みんなのシネマレビュー |
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41. シティ・オブ・ゴッド 《ネタバレ》 強烈な手ぶれ映像の冒頭から躍動感を感じます。ストーリーもだれることなく最後まで気を抜けません。 子どもが銃を持ち、殺しあう姿はアフリカの民族紛争とも又違った形での衝撃を受けてしまいますが、ブラジル人が作るブラジルの映画であるが故か、この事実に対してよそ者の善悪の観点から切り捨てられていないと思いました。 また、深刻で暗い話しテーマにも関わらずあくまでも映画に流れる空気は明るい。それもまたよいと思いました。 よその国の話であるから見ていられたのも事実で、仮にこれが日本の話であればまた違った感じ方もあったかもしれません。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-17 18:49:18)《改行有》 42. 28週後... 《ネタバレ》 昔のゾンビはゆっくりと歩いていたのに、このゾンビはすさまじいスピードで 走ってきます。当然あんなのに狙われたら他人のことなんか構う余裕もなく 人々はただ逃げ惑うことしかできないだろう。そんなリアリティがこの作品にはありました。家族愛や弱い者を救おうとする気持ちが勝利には結びつかず、むしろ裏目にでてしまう 絶望的な展開で全く救いはありませんが、このような冷たい話を作れるのもヨーロッパらしい気がします。 冷静に考える余裕も与えないスピード感に圧倒されましたし、ロバートカーライルの狂気の熱演も素晴らしかったです。[映画館(字幕)] 8点(2008-02-02 00:53:19)《改行有》 43. マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ 《ネタバレ》 母親と暮らすことできず、愛犬は失い、これといって歓迎もされていない親戚との暮らし。 かなり厳しい現実へのイングマル少年の犬の鳴き真似による抵抗は胸に詰まる思いです。 でも、田舎の暮らしはみんな優しく、住民は能天気で、イングマルは乗り越えていく様を描いてありよかった。風景も美しい。 [地上波(字幕)] 8点(2008-01-03 18:01:28)《改行有》 44. ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》 素直に面白かったです。社会派として先進国(旧宗主国のお仲間)側からの 目線はやや鼻につく感じでしたが、アクションシーンは秀逸で見ごたえがありました。 なんといってもレオナルド・ディカプリオの演技が素晴らしくてよかった。 ソロモンの家族が救われ、ハッピーエンドだったのも見ていて安心です。 なんとなく安易なところもありましたが、こういう悲惨な話は最後は救われないと 見ていられないです。 [DVD(字幕)] 8点(2007-12-16 23:26:26)(良:1票) 《改行有》 45. ナイト ミュージアム 夜の間だけ、博物館の展示物が動き出すという設定に夢があっていいと思いました。 素直に楽しめました。[DVD(字幕)] 8点(2007-09-15 10:48:37)《改行有》 46. ダイ・ハード4.0 都合のいい展開が目立つような気がしますが、 アクションが激しくて満足しました。 スカッとします。[映画館(字幕)] 8点(2007-08-12 15:15:01)《改行有》 47. 300 <スリーハンドレッド> 《ネタバレ》 ストーリーは全くの単純で暴力シーンの連続で好き嫌いが分かれる映画だと思います。 でも私は迫力で押す映画は好きなので興奮し放しでした。面白かった。 また見たいかというと微妙ですが・・・[地上波(吹替)] 7点(2010-06-01 22:02:26)《改行有》 48. フォエバー・フレンズ 《ネタバレ》 ベタベタのお話ですが、結構好きです。 水と油のような生い立ちや才能や容貌を持つ二人の 奇妙な友情がすがすがしい。 友情が長く続いたのはCCの性格に負う所が多そうですが、 素直に自分をさらけ出して、許しあえる関係っていいですね。 羨ましい限りです。[地上波(字幕)] 7点(2009-12-29 17:54:19)《改行有》 49. どつかれてアンダルシア(仮) 《ネタバレ》 コンビは常に一緒にいるだけに一度関係がおかしくなると絶望的ですね。それをデフォルメして描いた本作は物悲しささえも覚えてしまいました。破滅してお互いを攻撃する力がなくなるまで理解することはできませんでしたが、終わらせ方としてはあれがベストですね。[地上波(吹替)] 7点(2009-09-21 16:06:51) 50. 1941 《ネタバレ》 太平洋戦争終結からまだわずか34年後にずいぶんとぶっ飛んだ作品を作ったものです。 登場人物はアホばかりで、「こんなことがあったら面白いな」というシーンがほとんど脈絡もなく続きます。そのひとつひとつが馬鹿馬鹿しくていいです。筋はどうでもいい。ギャグがはまるか否かの勢いが命の映画でした。私にはぴったりはまり楽しかった。[ビデオ(字幕)] 7点(2009-05-05 19:57:02)《改行有》 51. もしも昨日が選べたら 《ネタバレ》 奥さんは美人で子供二人も可愛い。何が不満だったんだろう・・・ と思う。安易に面倒を避けて取り返しのつかないことになってしまった 主人公。これは現実的な問題ですね(熟年離婚とか)。 ラストは見ているほうとしても嬉しかった。たとえとってつけたようなものでも。[DVD(字幕)] 7点(2009-03-15 22:53:43)《改行有》 52. ウェルカム トゥ コリンウッド 《ネタバレ》 ゆるい空気が良くて楽しく見ることができました。[地上波(字幕)] 7点(2009-01-11 21:30:24) 53. 犯人に告ぐ 《ネタバレ》 テレビで失敗した刑事が汚名返上のためにテレビを利用するというのが面白いです。 前半に散りばめだれた過去の失敗を経緯とした嫌な出来事の数々が 後半で犯人を追い詰めるとともに一気に終結に向かっていくというサイドストーリーの使い方がよかったと思います。 踏みつけた周りと立場が逆転していくところにカタルシスがあります。 メインストーリーは普通の青年である犯人の追跡であり、強敵と対決するという形 でないので、そこに期待を置くとちょっと物足りなくなるかもしれませんね。 映画としてどうかというとかなり地味ですが、なかなか楽しめました。 [地上波(邦画)] 7点(2008-11-20 22:30:22)(良:1票) 《改行有》 54. ミッション:インポッシブル 《ネタバレ》 敵と味方がめまぐるしく入れ替わる展開で面白い。テンポもよくアクションも十分に見ごたえがあった。2以降とは全くの別物といえる。[地上波(吹替)] 7点(2008-11-16 21:51:06) 55. 舞妓Haaaan!!! 《ネタバレ》 このハイテンションは新鮮でよかった。 一見理解できない趣味に夢中になって、堤真一に張り合う阿部サダヲが 馬鹿馬鹿しい。このおかしくも哀しい男を描いているところがツボでした。 爽やかに着地してくれたのもイイです。冷静に考えれば自分には全く縁もなく 突っ込みどころは満載な世界ですが、ここまで突き抜けられると 観客に徹することができました。[地上波(邦画)] 7点(2008-08-30 18:07:55)《改行有》 56. 機動警察パトレイバー2 the Movie 《ネタバレ》 うる星と同じで、2作目は本来のキャラクターを完璧に無視した展開。 とは言え、これは面白い。軍事アクションといった風合いがあって、見えない敵を追いかける緊迫感が伝わってきた。これよりも後の作品と違ってメッセージも分かりやすい。最後にとってつけたようにパトレイバーを出さざるを得なかったのだが、わざわざ出さなくても作品としては完結できた。もっとすっきりした終わり方ができたかも知れない。[地上波(邦画)] 7点(2008-08-10 00:05:52)(良:1票) 《改行有》 57. となりのトトロ 《ネタバレ》 これはどこまでも子供のための映画だと思った。監督も自身の少年時代を懐かしむ気持ちで作ったのだろう。夢のある設定、幻想的な森の風景、優しい人々たち‥。徹底して子供の目線の世界が展開されている。ファンタジーとしてうまくまとめた良作だと思う。[地上波(邦画)] 7点(2008-07-21 16:25:00) 58. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 誰もが自分が子供であった時代は輝いて見えるものです。将来の可能性が感じられただろうし、若さが満ち溢れているから。今が辛いからと過去にすがる大人たちを描いて、今と未来に向き合えというメッセージが強烈でしたが、いい意味で受け取ることができました。若い大人向けの映画ですね。[DVD(邦画)] 7点(2008-07-21 13:24:24) 59. キサラギ 《ネタバレ》 面白い。舞台は極めてシンプルだけど脚本がいいとこんなにいいです。一人のアイドルの追悼式のオフ会という設定。お互いを知らない者通しならではの謎解きの流れは起伏が激しく、目が離せません。みんなが関係者であることが分かり、みんなにとって救いのある(除くキサラギミキ)結論となったことも清涼感がありました。 D級アイドルにいろいろな形で夢中になっている男の悲哀が全体に流れていて、ラストはそれを強調してくれていたと思います。そこもいいです。 [DVD(邦画)] 7点(2008-07-13 16:57:05)《改行有》 60. ヘアスプレー(2007) 《ネタバレ》 慣れていないのでミュージカル映画の楽しみ方は難しい。一応は映画でありストーリーを重視して見ていても、場面展開が音楽やダンスで進められていくので、そのノリについていけないと最後までダメになってしまうためだ。 さて、翻って本作は私にとってどうだったか。テーマがデブや黒人の差別問題と重く、今でも本当に解消されているか微妙な問題。単純化された善人と悪人の構図も安易で、リンクがトレーシーに惹かれる理由やシーウイードとペニーの恋も唐突である。正論をつきつけられてもベルマみたいな価値観が本当のところは支配的だったのではないだろうか。 そういった思いがあってなかなか見ているほうとしてはエンジンはかからなかったが、楽曲とダンスのすばらしさで次第に引き込まれていった。特にジョン・トラボルタが演じる母が最高で、家にこもりきったままの彼女が娘の影響で街へ出て行ったり、メイベルと仲良くなっていくところの表現がよかった。新しい価値観が古い価値観を破るというテーマの中で、個人の内面の変化は少なくとも母については描かれていた。最後までいいとこなしのミシェル・ファイファーも美しかった。嫌いになれない悪役でしたね。[DVD(字幕)] 7点(2008-06-22 17:02:49)《改行有》
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