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プロフィール
コメント数 2267
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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581.  RAW~少女のめざめ~ 《ネタバレ》  おフランス映画独特の生々しさと、ホラーの雰囲気がうまいこと融合して、良い意味で大変気持ちが悪い作品に仕上がっております。まあ他にカテゴライズのしようがないのでホラーとなるんでしょうが、ホラーというよりかは『ホラー風味の青春ドラマ』といったほうが良いかもしれません。  特に背筋がゾクゾクしたのは姉の指を食べちゃうシーン。強烈です。もちろんルームメイトが食べられちゃったのも衝撃ではあるんですが、妹初めての人肉食のシーンの生々しさには到底及ばないわけです。  このルームメイトを食べたのが自分ではなく姉だった。軽いサプライズになるんですが、このサプライズは余計。今までアシがつかないように外で食事をしていた姉がなぜ突然妹のルームメイトを食べちゃったのか。あまりに不自然。この数年大学で我慢してきた実績が姉にはあるわけですから、あまりに不自然です。やはりルームメイトを食べちゃう悲劇は妹のほうであるべきでした。  そして物語は父のカミングアウトで幕を閉じます。これは読める展開ですが、わかっていても最後のシーンはこの映画の〆にふさわしいものでした。それにしても今日まで生き延びてきた父親凄いっす。  ただこの大学もなかなか狂気じみていないでしょうか。夜中に新入生をたたき起こして乱痴気騒ぎ。新入生が寝られないようにマットレスを窓から投げ捨てて放置。その所業を学校も放置。新入生の頭に生き物の血をぶっかけて記念撮影。それを学校が放置。むしろそのまま授業を受けるんだからたいしたもんです。そして動物の臓物を強制的に食べさせる。私たち日本人からするとこの大学も大学生もイカれているようにしか見えないので、主人公姉妹の狂気が若干薄まっちゃうのが何とも惜しい。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-05-16 01:32:44)(良:1票) 《改行有》

582.  エレベーター(2011) 《ネタバレ》  ワンシチュエーションものって、途中で飽きそうなので個人的には苦手かと思っていました。ところが見る映画見る映画どれもこの類は割と楽しめちゃう。実は相性が良いのかもしれません。  諸悪の根源の悪ガキ。この事件の大元の原因を作ったバートン会長。こういったメンツに報いが無いのは不満です。  浮気男は片腕を失い瀕死という重すぎる罰を受けていますし、コメディアンも最初は嫌なやつだったけど中盤以降は結構善良な人間だとわかったし、それぞれの結末は納得のいくものです。で、今回一番良識ありそうで、一番脇役感出していた太った社員が最後にみんなを救って犠牲になるっていう後味の悪さ。まあこーゆー結末も、『予想できない』とか、『変にリアル』とか、メリットもあるっちゃああるんですが。他の人たちが『助かって良かった』という安心感より、何も悪いことしていないこの人が犠牲になるっていう不快感のほうが勝っちゃいますね。  最初にエレベーターが全然出発しないのがあまりに不自然。会長とスピーカー越しにやりとりしていた警備員がばっくれるのも不自然。そんなことしたらクビになるでしょ。  浮気問題も放置。爆弾男もなんだかんだで放置。名乗り出てきたからてっきり解除の方法でも教えてくれんのかと思いましたよ。  細かいところで不満はあれど、ワンシチュエーションスリラーとしては及第点。先の読めない展開ってのは最後まで楽しめるから良いです。[DVD(字幕)] 7点(2022-05-16 00:59:45)(良:1票) 《改行有》

583.  アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの 《ネタバレ》  前作よりはるかにパワーアップした3作目。2作目よりかはもちろん面白いわけですが、1作目と比べてもまた違うテイストの面白さが感じられます。  1作目がストーリー重視なら、こちらはスピード感のあるアクション重視のエンターテイメント。  今作では恐竜がたくさん出てきます。地下に恐竜ワールドが広がっていて、そこを冒険するわけです。『地下なのになんでこんなに明るいねん』とか思わないでもないですが、とりあえずその辺の適当さは無視します。  目的はシドの救出。ただそれだけ。そのシンプルさがアニメを、映画を面白くします。  目的がシンプルであれば、あとは道中待ち受ける苦難、障害をどう乗り越えていくか。それだけを純粋に楽しめるわけです。シンプルイズベストとはこーゆー映画のためにある言葉です。  さて、劇中いろんな恐竜、巨大昆虫、巨大食虫植物が出てきます。嬉しい。サービス精神にあふれています。  1つ気になったのは、草食恐竜が凶暴すぎること。地下世界一発目で襲い掛かってくるアンキロサウルス。なんでやねん、と。その直後に登場するブロントサウルスみたいなのはおっとりした感じで描かれていることから、もしかしてアンキロサウルスを草食恐竜だと知らなかったとか?それって映画作品の作り手としてどーなの?って思っちゃいました。  恐ろしい肉食恐竜もいれば、愛すべき恐竜もいる。その両方を描くことでメリハリが出て魅力ある恐竜ワールドを堪能できると思うんですけどね。  でも気になるのはそれぐらい。  巨大食虫植物の脅威。巨大肉食獣とのバトル。翼竜とのチェイスなど見所満載。  ストーリーが弱くても面白いアニメーション映画は作れちゃうものなんですね。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2022-05-15 16:41:53)《改行有》

584.  マレフィセント 《ネタバレ》  マレフィセントって、とっても良い人だったんですね。ディズニーのヴィランズのなかでも最強最悪の魔女とか言われていたんで、どんなものかと思えば・・・。少女時代は聡明で純粋。大人になってからは優しく母性あふれる良識人。そりゃそうです。だって『よ・う・せ・い』ですよ。妖精。妖精に悪いやつはいませんからね。  マレフィセントが幼いオーロラ姫を見守る中盤が一番好き。ディアヴァルにミルクを届けさせたり、崖から落ちそうになるのを助けたり。こーゆー見た目が怖そうな人の優しさって最高です。オーロラ姫が大きくなってからも、二人の交流シーンが心温まります。  で、今作の問題は後半から終盤にかけて。  お約束通りオーロラ姫はマレフィセントと仲違いして父親のもとへ。ところが父親から幽閉されそうになった挙句、結局呪いは発動。呪いを解きに行くマレフィセント。その流れ自体は王道だし、何の文句もありません。  ただ、城に着いてからのマレフィセントのアクションには一言物申します。  なぜ魔法を全然使わないのですか。今までありとあらゆる魔法を使って無双していたのに、城に入ってから全く魔法を使わない。明らかに不自然でしょ。いや、なんか見落としたのかな?城の中では魔法って使えないんでしたっけ?『ドラゴンになれ』使っとるやないけ!ピンチになる必要なんてないのに、わざわざ映画を盛り上げるためにピンチな状況を作っとる!こんなの子供が見ても、『何で魔法使わないのー?』って思うでしょうし、それを聞かれたお父さんお母さんはもっと困ることでしょう。  まあ、そんな不自然な戦闘シーンを除けばとてもよくできたファンタジーで、アクションも楽しく、映像もきれいで、最後はめでたしめでたしのハッピーエンド。良いんじゃないでしょうか。  あと映画とは関係ないんですけど、誰かのレビューに「眠れぬ森の美女」って書いてあって笑っちゃいました。それじゃ不眠症だよ。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-05-10 03:17:12)《改行有》

585.  ダンガル きっと、つよくなる 《ネタバレ》  野暮とは思いつつも、どこまでが実話なんだろうってついつい考えながら見ちゃいますね。  エンドロールでギータとバビータのその後+現在が出てきたので、大筋はほぼ実話なのかな?  実話ものにしては起承転結がしっかりしていて、大変メリハリのある作品。父親が自分の夢を娘たちに託しトレーニングを始める『起』。大会で快進撃を始める『承』。ギータがインドのNSAに在籍し、少しずつ道を踏み外していく『転』。そんなギータに父親が手を差し伸べ再び父娘で栄光に突き進む『結』。  『起』ではインドという社会を垣間見ながら父娘の攻防を楽しむ。コメディタッチな演出、やりとりが面白い。  『承』では少年漫画さながらの高揚感を感じる。  『転』では暗雲がたちこめシリアスなドラマに。  『結』ではレスリングという熱いスポーツドラマを堪能できる。  父娘のドラマとしてもスポーツものとしても非常に完成度の高い1本。  長い映画ではありますが、それぞれのパートのテンポ、展開が早くその長さを感じさせません。  無駄な描写があれば80分でも長く感じちゃうのが映画。そういった意味では、無駄な描写はほとんど無かったと言えるでしょう。  気になる点は、バビータの出番が後半ほとんどなくなること。少女時代は二人とも均等に描かれていたのに、中盤以降はギータオンリーの物語になってしまったのがもったいない。  もうひとつはクソ監督放置問題。こんだけ無能なうえに性格クズな監督が本当にいたのか、という疑問もありますが、こいつが最後までおとがめなしっていうのがどーにも気に入りません。それ相応のざまぁな末路を用意してくれないと溜飲が下がらないです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-05-10 02:32:13)《改行有》

586.  グレイヴ・エンカウンターズ2 《ネタバレ》  前作に比べると怖さは2割~3割減。いや、もっとかもしれない。特に終盤は完全にアドベンチャーと化してしまって、せっかく前作から引き継いだ最高の舞台が、ただのダンジョンになっちゃいましたね。  前作は少しずつ超常現象が起きていくその過程が見事でした。  今作はさんざんもったいつけた挙句、いったん超常現象が起き始めるとあっとゆーま。風情も何もあったもんじゃない。こーゆー映画は趣が大事なのに。これじゃあ本当にテーマパークのアトラクションです。まあアトラクション嫌いじゃないから良いけどサ。  コックリさんみたいなやつは良かったですよ。そこからポルターガイストかますのが早すぎるんですって。もう少し丁寧に積み上げていかないと。え?尺が足りない?前半のくだらない学園ドラマに40分も使うからですよ!ってゆーか序盤の40分いる?10分でよくない?早く廃病院行けよってずっと思っていました。くだらない学園でのパーティーやらクソみたいな映画製作やらはとっとと切り上げて、廃病院に入ってからを丁寧に撮らないと。力の入れどころを間違っています。  前作のすこーしずつ追い詰められていく感じが好きだったんですけどね。今作はあっとゆーま。  ただ脱出出来ちゃったのが予想していなかったので、そこは凄く楽しめました。エレベーターからの逆戻りもばればれでしたがアイデアとしては悪くない。掃除のおばちゃんがこっちを見ていたのが妙に怖かったです。そーゆーのをもっと盛り込めばよかったんですよ。  それにしてもランス・プレストンが出てきてからはこの映画自体が完全に迷走していましたね。  え?じゃあこの映画は嫌いなのかって?  いやー、こーゆー映画が好きっていうのは、もはや理屈じゃないみたいです・・・。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-05-01 03:36:43)《改行有》

587.  アイ・アム・ナンバー4 《ネタバレ》  好きです。こーゆーの。  『自分には隠れた力がある。本当の力を隠し、学園生活を送っている。自分と同じくらい強い仲間もいる。』  遠い昔、小学生や中学生の頃はこーゆー妄想してたなー。こんなあからさまな厨二病的発想を堂々と映像化してくれるだけでも嬉しい。  前半は学園ドラマとして楽しめます。あちらのお国の学園ドラマはいつも同じノリ。必ずいじめっこといじめられっこがいて、主人公はいじめられっ子の側に立つ正義の味方。そこで必ずひと悶着。安定のエンターテイメント。私はこーゆー『毎度おなじみ』なノリが好きです。  そして遂に敵に発見されてしまう主人公。ナンバー6とも合流して二人で大暴れ。さんざん出し惜しみしていたスーパーパワーもここぞとばかりに使いまくっちゃうもんねー。そして地球人の彼女や友人に良いとこ見せちゃる。そうそう、オーディエンスがいたほうが絶対盛り上がります。わかってますねー。  こちらでの平均点が低かったので、バトルも映画そのものもあまり期待していなかったのですが、バトルもめちゃめちゃ良いじゃないですか。スピード感、テンポ、ビジュアルのかっこよさ、個人的に大満足。ちゃんと超能力バトルしてくれている。これ大事。やたらめったら凝った説明とかいらんのです。これで良いんです。  犬もただの犬ではないと思っていましたが、まさか味方だったとは。嬉しいサプライズ。  でも愛犬の安否を確認せずに立ち去ろうとしましたね。それは薄情すぎじゃありませんか。愛犬、結局救出されないまま自力で帰ってきてるし。そんな薄情な主人公食べちゃえよ。  それからついでに苦言をもうひとつ。  個人的に今の時代続編ありきで映画製作すること自体は文句ありません。映画内で、いったん完結しないのはダメだと思いますけどね。この映画はちゃんとこのエピソードを完結させているので問題なしです。  問題は別のところにあります。さも『続編がありますよー。ナンバー5や7,8、9というあと4人仲間がいますよー。』って期待させといて、続編がないのは『おいっ!』って感じです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-04-27 02:55:03)《改行有》

588.  モテキ 《ネタバレ》  ブルーレイで鑑賞したのですが、台詞の声は小さいのに、心の声と急に始まる音楽の音量がでかすぎて調整がむずい。仕方が無いので家の人に迷惑がかからんようにヘッドホンで視聴。  突然始まる歌とダンスは別に良いけど、長いのはダメ。特にPerfumeのとこが長すぎ。しらける。  でもまあ映画自体は面白いです。みゆきさんと仲良くなっていく過程。留未子さんと仲良くなっていく過程。どちらも楽しんで見られます。  それにしても・・・。一昔前は一途。現在ではストーカー。一昔前は純愛。現在では『重い』。時代によって価値観や物差しが変われば、同じ行動でも随分と評価が変わるものです。もちろん人を傷つけちゃうような危険な物理攻撃はアウト。でも人を想う気持ちや慕う気持ちが『痛い』と簡単に表現されてしまうのは辛いです。留未子のエピソードを見て思いましたね。私はそもそもこの『痛い』という表現がすごく嫌いです。相手の気持ちに応えられないときは、せめて『ごめん』という気持ちを持ってほしいのに、この『痛い』という表現は相手を振るうえに、その原因は相手にあるという、死者に鞭打つ言葉だと思うのです。傷つける側にとってあまりに都合の良すぎる言葉。誰が言い始めたんでしょうね。  私自身は一般的に『重い』とされている人は全然平気。それは言い換えれば『情が深い』とも言えるからです。そーゆー人は思いやりがあって一途な人が多いことも経験上知っています。だから別に留未子と結ばれたっていーじゃんっていう気持ちで見ていました。  仲里依紗演じる愛の存在はとってつけたようでしたね。『モテキ』というタイトルに整合性を持たせるためだけに用意されたキャラとしか思えません。そんなことのためだけに胸をもまれる仲里依紗。そーいや長澤まさみの胸ももんでたな。森山未來、けしからん。  ちなみに酷評されている終わり方ですが、ハッピーエンド好きとしてはアリです。  ついでに不倫野郎が『二兎追うもの一兎も得ず』で家庭も愛人も失うであろうラストにスカッとしました。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-04-25 11:00:16)(良:1票) 《改行有》

589.  アイス・エイジ 《ネタバレ》  最近『マダガスカル』を見ました。これも同じタイプの映画だと思っていました。  ですが中身は似て非なるものでした。  まずストーリーがしっかりしています。キャラ付けも良い。目的も単純明快ではっきりしています。  肉食。草食。そして人間。本来相容れない者同士の交流っていうのは鉄板。こーゆーシチュエーション好きです。  狩るものと狩られるもの。当然最初はお互いに警戒しあいます。命がかかっているから当たり前。でも一緒に旅をするうちに少しずつ種族の垣根を超えた友情みたいなものが生まれてくる。何百回何千回と語られてきたであろう使い古されたプロットですが色褪せない。こーゆーのが好きです。すごく良い。  正直観る前まではもっとおちゃらけた映画を予想していました。いや、確かにそーゆーシーンもたくさんあります。鳥たちとスイカを奪い合うシーンなんてその最たるもの。ですが映画そのものはコメディ調である一方、シビアな状況も描いています。  だから見ていて飽きません。子供が楽しめるようなアニメーションですが、ストーリーやキャラクターは大人の鑑賞にも堪えうるものです。  終わり方も良かったです。サーベルタイガーのディエゴが遠くから子供をあやすシーン、マニーがあれだけ嫌っていたシドを背中に乗せてあげるシーン。心温まる終わり方で凄く後味が良いです。  [ブルーレイ(吹替)] 7点(2022-04-23 07:36:16)《改行有》

590.  ワイルド7 《ネタバレ》  邦画の良いところも出ているし、悪いところも出ている気がします。  ワイルド7はかなり古い漫画なので、読んだことはありません。小学校低学年の頃父から勧められたのですが、三国志のほうにはまっちゃって読まなかったんです。読んどきゃ良かったな・・・。この映画より面白いのであれば読んでみたい、と、興味を引くくらいには面白い映画でした。飛葉とユキのやりとり以外には特にダレるところもありません。  序盤の銀行強盗襲撃のエピソードは大変よくできていてつかみは完璧。人質を容赦なく射殺するシーンで釘付け。そんなクレバーで容赦のない犯罪者集団を圧倒するワイルド7。漫画原作だけあって盛り上げ方を心得ています。  でもそこから先は徐々に尻すぼみに。  ウイルステロのエピソード。悪くはない。ですが銀行強盗に比べるとテンポの悪さを感じ爽快感に欠けます。  ラストのⅤS警察組織。突入まではかっこいい。突入してからもまあ良い。人質救出あたりからが、『ん?』って感じ。とりあえず時間ないんだから、爆破したあと仲良く7人でならんでかっこつけるのやめてほしい。マジで寒い。邦画の悪いところ出てるわ~。  登場人物のキャラが立っているようで立ちきれていない。爆破専門のパイロウや重火器を操るオヤブンはまあ良いとして、それ以外のメンバーはキャストの知名度と外見以外に特徴が無さすぎです。それにこのメンバーに詐欺師が一人混じっていましたが、何で?詐欺師のスキルが何の役に?  と、つっこみどころは多々あれど、そーいったところも含めてそれなりに楽しい作品でした。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-04-18 02:06:29)《改行有》

591.  GANTZ:PERFECT ANSWER 《ネタバレ》  前作よりかはかなり面白かった。思い切って完全オリジナルストーリーにしちゃったのが功を奏したのかもしれない。  特に序盤の地下鉄バトルは最高。黒服星人たちは本編のヴァンパイアをモチーフにしているのでしょう。GANTZメンバーVS黒服星人バトルを見ごたえ抜群。文句なしで面白いです。一度地下鉄の外に吹き飛ばされたくろのが、電車の中に多恵ちゃんを見つけて再び地下鉄に飛び込むまでのシークエンスが邦画とは思えないくらいかっこいい。  ただ中盤以降は冗長。特にVS偽加藤のバトルがくどすぎます。  今作はかなりバトルに力を入れているようですが、そればっかりにしちゃうっていうのは逆に刺激も面白さも損なってしまうようです。どーにも映画全体のバランスが悪い気がしてなりません。  それに、せっかくのGANTZなのに同士討ちをメインに据えるってのはもったいない。  もちろんエピソードの一つとして小島多恵編をもってくることに反対はしません。だけどやはり鬼星人、恐竜、大阪と面白いエピソードが原作にいっぱいあるんだから、もう一つくらいエピソードを突っ込んでほしかった次第です。  最後の近距離からの掃討戦は良かったです。映画の一番最後に最高に血生臭い見どころをもってきたのは良かったと思います。このシーンだけ壮絶の一言です。ちょっと眠気がきていたんですが、一気に目が醒めました。  くろのくんが次のGANTZになってみんなを生き返らせちゃうっていうのもまあ良かったんじゃないでしょうか。  そして何気に感じる反戦のメッセージも良かったと思います。  ただみんなから『何でそんなに強いの?』と言われていたくろのくんが、それ以降あんま良い見せ場がなかったのはちょっと残念。偽加藤にやられすぎです。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-04-16 03:48:42)《改行有》

592.  岳-ガク- 《ネタバレ》  原作未読なのが幸いしたのかもしれません。悪くなかったです。  『退屈で地味そう。』これが見る前の印象。山にも興味なし。でも長澤まさみが出ていたのでなんとなく・・・。  序盤から展開がスピーディでスリリング。更には三歩というヒーローの存在がエンターテイメント性を強くしています。  エピソードも盛りだくさん。ただし山岳救助のお話なので、どうしても辛いエピソードが多くなりがち。  特に前半は結構きつい。立て続けに二人も亡くなってしまう。  父と死に別れてしまう息子。息子と死に別れてしまう両親。泣き崩れる親族はたとえフィクションでも見ているのがとても辛かったです。  その一方、三歩と久美のやりとりはコメディタッチで面白い。辛いエピソードの合間に入れる二人の漫才のような掛け合い。緩急のつけ方が上手。ただ中盤から後半にかけてはシリアスな展開が多く、二人のやりとりも真面目な話ばかりになっていきます。ずっと雰囲気が重くて疲れちゃいます。そしてそのせいか、二人のシーンが前半は楽しかったのに、後半になるとややだれるんですよねー。  最後にこの映画を見た感想ですが、  『山なんて登るもんじゃねーな。』この一言に尽きます。  『また山においでよ。』はクレイジーの一言に尽きます。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-04-12 09:15:15)《改行有》

593.  しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス 《ネタバレ》  なんだか伝記っぽい時間の流れかたとストーリー構成だと思ったら、実話だったのか。どーりで。  モード・ルイスという芸術家の存在はこの映画を見るまで知りませんでした。どうやらとっても有名な御方のようで。  で、映画なのですが、お恥ずかしながら何の予備知識もなしに見たものですから、冒頭30分がなかなかきつかったです。登場人物の誰にも共感できないし、なんかみんな辛そうだし。  で、そこから少しずつ、本当に少しずつですが状況が良くなっていく。最初はとても幸せとは言えない人たち。それはモードもそうだしエベレットもそう。でも少しずつ『幸せ』が感じられるようになってくる。そしてそれがとても自然な感じで心地良い。  モードとエベレットの関係も最初は険悪そのもの。でもゆっくりと、少しずつお互いを必要とし始める。これがなんだか凄く良い。  エベレットはものすごいツンデレ。すごく口が悪いしケンカ腰だし、ぶっきらぼうだけど、なんだかんだ言ってモードの望みはいつもかなえてあげる。こーゆー押しつけがましくない優しさっていいですね。  モードの絵が少しずつ売れ始めるのも好き。ただ尺の関係か、いったん売れ始めるとあれよあれよという間に有名になって、テレビ、新聞とメディアの露出も増え副大統領までモードの絵を買っちゃう。この辺はもう少し丁寧に描いてほしかったところです。  前半は見るのがしんどいし、中盤から後半にかけてはやたら駆け足。全体のバランスは正直あまり良いとは言えない気がします。  ただモード・ルイスという人物と、この人の人生に触れられる機会を得られたのは良かったと思います。  『まず俺、そして犬、チキン、そして最後がおまえだ』と言っていたのに、死期を悟ったモードが『また犬を飼ったら良いじゃない。あなた犬が好きだから。』に対し、『犬はいらない。お前がいれば良い。』と答えるシーンで、ずっと我慢していたんですけど遂に泣いちゃいました。[DVD(字幕)] 7点(2022-04-03 18:53:56)(良:1票) 《改行有》

594.  世界一キライなあなたに 《ネタバレ》  なんといってもエミリア・クラークが文句なしにかわいい映画。彼女を見るだけでも価値のある映画と言えそう。  ただストーリーがね。映画に夢や希望、爽快感やカタルシス、そういったものを求める人とは相性が悪そうです。  なにせ順風満帆の人生を送っていた好青年が半身不随になっちゃうわけだから、もう最初から希望がありません。しかも某類似作品のように友情メインのサクセスストーリーではなく、自殺を望み、それを周りが容認しちゃう結末。正直見たくなかったです。こんな話と知っていたら、たとえエミリア・クラーク主演と知っていたとしても見ていなかったでしょう。  ただもしかすると、エミリア・クラーク演じるルー目線で見る人にとっては、ある種シンデレラストーリーになる可能性もあります。見る人によって、悲劇にもなるしサクセスストーリーにもなりそうです。  ルーとウィルが少しずつ親密になっていく様子は心温まります。個人的にはどんな未来が待っているにせよ、二人がそのまま結ばれて共に歩んでいく夢を見せてほしかったものです。  ウィルが『自分が何でもできた頃。その頃に行ったパリの思い出を現在の自分で上書きしたくない。』というシーンがあります。それをあえて、ルーと二人でパリを訪れることにより、『更に幸せな思い出で上書きしてくれた』ぐらいの甘々な落とし方だって別に良かったんじゃないだろーか。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-04-03 14:57:25)(良:1票) 《改行有》

595.  神様のカルテ2 《ネタバレ》  前作より辛く重い話になりましたねぇ。まさか貫田先生が倒れてしまうとは。進藤先生のエピソードもなんかとてもありそうな話で他人事とは思えませんでした。  私も若いころはひどい仕事人間で、結果体を壊してしまい持病を3つも患うことに。1つはおかげさまで完治しましたが、あと2つには今も苦しんでいます。まあ今のご時世と違いブラックなんて当たり前でしたから。  この映画の宮崎あおいや市毛良枝を見ていると、自分も随分妻に支えられてきたなーとしみじみ。感謝せないかんですね。  前作より見ごたえはあるのですが、なぜか満足感は今ひとつ。感情論ばかりをゴリ押しされて、根本的な解決が何一つされていないような気がするのですが。特に医師や看護師の労働環境問題に切り込んでおきながら、劇中でこれといったアンサーが提示されないままおわっちゃうってどーなんでしょう。大事なところを雰囲気でごまかされちゃった気がします。  ってゆーか、進藤先生がこのまま地元で働き続けるのっておかしくないですか?  東京に戻って家族3人で再スタートすれば、今回のテーマへのひとつのアンサーになったと思うのですがいかがでしょう。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-03-22 15:05:12)《改行有》

596.  あなたの旅立ち、綴ります 《ネタバレ》  『ジュリエットからの手紙』ですっかり好きになってしまったアマンダ・セイフライド目的で見ました。  どんな映画かまったく知らなかったのですが、お堅すぎず、笑いありドラマありの面白い作品です。  個人的にあまり真面目過ぎる映画は苦手。でも今作はハリエットとアンの会話が面白く終始飽きずに見られました。  テンポも軽快。『良い一日ではなく意味のある一日を』のようにぐっとくる台詞が時折出てくるのも良い。  ストーリーも目的がはっきりしていてわかりやすい。所謂エンディングノート作成みたいな物語。性格の悪い元社長が、人生の終わりを目前にして自分の死後を考え出し、凄く良い訃報を書くライターに自分の事を良く書いてもらおうと依頼する。ところが元社長の知人、友人、家族まで、話を聞いても出てくるのは悪口ばかり。  ただこの元社長のハリエット、確かに性格はきつめだし、傲慢なところはありますが、そんなに嫌な人物でもないんですよね。特にブレンダも加わり3人で行動を共にするようになってからはとても魅力的な人物に描かれています。とゆーか、少なくとも私の目にはそう映りました。DJやってるときなんか最高にかっこいいです。  私自身は自分が死んだ後のことなんかどーでも良いので、正直このテーマに心惹かれるものはありません。  そんな私が見ても素直に面白いと思える。見る人を選ばない、万人受けする作品じゃないでしょーか。[DVD(字幕)] 7点(2022-03-13 16:16:19)《改行有》

597.  八日目の蝉 《ネタバレ》  はっきり言って好きなタイプの映画ではありません。ただこの映画は、私のどーでもいい好き嫌いなんか乗り越えて、とにかく惹きこまれてしまう強さがあります。  永作博美演じる希和子は唯一の犯罪者。でもこの映画で一番優しく描かれている存在でもあります。そして主人公の母親として描かれているのもやはり希和子です。なんだか『悪人』に似たプロットです。  ただこの映画では森口瑤子演じる恵津子の存在も目を引きます。恵津子は恵津子で、やはり自分のお腹を痛めて生んだ我が子だからこそ、恵理菜に母親としての愛情を注ごうとします。ですが娘の自分を見るその目は他人をみる目。それは普通の人だったら精神を病んでもおかしくないくらい辛い現実でしょう。だれが恵津子を責められましょうか。恵津子は実の母親でありながら我が子を奪われてしまったせいで、母親となりえる機会を奪われてしまいました。もしかするとこの作品中最も悲惨なのは恵津子かもしれません。  恵理菜は恵津子の前では娘を演じ、希和子の前では本当の娘としていられたのでしょう。  劇中ずっと本心を見せない主人公。この人物は恵理菜なのか薫なのか。  千草と記憶をたどる旅を続けるにしたがって、少しずつ当時の記憶がよみがえる。そして遂に封印していた自分の本当の気持ちと向き合う。『私は本当はこの島に帰りたかった。でもそんなこと思っちゃいけないと思った。』  三つ子の魂百までと言いますが、この映画を見ると本当にそうなんだろーなーと思います。  『私はお腹の子に美しい景色や世界を見せる義務がある。』『まだ会ったこともないのに、私もうこの子が好きだ。』  なんて力強く感動的な言葉なんだろう。[DVD(邦画)] 7点(2022-02-27 22:48:29)(良:2票) 《改行有》

598.  ラン・オールナイト 《ネタバレ》  飲んだくれでみんなにバカにされている人間が凄腕の殺し屋。よくあるプロットなんですが、昔から私はこーゆー『実は…』なヒーローに弱い。アウトローに憧れてしまうのはもはや男の性(サガ)かもしんない。  マフィアのボスの息子がどーしよーもないクズ。このクズのせいでみんなが殺しあうことに。ストーリーラインだけを見ると理不尽で救いようがないんですが、最後はハッピーエンドにつなげてくれるので後味は悪くありません。組織に、ボスに尽くしてきた結果、生きる意味さえ持てないかのような生活を送っているジミーが、最後は最愛の息子とその家族を守るために命を懸けることができたのだから何も思い残すことはないでしょう。  この映画で不満なのは警察の中途半端な立ち位置。  『街全部が敵だ。』みたいなことを言うので、警察の大部分がマフィアに買収されているのかと思いきや、話が進むにつれ『いや、そうでもないのか?』って感じです。少なくとも息子を拉致った二人の警官はマフィア側。でももしかするとその二人だけの可能性もあります。だとしたら息子が通報した際にまっさきに駆け付けた警官がその二人っていうのはあまりにマフィア側に都合が良すぎないだろうか。  それにしても私にとってリーアム・ニーソンはブルース・ウィリスと並んで最高にかっこいい親父ヒーローとなりました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-02-27 22:13:21)(良:2票) 《改行有》

599.  プリースト 《ネタバレ》  えらく評価が低いようですが、個人的にはこーゆーの好き。大好きではないが好き。  アクション型SF好き。ホラータイプのSF好き。わかりやすいSF好き。  やたらごちゃごちゃした設定やルールが氾濫する昨今、こーゆー何も考えずに楽しめるSFは貴重です。  ただいろいろと惜しいなーと思うところはあります。  例えば3人のプリーストVSラスボスのバトルを省略しちゃうっていうのはいただけないです。  それからプリーストが常人とは比較にならないくらい強いのかと思いきや、ちょっと身体能力が高くて腕がたつ程度。特別感がいまひとつです。最終決戦の前に、もう少しプリースト側の見せ場があると良かったかもしれません。  続編作る気満々の終わり方をしていたので、もしかすると出し惜しみしちゃったのでしょうか。  最近は続編とか二部作とか三部作とか、本当に多くなりました。それ自体は否定しませんが、映画を作るときは1話完結で作ってほしいです。その映画に全身全霊を傾けてもらいたい。その結果、あまりの人気に続編を作ることになるのであればそれはそれで良いと思います。ですが最初から続編ありきで映画を撮るのは違うと思います。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-02-23 00:21:33)《改行有》

600.  猿の惑星:新世紀(ライジング) 《ネタバレ》  よくよく考えてみると人類が、というより人間の文明や社会が崩壊しちゃう未来は決まってしまっているわけで、バッドエンドに突き進む映画を見るのってモチベーションが上がりません。  ところが見始めてみると出だしはいきなりサル社会。主観をうまくずらされたおかげで、すんなりこの世界観に入っていけました。  アクションは及第点だし、映像の迫力は言わずもがな。ストーリーそのものも、割と希望を感じさせるような進め方で悪くないです。送電がうまくいき、音楽が鳴り始めたときは感動します。なんとなく今当たり前にあるもののありがたみを感じるワンシーンでしたね。  舞台が狭すぎるという批判もあるようですが、個人的には限られたエリア内での攻防に終始したのは良かったのではないかと思っています。  人間側にもシーザー側にもトラブルメーカーがいて、この人たちが事態が好転しそうになると必ずぶち壊すというわかりやすいシナリオ。  これって、もし『銃』が無ければたいしたトラブルも起きずすべてがうまくいってた可能性があります。人と人との争いや、戦争の一番の原因になっているのは結局のところ銃なのかと思っちゃいます。とゆーことは、この映画そのものが銃社会に対するアンチテーゼみたいな役割を担っているのでしょうか。  まあそれは置いといて、映画としてはちゃんと面白かったです。シーザーの息子が良い味出していました。コバに洗脳されつつも、コバの恐怖政治には懐疑的で、ぎりぎりのところで自分を見失わないキャラクターが映画に深みを出していました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-02-20 09:39:51)(良:1票) 《改行有》

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