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601.  地球爆破作戦 《ネタバレ》 ウォーゲームの前にこんなのがあったとは! コンピュータが人間の言うことを聞かなくなるという話は、今や定番と言っていいと思うが、その理由が「世界平和」を実現するためというのが、皮肉である。米ソの対立をコンピュータのリンクがいとも簡単に、というか裏技的に解決してしまうのも。 コロッサスとは、巨像の事で、ロードス島にあったヘリオスの像が有名らしい。灯台としての機能も持っていたというから、エーゲ海の船を導いていたことだろう。元々兵器だった物を、材料に作られたというあたりも含め、このコンピュータの名としては巧く付けたものだ。実際のコロッサスは地震で倒壊したらしいが、当時の人達は神の怒りに触れたものだと思って、再建しなかったという。しかし、こっちのコロッサスは、倒す事の出来ない、人間を導く神となっている。人間(の代表)はそのまま支配されるつもりがないことが、最後のカットで暗示されている。皮肉的な表現で、大団円より、思慮深いエンディングのように見えるが、やっぱりここで、巻き返しの話を期待してしまう。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-21 19:45:50)《改行有》

602.  オー!ゴッド 《ネタバレ》 やっぱり、普通の人は何らかの奇跡を見せられないと、超常的なものなんて信じられないよなあ。 この神様のやることは、ことごとく面白いので、ついつい親近感を抱いてしまう。 でも、「汝らはしるしを見ざれば信ぜず」と言われた2000年前から、人間は疑り深い、というか証拠もないものを簡単に信じたりしない。ましてや、今の世の中は科学的な「実証主義」だから、当然言われただけで信じたりはしない。 しかし、30年前に観たとき以来、私の中でずーっと心に残っていた神様のセリフ、「数年前、悪魔が少女に乗り移る映画がもてはやされた。人々は恐怖の声を上げた。悪魔は信じるが、神はダメかね?」。今回観た日本語字幕版とはちょっと違う(何しろ30年前の記憶だし)が。「神」とまでは言わないまでも、「善き事」を信じない心を自分の中に発見して、それを指摘された気がして、かなり狼狽えたものだ。 実際に自分が選ばれたら、いい迷惑だが、最後にちゃんと助けに来てくれる、こんな神様だったら、ちょっと信じてみたい気もする。でもやっぱり証拠は見せて欲しいけどね。 [ビデオ(字幕)] 8点(2011-06-20 11:25:34)《改行有》

603.  サウンド・オブ・ミュージック 《ネタバレ》 最近のTV放映版、池上彰の解説付きの放映録画をやっと観た。半年もかかってしまった。映画自体は昔観たものと変わらないが、映画のテレビ放送って言うのは、昔から「特別な出し物」と捉えられてきて、今回このような付加価値がついたのは、『興業としての映画』のいい実現方法だと思う。淀川さんの昔から、TV放送が解説付きなのは、ひょっとして、上映環境ごとに弁士が付いていた「ライブ感」の名残なのではないかと思わせるほど、今回の解説は良かった。池上さん的にはもちろん、恋愛映画の解説はできないだろうから、この政治的・世界情勢的な解説が合っていたからこそなのだろうけど、そういうものを巧く我々に見せてくれた今回のテレ東の企画には感謝したい。 実際、今回、言われるまで、オーストリアの国内に海がないのに海軍があるなんて、気付きもしなかった。いや、逆か、海軍があるのに海がないなんて、思わなかった。 映画自体は、ミュージカルファンである私には、もう古典といって良いほどの名作だし、音楽的には文句なく20世紀を代表する作曲家「リチャードロジャース」の代表作と言っていいほど、美しい楽曲だと思う。エーデルワイス・ドレミの歌は、我が国の教科書にものる名作だし、すべての山に登れ・マリア・もうすぐ17歳なども、色々な人にカヴァーされるほどの名曲だ。私は特に小さな妹たちが可愛い、「So Long, Farewell 」がお気に入りだ。ロジャーズのミュージカルには、ほとんどこのような小さな子たちの純粋に可愛い音楽が入っていて、心和まされる。 自分の愛国心と信念を裏切らずに生きてしかも、家族を守った偉大な軍人(=でも愛すべき父=夫)であった、トラップ大佐と彼を愛したマリア、そして久しぶりに良い解説をしてくれた池上彰さんに8点! [地上波(吹替)] 8点(2011-06-20 00:34:31)《改行有》

604.  続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 《ネタバレ》 これに、軍隊の大軍が戦争している必要はあったのだろうか?軍が出てきて、大勢の戦闘がないほうが不自然という見方もあるかも知れぬが、私は西部劇に軍が出てくるのって、好きじゃない。理由は、西部劇というのは私にとって、一人一人の「男の生き方」の映画だと思っているのだが、軍隊って「組織の物語」だからだと思う。でも、そう考えると、今回彼らが橋を破壊したのは、「組織の理不尽」を個人が吹き飛ばした、という事なんだろうか。 そんな穿った見方は置いといて、物語の最後の三人決闘は、面白い展開で、しかも一人の弾を抜くことで、実にユニークな「作戦勝ち」になっている。そしてその優勢を保ったままでの、最後の意趣返しの展開は、お見事。 最後にクリント・イーストウッドが去っていく姿を見て、これ善玉かよ?って思った途端、最後のセリフ。まんまと敵の思うツボの反応をしてしまったようだ。掌で踊らされたみたいだ。でも、悪い気はしていない。けっこう面白く見れた。「卑怯者」が、所謂「憎めないヤツ」と言われるような愛嬌は無いにしても、殺されて是と言うほどの悪人には思えないからだと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-19 18:14:25)《改行有》

605.  ブタがいた教室 《ネタバレ》 TV番宣を見て、ちょっと期待した自分が馬鹿だった。 この先生、最初のベクトルしか持っていない大馬鹿だった。 そもそも、豚を「食べるために」飼うという明らかな着地点があったのに、ブタと子供たちに情を通わせる。子供たちは一生懸命に考えて、命というものに向きあおうとしていたのに、彼らの卒業という瑣末な事情で、生き物の運命を決めさせる。挙句の果てに、食べる方法(って、食べてないじゃん結局)を人の手に委ねちゃうって、ただ殺すだけになっちゃってるじゃん。 「命と食」の教育の前に、まず「命」の教育だろう。生き物の命をありがたく食すというのは、「必要最小限」ということも含まれるべきはずであり、無益な殺生をしないというのも大事な教育だと思うが、ぴいちゃんは食べずに済む道があったにもかかわらず、殺されるという。生き物は食べられてしまう可能性があるのは否定出来ないが、食べられてしまう「為」に生まれてくるわけではないことを、この教師は小学生達に教えるべきだった。 意地悪い見方をすると、この少年たちは、後年、「生き物は人間の都合に合わせて、死んじゃうのはしょうが無いんだ」なんて育たないとも言えない。いやいや、そうは思いたくない、6年2組の生徒たちは真剣に向き合った。しかし、この先生の教育は、所詮その程度にしか思えない。 実に、後味の悪い映画だった。生徒に7点、先生に1点。間をとって4点。 [地上波(邦画)] 4点(2011-06-17 23:17:36)(良:3票) 《改行有》

606.  荒野の用心棒 《ネタバレ》 黒澤明の用心棒に着想を得た、ほとんどリメイクだと聞いている。 本家のほうをすっかり忘れてしまっているので、そのへんはどうでも良かったが、この、双方の「やっつけるべき相手」としてのグループ(ギャング団?)が、あまり悪人っぽくないのが、ちょっといただけない。博打のカタに美人の奥さんをかっ拐うのは、確かに悪いけど、死を持って贖うほどではない。ガトリンクガンで騎兵隊を殲滅するのは、確かに極悪人だが、相手も悪っぽい。(通常、軍の兵器はあんなふうに調達しないでしょ)だから、自分としては「ほっとけよ」と感じてしまう。もし、彼の言うような「誰も助けなかった」女の話が語られて、それと彼の関係性に感情移入出来れば、物語として良かったと思う。[DVD(字幕)] 5点(2011-06-17 11:53:20)《改行有》

607.  鬼平犯科帳 《ネタバレ》 「迷うな、躊躇うな、一歩も引くな!」まではカッコイイ!しかし、「全ての責めは、この長谷川平蔵が持つ」って…。 持つのは責任、責めは負うものじゃないか?どうなの、天国の池波正太郎先生? ま、それはそれとして、この映画版長編の痛いところは、やはり極力原作通りという、生前の池波さんの意向に沿っているためか、オリジナルは出来なくて、いくつかの作品を繋ぎ合わせた感が否めないところであろう。特に、狐火の話は、お豊・菊右衛門事件にはほとんど関係ない。それに加えて、白子の菊右衛門が、「只々悪人」的な感じで、鬼平の世界の登場人物としてそぐわない。鬼平の面白さは、悪人にだって「人としての苦悩や、良き心、業」などがあり、それらが巻き起こす「人のドラマ」なんだと思っているのだが、お豊、狐火は別として、この菊右衛門には、そういった部分が見えてこない。 まあそれでも、好きな(TVシリーズと云えども)シリーズの映画版は、いつものメンバーの活躍を見れるだけで嬉しかったりするので、点は甘めで6点。 [DVD(邦画)] 6点(2011-06-16 10:50:46)《改行有》

608.  夕陽のガンマン 《ネタバレ》 これほど高名なウエスタンだが、「ただのドンパチ」的なイメージがあって、今更だが初めて観た。 ファニングで正確に三人撃ち倒すとか、まあありえない事も起こるけど、そのへんは「男のファンタジー」と思って納得。 ただの凶暴なギャングと思っていたインディオに、なにやら重要な過去があり、さらにどうやらモーティマーと関連するらしい事になってから、物語りに引き込まれた。二人の賞金稼ぎは、「さらに幾らかのドルのために」最後にはどちらか一人だけ残るような話かと思ったら、意外と甘い結末だったのだけがガッカリ。 [DVD(字幕)] 7点(2011-06-15 05:25:12)《改行有》

609.  下町の太陽 《ネタバレ》 うわっ、倍賞千恵子カワイイわ。当然といえば当然かも知れないが、SKD出身のこの人は、歌も踊りもいける。でも、この人の「ゴーゴー」なんて見るとは思わなかった。まあ、誰にだって若いときはあるわなあ。 そんな、私の生まれた頃の、若者の映画。世の中はまだまだ貧しくて、団地なんていうものが憧れになっている時代。 工場の煙の上に輝いている太陽を感じるより、直接陽の光の指す世界を求めるのは当然のように思うが、その行き着く先は「ゴルフウイドゥ」。大手サラリーマンの論理に付いていけない思いを感じる町子の前に、まっ直な生き方の青年が現れて、その青年との行く末を思わせて終るシーンから流れ始める主題歌の歌詞。 「下町の屋根を温める太陽は、母の顔」 その時ふと気付いた。ああ、だからこの人は母親がいない設定なんだ。太陽を求めたこの人自身、太陽であろうとする物語なのだな。 [DVD(邦画)] 5点(2011-06-15 01:51:01)《改行有》

610.  幻の湖 《ネタバレ》  学生の時に観たが、当時も意味(特に隆大介が笛を琵琶湖の真上に置く意味なんか)が解らず、自分にはこういうモノの解釈力がないんだと、自分の能力を嘆いた記憶がある。 最近、長谷川初範氏のラジオでのお話によって、「これが撮影してみたら4時間以上の大長編になっちゃって、切りに切った結果こうなった」と知った。道理で意味分かんないはずだ。というか、そのくらい計算できなかったんだろうか? この物語は、琵琶湖にまつわる戦国の世と現代の女の怨念を描いていると思われる。しかし道子は、「幻の人を幻の犬と共に追いかけていた」のかも知れず、「私に本当にあったのは琵琶湖という湖だけ」と言いながら、なぜ「幻の湖」なんでしょ? 道子が、運命を受け入れたお市の方と違い、自分の思いを貫いて死んだみつの生まれ変わりなら、なぜ現代の笛男と一緒にならなかったのか?犬の敵を討つ方が、彼女の生き方だというのだろうか? やっぱり、自分にはこの映画を理解するのは、難しい。 [DVD(邦画)] 3点(2011-06-14 16:41:44)(良:1票) 《改行有》

611.  ミクロの決死圏 《ネタバレ》 映像的には古いのはしょうが無い。 特に、この映画に限らず、多重露光している部分というのは、退色が激しい。 しかし、アイデア的にはすごく面白い。怪獣映画に見られるように、縮小化という大事な一つの嘘をうまくつくために、他の部分に周到な正確さを以て描いている(と思われる)。医学的なことは解らないが、異物を抗体やら、白血球が攻撃するところとか、赤血球が酸素をを補給するところなど、自分くらいの知識にはちょうどいい。 わずかに、これはどうよ?と思わせるのは、クルーの中にいる反逆者は誰?的な要素で、ちょっとお決まりでしかも捻りもない。 後、脳内に置き去りにされた艇は、完全に白血球が消滅できるのだろうか?なにより、核物質をおいてきて大丈夫なのか?というくらいか? 最後、涙に乗って出てきたクルーが大きくなるところで、音楽の中に鐘の音が鳴り響いたときに、12時になって魔法が解けたシンデレラのようだ、と思った。シンデレラも、ある意味「ミッション」だものな。 これは、現代科学と医学の最新の情報を使って、リメイクしたものを見たいと思わせる傑作だった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-06-13 19:14:08)(良:1票) 《改行有》

612.  桜田門外ノ変 《ネタバレ》 逃げ回っている時間が長いな、と感じる。事件自体は事実だし、ご本人も実在の人らしいけど、ここはモノガタリのために、もっと早い時期に「意を決っし」て欲しかった。せっかく志高く行動を起こし、仲間は潔い死を迎えた者もいるのに、なんかアメリカ的価値観という感じの「生きて最後まで努力する」みたいな生き方が、ちょっと物語の中で浮いているように見えるというか、嘘くさいというか。ま、その割には逃げてるだけだけど。 それらの分の時間を、もうちょっと事を起こさざるを得なかった政治的事情の描写か、これが後の日本の夜明けに続く様に回して欲しかった。 最後の国会議事堂は、この物語の国を思った勤王の志士たちと、今の政治の有り様を対比させたかったんだろうが、そんな必要あるか?という気がした。 後、一つなんか変に感じたのは、かごの中の井伊が刀で突かれて、血しぶきがあがる所で、カメラレンズ(プロテクタ?)に血糊がかかるところ。あそこだけカメラを意識させちゃうのは、映画の演出的にはおかしいのではないのかな?[DVD(邦画)] 5点(2011-06-08 22:25:17)《改行有》

613.  台風クラブ 《ネタバレ》 25年前に観た時には、若者の「何かが始まる予感」、台風の来るそのざわめき感とも言うものを感じさせて、感心したものだが、今見るともうダメ。 物語の中で起こる理不尽に、自分が耐えられない体になってしまっている。 あの「おかえり、ただいま」の奴なんて、単なる精神疾患にしか見えないし、あれを放置しておく周りに憤ってしまう。 パンフレットには、まあ立派なことが書いてあって、「この物語は(中略)日常の台風を探す物語」だと。しかし、台風で閉じ込められた(実際には外に出れたじゃん)一夜の、その先に探し当てたものが、「死を見せてやる」って若者の物語としては、ちょっと面白くないし、だいたい彼がそこに行き着くほどのものを、見せてくれていないと思う。 彼がどう悩んで、どう感じて、周りの事件がどう影響したのか、かなりわからない。 工藤夕貴の可愛さと下着姿に、3点。(当時若者だった自分も、まあエロじじいになったものだ) ところで、佐藤浩市、どこに出てた? [DVD(邦画)] 3点(2011-06-08 15:37:20)《改行有》

614.  十三人の刺客(2010) 《ネタバレ》 Wikiで調べてみたら、昔の時代劇のリメイクだそうで。 まあ、いわるるアクション映画だから、何か考えさせられなくても別にいいんだけど、異常に強いね、この人達。そこんところが少し不満。 せっかく待ち伏せて、事前に仕掛けを作っているんだから、そういう作戦的な部分ももっと見せて欲しい気がした。例えば、木組みの隔壁なんかは、閉じ込めて、その部分部分のカタマリを弓矢で殲滅とか、逃げられない人たちの頭上から油降らせて火の海とか。そうでもしないと、200人対13人って無理ありすぎでしょう。入り組んだ逃げ道がおびき寄せの罠である部分も、俯瞰の撮影で、「地図的」に見せて欲しかった。 最後の市村さんと役所さんの決闘は、良かったけど、ここでの卑怯な手について、戦を遊びか何かと思っているフシのある殿様に「戦に武士道も卑怯もない」という信念を明確にぶつけて欲しかった。それにしてもこの人、悪逆非道なクズに最後まで敬語なんだよな。ここもしっくり来ない。最後の最後「名もなき娘のために」の件で、もっと怒りを爆発させて、そこだけでも普通の言葉づかいで、啖呵を切ってくれるのが、時代劇のカタルシスというものではないかい? また、どうしても解らないことがある。山の男は、クビに刀を突き刺されたはずだが、何で最後ピンピンしてたんだ?いくら「熊に比べて屁みたいなもん」でも、おかしすぎだろ?ココだけどうしても、納得できなかった。 [DVD(邦画)] 6点(2011-06-04 15:47:16)(良:2票) 《改行有》

615.  トロン:レガシー 《ネタバレ》 その世界観に、ビックリするくらい違和感があった。世界は、前作と同じ「電脳世界」のはずなのに、こちらは驚くほど、物質的。主人公が最初に世界に到着したときの、「コツコツ」いう足音がそもそも、そぐわない。壁や構造物、フィールドなども、「電子の世界」の意味を表現していたはずのものを、本当に存在する「物」として描かれている。本が存在し、クッションに座り、地面があり、空があり、雲がたなびいて雷が鳴っている。コンピュータの世界なんだろ?しかも突然現れた、完璧な存在(=プログラム?)って、何だよ?「プログラムは書いたとおりにしか動かない」と習った身としては、どうにも理解出来ない世界でした。前作の周り中無機質な感じのほうが、しっくり来るんだがなあ。 で、今度の話は、自分の分身(でも、プログラムなんだよね?)に反逆されて、電脳世界を支配するばかりでなく、物質世界に進出する悪略を阻止し、こちらに戻ってくるという話。世界が実に現実的なおかげで、コンピュータの制約的なものが感じられず、普通のアクション映画みたいになっているのが残念。例のソーラー帆船(この世界のソーラーって?)は、何とか前作のお約束を覚えていた(観たばかりだから)から判ったけど。でも外界とのIOを司っていたプログラムはもう、居なくなってるんだね。 さて、前作同様に、フリンは「創造主」だから最後の最後に、切り札的な「超能力」を発揮する。もともと、プログラマーは、この世界をどうにでも書き換えられるんだろうけど、だったら、もっと早く解決しろよ、と思ってしまった。 [DVD(字幕)] 5点(2011-06-04 04:28:54)(良:1票) 《改行有》

616.  トロン 《ネタバレ》 昔、観たけど、かなり忘れていたので、レガシーの為の復習として再び観てみた。 今回はじめて気が付いたが、あの時代の「ユーザー」って、使用者でもあるが、製作者(創造主)でもあったんだな。だから今の「ユーザー」のつもりで観ると、ちょっと感覚が違う。そう見ると、MPC(マルチメディアPCじゃないんだな。マスターコントロールプログラム?OSって呼んじゃえばよかったのに)が、アンチ「ユーザー」を唱え、それに抗うものを問い詰める場面は、文字通り「異端審問」なのだと気付いた。とすると、フリンはさながら、創造主で「父でもあり、子でもある」キリストな訳か。でもこちらのキリストは、苦労して異教徒を悔い改めさせ、昇天する。宗教映画だな、こりゃ。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-04 04:27:38)(良:1票) 《改行有》

617.  地球が静止する日 《ネタバレ》 劇場で見たときに、なんか変だなあと思っていたが、その後オリジナルを観て、さらに久しぶりにTV放映版を観て、なるほどと思い至った。 今回のクラトゥは、人類に何も言っていない。間諜を入れている位だから、科学者一人は人類の代表者ではないことを、彼はよく知っているはずなのに。地球には国連があることも、そこで世界の指導者が集まることも。そして、よくよくみると、クラトゥの意思ではなく、ゴートへの攻撃により、地球への懲罰が始まってしまっている。クラトゥ何しに来たんだ?問答無用的に相手を滅ぼすなんて、オリジナルのクラトゥさんが否定した、「暴力によって他者を攻撃する者」と同じことじゃないのか?。 納得できないのはさらに次の点だ。女性科学者の子供。 この子供は、異星人を問答無用で悪と決めつけ、殺すと判断する、今までの地球人観の具現化。自分では攻撃主義なのに、そういう職業である父の死には不満で涙を流す(アメリカそっくりだ)。クラトゥはこの涙を見て、「人間の別の面」を感じたらしい。70年も地球に住んでたじいさんが、「こいつら変わらねぇ」と言っっているにもかかわらず、こんな自分勝手なガキの涙ひとつにダマされるなんて! ところで、一つだけ、奇妙に良い点がある。 タイトル通り、地球が静止した状態、異星人の超技術力によって、地球のすべての機械が動きを止めた様子。元々は、地球に対しての力の誇示だった現象だが、今回のテーマ、「地球環境」のもとでは、ひじょうに平和でなごむシーン、不思議な文明批判になっている。 [地上波(吹替)] 4点(2011-05-29 15:43:09)(良:2票) 《改行有》

618.  大奥(2010) 《ネタバレ》 男と女の比率が極端にアンバランスになり、将軍が女に大奥が男だらけに、という逆転の世界。 まあよくあるっちゃァ、よくあるがひょっとして面白い話になるかも、と言う期待を持たせる設定だ。 でも、怪獣映画なんかと同様、こういうモノの場合、一番の大嘘の他の部分については、リアルにリアルに描くのが基本。男が25%という割には、町には女しかいないし、いくら少なくなったとはいえ、「力仕事」に男が居ないというのは、嘘臭い。立場がひっくり返ったからと言って、大奥の男どもがBLに走っているというのは、いかがなものか?原作者の嗜好か。(そういえば「きのう何食べた」って読んだことあるなあ) それでもまあ、男女がひっくり返っている事に意義のある物語だったら、面白く見れたろうけど、これ、別に男女まんまでやっても、いいんじゃない?と言う話。 それと、最後の顛末だが、「謎解き」がないのは駄目だろう?将軍様が例のしきたりの元になっている「大奥法度」を読んで、何か策を巡らしているらしいカットがあるのに、それがどんなアクロバティックな技や屁理屈(場合によっては力技でもいいが)、でこの事態を乗り切るのだろう?というのを見せてくれないと、殆どの人がおそらく期待していただろう、カタルシスが感じられないじゃないか。 物語については、3点ほどだが、女優陣の美しさ(殊に菊川怜ちゃんのキレイさは何だ!)に1点おまけで、合計4点。 [DVD(邦画)] 4点(2011-05-19 02:51:38)《改行有》

619.  地球の静止する日 《ネタバレ》 原作付きだが、内容は殆どオリジナルだという、「地球の静止する日」。何しろ60年前の映画だから、映像表現だって古いし、目を見張るスペクタクルもない。でも、それだからこそ却って、映画のテーマ・主張がハッキリわかる。まあ、悪く言ってしまえば、「チャップリンの独裁者」のように、せっかくの映画なのに、最後の演説が言いたいことの全て、みたいな事だけど。それでもやはり同作のように世界的な大問題だったであろう、米ソ冷戦の危機に対して映画のできること、映画人の行動の凄さ、というものを感じる。 ストーリーとしては、クラートゥが街へ出て、少年との交流の中で何を得たものがあったのか。アーリントン墓地の墓標を見て、地球人をどのように思ったのか。それとリンカーンの言葉を読んで彼自身何か変わったのか?ちょっと気になるが、彼は結局初期の目的通りの演説を行うだけ。当初世界各国の代表と直接会いたいと言っていたのが、一部の科学者たちに変更になったのは、それらの結果だったのだろうが、科学者が政治的に有力な力でないことは、地球を観察してきたものなら判っていたろうに。それでも少年の母親の女性と、ヘンに恋愛関係にならなくて、良かった。 それと、細かいこと言うと、「テルミン」って実用された先端の楽器だったのか、とか、さすが、宇宙船の内部のデザインなんか、日本の特撮とはセンスが違う、とか、感心しきりであった。 最後にこれは、邦題の問題だから映画には関係ないけど、地球『が』静止する日ではなく、地球『の』静止する日、最近こういう微妙な言い回し・表現(国語学的にどういう事か自分には説明できないけど)が、ややもすると「間違い」なんて言われてしまうのが、腹立たしい。難読漢字を読み書きするだけが、国語力じゃないぞ。 [DVD(字幕)] 7点(2011-05-13 02:51:09)《改行有》

620.  クイズ・ショウ 《ネタバレ》 アメリカの大衆は甘いマスクに弱く、インテリは権威に弱かった。 途中まで面白かったが、実に後味が悪い。[映画館(字幕)] 3点(2011-05-10 22:13:22)《改行有》

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