みんなのシネマレビュー |
|
41. 恋におちたシェイクスピア 着想が面白いので、最後まで退屈しない、けどあまり印象に残らない・・そんな映画でした。 それと当時の女王陛下は、一貴族の結婚に関与するほど身近な存在だったのかな? グウィネス・パルトロウは、グレース・ケリーを思わせる正統派美人なのだが髪を下した時とアップにした時とでは随分印象が変わる。(もちろん、下した方が好きなんですが)[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-11-22 11:26:22)《改行有》 42. 風の谷のナウシカ 30何年か前に観た記憶があるが内容は覚えておらず、途中で挫折したような記憶がある。 今回久しぶりに鑑賞して、宮崎駿のメッセージ性の強い作品はやはり自分には合わないなと思った。 私見だが単純に内容が退屈で気分も重たくなる。 ナウシカという魅力的なキャラクターの存在で何とか最後まで鑑賞できた。 ちなみに「強くやさしく美しい」ヒロイン像は、後の宮崎キャラでも何度か使われる。 好き嫌いは別にしてこの難しく崇高で壮大なテーマを果敢に映画化した宮崎監督の勇気と実行力は称賛に値する。[地上波(邦画)] 6点(2023-11-12 10:55:26)《改行有》 43. 白い巨塔 この原作を映画にするには少し尺が足りないように思う。 映画では展開が早すぎるので、やはりドラマでじっくり駆け引きや心理模写など味わいたい。 田宮二郎の財前五郎ははまり役だと思うが、あんな先生が実際いたら殺気立ってて怖い気がする。 東野栄治郎や小沢栄太郎はさすが一癖ある人物を演じさせたら上手で存在感があった。[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-11-09 05:17:11)《改行有》 44. 恋は雨上がりのように 中年のおっさんからみたら、ありえないファンタジーではある。 小松奈菜の美少女っぷりがすごい。目力が強くちょっと吸い込まれそうな魅力がある。 普段不愛想だがたまに笑顔を見せられたらたまらない。 こんな娘に告白されたら理性を超えてメロメロになってしまうかも。 そう思うと大泉洋はりっぱだ!まさに模範となる大人の対応、やさしさと包容力がある。 原作未読だがこの二人のキャスティングが成功の要因だと納得。 最後はさわやかにまとめられている点が少し不満か。(もう少しドロドロの展開みたかった)[インターネット(邦画)] 7点(2023-10-23 19:18:47)《改行有》 45. ラストレター(2020) 岩井監督の「Love letter」の世界観が凄く好きなので今回も満足できました。 広瀬すず、森七菜というフレッシュな若手女優を使っており、あいかわらず美少女を撮るのが上手だなと感じました。 仙台の美しいロケーションも良かったです。 全編ゆっくりと過ぎていく中で心地よい時間を味わうことができました。 中山美穂、豊川悦司は友情出演程度の扱いでしたが、中山の劣化が酷くて正直出てほしくなかったかな。[インターネット(邦画)] 7点(2023-10-18 11:22:39)《改行有》 46. ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ 《ネタバレ》 太宰治の世界観が好きな人には満足できるかな。 基本的に主人公はダメ男なのにやたら女にもてる(太宰自身がモデル)のでいけ好かない。 美人の細君は妻夫木君と一緒になったほうが絶対幸福になれるだろうに・・と凡人の私めは思ってしまうのでありました。 そして松たか子の儚げな美しさにずっと見とれていました。[インターネット(邦画)] 6点(2023-10-10 08:40:23)《改行有》 47. 峠 最後のサムライ 《ネタバレ》 昔、原作を読んだが詳細はお覚えておらず。 短時間での映画化なので、継之助の人物像をどこまで描けていたのか? 最新の洋式軍備や調練を行い来るべき時に備えていたのはわかるが、官軍との交渉があまりにもお粗末だと言わざるを得ない。 いきなり官軍の一指揮官を訪ねて嘆願書を渡す前に、もう少ししかるべき人物とのすり合わせなどできなかったのだろうか? あわよくば、独立勢力として存在感を示すという志は高いが少し短慮に思える。 役所広司は好演していたが、内容的には今一つかな・・。[インターネット(邦画)] 6点(2023-10-07 12:42:14)《改行有》 48. アキラとあきら 原作が池井戸潤だからTVドラマを観ているような内容になっているのは致し方なしか。 ドラマとしては面白く良く出来ていたと思う。 竹内涼真は正義感あふれるヒーローで持ち味を発揮、横浜流星は最近の若手男優の中では最高にカッコイイです。[インターネット(邦画)] 6点(2023-10-05 11:36:34)《改行有》 49. 前科者 《ネタバレ》 正直、全体的に重苦しく内容も面白くなかった。 有村、森田など好演しているんですが・・・。 工藤は更生に向けて順調に歩み始めていたのだが、弟との再会によって犯罪に巻き込まれてしまう。 只、弟の行動がいくら母親の不幸があったからとしても極端すぎて理解しかねる。リアリティが欠けているんですよね。 又、阿川も、少女時代のトラウマがあるとは言え、ボランティアの保護司の仕事にあそこまで肩入れし過ぎたら、人生不幸としか言いようがない。[インターネット(邦画)] 5点(2023-10-01 19:20:50)《改行有》 50. 燃えよ剣(2020) 《ネタバレ》 全然期待せずに観たらすごく良かった。原作既読なのでストーリーはほぼ頭に入っているので問題なし。 (原作未読の幕末初心者には話の展開が早すぎて難しかったかも知れない) 岡田准一がまさに適役。土方のストイックな雰囲気に加えて、殺陣の所作が大変美しい。 この映画はまず岡田君主役なしには考えられない。 次に夜の京の街の再現、ロケーションが素晴らしく、池田屋など迫真のシーンが描かれる。 岡田君以外のキャスト、鈴木亮平、山田涼介、柴咲コウなどそれぞれ持ち味を充分発揮しており良い出来だった。[インターネット(邦画)] 7点(2023-10-01 19:00:47)《改行有》 51. 老後の資金がありません! 《ネタバレ》 誰もが気になる老後の資金問題であるが、お気楽なコメディなのでリアリティに欠けています。 家を売ってシェアハウスとかあり得ない。気まずくなって出て行く時は住むところ無いよ! 只、天海祐希と草笛光子の掛け合いが面白く意外と退屈せず最後まで鑑賞しました。 「ラストダンスは私と」のデュエットシーンは良かった。[インターネット(邦画)] 6点(2023-09-21 16:32:16)《改行有》 52. PLAN 75 《ネタバレ》 まずこの様な難しいテーマを真正面から映画化した制作スタッフに敬意を表したい。 そして大御所女優の賠償千恵子さん・・自ら老いを晒して果敢に役を演じきった勇気が素晴らしい。 一番の見せ場はPLAN75のコールスタッフの若い女性と賠償の最後の会話のシーン。淡々とお礼を述べる賠償に対して情が移って言葉を詰まらせる若いスタッフ・・切なすぎて涙が溢れた。 只、少子高齢化社会に対する問題提起はしたものの、結末がスッキリせず中途半端に終わってしまったことは残念でならない。[インターネット(邦画)] 7点(2023-09-21 16:16:44)《改行有》 53. 忠臣蔵外伝 四谷怪談 《ネタバレ》 高岡早紀のお色気と巨大おっぱいのインパクトしか記憶に残らない。 内容は忠臣蔵と四谷怪談のどっちつかずでつまらない。 もっと面白く出来そうな題材なのに勿体なかった。[インターネット(邦画)] 5点(2023-08-23 20:59:36)《改行有》 54. 彼岸花 《ネタバレ》 50年代後半の時代性がよく反映されている。まだ家庭における父親の権限の大きさ(家長制の名残)が感じられる。 佐分利の親父は娘や妻に強権的で矛盾だらけのキャラクター。それを指摘されると「人間は矛盾だらけなものだ」と開き直る始末。 只、騒動の原因は娘の恋人がいきなり娘の親父の会社を訪問し、娘と結婚させてくれと願い出る無茶な展開から始まる。 いやいや、仕事中に、アポイント無しで、しかも恋人に内緒で、こんな暴挙はありえないでしょ?こんな非常識な行動をされたら、さすがにこの男大丈夫か?と思うよね。男前やから許される問題ではない(笑) そんな強権的な佐分利の親父も、友人や知り合いの娘の恋愛問題を通じて、結婚は親の意思ではなく本人通しの意思が大切なことに少しずつ気づいていく。 作品中、佐分利の親父と部下の近ちゃんのバーでのエピソードが一番笑える。サラリーマンの辛さはいつの時代も一緒です。 あと、親父の同級生3人と割烹店のおかみのやり取りは、そのまんま後の作品「秋日和」につながっているのは面白い。 余談ですが、山本富士子と私の母親が女学校の同級生で、母親の若い頃はこんな時代やったのかと感慨深いものがありました。[インターネット(邦画)] 6点(2023-08-20 18:01:46)《改行有》 55. もらとりあむタマ子 《ネタバレ》 なんかユル〜い映画でした。 タマ子が無気力になった理由が語られずダラダラ話が進んでいく。 主演が前田敦子じゃ無かったらまず観てないと思う。脱アイドルで引き受けた心意気は買える。 親父役が見慣れない役者と思っていたが、ムーンライダースの鈴木慶一やん!とても自然な演技でした。[インターネット(邦画)] 6点(2023-08-15 19:05:14)《改行有》 56. 秋日和 《ネタバレ》 小津安二郎の後期の作品好きなんですよね~。 昭和30年代の飲食店や家屋のシーン、人々の物の考え方など、風俗史的な価値があります。 内容的には、世間的には社会的地位のある同級生おじさん3人のアホな会話のやりとりが大変楽しい。 それに加えて娘の職場友達である岡田茉莉子の存在感が凄い!性格が男前でしっかり者に加え、友達思いの優しい性格でとてもチャーミング。 おじさん3人に啖呵を切るシーンとその後の実家のすし屋でのシーンは最高に楽しい。 主人公の母娘の存在はたえず周りに振り回される存在として描かれる。 母娘の別れ、ペーソスがテーマであるが、この時代の小津作品はどこかユーモアに基点を置いているのであまり湿っぽくないのが良い。 作品中終始流れるリズミカルな音楽も心地よい。[インターネット(邦画)] 8点(2023-08-14 17:10:58)《改行有》 57. 月の満ち欠け 《ネタバレ》 コレはファンタジーですか、それともホラー映画ですか? 瑠璃の生まれ変わりは二人も現れる、恐ろしや〜。何回も生まれ変わる程たいそうなエピソードでもない様な気がするが・・。 そして正木は二人も同じ様な事故を誘発、コレはまさに死神やな。 こんなあちこち身の回りに生まれ変わりが現れたら混乱するな(笑) 正直、ネタバレした後半は退屈極まりなかった。[インターネット(邦画)] 4点(2023-07-30 14:20:36)《改行有》 58. ベイビー・ブローカー(2022) 《ネタバレ》 全体を通して登場人物たちの心情がまるで伝わってこないのが難点。 又、以下の様な雑な設定も気になる。 殺人の詳細は解らないが、韓国では傷害致死で3年の刑期で済むのだろうか? 刑事が殺人の犯人と知りながら、人身売買の捜査を優先させる意味もわからない。 家族をテーマに数々の名作を作ってきた是枝監督にしては残念な出来である。疑似家族というテーマでは「万引き家族」の方が優れていた。[DVD(吹替)] 4点(2023-07-23 21:02:17)《改行有》 59. 流浪の月 《ネタバレ》 更紗にとって文の存在が安住の地だったのだろう。只、世間は常識に縛られた認識しか持たず、二人を苦しめる。 広瀬すずが大人になって迫真の演技を魅せる。 映画全体的には重苦しい空気が流れるが不思議と居心地は悪くない。 とりあえず、ラストの展開・・外面的に不幸な結末ではあるが内面的には二人の絆が確認出来て救われた気がした。[DVD(邦画)] 6点(2023-07-20 14:42:58)《改行有》 60. インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 《ネタバレ》 インディ・ジョーンズと共に青春時代を過ごしてきた私としては、この最終作をとりあえず劇場で見届ける使命を感じ今回観賞に至りました。 冒頭、若き日のインディが現れるがAIの特殊撮影で作成されたものと思われ、これが非常に違和感なく良くできている。 只、ナチスと対戦するアクションは激しいが、画面が暗く大写しが多いので分かりづらい。 時代は現代(といっても60年代後半)に移って現在のインディが現れるが、80歳にはみえない若々しさにとりあえず安心。 此処から元ナチス科学者との暗闘が始まるが、カーアクションをはじめ以前観たようなシーンが多く今一盛り上がれない。 共演の女優、少年にも、「魔宮の伝説」の二人の様な魅力が感じられず・・。 今回のテーマはアルキメデスを絡めたタイムスリップになっているが、このシリーズは不老不死の様なオカルトの方が合っていると思う。 最後にマリオンが登場するが、月日の流れが感じられ、少しジーンと来るものがあった。ここで1作目の回想シーンなど流して貰えばもっと感慨深かったのですが・・。 取り敢えず、長い年月をかけて完結させた、ルーカス、スピルバーグに感謝。 最後に、この作品も気が付けばスターウォーズ同様ディズニーになっていた。[映画館(吹替)] 6点(2023-07-16 21:48:27)(良:1票) 《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS