みんなのシネマレビュー |
|
621. 戦争の犬たち(1980・アメリカ) フォーサイスが「ジャッカルの日」で得た金で企てようとしたアフリカの軍事クーデターの準備から書いたと言われるこの原作を実に綺麗に映像化している。クリストファー・ウォーケンがとにかく格好良い。狂気と冷静さを垣間見る事の出来るあの目は注目に値する。フォーサイスの原作どおりに忠実に現地調査や武器の調達をしているんだけど、調達するマシンガンがMP-40じゃなくてUZIなんだよなぁ。それが残念。トム・ベレンジャーがオイシイ役なんだけど、ちょっと演技が雑かなぁ。8点(2001-10-10 21:24:05) 622. ジャッジ・ドレッド(1995) ファンの方すまん、スタローンの出ている映画じゃ下から数えて5番のうちに入ると思う。スタローンってどっちかと言うと肉体派でしょ。歳のせいかもしれんけど中途半端に肉体を誇示するくらいならあの映画はやるべきでなかったと思う。映画自体は悪くないんだ。アメコミの映画化的な感じはあれでいいし、ちょっとB級に走ってた感じもあたしは好きだ。でもあれなら、スタローンが出る必要も無んじゃないだろうか。3点(2001-10-10 21:00:51) 623. コマンドー 大した映画じゃないんだけど、結構ミリタリーにこだわった映画でしたね。銃の保管庫に電子ロック使ったり、敵の基地に飛行艇から泳ぐ際はスイムウェアだし(単に肉体美を見せたかっただけかもしれないけど)シュワちゃんらしい映画になっていましたね。結局最後は派手な格闘アクションになるんだけど、いくらなんでも相手にパイプ貫通さしても蒸気は出んぞ(笑)6点(2001-10-09 19:18:24) 624. フラッド なんかモーガン・フリーマンの役どころが中途半端。スレイターの役どころは「ダイハード」のブルース・ウィリスだと感じたのだけど、迫力が無いのは演出に火でなく水を使ったせいかな。コンセプトは面白いし、役者も結構良いけど、なんか今ひとつぱっとしないのはなぜだろう。5点(2001-10-09 18:55:26) 625. ルディ/涙のウイニング・ラン フットボールものの映画としては秀逸だと思う作品。決して金がかかっているわけでない、撮り方もややマイナーの映画の色調だ。但しこの映画にはそんな安っぽさも感じない程の情熱がある。それはノートルダム大学の伝説の男(まだ、生きてるけど)を映像として復活して見せようという製作サイドの意識と今まで1度しか映画の撮影を許さなかったノートルダム大が彼の為ならと撮影を快く承諾しただけでなく、学生や職員までも協力させたと言うほどの男の物語で、そこ見える彼の姿はひたすら根性、根性、根性。日本のスポ根マンガも霞んで見えるほど努力の映画だ。多くの日本のスポ根マンガは途中から栄光の道に繋がっていくが、この映画はホントの栄光を掴むのはホントに最後。ごく普通の中流家庭の青年が栄光を掴んだ時間はわずか数十秒。その数十秒がとてつもない感動を与えてくれる。 今まで映画でどれだけの涙を流したか数しれずのあたしが、喜びの歓声をあげて涙たのはこれだけです。他の人が何て言おうと構わん。あたし好みのスポーツ映画だ。(笑)フットボールのシーンは殆どが練習風景(主役が試合に出てないからあたりまえなんだけど)、でもその練習風景は実際の練習風景を見た経験のあるあたしからしても相当にハードな練習してます。主演のショーン・アスティンも撮影前トレーニングで大分しごかれた様で、最後のタックルは実に綺麗でした。10点(2001-10-09 18:38:38)(良:1票) 626. ブルースが聞こえる 軍隊での生活を淡々と写す中にクリストファー・ウォーケンの鬼軍曹振りが際立ってましたね。もう少ししごきの場面はあっても良かったんじゃないかな。軍隊の厳しさに兵士の本来の感情が出てくるものと思ったんだけど、ちょっと郷愁を誘う部分が強くて内容がボケた感じがします。7点(2001-10-04 21:10:15) 627. 指輪物語 うーん、やっぱりあれだけの話を端的にまとめる方が間違っているというか難しいと思いますよ。それでも無理矢理メインのキャラクターを一通り出したでしょ。気を抜くと話が繋がらないんだよね。折角子供向けにアニメにしたのだから、もっと判り易く出来なかったものでしょうか?6点(2001-10-04 21:01:47) 628. ミセス・ダウト みんな「クレイマー・クレイマー」と比較したがるんだけど、あたしは「トッツィー」と比較してました。どちらも必要に迫られて変装するわけだけど、ミセス・ダウトファイヤがトッツィーと違うのは、それが自分の為ではなくて終始一貫して子供達の為にやっているって事かな。これは映画のあらゆるところで見える子供への思いやりと言う点でも表現されてるから、裁判所での最終弁論と、テレビの中のミセス・ダウトファイヤの言葉が生きていると思います。8点(2001-10-04 20:51:45) 629. ディープ・インパクト(1998) うーん、なんだかなぁ。地球レベルのパニック映画をハリウッドが作ると、どうしてもアメリカのエゴが強くなるような気がする。シミュレーションにも問題あるなぁ。これって、当時彗星の衝突を緻密にシミュレートしたって言ってなかった?最初の衝突であれだけの質量のものが、ぶつかっていればあんな被害で済む筈ないし、「核の冬」についての再現もしなかったじゃない。ま、人類が死滅しちまうと、映画にならないんでそうしてるんだろうけど、あたしとしてはいただけない。3点(2001-10-04 20:28:36) 630. ムーラン(1998) やっぱり、やっちゃったなぁディズニー、ってのが第一印象。アメリカ人で花木蘭を知っている人がどれだけいるんだ?華僑と中国好きの者ぐらいだろ。チャレンジスピリッツは認めるが、ちょっとあれではいただけない。西欧人の描く黄色人はどうしてもバタ臭い感じがあったり、東南アジア系と大陸系の黄色人が区別して書けないのは判り易く書くため?それとも単に書けないだけなのかな。4点(2001-10-03 12:43:12) 631. カクテル カクテルを作るシーン以外はなんかねぇ・・・シナリオがもうちょっとなんとかならんもんだったかなぁ。トム・クルーズもまだあまり上手くないし。これを見て、一時期トム・クルーズを毛嫌いしてたからねぇ。4点(2001-10-03 12:26:12) 632. 探偵物語(1983) 正直、松田優作が「探偵物語」の主演になるって聞いて狂喜乱舞したんだけど、原作が赤川次郎って聞いて幻滅したのを思い出します。映画はなかなか面白かったですが、いかんせん探偵が格好良すぎる(笑)、TVでやってた柄本明くらいが本来なら丁度良かったんじゃないでしょうか。薬師丸ひろ子も演技が上手くなってたし、松田優作の演技はピカイチ。話の持っていき方に脚本のせわしいとこが出てしまったけど、ラストのキスシーンなんか、洋画でもなかなかお目にかかれない見事なシーンでした。8点(2001-10-02 20:28:09)(良:1票) 633. 1941 あたし、これ好きなんだがなぁ。スピルバーグだから出来たと思えるシーンもたくさんあったし、ジョン・ベルーシでないと、あの狂気の飛行兵はやっぱり出来なかったと思う。しかし、あそこで三船はまずかった。ある意味、ガチガチの軍人って感じがあってよかったけど。7点(2001-10-02 20:12:00) 634. 機動警察パトレイバー2 the Movie 押井監督が明らかに書きたかったのはレイバーでなくて人間ドラマでしょ。こんな形でしか見せられないところが惜しいよなぁ。「剃刀後藤」と呼ばれた頃を一瞬垣間見させるシーンや、野明がちょっと女っぽくなった事を除くと基本的には完全に忍さんの人間ドラマで、それはそれで面白いけど、何もパトレイバーでやる必要は無かったんじゃないかなぁ。7点(2001-10-02 19:57:31) 635. セーラー服と機関銃 あの映画ってなんだったんだろうなぁ、ってのが第一印象です。赤川次郎の読み物自体があまり好きでなかったので、周りが騒然としている中、一人で「誰が行くもんか」と思ってました。この当時の薬師丸ひろ子はなんだかデビュー当時の少女体系でもなく、もうちょっと後の女っぽくなってきた時とも違う中性的な感覚があって実は好きではなかったんです。いざ映画を見てみると、脇を飾る人達が実にいい演技しているんですよ。薬師丸ひろ子本人もまだそれ程の演技では無いけど、上手くなっている途中だというのが感じられました。相米監督の撮り方や演出の上手さが随所に出ているいました。セーラー服のスカートが地下鉄の通気口でふわっと持ち上がっているシーンをラストに持っていくところがさすがだよね。8点(2001-10-02 19:31:19) 636. ユー・ガット・メール 陳腐なシナリオだけど、非常に良く出来たお話です。ただね、中盤のメールの相手がわかってから、ラストまで、あんなにトントンとラッキーに進んでいいのかいな、というのが正直な所かな。上手くいかなくても困るけど、あれは上手く行き過ぎでしょ。6点(2001-10-01 16:27:24) 637. 虹をつかむ男(1996) 実は、ポスト「男はつらいよ」だった筈のこの作品、でも失敗だったなぁ。「蒲田行進曲」の様にもっと舞台劇の様なテンポのある撮り方をしてたら良かったのかもしれない5点(2001-09-27 20:12:20) 638. 忍者武芸帳 映像の全部をマンガの「原画」を使っているのは凄い。印刷されたマンガからは絶対に読み取れない漫画家の書いた鉛筆線や修正に迫力を感じたのは私だけではないと思います。それを丁寧に映像化した大島渚はやはり奇才と言うべき方だと思います。9点(2001-09-27 20:05:52) 639. X-ファイル ザ・ムービー テレビシリーズを見ていないので、正直な所わけが判らない部分がありました。見てたら判ったのかどうかも怪しいですが。映画としてはテレビの影響かも知れないけど、時間内に纏まっていない感じがあって、じつはそれが一番不満でした。1本の映画としてもっとちゃんと見せたほうが良かったんじゃないでしょうか。5点(2001-09-27 19:51:36) 640. ペイバック あたしもイマジンさんに1票、内容は正直薄っぺらの感じがありましたけど、それ以外は良かったんじゃないかなぁ。コバーンの演技も良かったし、映画の時代背景とテンポ感はあたし好みのものでした。6点(2001-09-27 19:45:53)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS