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プロフィール
コメント数 826
性別 男性
自己紹介  好きな女優が大勢いて、その女優が出演してる映画はどうしても評価が甘く成りがちですw
 逆にロマンス物なんかでヒロインが好みじゃないと厳しく成りがちなのは、自分でも困ったものだと思っています。w
たまに2ch用語が出て、ご不快の方もいるかと思いますが、ご容赦を。
 あとですます調と、た、だ調が混在しますが気分次第です。

2016年3月 ブルーレイでマイインターン鑑賞中、ふと気づいたこと。自分にとっていい映画の必要条件は 面白いこと 好きな女優の魅力が十分出てること。

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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41.  ミッドウェイ(1976) 《ネタバレ》  正直、日本軍の敗戦に終わる映画は観る前から心が痛むし、日本人同士が英語で会話する違和感が無いというと嘘になります。  ただ、日本軍を悪魔や獣、野蛮人ではなくて対等な尊敬すべき戦士として描く姿勢には、ものすごく好感が持てました。(パールハーバーの製作者に爪の垢でも飲ませたい) また、戦闘シーンに入ってからは、K作戦の失敗、重巡利根の偵察機の故障、友永大尉の 二次攻撃要請、魚雷から爆弾、爆弾から魚雷への装備転換、一つ一つのエピソードを、きちんと丁寧に描いてくれたので、自分でも馬鹿だと思うんだけれど、先が分かってるのにドキドキしながら完璧に感情移入して観ることができました。 (特に利根の偵察機は本当に残念ですね、故障といい、最悪のタイミングの報告といい)。  ただ、ドイツ系に比べて日系の扱いが厳しい理由を、真珠湾攻撃のせいとしてたごまかしだけは残念でした。 数年ぶりに見て、史実を忠実に追ってる部分はいいんだけど、おまけの恋愛部分が実に蛇足っていうか、蛇足以下。 日系人なら片っ端から拘束、収容したという事実を歪曲し、架空の団体、架空の新聞を持ち出してまでのスパイ容疑はとても萎える。 さすがに血統はどうあれ、自国民を超法規的に収容したのは、アメリカサイド見てからも黒歴史なんだろうな。 かなりむかついたのでマイナス一点[DVD(字幕)] 6点(2010-08-09 13:16:56)《改行有》

42.  華麗なる一族 《ネタバレ》  原作、熟読。テレビドラマも何回か見た上で。 ようやく気づいた。下世話な話だなあ。(この先、完全なネタバレあり) そもそも、息子の嫁に手を出す人間が屑なのに、その人物を神聖視し、死んでからでさえ批判できない家族。(実は、この時点でもうすでに家族が崩壊してるわけなんだけど) そのために爺さんの子なら爺さんの子で、早い時期にはっきりさせればいいのに、うじうじ内面で悩み、冷たい態度を取る。偉い大銀行家様ぶってるけれど、実はもう老境にさしかかっても父親へのコンプレックスを解消できない実に小さな人物。こんな人物が主人公と気づけば興ざめ。  もう一つ。全体の流れで、鉄平を何の落ち度も無い、父親の犠牲になった哀れな犠牲者として描こうとしているわけだが、よくよく考えてみれば、彼が高炉の建造を始めなければ起こらなかった悲劇で。別に、阪神特殊鋼は高炉を直ちに作らなければ企業として存続できないわけでもなかった。  冷静に評価すれば、彼が高炉を建造しなければならない必要性の度合いと、父親が銀行を他銀行と合併させなければならない必要性を考えれば、父親の方が上だろう。 実の親子云々を考えなくても、大介が鉄平にイラっとする気持ちもわかる。 鉄平を悲劇の主にするには、高炉を作らなければならなかった必要性の描写が、原作、ドラマ、映画、どれをとっても足りないと思う。壮大な描写で、ついつい見過ごされがちだが。 平成24年7月9日追記 繰り返し見れば見るほど、鉄平の企業人、組織人としての甘さにイライラする映画。 企業の経営者として優先させなければならないのは、利潤の追求、従業員の生活、関連企業への責任等々のはずだが、戯けたことに彼が最優先させるのは「自分の夢」、でその結果が大事故の多くの犠牲者、会社の倒産につながるわけで。まったく、ええ年こいた企業の経営者としてはちょっとありえない。 それと山本薩夫って実に不愉快な映画製作者。他の映画でも触れたが、彼がどのような思想を持ち、またその思想に基づいてプロパガンダ映画を作るのも自由。  しかしながら、それは彼のオリジナル作品で行われるべきであって、有名な原作で多くの観客が見込められるような作品に、木に竹を接ぐようなプロパガンダを盛り込むのは、あまりに姑息だと思う。[DVD(邦画)] 6点(2010-08-09 12:11:19)(良:1票) 《改行有》

43.  ロビンとマリアン 《ネタバレ》  ヘップバーンは、美しさが残ってて驚きました。同年代の女優と比べると、バーグマンよりは、穏やかに老けていったような。  映画自体は、いわゆる雰囲気映画で、単にあのラストを描きたいだけのストーリーだと感じました。  ロビン・フッドが戦っているのはあくまで自分のためだろうに、何故か農民達を巻き添えにして、しかも結果として見捨てる形になったのもよく分からないし、ノッティンガムの代官が何故、一対一の決闘に応じたのかも、そこまでの彼のキャラクターの描写から見れば破綻してます。  一昔前、松本零士が「男のロマン」とか言って、よくこんな話描いていたような。[DVD(字幕)] 6点(2010-07-10 19:33:43)《改行有》

44.  ニコライとアレクサンドラ 《ネタバレ》 生半可なフィクションよりも、史実の方がよほど面白いことがよくありますね。 この映画はまさしくそれです。  ロシア帝国がどのようにして崩壊したか、そしてソビエトという血塗られらた恐ろしい国がどのようにして生まれたか、実によくわかり面白かった。 特に、血の日曜日の最初の一発、主婦達の暴動を鎮圧しに出動したコッサク兵のサーベルが小麦袋に振り下ろされる瞬間、あるいは皇后が宮廷の窓から全ての衛兵が消え去ったことを知る瞬間、歴史の劇的な一瞬を映像できちんと表現できているのが素晴らしかった。  また、ほんの小さなことで歴史が大きく変わっていくこともしみじみと感じた。もし、あの息子が血友病でなかったら、あるいは血友病だったとしても、あっさり赤ん坊のうちに、死んでいたら、あれほど皇帝夫婦の行動に悪影響を与えることが無かったかもしれない、ソ連みたいな国が生まて、50年間にわたって何千万人もの人々を苦しめることもなかったかもしれない。(そうすれば、半島に他国の国民を平然と拉致するような国家も生まれなかったわけで)  唯物史観のサヨの歴史学者とか、あるいは王制というもの本来否定的なアメリカ人の歴史学者とかは、すぐ皇帝とか国王を血に塗れた暴君であるかのように描きたがるけれど、実際にはニコライは単なる勤勉な無能者に過ぎなかったこともよく理解できた。(軍隊ではそういう人間は、真っ先に追放か銃殺すべきと言われてますがw)  ただ、惜しむべきはラスプーチンに本当に霊的な力があったかのような描写は映画の格調を少し貶めていると思う。平成24年9月17日追記。上記に述べたような長所に加え、退位してから徐々に成長していく皇帝の描写も面白かったんだけれど、ただ…… ちゃんとした監督、脚本家の割にはあまりにも平坦な、あえて言うと素人じみた作りの映画じゃないかと。やはりどこかの部分をもっと強調すべきでは。年代順に淡々と事実を並べていくだけでは、どうしても面白みに欠けるのでは。例えば、冒頭に銃殺直前を持ってきてそこからさかのぼる形とか、いろんなやりようがあったと思われ。[DVD(字幕)] 6点(2010-06-28 10:22:20)《改行有》

45.  コンドル(1975) 《ネタバレ》  最近、主人公に銃を突きつけたあと必ず敵が長々と語り、あげくがあっさり逆転されるというのがお約束の某有名スパイ?シリーズを多数見る機会があって毎度イライラしたので、銃を突きつけたら即座に発砲するのには好感を持ちました。  あと、CIAの幹部達が、何気に昼食に出たり一般のサラリーマンと同じような面を持っているところとか、あくまでプロ意識に徹して余分なことをしない殺し屋もよかったですね。  まあ、敵にたどり着くのがあっさりしすぎとかの面もありますが、そこそこ楽しめる作品だと思います。 [DVD(吹替)] 6点(2010-05-17 11:16:34)《改行有》

46.  007/ムーンレイカー 《ネタバレ》  最後のスペースシャトルからの実況、女王陛下もご覧になったんでしょうか? つくづくこの当時はMが男性でよかったと思います。(今のおばちゃんだったら…w)  あまり皆さんの評価は高くないようですが、自分的には冒頭の空中落下、加速装置、 シャトルの噴射口の真下等、それなりにスリル感があったのでユーモア部分とうまくバランスがとれて結構楽しめました。(ただ、ボンドを殺したいなら、1 銃で狙いをつけたら速攻で撃て、2 凝った殺し方をしたいのもわからなくは無いが、せめて身体検査をして腕時計くらい取り上げろっていう敵方に対する強い要望は変わりませんがw) 平成22年10月18日追記 二度見る映画じゃなかったなあ、二度見ても楽しめるユーモアでもスリルでも無かった。 塚、007が自分にとって面白くない場合は、どうしても「ゆるさ」が気になるんだなとよく理解できた。  上記で触れた部分以外にも、例えば殺したはずの人間が生きて宇宙ステーションに乗り込み、重大な破壊工作を行った、そんなの捕まえても拘束もせず、立たせたまま長々としゃべる、あげくが極めて重大な場面で破壊工作をされる、正直イラっときました。  あともう一つイラっとする点が今回充分理解できた。 仮面ライダーと比較しみようか?仮面ライダーは、確かに怪人には苦戦することもある、 しかしながら一般戦闘員相手にする時は、絶対的に強い、何人相手にしても一撃で倒す。 そういうことで強さが表現されている。 ところが、007は敵の幹部クラスではない、ごくごく一般的な「戦闘員」相手にも結構苦戦するんですよね。飛行機のパイロットとか、救急車に乗っていた見張りとか。 細かいシーンにもある程度のスリル感出したいんだろうが、ヒーローとしての強さ、爽快感を著しく損なってると思うのは自分だけかな[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-04-12 10:59:00)《改行有》

47.  砂の器 《ネタバレ》  人間の善意の恐ろしさを感じた。 人間が悪意やあるいは利己的な理由で動く時は、なにかのためらいや躊躇を感じることが多い。しかし、善良で強い意志の持ち主が全くの善意で動く時、そこには何のためらいも、躊躇も入る余地はない。視野狭窄に自分で気がつかないほどに。  三木元巡査が極めて善良な人間であることは間違いないし、また和賀を実父に会わせようとしたのも全くの善意からであって、他には何もない。  ただ、そのことが和賀が今まで築き上げてきたものを全て失わせ、どん底に陥れるかもしれないことに全く気がついてなかった。自分の善良さ、正しさへのあまりの確信のために。  しかし、社会派ドラマとしては意義ある作品かも知れませんが、推理物としては最低の部類に入りますね。何だかなあ、警察が見込み捜査の上に、見込み捜査を積み重ねて、それがたまたま事実と合致する物語って。 (1)犯人の恋人が窓から捨てたのが、シャツだったという確証はどこにもない。 森田健作刑事が拾ってきたものが、全く事件と無関係な可能性もある。 たまたま被害者と同じ血液型!の血痕がついていたとしても、それだけでは被害者のシャツと断定することは出来ないし、ましてや彼女が捨てたものだという証拠もどこにもない。 (2)被害者が、映画館の写真を見て東京へ行ったというのは、それなりの合理性はあるが、単なる推論であり全く根拠はない。 (3)犯人が、戸籍を偽造したことは事実として証明されているが、DNA鑑定でもしない限り、本浦秀雄であるという根拠は何もない。単にそうであると辻褄があうという逆付けに過ぎない。被害者と犯人の間に交わされたとされる会話は単なる刑事の脳内電波にすぎないわけで。(どれくらい多くの戦災孤児がでたことか!)  願わくは実際の警察や検事が、この映画の中のように根拠のない見込み捜査で暴走しないことを切に願います(笑)[DVD(邦画)] 6点(2010-01-07 12:37:51)《改行有》

48.  007/私を愛したスパイ 《ネタバレ》  ソ連の女スパイとの緊張感ある関係が面白かった。アマソワ少佐、ルックスはあまり好みじゃないんだけど、巨乳が……w。  ストーリーとしても、真面目に世界征服を狙う大ボスとか、サメに勝っちゃう男とか面白かった。  しかし、やはりMは男性の方がいいね。女性のMだったら、あのラストどうなっただろう? 想像するとそれが一番怖いw 平成22年10月5日追記 少し精神が異常な大金持ちの科学者、原子力潜水艦の捕獲、核ミサイルの強奪、潜水艦に変わる自動車、必殺手段が鉄の牙wの不死身の敵、そして何よりもw今にも見えそうだけど決して乳首は見せない、巨乳の女スパイ  一言で言えば、サービス精神たっぷりの漫画ですね。しかも、漫喫で飯食べながら読めば充分で、決して単行本買おうとか思わないレベルの。 1度見たら充分なのに二度見てしまった(苦笑)[DVD(吹替)] 6点(2009-10-18 06:16:45)《改行有》

49.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》  何度も見た映画ですが、今回は特に、世代による戦争に対する関わり方の違いを深く感じながら見ました。  戦争を賛美し、参戦を決めるのは、上の世代。だけども実際に戦争に送られ、死んだり、ジョニーのように傷ついたりするのは若者の世代。  こういった観点から見ても、なかなか考えさせられる映画でした。 平成26年7月8日 繰り返し見たい映画では無いので 点数のみ7→6 ※3[ビデオ(字幕)] 6点(2009-09-24 10:24:26)《改行有》

50.  女王蜂(1978) 《ネタバレ》  完璧なネタバレがあるので注意してください。  この映画を見て、自分が横溝作品について誤解してたことがわかりました。 推理物として見ちゃ駄目なんだ。あくまで特異な環境、因縁の下での人間の情念を味わうものなんだと。  そう考えれば、ちっとも事件を防げない金田一も、映画の中盤から後半にかけて明かされる真犯人の過去と動機も(普通の推理物として考えれば、大反則ですよね)、少しも苦になりませんでした。  ただ、自分の実の父親を殺し、自分を殺すことも考え、自分に近づいてきた男を殺しまくる継父を娘が深く慕うラストには納得できませんでしたが。 あそこはやはり家庭教師のために涙を流して欲しかった。 さんざんけなしましたが、横溝作品の本質に気づかせてくれたこと、美しい色彩、細かいカットバックなど十分楽しめる作品でした。  あとはヒロインがね。 誰でも納得できるヒロインでリメイク希望です。 (九十九と書いてつくもと読むには笑いました。こんなところに源流があったとは!)[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-09-12 21:35:48)《改行有》

51.  さすらいの航海 《ネタバレ》  見る前から暗い展開がわかってて鬱だったんですけど、緊張感がずっと続く展開が見ごたえあって見てよかったと思います。  特に当時の一般的なドイツ人なら必ずしもユダヤ人に好感を持っていなかっただろうに、自らの家族を危険にさらしてまで、最初は船長としての乗客に対する責任から、最後はそれを越えたヒューマニズムでユダヤ人を救おうとした船長(この俳優ずっとドイツ人と思ってたら北欧の人なんですね)に惹かれました。この人は良心的なドイツ人やらしたら世界一っ!w  もう一つこの映画の特に優れてることは、ユダヤ人を迫害・差別したのがナチスだけではないことをはっきり表現したこと。  特に反乱を起こしかけたユダヤ人の「お前らキリスト教徒が」の台詞には少しおどろきました。  あと、フェイ・ダナウェイとリン・フレデリックがとても綺麗でしたね  平成267月8日 自分の場合、繰り返し見たくならない映画は点数が下がります。7→6  ※3[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-09-04 16:35:26)《改行有》

52.  男はつらいよ フーテンの寅 《ネタバレ》 山田洋次さん、つくづく基本的な価値観を含めて資本主義が嫌いな人なんだなって実感する作品。 前半部のドタバタ。 敢えて言おう、自分が良い気持ちになりたいためだけに、身内に出費を強いて、それを何とも思わないどころか、逆切れして暴れ、最後の最後まで謝罪しない寅。 少し下品な表現になるが、自分のケツは・・・と言いたくなる。 彼にとって、そして、こんな寅に少しでも言い分があるように描く脚本、 つくづく我々がごく当たり前に持っている価値観を共有してない人なんだなと思う。寅も脚本を書いている山田さんも 元香具師を引き取って面倒を見る医者という、少し考えたら全くリアリティが感じられない設定(どんだけ費用がかかるやらw) に基づいてほとんど自立不可能な父親を放置してかけおちする娘を肯定的に描くのも[CS・衛星(邦画)] 5点(2023-04-15 21:31:08)《改行有》

53.  ひまわり(1970) 《ネタバレ》  フィクションはフィクションとして楽しめと言われそうだが、やはりどうしても引っかかる点は引っかかるわけで。 以前から、引っかかってた外国人がロシア国内をそんなに好き勝手に動き回り、そんなに自由にロシア人に話しかけられるかという点は、まあ、スターリン死後ということもあり、多少は緩和されてたのかなと。(でも映画撮影時点でも、外国人の移動はモスクワ周辺に限られてたそうで、だからソ連側は撮影現場はウクライナではないと言い張ったとウクライナ大使館のホームページにありましたが) あと、ロシア国民の明るくて楽しそうな生活についても以下同文、フルシチョフっていうのが、それほど嫌いな政治家じゃないんで、まあスターリン統治下に比べたら多少は改善されてたかと。 でも、これはない、絶対あり得ないと思ったのが、第二次世界大戦中(当然スターリン統治下)に、イタリア兵の命を救い、助けられたイタリア人がそのまま夫として暮らし続ける。唖然とした。 スターリン統治下のソ連でそんなことが、許されるわけがない。夫は即捕虜収容所、妻はスパイ容疑で収容所。これが当然。 大げさだと思われるかもしれないが、今の中国よりもさらに厳しい専制国家だったと言えば、ご理解いただけるか? 少し調べてみたら、ソ連が後援した映画だった言うこと。 独裁専制国家の後援を受けて、それを美化する映画を作るのはどうなんだろうと思う。[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-08-11 15:24:08)《改行有》

54.  刑事コロンボ/ロンドンの傘<TVM> 《ネタバレ》  犯人側は、傘を取り違えるなど致命的なミスを起こしてあたふたし、コロンボはコロンボで証拠捏造まがいの反則。 あまり魅力のある作品だとは思えず、実は廃棄してきたんですが…… ここに来て皆さんの書き込みを見て若干、愛着がわいてきました。(特に岸田今日子さんの吹き替えとか) 帰宅してまだゴミ箱の中にあったら一旦保存しましょうか。きちんと拭いて。 (この程度の愛着を捨てられないとなかなか断捨離が進まないのはわかってるんですがね)[DVD(吹替)] 5点(2017-03-17 11:17:00)《改行有》

55.  刑事コロンボ/死者の身代金<TVM> 《ネタバレ》 断捨離もけっこう進んでまあ減量ボクサーがさらにしぼるような段階になってるんですが、そこで思いついたのがシリーズとして好きでも、全ての作品を所有してる必要が無いんではと思いつき、コロンボを一話ずつ見て、所有 廃棄を決めていこうと思いつき、その記念べき廃棄第一作。 何かで読んだことあるんですが、文学作品等でまっさきに古びていくのが作品中で描かれる最新の風俗だとのこと。 コロンボって今から観ると結構、その当時の最新のメカ等を取り入れてるんですが、それが今から観ると古めかしいこと、古めかしいこと。紙カードを使って指定された時間に電話発信するしくみなど、もうデジタル社会の今から観たら石器レベルの古めかしさで白けた気持ちしか感じません。しかもそのメカを得意げにコロンボに説明する犯人ときたら(笑) なかなか綺麗な切れ者風の風貌が泣きます。 あと、娘が全然可愛くないのも自分的にはマイナスポイントです。普通だったら冷酷な殺人者である義母に必死で立ち向かう健気な娘なんだから、もうちょっと同情を引きそうなもんなんですが、あのルックスではねえ、逆に義母の方がなかなか美人なんで、しつこくて反抗的な娘には反感をもつ始末でw なんか製作サイドと単に女性の趣味が合わないだけかもしれませんが、このコロンボシリーズ、全般になんでこんな女優使ってるのってケースが多いです。[DVD(吹替)] 5点(2017-02-27 14:44:28)《改行有》

56.  バラキ 《ネタバレ》  実はならでの、面白さはあるけれど、いかんせん主人公に全く魅力を感じないので全然気持ちが入らなかった。  まあ、それだけリアルなんだと褒めるべきなんだろうが、人の命をまったく大事にしないちんけな小悪党のストーリーを見せられても[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-12-21 15:29:36)《改行有》

57.  人間の証明 《ネタバレ》  クライマックス近くの犯人の「日本デザイン大賞授賞式」での独白。ここは感動するところなんでしょうが、大爆笑してしまいました。いや、話してる内容そのものも結構むしゃくしゃなんですが、それでもここまでストーリーを追ってきたもの、あるいは事件の全容を知る刑事たちには、それなりに感慨もあるでしょう。でも、あの会場にいた全く事情を知らない人々にとってはどうですか?有力代議士夫人でもある有名デザイナーが大賞を受賞する。そしてその第一声が「息子が死にました」w。そしてうつろな目をしながら、その息子は私が殺したと言ってみたり、あるいはいきなり西条八十の詩を朗読しだす、あげくがむぎわら帽子を人生に例えて熱く語りだす。何にも知らない人にしてみれば、この人緊張のあまり少しおかしくなったんじゃないと思うのが普通だと思いません?だから自分も当然、観客のそういう反応を予想し観てたら…… みんな、こんな、訳わからない話に感動して拍手喝采。この映画のリアリティの無さを象徴するようなシーンに声を上げて(一応勤務中なのにw)大爆笑してしまいました。  この頃から薬物の影響を受けていたかもしれない製作者ご本人以外は、みんなこんな馬鹿らしさ当然気がついてたと思うんですが、周りが怖がって自分に対する客観的な評価を一切与えられなくなった独裁者って、かえって気の毒ですね。  5点は仮。原作を読んでから再評価[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-03-09 13:06:42)(笑:3票) 《改行有》

58.  戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河 《ネタバレ》 一見客観的な事実描写を重ねながら、それを離れた小細工で観客の思想を誘導しようとする意図が見え見えで姑息です。  例えば、「天皇機関説」が何十年にもわたって、通説であったこと、およびそれが軍部によって弾圧されたという客観的な事実、あるいは関東軍など出先の軍部が中央の統制を離れてしまっている事実をきちんと描写しているならば、明治憲法下に置いても、 天皇の統治行為は国務大臣の輔弼を必要とされていた(天皇機関説)時期がずっと続いていて、それが崩されたあとは今度は軍部の暴走によって事態が進展したのであって、天皇の意思などある意味無視されていた事実を知っているはず。それでありながら登場人物に「天皇制」反対を叫ばせる、あるいは「大元帥天皇の命により」等のナレーションを入れる。  事実にプロパガンダを挿入する手法、非常に嫌悪を感じます。  もう一つ、左翼が平和を守るために闘争していたような描写、もううんざりです。皇族や資本家を全員抹殺するようなロシア型の暴力革命を目指していた事実を隠ぺいするのはあまりに姑息では。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-01-28 10:27:27)《改行有》

59.  戦争と人間 第一部 運命の序曲 《ネタバレ》 この監督で、この題材なら多分、画面にポストがあってもわからないくらい、まっかっかな作品を予想したんですが、済南事件での蒋介石軍の日本人に対する略奪、暴行(架空の日本人にはリアリティないねw)、馬賊が支配して、ほとんど無秩序状態な満州、革命が起こったら金持ちは皆殺すと公言する日本の共産主義者の暴力革命志向等、おもったより客観的の面があったので驚きました。  しかし、歴史的事実の取捨選択において、やはり最初から立ち位置が決まってる監督の作品にプロパカンダ以上の値打ちを見出すのは難しいです。  ただ、女優陣が若くて綺麗なのは見てて楽しいですね。それと現在中国に対して極めて強硬的な立場の人物の弟さんが、対中融和を説く外交官役を演じてるのは面白かったです。 (わざわざ吹き替えしてまで、女優の胸を映した意図がわからない。こういうテーマの映画では無用なサービスかと思われ)[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-01-21 11:32:50)《改行有》

60.  幸福の黄色いハンカチ 《ネタバレ》  古い映画を見るのって、実はその時代の風潮、考え方を教えてくれるものなんですね。実は、他の映画と筋を混同してたので被害者にもなんらかの落ち度があったかのように誤解してたんだけど、今回初めてじっくり見て被害者側には全く何の落ち度もない、言ってみれば全く天から降ってきたような災害みたいな事件。健さんは被害者にも、あるいはもしいたとすれば被害者の家族にもどれだけ謝っても足りないはず。ところが、映画の流れでもあるいは健さんの心境でも、そういう申し訳なさ、謝罪の表現は全く無し。人一人の命ってそんなに軽いものだったんでしょうかね。刑務所で数年過ごせば償えるくらいの。  あまりにあまりの犯罪者の人権優先、被害者の人権無視のこの時代の風潮が実感できました。(あと、桃井かおりのあまりの若さ、若いころですらあまり可愛くなかったことw、それとよく女優続けられたなと思うほどの極端な滑舌の悪さも面白かったです。)[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-12-31 21:19:50)(良:1票) 《改行有》

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