evil. speak no evil”という言い回しがあるようです・・・・。 それにしても都合よく美女でて来るし・・・お約束ですな。 ブラックユーモアとラストの衝撃が奇妙に絡み合ってなんとも言えない味わいがあります。 [DVD(字幕)] 9点(2005-05-19 15:13:52)(笑:1票) 《改行有》 50. 山猫は眠らない2 狙撃手の掟 前作以上に冒険活劇。 前半の1/3以降、後はお決まりの脱出劇。追っ手との狙撃合戦はまあ見ごたえはありましたが所詮脱出劇の一部という扱い。 もう少しマニアックにストイックに描いて欲しかった。 一発の狙撃に至るまでのプロセスを丁寧に描くと『ジャッカルの日』になってしまう恐れは多分にあるが、観測員の役割と狙撃の理論的な部分をもう少し丁寧に描いてくれればと・・・。 確信犯でマニア受けを狙うまで突き詰めなくてもいいけど、もう少し何とかならなかったのか。[DVD(字幕)] 4点(2005-05-18 01:53:03)《改行有》 51. ボーン・スプレマシー 映画館で座った位置が前過ぎたせいか、カメラのぶれやテンポの早い切り替えに目がついて行けませんでした。 ストーリイは前作よりアクション一辺倒で途中ダレました。ハードな作品にはなっていると思うけど、メリハリが無いのは昔のカンフー映画なみ。 早々にマリーを殺したのはハードさを強調するためかもしれないが、僕にはちょっと物足りなかった。前作のちょっと切ない感じの男女の感情の交錯がなくなってしまったのはちょっと寂しい。あまりベタベタしないちょうどいい感じだったんだけどね。 DVD借りてもう一度見れば印象が変わるかもしれない。[映画館(字幕)] 6点(2005-05-17 00:31:26)《改行有》 52. マトリックス 僕自身も今生きてるのは仮想現実かも、なんて想像してたりしたこともあったのでその意味ではかなりポイント高いです。 ですがCGワークやセットの作り込みなどの映像表現はさほど目新しいとは思わなかったですし、香港映画か?っていう怪しげな闘いの場面もどうかとは思います。 ただラストのスーパーマンみたいに飛んで終わるシーンは漫画チックですが爽やか(笑)なのはキアヌだからでしょう。ブルース・ウイリスやシュワルツネッガーじゃマグマ大使。 艦内ではみんな汚い格好してるのに外出時は目一杯オシャレしてるのが微笑ましいです。[DVD(字幕)] 8点(2005-05-15 19:30:31)《改行有》 53. 八月の狂詩曲 いやあ黒澤映画のなかでもかなりコケた映画のひとつ。 無意味なプロットが多く何かの伏線かと思いきや何も意味なかったり。 錫次郎さんがホントにお兄さんなのかどうか悩むシーンは全く意味をなさないと思うし、河童の悪ふざけや、雷に打たれた夫婦杉のそばでついムラムラして襲い掛かる縦男逃げるみな子。 何の意味が? 肉付けとして必要なシーンなら大いに結構だが、テーマは原爆でしょ、カンケイないじゃん。 黒澤映画ってあらゆるカットに対して隅々まで計算して無駄が無いって思ってたもんだから唖然。どうしちゃったんでしょうか? 子供たちも妙に生意気に語ってたりして背筋がむず痒くなります。クラークさんは何のために来たんだろう?あっという間に帰っちゃうし。お婆ちゃんが突然ボケて雨の中を走るところで唐突に「野ばら」が流れるのも、あまりの不自然さに呆然。DVDが故障したのかと思いました。で、後で気付いたんですがこの唐突な音楽はキューブリックの『博士の異常な愛情』のラストと似てるんですが。本来深刻な場面で明るい音楽を充てて異様な印象をもたらすっていう効果。テーマも両者原爆だし。 それにしても吉岡某ってのはダイコン役者だね。『半落ち』の裁判官役も酷かったけどこの作品でもヒドい。あちこち出演してますが何が評価されているのでしょうか? あまりにも頭にくるのでちょっと強い口調になってしまいました。ごめんなさい。 [DVD(字幕)] 3点(2005-05-14 03:30:54)(笑:1票) 《改行有》 54. エアフォース・ワン アタマのなかを真っ白にし、ポカーンと口をあけて、ヘラヘラしながら見るのに最適。 ちょっとお疲れモードの時の癒しの一本です。 アメリカ人のアメリカ人によるアメリカ人のための映画。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-13 23:10:13)《改行有》 55. クイーン・コング 当時のウーマンリブへの諧謔を込めた批判をキングコングのパロディでもって表現してるってことかな。 パロディだから恐竜との戦いのシーンは言うに及ばずあらゆる場面でチープ感全開。 コングもゴリラだかサルだか熊だかワケわかんないし、オッパイも色っぽくないし。 完全に確信犯でしょう。 馬鹿馬鹿しさに呆れたり怒ったりした時点で術中にはまってる。 ウーマンリブはともかく、馬鹿さ加減は折り紙付き。 ジャケットにあるようなピンクのブラじゃ無かったのは残念(何が?)[DVD(字幕)] 6点(2005-05-13 19:57:16)(良:1票) 《改行有》 56. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち 数学の天才という話はどこへいった? 自分の殻に閉じこもっているといっても見る限り普通の人だし、自分の周りにも一杯います。 ってことでヒューマンドラマ的な部分ばかり目に付きましたが、爽やか感のあるラストは秀逸でした。[DVD(字幕)] 6点(2005-05-13 16:18:39)《改行有》 57. デッドマン・ウォーキング 求めに応じたシスター・ヘレンとの交流が始まり、徐々に心を開いていくが肝心のことは語ろうとしないポンスレット。執行の当日ようやく重い口を開き、真相を語り改悛の情を示す。 そこから最後の瞬間までのヘレンへの語りかけ眼差しすべてが切ない。 完全にポンスレットに感情移入してしまいました。 一見宗教的な香りがするが、神に帰依したというよりヘレンという人間に対して心を開いたというように解釈した。 ひとつ難があるのはなぜヘレンに対し心を開いたのかが少々描写不足だったように思う。 被害者の家族の苦しみを解こうと被害者のもとへ訪れ、苦しむヘレンのシーンがあるが、その苦しんだことはポンスレットには知りようがないし、ヘレンも語ってはいない。 映画のなかではそういったヘレンの苦しみと共に被害者家族の悲嘆がポンスレットに無言のうちに伝わったというような意図がなされているようだが、もう少し掘り下げて描いても良かったかもしれない。 宗教や死刑の是非は抜きにして、どうにもならない要因で生命を絶たれる死刑囚と被害者そしてその家族の悲哀をバランス良く描いた秀作だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2005-05-13 15:30:12)《改行有》 58. ジェリー どうやら実験映画らしいが、どの辺が実験なんだろうか。見てるあいだずっと考え続け、何かあるんではないかと探しつづけたが結局わからなかった。最後のオチは予想してた通り。だからあのオチがこの映画のキモだとしたらずっこけるしかないが、そもそもキモのある映画なのか? あの荒野はどこなのか、荒野に入った理由や2人が何者なのかなどの描写は一切無い。見る者それぞれに解釈するか、あるいは一切思考停止のまま見るかどっちかになってしまうが、私は思考停止の方。ただただ風の音を聴き、日が暮れ、また日が昇る、この映画のなかの時間の流れに身を任せ続けた。でも何も見えてこなかった。誰か何かが見えたのなら教えてください。[DVD(字幕)] 5点(2005-05-12 11:30:15)《改行有》 59. コラテラル 乗ってきたタクシーの屋根にドサリ。一人目からいきなり失敗。 次から次へ大騒ぎして殺しまくる姿は冷徹な殺し屋には見えない。 最後にゃたまりかねた運ちゃんに逆切れされて殺されてしまいます。うーん、なんて言ったらよいのか・・・。 タクシーの中での説教の応酬はまあ面白くなくは無かったが、やや冗長に過ぎたか。 でも最後までよそ見せずに見せる適度な緊張感はあったかと。 5/272度目の鑑賞。やっぱり印象変らず。ダレる。 初見の時も気になったのだが『トランスポーター』の主役ジェイソン・ステイサムが初っ端の空港で出てきます。『トランスポーター』でオドロキのヌルヌルプレイを熱演した彼が出てきたんでコレは何かの暗示ではないか?まさかトム・クルーズが何か別のプレイをやってくれるのか?と・・・。完全に勘違いでした。 [DVD(字幕)] 5点(2005-05-11 23:59:57)《改行有》 60. パッション(2004) 《ネタバレ》 ユダの裏切りから最後の晩餐、ゴルゴタの丘、そして復活。そして合間に奇跡を起こすイエス、イエスを知らないと言ってしまうペテロ、ユダの自殺、マグダラのマリア。有名なエピソードと人物はくまなく盛り込まれている。何か新解釈があるのかと思いつつ最後まで見たが、印象に残ったのは他の方々が言われているように残酷シーンのみ。 なぜ今この映画を撮る必要があったのか、何を伝えたかったのか全く判らずただただ困惑するばかりだった。 受難に焦点を絞った意味は何だろう。もちろん誕生から受難までを1本の映画にすることは出来ないと思うのでポイントを絞る必要はあっただろう。ではなぜ受難なのか。それもただただ鞭打たれるシーンのみ強調して。 監督はクリスチャンらしいが、クリスチャンなら一度は撮りたいテーマなのだろうか。 ただそれだけなの?撮りたいから撮りましたっていうのはちょっとどうかと思うんですが・・・。 でもただそれだけの映画なら企画段階で没になってると思うし、何らかの勝算というか監督個人の意思だけではなく、製作サイド全体の意思があったのだろう。でもわからない。 ひたすら困っただけに評価不能と言う意味で5点を献上。 ※2008年9月 DVD(字幕)にて再鑑賞 再鑑賞し、やや前回より分かった点があるので追記します。 イエスと弟子達の会話シーンでイエスが『私は道であり、真理であり、命である。私を通らなければ父(神)の元へは行けない』と説く。 その道を身をもって示したという、おそらく最も重要なポイントがこの受難のシーンなのだろう。 だからこそ、このシーンに焦点を絞り、リアルさを追究したのではないか。 勘違いしてるのかもしれませんが、今回の再鑑賞でそれを感じました。 よって点数をアップして7点とします。[DVD(字幕)] 7点(2005-05-11 02:04:30)《改行有》
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