みんなのシネマレビュー |
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41. ソードフィッシュ トラボルタのオールバックって結構かっこいいと思った。思い込みを利用したガブリエルにまんまと一杯食わされて楽しめたので7点です。しかし意味の無いおっぱいシーンはいかがなものかと。ジャネットのはだめなのに・・・。7点(2004-06-16 00:33:16) 42. 現金に体を張れ ストーリーの運びかたが面白い。強奪計画のメンバーが何時に何をしていたかの全貌が明らかになるように描かれているので、ストーリーの展開に無理を感じない。「時計じかけのオレンジ」でキューブリックを好きになった自分としては、彼らしさ(ストーリーに皮肉が含まれていることや音楽、映像美など)を感じることができなかったので残念。しかししっかりと作りこまれていて、面白い映画だということは確か。7点(2004-06-16 00:23:35) 43. 酔拳2 最近のCGに頼り切ったアクション映画と違い、俳優が本当にその道を極めているところがすごい。シリーズものだが1のほうは見たことがない。たまたま友達に借りてみたところ、ものすごく興奮しました。笑いあり、涙あり、そしてきっちりアクションもこなしてしまうこの映画はすごいです。ラスボス(名前忘れました^_^;)が脚を上げるシーンが一番のお気に入りです。音楽もとてもかっこよくて、最後までどきどきが止まらない映画です。8点(2004-06-16 00:11:33) 44. ブレア・ウィッチ・プロジェクト 撮った人物が森で行方不明になり、その後見つかったフィルムということなので、無駄なカットやブレなどはご愛嬌です。魔女の姿が見えないというのは逆に怖さが増しますね。姿を見たら意外と怖くなかったということもあるので、自分の想像力に任せるという点はいいと思います。しかしそれにしても2度目はあまりにつまらなく思えてしまうのが痛々しいです。企画はおもしろいですが、ストーリー構成や伏線とかいったものがないので一回見ておしまいといった感じです。3点(2004-06-15 22:53:08) 45. 戦場にかける橋 《ネタバレ》 戦勝国に偏った戦争映画ではないところは評価できる。斉藤大佐が情けなく見えるが、確かに戦時中の特攻隊などを思えばあながち大げさな表現とも思えない。軍規を守り橋を完成させるニコルソン大佐が最後の最後まで「善」であるように思えてしまうテンポの悪さは大幅な減点対象。崩れる橋は戦争の無意味さを象徴しているように思える。6点(2004-06-15 22:34:24) 46. バリー・リンドン キューブリック映画の特徴である皮肉や批判が全くと言っていいほどないように思える。テーマは人生は何が起こるか、どう転ぶかわからないといったところだろう。しかし最もキューブリックが表現したかったのはストーリなどではなくて、視覚面だとおもう。この映画のために開発されたカメラでの撮影。人間の表情がやんわりと、とてもきれいに見える。他にも風景やもや~っとした、はかなさのようなものを感じ取ることができた。ストーリーよりも映像に夢中になってしまう珍しい作品。9点(2004-06-12 15:16:29) 47. レインマン ダスティン・ホフマンの演技がすばらしいです。旅の中での数々の出来事により切り離せない兄弟の絆ができる。人間に興味をもたず、閉ざしていたレイモンドの心の扉も、最後には少し開き、不安ながらも少しづつ彼を受け入れるようになっていく。切り離せないの兄弟の絆を感じることができたにもかかわらず、離れなければいけないというラストは感動です。8点(2004-06-12 14:50:22) 48. ザ・コミットメンツ 洋楽好きならそこそこ楽しめる映画だと思います。前半はこれからどんなバンドになっていくのかと期待しながら見ることができますが、後半は演奏ばっかりでストーリーの動きが一気に少なくなってしまうのでその曲を知っている人でないと退屈になってしまうかも。典型的なサクセスストーリーではなく、主人公の思い通りに事がはこばないもどかしさがまたいい。6点(2004-06-12 14:13:35)(良:1票) 49. セブン 犯人はブラピが自分を殺すことでキリスト教の人間にある7つの大罪を証明して見せた。もし自分がブラピの立場だったとしても、目の前で愛する人の惨殺死体を見せ付けられて、私がやったと言われれば、やはり引き金を引いてしまうだろうと思わせられたのがとてもショックだった。しかしそれはこの映画のストーリーに無理がないということだろう。評価は高いですが、楽しむどころか打ちのめされてしまうという感覚です。8点(2004-06-07 02:02:27) 50. さらば、わが愛/覇王別姫 二人の京劇俳優の人生を描きながら近現代中国の歴史の変遷をも同時に描く、3時間の超大作。京劇で女形を演じるレスリー・チャンがとても美しい(中国人に言わせると方言の訛りが気になるらしいですが)。大スターの二人が文革の波に飲まれ、批判の対象となってしまうシーンは憤りすら覚える。自分たちの作り上げた文化を破壊して成り立つ社会とは…。文革が終わりやっと京劇に再興の兆しがみえたのに、虞姫を演ずる蝶衣が自殺してしまうシーンは圧巻です。8点(2004-06-07 01:44:24) 51. インデペンデンス・デイ アメリカ色が濃すぎますね。人類が勝利したというよりアメリカが勝利したというようなイメージが沸いてきます。インディアンを征服して成り立った国の人が作るとどうも負のイメージしかもてないですね。どうあがいても人類滅亡のはずなのに、人類のコンピューターウィルスでシールドがとかれて逆転という、もうだれだれのラストには言葉も出ません。2点(2004-06-07 01:24:10) 52. アイス・エイジ 単純に面白い映画だと思います。ストーリーはごくごくありふれたもので、疲れたときや癒されたい時にほけーとしながらみることをお勧めします。何も余計な事を考えずに見られるので素直に楽しめます。6点(2004-06-07 01:10:28) 53. シャイニング(1980) 初めてみたキューブリック映画です。これで一発で大好きになりました。役者のセリフではなく、映像で恐怖を煽ってきます。まぁジャック・ニコルソンの顔だけで十分怖いですが。あのホテルの優美で壮大な姿、その裏にある狂気のようなものがにじみ出ていました。あれを見てから一週間くらいダニーのREDRUMのくだりが頭からはなれませんでした。8点(2004-06-07 00:59:00) 54. 2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 人類の夜明けから未来へ、モノリスの影響を受けた人類の飛躍的な進歩を描きます。舞台が宇宙へ移ってからはまさにタイトル通り宇宙の旅です。のんびりとリラックスしながら、それでもクラシックと宇宙の景色によって飽きさせません。そしてここからがキューブリックらしい皮肉たっぷりのストーリー。人類が生み出した最高のコンピューターハルと人間との戦い。ここででてくるハルの「ミスを犯すのはいつも人間」というセリフ。人格を持っているとすら思えるハルのこのセリフはそのままハル自身も間違いを起こす事を意味します。ハルの機能を停止させ木星へ降り立つ時、またモノリスが現われ~、そこからは意味不明でした。難解極まりないです。スターチャイルドへの進化は人類に科学を捨て純真無垢な赤子へ立ち返れという警鐘でしょうか…。そこだけよくわからなかったので小説版を読んで勉強中です。9点(2004-06-07 00:39:59) 55. PLANET OF THE APES/猿の惑星 意外性は少ないが安心して見られる作品だと思う。チンパンジーのぺリクリーズがかわいかった。レオが地球に戻った時に地球が猿の惑星になっていたというオチはいらないと思う。何故地球が猿の惑星になっていて、しかもセードがまた出てくるのかわからない。あれがなければもう一点あげられた。6点(2004-06-07 00:19:27)(良:2票) 56. バタリアン 「Night Of The Living Dead」が実は真実だったという設定は面白い。続々と墓から這い出てくるバタリアンは賢く、しかも走って追いかけてくる。音楽も状況とマッチしていて結構楽しむことができた。しかしバタリアンに囲まれた状況をどう打開するか期待していたので、ミサイル一発で終わりだったのは残念だった。最後に雨が降って菌がまた広がるという事を想起させるのは良かったと思う。6点(2004-06-06 22:22:29) 57. 時計じかけのオレンジ キューブリックの魅力が高密度に詰め込まれてます。ストーリーは当時の社会風潮を皮肉っていて、その社会が生み出した、その社会を象徴する主人公のアレックス。彼は暴力とセックスをこよなく愛する根っからの悪人として描かれています。浮浪者への暴力や作家の家へ侵入しての強姦を観て吐き気や嫌悪を抱く人は多くいるでしょう。これだけ残酷なものを観てそう感じるのは当然ですが、勘違いしてはいけないのは、キューブリックが暴力を賛美しているのではないということ。アレックスは社会の象徴なので、彼を嫌悪すると言うことは、気づかないかも知れないけど、そういう社会への嫌悪ということでしょう。頻出する性的オブジェも、人間の本質に迫ったものでしょう。性欲を抑制する道徳観は、生まれた後で付け加えられたもので、本来性欲は人間にとって自然なものだという主張だと思います。BGMも完璧にマッチしています。アレックスの大好きな第九は、はじめは昇天してしまいそうな快楽を彼に与えます。しかし洗脳の副作用により聴くだけで自殺したくなってしまいます。そして元に戻す治療が成功すると、また彼に快楽をもたらします。第九の第四楽章に付けられている歌詞は「歓喜に寄す」という詩で、つまり、政府の政策によって喜びや幸せを奪われるという構図をうまく表現しています。またヘボい内務大臣が現れるシーンでは「威風堂々」で皮肉っているし、作家の呼び鈴がベートーヴェンの「運命」だというのも伏線になっていてアレックスが出所後に再び作家の家に行ったときになるほどと唸ってしまいます。個々の場面を見てみるとごちゃごちゃとした映像が全くなく、壁などの配色もとてもきれいなため古さを感じさせません。アレックスの部屋、キャットレディの部屋、内務大臣が現れるシーンで出てくる刑務所の廊下など、とてもキューブリックらしい奥行きのあるショットで魅せています。前回の投稿からまた何回か見ましたが、何度見ていても飽きることなくまた新しい発見があったり理解が深まったりとまだまだ奥が深そうです。一回見たくらいでは残虐さや疑問しか思い浮かばないと思います。もし最初の残虐なシーンに耐えられるのなら数回見ましょう。そうすればこの映画で訴えかけているものが少しはわかってくると思います。逆に映画に哲学や思想を持ち込みたくない人、そういう観方をしない人にとってはこれほど苦痛な映画はないでしょう。10点(2004-06-03 23:47:40)(良:3票) 58. 十二人の怒れる男(1957) この映画に出てくる場所は陪審員室とトイレだけ。トイレは休憩の間の数分だけで、そのほとんどが陪審員室で繰り広げられる。それにもかかわらず終始緊張感が張り詰めている。見始めてすぐに結末は予想できてしまうが、そこは問題ではないと思う。11人が上げる状況証拠を次々と論破していく8番陪審員は見ていて爽快だった。9点(2004-06-03 23:13:22)
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