みんなのシネマレビュー |
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601. カリートの道 《ネタバレ》 最初に死ぬのが分かってしまう演出は、カリート自身の運命を示していた。カリート自身も足を洗えずにマフィアの抗争に巻き込まれ、命を落とすというシナリオを分かっていながら、なんとかそれに抗って「paradise」を目指そうとした。それでも一旦人生の階段を転げ落ちるとこうなるんだよ、という一教訓として僕らはとらえておけばいいのではないか。見終わってそんな気がしました。[ビデオ(吹替)] 4点(2005-11-12 20:10:43) 602. 男はつらいよ 寅次郎夢枕 八千草薫さんという女優は、もうおばあさんと呼んでもいいぐらいの年齢でしか知らなかった。それが今回はマドンナ娘役。あの素敵な笑顔のおばあさんと同様、期待を裏切らない姿に安心感を覚えた。寅さん、もったいない![CS・衛星(字幕)] 7点(2005-11-09 11:19:24) 603. スウィングガールズ あいかわらず肩肘貼らずに見られる数少ない邦画の一つのジャンルが、この映画によって確立された。「ウォーターボーイズ」のような爆発さはなかったが、ところどころでツボを押さえた演出はやはり魅力的。[地上波(字幕)] 6点(2005-11-08 16:03:31) 604. 浮雲(1955) 普通これだけ暗い気分にさせられる映画は先のことなど見たくもないのだけど、この作品は違った。いかにも昔の日本人を描いた名作で、もはやこんな暗くて不幸な日本人は少数派に近いのではないか。今の10代を中心とした若い人がみたら、どんな気持ちになるのだろう。そんなことが気になった。成瀬監督の作品は初めて見たが、女の嫉妬、涙、懇願、怨みが上手く描かれていると思った。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-04 20:20:03) 605. 拝啓天皇陛下様 私は寅さんファンですが、この作品は楽しめませんでした。コメディに徹しているわけでもなく、軍隊色も強いので、中途半端な印象を持ちました。私なら「家族」のほうを勧めます。[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-11-03 11:34:35) 606. 乙女物語 お嬢様危機イッパツ! あちゃー。間違っても人には勧められません。こんなお嬢様がいるかっ、男メイドはありえないっつーの、などどつっこみどころ満載です。みていてつらくはないのですが、邦画で失敗するとこうなるという典型例です。[ビデオ(字幕)] 2点(2005-10-30 17:04:40) 607. 男はつらいよ 柴又慕情 吉永小百合さんがマドンナですね。期待を裏切らない魅力がありました。おいちゃん交代は残念ですが、総合力で7点献上。 (2020年1月字幕つきで再鑑賞) 「貸間あり」の看板をめぐる騒動など、このころの寅さんはハツラツとしていて見てて実に楽しい。ヘタレと化した寅さんは観るに耐えないが。今回、吉永小百合に完全にピエロにされる寅さんが気の毒ではあるが、二人の相性からして妥当な展開なんだろう。とはいえ、消化不良感は否めない。どうも吉永小百合という女優の、いかにも演技していますという嘘っぽさが原因だろうか。最近の老けた顔がチラつくも否めない。いくつもの良エピソードが重なって総合力で7点という評価。 (2023.8再鑑賞)7点→6点 やはり吉永小百合の存在感が大きい作品。セリフを喋ってます、みたいな嘘っぽい演技がやはり鼻につくので限定。 いや若くて綺麗なんだけど。すんなり受け入れられる人にはいいのかも。 ラストのほうで父親がとらやを尋ねるシーンが良かったりする。 夏のシーンが多いので、暑い時期に見るのがおすすめ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-30 17:01:16)《改行有》 608. 恐竜100万年 ここの高得点ぶりにびっくりです。台詞はないし、ストーリーは人間同士の醜い諍いばかりだし。同じ特撮映画でも「アルゴ探検隊の大冒険」と比較のしようもありません。最後まで見るのに根気が要りました、ほんとに。[CS・衛星(字幕)] 2点(2005-10-26 21:24:03) 609. ナッティ・プロフェッサー/クランプ教授の場合 面白くてお腹を抱えることもあったが、いかんせんお下品でお下劣すぎ。要するに子供向けなんだろうか。それにしては子供に見せるのを躊躇ってしまうような映画ではある。。。[ビデオ(吹替)] 5点(2005-10-25 09:11:45) 610. 家族(1970) 《ネタバレ》 とにかく全編通じてドキュメンタリーを見ているようだった。しかも、途中で娘が死んだり、夫婦で醜い諍いをしたりとかなり暗い内容の映画だ。「すごく昭和臭い」との意見もあるように、伝統的な日本人のメンタリティがプンプン匂ってくる。自分で自分を不幸にするかのようなマイナス思考の妻、自分の主張ばかり押し付ける不機嫌な夫、説教臭い年寄り、と私の嫌いな人間像ばかり出てくる。どんなに最後の10分で明るい未来を連想させても見ていて苦しいものは評価できない。でも色々なことを考えさせられる映画で、出来自体は悪くない。よって6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-25 09:09:25) 611. ブルース・ブラザース 《ネタバレ》 最初に見たときは音楽にそこまでノれなかったせいか、あまり面白く感じずに4点だったものの、今回改めて見て評価急上昇。 とにかくぶっ飛んでいて爽快で笑ってしまう。警察はおろか軍隊まで出動しちゃうってすごいな。 変な乱入女が攻撃してきても何事もなかったかのようにやり過ごしたり、ネオナチが空中を飛んでる車内で愛の告白をしたりとコメディー要素が満載なのがいい。 個人的に銃やカーチェイスなどの暴力ものはあまり好きじゃないが、この映画は誰ひとりとして死なないのがいいね。ちょっと長いけど。 (2023.3再鑑賞)7点→5点 ブラックユーモアは効いているが、そこまで楽しめず。 話のテンポというか、長ったらしく感じたり、いきなりミュージカルが始まったり、どうも今ひとつ。 もっと暖かくなる映画を見たいんだよなあ。 2時間をゆうに超える長丁場なのもいただけない。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-21 19:43:07)《改行有》 612. 曖・昧・ME 雰囲気や絵的には、水準以上。タイトルからして「LETS豪徳寺」並の3流アイドル映画かと思っていたが、そうではなかった。しかし、いかんせん内容が暗いし重い。もっと爽やかな映画が見たい。[地上波(字幕)] 5点(2005-10-17 10:14:34) 613. サイダーハウス・ルール 全体的に落ち着いた雰囲気が良い。静かに流れるバックミュージック、主人公ホーマーの終始落ち着いた言動なども印象深かった。個人的にはもっと軽めの話が好きなので、6点にしようかどうか迷った。ラストの終わり方を見て7点にした。[ビデオ(吹替)] 7点(2005-10-17 10:09:51) 614. ゴーストバスターズ(1984) ガキのころ、テレビでよくやっていた映画。難しい話などそっちのけで、おどろおどろしいクリーチャーは子供たちの格好のネタだった。今見ると、80年代の香りがプンプンしている。コメディ主体で見やすい。[地上波(字幕)] 6点(2005-10-15 11:20:42) 615. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 「クレヨンしんちゃん」はテレビで見たことがなく、映画とはいえどんなものかなと期待せずに見ましたが、標準以上の出来でした。見る人のツボを押さえた演出が光っています。ただ、しんちゃんが主役なので、子供向けのアニメの範疇を出ていないと思います。そこが宮崎駿アニメとの最大の違いでしょうか。[地上波(字幕)] 6点(2005-10-09 19:44:53) 616. 男はつらいよ 寅次郎恋歌 1作目を7点としてから、ずっと6点以下の作品が続いていたのですが、今作で再度7点をつけさせていただきました。ヒロインは若くはありませんが、味わい深い印象を私たちに残してくれます。女手ひとつで息子を育てている「生身の人間」として、等身大に描いていたからでしょう。「それをいっちゃあ、おしまいだよ」が久々に出ました。おいちゃん、さようなら。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-09 19:40:37) 617. ポセイドン・アドベンチャー(1972) 《ネタバレ》 人々がパニックに陥るまでさして何も感じなかったのが、船が転覆してから急に迫力が増し、一気に見てしまった。 単なるパニックものの範疇に入らない人間ドラマといった印象。実にうまく出来ている。心理学の勉強にも使えそう。 スコット牧師とロゴ刑事とのやりとりも最初はうんざりしていたのが、最後に来てあんなことになるとは。言葉にならない。 犠牲者が多く、内容もシリアスすぎるので頻繁には見たくない作品。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-04 16:43:25)《改行有》 618. お茶漬の味 いかにも日本らしい映画という印象。ある一組の夫婦と、それに付随する人々に焦点を当てているが、ユーモアに徹するでもなく、淡々と描かれていく日常。かと思いきや、奥さんをはじめ、女性たちはダンナが居ないのをいいことに、言いたい放題、わがまま放題。正直ストレスたまった。それでもラスト付近の夫婦の和解へいたるまでのエピソードは良かった。それでも全体的にみて4点。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-09-27 11:02:15) 619. ロッタちゃんと赤いじてんしゃ 前作よりはまだ良かった。でもあいかわらずの生意気ぶりにげんなり。親としての立場でみないほうがいいのかも。[CS・衛星(吹替)] 4点(2005-09-24 19:13:58) 620. 男はつらいよ 奮闘篇 たしかに少しシリアスな回でありました。振られるいつものパターンにしても、やはら現実味があるような気がしました。ミヤコ蝶々さんが再登場ですね。映画自体はいつもの評価に変わりはありません。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-24 15:24:06)
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