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プロフィール
コメント数 900
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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581.  マスカレード・ナイト 《ネタバレ》 「ホテルに来るお客様はみな仮面を被っている」か。そうなるとこんな高級ホテルでさえラブホテルと変わらないななんて思ってしまう。むしろそういう目的であるとわかってる分まだラブホテルのほうが仮面は少ないかもしれない。今作は本当に仮面を被るマスカレード=仮面舞踏会さながらのイベントが木村拓哉さんと長澤まさみさん演じるホテルを舞台として行われる。こうなってくると逆に、前作はどのへんが「マスカレード」だったのか、少し考えてしまう。今作も、様々な客がホテルに無理難題をふっかけてきて…という設定は同じ。それぞれのストーリーを追いかけてちょっとごちゃごちゃするのも同じ。そういう意味ではあまり代わり映えはなかったかも。やたらと有名俳優のゴリ押し感は少し減ったかな。その分と言っては何だが、ホテル側vs警察側という構図が際立った本作であったように感じた。ホテルの主義はこう、警察の主義はこう、というのが終盤までずっと続きます。それも前回で既視感ではありますが、主役の二人がお互いの役割に歩み寄りを見せているような雰囲気が今作の見どころというか、変化の片鱗が見えました。  まあでも、別にこのホテルでなくても人間はみな仮面被りながら生活してますんでね。何を今さらと言った感はあります。職場だろうが学校だろうが、それぞれの場所でそれぞれの仮面をかぶってみんな暮らしている。仮面の種類も様々で、状況・相手によって使い分けて。そういった相手の画面を覗き観察しながらそれらを暴くことなくスマートに寛いでもらう、それがホテルマンの仕事なのか。よく分からないが。ただ、この映画観てホテルで働きたいと思う人は少ないだろうな。。。仮に月給50万超えてもやだわ。精神と私生活蝕まれそう。好きでないとやってらんない仕事だな。[インターネット(邦画)] 5点(2022-11-01 01:18:28)《改行有》

582.  太陽は動かない 《ネタバレ》  雰囲気は好きな映画なのですが、、、設定をうまく使いこなせてない映画、という印象でした。まずは最初の、「24時間以内に定時連絡をしないと体に埋め込まれた爆発物が爆発し死ぬ」という設定。それ誰にとってのメリット??AN通信の仕事の特性上、24時間以上連絡を取れなくなる状況とかわりと普通にありそうなのにその設定って…。現に、純粋に仕事に邁進しているエージェントの二人が定時連絡をしたくてもできない事態に。完全にあのルールが仕事の邪魔をしている。そんなルールならなり手も少ないだろう。なのに「試験に合格したらお前も胸に装置が埋め込まれる」なんて会話が成立してるのがあり得ないと思う。秘匿性という面でも人前であんな死なれ方したら組織としてもあまり喜ばしいことではないだろうに。考えれば考えるほどあのルールの意味がわかりませんでした。  ストーリーは一応、太陽光エネルギーの新しい技術をめぐっての情報戦、というシナリオは描かれているんですが、そんなんそっちのけで主役の鷹野くんの過去の話が結構な頻度で回想されます。ストーリーに深く関わるならまだしも、彼個人にそこまで尺をとって説明してあげる義理はあるのだろうか。比較的短めな作りの映画でしたが、全体的になんだかアニメの焼き直しのような、軽さや薄さが目立っていました。美男美女が頑張るアクションやそれっぽい背景説明、オシャレなロケーションで作り込んだ映画です。そういうのでキャーキャー言える人なら楽しいかも。私はそうではありませんが。  「明日のことなんて考えなくてもいい。ただ今日を、今日一日を生きることだけ考えろ」 何回も劇中で聞かされたので覚えてしまいました。私はいまはこれが響くメンタルではありませんがいつかこんなセリフを糧に頑張るようなことはあるかもしれませんね。私は明日への希望を糧に生きるタイプの人間ですが。[インターネット(邦画)] 5点(2022-10-21 07:38:24)《改行有》

583.  タイトル、拒絶 《ネタバレ》  夜の仕事に就く人たちがすべて汚れてるとか下だとか、私はそういうの結構どうでもいいタイプなんですが、実際そこで働いている人たち自身の意識としてそういう感情を持ちやすいのかもしれないとは思いました。職業に貴賎はない、とか偉そうなことは言いませんが、自分の仕事が合う人合わない人、そういう仕事に属する人と合う人合わない人がいて当然だろうなと思っています。  伊藤沙莉さんの一人語りから始まるこの映画。自分が全然縁がない世界の話だからか、終始ピンとは来ませんでした。登場人物それぞれの人生の捉え方やそのバックボーンをひたすら見ていきますが、カノウ、マヒル、シホ、チカ、ハギオなどなど、、、特に誰にもなんとも思わなかった。仕事や人に縛られる必要は無いし、いくらでも変えることはできるよねとか思ってる私のような人間からしてみたらなぜ彼女ら彼らがあの世界にこだわるのかの方が意味不明だった。特にカノウは、搾取されることに本気で愚痴りながら離れようと思えば離れられるのにその世界に居続けるとか、意味がわからない。もう少し、誰かの内面やストーリーに踏み込んだ話なら何か思うところができたかもしれません。[インターネット(邦画)] 5点(2022-10-02 08:58:13)《改行有》

584.  ラプラスの魔女 《ネタバレ》 あれだな、これを観た動機は『フォルトゥナの瞳』と同じで、ざっくり言えばまあジャケ買い。あらすじと出てるキャストを見てまあハズレではないかなという感じで見始めました。ほぼ予備知識なしで鑑賞しましたが、東野圭吾さん原作なんですね。最近そちらもほぼほぼ読んでおらず、寡聞にして存じ上げませんでした。レインマン、とは少し違うが、脳の働きが(死ぬほど)著しく活発でそこに数学や物理的な知識が(ヤバいほど)豊富にあれば、過去を見るように未来も観れるというそんな人たちをラプラスの悪魔もしくはラプラスの魔女と呼ぶこの映画。 冒頭くらいから気になっていたのは、なぜそこまで硫化水素殺人にこだわるのだろうということ。あれほどの予測能力があれば別に硫化水素でなくてもやりようはいくらでもあったはずだ。それにこだわる理由のようなものものちに提示はされますが、少し弱いかな。私なら、殺したいほど憎む相手にそんなに手段は選ばないかと。誰かのための殺人ならその誰かが、もしくは自分の憂さ晴らしなら自分がスッキリできるかどうかが焦点な気がします。この場合、犯人にとっては硫化水素で殺すことが自分なりのスッキリポイントだったんでしょうけどね。 殺されて二人の共通点を探す中で甘粕なる人物とその家庭環境がクローズアップされてきますが、別にそんなポッと出てきた自称映画人の一人芝居を見ててもそんなに面白くはない。「映画」は音で言うと大体の人は「えーが」って言うと思うんですが、この甘粕なる人は頑ななまでに「えいが」と発音。そこにこだわりを持つ、という設定なのでしょうが観てる方としては別にどうでもいい。むしろその言い方がしつこくて耳障りだった。 総じて言えば本の設定を無理やり映像にしたんだなーと言う印象です。現実的に見せようとしてるけどリアルじゃない、みたいな。ギクシャクした違和感が離れない映画でした。[インターネット(邦画)] 5点(2022-07-21 15:23:51)《改行有》

585.  海底47m 古代マヤの死の迷宮 《ネタバレ》 「サメが人を殺すのは年間でも10人程度だが、調査によれば人がサメを殺すのは年間一億匹に及ぶ」 個人的には映画そのものはよくあるモンスターパニック映画の域を出ないものだと感じたし、内容にそれほど驚きがあったわけでもない。それでもこの最後の一言はなんだか、効いたなぁ。 私たちは『ジョーズ』以来、サメ独特のあの攻撃的な顔立ちも手伝ってサメといえばやれ怖い、危ないものと捉えてサメたちをそういうものと描いた映画で楽しむことがもはや当たり前になってきていますが、最後のあの一言で途端にハッとさせられました。まぁ、よく考えれば当たり前だ。ホオジロザメとかではないかもしれないが、どれだけの中華料理屋にフカヒレが出回っているか考えれば。あるいはどれだけのフランス料理屋でキャビアが提供されるか。考えれば当たり前だった。この際チョウザメとかそんなのは関係ない。サメはサメ。 で、結局この映画って『47m』あったんですかね?そういう描写が作中に見当たらず、いや、私が見落としていたのかもしれませんが、無いなぁ、と。そうなると余計にこれはただのモンスターパニック映画ということに。海中に閉じ込められて、というシチュエーションをより上手く利用して見せていたのは今作より前作の方が優れてると感じた。やはりuncagedではそのあたりがぼやけてしまう。[インターネット(字幕)] 5点(2022-07-14 20:00:37)《改行有》

586.  君は月夜に光り輝く 《ネタバレ》 発光病、なんとまあロマンチックな病気だろうか。体が光り輝く病気で、それを発症すると100%死ぬって。ドラマを作るためにあるような病気だな。てか実際そうか。体内にあるバイオフォトンというのが異常に活動してそうなる、というのはなんだかそれっぽい理由で面白かったです。 しかし、なんというか変な言い方ですが、病気の綺麗さに頼った映画だなとは思いました。これが例えば、身体がぐずぐずに腐ってくる病気とかだったら話はこんなふうに進んだのかとか思ってしまう。しかもまだ解明できていない病気なのに、感染の可能性を患者も病院も一切意に介していないことがまた不思議。いまのコロナ禍だから余計にそう思うのかな。 動けない女の子のために自分が願い事を代行する、というのは面白かったです。海行ったりバンジーとかならまだわかるが、一人遊園地とか一人カップルパフェはやりすぎだと思うが。そういえば、バイトの女の子はなんのために登場させたんだろうか。意味深に登場してなにかあるのかと思えばすっ・・・、とフェードアウトしてしまった。岡田、まみず、バイトの子の三角関係を期待してしまったのは私がゲスいんでしょうか(笑) タイトル通り、きれいな恋愛ドラマです。良くも悪くもライトノベルのよう。原作があるのかな?ディープな人間ドラマや恋愛物が見たい人には物足りないかな。[インターネット(邦画)] 5点(2022-06-24 08:22:58)《改行有》

587.  ヒメアノ~ル 《ネタバレ》 色んな意味で見ていて辛い話でした。まずは安藤さん。ひとりよがりで相手の気持ちなんてほとんど考えていないその性格にイライラするし、いちいち岡田くんを巻き込むことにもイライラ。これは映画ですが、実際あのくらいの年であんなに人に依存してそのくせ自分の方が上みたいに思って生活してる人いるのかな。森田くんにやられてちょっといい人みたいになったけどあれがなければ安藤さんも道を踏み外していただろう。 次に岡田くん。彼もはっきりしない。安藤さんの手伝いをするのか、阿部さんと付き合うのか、森田くんに電話するのか、優柔不断ではっきりしない。ウジウジモゾモゾしていて見ていてじれったいったらない。演出上そういうキャラにしてるのもわかるが、濱田岳さんがハマりすぎていた笑 ぶっ飛んでいたのが役名も本名も森田君。彼のイカれっぷりはすごい。初めはナイフ(包丁)で犯行を進めていたのが、警官も殺し銃を手に入れてそれをどう使うのかと思いきや、無計画に撃ちまくって肝心の相手を狙う時にはもう残弾ゼロに。あの無計画性がまた本人の突発的狂気性にもつながっているようで、かえって怖かったです。 映画が半分も過ぎようかという時にタイトルが出てきたのにはびっくりした。でもそれは面白い演出でした。おおって思って少し引き込まれました。 ただ映画自体はどうかなあ。インパクトはあったんだけどやりたい放題やって終了みたいな、見ている側はなんだか疲れてしまった。 ややコメディタッチの三角関係や四角関係を観客に見せたいのか、森田くんの凶暴性を見せたいのか、彼の内面を掘り下げて何かメッセージを伝えたいのか、何が目的なのかさっぱり分かりませんでした。足ちぎれて「おかあさーん、麦茶持ってきてー」って言われてもね。。。わぐっちゃんも結局何だったのか、ただの森田くん暴走のトリガーになっただけなのか。それだけのために彼と彼の彼女にあそこまで時間を割いたのか。 あまり、自分は楽しめない映画でした。[インターネット(邦画)] 5点(2022-06-14 01:32:54)《改行有》

588.  トワイライト ささらさや 《ネタバレ》 新垣結衣さんは嫌いじゃないしなんだったら大泉洋さんは好きなので、鑑賞しようとずっとNETFLIXのダウンロードにとってありました。原作があるようで、そちらのほうはよく存じませんが、売れない落語家ユウタロウがある日突然交通事故で亡くなり、残された妻と息子をユウタロウが幽霊として見守るという話。ユウタロウは時々現れる自分の存在が見える人に短時間だが憑依することができ、それで時々残された妻サヤと交流を図るが・・・。 まず、大泉さんが噺家になって売れないわけないだろうという主観に満ち満ちた突っ込みから始まってしまった。大泉さんに売れない噺家やらせるって、逆にハードルが高い。対して新垣結衣さん扮する妻・サヤさんはというと、序盤なぜか売れない落語家を愛して結婚するというなんだか謎キャラのように始まるのですが、物語が進むにつれて特に謎キャラというわけでもなく普通のそこら辺にいる女性として描かれていきます。良く言えばいい人。悪く言えば特徴がなく、新垣結衣さんだからなんだか画にはなりますがその分物語のキャラとしてはとても薄い印象を受けました。 ささら、という町にも見てるものとしては特段魅力を感じなかった。時折挟まれるジオラマのような(というかジオラマ?)風景は確かに綺麗で、ああいう景色を眺めているのは嫌いではないですが、住民にあくが強すぎて。ずかずか人の家に上がり込んでくる近所の住民を、サヤさんもどちらかというと戸惑っているように見受けられたのに、「この町は良いところ」っていったいどこらへんでそう思ったのだろう。私もそんなに都会に住んでるほうではありませんが、あんなにずかずかと家や自分のテリトリーに入ってこられたら普通に嫌です。不動産屋はなんだか気持ち悪いし、キャバクラに通う駅員は変人だし。ていうかあんな若くてきれいな女性がそんな環境を有難がっていることがすでに現実離れしている。 サヤさんがなぜそんなにユウタロウを気に入ったのか、結局ユウタロウの父の仕事は何なのか(途中のシーンから類推するに建設会社?)など、見る側が気になるようなことをほとんどほったらかしたままストーリーが進んでいくのも残念なポイントです。早く進めないと、と時間を気にして焦って作られたように見える。 大泉洋さん目的で見始めたのに、大泉さんがほとんど見られなかったのも少し残念ポイントかな。私の見たタイミングも良くなかったのかも知れませんが、特筆して面白いところはありませんでした。 おあとがよろしくなかったようで。[インターネット(邦画)] 5点(2022-04-29 16:34:40)《改行有》

589.  ルパン三世 sweet lost night ~魔法のランプは悪夢の予感~<TVM> 《ネタバレ》 ルパン感は60点くらい? ルパンシリーズといえばオーパーツ的なお宝とコミカルでいながらもシックな魅力を持ったキャラクターたちですが、なんだか最近のルパンはお宝が荒唐無稽に過ぎる気がします。ここ何作品かはタイムマシンやらただのダイヤの形した爆弾やら。今作は魔法のランプと来たもんだ。別にそれら自体が悪いとは思わないですが、いきなりランプから女性が出てきたり、その女性が何故かルパンガールだったり。そもそもどうやってランプから女性が出てきたのかとか、細かいところがろくな説明もなく当然のように放置。ちょっとそろそろ『ルパン』にあぐらをかいた作品になってきたと言わざるを得ない。『お宝返却大作戦』のような、形でなく心に残るお宝か、ただひたすらルパンたちの魅力を引き出す作品にするか、そのどちらかがとにかく見たい。 自分が『ルパン』に何を求めていたのかが確認できたのは素直によかった。別にご大層なお宝が見たいわけじゃなく、とにかくjazzyな雰囲気が似合って、コミカルかつクールででも心の中は熱い野郎たちなルパンシリーズをただただ楽しみたかっただけなんだ。こうなってくると、毎年ルパンをやる重責から放たれて、いいものが出来たらテレビでやりますって形にすればいいのにと思ってしまった。まあ、きっと現実の世の中のつまらないしがらみに囚われてるんだろうなと推測します。そういうしがらみから放たれているはずの『ルパン』の製作がそれに縛られまくってると思うとなんとも皮肉です。(あくまで個人の推察なので悪しからず)[インターネット(邦画)] 5点(2022-04-27 00:53:05)《改行有》

590.  ルパン三世 アルカトラズ・コネクション<TVM> 《ネタバレ》 ルパン感は60点。前作『マネーウォーズ』ではシンシアと、ちょい役程度ですがサンディという二人のルパンガールがいたためか、今作はルパンガールはいない模様。強いて言えばスーザン?? アルカトラズという、いわくつきでいろんな噂があるいかにもな場所を題材にするあたり、面白いと思いました。裏アルカトラズ、というのも都市伝説的でいい感じ。ただ、なんでそういうものが作られたのか、なぜあそこまで豪華な街に発展したのかというあたりはもっともっともらしい理由付けをしてほしかったかな。 展開としては、ちょこちょこ出てくるCIAがうざったい。流れの中で彼らの目的もなんとなくわかっては来るのですが、終始コソコソ動き回り、ボスや背景の描写もない彼らは物語の中での立ち位置が見つけにくい。ルパンとシークレットセブンとCIAの三つ巴?そこはもっとシンプルに描いてほしいところ。 銭形の相棒テリーも、序盤にコソ泥をしようとするシーンとラスボスとのイメージが全く噛み合っていない。製作途中で急に役割を変えたのだろうかと思うほどのキャラ変更。ただの金に汚いコロンボが急に不二子を殺そうとしたりルパンを殺したりするのはついていくのが難しかった。ルパンが死ぬといえば前作から引き続いて二連続。コロンボといいザ・ロックといいルパンの死の偽装といい、それぞれの要素は好きではあるんですけどちょーっとネタの使い回しがひどい作品かな、という感想です。[インターネット(邦画)] 5点(2022-02-28 08:17:03)《改行有》

591.  奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール 《ネタバレ》 死ぬほど好きになった女性がいて、その人のことを考えていてもたってもいられなくなったり、LINEなどの連絡を喉から手が出るほど待ち侘びたり、すでにその人の心が離れているのが分かっているのに、まだなんとかなるんじゃないかと淡い希望に縋りつこうとしたり。 これら全てが自分にも当てはまることでそういう経験もあるので、コーロキに対してもなんだか自分を見ているようで複雑な気持ちになりました。会議中にLINE見ながら話聞いてないとか、職場の電話から相手の会社に電話するとかはさすがにしませんが。 コーロキにはある程度感情移入したのですが、「出会う男全て狂わせるガール」には全くピンときませんでした。好きになってしまえばそれまでなんでしょうが、あのタイプの女性に狂ってしまうもんなのかな、と。単に好みの違いなのでしょうけど、調子いいこと言ったり約束を破ってしまったりするコーロキもコーロキですが、猫かぶりモードからの全く話も聞かない不機嫌モードの落差のあるあんな女性に夢中になったりするのかな。 あと、最後に案野丈と名を変えたコーロキが立ち食い蕎麦と言いながら座席のある蕎麦屋で食べていたことが地味にえー…って思った。奥田民生じゃないが、それこそポリシー持ってほしいと思ってしまった。 奥田民生さんはあまり存じ上げませんが、彼のようにどんな場でも自然体とか自分なりのポリシー持つって、誰かに憧れてやろうとしたり、考え抜いてそうなろうとするのはきっと無理で、持って生まれた性質なんでしょうね。[インターネット(邦画)] 5点(2022-02-02 17:30:36)《改行有》

592.  サイレント・トーキョー 《ネタバレ》 私もそれほど危機意識があるほうではありませんが、渋谷での若者たちのあの振る舞いは「ないわー」と思ってしまいます。でも現実があんなもんだというのを毎年のハロウィンで思い知ってるしなぁ。仮に本当に爆破予告があったとして、現実もyoutuberやら野次馬が集まるだろう絵は想像に難くない。で実際爆破でもあれば、警備が緩いとか、なんで爆弾を見つけられなかった、とか後から言いたい放題世間は言うんだろう。そういう意味では浮かれた危機感のない人たちが被害にあったこの映画の描写は変な意味で溜飲が下がる形になっている。もちろんテロなんて言語道断であるし中には綾乃さんのように自分の意思でそこにいたわけではない人も被害者に含まれていることは分かっています。それでも、真剣に警備に当たっている人を目の前にして、あえて反抗したり、面白おかしく動画でも撮ろうとしたり、確かにそんな奴らは終わっていると思う。彼らが被害に遭っても何の同情も湧かなかった。 あとは個人的にわからなかったところや不満点ですが、石田ゆり子さんは最初から怪しすぎる。話すセリフも演技じみすぎて何だかふざけているようにも聞こえる。そんな人になぜかTV局スタッフの来栖くんは心惹かれる。二人は仲良くなるがそれもあまりよくわからない。その二人がそこまで距離が近くなる出来事ありましたっけ? 須永君も確かにイケメンなんだけど、あんな受け応えする人がウケるんですかね?実際あんなんいたらどう?と女性に聞いてみたい。 あとは最後の須永パパのセリフで、「やはりこの国が好きだ」「もう一度チャンスをやろう」的な発言が不満。爆破予告のある場所でバカみたいに騒いで被害に遭う人なんて被害に遭ってればいいじゃんという考えは正直私にもあるのでそれで良いと思っていたのに、まさかの方向転換。そうなる理由もあまり見てる側には感じられず、息子が出てきたから?くらいですよね。戦争を知らない総理や国民に少しでも本当の戦争を教えてやろうという動機で始まったこのテロですが、映画という媒体の中であまり掘り下げられずに鑑賞者にも伝わらなかったのは痛いと思います。[インターネット(邦画)] 5点(2022-01-22 22:34:55)(良:1票) 《改行有》

593.  ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え<TVM> 《ネタバレ》 最近Netflix始めました。おかげでプライムビデオで観られなかったルパンシリーズが鑑賞可に。よって観始めることに。 今回はルパンの祖父、ルパン一世が残した財産を争う物語。ルパンが何かを狙うというよりも、財宝を狙う各国の組織がルパンを狙うという内容。ちょくちょく湾岸戦争や多国籍軍の要素が散りばめられていて、当時の国々の世界観が垣間見えます。ただ、敵という敵がはっきりしておらずその辺りは他のルパンシリーズと比べてわかりにくくなっていて面白くないかもしれない。私はルパンの音楽と雰囲気が好きなのでそれだけで基準より楽しめますが。せっかくクラシックカーレースとかイケメンレーサーとか出てくるんだからもっとそれらを絡ませてあげてほしかったな。どれも中途半端な絡みだった。 最後のロケットの三枚おろしとそれを使っての塔発射は面白かった。ルパンはやはりこうでないと。[インターネット(邦画)] 5点(2022-01-21 23:19:35)《改行有》

594.  イヴの時間 劇場版 《ネタバレ》 この世界ではロボットに人の心は宿るという前提なんですね。旧型、新型によらずそれはどうやら皆同じらしい。自由意志がないと急にあんなカフェを訪れるわけはないし、急にオーナーが命令もしていないことを実行するはずがない。「〜はどうですか?」という提案くらいならあり得るが、実行までしてしまうとこれはもうロボットとは言えない。ロボットの利点は故障したり電源を失わない限り決められた行動を延々とやり続けられることで、例えば工場でロボットAが「最近自分のオーナーが疲れ気味だから早く帰ろう」とかロボットBが「今日は気分を変えて生地に混ぜる砂糖を少し多めにしてみよう」とかやり出したらもうロボットの利点は無くなる。この映画ではあくまで対人間の場においてロボットの心をどう扱うかということでしたが、その影響がどこまで広がるかと考えたときに、管理する側の人は難しいなと思いました。 そもそもなんでロボットが勝手にあのカフェを訪れたのか、なんでログにあんな言葉が残されたのか、もう少しきちんと語る映画でも良かったかもしれません。[インターネット(邦画)] 5点(2021-11-22 09:40:26)《改行有》

595.  嘘八百 京町ロワイヤル 《ネタバレ》 前作に引き続き鑑賞。やはり私はそもそも骨董品に興味はないようだ。基本、お皿やお茶碗など使ってなんぼだと思っているので、、、絵画とかならともかく飾るようなお皿とかよくわからない。もっと言えばそれを高値で取引したり偽物で儲けようとするのもよくわからない。まあ物の価値は人それぞれということはわかってますが。 京町ロワイヤルということで色んな京都の景色が見られるとも思ったんですが、期待していたほどに「京町」感も無かったです。渉成園は出てきましたが、他の寺社仏閣や京都の街並みはほとんど出ず、それ目当てだった私のような視聴者には空振りになってしまいました。残念。 今回は「はたかけ」というお茶碗を用いての詐欺ストーリーということですが、茶碗の欠け具合であったり歪み具合は千差万別で、いくつも贋物が作られるわけですが高名な鑑定士が見てもどれが本物やらわからなくなってしまうという。それならなおさら茶碗の価値ってなんだろうと思いましたね。 唯一良かったのはエンディングでのはたかけのCG。茶碗の継ぎ合わせの模様から枝が伸び、ひとつの木のように描かれたCGがとても綺麗でした。[インターネット(邦画)] 5点(2021-11-10 17:50:31)《改行有》

596.  嘘八百 《ネタバレ》 キャストが中井貴一さんと佐々木蔵之介さんということで興味を持ち、タイトルから察するに詐欺師かなんかの話かなと思って鑑賞。全然別の映画で美術品を扱う作品を見て、良い美術品を見つけてそれをさらに高値で他の人に流す仕事の価値がよくわからず面白く感じなかったことを思い出しました。この映画もそういうやつかなと、途中まで諦め半分のような気持ちで見ていましたが、「本物より良い贋物を作る」と佐々木蔵之介さんが本気モードになってからはなんだか作品に血が通ったのを感じました。たとえそれが偽物でも、何かを本気で作るということは何だか惹かれるものがありますね。砂にこだわり焼きにこだわり色にこだわり、、、何かのイメージに寄せて騙すという目的を除けばそこには本気の作家が一人いるだけ。茶碗製作のシーンは好きです。 あとはそれを品評会に出しもっともらしく演説を打つのもまあ見せ場でしたが、そちらはまぁまぁ、、という感じ。中井貴一さんのほうの役柄にあまり魅力を感じなかったせいかなあ。何にも知識がない人の家の蔵を覗いて、価値あるものをそうでないと偽って安く買い叩く姿は少し嫌悪感を覚える。まあそもそもあんな風に急に訪れた人に蔵なんか見せませんけどね。 最後はこういう映画でありがちの、騙したつもりが騙されて終わりエンディング。どっちにしてもあまり後味良い終わりかたではないのでスッキリはしませんでしたが。次作は京都編ということでしたが、中井貴一さんに熱を感じる作品にしてくれたら嬉しいです。[インターネット(邦画)] 5点(2021-11-07 11:32:25)《改行有》

597.  グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~ 《ネタバレ》 上滑り、とまでは言わないがなんとなく心に入りきらない映画でした。まず、小池栄子さんの声ってあんな感じでしたっけ?役作りかもしれないが、終始しゃがれた声で話す彼女に違和感が止まらなかった。普通に話せばいいのに。そしてその小池栄子演じる絹子のどこにそんなに惚れたのかがよく分からないのが大泉洋扮する田島氏。単に田島氏が女ったらしだからと言えばそれまでなのですが、一応メインキャストを張っている絹子と他の女性たちとは何らかの違いを示して欲しかったところ。田島氏が絹子にのみ他の女性以上の特別な感情を抱いたのか、というのがわからなかった。逆もしかり。絹子がどのタイミングでそんなに田島氏に好意を持つに至ったのかが視聴者には伝わらなかった。挙げ句守銭奴設定だった絹子が田島のために首が回らなくなるほどの借金をして巨大な墓を建造するって。ちょっと唐突かな。 原作が太宰治と言うことをさきほど調べて初めて知りましたが、言われてみればそういうテイストの映画ではある。女性をこういう風に描くのって太宰テイストと言っていいんですかね、それとも時代のテイストなのでしょうか。当時に生きていない自分には計りかねますが、女をとっかえひっかえするのが男の美徳、といった生き方を穏やかに見られない自分がいます。コメディとして楽しむのは難しかったかな。[インターネット(邦画)] 5点(2021-10-08 18:34:35)《改行有》

598.  デッド・ドント・ダイ 《ネタバレ》 ゾンビ映画好きのためのゾンビ映画ですね。そもそもゾンビ映画が嫌いならこの映画を選ばないでしょうけど。まあそういう映画でした。 北極もしくは南極の極地で大規模な土地開発が行われ、そのせいで地球の自転軸が歪み、そのせいで世界全体で日照時間が変わるなどの異常気象が起こり、そのせいで墓地の死体が蘇ってゾンビが現れた、というストーリー。葬儀屋の女性がかなりエキセントリックであるところやラストでいきなりのUFO登場など、まともにストーリーを展開するつもりは最初っからないですね。個人的には、「どうせゾンビ映画なんて最初っから破天荒な話なんだし今さらきちんと作らなくていいでしょ」っていう感じがしてあまり楽しめなかったかな。これも個人的な意見ですが、「ゾンビ」という題材を使って「ドラマ」でいくのか「アクション」でいくのか「コメディ」でいくのかをはっきりさせて欲しい。この映画は中途半端にドラマで中途半端にコメディだったので、観ている方もどっちにも振り切れず楽しみきれなかった。監督やキャストが観客目線度外視で、撮りたいもの撮りました、入れたいもの入れましたって感じかな。もう少し、観客目線のものをお願いします。[インターネット(字幕)] 5点(2021-10-01 19:48:16)(良:1票) 《改行有》

599.  溺れるナイフ 《ネタバレ》 第三者視点だといかにも「お花畑」「バカップル」といった風に見えてしまいますが、恋愛に夢中になっている当事者ってこういうものだよなぁと思い直しました。まさに「溺れて」います。個人的には夏芽はともかくコウは少し突拍子がないキャラクター過ぎた印象です。マッキンキンの頭で体は痩せぎすで、地元の名士の息子だかなんだか知らんが「世の中の物全てオレの物」のジャイアン思想。地元の他のヤンキーに追われ町中で殴り合いの喧嘩を始めるのも「??」という感じで彼にほとんど感情移入できなかった。そんだけ態度でかいんだから、せめて暴漢を倒せる腕っぷしは欲しかったな。好き放題できる環境で、それを魅力と思ってくれる子がいて良かったねという感じ。 どの視点に立って観るか、次第で評価が全然変わってくる作品だと思いました。[インターネット(邦画)] 5点(2021-09-23 01:17:26)《改行有》

600.  ジーサンズ はじめての強盗 《ネタバレ》 コメディにしたいのか、シリアスな社会派ドラマにしたいのか、どっちも考えさせられてどっちにも感情を入れにくいストーリーでした。 この映画では銀行が一番の悪で、だからジーサンズはこの銀行に報復するために銀行強盗を企みますが、銀行は一応ちゃんとリスクも説明した上で貸し付けたと主張している。認識能力の低いお年寄りにわからない単語を並べ立てて上手いことだけ言って有耶無耶に貸し付けた可能性もありますが、そこまではこの映画からは分かりません。銀行員が悪意を持って騙そうとしたかもしれませんし、ちゃんと説明を受けたのに借りて側が「そんなの聞いてない」と、駄々をこねてるだけかもしれない。つまり、どっちの味方にもなれない。 個人的にはむしろ、何十年も勤め上げた自分の会社が、仕組みが変わったからとそれまで支払ってきた年金を全て無かったことにしてしまう、この会社の方がより社会悪で制裁対象なのではと思ってしまいました。この会社の金庫盗めばよかったのに。 あと、ジーサンズそれぞれに大切な家族や恋人との描写があるにも関わらず、盗みを働いてそのお金ではい幸せ!と言われても釈然としないですね。それこそルパン三世のように、盗みを働く相手がとびっきりの悪者とか、そのお宝を悪用されたら世界が滅びるとか、そういう展開なら受け入れやすいのですが。上述の銀行とのやりとりや、結局我欲で強盗してしまうところがエンターテイメントとして少しきつかったですね。あの可愛い孫娘たちが、祖父が犯罪者だと知ったらこの話は全く違うテイストに変わってしまいますよね。そこを無視して楽しむことはできない、難しい映画でした。[インターネット(字幕)] 5点(2021-08-22 21:43:37)《改行有》

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