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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 176
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/tikusyou2001/
自己紹介 栄華なる映画の夢。

それを愛する俺という人間。
人生の節目で楔を打ってる…それが映画。
人が素通りするような映画でも、泣き笑い。
人生を振り返る刻「あの時はこうだったな」と。

喜怒哀楽を織り交ぜ、時に想い出し…
フットルースを観て、馬鹿な友達らとオールナイトで遊んだ。
何気なくTVで観てたマッドマックス2が一生の映画に。
深夜、遊び疲れて入った映画館…
寝るつもりだったのに、皆で観入ってしまった事も。
そこで観たブレードランナーは最高だったね。

何かの記念日になりそうな予感のする日に…
素晴らしい想いが出来た一日の終わりに映画を…
そして何気ない日にも映画を。

人生を素晴らしくする景色であり、想いなシネマの夢。
観る事で、体感する事で、感じる事で、自分を創ってゆく…
名作・良作・佳作・駄作、全部心から愛してみる。
アレが楽しい、コレも楽しい…それでイイ。

それは新しい映画だったり…
昔、感動した作品だったり…
映画と共に人生を歩んでいけたら幸せです…と思ったり。
皆さんにも良き映画人生を。

…ね?魔法のようでしょ?

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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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41.  ブラックアダム ラインで”本作”を観た人間がネタバレ三昧大放出! ったく…おいおいおい!…いい加減にしろよ! 本当は「マッドゴッド」に行きたかったんだが、ネタバレ作品じゃないだろうし、先にネタバレ厳禁なのを観る事にした。 って事で、昨日は朝から映画に。 ――ブラックアダム(2022) 結論から言うと(俺的には)超面白かった! ただし、以下の項目で共感できる人間ならって意味で。 01:アメコミが(DCやMARVEL別け隔てなく)好き。 02:ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットが好き。 03:ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結が好き。 04:シャザム!はどっちかと言うと面白かった。 当然(最新映画では)ネタバレが書けない! むしろ俺はネタバレを聞いたんで少しオコ!もう、プンプンだから書く訳にはいかない! だから、本作で思った事を少々書いてみようと思う。 まず…作品的に面白いなと思う箇所が多かった。 本作の舞台となる国家様相が今までのヒーローモノと明らかに違う。 ヒーローがJSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)で組織されていても「問答無用にヒーローが介入できない国家」も存在しているのが新たしい切り口だ。 その複雑な国家関係が、MARVELで絶対守護機関だった「S.H.I.E.L.D.(シールド)」と聊か違っていて、この辺りも捻られてるな、と思った。 その辺りはザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結でも描かれてたが…ワンランク上の表現だったねー。 まぁ、ネタバレが書けない(←シツコイw)んで、少し思った事。      *     *     * コレはあくまで俺の感想だけど… 今までのヒーローと違って今回の(ダーク)ヒーロー「ブラックアダム」は「目力」っつーか、目の演技っつーか表情が上手いな、と思った。 俺の知る限り、闘いの中で「目力を持ったファイター」はブルース・リーだけだ。 屈強なファイターが今や映画界には沢山いる。 過去のジャッキー・チェンもそうだし、イコ・ウワイスやドニー・イェン、そしてトニー・ジャーもそうだ。 けど、目力だけでも攻撃性を感じさせる…ブルース・リーに迫るファイターは居ない。 断言するが…絶対に居ない! まず、これは実際に格闘が強い・弱いの意味ではない。 眼力をちゃんと感じさせるファイター!って意味で。 眼で(も)闘う戦士…いや、リーなんか睨んだだけで相手に(既に)何割か攻撃してるイメージだもんな…マジで。 そんな佇まいを、アレだ。 本作でドウェイン・ジョンソン(ロック様)から感じた。 よく考えりゃ、プロレスの時から「眼の演技」は得意だったもんね。 いや、本当に(俺的には)ドウェイン・ジョンソンはカッコいい戦士だなーと思った。 いや、若干…強引かも知れないけどね。 あと、JSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)の構成がいい。 今回は”地球内”ヒーローのカテゴリーだったから、ラインナップは(新規売り出しもあり)仲間内はこんな感じ。 ガキの頃から好きだった「ホークマン」と…あとは名前くらいしか知らない「アルバート・“アル”・ロススタイン」、「サイクロン」らが登場。 そして、特筆は「ドクター・フェイト」だ。 演技力の高さと安定度が堪らなく素敵で、渋い演技を魅せつけられた。 やっぱ、ヒーロー映画に演技派が一人は居ると…やっぱりグーっと作品が締まるね。 んで、ネタバレ厳禁だったので、なるべく情報を頭に入れないまま映画に挑んだんだけど… 映画を「あれ?…ピアース・ブロスナンに似てるなぁ…」と思ってたんだが、「いや、年食い過ぎか?声も老人だし…」と別人過程で観ていた。 だが、エンドクレジットで「おお、ピアース・ブロスナンやんかっ!」とビックら仰天! いい役者になったなぁブロスナン! ソンなコンナでネタバレ無しだったら…この程度になる。 ただ、ブルース・リーに迫るだろうドウェイン・ジョンソンの眼力と…MARVELに迫ってゆくDC映画の追従が楽しみだ。 両社のパワーバランスが(コミックと同じように)均等になったら…アベンジャーズよりも凄いクロスオーバーが生まれると信じている。 よーし、楽しみだ! アメコミの明日はこれから! タランティーノが喚いてもこれからだ! .[映画館(字幕)] 8点(2022-12-08 07:36:07)(良:1票) 《改行有》

42.  THE FIRST SLAM DUNK あー…今朝、うん。 起きた時から少し身体の調子が悪かったー…。 なので、いい感想になってるかどうかは分からない。 もう一回観るなら…アレだ。 気分が好い時に観たら感想が変わると思うけど。 さて、観てきた! 本当は「マッドゴッド」にするか迷ったけど、今日は時間のタイミングが合わない感じ。 なので、コレにしたんだわ。 ――THE FIRST SLAM DUNK なんか周囲(マニアさんら)が色々と煩い感じだったけど、俺はコミック準拠モノなので、アニメは全く観てないんだな。 んで、ストーリーっつーか…ネタバレには気を付けたいけど…コミック読んでるんだったらキャラの着眼点以外は、あまり関係ない気もする。 上映前に、過去からのアニメファンが騒いでたのが「声優の変更」だったけど、俺はアニメを観てないので全然、なぁぁぁぁぁぁぁんとも思わなかったし…監督であり、作者の井上雄彦先生の意図した事は何となくだが、理解できる。 多分だが…実写映画っぽくしたかったんじゃないかなーと思うんだ。 要は、キャラの声がアニメに準拠してなかったので、実写映画を観てるような感じを受けた。 ともあれ、愛の力は凄いもんなー…マジで。 アニメ版のスラムダンクに「愛を持ってる人」は悔しかったかもだけど… ずーっと「アニメの●●さんが~!」とか「だよね~」って言い合ってた女子2名が居たが、終わった後で「これはこれで良かったね」と言ってて(俺は全然無関係なのに)少し嬉しくなったな。 クリエイターの意図が組み込まれたようで、さ…。 さて、SLAM DUNKだ。 もう一回観るかどうかは迷うけど、ずっと観てる間は胸がワクワクした作品だった。 漫画で読んでるから、作品の情報が頭の中に入ってるけど、この映画からスタートした人だったら、どういう感想になるんだろう? そこも気になるけど、全体的にカラーが沈んでるのも、少し(俺的に)勿体ないなーと思った。 やっぱりキャラの服装じゃなく…景色だけで春夏秋冬を表現出来てたらいいなーと思う。 しかし、キャラの心理や表情は流石だ。 漫画連載の時から、井上雄彦先生には想ってたけど… 絵の上達速度や、場面やキャラの表現力はやっぱり半端じゃないね。 才能と努力が見事に連結してるんだろう、きっと。 世の中ってのは「見本」は嫌って程にある。 けど、その「見本」をみんなで知らん振り。 勿体ないね、マジで。 特に――俺に。[映画館(邦画)] 9点(2022-12-05 00:13:20)《改行有》

43.  RRR 《ネタバレ》   いや、周囲からの評価も非常に高い! それも滅茶苦茶に褒められてるんで、そこは気になってだんだ。 んで、今日は不意に時間が出来たんでアレだ。 感想だけど…ちょっと書くのは躊躇する。 いや、躊躇ってのは「想った意図が伝えられるかなー」って意味で。 あくまで俺の感想なので、まず俺自身の確認ポイントを理解して欲しい。 【自身の確認ポイント】  01:クリエイターとしての包括な目線。  02:シナリオライターとしての目線。  03:各映画を観て来た目線で。 上記を抑えて貰えたら…結論から言うと驚いた! いや、俺が映画の世界を知らなかったり、インド映画をあまり観てないのもあるけど…とにかくショックだった! インド映画って凄く進化したんだなーと思った。 想えば…最期に観たのは1995年の「ムトゥ/踊るマハラジャ」以来。 此処までの進化を魅せられると、相当にビックリするし…何より、各国はもう業界内での(単に創る)能力差は無いのかもしれない…なんて発想になった。 それと制作陣が、かなーり色んな映画を「観て」、「学習して」、何より「身に着けている」のに驚く。 ネタバレに繋がるかもだけど…うん。 俺的なNGポイントは2つだけあるので、ざっとだけ書く。      *     *     * 【A:ジュリーの処遇とシナリオの変更】 イギリスの提督の娘ジュリーが出て来て、なかなかの好演をしてキュートだ。 ただ、(悪人描写とはいえ)父親を殺されて、その後でコムラム・ビームと結ばれるってのは人情的にどうなのか? いや、悲しみのまま愛し合ってるけど離れ離れってのもそそるけど、結ばれるのは(方法論の一つとして)賛成ではある。 けど、提督だった父親の殺害の後…かつ、あの当時の時流を考えると大きな違和感がある。 俺だったら…そうだな。 提督のすぐ下に、闘えるタイプの部下の参謀を置く。 んで、全部ソイツが英国兵に指示してたり(更にはジュリーを自分の嫁に従ってるとかにして)悪事三昧。 父親はもっと気が弱く、立場を利用されて…最後は事故とかで死んじゃうとか、ソイツに殺された方が良いと思う。 【B:ラストのインド万歳なメッセージは…どうなん?】 いや、もうね…こういうのは好きじゃないんだ、マジで。 (テーマは別として)北朝鮮の番組を観てるような気がしちゃったし…何よりも、これ程に面白い映画を創ってたのに「何やってんだ?マジで…。」と思ってしまった。 いや!もっと考えよう! インド人目線だけじゃなく、(敵対国は抜きにして)第三者目線の国の視線くらいは。      *     *     * でもでもでも!でぇーもぉー! 文句は色々書いたけど、他は滅茶苦茶に面白かったぞ!いや、マジで! ほんと、色んな映画を観て勉強して、努力してるのが伝わって来たし…なかなかに俺の好きな映画を辿ってくれていて嬉しさ満点! かつ、インド映画の手法で「ミュージカルっぽくなってる」ってのも変な悲壮感を出さずに、かつ勢いを阻害してない要因になったんじゃないかなーと思った。 あと、ビジュアル的な見た目については敢えて触れないようにしてる。 理由としては…映画の国籍的なビジュアルって、見慣れて来ると「それも好きになる」ってのは経験上よーく知ってるから。 あ、近所のインドカレー屋の店員が、凄ぉぉぉぉぉく良い人ってのもあってさ。(バターチキンカレーとチーズナンが死ぬほど旨い!) ただ、凄いな…インド映画の未来! これからは(ジャンルによるけど)楽しみになって来たな…ほーんと![映画館(字幕)] 9点(2022-12-01 08:23:26)《改行有》

44.  ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー いや、初日でIMAXの3Dで観てきました。 完全なネタバレは主義じゃ無いので、アレです。 ブラックパンサーの彼を思う事にする。 ――そして、受け止める。 主役のチャドウィック・ボーズマンが存在しない事実。 彼は…黒人俳優でも一際笑顔が可愛いイメージがあり、頼れる男の表情をも持っていた。 そして、数少ない主役を張れる男だなーと感じていた。 そう…まさに、ヒーローを演じれる男だったんだなー…と実感。 大好きな役者であり、武道家のブルース・リー。 俺が、その存在をしっかりと把握した時には…悲しくも既に他界していた。 言うまでもなく、リーは強いカリスマを持った男。 更には格闘技以外の面でも指導者であったリーに対して…周囲がリーという「主役のいない中」でも、彼をずっと渇望した姿勢を崩さなかった…。 まるで、また復活して欲しいと願うように。 勿論、俺も同じく渇望していた。 何年も、何年も、リーの軌跡を追うように本を読み、写真を観まくり漁った。 そして…神の摂理で、それは(今のところ)難しいと知りつつも理解する。 彼が復活しない中でも、代わりに愛する者の心に、永遠に消える事のないブルース・リーが刻まれるという事を。 それと同じく、強大なコンテンツとなったMARVELヒーロー。 主役のチャドウィック・ボーズマンが存在しない事実。 惜しまれつつ世を去った者を想う…ただ、想う。 出来るならば、その姿を心に刻み続けたいな…なんて、上映後に考えてしまった。 亡くなった者を殺さない方法。 それは、胸に刻む以外…今の俺は出来ない。 消えたのは、彼ではない。 心から消さないように、俺達がしなきゃならない。 切ないな、マジで。 ワカンダ・フォーエバー。 彼と共に…永遠に。 .[映画館(字幕)] 7点(2022-11-11 17:48:42)《改行有》

45.  さかなのこ 作品の内容も重要だけど、気にしてる(邦画は特にだけど)ポイントは「1つ」だけ。 それは…「映画のスケール感」だ。 あ、ストーリーのスケールって意味じゃなく、テレビドラマ的なレベルじゃなく、ちゃんと映画っぽいスケールなのか?…そんな、映画の規模を感じさせるのが…なんつーか、うん。 そこは無いと、せっかく「映画館に来てるのに…」って気持ちになっちゃうんだ。 だから「カメラを止めるな!」も(話や構成は良かったけど)あまりハマれなかった……それを想い出したんだ。 今日は平日だからか人が凄く少なくてビックリしたけど…待機しながら考えてるのは「観終わった後の昼飯の事」だが……もう「一蘭」のコクのある豚骨ラーメンにするか、「コメダ珈琲」のボリューミーなサンドウィッチにするか悩みながら。 映画館の中じゃあまり人が居なかったけど…隣りが老夫婦でニコニコと会話しながら鎮座している。 いや、仲良い雰囲気はいいんだけど…始まった予告編の時にも、かなぁぁぁぁぁり大声で喋っとる。 心の中で「こんな人らに怒るのも嫌だしなー…」って、もうヤな予感しかしないけど…始まった映画を観る。 取り敢えず……映画の上映中、俺がずぅぅぅぅっと笑ってた。 監督の「寸止め」演出が素晴らしく、争い場面はユーザーには抑えた演出で展開せず、極力排除されてる。 例えば、言い争いのシーンとかは遠くから見せるけど、言葉でのやり取りでの争いは見せない、みたいな?…ある意味「ああ、この感じが争いの無いさかなクンっぽいなぁ…」と思う演出だったな、と思った。 んで、予告編で思ってた「のんが男を演じる」ってのは…あくまで「男っぽい」だったね。 なんつーか、のんの女の子らしさというか、キュートさは何も隠さないままで…単に男の衣装を着せてる…そこも素晴らしく、例えば喧嘩を止めるシーンとかでも「女がいる!」ではなく「女の子(っぽい男)がいる」ので、殺伐さが(嫌でも)抜けるから、絶対に喧嘩になんかならない。 そこをよく理解してる、監督の優しい演出だった。 映画に感心しながらも、隣りの老夫婦は話をしながら、さも可笑しそうに笑ってる。 妙に、(何故か)それが嫌じゃなかった。 例えるなら、かぁちゃんと一緒にTV観てる感じっつーか…喋ってる内容も映画の内容だったし、この映画自体に「そんな人すらも受け入れる度量のようなもの」も感じてしまった。 まぁ、切なかったのは…周囲でも変わり者扱いを受けている「ギョギョおじさん(さかなクン)」の今後?…アレは想像したら本当に切なくなってきた。 いや、尼崎にも…過去、小学生低学年の時かな…? 凄く楽しい変わり者のホームレスも居てさ?最初は怖かったけど色んな遊びを教えてくれた。 その人を「子供たちは皆で大好きだった」のに、警察や父兄、市役所のオッサンらから強制排除されて、尼崎から消えたって事もあった……それも思い出しちゃった。      *      * そして俺は…凄く釣りが好きなので、過去から「海」も「魚」も好き。 釣りもだけど…小学生か中学の時に、修学旅行で観に行った水族館を想い出した。 階段で囲むような巨大な円柱で、異常ぉぉぉぉぉに大きな水槽に、釣りの対象にしたかった(日本の)魚たちがキラキラいろんな色を放ちつつ泳いでたんだ。 それを下から見上げて、憧れの視線を向けた光景の素晴らしさがあった。 「ああ、俺は水族館に憧れた時期があったな…」――なぁんてのを、ふと想い出した。 俺のお袋もアホなので、姉からお袋の葬式の時に聞いたんだけど…俺が中学卒業したら「働けないかな?」と、勝手に須磨の水族館へと「ウチの子は、ここで就職できませんか?」と話に行ったらしいのも思い出した。 そんな状況なので、隣りの老夫婦の会話や笑い声にムカつくどころか…切ない過去を想起させてくれた事が、有難くて有り難くて…もう。 ストーリーに関しては全部を述べるのはアレだけど、言えるのは…ひとつ。 のん演じるミー坊は、関わった人間を幸せにさせる。 そういう人間って、本当にいいなーなんて考えつつ…「今からでもなれないかな…」と映画を観ながらニヤニヤしてしまった。 そうだ、隣りの老夫婦と同じように…俺も笑っていたんだよな。 映画が終わってライティングされた中、皆が劇場外に出ていく。 俺は、老夫婦の出ていくまで席を立たずに、意味も無く微笑みながら見送った。 うん、上手く言えないけど…幸せな気持ちのままで。 よし、今日の昼は「一蘭」でもなく「コメダ珈琲」でもなく、うん。 家の近くの「回転寿司」にしよう。 今日は、コレでいい。[映画館(邦画)] 8点(2022-10-04 06:28:08)《改行有》

46.  LAMB/ラム 《ネタバレ》 ずぅぅぅっと気になってたんだよー、この映画。 でも「Blu-rayになったら観りゃいいか…」と考えてたんだが、面倒な事にTwitterでネタバレしている奴がポツポツ出て来やがった……ったく、やめろよ、オイ! あと、Youtubeで「るい/ホラー映画みるひと。」の動画で、レビューをしてたのもあり、もうこれ以上情報を頭に入れる訳にもいかず、急遽行く事にした。 ただ、なぁぁぁぁぁぁぁぁ~んも語れないわ。 どこを切り取って話しても、全部がネタバレに繋がっていく。 なので、簡単な雰囲気と…観ながら想ってた事を、少しだけ書いてみようと思う。 山奥や自然の撮影の仕方とか見てたら「ストップのシーン」も含めて「ツイン・ピークス」を想い出した。 いやー、ツイン・ピークスの映像は好きだったんだよなぁー…あの音楽と共に映し出される「耽美で静寂のあるシーン」の数々…なのに、住人の心には「漆黒の闇」が潜んでるってのが観てると嫌でも分かってくる。 で、この映画も(うまく言えないけど)人の闇を強く感じた。 物語の中で淡々と進む「羊飼い」夫婦の生活が薄ら寒いし、過去に子供(赤ちゃんや流産かも)を失くしてるのが途中で分かってくる。 いや、山に囲まれた中で、あの生活空間……俺ならどんな思いになるだろう? って感じで、映画を…ただただ追った。 かの夫婦が、田舎ではなく都会なら…また違った気持ちになるかも… そんな事を考えた。 ■追記のネタバレありの感想■ SNSなんかのネット記事、そして色んな人のレビューを見たんだが、どうも俺の感想とは少し違う。 そこで、この映画の答えみたいなものを書いてみようと思う。 いや、俺の出した答えだとしたら…世の中ってのは(既に)どうしようもないのかも知れない。 けど、それは…今、「この時代」と「この国」に住んでいる価値観だからってのも念頭に置いて欲しい。 ただ、言える事は…「高貴なる貴族」にも「下衆な悪人」にも…そして「普通の俺ら」にも、それぞれに大事にしてる価値観ってものはある。 故に―――アレだ。 相手をよく知りたかったり、行動の意味を見出したい場合は、相手の全てを理解しなきゃ「答え」に到達しない事が多いと俺は思っている。 さて、この映画の回答で、最も多かったのは「宗教論」だった。 始まりの時期はXmasだったので、そこが余計にキリスト論に例えられたのかも知れない。 その、キリスト教とリンクさせたり、最後に出て来る「羊の獣人」を悪魔に例えてたりと結論を出していたのが殆どだった。 俺の考察は「宗教論」でも「幻想的」でもない。 寧ろ(非科学的だけど)現実論っぽくで考えた…。 過去から(俺自身の)下衆な生活…下衆な仲間か周囲に居ると、罰当たりな「ワード」が出てくる。 ――それは「獣姦」だ。 まず、リンクを貼るので読んで欲しい。 【メス羊とSEX(某国で羊飼いの見習いの時の体験)】 https://www.moedb.net/articles/1610962276    *   *   * 特に「羊との~…」ってのは、かなぁぁぁぁぁり頻繁に、色ぉぉぉぉんな人間が話してる内容だったりする。 事実、昭和時代の芸能人が体験談を述べるパターンも、俺は何度か観てきた。 言えるのは…居住する国や土地が違ってくると、俺たち日本人とは全く違う生活風習ってものがあり…目を覆い、耳を塞ぎたくなるような事が、頻繁に行われてる事実もあるのだ。 本作の「バルディミール・ヨハンソン」監督は、こう言った。 ――「アイスランド人は、羊のすべての部位の恩恵に預かっている」と。 いや、生々しくも残酷…そして、現実の話なのだろう。 この言葉を読んだ時に「ああ、俺は当たってるかもな…」と思った。 結論として、キリスト教の宗教観でも、悪魔の登場でもない。 人が羊を性的に交わり、歪なサークルが人間によって発展したって話。 ただ、これを「どのライン」から否定するのか?ってのもある。 レオポンやライガーのような掛け合って生まれた動物は人造だけじゃなく「自然に発生するパターン」もある。 それは認めてるのに、人間はダメってのも(人間のモラルじゃなく大自然の理的に)少し違う気がしてたり……いや、俺自身は全く興味はないけど難しい。 取り敢えず、もし俺の推理が当たってるとした場合…。 コンプラで映画がドンドン縮小されてる、この時代に「若干のレジスタンス的な行為をする監督だな…」と、俺は若干嬉しくなってしまった。 いや、羊に対しての行為を推奨するって意味じゃなくね?[映画館(字幕)] 7点(2022-09-24 21:15:36)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

47.  ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 結論から言うと、俺は凄く面白かった。 つか、ストーリーとかだけじゃないんだよな…このシリーズ(のトリ)を語るなら。 スター・ウォーズのシリーズもそうだ。 1作目を初めて観た時…そのタイミングでの周囲の友人や、自分が頑張っていた事…そんな諸々を思い出して、想い出ごと総決算としたい。 だって、だって、だってだぜ? あの「スター・ウォーズ」や、この「ジュラシックシリーズ」の完結まで観る事が出来ないまま亡くなっちゃう人だっているんだからさ。 だったらアレだ。 生きてる俺は、最大限にシリーズを最後まで観る事が出来た喜びを感じたい。 亡くなったツレと一緒に観ているつもりで。 思えば、ジュラシックのシリーズ。 小説は、ほぼ読んでなかったけど素晴らしい映像を(常に)当たり前のように見せてくれたなぁー……と思う。 まぁ、制作陣営はクオリティーの高い作品を創りながらも、ユーザーに「出来て当たり前」と思われてるって、正直嬉しさもあるだろうけど、悔しさも同じ量あるんだろうなーって思いつつ。 マジで感謝してますよ、本当に。 凄ェなぁー…1993年からか。 もう「本物(の恐竜)ちゃうんかー!コレ!」と驚いて30年くらい経ったんだな。 その時代から考えても、恐竜の研究は大きく変化してる…いやいや、マジで時代は進んでるんだ。 過去の想い出……俺が小学3年くらい? 恐竜が大好き過ぎて学研の「恐竜のひみつ」をバイブルに猛勉強してたガキの頃。 んで、暫くして…30歳くらいだったかな? ジュラシックパークの上映時に、また恐竜を勉強し直したんだけど…あまりの変貌ぶりにビックリした。 だって「居なかった事になってる恐竜」とか学説が大きく変わって…中にはポージングとかも全然変化して「昔の面影すらなくなってる恐竜」もたぁぁぁぁぁくさん居た。 そして、想えば…半分冗談で「このテクニックで(恐竜探検隊)ボーンフリーを作ってくれないかな?」なんて思ったが…どんどんジュラシックシリーズの設定が合うように変化してきたなぁ。 今回のを観た時、いや、出来るだろ!…と思ったし。 そんな、あんな光景が…映画のエンドクレジットが流れてる時に頭に駆け巡って、本当に涙が流れてしまった。 強いぜ、想い出や思い込みってヤツは! んで、折角なんで映画の感想をザーッと書いてみると… いやいやいや「Amblin Entertainmentのど真ん中」な映画でした。 つか、スピルバーグ節が全開! かの80~90年代の「インディ・ジョーンズ」のシリーズや「ニューヨーク東八番街の奇跡」とか「ハリーとヘンダスン一家」みたいな?(もっと×2、あるが)…人間の繋がりをしっかりと感じさせる、そんな往年の「スピルバーグ名作映画」の佇まいが満載だった。 世界…地球を支配しているつもりの人間。 この世界の覇権を握ったつもりでいるけど…この恐竜時代と比べても、はるかに短い期間しか未だ滞在できていない。 全てを支配をしている!と錯覚し、増長してる限り…いつか取り返しのつかない事になるのかもな……なんて、考えてしまった。 そんな意味でも、最高のエンターテインメントだったなぁ……映画自体の感想だけじゃなく、周囲の想い出が万感となって押し寄せる。 これが、そう!これが映画の素晴らしさだ。 俺はそう思っている。 トモ君よ…ジュラシック・シリーズが終わったよ。 スター・ウォーズだけじゃなく、こっちもさ。 一緒に観たいな、おい。[映画館(字幕)] 8点(2022-08-01 00:46:40)(良:3票) 《改行有》

48.  哭悲/THE SADNESS この映画は、個人的に馴染みがあまり無い台湾映画。 最近、台湾映画で観たのでは「怪怪怪怪物!」って映画を観た。 あれは完成度は荒々しいけど、俺はかなぁぁ―――り楽しんだ作品だった。 やっぱ、アジア独特の湿気があり、また台湾の雰囲気が昭和の日本のイメージと重なって好きな作品だ。 んで、この哭悲/THE SADNESSなんだけど…ビックリしたのは思ったより劇場に人が多くて、それどころか女子が大挙来場。 ただ、隣りでペチャクチャ喋りながらポップコーン食いまくってて、大きく声を挙げる「女2人組」には退場願いたかった。 いや、驚きの絶叫をするんだが…シーンとリンクしてりゃいいんだけど、何でもないところで「きゃあ!」と叫び声をあげてて、そこに俺がビビる始末! 頼むから帰ってくれ!映画代を払うから……2人分。 んで、だ。 この映画を一言でジャンル分けをするなら、「ウィルスが人の欲望のタガを外し、化け物になり…人々に襲い掛かる」映画だ。 怖いのは、知能は普段の人間と同じ思考能力があるんだけど、欲求が抑えられず、殺戮衝動、暴力、性欲なんかを、事あろうか「喜びを感じながら」実行しているところ。 また、表情的な変化もあり、眼球の白目が無くなり「全部真っ黒」になって…常に笑顔。 もう、そこが俺的には超怖かった!やっぱガ●キチは怖ェーよ! そんな顔をした奴らが、嬉しそうに笑って人を殺めるとか…決して誰も近寄りたくない「ガ●キチ度」が超全開! また、R-18なのもあり、かなりエグイ言葉遣いと暴力&性欲塗れな行動が堪らんかったな…マジで。 何か、ハリウッド系のパニック映画とかと違って、人種が凄く日本人に近いのもあって、恐かったんだろうな…きっと。 何より、一番怖かったのは「子供のような残酷さ」を、化け物に感じれしまった事だ。 子供の虐めって(周囲に止める大人などが居ない場合)「集団で楽しそうに笑いながら実行」するのを、俺は過去から記憶している。 そして、まだ加減を掴んでない常識からか、とことん最後まで残酷にも実行してしまう……そして、それを「何の手助けも出来ない観客という立場」から、強制的に参加させられるってのもある意味で恐怖だった。 いや、その恐さったらないぜ、マジで! この映画は、病み上がりの時に観たら…相当に来るよなー…と思う。 あ、後!思ったより丁寧な特撮処理をしてたので、そこも好感度高い。 やっぱ、ホラー映画で特撮が上手いと「エクソシスト」や「狼男アメリカン」のように、格調が増すなーと思った次第。 監督・脚本・編集はカナダ出身のロブ・ジャバズ。 この路線で映画を作ってくれるなら、また楽しみになってくる人材だなぁ…。 まぁ、キャッチコピーに有ったけど―― ”内臓を抉られる衝撃” ”二度と観たくない傑作” ”史上最も狂暴で邪悪” かも知れない。 あと…絶叫女2人は退場。[映画館(字幕)] 6点(2022-07-06 19:01:31)《改行有》

49.  犬王 西洋や日本を問わず、土俗民族の話が好きだ。 例えば……友人と、山の中を車で走ってて道に迷った…らしい。 そして、急に祭りの提灯が並んでいるのを発見し、人が多そうな明るい方向へ向かう。 けど、その提灯に書いてる文字が、どこの文字なのか分からない異様なモノだった…とか。 他に、H・P・ラヴクラフト原作の「インスマウスの影」とか…ああいうのが堪らない。 迷い込んだ場所が、異様な空間で「自分がいるべき場所ではなかった」という設定。 そこが堪らないんだよな、本当に。      *      * さて、最近は映画によく行くんだが…最近はアレだ。 まず「何の映画にするか?」って動機はあまり考えないようにしている。 ただ、SNSの前評判で「面白かった!」と聞くと、それだけをベースに(何も頭に入れる事なく)観に行く。 っつー感じで、午前中に川崎へ「犬王」を観に。 これは、凄い映画だった……と思う。 芯に触れるには「何度か観ないと分からん」かもしれない。 そして、人には勧めはしないが、俺はきっと「また観る作品」なんだろうな、とも予感した。 若干ボーイズ&ボーイズの雰囲気が匂うが、絵柄のせいでチープじゃなく本物感が漂ってた。 そして、ガキの頃に(早朝から)観てて…脳裏にトラウマ的な思いを刷り込まれた「三日月情話」的っつーか…土俗民族な雰囲気が大好きなんで、制作陣が「それ」を理解して踏まえて作ってる事にも…ただ、ただ、驚嘆した。 いや、本当に凄いなー、このクオリティー。 アニメ業界って大変と聞いてるが、諸々の事も大変だけど「オリジナリティー溢れる雰囲気」を出せてるのを確認すると…クオリティーは安心できそうだ。 そして、先日観た映画「名探偵コナン」の時のように「(脳裏には)事前に情報を入れてない状態」から、ドラマ観ながら情報を脳裏で構築してゆく。 思えば、「フットルース」や「ストリート・オブ・ファイヤー」あと「リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986)」(キリが無いので、この辺で)などの、過去から80年代MTV映画が好きだった。 久し振りに「その、リズム感の映画」を観てる事に気付いたんだが、そこについては異様な雰囲気まで醸し出していて、相当驚愕しながら観てしまった。 ああー、ネタバレ無しで書けないわ…もう! ともあれ、すぐに消えていく映画ではないのは事実。 たぶん…きっと、いや、絶対に。 この、時代を怨念と共に「語られぬ者たちの狂騒曲」だ。 んで、アレだ。 映画の客は…大体50人~70人くらい居たと思う。 映画が終了した後、電気が灯って……俺は超焦った! なんと―――男の客は俺だけ! あとは全員女性という異様な空間だった! マジで、あの恐怖感って!超ビビった! 西洋や日本を問わず、土俗民族の話が好きだ。 けど、映画館の中では…そんな気持ちになりたくないなぁ。 もう、全員出ていくまで下を向きながら、スマホを弄ってたし…あー、焦った。 そういう層からも人気なのね…この作品…。 仕方ないからアレだ…Blu-rayが出たら買うか。 うん、それしかない。[映画館(邦画)] 8点(2022-06-30 09:41:31)《改行有》

50.  機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 今日は仕事の打ち合わせがあったんだけど、アレだ。 一瞬で終わったんで一日が暇になった。 んで、場所は川崎だったんで、だったら映画にでも行こうと探したら…今日からやってたのが… ――「ククルス・ドアンの島」 折角なので観に行くことにする。 まぁ、結論から言うと観終わった後で、もう一本観た。 3度目の「シン・ウルトラマン」なんだけども。 何で観に行ったの?って聞かれたなら、まぁ…答えは察してくれ。 んで、「ククルス・ドアンの島」の感想。 正直、ネタバレ的な事は言えないけど…色々と書いてみる。 言っておくと……劇場版の「ガンダム」としては最低。 けど、「映画としては普通に纏まってた」と思う。 そういう訳で、ガンダムへの依存というか…カタルシスを求めてるならガッカリすると思う。 更に言うなら「オリジン」が好きじゃないなら……うん、辞めた方がいいかも知れんね。 実は、俺は「オリジン」自体(漫画は好きだけど)映像では好きじゃない。 なので、一言で語るなら「あのテイストでやっている映画」と思っても良いと思う。 更に言うなら、元々はTV版のククルス・ドアン自体「モビル・スーツの登場も少なかった」ので、オリジンでは好評だったモビルスーツの戦闘も「新しいモビルスーツも出ない」のもあって新規性はゼロだった。 それはそうと…アレだ。 俺は「トムソーヤの冒険」など、世界名作劇場が好き。 ってか、コレ系の作品なら「ガンバの冒険」や「じゃりン子チエ」も超好きだ。 なので、今回「ククルス・ドアンの島」に関しては(俺的カテゴリーだと)同じ雰囲気なので、好意的に観れたんじゃないかなーと思ってる。 でも、Blu-rayが出ても買わんな、きっと。 あ、劇場にあったんだっけ? うーん…買わんかったけど、まぁいいや。 ともあれ、これは映画の尺でやっていい話じゃなかった。 画のクォリティーも、美術的な感じも完成度が高かったけど…ストーリーとか(連邦側の)キャラ配置や構成もあまり好きじゃなかった。 好きなキャラなんで期待してたんだけども…あのスレッガーを出した意味あるんか? 連邦側のアムロ捜索部隊のキャラ達、アレらを滑り込ませて出す意味って、一体どこにあったのか? いやー…終わった後…結構マジで悩んだ。 ってか、文句ばっかりになりそうなんだけど…うん。 好い所と言えば、ククルス・ドアンという男は(俺的に)かなり好きだ。 んーと、それくらい…かな。 けど、安彦さん。 才能は有るんだから…もうファースト・ガンダムは辞めた方がいいと思う。 ファーストに関しては、もう富野さんの世界観の把握と演出じゃないと、色々と腑に落ちない箇所が出て来るから。 例えば、モビルスーツの性能構成とかだけど…安彦さんの頭に入ってない気がするなぁ…マジで。 やってもオリジナルのガンダムとか、全く違った作品が良いと思うよ……いや、やらせて貰えるならさ。 ともあれ、観終わった後… 特に「新しく欲しい(オモチャの)モビルスーツが無かった」という。 うん、コレってのは結構、俺的には破滅的な感想。 少し寂しいなぁ…マジで。 いや、悪い映画じゃないとは思うんだけどね。 ガンダムに魅入られてないなら。 かなり贔屓目だけど。[映画館(邦画)] 6点(2022-06-08 18:56:58)(笑:1票) 《改行有》

51.  ハケンアニメ! 突然、ハケンアニメ!を観る事に。 正直、あまり期待もしてなかったし、吉岡里帆が可愛いからいいかな、くらいの邪な考えもあったんだが… けど、その邪は…確実に間違えてたね…マジで反省。 まず、「この映画での吉岡里帆は可愛くなかった」と記しておく。 過去に仕事で関わった「女子クリエイターの匂い」がしたってのもあるからかな……そんなイメージ。 まぁ、俺の場合「絶対に職場の女の子と恋愛はしない」って決めてるんで、余計に構えてしまってるのかも知れないけど…そういうのもあるのかな…どうやろ? あ!誤解をしないで欲しいんだが、グラビアとかメディアに出てる吉岡里帆ちゃんってば、メェ―――ッチャ可愛いよ、間違いなく! ただ、画像なんかじゃ、あれ程に可愛くてセクスィなのに、この映画では見事に「業界の女性」を演じ切ってるのに焦ったという意味。 困難の中で人と関わり、仕事を覚える度に、彼女の仕草が好印象になってくるとか、そういう描写が好印象だったと付け加えておく。 そして、これで「吉岡里帆の目指してる女優としての方向性」が確りと伝わったし、楽しみになってきた。 ともあれ、原作は読んでないけど、この映画に関しては「よく出来ていた」と評価させて欲しい。 作品的に、かなり作り手のパワーが感じれたし、細かい所でのツッコミは沢山あるけど……まぁ、そこは(敢えて)置いておこう。 設定的には、2つの制作会社が創るアニメは「長期やってたバラエティー」を終わらせて、局の新機軸として始めるアニメ。 一方は伝説のクリエイターの作るアニメ…それに対抗する形で、吉岡里帆演じる「斎藤瞳(ディレクター)」の制作アニメが、真っ向から視聴率を競い合いながら…言わば、アニメで覇権を競う。 それが、タイトル通りの「ハケンアニメ!」って訳なんだね。 制作クリエイターの(裏で人を小バカにする)陰口、上へのイヤミや文句、逃げ癖など……それで苦悩する斎藤瞳Dを見てて…何か凄ぇ嫌ぁーな、モノを思い出したが……やっぱり、「(制作時には何度か来る)やらなきゃいけない時」で作り手の爆発力…そんなレッドゾーンを超える姿勢を見ると、胸が熱い。 そこは、紛れもなく俺の好きなクリエイターの世界だったし、想起しながらも胸に強く突き刺さって…ただワクワクさせて貰った。 ちなみに、2つの会社が作ってるアニメが、それぞれ本当に観たい!と思えるくらいに出来が良かったと思う。 まぁ、「TVじゃ、そのクオリティーは無理やろ!」ってツッコミは置いておいて…いや、これ作るの…結構金が掛かったんだろうなー、なんて考えながら。 そういや、想い出すのは… 同じように原作は読んでないけど「映像研には手を出すな!」もかなりハートに響いたなぁー……アレの場合、活動のターンは「クリエイターになろうとする直前」だったけど。 人生には…「金などの財産」「コネクション」「派閥」みたいな柵や、素直に動けないままに縛られる箇所も多かったりするけど、やっぱり基本は「モノ創りに対してのリスペクト」なんだな、と(今更ながらに)思うんだ。 俺は過去、(名前は出せないけど)デジタルコンテンツの支援をする団体に出向してた時期もあり、そこでの行動は…予め立てたスケジュールや予算の厳密なノルマ(増えるのは勿論、削減も許されない)があったけど、自由に動けた時期だったのもあり(名前は出せないけど)アニメ(やCG)制作会社の、名の通った作り手とよく話をする機会に恵まれた。 中でも、一番為になったのは「経営者」や「各社のトップレベルのクリエイター」と「同時に」、または「別々に」…その1日で話し合えた事だと思ってる。 それが何年も、長期で関われたのもあって、最初は「最悪やな…こんな場所に来ちゃって。」と思ってたけど、後半は「これ、すっごい財産になるぞ、きっと!」って気持ちで頑張る事が出来た。 色々と想い出すなぁ… カオスだけど、皆が夢と生活を掛けて頑張ってるアニメ業界。 それぞれのゴールを探し、闇の中で手探りのまま頑張ってるんだろうなぁ… 辛く藻掻いてたとしても、目指す場所ってのは…「自分だけが知ってればいいよな」なんて思う。 自分は、ゲームを完成させるのも好きだけど…例え、破滅的な状況であろうと「モノ創りをしてる場所」ってのが、死ぬほど好きなんだなーと実感できる。 うーん…観終わった後、胸が…こうね? なんつーか…穴が開いたように切ない。 うん、クリエイターの世界は永遠だな。 だから素晴らしい。 いや、マジで。 .[映画館(邦画)] 8点(2022-06-08 18:53:30)(笑:1票) 《改行有》

52.  ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 昨日はBlu-rayで「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」を観たので、その続編って事で「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」を観た。 さて、まずは昨日観た「黒い魔法使いの誕生」だが、コレって「途中で終わってる感」が満載なんだけど……エエんかな? 取り敢えず、作品的には1作目の「魔法使いの旅」が異っっ常ぉぉぉぉぉに好きなんだよな…マジで最高! あの、ハリーポッターの映画では描ききれなかった「(普通の)人間との関わり方」や「その距離感」…そして「その距離の埋め方」ってのが確りと刻まれたのもあるし、あのエンディングには心が幸せな気持ちになれた。 なので、それに水を差すような「黒い魔法使いの誕生」には、かなり「これは…」というダークな気持ちが湧きたってしまったが…アレだ。 これほどのシリーズを作ってきたスタッフなんで、その決着が(恐らくは)描かれるだろうと、本作に期待。 そう…「とダンブルドアの秘密」を観るしかなわな。 まぁ、劇場でも今週で終わりみたいだったので、何かの縁かなーと思ったのもあって…それを調べに、今日観に行く事にした。 結論から書くけど、めっちゃ上手く纏まってたと思う。 ファンタスティック・ビーストの好き嫌いは(前の)ハリー・ポッターどころじゃないだろうから、一概にすべての人間に「絶対いいよ!」と、お勧めは出来ないけど…もし「1作目が楽しかったー!」と思う人が居たなら、是非お勧めしたい。 って事で、ざっと今までの作品の点数。 点数:ファンタスティック・ビースト歴代評  【95】(2016)魔法使いの旅  【35】(2018)黒い魔法使いの誕生  【93】(2022)ダンブルドアの秘密 ただ、アレだよ、アレ! 今回の作品と繋がってる前提なら、2作目は30点から60点にランクアップする。 それくらいに、今回のは俺的には好きだったんだ。 さて、今回は敵役の「ゲラート・グリンデルバルド」が「ジョニー・デップ」から「マッツ・ミケルセン」にチェンジ。 俺的には007/カジノ・ロワイアルの時から好きな役者なので、全然嫌じゃないけど…オッド・アイとかの設定くらいは引き継いで欲しかった気がする。 ともあれ、あのジョニー・デップの後でも、しっかりと主張できてた演技だったので、彼が今後演じるのでも全然問題はないと思った。 むしろ、同軸スタートなら、このマッツ・ミケルセンに分があるかも知れない。 俺的には、ジョニー・デップのコミック的な演技は好きだけど、アレだ。 作品群として、ハリー・ポッターならジョニー・デップだけど、シリアスな展開を望むならマッツ・ミケルセンかも知れない。 そして、俺はこのファンタスティック・ビーストで一番好きなキャラが分かった。 それは、「ダン・フォグラー」が演じた、魔法使いでもない”ただの人間(のデブ)”「ジェイコブ・コワルスキー」だ。 彼の魅力を、劇中で(若き日の)ダンブルドアが語るシーンがあるけど、俺はリアルに頷いてしまった。 「運命とか、力の差」が歴然としてても、あえて危険に身を投じても…守らなきゃならないモノのために奔走する。 それは、時に「愛する者」の為…時に「信じた友」の為……っつーか、言葉にすると、コッハズカシイ言葉だが、それを四面楚歌の中で無理してでも「自分に言い聞かせている彼」が堪らなくカッコいいなーと思えるんだよな…。 ハリー・ポッターの頃から、あの魔法的空間を旅行させてくれる、この作品。 まだまだ続くってなら…うん。 最後までしっかりと観て行きたい。 今回の評は、こんな感じ。 あ、そうそう! 「グリンデルバルド対ヴォルデモート卿」 そんな映画があったら… 俺は絶対に観に行くよ…マジで! 関係者の方々どうか宜しくお願いします![映画館(吹替)] 9点(2022-06-08 18:48:43)《改行有》

53.  ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 今回、観たのは…ドクター・ストレンジの続編で「マルチバース・オブ・マッドネス」だ。 ぶっちゃけ、観てないんだけど…あの「エターナルズ」ってどうだったんだろ? なんか壮大な感じがしてるし、ブランドイメージ的に面白いんだろうなーとは思うんだけど…雰囲気的に(見た目の)楽しそう感があまり漂ってなかった。 なので、まだ観てないんで、あれはBlu-rayで観る感じかな。 んで、今回の「マルチバース・オブ・マッドネス」は…結論から言うと、やっぱ監督のサム・ライミ。 死霊のはらわたでホラーに新風を吹かせたサム・ライミ。 スパイダーマンで最高に湧き立ててくれたサム・ライミ。 そして、3作目で可哀想な目に遭ってたサム・ライミ。 基本的に大好きで、個性が際立ってる監督だけど、ライミがどんな風にドクター・ストレンジを彩るのか? また、「マルチバース」という新機軸をどんなふうに見せてくれるのか? 更にはライミがライミらしく、ちゃんとサム・ライミしてるのだろうか? その辺に興味が湧きたって、観てきたんだけど……ってかネタバレはナッシングなんだよね、今のタイミングじゃ。 その上で言うなら…めっちゃライミの映画になってましたわ。 例えるなら「前作のドクター・ストレンジ(5点)」「死霊のはらわた(3点)」そして「スペル(2点)」で、合計した感じが「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」だと思う。 分かり難いかもだけど、上記の映画を知ってるなら、共感はして貰えると思うんだけど……どうやろ? 俺はワクワクしながら観てたけど「これ、MARVELで大丈夫なんかな?」と、勝手に心配になったくらい自由な作品だった。 ううーん、書きたい事満載だけど…うん。 ただ、今回のような個性的な作品にしてくれた方が「これ…誰が造ったん?」的な映画より、絶対に嬉しいと思う。 いやー、作家の魂を前面に出した監督サム・ライミ監督。 そろそろ…スパイダーマンも復活して欲しいと思うんだけど、どうやろ? 思うに「マルチバース」って映画の世界観だけじゃなく、作る作家陣のバリエーションを広げるために使えると思うんだけども…それが狙いだよね。 だったらいいなぁ…マジで。 実はサム・ライミのスパイダーマンとか観たいし…何よりもヴェノムって、絶対にライミが監督して欲しいんだよなぁ…マジで。 いや、書きたい事は幾らでもあるし、想いも沢山あるんだけど…アレだ。 めっちゃ眠いんで…寝ます。 ライミの映画、最高だわ。 これから観直そうかな…色々と。 .[映画館(字幕)] 8点(2022-06-02 10:24:02)《改行有》

54.  トップガン マーヴェリック おはようございます。 コメントが書き上がるのは1時間後くらいだけど… とりあえず、おはようございます。 2度目の観賞は、マーヴェリック(吹き替え版)だ。 あ、全部個人的な見解なので「違うなー」と思っても生暖かく見守ってください。 ただ、映画の感想なんで100人居たら100の感想が当たり前だし、それが自然と思うし。 更に言えば…映画の感想に、間違ってる・間違ってないは存在せず「なんか感覚が違うなー」程度に考えるのが吉だと思います、はい。 しかし、映画館で「同じ映画」を観るのは何年ぶりだろ? 今までも、何度か思う事はあったけど…その気持ちより「だったら、新しい映画にしよ」ってなってしまうのに…。 でも、その意味は”あえて”問わず「まぁ、ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスも観るし、いいか…。」って感じで、強引に映画館に向かった。 まぁ、映画評でコメントをするなら、ひとつ。 トム・クルーズ声に強い執着が無いなら「日本語版の方が映画の内容が掴みやすかった」と思う。 吹き替えが嫌じゃないなら、是非観て欲しい。 さて、何故この映画に俺のハートはこれ程に惹かれたか? そう、俺は…何故これほどに「この映画」に惹かれてるのかが、痛感できた それは、観てる最中に理解し、身体が震えたんだ! 結論から言うと…「(俺の人生の)80年代があった!」と。 少し前に観た名作、「ゴーストバスターズ/アフターライフ」も、とてつもなく素晴らしかったし、最高に面白かったど…あの作品は80年代を強く取り入れていない「現代の映画」と思ってる。 けど、マーベリックは最新の技術で撮影しながらも、作品として「映画のど真ん中」を突っ走ってる。 そう、爆走していた! 80年代という「狂いつつも真摯な王道」を…笑う者なんか存在しなかった時代というハイウェイのど真ん中を! その”ど真ん中”ってのはアレだ…全体的な「シナリオ」構成も要素のひとつだろう。 まず「キャラの動向」だったり「ご都合主義な設定」だったり「見せ場を用意する感じ」だったり…もう、そんなのがグルングルンに渦巻いてる。 それを恥ずかしげもなく、今の時代や観客に「どうだ!これがエンターテインメントだ!」とスタッフらが、トム・クルーズが見せつけている。 俺がスタッフだったら「どうだ、小僧!これが80年代のパワーだ!小賢しい事なんかどうでもいい!ただ、カッコ良くて、ただ、ハートがワクワクして、恋心も揺すられる!そして、女に愛情、男にゃ友情だ!バッキャロー!(←死語)」って言いたくなる作品だ。 それを最新技術で、当時のカラーが失せないように作りあげる…そして「80年代男の去り際」も…優しく仄かに見せつけて。 ああ、この素晴らしさよ! 観ないと後悔するぜ、絶対に! ダメな箇所も俺的に2点ほどある! あるけど…そんなの、どぉぉぉぉでもいいんだ!! 例えるなら、アレだ! 本気で惚れた女がいる場合、細かな欠点で減点なんかしないで、それごと愛してしてやりゃ良いんだ! チンタラとアホウな事を言ってると、愛が逃げるぞ! んで、テメーの熱いハートが腐っちまうわ! それよりは「愛してる!」と抱きしめりゃいいんだ! それが、俺の…80年代の生き方だろう……いや、多分。 最期に「トニー・スコット監督」への賛歌が聞こえる。 オープニングのライティング……ビバリーヒルズコップ2のオープニングもだけど、肌を優しく包むような朝焼け。 やっぱ、これがカッコ良かったね…全部を思い出した。 うん。 そりゃ泣くわ…マジで。 けど、走れ! 泣きながらでも良いから走れ! 夕焼けの中…ただ走れ! .[映画館(吹替)] 9点(2022-06-02 10:17:59)《改行有》

55.  シン・ウルトラマン 暇なので、2回ばかり観てきた。 んで、ネタバレは無しの方向で書いてみようと思う。 ――シン・ウルトラマン。 今回は「ネタバレ」じゃなく、逆に「お勧め」として評したい。 要はネタバレせずに、これを意識したら面白くなるんじゃないか?と。 なので、未見なら…是非読んで欲しい。 そして、あの男を「先入観抜き」で意識して欲しいのだ。 そう――ウルトラマンだ。 みんな名前は知ってる、もしくは知ってるつもりのウルトラマン。 彼は、神の如き力を持った超人と捉える人が多数だろう。 恐らくは、そういう評価を皆は持ってる。 だが、こう考えてみた。 彼を超人や神ではなく、一人の「人間」として考える。 苦痛も痛みも、孤独感もある…独りの人間として。 自らの任務よりも…人類の幸せを願っている、彼。 ただ、ただ、人間の世界を…その幸せを願っている。 神永新二を巻き込み、無念にも彼の命が奪われてしまった。 その悲しみもあり、人を知ろうとする。 任務でこの惑星に来たのに、今では人を理解しようとしている。 地球という名の異国でただ一人…孤独の中で。 彼は、身体を張って…人々のために戦う事を誓う。 だが、攻められれば傷つき、体力を消費し…疲弊する。 そんな中で、全身を満身創痍になりながらも戦い続ける…それがウルトラマンだ。 ――超人ではない。 あのハートは孤独な、たった一人の人間なのだ。 考えて欲しいんだ。 神永新二という男…いや、正確にはウルトラマンと一体化した神永新二を。 少しばかり人間らしくない性質の彼…あまり感情を表に出さない男だ。 故に、彼の想いが伝わり難いかも知れないが…彼ほど人間らしく、覚悟を持った男も居ない。 凄い格闘家だって、武道家だって殴られりゃ痛い。 格闘技の観戦をしてても対戦者の痛みは、およそ伝わってない。 そんな中でも、周囲に言いたい事を言われても、恐れずに戦いに赴く…それがファイターだ。 そして、ウルトラマンも、たった一人の孤独なファイター。 故に戦い続ける。 自分の想い…人の幸せと、この星の未来の為に…。 それが、ウルトラマンだ。 ウルトラマンは――戦う。 けど、悲しみもあるし…傷つきもする。 ただ…人の為に戦い続ける男。 それが、ウルトラマンだ。 誰か、彼の代わりに動けるか? それが出来ないなら刮目せよ。 そして、せめて応援してあげて欲しい。 たった独りの男の戦いを。[映画館(邦画)] 7点(2022-05-16 21:09:41)《改行有》

56.  あなたの番です 劇場版 うわー、誰も書き込んでない。 みんな、マトリックスとか、キングスマンとか、ヴェノムとか、仮面ライダーとか行ってんのかな。 んで、あまり期待せずに観て来ました。 あ、感想は、また時間が経ったら書き込みます。 ともあれ、余裕がある人はちゃんとTV版を(未見なら)観ましょう。 観ないまま映画に挑むと、とんでもなく「どうでも良いドラマ」になると思います。 取り敢えず、今回はここまでですが基準の点数。 ●TVドラマちゃんと観た人は…7点 ●TVドラマを観てない人は…3点 ●なぁちゃんが好きな人…8点 てことー。(ヘライザー)[映画館(邦画)] 8点(2021-12-27 00:56:01)《改行有》

57.  シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 《ネタバレ》   TVシリーズ含め、過去作からずーっと観て来て「凄い作品だなー」と思いながらも、同時に何度もガッカリして来たエヴァ。 庵野さんを脳髄と心に植え付けられたのは「トップをねらえ!」からで、あの能天気かつ「カッコイイと思ったものは全部入れちゃえ!」的な作風が好きだった。 岡田斗司夫さんによって明るく能天気に始まったシリーズだったけど、やっぱり4話以降の後半は(庵野監督の持ち味だろう)「ダークな終末」で終了した。 よく「後半は暗い」との談を聞く。 そして、「好きだったのは前半(の能天気部分)だ」とも。 能天気とは強烈なインパクトの塊だ。 けど、「芸人的なお笑い」もそうだが、能天気に広げたものを、テイよく収束させるのはメチャクチャ難しい。 そして、(ダークであれ)渾身の力で収束させたモノに「前半の明るさが良かったのに…」と、言うならば(ユーザーの批判なら仕方ないけども)プロとして代案を持たねばならないのに、それもないままなのが至極残念だ。 さて、ガイナックス(だった頃の)の、明るい岡田斗司夫とダークな庵野監督との関係。 「オネアミスの翼」、「トップをねらえ!」…そして「ナディア」を観てると、次第に岡田さんとの距離感も開き、庵野さんの独壇場となっている。 特に、エヴァンゲリオンは「庵野さんの好きにしていい」と始まった作品だから、本人の持ち味のひとつである「ダーク」さに、傾倒して進行した。 さて、「ダーク」とは「闇」……庵野さんはダークだ。 庵野監督は、幼児の頃から、ずーっと「好きなモノ」を追いかけつつも、ダークを受け入れて過ごしたのかも知れない。 女性や人間関係の面倒な部分はさておき…ウルトラマン、ゴジラ、仮面ライダー、ファイヤーマンなどのカッコいいモノを追いかけてきた庵野さん。 エヴァはTV版から旧劇場版は、間違いなくダーク。 そして、ファンからは、その暗さに「ナニコレ?」の判定を下された。 そして新劇場版シリーズの「序」は、作風の構成がストレートで「あれ?…庵野さん(いい意味で)変わっちゃった?」と思ったけど、「破」から…特に「Q」は…ダークだった。 この上ないダークを纏い、庵野監督はいったい、この話をどこに向かわせようとしてるんだろう?なんて考えた。 それ以前に「精神と身体、大丈夫かな?」と(勝手に)心配したまま、色々と新劇場版のストーリーを全体論で検証した。 そんな中…新劇場版を最初から見直して「Q」での渚カヲルの言葉に驚愕した。 そうか、この世界は何度も何度もやり直してるんだ、と。 過去のダークな世界も、庵野さんは受け入れて、やり直しの世界の一部にしたんだ、と。 ――素晴らしい。 己を肯定して物語を進め、人生も進めている。 本当に素晴らしい。 自分を否定したくなる箇所は、人間なら誰でもあるだろう。 ――それを隠すのも人。 ――それを正そうとするのも人。 けど… ――それを受け入れて自分の武器にする。 クリエイターにとって、これは至難の業だと思う。 俺は、仲間によく言う。 「本物のクリエイターになったら、性癖から頭の内容、心の器量まで、喜怒哀楽、嘘すら全部ダダ洩れになるぞ。」と。 けど、エヴァという作品で己を晒し、ボロボロになりながらも、最後の大円団まで導いた庵野監督。 いま思えば…… 碇シンジは、庵野さんの冒険体なのだろう。 ダークに過ごした自分を、あのシンジの身体で、ありのままにアニメーションの世界で闊歩させたかったのではないだろうか? そして、碇ゲンドウは…素の庵野さんだろう。 あの「人を受け入れない姿勢」や、心を開かないダークなところも…そして、人の拒んででも通したい野望も含めて。 何故か、ラストのゲンドウとユイの抱き合ってるシーン…あの美しさが胸を突き、ただ感動が溢れた。 碇シンジと碇ゲンドウの親子関係。 過ちも後悔も…過去を全部認めた上で、共に未来へと進む。 それこそが、新世紀に続く道なのかもしれない。 冬月が言った…「マリは、イスカリオテのマリア」と。 なら、最後のシンジとマリが走ってゆくシーン。 マリがマリアならば…あの、シンジは「ヨゼフ」となるのだろう。 ならば、きっと結ばれるはずの2人なのだ。 きっと、シンジとマリから生まれるだろう約束の子は「イエス」…。 彼こそが本当の新世紀に進むと信じる。 最高のリスペクトと…そして、安堵の気持ちを持ったままエヴァを見送りたい。 全ての、やっと繋がったエヴァに…ただ、万感の思いを込めて…有難う。 庵野監督、本当にお疲れさまでした。[映画館(邦画)] 10点(2021-03-11 10:19:26)《改行有》

58.  ワンダーウーマン 1984 《ネタバレ》   結論から言うと…すっごく楽しかったんだけど何個か思った事。 結果が少し空回りしてるかもだけど、ちゃんとマーベルとの差別化を考えてるんだなーと、制作サイドの気持ちで観ると、その辺は把握できる。 同じ感じで「アクアマン」も好きだったし、今後のD.Cにに強い期待を持ちたい。 けど、強烈な1点。 敵と戦ってるときより、現用兵器なんかと、彼女が戦うところが(個人的に)大好きだんだよなー。 これに関しては、マーベルのハルクも同じ。 彼女は「ライバルキャラ(モンスター)」と戦うより、巨大戦艦とか戦車、戦闘(空爆)機などと戦う方が絶対に絵になる。 俺だったら、あの新アーマーの黄金翼を生かすために、空中戦(空爆機内)にしてた。 特に翼をもーっと際立たせたいしね。 そして戦闘時に想うのは「リアル・アラレちゃん」ってフレーズ。 1でも燃えたけど、戦地で敵と戦う距離まで何か月も掛かったりするのに…意を決して飛び跳ねる彼女と言ったら……もうアラレちゃんっしょ? いやー、更に今後の暴れっぷりを期待したい。 まぁ、アレだ。 俺はガル・ガドットが…異っ常ぉぉぉっに好き! ビューティーのくせにキュートなところがあるって反則。 あー、結婚して欲しいなぁー……子供2人いるけど、俺w あ、追記。 一緒に観に行った17~18の女の子ららがめっちゃ楽しいって言ってた。 飛行機やら、色々と「こういうデートをしたい」ってモンが盛沢山だった……らしいよ? うーん…男には分からん感覚かねー。 まぁ、映画は男だけのモンじゃないしね。[映画館(字幕)] 8点(2020-12-22 01:29:12)(良:3票) 《改行有》

59.  ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!   これは……もう万感の思いで観てしまう。 特に、この2人。 キアヌ・リーヴスとアレックス・ウィンターの関係を知ったら、更にウエルカムな気持ちになるんだわ。 本当に友情で結ばれてるんだなーと痛感する。 思えば、初めて「ビルとテッド」を観たのは20ン年以上前だったなー。 (いい意味)でアホでアホでしょうがない映画だった。 キアヌと言えば「バックマン家の人々」とか「マイ・プライベート・アイダホ」くらいでしか見識がなかったけど…… マトリックスやジョン・ウィックから観出した人は、少しビックリするかも。 ともあれ… 制作してた時代背景や、続けて「大冒険」から観てた人なら、何らかの感動の到来があると思う。 25年前の過去作から比べると、やっぱ老けてる2人。 でも、態度もノリも知能指数もずっとあの頃のまま。 少し生々しいっつーか、痛々しいかなと思ったけど…それは俺の度量の無さだな…と、ラストで想い知った。 人間ってのは、こんなふうに人生を消費したいモンだね。 特に俺みたいな馬鹿タレは…いやマジで。[映画館(字幕)] 7点(2020-12-22 01:07:37)《改行有》

60.  魔女見習いをさがして   元々”おジャ魔女どれみ”は名前くらいしか知らん。 ほぼ観てなかった作品です。 いわゆる「男の目線」で生きてきた俺。 なので(記憶違いじゃなきゃ)ライダーとか戦隊とかの流れって感じで、チラ見する程度だった…かな。 んで、観るキッカケは、Youtube。 そこで、声優で出演してる松井玲奈のインタビューを観た。 彼女が語る作品に対しての愛情や”どれみを通じて育った子供時代”を語ってた。 喧嘩した友達に「どれみで培ったやり取りで仲直りした」とか……うん、ライダーやウルトラマンで育った俺には(作品は違うが)通じるものがある。 何よりも、涙を流してまで作品を語る気持ちは胸に通ずるものがあった……これは(恥ずいけど)行くしか! って事で、おジャ魔女のファンじゃない俺だけど… 切なくも楽しく見れた。 映画としてや、演出、そして好みはあるだろうけど、俺は純粋に感動したかなぁー…。 おジャ魔女でも、ヒーローでも… 子供の頃「何か」に憧れたなら、きっと届くだろうエンディングだろう。 「う、うわ…俺…俺、おジャ魔女どれみを観て泣くんかぁぁ!!」 アレに涙するのを… うん、恥ずかしいと思わず生きていきたいものです。 また観に行こう。[映画館(邦画)] 8点(2020-11-27 10:23:13)(良:1票) 《改行有》

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