みんなのシネマレビュー |
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41. サラ、いつわりの祈り 雰囲気と設定で押し切られた感が否めない。心に残らない。事実は小説より奇なり、を超えられていないのでは?[DVD(字幕)] 5点(2007-07-29 10:53:31) 42. シティ・オブ・ゴッド なぜ彼が主人公だったのか納得したとき、久しぶりに映画の醍醐味を感じた。とりあえずすごい映画だった。キャストもみんな(もちろん子供達も)素晴らしかった。[DVD(字幕)] 8点(2007-07-29 01:46:42) 43. ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 前評判に負けました。「無冠の名作」と「有冠の名作」同じ出来でも前者の方が重宝されてしまうのか。内容に言及すると、結局はきれいごと?「世の中甘くない」んだけど、結局は甘い。映画全体としては、完成されていて、迷う隙がない。しかし、真のヒューマニズムは、本来そういう隙間に存在しているものなのでは?それが個人的に、特別な映画にならない理由かなぁ。これでもかこれでもかというくらいの、制作者のこの映画に対する執念と熱意が伝わってくる感じは良かった。[DVD(字幕)] 7点(2007-07-29 01:30:27) 44. スウィート ヒアアフター 雰囲気とサラポーリーとサラポーリーの歌と、笛吹きの男はよかった。しかし、時系列も分かりにくいし、いくら説明的な映画ではないといっても、少し不親切すぎるのでは?もう一回見ればもう少し理解が深まると思うけど、残念ながら理解したところで、評価は変わりそうもないし、もう一度見ようとは思えない映画。[ビデオ(字幕)] 5点(2007-07-28 23:57:34) 45. デート・ウィズ・ドリュー 《ネタバレ》 ピュアで無害なブライアン。それに尽きる。こんな一般人の私が、しかも日本で、この映画を見ていることを思うと、なんだか感慨深い。やはりクイズの「ドリューバリモア」という解答は、彼にとって運命だったのか。[DVD(字幕)] 8点(2007-07-26 11:32:46) 46. 黒猫・白猫 灰汁が強い。前半は登場人物や話が掴みにくい。しかし、掴んでくるまで我慢すれば入っていけるし、ドタバタも少し我慢すれば、時折クスリとできる。しかし、それを達成するにはかなりの体力が必要… 音楽◎[DVD(字幕)] 6点(2007-07-24 05:03:42) 47. みえない雲 少し監督の力不足を感じたが、それ以外はいい作品。 キャスト◎ ただ、「原発について色々考える映画」というより、「原発事故が舞台のラブストーリー」という感じ。あまり期待していなかったにも関わらず、2日間はこの映画のことが忘れられなかったので+1点。見て損はしない作品。[DVD(字幕)] 8点(2007-07-22 19:09:18)《改行有》 48. マイ・ネーム・イズ・ジョー ローチ作品は、見終わった後、いつも言葉が見つからない。「今」に至るには複雑な人間の感情の課程があり、その「今」がどんな状況であっても、本人にとっての今は人生最大の一大事なのである。ヒーローもプリンセスもいない、この平凡な世界の報われない優しさや伝わらない愛は、なんと美しく切ないのだろうか。[DVD(字幕)] 9点(2007-07-22 18:33:46)(良:2票) 49. ユージュアル・サスペクツ 《ネタバレ》 すみません、途中でオチ分かってしまいました。 複線というか、ヒントの画のはさみ方も上手くない。こういうのが見たかったら、「サスペンス劇場」で十分ではないでしょうか。最後まで見て、「あ、これサスペンスだったのか!そういえば…」みたいな話じゃないと、自分で途中で推理しだして、当たってしまった日にはもう……[DVD(字幕)] 4点(2007-07-22 17:48:22)《改行有》 50. ベティ・ブルー/インテグラル<完全版> 《ネタバレ》 脚本が良かったので、フランス映画なのに眠くなったり早送りしたくなったりしなかった。 かといって、フランス美学が損なわれていることはなく、印象的なシーンもいくつもあった。 しかし、やっぱり「カッコーの巣の上で」は偉大だったんだなと思わせる作品。 良い映画だったんだけど、それだけに、あのシーンは、もっとオリジナルな画を見てみたかった。[DVD(字幕)] 8点(2007-07-22 17:22:47)《改行有》 51. 死ぬまでにしたい10のこと まず脚本が荒すぎて良くないし、共感できる、という感じの映画でもない。 が、私はこの映画好きです。画がものすごくリアルでした。日常の切り取り方が上手いと感じました。やらしい感じもなかたし、キャスティングも◎映画の醍醐味である、脚本がそんなに良くなかったにもかかわらず、このリアルな画作りが忘れられませんでした。だから、違うテーマにしたら良かったのに… 他人に勧められる程よくできた映画ではないと思いますが、気に入りました。 私はこの原題が好きなのですが、邦題がひどすぎる。[DVD(字幕)] 7点(2007-07-22 17:12:37)《改行有》 52. 時をかける少女(2006) とりあえず、残念ながら最後まで好感が持てなかった。 まず、画のディテールのクオリティ…これでもか、これでもか、という画に対する執着があまり伝わってこなかった。それってアニメにする意味あるのか? それから、細かい台詞まわしも気になる。例えば、「る」抜き言葉はあるのに「ら」抜き言葉はない、みたいな違和感。昨日「付き合ってんの?」と言っていた子が、今日「付き合ってるの?」という違和感に似ている。そいう細かいところが微妙に統一されていない感じがしたし、主人公が走るシーンは、息の間とアニメーションが合っていなかったり、などなど。細かいことを言うようですが、わざわざ荒探しをしているワケではありません。好きになれない理由を自分なりに考えていると、そこにたどり着いてしまう。アニメこそディテール、アニメこそクオリティだと思います。別にシンプルなものがディテールに拘っていないものだとは思いませんが、画からはあまり伝わってくるものはなかった。 ただ1シーン、「泣き方」は良かったです。しかし、完全にトトロのサツキの泣き方でしたが…そういえば、声優の声も若干サツキに似ていた気が…(違う人ですが) 脚本は、途中までこの脚本の柱であった「三人の関係」の末路にツメの甘さを感じますが、あまり悪くありませんでした。なだけに、なぜアニメにする必要が…?[地上波(邦画)] 4点(2007-07-22 16:50:22)《改行有》 53. SWEET SIXTEEN 《ネタバレ》 個人的に、良い映画とは何なのか、を静かに考えさせられた。 純粋なことは無害ではないけれど、子供にはどうしようもない感情だってあるし、どうにもできないこともある。犯罪者をコケおろす前に、自分がそういう環境に生まれなかったことが幸せだと思わなければいけない。それを分かっていない大人が、犯罪者を生む社会をつくりあげている。人の不幸は貧乏や裕福だけが引き起こすのではない。リアムはまだ青年で、お金さえあれば、一緒に住む家さえあれば、と思ってもがくけれど、家を手に入れても、母親とは一緒にいられなかった。一緒にいられるのに、一緒にいられなかった。見ている方も、彼の本当の不幸は貧しい環境ではなかったことに気づく。 リアムは母親と一緒に暮らしたかった、ただそれだけ。特別なことは、それが人間社会の中で起こっているということ。「じゃあどうすれば良かったのか?」と聞かれても、答えられる人なんていないだろう。 ラストシーン、自分がどんなに望んでも、どうしようもならいことがこの世にはある、ということを初めて知った16歳の背中がいたたまれなかった。 ローチはいつも、殺さず、甘やかさず、ただ見つめる。それがどんなに大切なことか、どんな心が必要か、自分にはまだ分かっていない気がする。すごく尾をひいた映画だった。タイトルが秀逸。[DVD(字幕)] 10点(2007-07-22 01:01:46)《改行有》
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