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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
41. ロジャー&ミー いかにも個人の権利を主張するアメリカ的な話。 日本の自動車企業が北米に進出した時、似たようなリストラ労働者を迎え入れたのだが彼らは何と言ったか。 「(日本の生産工場では達成しているにも関わらず)TOピーTAの生産ノルマは厳しすぎて、絶対に不可能な数値だ。」 「奴隷みたいに働いて日本人はバカじゃないのか」 何も仕事はGMだけじゃないのにGMのせいで貧しくなったと文句しか言わない人々を見ているとGM側の 「単に怠けているだけ」「仕事を探せ」という主張も納得できる。 短絡的なアメリカ人はこれを見て、GMに対し怒りを募らせるのでしょう。 それを見て私達は楽しむのです。[DVD(字幕)] 6点(2006-05-07 10:53:53)《改行有》 42. 評決 《ネタバレ》 弁護士、医者、司教といった特権階級の人々の内面に光を当てた作品。個人の道徳に任せるしかないという絶望的な捉え方は変わらないが、主人公は自戒で立ち直り罪は裁かれるという「救い」にアメリカンニューシネマ時代の終焉が見える。シドニー・ルメットを中心としたこのような社会派ドラマ群は今となってはハリウッドの宝だ。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-05-03 07:31:50) 43. プライベート・ベンジャミン ゴールディホーンのアイドル性が女性が活発になりだした時代の流れに乗って大ヒットしたという感じ。今見るとベタなコメディ[DVD(字幕)] 5点(2006-05-01 20:12:11) 44. ドラえもん のび太のパラレル西遊記 子供の頃何度も見た記憶あり。ドラえもん映画でも海底鬼岩城と並び1,2を争うほどはまった映画でした。今見ると内容は薄くアニマル惑星や日本誕生、魔界大冒険などのほうがいい話のような気もするが、子供が喜ぶエンターテイメントとしては良作の西遊記パロディ。ゲーム風の世界観が子供の心を惹きつけるのだろう。子供の頃惹かれたこともあり高得点にしておきます。アニメ点と普通映画点は別枠で[ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-28 01:58:51) 45. となりのトトロ 誰しも子供の頃、確かにそこで遊んだ記憶がある「洋館」だったり「空地」が翌日また行こうとしてもどうしても辿りつけないという経験があるものである。あるいは一度も来た事の無い場所で懐かしさを感じるデジャビュ。それをそのまま世界観として作りあげたような素晴らしいファンタジー。子供が見てもノスタルジックさを感じるという心底に触れてくる映画。久石の音楽も素晴らしい。私の中ではジブリの最高傑作[地上波(邦画)] 10点(2006-04-22 16:46:18) 46. ガン・ホー ただおちょくった映画ではなくこれは風刺。プレゼンに全く反応が無くガックリ帰国したが実は成功していた所や、酒を飲むと突如性格そのものが変わる日本人、鋭すぎる。また忘れちゃいけないのはアメリカ人に対する日本人のステロタイプも同時に描いているということ。遅刻を常習したりロックをかけながら仕事するアメリカ人、これも明らかに極端な例である。当時絶頂期であり最大の攻勢をかけていた「侵略者」に対し何も日本的経営を非難するだけでなく相互理解も模索している。民族間の気質の違いやステロタイプを見る上で非常に有用な映画でもあり、これを単に日本文化をおちょくった映画で片付けてしまうのは惜しい映画である。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-08 02:05:34)(良:1票) 47. 太陽の帝国(1987) 戦争を借りただけの中身の無い人間ドラマ。面白みが無い。子供の使い方の上手さはさすがスピルバーグであるが。シンドラーのリストのために戦時中の人々の描き方を練習したんじゃないだろうな…[DVD(字幕)] 4点(2006-01-18 22:16:51) 48. レイジング・ブル 同じボクサーの伝記であるALIや同じスコセッシ監督の伝記映画アビエイターよりは良かった。デニーロのカリスマに依る所が大きいのだが。あまりにも短気で不器用で、力に翻弄され幸せだと感じようと思えば感じられる状況にいるのにそれに気づくことが出来ず、というより自ら拒否し道を外してゆく。決して極悪人では無いが必要以上に咎められることにより人間不信の極地に陥り周囲との溝を深めてゆく悪循環。タクシードライバーよりも同情を集めることの出来る題材でまたエンターテイメント性も優れていて同種映画では最高峰に挙げられる。カジノもそうだがスコセッシは夫婦の軋轢をやらせたら天下一品だね。逆にその題材が作品の印象を暗くして観客には不興を買ったりするんだけど。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-29 00:38:59) 49. ポリスアカデミー2/全員出動! 今思えば今や全国区のハードゲイというジャンルを知ったのはこの作品でだった。遂にメンバーが「警察官」としての職務を見せるために町へ繰り出す。アクションが増えた分笑いの面では前作よりややパワーダウンの感じは否めないが、この作品を見るときに構えて見る人なんて居ないので大して不満にも思わず十分に楽しめるだろう。もちろん合う人はだが。本作で最も印象に残ってるのはマイケル・ウィンスローのヘリコプターとパトカーの「音」。あれはスゴイ[DVD(字幕)] 7点(2005-12-17 06:59:29) 50. ポリスアカデミー5/マイアミ特別勤務 安定して面白いシリーズ。相変わらずのベタベタワンパターンコメディだがキャラの個性がしっかり確立されてるのでそれでも笑える。さすがに5作目ともなるとレギュラー陣は演技がこなれて生き生きとしているし、強盗団も含めて出演者が皆いい味出してます。後の2作を見ると、シリーズ当初からのメンバーがまだしっかり残っている(マホニーこそ消えたけど)本作は良いですね。ボートチェイスは2か3で見た気もするが。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-17 06:49:07) 51. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ クオリティは高い作品だが奇を衒いすぎて釈然としない内容になってしまった。脚本の欠陥を世界観で補おうとしている感じ。何度も見ると良さがわかるタイプの映画であろうがこの長さじゃなんとも…[DVD(字幕)] 6点(2005-12-04 01:45:56) 52. フィールド・オブ・ドリームス オカルトといえばオカルトだがファンタジーとも言える壮言な映画。原作が小説なだけに脚本が合う人は合う。日本人女性には合う人が多いのでは。別に嫌いではないがストーリーに必然性がないのでレビュアは見終わっても「あっそう」くらいにしか思わなかった[DVD(字幕)] 5点(2005-11-18 18:09:55) 53. ポリスアカデミー 典型的ベタベタアメリカンコメディですが自分には笑いのツボが合ってシリーズを全部見てしまった。主人公が一番地味なくらい脇役勢のキャラが立っていていずれも感情移入できます。特にガンマニアタックルベリーと、マイケル・ウィンスローの人間効果音が好きでしたね僕は。この手の映画は合うか合わないかですからね。合う人には良質のコメディと思いますよ[DVD(字幕)] 8点(2005-08-29 09:20:00) 54. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 今回書くのは未来ということで、前作の楽しみの一つノスタルジーが失われたこともあってかシリーズの中では評価は最も低い。もちろん未来と現在を対比する楽しみというのもあるだろうが、やはり未来というのは想像に過ぎない。ストーリー自体もパラレルワールドを作り出してしまい、現実味が薄れているからか今ひとつ。前作を別の視点から描くというこの映画だからこそできた手法は興味深いが[DVD(字幕)] 9点(2005-08-29 08:58:30) 55. ソフィーの選択 ある「選択」というテーマがまずあり、そこへ持っていくまでに恋愛やら収容所話やら精神病話やら様々な要素を絡ませて話を膨らませたといういかにも小説的な造りだと思ったら原作はベストセラー。話を並走させすぎて結局ナチの蛮行を描きたいのか、運命に翻弄される若者達を描きたいのか、どの話も中途半端で作り手のメッセージが見えてこず特別な感銘は受けなかった。選択シーンの衝撃が一人歩きしてしまっている感じがした。シンドラーのリストの10年前だという点は評価できるが薄い[地上波(吹替)] 5点(2005-08-27 17:32:35) 56. 7月4日に生まれて 《ネタバレ》 プラトーンのチャーリー・シーンを見て、この役今ならトム・クルーズだろうなと思ってたら、実際にあったオリバー・ストーンメンバーとトムコンビのベトナム戦争映画。愛国心と使命感に燃えて志願兵となった若者が戦闘で半身不随となり、心が折られ逆恨みを政府へ向けていく映画。プラトーンのように見た人間に考えさせるような映画なら感心するが、このように極端に偏っていてしかも筋の通っていない映画には賛同しない。ラストに民主党大会。ドン引きしてしまった。プラトーンに見た良さなど微塵も残していない低俗なプロパガンダ映画。[DVD(字幕)] 0点(2005-08-14 06:14:23) 57. プラトーン どこまで真実かなどという政治的な論争は全く別として、戦争映画として秀逸である。ベトナム戦争の帰還兵であるオリバー・ストーンメンバーが、実体験を元に戦場の実態を一歩兵の視点から書いていて、戦場の空気、恐怖、興奮などがリアルに感じられる臨場感。これまでは戦争映画といっても、単に森の中で銃撃戦やってるだけだろとしか感じないような映画が多かったが、この映画が描いているのは正に「戦争」である。この映画の読み解き方は自由である。おそらく見ている最中にもバーンズ派とエリアス派に分かれるだろう。どちらを選んだところでどちらが悪でどちらが善なんて答えは無いのである。自分は隊の士気を著しく乱す「偽善者」の主人公やエリアスに極めて反感を持っていたのでバーンズ派であった。これを見てしまうと、あの地獄の黙示録がB級にすら見えてくる。チャーリー・シーンはコメディのイメージが強くてアレだが。この役は今ならトム・クルーズ辺りだろうなあ[DVD(字幕)] 10点(2005-08-02 07:45:54) 58. ロマンシング・ストーン/秘宝の谷 とにかくエンターテイメントを目指し銃撃戦、肉弾戦、カーチェイスなどいろんな要素を盛り込み、それにラブストーリーをトッピングしている。はっきりいって大した深さも無い冒険に対し色々盛り込みすぎで逆に安っぽく退屈でB級臭がプンプンする。これならドラえもんの冒険映画のほうがよっぽど面白い。バックトゥザフューチャーやフォレストガンプみたいな傑作を撮ったゼメキスの作品とは思えない。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-07-31 13:52:54)
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