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41.  グランド・イリュージョン 《ネタバレ》 ラスベガスの会場でのマジックショーで、フランスはパリの銀行から大金を強奪するという、その大胆かつ魔法の様な華麗なるトリックとは?物凄く期待してたんですが、この映画は彼らが仕掛けたその強盗トリックを追い、解き明かすという映画では無いんですよねー。これ、第一のマジックですが、直ぐにネタばらししてくれるし、しかも分かれば「あぁ、その程度、ふーん…。」ってなカンジ。そしてどのマジックもあまりに映画的な視覚で、「そんなに上手くいくのかよっ!?」っていう疑念と、結局彼らがカッコ良く映る様に作られてる。彼ら4人は最初スカウトされるんですが、脱出マジックが得意なアイラ・フィッシャーなんて何の役にも立ってないんじゃ…。んで監督サンがルイ・レテリエ。この人力入れてるのは結局凝った格闘シーンと、トランスポーターばりのカーチェイスですか?メラニー・ロランなんてフランスよしみで参加させたのか、ってな位の存在感と演技力…。大掛かりなトリックに期待すると肩透かしを食らうかもしれませんし、ストーリーテリングもいまいちなんで、オチネタを聞いてもまた「ふーん…。」な程度。TVで気の合う仲間とワイワイ観る分には楽しいかも。その程度という事で。[試写会(字幕)] 4点(2013-10-22 17:29:31)(良:1票)

42.  R100 面白くない、っていうかこういうの嫌い。『松本人志』が撮ってます、というだけでそれはもうすでにどっちに転んでも松っちゃんだから…、って話題にはなるだろうし、むしろこういう風な作品を撮るとやっぱ流石なんじゃないの?才能あるんじゃないの?と思い込む連中や批評家の方が多いんじゃない?そういう世間体を気にしたコメントや、オレ、ちゃんと分かってるよ、っていう見栄っ張りや知ったかぶりが。僕にはサッパリ分かりません。モナリザやゴヤやジミーちゃんの絵が分からない様に。本当に才能のある人っていうのは役者から監督業を成功させたイーストウッドやアフレックだと思うんですけどね。松本サン、素人なんだからもう映画撮らないで下さい。話題になるだけでウザいです。[映画館(邦画)] 0点(2013-10-08 17:44:53)(良:2票)

43.  フッテージ 《ネタバレ》 怖い、恐い。怖がりな自分にはトラウマ級に怖かった。兎に角真似っこのモキュメンタリー全盛で、ホラー飽和状態のこの時代にまだこれだけ演出出来る事を示し、記憶に残る1本となる事間違いなしの恐い怖い傑作ホラー。ただ、ザラついた8mmのアナログフィルムの映像質感は不気味な不協和音と共に見せられちゃそりゃ怖いわ!と反則に近いですけど、ドラマ部分の演出もかなり秀逸。基本に帰った様に、兎に角最小限の光源に絞り、何時何が起こるのか?という不安を煽り続ける暗ーいシーンが非常に堪える。そして暗い書斎で一人殺人フィルムを鑑賞するイーサン。そのアナログの質感と暗さがボディブローの様に後半へ響いてくる。そしてここ、暫くフィルム映像が出てこず、忘れかけてた頃に間を開けてあの『芝刈り』のフィルムが登場する。家族の団欒を家の外から撮影、そして…。これは完璧に計算されてた編集の賜物ではないでしょうか?この予測出来なかった唐突さが強烈で、正直トラウマ級で、ちょっともう一回見る勇気が…。イーサン・ホークの過剰一歩手前の演技も良く非常に映画に入り込めました。これから鑑賞する方々へ。必ず部屋を暗くして見て下さい。可能ならホームシアター、サラウンド環境が整っていれば直良です。僕は恥ずかしながら、ラストまで暗いままで見てられなかったです。(笑)[ブルーレイ(字幕)] 10点(2013-10-04 19:57:32)

44.  エリジウム 《ネタバレ》 エリジウムをバックにした『ELYSIUM』のタイトルロールの画からヤラれた。実景を背景にしてCGを合成するリアリティ重視のビジュアル、SF的ギミック満載のB級感溢れるアクションシーンでその手のマニアのココロを鷲掴みにした、あの『第9地区』の監督最新作。ストーリーに賛否があるようですけど、これってB級SFアクションですよね?多分前作の当たりで予算を貰えて、監督が好きな事を余裕でやった、ってカンジじゃないですか?この監督、こういうビジュアルがほんと好きなんだろうなぁ、っていう、実景や役者を重ねたCG機体の画とか、スラム地帯の空撮とか、(スラム化したR35GT-Rまで!)キャメロンにも負けない重火器マニアぶりとか、デイモンに装着する無骨なメカスーツとか、メカスーツ装着したクルーガーの胸のライトアップシーン、及びその時の「ゔぅん」っていうSEとか。好きじゃないとここまでマニアックには描けないですよ。いいじゃないですか、ジョディの使い方も。こんな高慢ちきなジョディ、滅多に見れないですよ。んでもって『肉』の砕け散る相変わらずの破壊描写も健在で満載で、映像には大変満足でした。SFビジュアリストとしての才能は間違いなく素晴らしいこの監督サンにはこのリアリティ路線SFのビジュアルを貫き通して欲しいし、今後この監督サンの映画、映像が待ち遠しいのは間違いない。[映画館(字幕)] 8点(2013-10-01 21:45:31)

45.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン のり弁がのり弁DXになって最後に幕の内にボリュームUPした感じ。作ってる店が同じだから味はさほど変わらない。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-09-27 12:58:13)(笑:3票) (良:2票)

46.  藁の楯 《ネタバレ》 「清丸の様な人間を守る価値はあるのか?」この映画は数ある可能性の1つを示し、明確にその『答え』を出している。銘苅が選ばれた理由、私情や感情に流されず、体を張って職務を全うする男だからだ。凄惨な過去を引きずりながらも、それでも生きていく決意を固め、対象者を守るのは己に課した信念の為。その彼が結局は、「5人の中で一番お前を殺したかったのはこの俺だ!」と本音をブチまけている。賞金が懸かっていなかったら直ぐにでも殺していたであろう白岩、被害者の姿を見ていて、最初から感情が高ぶっていた神箸、一番まともだったのは、最年配の関谷だろうが、はたしてその感情が『まとも』だとも言えるのか?「清丸が出所して、新たな被害者が出たらその子に何と詫びる?」という奥村の台詞が的確、かつ印象的な反面、まだ起こってもいない『可能性』でしかない事を論じるのは言い出したらきりがない。そして銘苅に「言い訳でしかない。」と言われた後の岸谷五朗の、「こいつには何を言っても駄目だ…。」という演技が非常に印象的だった。ラストシーンの清丸の台詞を聞いて、やはり殺しておけばよかったんだ、という人がどれだけいるだろう?中盤、包丁で少女を脅す男を説得する関谷は、少女の命の危険を察して男を射殺してしまう。果たしてこの判断が良いのか悪いのかは、分からない。この一連の騒動の発端は人間が始めたのだ。良くも悪くも人間のする事。こういう人間の心理の一端を観れる映画としては、エンタメも入っていて単純で小難しくないので十分楽しめる内容だと思います。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-09-24 11:39:15)

47.  バイオレンス・レイク 《ネタバレ》 『フライト』のケリー・ライリーと、『プロメテウス』のマイケル・ファスベンダー。今をときめく(?)お二人がメジャー昇格の前にしっかりと経験値を稼いでいた作品。何を隠そう自分はこちらのレビューを拝見するまでは全く知らなかった作品ですが、皆様のレビューを読んで一気に観たくなりました。見応えはありましたが、うーん、こういうの、見慣れているせいか、そこまで不快には感じなかった…。やはり『映画の枠』まで外してしまった『ファニーゲーム』のイライラムカつき不快感には及ばない、かなぁ?ラストの展開は中々良。エラい所へ救いを求めてしまった主人公。警察沙汰にならない為に身内で『処理』してしまう親。「シャワーを浴びせろ。」と男3人がバスルームへ。場面は変わり、ジェニーの悲痛な叫び声だけが響き渡る。多分レイプされ、殺されるであろう事が容易に想像出来る。湖へ出掛ける途中の車のラジオで流れていた「子供の管理をしない親に罰金を課す」という討論。あんなに凶暴にリーダーぶってた少年をひっぱたいて黙らせる親父。「この親にして、この子あり」「この子にして、この親あり」だわ。『証拠』を消去してしまう少年のラストカットですが、『ファニーゲーム』同様、ニヤついてくれれば不快点はもうちょっと上がったかな。それにしても、ケリー・ライリーの声、かわいい…。[DVD(字幕)] 7点(2013-08-24 11:21:38)(良:2票)

48.  マーサ、あるいはマーシー・メイ 《ネタバレ》 静かで淡々としたドラマですが、どこか深い魅力を潜めている、一部の人に崇拝されそうな作品。集団施設から抜け出したマーサ(理由は定かではない?)、直ぐに施設の若い男に見つかりますが、「好きにしろ。」とマーサを連れて行こうとしない。なぜか?施設にいた時、仲間が一般人を殺害するのを目の当たりにしているマーサ。口を割られる恐れは無かったのか?姉夫婦の別荘で過ごすマーサは、自ら施設へ電話をします。なぜ?頭から離れない意味深過ぎるラストシーン。彼らはきっとマーサが通報しない、誰にも話せない、話さない事を確信していたに違いない。姉に真実を話して、と迫られても「分からないのよ!」と感情を露わにする。何故話さないのか?と観ているこちらもかなりイライラさせられるのですが、正にそこが『洗脳』の真の恐ろしさ、監督が観客に伝えたい、マーサが感じる『現実の曖昧さ』、なのかもしれない。湖の向こう岸にいた男(ラストシーンの男?)の意味するところは?もはやここまで浸り切ってしまったマーサには施設に戻るしか、『普通の現実』に戻れないのでしょう。頭から離れない意味深過ぎるラストシーンが示すものは一体…?OPからの食事シーン(完全な男尊女卑)に、中盤のパトリックの子、男の子しか産まれないという台詞の裏にある真相、射撃練習のシーン等、カルトの不気味さなども際立っていました。(ジョン・ホークスが非常に良い味出してます)兎に角エリザベス・オルセンが光ってました。浮いた感じが全く無く、自然な笑いや、こちらを見つめる吸い込まれそうな瞳、そして四つん這いで床を拭く、際どすぎる胸元(←ここヤバ過ぎ!ふぅ…)等、熟練に感じられました。うーん、もう一度観たい。ドラマ自体は淡々と淡白ですが、場面切り替わりの演出等(一部本気で騙されたシーンあり)光るものがあり、この点にしたいと思います。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2013-08-19 20:37:54)

49.  ワイルド・スピード/EURO MISSION 《ネタバレ》 実車カーアクションの緊迫感、爽快感は相変わらず流石の一言。(空撮を上手く挟んでメリハリのあるシーンに仕上がっている)今回目玉であると思っていた高架ハイウェイでの戦車シークエンスがラストチェイスかと思っていたんですが、終盤に登場しこちらもエラく大興奮でした。が、前作ラストの金庫引きずりチェイスに比べるとちと大人しめかなぁ、とも感じました。そしてもう一つ感じたのはリアリティライン。それしたら普通死ぬだろっ!?っていうか、以前にできねーだろっ!?ってアクションがちょっと悪い意味で「映画っぽさ」を感じさせた点が少しマイナス、っていうか残念な気もする。でも「6」まで来るとこうでもしないとネタ不足なのかもしれないですが。ラストのジャンボ機チェイスは舞台が夜で、画面はほとんど暗く、見てて凄いんだけど、正直ナニやってんのか分かり辛く、これならカラッと明るい日の下の高架戦車シークエンスがラストの方が盛り上がったんでは?とも思うんですケド。肉弾戦も相変わらず。でもディーゼルとロック様の『ハゲマッチョ・友情ラリアット』には「おっ!」と思っちゃいました。あとレティですが、記憶の無い設定よりは記憶があり、葛藤する演出、ドラマの方が良かったんではないか、とも思いましたが、コレ、ドラマメインではないし、ま、いいか。クレジットへ続くラストシーン、『J・S』氏の登場にウハー!(まさかハンの乗るVeilside7に突っ込んだ車に彼が乗っていたなんて!ショウの仇?イギリス繋がり?)リン監督は降りるみたいですが、次回作も超期待!ちなみに「3」が無性に観たくなったのは僕だけかなぁ? [映画館(字幕)] 7点(2013-07-16 16:05:20)(良:1票) 《改行有》

50.  エンド・オブ・ホワイトハウス 《ネタバレ》 ホワイトハウス襲撃序盤、そこそこイケてる敵女スナイパーがスコープ越しに警備を1発でバスバス仕留めていくシーンがあります。圧倒的な戦闘力の差。それに気付いた、元特殊部隊、元シークレットサービス、過去に事故だがファーストレディーを救えなかったトラウマを1年経った今でも抱え、今は現場を離れデスクワークに落ち着いていたマイク・バニングが、片手拳銃でその女スナイパーのこめかみをものの1発で撃ち抜きます。この一連のシーンを見て、僕はそれまで感じていた映画特有の「何で?どうやって?」という疑問やツッコミが消し飛びました。このシーンで監督が意図し、何を伝えたかったのかは明白です。それはバニングが1年は現場を離れていたのにウデは全く衰えていない、という事、そして国家の敵は女であろうが構わず容赦しない、冷徹であるという事。そう、兎に角痛快無比なのだ。戦闘力のある相手と苦戦しながらも同等に戦い、銃はほぼ1発で、背後からだろうがお構いなく撃ち抜き、敵ボスの名を聞き出すための尋問、拷問の容赦の無さ。まず最初に圧倒的火力でアメリカ一般市民をも巻き込み、敵も容赦無しの人質の扱い等でフラストレーションが溜まる様に仕向ける演出。これらはそれを一気に解放するかの演出により得られるカタルシスの為の布石であり、そのおかげでバニングの奮闘が腹の底が熱くなる程、堪らなく痛快なのだ。そして他の作品では華の無い、むさい役者だと感じていたジェラルド・バトラーがここではとてつもなく頼りになる、格好いい男に見えて仕方がないのも高評価。フークア監督と言えば『トレーニング デイ』や『クロッシング』等、地味だが切れ味鋭い骨太なノワール調の演出や人間ドラマがすごく上手い人ですが、こちらは潔く大作アクションに割り切った派手な演出がとても良く、大いに楽しめました。なのでこの痛快無比さを楽しめるかが評価の分かれ目でしょうか。個人的にはコンピューター弄ってた敵のおネェっぽい微妙なルックスの女優さんをどう仕留めてくれるんだろう?とそこばかり期待してたんですケド、ここだけ残念だったなぁ。最後に、久しぶりのアシュレイ・ジャッドさん、短い出演ながらお変わり無く、ご苦労様でした。[試写会(字幕)] 8点(2013-06-02 16:26:35)(良:1票)

51.  エリン・ブロコビッチ 《ネタバレ》 ノンフィクションゆえに、結末に至るドラマの展開は、構成、演出、役者の演技にすべてがかかっていると言っていい作品なんですが、結論、十二分に楽しめました。ソダーバーグ監督にしては、このシンプルないじれないプロットを非常にオーソドックスに撮ってました。そこにこの監督の手腕の良さを感じざるを得ないです。『アウト・オブ・サイト』みたいに変にいじんなくてもやれば出来るじゃん。そしてジュリア・ロバーツ&アルバート・フィニーのコンビの小気味良さ。特にジュリアは魅力が画面から溢れんばかりの当たり役。演技力もそうだろうけど、この人の場合はオーラで更に磨きがかかってます。日本の職場じゃあんな格好されてウロウロされちゃセクハラですわ(笑)。エリン本人がそうなのだろうけど、気が強くて口の悪いエリンを感情豊かに、好感が持てるか持てないかの微妙な差を感じさせる表現力は見事。正義感の強さ、行動力、子供を持つ母親としての良心、一方でインテリや学歴に対する嫉妬や、自分の仕事の出来を誇示する感情や性格など、ローカルな女性像をこれでもかと(やや過剰?)表現してました。和解金額提示のシーンでジュリアが「アンタの脊髄や子宮を幾らなら売る?」と突っ込み、汚染された井戸水をグラスに注いでいたシーンには最高に胸が熱くなり、スカッとしましたねー。でも後半はやや冗長。どうなるか分かってますからね。裁判も結局、社員が内部文書を捨てずに持ってたから、っていう『運』によるところが大きいんですよね。それでもソダーバーグ作としてはシンプルだけど「やっぱ流石。」と言える出来栄え。ジュリアの『胸っぷり』といい、覚えておきたい作品でした。 そうそう、ぼくの大好きなCSIのキャサリンこと、マージ・ヘルゲンバーガーがこんなとこに出てたなんて、感激です。+1点追加。[DVD(字幕)] 8点(2013-05-21 19:37:39)(良:2票)

52.  死霊のはらわた(2013) 《ネタバレ》 「凄まじい人体破壊描写の連続」 ある映画雑誌の記事の見出しに使われていたこのフレーズが目に止まりビビッ!と反応。こ、これは観に行かなければ…、と久しぶりの映画館。…いやー、自分的には大満足の一本でした。OPから真っ赤なタイトルロール、オリビアの自分で口裂き~頭陥没の俯瞰カット、ナタリー腕感染~自分で自分の腕切りカット等…、もうこの辺で自分的にはBD買い決定!みたいな。僕はこの種の映画にストーリーや脚本、ましてや整合性なんてものは望みません。作り手が『何に』力を入れているのか?それは観れば一目瞭然なワケで、これを分析的に観て何が面白いのか?って話ですよね。それに映像は綺麗で構図はしっかり作られ、見せるべき画はクオリティーが高く、1つ1つのカットに演出は丁寧だから観ていて退屈しませんし。(ラストのミアのチェーンソーカットの画が忘れられない!)『痛グロ』の本気を見た映画と言えば近年では『ムカデ人間2』位のもの。こちらもあれに勝るとも劣らない痛グロっぷりで、ホントそういうのが好きで見たい、って人にはオススメでしょう。そこは高評価です。痛さと怖さは違うというのは分かります。でも近年のハリウッドホラーに『怖さ』を求める、って事がモキュメンタリー以外ではもう無理ってもんでしょう。どの類似作を観ても如何に人体をどうするか?にこだわって競い合ってる様なもんですもの。それに「怖い、怖くない」なんていうのは人それぞれ、個人の主観だからこの映画は怖くない、なんて一概には言えませんしね。ま、僕は好きだからちっとも悪くないですけどね。BD発売が待ち遠しい。買ったら棚にある『ムカデ人間2』の隣に置くことにしよう。[映画館(字幕)] 8点(2013-05-07 12:41:59)(良:1票)

53.  エクスペンダブルズ2 《ネタバレ》 まず最初に断っておきます。これは映画です。しかも新旧肉体派俳優たちが集結、入り乱れた、言わば特別な「アクションの祭典」です。なのでこれに対して何を言おうと、けなそうと、それは野暮ってもんです。だったら観るな、って話です。冒頭からオープニング史上最多なのでは?と思える殺傷人数にその安易な描写は、ホラー映画で無意味に殺される罪の無い若者の命の扱いよりも軽い、軽すぎる、とか、仲間は一人やられますが、メインのその他のメンバーは命の危険はおろか、被弾する心配さえない。スタローンは被弾した様ですが、その意味が後に影響するどころか、全く触れないのでこれはもう死の恐怖や切迫感、緊張感といった空気は皆無であり、お気楽な雰囲気に包まれててイイな、とか、イサムのラストバトルは絶対ヤラれない、って安心感ぷんぷんで激萎えだし、ヘリのプロペラで死亡フラグ立てんの、既視感満載だし(レイダースですか?)とか、ジェット・リーの扱いがヒドいとか(スケジュール合わなかった?)、だからヒロインは中国系なの?(穴埋め?)とか、自分の過去作の持ちネタ使い回し過ぎだ、とか(ラングレンのMIT在学ネタは事実で意外だし、爆弾の不発シーンは彼のキャラに合っていてとても良かったですが)、ヴィラン(悪役)がまんまヴィラン、ってどうなの?とか(『セブン』のジョン・ドゥと同じですか?)、ヴァンダムって世間一般(ぼくだけ?)ではB級アクション役者、っていう肩書きが定着してるから、どんなに大目に見ても大物に見えないよな、とか(後はセガールみたいに太って貫禄出すしか残された道はない?)、そのヴァンダムの唯一の見せ場、ローリングソバットのカットが2回、同じアングルってどうなの?デジャヴかと思ったわよ!?とか、スタローンに「立て!」って言われて素直に「立ったぞ!」って台詞もどうなの?ぼくの感性が及ばないだけですか?とか…。色々感じて言いたいんですケド、野暮ですよね…。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-03-13 17:16:48)

54.  フライト 《ネタバレ》 最後の公聴会の場面、亡くなった機長の恋人の笑顔の写真が大きなスクリーンに映し出された瞬間、これは罠なのでは?と感じました。彼女もアルコール依存だったという情報は委員会の報告だから事実でしょう。機長にとっては酒を飲んだという事実を彼女のせいに出来る、またとない筋書きを描けるチャンスでした。でも彼はそうしなかった。「酒を飲んだのは自分だ。」と…。安全委員会のスゴ腕の調査員が、機長のアルコール依存(元妻や父を嫌っている息子に尋ねればすぐに分かる)やカテリーナとの関係など、少なからず突き止められないはずがない。調査員エレン・ブロックは機長の良心に揺さぶりをかけたのだと思います。それは彼女の表情から感じ取れる。この事故が機体の故障である事は明らか。誰も成し得ない操縦技術で、乗客のほとんどを救った判断と功績。その事実を踏まえた上で誰かが酒を飲んでいた事実を突き止めなければならない、調査員としての仕事。その葛藤がメリッサ・レオ扮するエレンの表情から滲み出ていました。彼女の演技こそ助演に相応しいと感じました。機長の人柄はOPからご丁寧に分かり易く伝えられています。そして公聴会当日に晒した醜態。彼はとても弱い人間です。「おれは酒を選んだ。」と自分でも認めている。でも、人として『大事』でありながら『基本』でもある「何か」、人を想う気持ちは失ってはいなかった。いや、「あった」と言う方が適切です。それは愛した女性だからだ、とは決して言えないと思う。彼女のした事、乗客を救う事を怠らなかった勇気と行動を知っていたら、そうは言えないはずです。病気やガンを神の行い、運命だと受け入れる事は開き直りか、その方が楽だからだとは思います。でもそれは「逃げ」でしかない。神にすがる人間も弱い。機長は逃げなかった。現実を受け入れた。刑務所で面会に訪れた息子と笑顔で抱き合う彼の姿を見て思いました。人は弱い生き物です。だからある人には普通に生きる事の難しさを、またある人には普通に生きる事の素晴らしさを教えてくれる映画であると。[映画館(字幕)] 7点(2013-03-07 16:47:48)(良:2票)

55.  宇宙人王(ワン)さんとの遭遇 《ネタバレ》 鑑賞後、本作を振り返り、とても良く考えられ、練られた内容である事に気が付きました。(自分なりに) 普段からよく映画を観ている人は、途中ワンさんへの拷問が始まる辺りから、『オチ』を詮索し始めるんではないでしょうか?ここまでの展開から察するに、よほどひっくり返さないか、よほどあらぬ方向へ話が向かわない限り、オチは2つに1つ。ワンさんが本当の事を言っているか、それとも嘘をついているか、だと考えられます。事実、そのオチはぼくの予想出来た範囲のものだったんですが、そんな予見出来る範囲の幅が狭い話だからって、本作の『質』には何ら影響を与えません。ぼく自身、予見出来たラストなのに、ワンさんの『あの』ラストの言葉にドン底へ突き落とされてしまったワケなんです。それは何故か?ワンさんが地球へやって来た理由です。「人類と親交を深める為」何度同じ質問をされてもこうとしか答えません。観客はもしかしたら本当なのでは?と思い始め、次第に何故この政府の人は信じないのか?と逆に疑問と不快感を抱き始めます。その代弁者が通訳の彼女です。中盤、彼女は電話を探しに施設を捜索します。観客はその彼女へ感情移入し、彼女目線のサスペンス展開が始まります。観客はここで完全に施設側の人間が敵だと刷り込まれてしまいます。もうこの辺りで最初に抱いた『予想』はすっかり頭の片隅です。そしてワンさんと脱出します。階段を上れないワンさんに、その容姿に少なからず嫌悪を覚えていた彼女が進んで手を差し伸べるシーン…。もう完璧にやられました。人は目や耳にした情報(噂やカタログスペック等)にとても感化されやすい。とても見事なミスリードだったと思います。そして『あの』ラストシーンへ持って行くんだから、この演出をした監督サンは素晴らしい手腕だと思います。ムッキー!!アイツ憎たらしー!くやしー!そんなワケで、これをハリウッド一流スタッフでリメイクしたら、すんばらしい一級SFサスペンスに化けるんではないかと、実は期待したりしてます。そしてセットやCGに大金注ぎ込んでつまらない映画撮ってるハリウッド関係者はこちらを見習いなさい。[DVD(字幕)] 7点(2013-02-24 20:24:38)(良:2票)

56.  グレイヴ・エンカウンターズ 《ネタバレ》 はぁ、モキュメンタリーも遂にここまで来たか…。(もちろんやり過ぎっていう悪い意味で) モキュメンタリーの信頼性の度合いとして、どこまでドキュメンタリーの様にリアリティがあるか、そして信憑性があるか、の2つだとぼくは考えます。そしてその成功例は99年の『ブレアウィッチ~』だけだと思っています。その理由に収められた映像が『あり得る』範囲であった事、そして観客に見せた映像(伏線を含めた)の『その先』を想像させる余地と余韻を与えた事(これが真の怖さ)が挙げられます。近年ではシリーズ化までしている『パラノーマル~』に至ってはこの『グレイヴ~』と同じで、モキュメンタリーで撮れば怖く見える、というだけでこの技法を使った『モキュメンタリー詐欺』だとも思える、これを観て一体誰がどこまで疑わずに(超常現象とはいえ)信用するのか?という範囲を広げ過ぎていると言えます。(ただ撮りたいっていう気持ちは良く分かりますケド)この『グレイヴ~』ですが、出だしこそワクワクするんですが、外への扉が何故か通路へ、から建物の構造が変化、夜が明けないとかね、もうリアルもクソも無くなるワケですよ。(怖くてイイんだけども)ニセ霊能者が『何か』に掴み上げられ、吹っ飛ばされる、壁から無数の手、血のバスタブから『何か』がザバーっ、でクルーの一人が掴まれて姿を消す、ってマジックかいな!そしてそして「バカにするな。」といい加減頭に来たのか、霊体(いや、実体だからゾンビ?)と取っ組み合う始末…。アリエナイだろ…。これ観ても視聴者は「ヤラセでしょ?」って思うわよ。これじゃたけしのTVタックル『超常現象バトル』の、チュパカブラが家畜襲うカメラ映像か、落ちてきた隕石から飛び出してきた宇宙人が人に飛びかかる映像とおんなじレベルでしょ?おほん、散々言いましたが、ぼくはこのジャンル好きだから点数は甘めに。映画だもんね、『え・い・が』。そしてこれ、『2』あるみたいですが、それならせめてこのファウンド・フッテージをどうやって手にいれたのか位ちゃんと説明して欲しいもんです。まさか昼間に忍び込んで…、とか言わないでね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-02-22 20:15:18)(笑:1票) (良:2票)

57.  悪の教典 《ネタバレ》 まず原作未読です。何てことは無い、生まれ付いての反社会性人格であり、ハーバード大卒の純粋殺人者のお話。サイコパスとしてはこの上ない美味しい設定じゃないですか。ハスミンがなぜこうなったのか?そんな理由を回想で語る必要なんてない。生まれ付いての『サイコパス』だからだよ、という理由だけだ。。あの『レクター博士』にだって幼少期の妹との別れの事件がきっかけで殺人者になったという理由があるのに。伊藤英明の『ハスミン』はそのレクター博士に匹敵するキャラだと思いました。(彼のラストカットを見て)後半の殺戮の宴、ショットガンという凶器は強烈で、拳銃で撃つのとはわけが違う威力と、撃たれた瞬間の恐怖と衝撃は凄まじい。そして何よりハスミンが銃を構えて生徒を撃つ「間」が絶妙。ハリウッド映画でよく観るのは、被害者が懇願し、犯人の思考、または横やりがよく入るが、こちらはそれが全く無い。「タデを殺したの、アンタなんでしょ!?」と女子生徒が泣きながらハスミンに問う。何の間もなく、大きな黒目の無表情でショットガンでズドンっ!である。「あー、何にも言うなよぉ・・・。」と心で呟く間もなくこれだ。これが原作通りなら作者も監督も良く分かってらっしゃいます!文句なしに傑作だ!これを躊躇なく映像化してくれた三池監督、『ハスミン』を心地良く演じてくれた伊藤英明(鼻歌交じりにレインコートを羽織り薄ら笑みを浮かべてショットガンを放つ姿にゾクゾクっ!)に感謝!心理描写などに不満を持たず、邦画エンタメとして観れば近年稀に見る傑作だと僕は思いました。[映画館(邦画)] 10点(2013-02-21 13:16:16)(良:2票)

58.  バイオハザードV リトリビューション 《ネタバレ》 前作があまりにも『茶番』だったのでレイトで暇つぶし程度に見てみたら…、こ、これはっ!?はっきり言って面白かった!同じ監督が撮ったとは思えない程、前作とは比べ物にならない位の出来。ストーリーはほぼ前進なく、美味しいとこ取りの『番外編』の様な感じだが、元々4作もしてきてスタートとゴールが何にも変わってないものね。なので今回のは明らかにアクション満載で良かった。東京シークエンスの中島美嘉とその他のゾンビ達とのアリスの肉弾アクションは、ホントに前作と同じ監督が撮ったのか?と思える程、流麗でカッコ良かった。そして今回も登場の『処刑マジニ』はメイクがリアルで血で濡れた染みとか凄く不気味で雰囲気は最高。退屈になりがちなお決まりの「アリスとジルのタイマン」も意外に仕上がりが良く、ゆっくり丁寧に見せて(魅せて)くれているが、陳腐じゃない。改めてミラは衰える事無く、格闘の演技が上手い事を知らしめたと思います。何をどうしたらここまで変われたのか不思議な位、とにかく全体的に質は上がったと感じる。前作に不満がある人程、騙されたと思って見たらその違いに気付くんじゃないかなと。ツッコミどころは無視です。P・アンダーソンの『バイオ』だもんね。画を見て楽しむべし。ウェスカーは出てこないなー、と思ってたらそういう事かぁー。ラスト、主役級がずらっ、と並んで、これぞ『アベンジャーズ』じゃないか(笑)。 いつまでやるんやー!?ただ、エイダ役のリー・ビンビンは可愛かったが、レオン役はもうちっとオトコ前はいなかったんかい…。[映画館(字幕)] 8点(2013-02-17 20:43:45)

59.  スペイン一家監禁事件 《ネタバレ》 お先にレビューされている方々も引き合いに出されていますが、『バイオレンス・ファニーゲーム』と言った感じでしょうか。これ、監督サンはどういった思考で、どういう意義があって撮ったんだろう?とふと思ったんですが、これを観たいと思った自分もいるワケで。これって本来なら押し入った犯人達が憎く、被害者家族に感情移入し、救われない恐怖を共に味わうのが普通の感情なんだろうか?ぼくはある意味、あの『ファニーゲーム』よりもイライラしてしまった。それはあの娘さんのいつ終わるんだよ…、っていうあの嗚咽。(ワンカットでまぁ凄い迫真の演技なんだけど)5.1chDDで観たせいか、あのまくしたてるスペイン語に女の叫び声、嗚咽と共に2分割された半分の画面で鳴り響くクラクションの音…。もーイライライライラ。これこそが監督の意図した狙いであって欲しい。被害者家族の演技は迫真そのものです。もしもこんな事が現実に起こり、目の当たりにしたら、精神は崩壊するでしょう。『映画』として『それ』を伝えていると思いたい。悪趣味度では『ファニーゲーム』の足下にも及ばないですが、こちらは理不尽なまでのリアリティに満ちた救いの無さが痛烈。『映画』として8点付けたいと思います。[DVD(字幕)] 8点(2013-02-16 21:59:13)(良:1票)

60.  コンテイジョン 《ネタバレ》 咳払いして、少し具合が悪そうなグイネス・パルトロウのカットから始まるOP。そこでいかにも不気味な赤色で「DAY 2」と字幕が出る。ウイルス感染の映画だから、あ、もう感染して二日目なんだな、としか思わない。そして画と不穏な音楽だけでその他の感染者がいる事を知らせる演出。説得力があってスタイリッシュ。構成はほぼドラマだが目が離せない、上手い作り。それぞれの役割を与えられた役者陣が個性を最小限に抑えて、目立たないが説得力があり、見事に表現し、観客に伝えている。映画自体薄い印象だが、見終わった後に感じる疲れない、良作を見たと感じる気持ち良さはそういう演出や役者の演技にあると思う。日本人なら薬が今日の分が無くなった、食料の配給が終わった、と言われたら大人しく、黙って引き上げそうだけど、この映画を警告だと思って見ると非常に怖く、考えさせられる。最後の方でマット・デイモンがデジカメで亡き妻の姿を見て涙するシーン、引いたカメラで彼の姿を捉えているんですが、とても悲しみが伝わってきます。流石プロだな、と感じさせられました。(因みにここでさり気なく感染源、発生経路への糸口になるシェフとの写真を見せるあたりも不気味でニクい演出)そして感染源、感染経路を明かす「DAY 1」を最後に持ってくる演出で不気味さを増すラスト。何も解決していない、身近にあるウイルスの恐怖を暗くなったエンドロールを見ながらぞっ、とする程感じた。 最近TVでやってたからのんびりと観てて思ったんですが、ウイルスが広がるのも早いが、エンドロールのキャスト名も読むのが追いつかない位早かった…(汗)。監督は何をそんなに急いでたんだろう?最後の最後までテンポ良過ぎ![ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-02-07 16:12:36)(笑:1票) (良:2票)

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