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プロフィール
コメント数 67
性別 男性
自己紹介 最近になり、やっと映画鑑賞に時間がさけるようになってきたので活動再開していきます。自分は記憶力が悪く、映画を観ても内容をすぐ忘れてしまうので、できるだけレビューを残していきたいと思います。基本書くことは苦手ですので、大したレビューは書けませんがよろしくお願いします。

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41.   《ネタバレ》 刑事である吉岡は恋人である春江を水につけて殺してしまう。極度の強迫観念にかられた吉岡は、類似事件が発生するたびに敏感に反応し精神に異常をきたしてしまう・・・というしょーもない男の話。吉岡は恨まれ殺されてしまっても不思議でないはずなのに、優しく接してくる春江に対し居た堪れなくなります。そんな吉岡は、別の殺人事件で水につけて殺された赤い服の女の偶像を作り出す。彼女は療養施設で孤独な生活を強いられていたとき、たまたま船に乗っていた吉岡と目が合ったにもかかわらず、何もしてくれなかったことが恨めしいという理由で付きまといます。大変理不尽な目に合うが、これは吉岡自身、何か罰を受けなくてはならないという思いがそういった状況を作り出しているのであろう。だからって、同僚の刑事さん巻き込んじゃまずいでしょう(笑) 最後の春江の怒っているような寂しいような微妙な表情は、「殺すことないじゃん。普通に仲良く暮らしていれば一番幸せだったのに。」とでも言いたげ。なかなか風変わりな映画でした。[DVD(邦画)] 6点(2014-12-18 23:48:41)

42.  ル・アーヴルの靴みがき 《ネタバレ》 ストーリーが絶望的な状況から、どんどん良い方向へ進んで行く不思議な映画。登場人物が粋でみんないい奴なのだが、行動がとても奇怪に感じました。あれだけ外に出ないように釘をさされていたにもかかわらず、すぐに家を抜け出し靴みがきまで行う黒人少年。警察も家宅捜索で少年を匿っているのが分かっているのに何故か引き返してしまう。あげく、船で密航しようとしている黒人少年を発見したのに見逃してしまう始末。みんな、組織や人の忠告に従うことなく、己の意思の赴くままに行動をとるので結構観ていて爽快。「自分を信じ行動することこそ明るい未来は開けるのだ」と言わんばかりのカウリスマキ監督の演出には、人命に関わるような事象でさえマニュアルが存在し、機械的な行動しかとれない世の中に対する痛烈な批判を感じます。[DVD(字幕)] 7点(2014-12-16 00:17:13)

43.  寄生獣 《ネタバレ》 アニメも現在視聴中。全体を通して無難にまとまっていました。気になったのは、新一の性格です。ごく普通のいまどきの高校生で、ちょっと頼りなくて手を貸してあげたくなるような感じではないんですよね。アニメで、ミギーの細胞が体に回った後、人が変わってしまった新一に対して、「ごめんなさい。人違いでした。」と言い放ち走り去っていく村野が好きだったのですが、映画では特段性格が変わった感じを受けなかったので何かしっくりきませんでした。新一の性格って、この作品において結構重要だと思うのだけど・・・一番印象に残っているのが、余貴美子さんが頭をぶんぶん振り回し、新一に攻撃してくるシーン。シュールすぎて笑ってしまいました。大女優に何をやらしてんのよ、山崎監督。後、エンディングで流れたBUMP OF CHICKENのパレードっていう曲のクオリティーの高さに驚きました。[映画館(邦画)] 5点(2014-12-15 00:28:26)

44.  ナイトメアー・ビフォア・クリスマス 《ネタバレ》 映像技術はすごい。20年以上前にこのレベルのクレイアニメが存在していたことに驚きました。ストーリーはというと弱いですね・・・サリーだけがまともなのは何故なんだ。説明がないのでとても不自然でした。サンタクロースもやられ放題、いじられ放題。最後、自ら飛びましたよね。すごい能力ありそうなんだけど、あんな弱っちーボスキャラやっつけられるのでは?ジャックがクリスマスというものを勘違いし、祝日を滅茶苦茶にする気なんてなかったとか言い訳していたが、子供に化物みたいなのをプレゼントすればパニクることぐらい想像つくだろうに。まして、驚かすことに関してはプロなのだから。まあデスサンタはインパクトありましたけど・・・このように脚本、演出が結構陳腐なんですよね。ウギーが虫でできている描写は気持ち悪かったですね。あえてクリスマスに観ようと思える作品ではないですね。コープスブライド観たときは感動したんだけどなぁ・・・この作品はイマイチかな。[DVD(字幕)] 4点(2014-12-13 17:57:37)

45.   《ネタバレ》 キャストは水戸光子と小沢栄太郎の2人のみ。恋人である正に無理やり箱根旅行に連れてかれる。道中、正が犯罪を重ねてきたことを知り、愛想をつかす敏子。何度か敏子は別れを切り出し正の元を去ろうとするが、正の巧みな話術と悲哀めいた演技に翻弄され結局、彼を受け入れてしまう。小沢栄太郎の嫌らしい演技と表情が上手いんですよ。初めは怒りの態度をとり、正に背いている敏子がトンネルを抜けるたびに距離が縮まり、いつの間にか寄り添っているシーンは大変印象に残りました。女性はダメ男に弱いですよね。女の性を見事にみせた作品。[DVD(邦画)] 6点(2014-12-13 01:17:56)

46.  三悪人 《ネタバレ》 競走シーンの臨場感あふれるド迫力映像の凄まじさに感動しました。駅馬車より10年以上も前に、ジョン・フォード作品のカメラワークが確立されていたことに驚いた。幌馬車に火を放ち、教会に突っ込ませ放火するシーンや、置き去りにされた赤ちゃんに迫りくる幌馬車の大群など、ぞっとするような怖い描写がみられます。ハスラーがまた悪い顔していますね。豪傑な感じでなくインテリっぽいとこが逆に恐怖を誘います。その一方でコメディータッチも随所に見られ、ジョージ・オブライエンが婚約者と勘違いし、他の女といちゃついてしまうシーンは完全にコント。三悪人が父親を殺されてしまった娘に出会い、次第に愛情が芽生える。いっしょに歩んでいくことは許されないと悟り、婚約者を探す当たりの愛の深さに脱帽。悪事を働いてきた今までの己を戒めるかのように、命をかけハスラー一味に挑んでいく姿は、単純にカッコいいし泣ける。恐怖、笑い、映像美、そして愛。さまざまな要素がバランスよく絡み合った一流娯楽映画。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-12 00:22:00)

47.  イコライザー 《ネタバレ》 この映画素晴らしいところは潔いところ。一番の見所は当然デンゼル・ワシントン!まもなく還暦ですよ。かなり本格的なアクションシーン満載だったけど難なくこなしていました。超人ですね。ヒロインを目立たせることもなく、デンゼル一本で勝負にでたところが潔い。アクションシーンが長引くことなく、パッパと勝負がつくところは北野映画的な潔さを感じました。ラスト、ホームセンター内の決闘の中での、日用道具を用いた殺害シーンなど完全にアウトレイジ連想した(笑)ロバートの過去の回想シーンを挟み、間延びさせるようなこともなかったのでテンポよく観ることがました。アクション以外も面白く、マンションでの敵との心理戦はサスペンス映画の緊張感がありドキドキしました。演技力のあるデンゼル・ワシントンだからこそ、単なるアクション映画で終わることなく、魅力的な映画になったのだと思います。[映画館(字幕)] 7点(2014-12-11 00:18:35)

48.  反撥 《ネタバレ》 目の接写映像から始まるオープニングが強烈。キョロキョロと動く眼球は生き物のようで不気味です。ここからすでにこの作品の不安定感を読み取ることができます。夜な夜な行われている姉と妻子持ちのマイケルとの営みに対し、激しい嫌悪感をいだきます。男性不信になり、恋人とのキスにすら抵抗を感じるようになる。しかし、それとは裏腹に性に対する関心がどんどん高まっていき、エッチな妄想をするようになります。この心の葛藤が如実に表れているのが、後半の大家との絡み。性に関心のあるキャロルは太ももを露出させ大家を誘います。欲情した大家が圧し掛かろうとすると嫌悪感がわいてきて、挙句の果てに切り殺してしまいます。なんてサディスティックな・・・そんな悩みを持つ女の子を、ありとあらゆる方向から撮ってしまったロマン・ポランスキー監督ってどんな性癖の持ち主なんだろう・・・ちょっと怖い。[DVD(字幕)] 6点(2014-12-10 22:09:51)

49.  女優霊(1996) 《ネタバレ》 ホラー映画の第一人者である中田秀夫監督のデビュー作。製作中の映画の試写会で、昔の作品の映像が紛れ込んでいる。その映像にはいるはずのない謎の女性が・・・ホラー映画として最高の掴みだと思います。不気味な怪異現象の起こる中、良い雰囲気の現場でたんたんと映画の撮影は進んでいく。その対比がなかなか面白かった。また監督役の柳ユーレイさんが普通の兄ちゃんぽくて良い。監督がやたら嫌味っぽい奴だったりすると、自分なりに悪い結末を予期してしまい冷めてしまう。新人女優の黒川ひとみの転落死も、死を予感させてしまうキャラではなかったので悪くないと思います。問題は女優霊が姿を現してから。怖くないんですよ。ドッキリ番組でネタ晴らしされて明かりが付いた後、むなしく演技を続けているニセ幽霊みたいで。もっと恐怖を誘う演出ってなかったんですかねぇ・・・そこが悔やまれます。[DVD(邦画)] 6点(2014-12-10 00:24:45)

50.  エイリアン 《ネタバレ》 人間の体内を食い破って謎の奇怪生物が出てくる。その生物は脱皮を繰り返し徐々に大きくなる。そして巨大化したその生物は人間を襲う。その生物は細長く大きな頭を持ち、目がなく、体液を吐いてくる。こんなにも恐怖映画にマッチしたキャラってそうはいないと思います。今、エイリアンをみても相当インパクトがあるのだから、当時、この映画を観た人のショックは計り知れません。リドリー・スコット監督の演出も上手いですね。宇宙という極限の空間、状況でどこに潜んでいるか分からない得体の知れぬ物との攻防。怖い!まさにヒッチコックタッチだ。またエイリアン、やっかいなことに動きが速い。テレビゲームのバイオハザードに出てくるハンターを思い出してしまった。恐怖映画の醍醐味の詰まった素晴らしい映画だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-09 22:15:46)

51.  ベルヴィル・ランデブー 《ネタバレ》 人間と建物のデフォルメのされ方が凄いですね。もはや人ではなく妖怪の類になってますよ。その割りに、ディティールにはこだわっていて、犬の仕草、窓ガラスをつたう水滴、指先の動きなどよく観察されています。ストーリーは、競輪の賭けのために、マフィアに捕まってしまった孫をばあさん4人と犬で救出に向かうというものだが、特に前半部分はフランス流、日常系アニメ。ストーリーよりも、目と感覚で楽しませるアニメで見る人を選びます。急にばあさんがピアノを弾き始めたり、犬の夢がでてきたりブニュエル映画的なところも結構あります。蛙料理は気持ち悪かったなぁ・・・ちょっとトラウマになりそうです。クライマックスのアクションシーンは弱いですね。臨場感もなく、緊張感が全くありません。フランス映画にアクションは似合わないですもんね。あらためて、日常アニメに「萌え」を取り入れ娯楽要素を高めた日本アニメって凄いと思いました。個人的にはアニメはやっぱり日本がいいですね。[DVD(字幕)] 5点(2014-12-09 21:34:21)

52.  ブリキの太鼓 《ネタバレ》 醜い大人の世界に嫌気の差したオスカル少年は、3才で成長を止めてしまう。その原因を、階段から落ちて頭を打ったせいだと画策する辺りの凄さ。いかに幼少期に辛酸を舐めてきたかが分かります。大声でガラスを割る特技。これは醜い大人に対する怒りなのでしょう。オスカル少年は精神年齢だけは成長していき、次第に性にも目覚めていきます。住み込みで働くこととなった16歳のマリアとのベットシーンに絶句。3才のオスカル少年役のダーヴィット・ベネント(13)にあそこまでさせてしまうとは、さすがなんでも見せちゃうドイツ映画。日本じゃ絶対公開できませんね。芸術に対し寛容なドイツがちょっと羨ましいです。冒頭の芋畑のばあさんが妊娠するシーンから終始、クセのある演出が続いていきます。邪魔者が消えた後、再び成長を始めるオスカル少年。次世代の子供達に何を伝えていくのでしょうか?[DVD(字幕)] 6点(2014-12-09 00:31:14)

53.  エイプリルの七面鳥 《ネタバレ》 いい映画ですね。心が温かくなりました。エイプリルは不器用で、とても優しくガラス細工のように繊細な少女。疎遠になっていた母親と家族に、七面鳥の料理をもてなすことを計画します。しかし、まだ料理の経験もない彼女は何をしたらよいか分かりません。そこで、同じアパートの住民に助けを求めます。「他人にお願いをする」これは社会の荒波に揉まれていない彼女にとって、とても勇気のいることだったでしょう。意地悪な人や変わり者がいる一方で、親身になってくれる人々の温もりを知る。彼女は大人の階段を一歩登ったのだ。疎遠になっている家族も母親が癌に罹ってしまったことや、痴呆症になった祖母の影響などでギクシャクしていました。父親は家族がひとつになる最後のチャンスであることを悟り、母親を説得しエイプリルのもとへ向かうこととなります。車内では、無理に明るく振舞ったり、これまでの人生を悲観してみたり微妙な緊張感が漂います。数年ぶりにエイプリルに会うことがみんな怖いのです。ラスト、心の葛藤を乗り越えた家族がエイプリルと再開し、抱擁します。楽しげな食事会のスナップ写真を見て涙がこぼれました。絆ってそう簡単に壊れるものではないのですね。修復に少し時間がかかるだけで。[DVD(字幕)] 7点(2014-12-08 22:34:14)

54.  フル・モンティ 《ネタバレ》 失業中でお金に困った6人の男達が繰り広げる痛快コメディー。男のストリップショーに女性客が殺到していることを知ったガズは、自分達もストリップショーを開いて金儲けすることを計画。友達や上司とオーディションを開きメンバーを募る。イチモツの大きさだけで合格させたのには大笑い。何とかメンバーを集めるが、練習中に警察に連れて行かれたり、持っていた紐パンを見つかり浮気を疑われたり紆余曲折を乗り越え開催にこぎつける。草臥れたおじさんたちはドナ・サマーの音楽が流れた瞬間、スイッチが入り男の顔に。最後まで躊躇していたガズも息子に背中を押され舞台へ。全てを失った男達に怖いものなどなかった。堂々としたダンスと脱ぎっぷりに、いつの間にか見入ってしまった。カッコいい!カッコよすぎるぞ!ラストシーン、観客に帽子を投げ、ついに素っ裸に。そこで画面が静止してエンド。「明日へ向かって撃て」の如き潔さだ!バス男と並んでとても印象に残るダンスシーンでした。最近、元気のない方はどうぞこの映画をご覧ください。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-07 23:56:21)

55.  チャップリンの勇敢 チャップリンって本当によく動きますよね。その動きが、いかりや長介さんもびっくりなほど計算されているので面白い。何テイク撮っているんですかね?相当体力要りますよ、これ。アクションも一流。ジャッキー・チェンより上なのではないでしょうか。当時、警察官って物凄く嫌われていたみたいですね。市民の平和を守っている警察を悪く言う風潮に疑問を持ったチャップリンが警察官をヒーローにしたこの作品を作ったらしいです。こんなところにもチャップリンの愛が溢れています。[DVD(字幕)] 7点(2014-12-07 21:48:14)

56.  鴛鴦歌合戦 《ネタバレ》 撮影期間たった10日という、世にも珍しいマキノ正博監督の時代劇ミュージカル映画。昭和14年にこんなにも楽しい娯楽映画が存在していたことに驚きました。片岡千恵蔵や志村喬の歌声が聴けただけでも観た甲斐がありました。傘屋をストーリーに絡めたのがよかった。色々な模様の傘が綺麗で映像に栄えるんですよ。特にラストの傘が一斉に花開くシーンは圧巻。この作品、シェルブールの雨傘より25年も前の公開なんですよね。すごいなー。それとお春さん!可愛いー!何ですか、あの男心を擽る仕草、言葉。完全にノックアウトされました。あの黒澤明監督でさえ「一番美しく」のような表現方法をせざるを得なかった戦時中に、よくこの映画が公開できましたよね。日本の映画界は、この映画を後世にしっかり伝えていかないといけないですね。[DVD(邦画)] 8点(2014-12-07 19:46:10)(良:1票)

57.  鉄コン筋クリート 《ネタバレ》 世捨て人の溜り場で繰り広げられる人間ドラマ。見た目きらびやかな町並みは生気がなく、無機質だ。目まぐるしく変わっていく映像はアニメ的視覚が面白い。肝心のストーリーはダメダメですね。大人が殺し合おうが何しようが一向に構いません。ただ、子供が戦い、血を流し、次第に精神が蝕まれ廃れていく流れは、エヴァンゲリオンから続くアニメ界の悪しき習慣となっており、ほとほと嫌気が差します。また、ストーリーの収拾がつかなくなり、結局神様みたいなキャラを急に登場させ何とかしてもらえばいいという脚本にも呆れてしまいました。[DVD(邦画)] 2点(2014-12-07 15:25:58)

58.  ニック・オブ・タイム 《ネタバレ》 壮大なサスペンス映画を作ろうとして、結局B級アクション映画になってしまっています。まず、暗殺者にワトソンが選ばれた理由が分かりません。素人ですよ。素人。普通、警察官やら軍関係者を選ぶでしょう。入りからして設定に無理があります。靴磨きのおじさんも違和感あり。初めは、いくら状況を説明しても聞く耳を持たず、理解する気も全くない人間が、途端にFBI並みに機転を利かし始め、陰のヒーローみたいになってしまった。つーか、完全にジョニー・デップ喰ってるし。途中、いろんな設定が入ってくるので面白くなりそうな期待をしてしまうのだが、何一つ設定が活かされない。この映画の一番の見所は、普通で癖のないジョニー・デップを見れたことかな。[DVD(字幕)] 3点(2014-12-07 01:26:01)

59.  大魔神怒る 《ネタバレ》 おーっ!今作の大魔神は湖底のポセイドンだった!前作と同じで勧善懲悪モノだけど映像の迫力がかなり増していました。湖が割け大魔神が現れる場面はまるでセシル・B・デミルの十戒の如きインパクト。暴風雨と共にゆっくり迫ってくる姿は恐ろしいですね。早百合を火あぶりにしようとした悪代官がラスト、船上で大魔神に焼き殺される映像が頭からはなれません。ちょっと物足りないのが、前作のように大魔神が見境なく暴れないところ。タイトルに「怒る」が付いてる割には、あっさり帰っちゃいましたね・・・[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-12-06 01:25:04)

60.  裸の島(1960) 《ネタバレ》 少人数のスタッフで瀬戸内の離島でロケを敢行。500万円程の低予算で撮影された。全編通して会話がなく、わずかな音響が入るだけの新藤兼人監督の異色作。ストーリーも単純で、前半は舟で島に向かい水を汲んでは坂を登り畑に水をやる。それを淡々と繰り返すだけなのだが全く飽きません。櫂で水をかく音、砂道を踏みしめる音。土に水が染み込んでいく音。普段、気にも留めない音がこんなにも美しかったのかと驚きました。後半、2人の子供のうち1人を病気で失います。クライマックスで乙羽信子演じるトヨの気が狂ってしまいます。水桶を投げ捨て大事に育てた野菜を引っこ抜いた後、静寂を切り裂くように泣き叫びます。(この作品での乙羽信子の唯一の肉声)ただ、すぐに我に返り生活のために畑仕事に取り掛かるのです。人生の厳しさ、残酷さを見せつけた名作。[DVD(邦画)] 8点(2014-12-05 22:33:42)

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