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プロフィール
コメント数 176
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/tikusyou2001/
自己紹介 栄華なる映画の夢。

それを愛する俺という人間。
人生の節目で楔を打ってる…それが映画。
人が素通りするような映画でも、泣き笑い。
人生を振り返る刻「あの時はこうだったな」と。

喜怒哀楽を織り交ぜ、時に想い出し…
フットルースを観て、馬鹿な友達らとオールナイトで遊んだ。
何気なくTVで観てたマッドマックス2が一生の映画に。
深夜、遊び疲れて入った映画館…
寝るつもりだったのに、皆で観入ってしまった事も。
そこで観たブレードランナーは最高だったね。

何かの記念日になりそうな予感のする日に…
素晴らしい想いが出来た一日の終わりに映画を…
そして何気ない日にも映画を。

人生を素晴らしくする景色であり、想いなシネマの夢。
観る事で、体感する事で、感じる事で、自分を創ってゆく…
名作・良作・佳作・駄作、全部心から愛してみる。
アレが楽しい、コレも楽しい…それでイイ。

それは新しい映画だったり…
昔、感動した作品だったり…
映画と共に人生を歩んでいけたら幸せです…と思ったり。
皆さんにも良き映画人生を。

…ね?魔法のようでしょ?

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41.  キングダム 運命の炎   クレヨンしんちゃんを観終わった後、時間が微妙。 そのまま帰ろうかな、と思ったけど…まだ11時前だ。 ならば、もう一本!と…コレにした。 ――キングダム/運命の炎(2023年) いや、もう鉄板的に好い映画シリーズだと思う! 間違いなく面白かったし、何よりも日本でこんな大作が作れるんだなぁ~…なんて気持ちと羨望を絡めて観ていた。 何よりも凄い!と思うのは「日本での独自性」が確りと残っている処だろう。 いや、お手軽って意味じゃなく、子供や年齢を重ねた人が観ても、確実に伝わる言葉や挙動のやり取りが確りあって、話が(若干のチープさを感じつつも)胸に入ってきやすい。 漫画のキングダムは(余り)読んでないけど、それと同等に分かりやすいだろうし、映画独特のアクションの見せ場も確立してると思う。 さて、この作品の監督…「佐藤信介」さんに注目した事は無いけど、作った映画は(何故か)結構な数を観ている。 そしてコミックで映画化した作品が凄く多いんだね…ちょっとビックリ。 【佐藤信介の映画化されたコミック】  2019:キングダムシリーズ  2018:いぬやしき  2018:BLEACH/ブリーチ  2016:IAM A HERO/アイアムアヒーロー  2016:デスノート/Light up the NEW world  2011:GANTZシリーズ 凄いラインナップのコミックだな…マジで。 ただ、ネタバレはしないけど…もう、ここまで分かりやすく「次に繋げられる」と、思わず笑いが出てしまうほど。 作品的にも、前2作の回想シーンなんかもあって余計に、この作品全体に引き込まれてゆく。 いや、映画が面白かったからまだ許すけど、こんな区切り方をするなら「2ゖ月以内に上映」して欲しいですわぃ…いや、ホンマに!      *     *     * しかし、最近は(何作かの)区切りになってる映画が絶大に増えてきたなぁ、本当に。 ただ、そんな中でも「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」は、考えれば考える程に”切れ目”が凄かった。 そして後から知ったのだが、その切れ目についてはプロデューサー、監督…そしてトム・クルーズで散々話し合ったらしい。 要は1本の映画を観た後の「爽快感を大事にした!」との事。 ならば、結果的に前編と後編に別ける意味は「事件の壮大さ」と「敵の屈強さ」が増している事だろう。 いや~…次に繋がってはいるが、それ以上に「1本の映画を観終わった満足感があった」のが凄い。 そこって映画を創った人間が「自分らに戒めた境界線」のお陰なんだろうなんだなーと…今も思うんだ。 やっぱ、映画製作って製作資金も異常に大事だが、やっぱり「意識」が要だ。 作り手の意識が本当に大事だな、とつくづく思う。 そう…人を惹きつけずに居れない意識だ。 たとえ、狂っていても……大事。 .[映画館(邦画)] 7点(2023-08-10 07:11:41)(良:1票) 《改行有》

42.  名探偵コナン 黒鉄の魚影   独りで映画に行くのは好きだし、そのまま劇場に向かう。 ああ、この時間からだと何を観ようかな、と考えつつラインナップを吟味。 レイトショーになるから時間とかを諸々考えて…決めたのは…コレ。 ――名探偵コナン/黒鉄の魚影(2023年) いや――――ぁ、前回に観た2022年の「名探偵コナン/ハロウィンの花嫁」以来だな。 うん、アレも面白かったしっ!ま、いいか?と…そんな認識で劇場内に。 結論から言うと…かなぁぁぁぁぁぁり面白かった! 前回よりスケールも大きかったし、アニメじゃなく「この作品を画コンテ」と思って観てると…実写にした時にどれくらいのパワーを秘めてるかってのも良く分かり、驚愕した。 そして、俺はコナン君は前回の「(白石麻衣の声が目当てだった)ハロウィンの花嫁」がほぼスタートみたいなものだったけど、やっぱりスタッフが壮絶に凄くて難なく話が頭に入ってくる。 ホント、ストーリー内に導くための脚本レイアウトが素晴らしい。 気が付いたらグイグイと身体も精神も全部持っていかれた感じで手に汗を握りながら「ああ、007並かも知れんな…」と感じつつ楽しめた。! これからもコナン君にハマって…と言うより… コナン君の映画は、出る度に毎回観に行こうと誓う僕チンでした。 うん、面白い映画ってのは、やっぱ人生のタカラモノだな。 .[映画館(邦画)] 7点(2023-06-25 09:25:52)《改行有》

43.  クリード 過去の逆襲 《ネタバレ》   いやー、やっぱ熱い!そして魂が燃えた! 更に完全にロッキーの作品から(いい意味で)離れる事が出来たんじゃないかな、と思う。 いや、スタローンが出てないからって、意味じゃなくてね? けど、そのお陰も有ってか…今後、全くロッキーシリーズを(作品の魂以外で)気にしなくて良い感じになったと思う。 でも、やっぱりロッキーシリーズも好きなのもあって、「ロッキーとクリード」を別角度で色々と対比してしまうね。 ロッキーと同じく成功したクリードの家族愛…その家族構成、そして愛情劇も描けている。 なんて言うか…お婆ちゃんも含めて、ロッキー家族とは全く違う彼らなりの家族愛が上手く描けていて良かったな…。 そして……戦うのは「“ダイヤモンド” デイミアン・アンダーソン」という男。 観る前には「どんなもんだろう?」と思ってたが…今度の敵の描き方は異常に怖かった。 復讐を想いながら、ずぅぅぅぅっと刑務所に居たんだから、ある意味「今までのロッキーなどと比べて想いの年季が違う」と思う。 いや、でも予告編で予測出来てたっつーか、観えてたのもあって事前に心の準備が出来ていたけど…そうじゃなかったら相当にショッキングだったかも知れない敵と、その心情。 その敵、デイム(ディミアン)の闘い方がストリート仕込みで、心底ビックリした! いや、俺が喧嘩する場合でもこの手の奴が一番怖い!ロッキー4のイワン・ドラゴと同等レベルで怖い! 戦法が全部「ストリート仕込み」っつーか「相手を滅ぼすレベル」で反則を辞さない戦い方だったし、驚愕するのはちゃんと体系化できてる箇所。 今回の戦いで、今までに近い感じを他メディアで探すと……コミックだけど「修羅の門」のボクシング編を想い出す。 いやー、信念を持って、塀の中で己を鍛えて敵を打倒してきた男の恐ろしさが存分に際立ってたね。 そして、映像技術も含め、戦闘シーンは今までで一番上手く感じた。 頑張って欲しいのは、主人公クリードを演じたアドニス・クリード:マイケル・B・ジョーダンだ。 これからも頑張って欲しいな、と思う。 そして特別書きたいのは…アレだ。 ロッキーとクリードを比較すると「嫁の(対応の)違い」が面白い対比だろう。 気弱であっても…何かを守り続けようとロッキーを愛したエイドリアン。 そして、自ら傷付いても…ビアンカは同じ表現者としてクリードの戦いを信じた。 あ、どっちが正しいって意味じゃなくね?…共に、闘う男に相応しい妻だったなーって意味で。 .[映画館(字幕)] 7点(2023-06-06 04:33:39)《改行有》

44.  怪物(2023)   面白かった!つか、圧倒された作品。 正直、一回めの閲覧では分からない事が多い。 言わばパズルのピースを全部取り出して広げただけ…のような。 けど数回観る事でパズルのピースの意味合いと、その組み合わせで全体像がつかめて来るだろう。 正直、そんな不思議な感覚の映画だなーと思う。 ただ、ぶっちゃけ…非常に良く創ってるけども雰囲気も含めて、一回観ただけじゃ伝わり切らんかったかな…俺には。 あ、でも悪い意味じゃなく…終ったあとは「あー、美しい映画だったな…」とか「子供の頃にこういう事があったな…」とか、そんな事を考えた美学があった。 恐ろしいのは、最初の母親のターンを見ている時に「ああ、この人は間違ってないだろうな…」と刷り込まれるが、話が進むとそれも錯覚だと気付かされる。 そして、観終わってから電車内や家で色々と考えてしまうだろう。 あの回収されてない伏線らを回想すると、若干…心がゾワゾワし出す…もう一回行って脳裏で組み合わせるしかない。 映画の視点は「親」「教師」「子供」の3視点で描かれる。 ただ、怖いのと共感したのは…三者間それぞれの着眼点と価値観が映像にされているところで、そこはあくまで自分視点であり、正義感や価値観が強引に引っ張られてしまう…いや、その恐ろしさよ。 言わば、戦争の価値観なんて…己の言いたい事、己の聞きたい事、己が正義と信じてるが故に言わない事。 もう、戦争をしてる国家間なんて、このような視点かも知れない。 これが恐ろしくて、更に最後のシーンの映像が素晴らしくて…ただ懐かしい回想と共に映画が締め括られてゆく。 ともあれ、己を貫くってのが一般的な価値観かもだけど、誰かの上に立ったり、団体の長になる人間には、自身の考え方の変化になるかも知れないので、是非とも観て欲しいなと思う次第。 あー、観てない人間にネタバレしないように書くと…この程度かな。 .[映画館(邦画)] 7点(2023-06-06 04:24:59)《改行有》

45.  AIR/エア   もう終る寸前だったんだけど先週は1本の映画に行たんだ ――AIR/エア(2023年) 昔の勤務とか、会社の会議を想い出したんだよなぁ…目の前に当時の光景も広がったくらい。 回想したのは…プロジェクトを立ち上げるための企画者だった時期…営業を勉強しつつ…そこからプロジェクトがスタートした時代があった。 それをメチャクチャ想い出した映画だったよ…鮮明に!…マジで。 この映画は…簡単に言うと「信じた企画を通す」映画だった。 そんな営業の作品って、映画では2016年の「ファウンダー/ハンバーガー帝国のヒミツ」とか、1988年の「タッカー」も含めて結構あるんだよね…。 けど、好きな題材になっただけで、随分と臨場感が違うなーと感じたねぇ…この題材…ナイキのシューズっては燃える。 これでプラモとかトイ系、つかバンダイのプロジェクトで、何かの大きな計画(ガンダムプラモの設立と歴史とか?)を映画にしたら、マジで燃えるんだろうなー…きっと俺らは。 しかし、マット・デイモンって体格が変ったねぇ~…ちょいビックリのサラリーマンの太った体形。 役者はそこまで詳しくないけど、上長であり理解者の男も、そして(当時は前例が無かった事もあり)ジョーダンの親族から「ロイヤリティ(売り上げのパーセンテージ)を求めらてた事で、もう企画が無理になった…と、落ち込む主人公に「構わん!行け!」と言葉を投げた経営者も最高だった! 俺は、仕事ってのは「波動」だと思ってる。 途轍もない熱量、途轍もない行動力!そこから滲み出てくる「個人の波動」が周囲を席捲して広がり、更に大きな流れになってくる…そうなって来るともう止められない。 いやー、想い出したなぁ、色々と。 当時は「この人は、くだらないなー(←超失敬!)」と思ってたけど…思えば、あの時に「あの人たち」は力を貸してくれてたんだなーって…もう、この辺のやり取りを観てるだけで、「仕事への想いと理想」を感じ取れて、すっごく共感できたってのがポイントだった。 あ、あと…クリス・タッカーも凄く役柄が似合っていたと思う。 やっぱり、住んでいた「地方の繋がり」も大事だけど、やっぱり「人種が一緒」ってのも相手の気持ちを楽にするのかも知れないな、なんて……なので、俺的には、ジャッキー・チェンとの「ラッシュアワー」よりも好きだったね。      * 思い出すのは――20年以上前、アメリカ旅行だ。 1984年のビバリーヒルズ・コップ や、1990年のプリティ・ウーマンで憧れた街…素晴らしき「ビバリーヒルズ」だった。 脳裏でビバリーヒルズ・コップのBGMやら、プリティウーマンの曲やらが、ずぅぅぅぅぅぅぅっとエンドレスで流れてたね…アほか、俺。 んで、優雅になった(勘違いとも言う)つもりで入ったナイキショップで(イキって)買ったスニーカーを想い出すんだが、日本に戻ってからも履く事は無かった…そう、ただコレクション魂を擽られ…「野茂マックス」から「エアマックス(96~97)」に範囲を広げつつも収集した。 まぁ、リーボックの「ポンプ・フューリー」なんかも、イエロータイプやトリコロールは勿論、香港モデルとか集めたけど…やっぱり行きついたメーカーははナイキに戻ってエアジョーダンのシリーズだった。 中でも「AJⅦ」のオリンピックモデルがカッコ良過ぎて(当時は価格が)30万円とか…馬鹿な金額だったけど、それ以上にファン達の方が馬鹿(俺、含む)だった時代ってのもあり、止せばいいのに購入した。 しかし、10年以上後に箱を開封して触ったら…本体とソールが分離しやがって、そのまま(まるでテープの巻き戻しのように)箱に戻した俺。 いや、コレって悪夢だろ、マジで…まぁ、靴って…本っ当ぉぉぉぉぉに素材が大事だと教えられた。 まぁ、ソンなコンなで「形ある物、いつかは崩れる」を体現して実感したけど、嬉しいなーと思うのは「エアジョーダンⅠ」が相当に強いモデルだったのも記して置きたい。 当時はエアーの素材を使ってないからかな?とも思ったけど、映画を観た後にはエバー・グリーンな商品を目指してるんだろうな、と理解出来た。 完全なる靴の保管は大事。 けど、もっと大事なモノを「この映画」で気付いた。 それは…過去からの「想い」だったり。 仕事でもそう…そしてモノに繋がるのは想い。 人間との繋がりも想い出せ。 そして、モノと当時の光景も一緒に、さ。 あんな事や、こんな事があった…。 そう考えながらも、自身も「ひとつの流れだった」を理解する。 そして、綴ってゆく…モノと想い、その時に「自分が居た事」も。 そう考えりゃ…人生は悪くない。[映画館(字幕)] 7点(2023-05-16 08:24:31)《改行有》

46.  ヴィレッジ(2023) 《ネタバレ》   昨日は周辺事情が多かったー……シンドぃ感じ。 んで、色々と整理しながらも一日を過ごすんだが…思いの外に早く片付いたんで、昼過ぎは暇に。 なので、川﨑に映画を懲りずに観に行く事に。 けど、気ぃ抜いて昼寝とかウダウダしてたら…あぁぁぁぁぁ~っという間に夕方になった。 いや、この観れる映画って何があるだろ? まず、全っ然っ!前情報も無くチネチッタの映画紹介を観ていたんだが、そこで発見した本タイトル。 ――ヴィレッジ(2023) 2004年に、かのM・ナイト・シャマラン監督が放った「ヴィレッジ」って同名の映画もあったけど、アレはアレで俺は結構好き。 んで、過去の好い予感を(脈絡もないのに)感じつつも、全くの別作品なんだが、全く情報を入れないままに観に行く事に。 すると、勝手な解釈を始める「俺自身への(妄想的な)頭脳」だ。 まず、土俗民族的を描く映画って、昔から大好きだったりする。 更には、日本特有の佇まいも堪らないな、なんて思ったり。 パッと頭に過るのは…横溝正史のシリーズだったり、過去の日本映画…中でも好きな「八つ墓村」だ。。 あと、最近まで連載していた漫画で、Disney+でもドラマを作られた「ガンニバル」って漫画だ。 Disney+のドラマは観てないけど、コミックは相当に怖かった覚えがあるので、またいつか挑戦したい。 あと…海外ではHPラブクラフトの「インスマウスの影」などが素晴らしいのも付け加えて置く。 …って感じで、アレだ。 まず、結論から言えば…観る前に(俺が勝手に)想像していた「山場」や「結論」とは違っていて、ストーリーは「TVドラマ的な話の展開」で、恐怖も、土俗民族的な戦慄は全く感じなかったのが残念だった……が! ――ロケーションの雰囲気は最高だった。 ――役者も(考えうる限り)最高だった。 そんな中――横浜流星と、いう役者が光ってた。 過去、戦隊モノの「烈車戦隊トッキュウジャー」で「ヒカリ/トッキュウ4号」を演じた後は「あなたの番です」で好演していた美形さん。 甘いマスクだし、何よりも空手の演技で身体がメチャクチャに動くのが印象だったし、そんな彼が本作ではアイドル的な要素を売りにせず「実にいい演技をしていた」と、いう印象だ。 うん、これからが楽しみだね。 総論として…「ヴィレッジは悪い作品か?」と聞かれたなら俺的には、初心の捉え方のせいでアレだっただけで…実は意外と「面白かった」という感想。 何よりも、カメラ割りとカットワーク…ロケーションは素晴らしいな、と感じた。 まず、映画としてのスケール感は確りしてたし、予備知識を持ってから観に行くと、今回の俺とは違った結果になると思う。    *   *   * 【ここに有るものは何ですか?】  ゴミ処理の村がある…。  此処で棄てているのは一体なんなのか?  ゴミのように蠢く人間の中…  まるで自らがゴミになっている…そんな世界。  人の想いよ…悲しき想いよ。  外に出る事はなく…内に籠って消えゆく魂よ。  人を妬み、蔑みむ中で笑顔になる日々よ。  俺は知る。  この村に居るから知れた。  ゴミは、俺だ。  ゴミは、お前たちだ。  全て燃え尽きるがいい。  何もかも…地獄の業火で。  全て消え去れ。 そんな訳で… 世界がゴミ捨て場に感じられる映画でした。 ただ、きっと希望はあると信じたい。 .[映画館(邦画)] 7点(2023-05-07 09:44:52)《改行有》

47.  ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー   今日はマリオの映画に。 ――ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023) いや、想い出すのは1993年の「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」だ。 あの映画のクッパ大王を演じた「デニス・ホッパー」が、痛烈で切なくも悲しさを誘ったけど、今回のマリオを観てる最中も「もう、これからは…どんな造形でも出来る時代になってるだろうし、魔界帝国の女神みたいな映画は難しくなるんだろうな…」なんて考えてしまった…きっと、この予感は当たるだろうと思う。 勿論、俺は懐古主義じゃない(だろう)し、新しいモノでも、とんでもなく素晴らしい作品は沢山あるし、きっと発生してゆく。 けど、若干だが「ファンブル(失敗?)から生まれる美しい物」ってのも存在する訳で…そういうのも全く無くなってしまうのかな、と若干寂しくなってしまった。 さて、そこで本作の感想を… 納得できた”冒険浪漫”だった。 いい意味で”マリオによる、あの兄弟らしいドラマ”と思う……うん。 きっとマリオが好きならば、シーンの各所に想い出が刻まれていると思うので、観た人間ならば文句はないんじゃないかなーと。 ただ、実は……俺はマリオはあまりプレイしていない人間。 勿論、小学生の時からドンキーコングとかマリオ・ブラザーズでは遊んできた…一種「マシーンのツール的に触ってた」感じで。 そして「マサオとコージ」のパクリゲームでも駄菓子屋で遊んだ。 けど(パクリは別として)スーパーマリオで遊ぶ事はあっても「心を割くほどにハマった事は今まで一度もない」人間なんだよね、俺は。 なので、もう映画のシーンを観ながらも「懐かしいなぁ~…」と思うに留まったくらい。 けど、本当に良作とは思うよ? そして、そこまで映画に嵌り切っていない理由は……俺はファミコンで遊んでが居たが、メインで遊戯したのはPCのゲームばかりだったからだろう。 なので、ファミコンで「ドラゴンクエスト」も、「ファイナルファンタジー」もシリーズ通して、何本かは遊んだけど…ほぼほぼハマった覚えがないってのが俺の状況。 でもでもでも、何本かはクリアはしてるし、どっちも最高レベルで面白いのは(自分なりに)知っているし把握もしてる。 例えるなら「リアル」が凄く好きだったから、「ファミコンよりもPCゲーム」に傾倒し「プラモよりもガレージキット」に嵌ってた…そんな自分だったな、なんて思い出してしまった。 そこまでファミコンで遊んでなかった俺でも「マリオ・ブラザーズ」というコンテンツは「ゲーム」は勿論、「映画」でも頑張って、成長し続けて欲しいタイトルだなぁ…マジで。 出てくるキャラの活かし方…キノピオもドンキーコング、そしてピーチ姫も魅力的だった。 何よりもマリオとルイージの描き方が素晴らしい。 ちょっとアホ兄弟っぷりを発揮しながらも「仲の好い兄弟」が最高だな、と思った。 ともあれ、マリオの未来は、きっと明るい。 そう信じたくなる”冒険浪漫”でした。 .[映画館(字幕)] 7点(2023-05-03 02:30:25)《改行有》

48.  グリッドマン ユニバース     もう…そろそろ終わりそうなので観に行ってきた。 いやー、特撮は偶に観てたんだけども、その後のアニメ版は観てなかったんだよな…。 想い出せばアレだ。 以前、約一名ほどアホウが居たんだが…寄りにも寄って(この映画好きな僕チンに対して)ワザワザ俺の好きな映画をチョイスしつつ”ネタバレ”をしてくるのが好きな奴だった。 仕事は、滅茶苦茶できる奴なんだけど…色々な面に置いて、自分本位。 気性も「相手が何を望んでるか?何を言われたら嫌なのか?」を全く考えずに発言しつつ、自分の能力でやれるだけ発散するタイプの人間。 ま、そういう奴は(意外と)多いよね。 ただ、俺は本気でネタバレを嫌がってるのに…アレ! 気分的に「構って貰えてるぅ!」と勘違いをしてるのか?いつも嬉しそうにネタバレをブチ込んで来やがんの……いや、想い返せばアホだったんだなぁ、本気で。 俺も気ィ使ってたのがダメだったんだなーと思うけど、本気で怒ったら一生喋ってくれなくなるのが予想出来る感じなんで……もう、何とも。 そういう訳で、ネタバレはアレだから俺なりの総評。 ――グリッドマン ユニバース(2023) とても好い映画だと思うし、最高のスタッフが一生懸命に創ってたんじゃないだろうか?と推察できる。 青春パートは異常に面白かった。 けども、上でも書いたが…俺はグリッドマンをTVで(たまーに)観てたくらいで、実はあまり知らない。 なのでザァァァァァッと、状況確認っぽいのを書いてみる事にした。 俺、その1 「グリッドマンをあまり知らない」 俺、その2 「最近の声優とそれによる流行を知らない」 俺、その3 「俺は所謂、東映&バンダイ者である」 上記の元に…だけど、アレだ。 もう「良作」とは理解しているんだけど、俺の「知識」と「波長」が(一部は)合わなかったと思う。 まぁ、2に関しては、もう致命的。 声優の演技で「上手いなー」と思う人も居れば、「あ、ダメだな…この感じ。」となってしまう事も多かった。 宮崎駿のアニメじゃ絶対に感じないんだけどね……ただ、「これが好きな人も多い」ってのは理解はしている。 んで1と3は同じ要素もあるとは思うけど、やっぱり(今の時代で)バンダイや東映が創る”キャラコンテンツ”に触れ捲り、慣れ過ぎてるせいか…設定やデザイン面でも「合わないモノは脳が遮断してしまう傾向」が強いなーと、今回は自覚した。 なので…身も蓋も無い言い方になっちゃうが…戦闘以外は楽しかった。 ドラマも、人間の観せ方や文化祭の雰囲気など、否が応でも俺の中学生の時を想い出してしまい胸が切なくなってしまったし…何よりも、魅力的なキャラも多かったのが印象的だ。 そういう意味で、本当に良作!…良作なんだが……ただ、最近ワザと「観ていなかったシリーズ」を勉強も兼ねて今更、観る事もある。 例えば、「名探偵コナン」の映画も、前回から観出したんだが、やっぱり途中から観ても確りと脳裏にキャラの構成やら、今までの話の流れが何となく掴めるように作ってる。 スタッフの苦労と、物語への導入の気遣いが、流石だなーと思うし驚嘆する。 まぁ、その辺は観る側の自分からのフォローもあると思うんで、うん。 また機会を置いて…再度、観てみようと思う。 そして、今日観た「グリッドマン ユニバース」で告げていた「形のないモノを信じて、夢や希望を膨らませる。」って言葉。 それは凄く素晴らしく、そして美しい言葉だ。 何よりも「人間の力」以外のナニモノでもない。 素晴らしいじゃないか。 .[映画館(邦画)] 7点(2023-04-28 10:42:40)《改行有》

49.  ラーゲリより愛を込めて もう眠い!眠いよ母さん…。 いや、俺って本当にバカだわ、マジで! 昨日の夜に映画を観てて寝れんようになり…「まぁ、眠くなったら寝るか…」と思ってたら、ツレから「映画を観に行きましょう!」と連絡がきた。 ああ、しまったー! そういやコイツには、アバター:ウェイ・オブ・ウォーターに昨日行った事を教えてなかった。 でも「先に行ったよー?」つったら問題になりそうだし…仕方ない。 って事で、懲りずに行ってきました。 まず、アバター:ウェイ・オブ・ウォーターを「まだ観てなかった」テイで! ああ~、マジでツラくなりそうな予感がアリアリだけど楽しみでもある。 まず、14時前に観たんだが…うん、やっぱり綺麗な画作り。 終わって、ツレの提案があった。 「なぁ、観る予定なら、ラーゲリも今日行こう!」と。 止せばいいのに、その時は「まだ眠くなかった」から快諾してしまった。 っつー訳で、アレ。 ――ラーゲリより愛を込めて(2022年) 18時半から…急遽ダブルヘッダー開始! いや、よくよく考えたら…行くのは良いんだが、眠くなりそうで若干怖い。 ほら?俺は映画を観てる時に寝ちゃうのは、(実は)そこまで嫌じゃないんだけど…「感動モノ」とか「推理モノ」に対しては余り宜しくない。 そして、予感は見事に的中! ガァーッデム!シーット!バスター!サノバビーッチ! 決意論として、めっちゃ眠くなったけど…寝ないままで観終わる事が出来た。 結論から言うと「こうなるかな?」と思ってた内容ではなかったけど…感動はしたし(恥ずいけど)泣いてしまった。 俺的には、マジで俳優陣は頑張ってたと思う。 ただ「実話ベース」って縛りがあるにせよ、もう少し説得力のある構成にして欲しいな、と冒頭に想った。 まぁ、コレは書かないけど…皆ならどう思うのだろうか? ただ、二宮和也君は俳優として良い味出してたねー。 日本人での「幸薄そうな青年」なら、今や第一人者じゃないの? 2006年に上映した「硫黄島からの手紙」も好演してたし。 中島健人君、松坂桃李君が頑張ってたね。 それと、特筆したいのは桐谷健太さんと、安田顕さん! 物語の重厚な感じを出すには、打って付けの俳優陣の2人だし…人間の心理が変化していく様が素晴らしいな、と思った。 あと、北川景子って急成長したねー。 美人さんのまま、こういう人情演技まで出来るようになったんだね。 これからが楽しみかも知れん、マジで!…マーズ(謎)で! んで、ジャニーズらイケメンの俳優が多いせいか女子の客が多かった。 上映中も、劇場内ですすり泣く女子の声が。 そこに俺の泣き声が混じってなかったのは、ここに告げて置こうではないか。 いや、ツレも泣いてたけどな! それもポップコーン食いながら! さて、今年の映画館での鑑賞はこれで終わりかな…。 .[映画館(邦画)] 7点(2022-12-22 00:36:36)《改行有》

50.  ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー いや、初日でIMAXの3Dで観てきました。 完全なネタバレは主義じゃ無いので、アレです。 ブラックパンサーの彼を思う事にする。 ――そして、受け止める。 主役のチャドウィック・ボーズマンが存在しない事実。 彼は…黒人俳優でも一際笑顔が可愛いイメージがあり、頼れる男の表情をも持っていた。 そして、数少ない主役を張れる男だなーと感じていた。 そう…まさに、ヒーローを演じれる男だったんだなー…と実感。 大好きな役者であり、武道家のブルース・リー。 俺が、その存在をしっかりと把握した時には…悲しくも既に他界していた。 言うまでもなく、リーは強いカリスマを持った男。 更には格闘技以外の面でも指導者であったリーに対して…周囲がリーという「主役のいない中」でも、彼をずっと渇望した姿勢を崩さなかった…。 まるで、また復活して欲しいと願うように。 勿論、俺も同じく渇望していた。 何年も、何年も、リーの軌跡を追うように本を読み、写真を観まくり漁った。 そして…神の摂理で、それは(今のところ)難しいと知りつつも理解する。 彼が復活しない中でも、代わりに愛する者の心に、永遠に消える事のないブルース・リーが刻まれるという事を。 それと同じく、強大なコンテンツとなったMARVELヒーロー。 主役のチャドウィック・ボーズマンが存在しない事実。 惜しまれつつ世を去った者を想う…ただ、想う。 出来るならば、その姿を心に刻み続けたいな…なんて、上映後に考えてしまった。 亡くなった者を殺さない方法。 それは、胸に刻む以外…今の俺は出来ない。 消えたのは、彼ではない。 心から消さないように、俺達がしなきゃならない。 切ないな、マジで。 ワカンダ・フォーエバー。 彼と共に…永遠に。 .[映画館(字幕)] 7点(2022-11-11 17:48:42)《改行有》

51.  LAMB/ラム 《ネタバレ》 ずぅぅぅっと気になってたんだよー、この映画。 でも「Blu-rayになったら観りゃいいか…」と考えてたんだが、面倒な事にTwitterでネタバレしている奴がポツポツ出て来やがった……ったく、やめろよ、オイ! あと、Youtubeで「るい/ホラー映画みるひと。」の動画で、レビューをしてたのもあり、もうこれ以上情報を頭に入れる訳にもいかず、急遽行く事にした。 ただ、なぁぁぁぁぁぁぁぁ~んも語れないわ。 どこを切り取って話しても、全部がネタバレに繋がっていく。 なので、簡単な雰囲気と…観ながら想ってた事を、少しだけ書いてみようと思う。 山奥や自然の撮影の仕方とか見てたら「ストップのシーン」も含めて「ツイン・ピークス」を想い出した。 いやー、ツイン・ピークスの映像は好きだったんだよなぁー…あの音楽と共に映し出される「耽美で静寂のあるシーン」の数々…なのに、住人の心には「漆黒の闇」が潜んでるってのが観てると嫌でも分かってくる。 で、この映画も(うまく言えないけど)人の闇を強く感じた。 物語の中で淡々と進む「羊飼い」夫婦の生活が薄ら寒いし、過去に子供(赤ちゃんや流産かも)を失くしてるのが途中で分かってくる。 いや、山に囲まれた中で、あの生活空間……俺ならどんな思いになるだろう? って感じで、映画を…ただただ追った。 かの夫婦が、田舎ではなく都会なら…また違った気持ちになるかも… そんな事を考えた。 ■追記のネタバレありの感想■ SNSなんかのネット記事、そして色んな人のレビューを見たんだが、どうも俺の感想とは少し違う。 そこで、この映画の答えみたいなものを書いてみようと思う。 いや、俺の出した答えだとしたら…世の中ってのは(既に)どうしようもないのかも知れない。 けど、それは…今、「この時代」と「この国」に住んでいる価値観だからってのも念頭に置いて欲しい。 ただ、言える事は…「高貴なる貴族」にも「下衆な悪人」にも…そして「普通の俺ら」にも、それぞれに大事にしてる価値観ってものはある。 故に―――アレだ。 相手をよく知りたかったり、行動の意味を見出したい場合は、相手の全てを理解しなきゃ「答え」に到達しない事が多いと俺は思っている。 さて、この映画の回答で、最も多かったのは「宗教論」だった。 始まりの時期はXmasだったので、そこが余計にキリスト論に例えられたのかも知れない。 その、キリスト教とリンクさせたり、最後に出て来る「羊の獣人」を悪魔に例えてたりと結論を出していたのが殆どだった。 俺の考察は「宗教論」でも「幻想的」でもない。 寧ろ(非科学的だけど)現実論っぽくで考えた…。 過去から(俺自身の)下衆な生活…下衆な仲間か周囲に居ると、罰当たりな「ワード」が出てくる。 ――それは「獣姦」だ。 まず、リンクを貼るので読んで欲しい。 【メス羊とSEX(某国で羊飼いの見習いの時の体験)】 https://www.moedb.net/articles/1610962276    *   *   * 特に「羊との~…」ってのは、かなぁぁぁぁぁり頻繁に、色ぉぉぉぉんな人間が話してる内容だったりする。 事実、昭和時代の芸能人が体験談を述べるパターンも、俺は何度か観てきた。 言えるのは…居住する国や土地が違ってくると、俺たち日本人とは全く違う生活風習ってものがあり…目を覆い、耳を塞ぎたくなるような事が、頻繁に行われてる事実もあるのだ。 本作の「バルディミール・ヨハンソン」監督は、こう言った。 ――「アイスランド人は、羊のすべての部位の恩恵に預かっている」と。 いや、生々しくも残酷…そして、現実の話なのだろう。 この言葉を読んだ時に「ああ、俺は当たってるかもな…」と思った。 結論として、キリスト教の宗教観でも、悪魔の登場でもない。 人が羊を性的に交わり、歪なサークルが人間によって発展したって話。 ただ、これを「どのライン」から否定するのか?ってのもある。 レオポンやライガーのような掛け合って生まれた動物は人造だけじゃなく「自然に発生するパターン」もある。 それは認めてるのに、人間はダメってのも(人間のモラルじゃなく大自然の理的に)少し違う気がしてたり……いや、俺自身は全く興味はないけど難しい。 取り敢えず、もし俺の推理が当たってるとした場合…。 コンプラで映画がドンドン縮小されてる、この時代に「若干のレジスタンス的な行為をする監督だな…」と、俺は若干嬉しくなってしまった。 いや、羊に対しての行為を推奨するって意味じゃなくね?[映画館(字幕)] 7点(2022-09-24 21:15:36)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

52.  シン・ウルトラマン 暇なので、2回ばかり観てきた。 んで、ネタバレは無しの方向で書いてみようと思う。 ――シン・ウルトラマン。 今回は「ネタバレ」じゃなく、逆に「お勧め」として評したい。 要はネタバレせずに、これを意識したら面白くなるんじゃないか?と。 なので、未見なら…是非読んで欲しい。 そして、あの男を「先入観抜き」で意識して欲しいのだ。 そう――ウルトラマンだ。 みんな名前は知ってる、もしくは知ってるつもりのウルトラマン。 彼は、神の如き力を持った超人と捉える人が多数だろう。 恐らくは、そういう評価を皆は持ってる。 だが、こう考えてみた。 彼を超人や神ではなく、一人の「人間」として考える。 苦痛も痛みも、孤独感もある…独りの人間として。 自らの任務よりも…人類の幸せを願っている、彼。 ただ、ただ、人間の世界を…その幸せを願っている。 神永新二を巻き込み、無念にも彼の命が奪われてしまった。 その悲しみもあり、人を知ろうとする。 任務でこの惑星に来たのに、今では人を理解しようとしている。 地球という名の異国でただ一人…孤独の中で。 彼は、身体を張って…人々のために戦う事を誓う。 だが、攻められれば傷つき、体力を消費し…疲弊する。 そんな中で、全身を満身創痍になりながらも戦い続ける…それがウルトラマンだ。 ――超人ではない。 あのハートは孤独な、たった一人の人間なのだ。 考えて欲しいんだ。 神永新二という男…いや、正確にはウルトラマンと一体化した神永新二を。 少しばかり人間らしくない性質の彼…あまり感情を表に出さない男だ。 故に、彼の想いが伝わり難いかも知れないが…彼ほど人間らしく、覚悟を持った男も居ない。 凄い格闘家だって、武道家だって殴られりゃ痛い。 格闘技の観戦をしてても対戦者の痛みは、およそ伝わってない。 そんな中でも、周囲に言いたい事を言われても、恐れずに戦いに赴く…それがファイターだ。 そして、ウルトラマンも、たった一人の孤独なファイター。 故に戦い続ける。 自分の想い…人の幸せと、この星の未来の為に…。 それが、ウルトラマンだ。 ウルトラマンは――戦う。 けど、悲しみもあるし…傷つきもする。 ただ…人の為に戦い続ける男。 それが、ウルトラマンだ。 誰か、彼の代わりに動けるか? それが出来ないなら刮目せよ。 そして、せめて応援してあげて欲しい。 たった独りの男の戦いを。[映画館(邦画)] 7点(2022-05-16 21:09:41)《改行有》

53.  ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!   これは……もう万感の思いで観てしまう。 特に、この2人。 キアヌ・リーヴスとアレックス・ウィンターの関係を知ったら、更にウエルカムな気持ちになるんだわ。 本当に友情で結ばれてるんだなーと痛感する。 思えば、初めて「ビルとテッド」を観たのは20ン年以上前だったなー。 (いい意味)でアホでアホでしょうがない映画だった。 キアヌと言えば「バックマン家の人々」とか「マイ・プライベート・アイダホ」くらいでしか見識がなかったけど…… マトリックスやジョン・ウィックから観出した人は、少しビックリするかも。 ともあれ… 制作してた時代背景や、続けて「大冒険」から観てた人なら、何らかの感動の到来があると思う。 25年前の過去作から比べると、やっぱ老けてる2人。 でも、態度もノリも知能指数もずっとあの頃のまま。 少し生々しいっつーか、痛々しいかなと思ったけど…それは俺の度量の無さだな…と、ラストで想い知った。 人間ってのは、こんなふうに人生を消費したいモンだね。 特に俺みたいな馬鹿タレは…いやマジで。[映画館(字幕)] 7点(2020-12-22 01:07:37)《改行有》

54.  ブギーマン(2023) 《ネタバレ》   いや、ホラー映画ってのは、うん。 実家で、良く観るんだけど「映画館で観るぞ!」ってのは中々に無い経験。 やっぱり、途中で絶対に「再生を止めないようにしてる」なので、一切観てないのがポイントかな。 んーで、タイトルからしても「共通するアレ」な名称の作品も多いんだけど。 ――映画評:ブギーマン(2023) さて、今回の「ブギーマン」は、1978年の「ハロウィン」に代表された作品とは……一切関係が無い!無残な程に。 そして、映画を長くに渡って観て来た事もあり、もしかしたらスティーブン・キングの風味と似てんのかな?とか、例えるなら「何かのインスパイア系」なのかな、なんて考えてしまう流れも有ったり。 そういや、ホラーって少し怖いなーと思うんだけど、アレだ。 沢山の(ホラーに限らず)良作に、例え出逢えたとしても「色んな映画を確認する」と、やっぱり同じテイストっつーか、なんつーか… いや、あまり「突っ込み所を晒せない」からネタバレ厳禁的にアレなんだけど…思うのは”不意に出会ってしまう映画”ってのが怖いなーと考えちゃう事。 ううぅ~ん……怖い怖い!マジで怖い! かの、イットの匂いがプンプンと! 本作は(映画の作品的に)「いい映画」の部類と思う。 ただ、単作じゃなく「色んな映画の複合として」考えると、出逢える似た映画が意外と多い事。 故に、映画の評価も「人によって疎らなんだろうな…」とも感じてしまう。 面白かったし、良いシーンもあった。 ただ何よりも、今までの「似たシーン」の共通の流れってのも、少し新しい発見に成るのかも知れない。 特にホラー映画ってのは、そんな認識が異常に強く感じる…想えば――アレだ。 あの原作者、スティーブン・キングも…今となっては随分と作品を積み重ねて来た。 なので、余計にリメイクなどの変化も多くなってくるような気がする。 それも悲しい箇所だろうけど…きっと。 故に、キングを超えた原作者の登壇も楽しみだ。 そう言えば…あのホラー作家。 最近じゃ「クライヴ・バーカー」の復活が楽しみなんだ。 やっぱ「ヘル・レイザー」が大好きなんだ。 でも、難しいんだろうな…色々と。 難しいけど…ただ挑め! .[映画館(字幕)] 6点(2023-09-14 13:56:38)《改行有》

55.  ホーンテッドマンション(2023)   体調があまり良くないながらも、だ。 でも、やっぱ「映画は楽しいんだぞ。」と、まだ「観ていない映画作品」が何本か貪ってみた。 数々の種類の映画も観たいが、何より貪りたい衝動に駆られる。 早く体調が、もっと良くなりゃ好いなーなんて。 んで――だっ! 過去、2003年に上映していただろうディズニー映画。 過去から大好きなエディ・マーフィー作だったんだが……ビバリーヒルズ・コップ3の連載から気持ちが引き、劇場映画的な関心もなく(作品の関心も失せて)観なくなっだ。 だが、エディの作品が故に「ホーンテッドマンション」を観なくなった訳じゃない。 実は…「ホーンデッドマンション」自体に強い関心燃てないままにしても「過去作品に観がないまま」って訳ではなく、今回のバージョンでは(もしかして)以前より面白くなってる可能性すらも感じた訳だ。 2003年のホーンテッドマンションは――「The Haunted Mansion」だけど…2023年版は「Haunted Mansion」と原作の変化がある模様。 そして、ジックリと観たが……ううーん、上手く抑えている作品で在るには在るんだが……言いたい事が(ほぼ)伝わって来なかったなあ。 作品の初期位置も「しっかりと導入の線引き」を感じなかったし、何より「ホラー映画」っぽくなって作りになってそうでも…初期の労入が難しいんだろうな…なんて感じた。 何よりも、作品の能力より……ディズニー作品がシンドイな、と思う。 ま、そんな言う訳で簡単な感じで。 まず想うのは、CGや特撮術の上手さ。 やっぱり観せ場は、それなりに纏まってるな、と思った。 ただ、残念なシーンは「当たり前な作風と力量」と思われる箇所なのかな、なんて考える。 それなりに作品のポテンシャルってのは……少し寂しく感じちゃうんだけどね、マジで。 ちょっと期間を置いて、アレだ。 2003年「ホーンテッドマンション」を観てみるかな。 これもまた、新しい映画の見方な気がする!…いや、マジで。 んじゃ、エディの復活に期待!(遅) .[映画館(字幕)] 6点(2023-09-12 23:07:41)《改行有》

56.  劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト) 《ネタバレ》   本当に好きな声優さんで、壮絶に大好きな世界観になった。 だが、正直に観てると悲しくなってきた。 今回、実は初めてしっかりとしたドラマを観た。 勿論、コミック版はたまーに観る程度…だが。 いやー、年齢の劣化も含め、次第に変化してゆくメンバー達。 当然、そのピークは確りとあるだろうし、非常に難しい所と思うけど「年齢を重ね、歳を喰っていく世界」ってのも欲しくなる。 なにより「ちゃんとドラマで訴えて、もし”今”無理ならば」なんて捉え、誰かの恩義で(別人にしたりとか?)変えなきゃないかも知れない。 いや、悲し過ぎるけど…方法論のひとつとしてね。 う~ん…ルパンの時とそう。 助けに来た彼ら…もう「ずっと若いままじゃなく年齢を重ねた大人キャラ」なら際立っているんだろう。 けど…冴羽獠さんやそれぞれのメンバー…そしてキャッツ・アイらメンバーの”全員が若いまま”なので、凄く違和感と悲しさが付きまとってしまった。 いや、頑張ってるんだけどなぁ……マジで。 そして、ドラマも毎回毎回、ドラマを見慣れるのもある。 俺は思わず「ああ、もう最後までこんな世界観なんかな…」と切なくなった。 けど、最後の方だったけど…言わば「戦いに赴くところ」は非常にカッコよく見えたし、胸にグッとくる局面が強かった。 これぞ冴羽獠と思えたし、自分の中で(勝手に)年齢を重ねた男に思えた。 いや、それは無いかもけど……やっぱり、追い込まれてからの葛藤が凄くカッコいいな、と思える…それがシティーハンターだと思う。 数々の葛藤や苦悩、そして重ねてしまう彼…冴羽獠の葛藤と年齢があるだろう。 けど、厳しくも残念な人生であったとしても…誰もが、抱えてるだろう「辛さも素晴らしさ」そんな思いが、ずーっとあると信じたい。 冴羽獠だけじゃなく、過去も神谷明さんが演じたキャラクターは、本当に最高だったんだよな…だから、初めてだけどシティーハンターを観た喜びと悲しさだった。 どこまでも、何処までも、しっかりと…シティーハンターだけじゃなく、素晴らしいドラマをずっとずっと楽しみにしたいっす。 いや、キン肉マンの”スグル”でも良いので。笑 .[映画館(吹替)] 6点(2023-09-08 22:53:18)《改行有》

57.  ミンナのウタ   日曜日の話になるんだが…アレ。 ちょっと体調が悪くて今日になったけど(せっかく書きかけた文章を)出すタイミングが消え去るのも嫌なので…此処に記して置く。 ンで、Twitter…あ、今は「X」だっけか? そこで妙に評判だったし、何よりも監督が嫌いじゃないので観に行ってきた。 ――ミンナノウタ(2023年) ネタバレ無しで書くけど、ストーリーとか脚本で観たら(多分)評価が高い訳じゃない気がする。 ただ、演出が良くて、ぶっちゃけ「怖かった(ビビった?)ね~!」…かなりビビったシーンがあるし、マジで。 本作の「清水崇」監督って、今まで「呪怨」でビビらせてくれた好きなJホラーを作る監督。 故に、ホラー映画としての安定感はちゃんとあったと思う。 んぅ~~~でっ!…・だ! これ半分「タレント映画」なんだなーと、観ながら把握してゆくんだが――うう~ん…俺があまり好きじゃないパターンの映画だ。 確か「GENERATIONS」って男性グループ。 全然知らんかったけど演技派下手じゃないし…俺は「このグループってEXILEみたいな感じと考えれば良いかな…」と思って観ていたんだけど、帰って来てから調べたら彼らも「EXILEグループ」なのね。 んでも、彼らを知らない人間には「要らない情報」が話の流れっつーか「ホラー度合を食い潰しちゃう」感は否めないので難しいね。 総評として、面白かったけどディスクは買わない。 若干、辛口だけど…まぁ、そぉーんな感じ。 過去、1998年くらいかな?初めて「リング」を劇場で観た時に思ったなぁ……懐かしい。 その時…日本映画の未来を喜んだ。 「ガメラ(3部作)とJホラーって日本独自のものだなぁ~…」って。 まぁ、緩やかではあるけど、確実に進化はしている日本映画。 けど、足りないのは爆発する力だ! そう…爆発力が日本の映画に欲しい。 きっと、現れると信じて。 .[映画館(邦画)] 6点(2023-08-17 21:06:16)《改行有》

58.  聖闘士星矢 The Beginning   観る1時間前は、行くとは思わんかったんだが…つい行ってしまった。 いや、飯食ってたら「以前の仕事の資料」を、(急に)先方から求められたのが、多分切っ掛けだった。 んーで、資料を探してりゃ…あるわあるわ、過去に書いた指示書が。 想い出と当時に、創ってた時の気持ちが炸裂しちゃって、もう行くしかないな!って気持ちになった。 いや、単純だなぁー…チョロいぜ、俺は。 ――聖闘士星矢/The Beginning(2013) しかし懸念点が全く無い訳じゃない…つか、ぶっちゃけ懸念点だらけ。 いや、1994と2009年に作られた「ストリートファイター(&春麗)」や、2009年の「DRAGONBALL/EVOLUTION」とか…もう芳醇に香し過ぎて、時代に永遠にソッポを向かれていると言っても過言ではない…そんな逸品達との出会いが最高に恐ろしいんでヤンスよ!アニキぃ! んで、ついに上映になる。 ヤッベぇ!あまり…いや、全然ワクワクしねぇ!なんだこの予感! まぁ、東映のロゴが出た時に頭に過ったのは、2013年にCGで作らてた「キャプテンハーロック/SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK」だけど……実は、あの作品は嫌いではない。 ただ、ハーロックの場合に足りなかったのは「松本零士先生」の作家性の欠如かな? 結論から言うと、星矢もモロにそこだった。 作家性が全然足りないし、キャラの掘り下げだダメ過ぎた。 俺的には観てる時…過去から星矢に仕事で関わって脳裏に焼き付いた「星矢への想い」などを映画を観ながら掘り出してる感じだった…。 マジで車田正美っぽくも、荒木伸吾(&姫野美智)っぽくもない…まさに、鳥山明に似せてないドラゴンボール状態だな、こりゃ! ただ、アレ。 結論から言うと「ダメな映画映画」ではなかったけど、人にはお勧めしないし…人によっては駄目だコリャ~!(Byいかりや長介)と、なるかも知れん。 ある意味、上記のCG「キャプテンハーロック/SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK」と同程度のクオリティーだと思う。 漫画も勿論、車田正美先生の作品を、ずーっと網羅してきた俺にとっては大好き以外ナニモノでもないが、(当時は観てなかったけど)アニメ版はある意味で「革命的な作品だった」と思ってる。 俺の好きだった星矢は…まさに少年の「友情、葛藤、闘い」だったし、絵にもそれが現れていた。 アニメ版のOPやEDなんかも偶に観る。 その勢いを存分に感じつて、いま観ても伝わると思うんだけど…製作者はちゃんと観たんかな?「新田真剣佑」は確かに(るろうに剣心でも)カッコ良かったけど、もう身体が完全に大人へと出来上がり過ぎてて華奢さゼロ! ただ、アクションも上手だったし、映画としては現代風にアレンジしてるのも確りと伝わったけどね。 ただ、そのアレンジのせいで上で描いた「作家性が全く消えちゃってる」のが悲しかった…いや「聖闘士星矢」感は一体どーこーへー。 詰まるところ…「何の映画?」と観終わった後で考えてしまった。 けど、(大事な)星矢感は(置いちゃダメだけど)さて置くとして…映画としては「頑張ろう!」って意気込みは確りと伝わったし、冒頭の地下格闘シーンとかは(ヴァンダムやラングレンが好きだから)個人的には好きだね。 思えば…うん。 キャラコンテンツに関しては、もはや時代を問わずに過去作から人々に愛されてるターン。 好いも悪いも含め、SNSやら記録メディアやらで、過去作を観れる時代となりつつあると(個人的に)実感している。 故に、ユーザーも製作会社も、そして版権所持のメーカーも忘れてはならないと思う。 ――何故、そのタイトルが受けていたのか? ――何故、そのタイトルの何処が支持を得ていたか? あのキャラ、あのシーン、あのキャラ劇。 全てが歓喜と共にユーザーから愛され… 沢山の心をトキメカせたはずのコンテンツ。 なら、その笑顔を決して曇らせてはならない。 だったら作り手も、好きになるしかない。 ただ愛して、創り続けるしかない。 ――コンテンツを曇らせるな! 俺は本気で、そう思うんだ… 過去からの自分の歴史を愛するように。 .[映画館(吹替)] 6点(2023-04-29 16:20:19)(良:1票) 《改行有》

59.  哭悲/THE SADNESS この映画は、個人的に馴染みがあまり無い台湾映画。 最近、台湾映画で観たのでは「怪怪怪怪物!」って映画を観た。 あれは完成度は荒々しいけど、俺はかなぁぁ―――り楽しんだ作品だった。 やっぱ、アジア独特の湿気があり、また台湾の雰囲気が昭和の日本のイメージと重なって好きな作品だ。 んで、この哭悲/THE SADNESSなんだけど…ビックリしたのは思ったより劇場に人が多くて、それどころか女子が大挙来場。 ただ、隣りでペチャクチャ喋りながらポップコーン食いまくってて、大きく声を挙げる「女2人組」には退場願いたかった。 いや、驚きの絶叫をするんだが…シーンとリンクしてりゃいいんだけど、何でもないところで「きゃあ!」と叫び声をあげてて、そこに俺がビビる始末! 頼むから帰ってくれ!映画代を払うから……2人分。 んで、だ。 この映画を一言でジャンル分けをするなら、「ウィルスが人の欲望のタガを外し、化け物になり…人々に襲い掛かる」映画だ。 怖いのは、知能は普段の人間と同じ思考能力があるんだけど、欲求が抑えられず、殺戮衝動、暴力、性欲なんかを、事あろうか「喜びを感じながら」実行しているところ。 また、表情的な変化もあり、眼球の白目が無くなり「全部真っ黒」になって…常に笑顔。 もう、そこが俺的には超怖かった!やっぱガ●キチは怖ェーよ! そんな顔をした奴らが、嬉しそうに笑って人を殺めるとか…決して誰も近寄りたくない「ガ●キチ度」が超全開! また、R-18なのもあり、かなりエグイ言葉遣いと暴力&性欲塗れな行動が堪らんかったな…マジで。 何か、ハリウッド系のパニック映画とかと違って、人種が凄く日本人に近いのもあって、恐かったんだろうな…きっと。 何より、一番怖かったのは「子供のような残酷さ」を、化け物に感じれしまった事だ。 子供の虐めって(周囲に止める大人などが居ない場合)「集団で楽しそうに笑いながら実行」するのを、俺は過去から記憶している。 そして、まだ加減を掴んでない常識からか、とことん最後まで残酷にも実行してしまう……そして、それを「何の手助けも出来ない観客という立場」から、強制的に参加させられるってのもある意味で恐怖だった。 いや、その恐さったらないぜ、マジで! この映画は、病み上がりの時に観たら…相当に来るよなー…と思う。 あ、後!思ったより丁寧な特撮処理をしてたので、そこも好感度高い。 やっぱ、ホラー映画で特撮が上手いと「エクソシスト」や「狼男アメリカン」のように、格調が増すなーと思った次第。 監督・脚本・編集はカナダ出身のロブ・ジャバズ。 この路線で映画を作ってくれるなら、また楽しみになってくる人材だなぁ…。 まぁ、キャッチコピーに有ったけど―― ”内臓を抉られる衝撃” ”二度と観たくない傑作” ”史上最も狂暴で邪悪” かも知れない。 あと…絶叫女2人は退場。[映画館(字幕)] 6点(2022-07-06 19:01:31)《改行有》

60.  機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 今日は仕事の打ち合わせがあったんだけど、アレだ。 一瞬で終わったんで一日が暇になった。 んで、場所は川崎だったんで、だったら映画にでも行こうと探したら…今日からやってたのが… ――「ククルス・ドアンの島」 折角なので観に行くことにする。 まぁ、結論から言うと観終わった後で、もう一本観た。 3度目の「シン・ウルトラマン」なんだけども。 何で観に行ったの?って聞かれたなら、まぁ…答えは察してくれ。 んで、「ククルス・ドアンの島」の感想。 正直、ネタバレ的な事は言えないけど…色々と書いてみる。 言っておくと……劇場版の「ガンダム」としては最低。 けど、「映画としては普通に纏まってた」と思う。 そういう訳で、ガンダムへの依存というか…カタルシスを求めてるならガッカリすると思う。 更に言うなら「オリジン」が好きじゃないなら……うん、辞めた方がいいかも知れんね。 実は、俺は「オリジン」自体(漫画は好きだけど)映像では好きじゃない。 なので、一言で語るなら「あのテイストでやっている映画」と思っても良いと思う。 更に言うなら、元々はTV版のククルス・ドアン自体「モビル・スーツの登場も少なかった」ので、オリジンでは好評だったモビルスーツの戦闘も「新しいモビルスーツも出ない」のもあって新規性はゼロだった。 それはそうと…アレだ。 俺は「トムソーヤの冒険」など、世界名作劇場が好き。 ってか、コレ系の作品なら「ガンバの冒険」や「じゃりン子チエ」も超好きだ。 なので、今回「ククルス・ドアンの島」に関しては(俺的カテゴリーだと)同じ雰囲気なので、好意的に観れたんじゃないかなーと思ってる。 でも、Blu-rayが出ても買わんな、きっと。 あ、劇場にあったんだっけ? うーん…買わんかったけど、まぁいいや。 ともあれ、これは映画の尺でやっていい話じゃなかった。 画のクォリティーも、美術的な感じも完成度が高かったけど…ストーリーとか(連邦側の)キャラ配置や構成もあまり好きじゃなかった。 好きなキャラなんで期待してたんだけども…あのスレッガーを出した意味あるんか? 連邦側のアムロ捜索部隊のキャラ達、アレらを滑り込ませて出す意味って、一体どこにあったのか? いやー…終わった後…結構マジで悩んだ。 ってか、文句ばっかりになりそうなんだけど…うん。 好い所と言えば、ククルス・ドアンという男は(俺的に)かなり好きだ。 んーと、それくらい…かな。 けど、安彦さん。 才能は有るんだから…もうファースト・ガンダムは辞めた方がいいと思う。 ファーストに関しては、もう富野さんの世界観の把握と演出じゃないと、色々と腑に落ちない箇所が出て来るから。 例えば、モビルスーツの性能構成とかだけど…安彦さんの頭に入ってない気がするなぁ…マジで。 やってもオリジナルのガンダムとか、全く違った作品が良いと思うよ……いや、やらせて貰えるならさ。 ともあれ、観終わった後… 特に「新しく欲しい(オモチャの)モビルスーツが無かった」という。 うん、コレってのは結構、俺的には破滅的な感想。 少し寂しいなぁ…マジで。 いや、悪い映画じゃないとは思うんだけどね。 ガンダムに魅入られてないなら。 かなり贔屓目だけど。[映画館(邦画)] 6点(2022-06-08 18:56:58)(笑:1票) 《改行有》

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