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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
41. ミリオンダラー・ベイビー イーストウッドの前作「ミスティック・リバー」と同様に、本作も最終結論は観客に委ねられた。ことの是非を描かない映画は少なくないが、これまた前作と同様、そうそうたやすく結論が出せない代物に仕上がっている。女子ボクサーという設定こそ目新しいものの、前半、いや4分の3はまあありきたりなサクセスストーリーが進行し、ふーんこれがオスカーかー微妙ーと思っていると最後の30分でひっくり返る。あまりに濃すぎる超濃縮ドラマを突きつけ、そのまま唐突にエンドロール、直後は何も考えられず、しばらくたって解釈についてうだうだと頭を巡らす。後引くという点ではなかなか興味深い構成だが、それでもそうたやすく意見を述べさせてくれない負の重厚さが、私をイーストウッドから遠ざける。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-21 22:39:54) 42. ドラッグストア・ガール あとワンテンポなんだ、ワンテンポ遅い。脚本のスピードに役者がついてきてない。故に笑いきれない。三宅裕二の演技がなんとも狙いすぎでこれも気に障る。なにからなにまで田中麗奈に都合よくできているため、見終わるととりあえずあー田中麗奈はかわいーなーとはなる。うんなるな。良々とカップルっつーのもほほえましいじゃあないか。5点(2004-12-12 23:40:40) 43. メメント 逆回転ならではということでかなんだか知らんが、物語の軸とはまったく関係ないプロットを何個か入れてるのがこの上なく蛇足。もっといってしまえば、逆回転が利いてくるのは結局最後だけ。まあなかなかハンパじゃない利き方であるのは確かであるにしても、この手法自体にはものの10分もすれば飽きる。そこからオチまで、なんとなく期待しながら観続けるには、2時間はちと長い。5点(2004-08-16 14:16:09) 44. 過去のない男 インディーズ色がだいぶ薄まっている。異色クリエイターは齢を重ねることに大体そうなるようで。「過去のない男」、おもしろいけど、ものたりない5点(2004-07-18 22:04:59) 45. スナッチ 思えばブラピはこの頃がいちばん乗っていたのかもしれない5点(2004-07-18 18:02:51) 46. スパイダーマン(2002) 監督・キャストにぬかりがなくてよい。2部構成なのも目を引く。でも後半ちとだれる。後半だれるということは全体としては結構退屈だったなやあという印象で劇場を出ることになるので点数は低い。ずっとシリーズとして続いてほしい気持ちはある(同じ監督・キャストに限りよ)5点(2004-07-18 16:46:09) 47. ピンポン 原作のテイストをまんま活かさなくちゃいけないなんつールールはないが、それにしてもなんつーか年齢層低め。クドカンが書くのはベストだったのか?漫画の台詞を大真面目にしゃべられると非常に気まずい。ドラゴンがちっさい。そして歌舞伎調。そこそこ楽しめるのは原作の力と、なんだかんだでクドカンだからか5点(2004-07-18 13:01:18) 48. ヒューマンネイチュア この出来は、監督のせいか、脚本家のせいか。映画での実績がないだけに、監督と言わざるを得ない。ごめんよ。5点(2004-07-11 18:20:31) 49. インファナル・アフェア 非常におもしろいストーリー。でも香港映画ってやっぱりなんかバタ臭い。5点(2004-07-11 18:08:42) 50. カンパニー・マン タバコのCMかと思った。5点(2004-07-11 17:42:32) 51. ムーラン・ルージュ(2001) 最初の30分だけだな。それでサントラのおいしいとこを全て消化して、あとはうーつまんない。5点(2004-07-11 17:23:04) 52. エリン・ブロコビッチ そうきたか。5点(2004-07-11 17:04:37) 53. アメリ かーわーいーい5点(2004-07-11 15:29:38) 54. キル・ビル Vol.2 えっ!?もう終わりっすか!!?これ悪い意味で。この映画のヤマはどこっすか?わたしが見つけられなかっただけっすか!?QT得意のダイアログもなんかいまいち。冗長。てかつまらん。「パルプ~」はやはりロジャーエイバリーの映画だったのかあと思ってしまった。しかしなにより悲しいのは、これでまたしばらくQTの新作を見られんということ。おい!サクサク撮ろうよ!5点(2004-07-11 14:34:09) 55. ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 森の奥の桃源郷然り、ラストの大団円然り、どのプロットもありきたりといえばありきたりなのだが、同時に以外とこういう映画ってないなあということに気づく。ありきたりなわけだから大抵の人間は感動できる。その辺をついてきた点、しかもやったのがティムバートンというのがよい。映像的には多少物足りない。話が話だけにしょうがないが、次回作はダークなものを期待したい。あと、ユアンに恋人をとられた男(名前忘れた。てかあったか?)、やつに感情移入してしまったひねくれた輩は、わたしだけじゃああるまいな。5点(2004-07-10 17:40:23) 56. ミスティック・リバー 《ネタバレ》 どこまで、というかどういう計算なのか。私は、ギリギリまでデイブが犯人と信じて疑わなかった。それは謎解き云々の話ではなく、そういう意図のもと流れる物語に素直に乗っただけのこと。故に真実が明らかになった瞬間、そしてその後の展開には激しく憤ったわけで、結局そんな感情のまま映画は終わった。後味が悪いというより、やり場のない怒りがこみあげる。いかようにも解釈ができるのは結構だが、作品肯定派の人の意見がないと、私のような観客は途方に暮れる。作品の評価がべらぼうに高い分余計に。演技陣では、ペン、ロビンスに比べこれといった見せ場がないものの、巧い演技で物語にテンポを与えていたケビン・ベーコンに1票。5点(2004-02-13 23:14:47) 57. ロード・トゥ・パーディション トムハンクスは殺し屋にみえねー4点(2004-08-08 22:38:49)(良:1票) 58. エルミタージュ幻想 ワンカットで撮ったのはわかる。ただ鑑賞中この演出に対して「おーこりゃワンカットならではだなー」と思う瞬間は実は無い。「ニックオブタイム」然り、「24」然り、演出手法を大題的に謳ったものは、その手法自体、作品の中では大して目立ってないことが多い。4点(2004-07-24 16:54:32) 59. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ 大家族という設定にした時点で、そこそこの出来は保証される。逆にそう考えるとちっと物足りない。4点(2004-07-19 11:25:48) 60. プレッジ 幼児虐待というプロットは果たして必要十分条件なのか。近頃これを余りにも安易に使う映画、TVが多すぎる。ちょっと前まではレイプがそれだった。はじめはショックを受けるが、次第にその衝撃にも慣れてきた。それは幼児虐待にも言える。これじゃあそのうち人類皆不感症になる。使うなって言ってるんじゃない。これらを主題にした傑作、秀作も少なからずある。ただ安易に使うなといいたい。そうしないと観る者の感性の、言ってみたらゴムが伸び切ってしまう。真の傑作に出会った時の作品のメッセージを、100%受け取れなくなる。そんな中で「プレッジ」、ラストが非常に衝撃的、しかしそうなると、別に幼児虐待じゃなくてもよかったんじゃん?て気にもなる4点(2004-07-18 17:55:21)
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