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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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41.  ノーカントリー 《ネタバレ》 コーエン兄弟の映画って何が面白いんだ? というクチでしたが、これはなかなか楽しめました。けれど、ラストあたりのああいう描きって、やはり僕には「何が言いたいのかさっぱり分からん!」でした。「俺、頭悪いの?」「なに、雰囲気で感じればイイの?」「何か文学的情緒的ノリ?」「どういう意味? どういう意味???」と、ちょっと狼狽えて、それから「別にどうでもいいや、つまらねー終わり方!」と切り捨てました。この機会に、ここの他の方々のレビューを読んで、少し映画の見方をお勉強してみます。蛇足ですが『ウォー・ゲーム』で独特の目力で戦況パネルを見守って、最後は大らかに喜んでた将軍さんが、この映画の最後の方でヒゲハゲじいちゃんとして登場し、久々にお目にかかったのが何となく良かったです。このバリー・コービンさん、歳とっても目が放つ存在感は衰えてないなー。あの目はなんか惹かれるものがある。[DVD(吹替)] 6点(2012-03-04 05:58:27)

42.  ソウ2 《ネタバレ》 1作目はけっこう知的好奇心をくすぐるような切り口で、そこがなかなか楽しめたのですが、2作目は冒頭のつかみから生理的に逆なでするグロ路線で「もう完全にそっち路線で狙うわけやね」とガックリ。知的なつかみは後からあるかもと、とりあえず増えた出演者の多彩を見守ることにしたけど、パズルを解いて行くようなスリルはかなり薄くなって、見せたいのはグロだけだと確信。完全にスプラッタ映画を観るモードに意識を切り替えました。クライマックス、1作目と繋がる意表をついた展開と思いきや、とくに大したことじゃなく「同じ場所使いました」ってだけの話でした。パパ警官まんまとハメラレ過ぎでバカ。というか、他のみんなもあまりに慎重さがなくて、グロいこと起こすためにわざとバカに動いてるでしょと突っ込まざるを得ない出来上がりでした。[DVD(吹替)] 3点(2012-03-04 05:29:55)

43.  デッドクリフ 《ネタバレ》 『クリフハンガー』とか『バーティカル・リミット』あたりの高所宙吊りハラハラな感じとか『フローズン』みたいな足止めサバイバルの映画を気楽に楽しめたらそれでいいとレンタル。もともとそれ以外の内容なんてまるで期待していなかったので、しっかり期待通りに楽しめました。そこに加えて『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスや『13日の金曜日』のジェイソンを思い出すような展開がプラスされようとは、思ってもみないサプライズで、まぁ「この組み合わせはアリだな」と受け入れて楽しめました。実際に名もない山で人っ子一人来そうもないような奥地に、ぽつんと一軒なんて光景を目撃すると「買い物はどうしてるんだ?」「何して生活して、何食べて生きてるんだ?」と不思議に思ったりします。「イノシシ猟って自分でさばいて食べるのかな?」とか想像したりしたあと、まるで人気のない山奥に孤立した環境での「日常の常識」がどんなものか考えだしたりすると、想像の幅はいろいろ広がって、この映画に近いことも空想しなくはないです。邦画で樹海なんか舞台にしたらすごく怖いの作れそう。昔そこに捨てられた子供が、死人を食ってるとか・・・自殺名所なのでいろいろ気遣いあって作られないのかな?[DVD(字幕)] 6点(2012-03-04 05:01:05)

44.  フード・インク 《ネタバレ》 一握りの大金持ちだけが健康な食事にありつけ、他の人々は購買可能な有害食品で命をつなぎつつ毎日体内に有毒物質を蓄積していく・・・そんな近未来SF風の世界観を想像してみたことのある人は、きっと僕以外にもたくさんいると思う。そういう世界は想像するよりはるかに早く近づいているのではと思うこともある。この映画を観て、それはもう既に始まっているのだと感じた。スーパーで豆腐や納豆を買うとき「昔騒がれた遺伝子組み換え大豆のことは今どうなっているんだろう? あれから特に何の話も聞かない」と、よく思う。この映画はジャーナリズムがやらなければならないことを、きちんとやってくれていると思った。本当はこうした話題が日常のテレビの中であるべきだと思う。突然話題が変わるようでなんだけど、生物の遺伝子は多様性があって、そのおかげで危機的環境異変があっても特定の遺伝形質が生き延びられたりして種が保存し続けられるという。もし多様性が失われ1つの形質だけで栄えていくと、そいつらは危機的状況を受けたときに全滅することになる。そのことを考えると、食品の遺伝子そのものの問題ももちろんだけど、たった一企業が世界の食品生産を牛耳るという状況は極めてデンジャー。そういう状況を手助けしてしまう政治は悪政だと思う。しかも、そういうシステムによって蝕まれているのは健康だけではなく、労働環境も自然環境も精神衛生も破壊しているということに、この映画は気づかせてくれた。マイケル・ムーアのトリックスター的な悪ふざけや問題提起して投げっぱなしなのに比べて、非常に良質に感じたのは「健全なよい食品を要求してくれればアイディアを尽くして必ず届ける」と誓う一農夫の心を映してくれたラストカットと「システムを変えるチャンスが1日に3回ある」と具体的な行動案を示してくれたところ。そういえば『買ってはいけない』という本が話題になったことがあるけど、その本の情報にも問題が多々あったとか・・・この映画はどうなんだろう? と考え出すと真実はややこしいかもしれないけど、少なくとも自分が買うものに意識を向けることは大事だと思う。体調や気分が優れないなーと感じるとき、それは意外と日々の食べ物の影響だったりしないか、まじめに気になる。[DVD(字幕)] 7点(2012-01-31 00:46:02)(良:1票)

45.  キャピタリズム~マネーは踊る~ 《ネタバレ》 初めて観る作品のはずなのに、所々で確実に見覚えのあるシーンがあって「あれれ???」な気分でした。まだそんなに物忘れしたりボケる歳ではないはずなんですが、そんな自分が過去に一度見たことを忘れ二度目の鑑賞ならば、よほどインパクトなかったと思えます。そうではなく部分的に別作品と素材を使い回ししてるなら、それもどうかと思いますし、とにかくキツネにつままれたような不思議な気分に陥ってしまいました。ラスト近く、家を奪われた住人が戻ってきて居座ったとき、警察がなにもせず去ってくれたのには感動しました。最後のほうで日本を引き合いに出してましたが、ムーアさんは日本の現実を知らないんだなーと思いました。ブッシュが大統領だった頃、日本郵便局にある大きなお金を欲しがる人々に操られて日本がどうなったか取材してみてほしいなと思いました。「日本はアメリカの植民地」なんて声もいくらだって聞けるのに、ムーアさんはナニ言ってるんだろう? と思ってしまう終わり方でした。そして、正当な権利のために怒り立ち上がることさえ「大人気ない」なんて非難されかねない日本において、労働者が金銭的にも精神的にも抑圧されずに闘うなんて難しそうだなーと寒い気持ちもなったりしました。「一人じゃ闘えない」とか言うのは「俺は闘ってる」という意味になると思うんですが、そんなこと言うようになったらムーアも「何様」な感じになった気がして残念でした。「あんたが言うようなことの大筋は言われなくても分かってるよ。偉そうに言うなら闘い方を示してみれば? それが分かれば動く人はいっぱいいるさ」という気分。作品中で闘っていた人々は言ってみれば『窮鼠』です。これ以上ないほど追い詰められたから猫を噛むのであって、まだ失うものを持ってるうちは「世間教の日本の大人」は大人しい。[DVD(吹替)] 4点(2012-01-29 02:29:15)

46.  ゾディアック(2007) 《ネタバレ》 点数のつけ方に迷いますが3点で・・・。部分的にはそれ以上の点数つけたいところもあります。フィンチャーは『セブン』以外はほとんど自分の肌に合わない監督でしたが、この作品で「こういう手堅い抑えた作り方もできるんだ」と感心して観ていました。また、ギレンホールの演技がいい感じに見れたのはこの作品が初めてでもありました。殺害シーンは特別に凝ったことはしてないのに、それゆえリアルだからか、すごく心臓バクバクもので緊張しました。ゾディアックの腕時計をして、足を組んで話す容疑者のシーンは良質だと思うし、映画館の看板の文字を書いた本人を知らされたギレンホールの静かなパニックのシーンも盛り上がりましたし、ラスト近くでギレンホールとずっと目を合わせる容疑者の表情はなかなかだったと思います。そういう、良いところが一杯あるのに、全てを台無しにするような唐突な終わり方に唖然としてしまうしかありませんでした。未解決事件ということで、話の中心にある事件が解決しないで終わることは仕方ないとしても、生き残った事件被害者が数人の男の顔写真の中から犯人を特定したあとに、いきなり字幕でその後の説明をたたみかけて強引に終了させたような感じで、これはひどすぎると思いました。安直に字幕説明で終わらせるなら、ラストカットは店内での睨み合いで終わらせてほしかったなぁ。あのシーンを最後にすると犯人をヒーロー化しているような印象にとられるからなのかな??? あと、ロバート・ダウニーJr.の転落ぶりは理解できるのだけど、あんなふうに堕ちていくほどの心情をもっと丁寧に描き出してほしかったです。もしかすると、フィンチャーとしては、やりたい仕上げ方があったものの「犯人をヒーローに見せるな」的重圧から、意図どうりの仕上げ方が許されなかったのかもしれないですね。特典の解説聞いてると、そういう言い訳が目立って感じました。[DVD(吹替)] 3点(2012-01-27 18:53:05)

47.  スタンドアップ 《ネタバレ》 いかに勝訴したかというより、いかに協力者が発生したかってところで映画は終わり、ちょっと物足りなかったです。見ていて自分のことに気づいたのは「セクハラするバカ男どもも、泣き寝入りする女にもイライラする」ってことでした。どっちも大嫌いです。しかし、そんなことよりも何よりも、この映画に深く引き込まれなかった最大の原因は、いくら実話だと言われても、イヤ~な感じの不理解親父が娘の応援者となる展開があまりに唐突でついていけなかったことです。シシー・スペイセクが家を出て行ったのが転機になってるようですが、あれだけひどい言動だった父親が変わるには説明や描写が弱すぎとしか思えません。「あのくらいで変われる程度のことで娘にひどい仕打ちしてたのか?」「結局自分自身の都合利益だけで、愛情とかないんじゃ?」と、かえって呆れて感じました(自分の娘がひどいことされたら、もっと早く怒れよ)。逆に一番心に残ったのは、ショーン・ビーンが主人公の息子を諭すシーンでした。ラストはそれほど・・・って感じです。ビクビクしっぱなしの人間が「今なら大丈夫かな???」みたいに重い腰を上げるのって、最初から戦ってる主人公にとっては有り難く嬉しいことではあるけれど、べつに感動するようなことでもなく、孤軍奮闘してる人間を傍観してきたことに対する「情けない!」という感情は消えない。 [DVD(吹替)] 5点(2012-01-05 02:33:27)《改行有》

48.  完全なる報復 《ネタバレ》 ジェラルド・バトラーの映画で初めて「面白い」と思える作品でした。ただ、なんだか惜しいなと思うのは、ジェイミー・フォックスの人物設定。「裁判で負ければ無罪放免で釈放されてたかもしれなんだぞ」という立場は、あそこまで執拗に追い込むほど憎むべき対象として見れない。だから主人公のやり過ぎに見えるし、ラストも「それでいいんじゃない・・・」な浅い気持ちで観終わってしまう。いっそ、ジェイミーをもっと悪いやつにして、主人公が完全なる報復を遂げる話にしてほしかった。そうでないなら、もっとジェイミーを応援したくなるような話の流れを作るべきではなかろうか? そして対決終了後のジェイミーはもっと心に重いものを引きずるような描写が必要だと思う。娘の発表会をちゃんと見に行くようになったというエピローグだけじゃ軽すぎる。原題は、不本意ながらも自らの持論により自らを裁く結果となった主人公への皮肉が利いているのに、変えられた邦題は『不完全なる報復』ではないか! 邦題考える奴、最近低能化著しい。[DVD(吹替)] 6点(2012-01-04 03:32:59)(良:1票)

49.  くもりときどきミートボール 子供にせがまれてレンタルしただけなので、はなから何の期待もしてませんでしたが、アラン・パーソンズ・プロジェクトの「アイ・イン・ザ・スカイ」の前奏曲が流れて来たのにはビックリしました。目玉なしで眉毛の動きだけで表現された父親のキャラが印象に残ってます。声の担当はジェームズ・カーンでしたか・・・トム・セレックかと思ってました。観たくて選んだ作品ではないし、点数はどうつけていいか、分かりません。まともに大人目線だと3点以下ですが、子守り用ビデオとしてとらえて5点で。[DVD(吹替)] 5点(2011-11-03 12:06:24)

50.  ゴールデンスランバー(2009) 《ネタバレ》 まるで関心なかったけれどテレビ放送をたまたま見たら面白かった。都合で途中までしか観られなかったのでDVDをレンタル。テレビ放送では小さくカットされていた部分も確認できて良かった。ヒューマンな小話が伏線として1つ1つ回収されていくのが気持ち良くてグッときました。伊東四朗で感動できるなんて思わなかったし、一切喋らず変人笑みの永島敏行も良かったです。「何やってんの」「ちゃちゃっと逃げろ」「だと思った」「痴漢は死ね」「たいへんよくできました」の場面はきっとずっと忘れない気がします。TVとDVDで半分2度鑑賞になりましたが、2度目の鑑賞でパーカーの手配犯の死に方が無理あり過ぎで、そこだけ引いちゃいました。普通に喋って普通に歩いて、白衣には破れもシミもなくて、なのに座ったらいきなりドボドボって・・・。で、このパーカーの男は、やる時は簡単にやっちゃう人物のようだけど、反面では人を助けもするのだが、この男の背景がさっぱり分からなくて、殺る人間と助ける人間をどんな物差しで量ってるのか、そもそもそんなものはなくて気分で動いてるのか、そういう情報が一切ないままなのは消化不良で、そんなワケ分からない人物に主人公が平気で付き合ってるふうなのがマイナスでした。あと「信頼が武器」って、最初に親友に売られて、本気でそれ言えるかな? ってのもあるし、宅配の友達が主人公を警察に引き渡すことになるワケも、その直後の二人の様子も僕には「?」でした。そのへんがもっと納得できる作りだったら9点以上つけたい作品でした。[DVD(邦画)] 8点(2011-10-04 04:52:42)(良:1票)

51.  シャッフル(2007) 《ネタバレ》 人間て、あまりに不完全な情報を入れられると落ち着かなくて、整理できるだけの情報を欲しがるらしいんだけど、そういう効果で引っ張られるし、けっこう面白いんです。だけどラストで全てが台無し。「旦那との愛情も取り戻せたし、新たに子供も授かったし」と納得できてしまうような主人公だとしたら、なんかコワイ。だって彼女があんな場所でUターンを迫ったりしなきゃ、あんなことにはならなかったわけだから、普通「私がいらんこと頼んだから、せっかくのチャンスも無にして彼が死んだ」と自責に苦しむはず。頑張っても結局彼はあの場所で死ぬという結末を見せておいて「それでも出来事に意味はあったんです」と、取ってつけたような主張が入って終わるけど、説得力なさ過ぎ。僕が主人公ならちゃんと本当のことを話して、警戒するよう伝えるし、事故が起きると知った(しかも視界悪いときてる)場所でUターンなんかさせない。いっそのこと、旦那に愛想つきて殺そうと思った主人公が、完全犯罪をやりましたっていうオチにしてくれた方が、同じバッドエンドでもさっぱりする。[DVD(吹替)] 5点(2011-09-24 23:42:41)

52.  エイリアン/ディレクターズ・カット 《ネタバレ》 エイリアンの『卵』からフェイスハガーが出てきて、そのフェイスハガーがチェストバスターを潜伏させる為の宿主として「獲物をがんじがらめにした『繭』」が用意されてると考えてらっしゃる方もいるようですね。『2』のせいで、そっちを先に体験した人の中には、そういう受け止め方の人もいるんでしょう。でも僕の受け止め方は違います。エイリアンに狩られた生物(ブレットと船長)は、なにか不思議な作用の物質(体液)を注入されて、全身の肉が次第に卵に変化していくのだろうと受け止めました。ブレットと船長は、あの後、完全に卵の形になって、その肉の一部はフェイスハガーになる予定だったってこと(お尻を上にした方が効率イイと思うけど・・・って冗談も、肛門がパカッと四つに開くと思ったらコワイ)。最初に発見した宇宙船に卵が一杯並んでたけど、あれはきっと宇宙船の搭乗員たちだったんじゃないかなぁ(整然と並んで冬眠中に卵にされたとか)。ただ、効率悪そうだけどね。エイリアン1体誕生するのに卵用の生物1体とチェストバスター潜伏用の1体の計2体の生物を必要とするのだから。けれど、あの卵がどうやってできるのかって設定は、『2』でのクィーン・エイリアンとかよりも、捕らえた生物の肉を卵に変化させちゃうって方が、よっぽどキモくて不可解で残酷で怖いと思っとります(酸の血の持ち主に相応しい不思議生態じゃありませんか)。昔ショウジョウバエかなにかの昆虫の生態についてのTV番組で知ったのだけど、さなぎの時期にその中身は細胞を維持するのではなくドロドロの液状に溶けちゃうんだとか。そして新たに成虫用に細胞を構築し直す作業が行われてるんだそうだ。それって独立した生命体だったミトコンドリアが他の生命体に乗っ取られたのと同じように、もともと芋虫で完成形だった生命体が何かに乗っ取られ遺伝子組み替えられて、羽のある別生命体になってるのかもしれないじゃん??? 足の数も口の構造もまるで変わるんだよ~!! そういうことが現実に地球上の生命体であってることを思えば、他生物の肉を再構築して自種の卵に変化させちゃうって生態もアリだと思えます。積み上げた緊迫感のリズムを失速させるとかでカットされたらしいけど、あのシーン込みで初公開されてたら、『2』のクィーンなんてできなかったのに・・・(『2』も好きだけど、クィーンだけは興醒めだったんですよね、急に凡庸な昆虫に思えて)。[DVD(字幕)] 10点(2011-09-23 04:58:00)(良:1票)

53.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 べつに、1作目からSFですよ。聖棺の蓋が開いてからのクライマックスも、2作目の心臓取り出しだって、3作目の聖杯の力だって、全部現実的には受け入れられない子供騙しの超常現象なんだし。宇宙人の方がよっぽど現実的。けど面白くないし、ガックリなオチだったのも確か。1作目のヒロインが戻って来たのは嬉しかったです。ラストで帽子をラブーフに取らせない演出も粋で良かった。けどインディが・・・老けちゃっても、それは仕方ないけれど、老け方の質が・・・こうして見てみると、あらためて3作目で登場したお父さん元007ショーン・コネリーの老け方は魅力的だなーと思います。あんな風に歳とりたいと思う。けど、インディにそういうのを感じられないのが残念。映画なのだから、本人もスタッフもヒーローとしての彼の顔立ちをもっと作り上げて欲しかったです。一生懸命作ったけどアレだったなら、ハリソン・フォードは役者として父役ショーン・コネリーの上手な老け方を見習うべき。ショーン・コネリーはこの作品でも出演のオファーがあったそうだ。出ていたら、どんな感じだったんだろうな・・・・ 。ところで、なんといっても引っかかってしまうのは原爆。『トゥルー・ライズ』でもあったけれど、あんなキノコ雲を近い場所に見て平然と突っ立っている様は、核の脅威に対してアメリカはこれほどに無知なのだろうかと唖然としてしまう。単に絵としてみればキノコ雲はキレイに見えもするけれど、被爆国である日本人としてどうたらというわけでなく、核の無邪気すぎる描写にちょっとした恐ろしさを覚える。そして、キノコ雲があんなに近い距離で突っ立っているインディを冒頭で見てしまっては、その後、彼がいかなる窮地を乗り切ろうとも、決して平和な日常を取り戻すことはないだろうと、そう確信してから映画の成り行きを見ることになる。5作目は被爆者インディの苦悩を描いてください。[DVD(吹替)] 4点(2011-09-19 03:04:39)(良:1票)

54.  ザ・コーポレーション 《ネタバレ》 「『法人』てなに? ま、いいわ、自分に関係ないし」みたいに生きてきましたが、この映画で「法人」がどういうものか知りました。バカみたいな屁理屈をのほほんと受け入れた法律に愕然としました。自分がそんなバカな世界で生きているのを、ちゃんと知らなかった。昔、ある有名デザイナーからお聞きした話ですが、ある大企業のロゴを依頼されて制作したとき、企業の担当者から「私自身は大変気に入っているんですが、会社としては・・・」なんてことを言われたそうで、それに対してデザイナーはこう返したんだそうです「じゃあ、その会社ってやつをここに連れて来てください」。おー、ナイスな返しじゃーん! と感心したことを思い出しました。「その『会社』ってやつは、どいつなんだ? どいつと話し合ったらいいんだ?」ってことですよね。その代表としての担当者のはずなのに「自分は気に入ってるんだけど・・・」と言う。じゃあお前は何なの?? みたいな・・・。「気に入ってるなら説得しろよ」とか「説得できなかったんなら、会社の意向に納得できてるんでしょ、それをきちんと説明しろよ」って気分になります。会社って、いろんな個性の人が集合して働いている所であって、しかもそこには意見の違いとか派閥とかなんだかんだあるだろうに、そういうものに一個の人格を設定するって、なんてバカなことがまかり通ってるのだろう? 「会社としては・・・」と言いながら、その構成員が1人の人間の立場になれば全く逆のことを言う。そこが精神的にもう病気のはじまり。で「私個人としては、好ましくないと思っているんですが、会社としては人に害を及ぼしてもやるしかないわけで・・・」っていうことが、いろいろとあってるわけで「赤信号みんなで渡れば怖くない」だし、ヤバくなればトップを入れ替えて「ハイ生まれ変わりました!」みたいな安直な解決策でお茶を濁す。そういうものに奴隷解放の為に弱者救済として誕生した法律が利用されているということに唖然。報道を隠蔽しようとする企業の抑圧などNHK事件思い出すし、この作品で示される「イメージ戦略」や「洗脳」も、「自分は別に洗脳されてない。自分が欲しいものを買っているだけ」と思うことは容易だけれども、ふと最近ちょっと目を通した『ぼくたちの洗脳社会』に書いてあったことなども思い出し、考えさせられました。自然界の動植物の発見に特許が許されていたとかも怖い。[DVD(字幕)] 7点(2011-09-19 01:32:22)

55.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 《ネタバレ》 何年同じ話をこねくり回し続けてるんだよ。あーでもないしこーでもない・・・みたいなことをうだうだと。TVのラストを作り直すなら、一度のチャンスできちんとやり遂げて欲しい。作ってる本人が碇シンジくんか! 女々しい。選曲のヒネ方もワザとらしくて、たった10歳のうちの子も失笑してました。[地上波(邦画)] 3点(2011-09-18 08:01:58)(良:1票)

56.  曲がれ!スプーン 《ネタバレ》 そこまでして超能力を隠さなければならない背景が全く分からない。そこに焦点を当てて、そういう人たちの悲喜こもごもを織り込んでくれたら深みも説得力もあったかもしれないけど、単に軽いコメディとして見てもつまらな過ぎで眠くなりました。それに「超能力を持っている」ということと「超常現象を体験したことがある」を同じ目線で語るのもどうかなぁ? 僕自身はポルターガイスト現象の体験とUFO目撃の体験は持ってるけど、それを人が信じようが信じまいが、言って笑われようが、大した問題じゃないし、長い人生の中でほんの数分のこと。でも、自分自身が超能力を持ってるということの場合、それはその人の人生にいつも離れずにつきまとっているものだし、受け身的体験じゃなく能動的なものだし、その人に占めている大きさがかなり違うと思う。もう、サンタの話に持っていく強引さは、あまりに安っぽいし、こんなのサンタを信じてる子供に見せたら逆にマズイ気がします。「作ってるヤツ本人が信じてないから、こんな安っぽい作品になるんでしょ」と言いたくなる作品でした。[DVD(邦画)] 3点(2011-09-18 06:19:20)

57.  笑う警官 《ネタバレ》 実話をもとにした原作云々ということで、警察の腐った実態を見てみたくてレンタルしてみました。話自体は面白いのに、映画としての出来が悪過ぎです。オープニングから「まだ?」と思ってしまう『雰囲気だけ映像』の長いこと。うーん・・・何かの商品とかポスターなら分かるけど、英文字にしたらカッコ良くなるとか思わないでぇ~。オレンジ~セピア系のフィルターかけたら画面がカッコ良くなるとか思わないでぇ~。そして「音楽、違うと思う」な演出。もんのすごくボリューム上げないとセリフ聞こえない音量設定は、どっかでドカーンと大きな音をたてるんやねという意図ミエミエなうえに効果なくウザイばかり。野村祐人は口がトカゲっぽい、それはどうでもいいが、松雪泰子もっと普通に声だせ。ああ、もっと実話性を大事にしたものが見たかった。なんか(一度も観たことはないけれど)Vシネマでも借りてしまったのかと思いました。宮迫の最後の演技は見せ所なのに、あれじゃアカンわ。笑ってしまいそうでした。そして・・・ラストの締め方はいったいどうしちゃったのサ!! 原作に申し訳ないけど、このタイトルからして、ミル姉さんとか出てきそうな気がしちゃう僕でした。[DVD(邦画)] 3点(2011-08-23 23:18:58)

58.  ゾンビランド 《ネタバレ》 期待せずに見始めたけれど、オープニングの出来になんだかワクワクしてしまいました。で、ワクワクしてしまったテンションはゆっくり落ちていきました。うーん・・・僕が思うに、ロメロがゾンビを生み出した発端は、「人間性」を失って他人のことなどオカマイなしに自己の欲求に貪欲な人々が増えていく社会に対する風刺だったんだろうなと思ってます。要するに文字通り「テメーら人間じゃねぇ!」な奴らをゾンビとして描き、そいつらがみるみる拡大してマトモな人間が少数派になって居場所を失っていくことを描こうとしたんだと思ってます。そこに今どきのサエナイ引きこもりというキャラを持ってきたのは、いいんじゃないかなと思ってました。いじめゾンビに溢れた学校から避難して、マトモでいるために不登校になったみたいな(笑) で、その主人公の描き方のノリは『キック・アス』のサエナイ主人公と似てるなーと思いました。けれど『キック・アス』でも思ったけれど、現実にサエナイおたくや引きこもりな青年達は増えたかもしれないけど、そういうヤツを主人公にしてどれだけ共感を誘おうってのサ? と思わなくもないです(サエナイおたくに共感できる人が圧倒的多数になる世界も怖い)。もっとフツーのヤツでもいいのに。ラスト、結局「家族」とかそういうこと言ってウマく締めたいのだったら、僕が思うにあの主人公が実の親とか兄弟とかと、どんなわけでどれだけ冷めていたのか、劇中ナレーションで語らせるのではなく、きちんと具体的に描写して欲しかったです(タラハシーの幼い息子の描写削ってでも!)。そこをきちんと提示してこそのラストでしょ。[DVD(吹替)] 3点(2011-07-22 17:44:56)

59.  イノセンス 絵がカタ過ぎて嫌い。電脳ナンタラを言っても、描くのは人間のはずでしょう。その人間がハナからセルロイド人形かなんかにしか見えない。主要人物達の妙にカッコつけて陰な感じの喋り方もかったるい。気取ってんじゃねぇと言いたくなる。[DVD(邦画)] 1点(2011-07-13 19:02:35)(良:1票)

60.  トロイ(2004) 監督さん、超大金かけて現代の人々に何を思ってほしかったんですか? あんたは何を大切にして生きてんだ?[映画館(字幕)] 0点(2011-07-13 18:24:10)

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