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プロフィール
コメント数 900
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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621.  セントラル・ステーション 《ネタバレ》  ほんの10年前に製作された映画なのに、文化の違いのせいもあるのかとてもギャップを覚えました。電車が着くなり窓から乗車する若者、万引きをすると撃ち殺されるのが当然な治安、そんな文化圏にいるにも関わらず万引きを行うドーラとジョズエ。  正直この映画で人間に惹かれることはありませんでした。でも人間の代わりにとても惹かれたのは、代筆屋の仕事のほうでした。文字が書けないために代筆屋に依頼し、手紙の文字を自分の口から出る言葉で綴っていく人々のその姿が、素直にジーンときました。 そもそも識字率がとても高い日本では代筆業なんてものは仕事にもならないでしょう。それどころか今の日本では携帯電話も普及し、口から出す言葉どころか個性も何もないデジタル文字が飛び交っています。しかしそんな環境にいる自分だったからこそ、そんな手紙の綴り方が印象的でした。それだけに、お金だけを取り、書いた手紙を投函しないどころか勝手に開けるようなドーラの行為に憤りすら覚えました。相手にメッセージをなかなか伝えられないような人達だからこそ、それぞれに思いメッセージがこもっているはずなのに・・・。 代筆屋。こんな時代だからこそいて欲しい時もあるかもしれませんね。その時はもちろん、きちんと投函してくれる人で(笑) [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2007-12-23 02:23:26)《改行有》

622.  インビジブル2 《ネタバレ》 前作はもっと登場人物それぞれのキャラクターや背景をしっかり描いていて、透明人間を作ってしまった、または透明人間になってしまった人物の場面場面での心理描写が巧妙にできていたのですが、今作は・・・(汗)。冒頭からいきなりの透明人間出現には正直冷めました。バックグラウンドもくそもないキャラクターをいきなり透明にして出されても、「は?」って感じですし。まあそれも後々語られていくんですが、履歴書に書かれてそうな経歴くらいで、悪者の姿が視覚的にもキャラクター的にも「透明」過ぎて、さらっと流された感がして面白くなかったです。前作のあのじわりじわりと悪に染まっていくサスペンス感が良かったのに・・・。 まあでも透明人間が雑踏に紛れ込むと人にぶつかられまくるってのはリアルでよかったです。最初は「あんなぶつかりながら追っかけなくても」て思いましたが、見えてない人間は誰もよけてくれませんもんね。例えば自分以外のみんなが下向いて携帯いじりながらこっちに大勢で向かってきて、さてそれを全部よけれるかってことで、、、うん、ぶつかるよね( - _ - ;) まあその状態で車道に飛びさすのはちょっと演出過剰な気がしました。 そうだな、全体的に演出過剰。二作目はあたらないっていう映画のジンクスがここにも当てはまりました。[DVD(字幕)] 3点(2007-06-16 00:39:47)《改行有》

623.  スピード2 《ネタバレ》 これはぁ・・・、『スピード』だったのは冒頭のバイクでの追跡シーンのみで、あとは正直どこにでもあるアクション映画だったなぁ。 犯人のタイプとか、止められない乗り物だとか、探せばわりと「あーこういうところを『スピード』的にしたかったんだ」みたいなところは見えるんですけどね。 でもやっぱり前作のあのスリルと緊張感にはかなわない。 根本的な土台は一緒なのに、なんで2は面白くないのかって、やっぱ『スピード』感がないからでしょうか。舞台となる船が大きすぎて、船の中のアクションシーンが大半を占めたということもありますし、何より前作と違って乗客一人ひとりの描写が極端に少なく、危機感が全然伝わってこなかったのが残念だった。聾者だったのか手話で会話してた女の子も、後々ストーリーに大きく関わるのかと思って期待して観てたら、別にそんなことはないし。そもそも耳を聞こえなくする設定に意味が無かったし。「あの子を使って何がしたかったん!?」って監督に聞きたい。 もうとにかく犯人のヒルとか、「別に無くてもいいじゃん」って要素が多すぎた。『スピード3』がもし出るならやっぱり観ますが、ちょっと期待値は下がるなぁ・・・。[DVD(字幕)] 4点(2007-06-09 23:10:09)《改行有》

624.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 《ネタバレ》 これはあくまでオレの個人的嗜好ですが、ドラマではない単作の映画であんな結末にする映画って、大っ嫌いなんですよ。続きもんがしたいなら最初っからそのつもりで作れっての。一作目が予想外に売れたから、「じゃあ二作目・三作目もやろうか」って思いつきでやったような適当さがよーく見て取れる。 内容のほうも、完全に一作目を知っている前提で作られています。今回はやらなかったですが、オレってけっこういきなり二作目から観たりするタイプなんですけど、やっぱりこういうのは二作目でも三作目でも、「それ単品でも楽しめる」ってのが重要だと思う。マトリックスシリーズでも起きた現象ですが。はっきり言ってこんな内容だと一作目を知らない人はずっと「???」状態になってしまって後は、水車上のバトルとか顔に目の模様がたくさんあるジャック(=Johnny Depp)とか、単品ギャグでしか楽しめなくなってしまって・・・。それに、こんなに早くに二作目を出してしまって、三作目が出るまでまだまだあるのに、それまでこの話の流れを覚えてろってか?? はっきり言ってこれは驕りだと思う。「この映画は売れることが約束されてるんだ」って安心感にスタッフ全員体の芯までどっぷり浸かってるようにしか思えない。このCG全盛期に、なんか昔の日本の特撮映画みたいなシーンもけっこうあったし。。。 三作目はなるべく楽しめるよう、最初っから期待せずに観よう。。。[DVD(字幕)] 3点(2007-02-25 00:37:11)(良:1票) 《改行有》

625.  コン・エアー 《ネタバレ》 これをレンタルビデオ屋で借りてきた直後に実は金曜ロードショーでやることを知って・・・、その時点でかなりテンションは下がったんですが一応観ました。 やっぱりこの手のアクション映画は気楽に楽しめて良いですね♪敵味方がはっきりしてて、観ているほうもどっちに肩入れして観ていればいいのかわかりやすくて。けっこうニコラス・ケイジってその手の痛快アクション映画によく出没する気が。。。 ただ少しキャストに魅力が少なかったように思う。Poeは妻を守るために殺人を犯してしまったわけだが、結果獄中生活を送ることになり、なんだかすっかりおとなしく刑に服してしまって。。。もっと「自分は無罪だ!!!」とアピールして欲しかったな・・・。あんまりあっさり服役されてしまうと、「牢獄生活も仕方ねえか」って諦めてるように見える。 ラーキン?だったっけ。彼はどこかもうひとつな印象を受ける。ケビン・スペイシーもそんな感じだけど、なんか見た目がさっぱりしすぎてて、全然インパクトがない。 その点ジョン・マルコビッチは良かった。まさに主役のニコラスを食ってしまう勢いでインパクト絶大!!役どころはともかくとして、そのインパクトは忘れようにも忘れられないものがあります。俳優として大事なことですよね。 だいぶ昔にも見ましたが、この映画のおかげで"convict"=「罪人・犯罪者」って単語を覚えられたのが思い出深いです(笑) [DVD(字幕)] 5点(2007-02-18 02:57:11)(良:1票) 《改行有》

626.  ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT 《ネタバレ》 まあ・・・このシリーズの映画にいまさらあほらしいと言うこと自体あほらしいですが、あほですねやっぱり。てゆーか日本を何だと思ってんだって。「ルールに従って生きるなんて・・・」みたいなことを言ってたけど、本当に自分のことしか考えないあほなやつらだと思いました。反対に、「ルールに従って生きることの大事さ」をとうとうと語ってやりたい。自分さえ楽しければ他の人にどれだけ迷惑かけてもおかまいなし的なこの種の人間に激しい苛立ちを覚えました。こんなん観て現実にこういうことする、又はしたいと思うやつ、することに憧れて将来的に実行するやつとかマジで増えるんだと思うと本当に嫌になる。 結局結果論なんだなこういうやつらは。スクランブル交差点をあんな風にドリフトで抜けて、うまくいったからいいようなものの、もしも誰か一人でも轢いたらものすごく後味の悪い映画。穿った見方ですが、どうしてもそういう「もしも」の側面が気になります。頼むから、そういう暴走行為とかはゲームの中だけで楽しんでくれ。作り物の話としては十分エンターテイメントなんだけど、なんかそういうところがどうしても受け入れられない自分でした。[DVD(字幕)] 4点(2006-12-24 22:58:40)《改行有》

627.  交渉人(1998) 《ネタバレ》  「交渉人は"no""can't"、"won't"みたいな言葉は使ってはいけない」ビルに立てこもったDanny(=Samuel.L.Jackson)のセリフですが、それってむちゃくちゃ難しい・・・(,,-_-) 映画観ながらそれらを使わずにダニーのセリフに答える練習しましたけど、"no"の類の言葉使わずに会話せえってそりゃ無理!! やはりオレも「あいきゃんとすぴーくいんぐりっしゅ」で場を乗り切る日本人の血が流れてるんだと実感・・・σ( ̄▽ ̄;)  サミュエル・L・ジャクソンはどんな映画に出ててもあの独特の、どこかリズミカルで高圧的な感じの語り口は変わらない(笑)彼のしゃべり方好きです(*^ー^*) ケビン・スペイシーは、うん、普通の人だね( ^ ^ ;) 彼がどんなに凄んでもあまり怖くない。彼の制止を無視して突入した警官隊の気持ちもわからんでもない。そして名脇役としてひそかに大大大ファンであるデビッド・モースはもう最高!!ラストのほうで脇腹を撃たれたダニーを担ぎながら、今まで極悪犯だと決めてかかっていたのを詫びるかのように彼のことを「警官が一人負傷した、至急救急車を!」と言って「警官」として扱うシーンは、雨降って地固まる的な男の友情を感じた。  洋画を英語字幕で観ていて、本当に洋画の英語の使い回しってうまいと思う。ネイティブの人達には当たり前の表現の仕方なんだろうけど、実際そういう表現がスパッと頭に浮かんで口に出せるかと言うと現実はそう甘くはない。特にこの『交渉人』は「交渉」という言葉を扱う人物たちに焦点を当ててるわけで、言葉の選び方、使い方の複雑さを学べた気がする。[DVD(字幕)] 7点(2006-12-05 23:22:48)(良:1票) 《改行有》

628.  ニック・オブ・タイム 《ネタバレ》  個人的には最初に目をつけたいちゃいちゃカップルで実行して欲しかった(笑)何が面白かったって、話の中心にマッチョなスーパーマンでもなく、どっかの国の偉いさんとかでもなく、いかにもひょろひょろで弱そうな「普通の人」をもってきたこと。自分ではなんともできないから靴磨きのおっさんを頼ったり、秘書の人を頼ったりした挙げ句、ボディガードやら何やらがほとんど自分の敵だと気づいたときの絶望っぷりは見事なくらい普通のおっさん(笑)『パイレーツ~』のジョニー・デップしか知らない人は、こんなに普通に狼狽するジョニー・デップの演技は新鮮に見えたのでは。  でもなんか今ひとつ足りない感も拭えない。悪役がいまいち間抜けだったりするせいで緊張感が続かなかったのもあるかな。[DVD(字幕)] 6点(2006-12-04 23:39:26)《改行有》

629.  追跡者(1998) 《ネタバレ》  今時分の日本で観るとトミー・リー・ジョーンズはどうしても缶コーヒーのCMに出てくる「宇宙人のジョーンズさん」と重ねてしまう(笑)日本の労働基準法にグチを言い、商用車を駐禁取られ、八代亜紀に泣くこの男が・・・(笑)  前作『逃亡者』のほうはものすごく小さなときに観た記憶がうっすらある程度だったので、続編としてではなくほとんど『追跡者』単独で観たわけですが、それでも十分楽しかった(*^ー^*) アクションとしては長いほうのこの映画ですが、2時間たっぷり充実感があります。もう遅いから早く寝たいな~と思いつつもやめられない、止まらない。  『追跡者』と言うだけあって、サム(=トミー・リー・ジョーンズ)率いる追跡チームの手際のよさにはプロを感じる。今の映画みたいに「製作費~億ドル!」とか「目を見張るほどのSFX」なんて無いし、そういう意味では地味な映画だけど、こういう映画を観てきて育った世代にはこのどこか素朴で純粋なストーリーが単純に面白い。最近無いもんねー、こういう単純に楽しめるアクション。大事にしたい一作だなと感じました。[DVD(字幕)] 8点(2006-12-04 01:25:04)(良:1票) 《改行有》

630.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》  これは映画ではなく、フランスとイギリスを舞台に大物俳優をミステリーハンターへと抜擢して撮った、『世界ふしぎ発見』。一つ一つの謎が来るたびにオレの頭の中では草野さんの声が鳴り響き、最後のほうには頭の中のひとしくん人形は全て没シュートされていました。オドレイ・トトゥがミステリーハンターってのもいいかもしんない。  冗談はさておき、確かにこれは予備知識が無いとほとんどの情報が頭に入ってこない。先程冗談のように書きましたが、実際「世界ふしぎ発見」を見るくらい知らないことを勉強するつもりじゃないと、集中力は続かないですね。かといって、日本ではこの映画が封切られる前後にニュースやテレビ番組で驚くほどダヴィンチ特集を(しかも映画のネタバレになるようなことばっかり)していたので、その後にいざ映画自体を観てしまうと「あー、これあの番組で見たネタやなぁ」とかいちいち思ってしまって新鮮味があまりありませんでした。  ダヴィンチ関係の本は出るわ、パクリとしか思えない映画も出るわ、宣伝効果を出そうとするのはけっこうだけども、それによって映画そのものを面白くなくさせるまでの宣伝は正直どうかと思う、ダヴィンチ特集も然りね。どうせ特集組むなら、マグダラのマリアとか最後の晩餐のトリックとかそんな映画のストーリーに直結するものじゃなくて、もっと理解できるための基礎知識とかで特集組めよって各TV局に文句を言いたい。この映画がつまらなくなった要因のひとつに、間違いなく収益目当てで映画を宣伝しまくったTV局も入ってるだろうから。  そういうしがらみは抜きに、スマートカブリオレを駆り、フランスの街中をバックで爆走するソフィー(=オドレイ・トトゥ)にオレは惚れました(笑)[DVD(字幕)] 6点(2006-12-02 13:24:01)《改行有》

631.  ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 《ネタバレ》 これほど観ていてむかついた映画はありません。ちなみにこのジョン(=Joaquin Phoenix)とジューン(=Reese Witherspoon)が実在していたミュージシャンだと言うことは知らずに観ました。 想像してみてください。もしこのジョンと言う人間に音楽の才能がなければ、ただの最低男に過ぎません。ヴィヴィアンを無理やり口説き落とし、生活に苦しくなったらダメモトでオーディションを受け(ここらへんまではまだ良かった)、そのオーディションも子どもじゃあるまいし物欲しげな顔をしながら「受からせろ」と言ってるようで気に障るし、それで成功したら家のことは全く無視で、「金は稼いでるのに何が不満なんだ!」みたいな傲慢な態度。それが原因で冷めてきた夫婦関係を埋めようともせず不倫。ヤク中・アル中になり、家庭がありながらファンの子にも手を出し放題。ジューンと出会い、やってることはストーカー、脅迫、公衆の面前でのセクハラ等々。ジューンと会うたびに相手の気持ちは無視して結婚を迫る、挙げ句ライブ中に「NO」とは言いにくい雰囲気の中プロポーズ。いや、こんなんプロポーズと言うより脅迫に近い。そんなジョンをそれでもずっと見守ってきたジューンに対して言った言葉が一番むかつきました→"You should have left me."「君は僕の事をほうっておくべきだったんだ」・・・・・・むっかーーー!!!!!!(怒)(怒)(怒)(怒) こいつは絶対音楽が好きなんじゃない!!少なくともこの映画からはジョンに対してそんな印象しか受けません。 オレは直接にはこの人物を知りませんし、あくまでこの映画から受けた印象ですが、こんな男の歌う歌を気持ちよく聴くなんて無理です。嫌がってる女の人を口説き落とすために利用するような男の曲なんてまっぴらです。確かにJoaquinもReeseもすごく良い声で歌ってたしそこは評価したいですが、歌がそういう使い方をされたライブを観て他の曲もこの男にとっては自分を良く見せるためのツールでしかないのかと思ったらもう良い印象はもてませんでした。 実在した人間のストーリーに愚痴を言っても仕方ないのかも知れませんが。 というわけで自分的には滅多にない0点評価です。[DVD(字幕)] 0点(2006-11-30 00:15:11)《改行有》

632.  イナフ 《ネタバレ》 もっと場当たり的に解決してしまう映画だと、途中まで観ててそう思ってた。よくある、ドタバタ暴れまわってるうちにはずみで相手は死んでしまってハイめでたしめでたし、みたいな。 でもそうじゃなかった。ママさんチョーつえぇよΣ( ̄□ ̄;) あんたどんだけヤル気なんだよ!?ってぐらいの気合の入れ方は凄まじかった。そんだけの覚悟をしてるのに最後情けをかけるのはいただけなかったケド。 ストーリーは一言で言えばDV夫から逃げ出す母娘の話。でもこのDV夫がまた、蛇よりしつこい。逃げた母娘が住処を変えても、姿を変えても、名前を変えても見つけ出す。 人間って独占欲の塊なんだな。それは人間の一側面に過ぎないけど、それでもやっぱ側面の一つではあるんだ。欲してる相手に逃げられたら何をしてでも取り返したくなるんだろうし、その相手が別の男といたりすればそれは腹が立つだろう。 でもそれはもう「愛」ではないんだろうな。彼は「愛」があるから追いかけるって主張してたけど。 ほんとは6点くらいだけど、ママさんの変身っぷりに1点プラス! [DVD(字幕)] 7点(2006-11-14 00:38:03)《改行有》

633.  モンスター(2003) 《ネタバレ》 「人生は綺麗事では片付かず、置かれた環境で決定する」 これも一種の格差社会なんだろう。 一度道を踏み外した者に対して、世間は怖いくらい残酷で容赦がない。見下すだけならまだマシな方で、そこから這い上がろうと必死に頑張る人をさらに突き落としたりもする。やりなおすチャンスなど誰もくれないし自分でも掴めない。 これを観た後つくづく自分は幸福だったんだと思う。やりたくもないことを生きるためにやらなければならず、しかしやればやるほどに罪の意識が増していく。そんな環境で自分ならと思うと、生きていられる自信がありません。 ある意味、アイリーンはすごく神に対して真摯に向き合っていたのではとも思えます。最後まで無感情に人を殺したりしなかったし、後で後悔の念も持てる。それすらない犯罪者もたくさんいるだろうし、彼女をして「モンスター」と呼ぶのは可哀想すぎる・・・。 セルビーもあんな決着のつき方で後の人生すっきり生きられるんだろうか。自分勝手さではむしろセルビーの方が嫌悪感を覚えるし、せめて同罪で決着して欲しかった。まぁ実話の話にそんなこと言っても仕方ないですが。 これ観る前に同じシャーリーズ・セロンの『イーオン・フラックス』を観たんですが、これまじで同一人物か!?Σ( ̄□ ̄;) てゆーか、役作りもけっこうだがその役に近いキャストを最初っから選べばいいだけのことではないのだろうか。役そのものより、上映前から話題だった「この役のためにセロンは13kg太った」とかそういうキャッチコピーが鼻につきました。そういう映画自体と関係ないところでの宣伝はやめて欲しい。 カメレオン俳優はデニーロだけでたくさんです。[DVD(字幕)] 6点(2006-11-12 02:21:40)(良:1票) 《改行有》

634.  エミリー・ローズ 《ネタバレ》  実話だったんだ。。。そんな前知識なく、エクソシストの延長として観ようとしていた自分に反省。観終わってから実話だった事実に気づきましたΣ( ̄□ ̄;)  さて肝心の映画の中身はというと、ホラーそのものより、法廷を中心にホラーシーンは回想程度といった感じ。でも法廷でのやり取りそのものにもスリルがあった。  って言うのも、普通なら法廷で除霊とか超常現象、果ては神や悪魔の存在をベースに証言をするなんて普通はバカらしいと思いますよね?ムーア牧師もエリンもそんなことはわかってるんです。わかってるからこそ、そんな内容を少しでも人々に伝えようと必死なのがブラウン管越しからでもすごく伝わってきました。  迫真の演技という意味では、やはりエミリー役のJennifer Carpenterがすごかったですが。役者ってやっぱすげーなと再認識した瞬間。かわいさばっかりで、棒読みの台詞回しやどこか人の目を気にしてるような演技しかできない日本の若い俳優・女優群にも見習って欲しい。正直マジそう思った。  でもこんな実話があり得たというのは、やはり時代背景の要素も強かったと思う。考えてもみてください。現在の情報化社会で法廷で霊の存在をを主張してるやつがいる、なんてことがあれば地方紙どころかあっという間に世界中に広まりますよ。  下手すりゃ世界中のマスコミに異常だと叩かれて、一笑に付されて終わっていくでしょうね。。。  映画を観てても、この時代の裁判官はどんなにバカらしくても公正に意見を聞こうという姿勢がしっかりしてますしね。そのへんやっぱり今の時代との環境の違いは相当あると思う。  オレ自身は神も悪魔も信じないし、幽霊の存在も信じてません。でも誰かのために神社でお祈りはしますし、お墓の前で大好きだった祖母の冥福を祈ったりもします。そういう意味では何かを信じてるんだろうな。。。[DVD(字幕)] 6点(2006-11-01 20:46:59)(良:2票) 《改行有》

635.  オリバー・ツイスト(2005) 《ネタバレ》 結局最後までこの子の笑顔を見ることはなかったなぁ。。。  『戦場のピアニスト』のロマン・ポランスキー監督作品ですが、テーマの中心を「戦争」という出来事に据えたものと「孤児」という人間に据えたものでは、監督が同じでも受ける印象が全然違ったように思います。  オレの率直な意見ですが、オリバーというこの孤児の少年に全く魅力を感じられなかったです。と言うのも、冒頭からエンディングまで、オリバーが自発的に何かをやったところをほとんど見ていないからです。周りに合わせようとすること以外にこの子がやろうとしていたことが見えてこなかった。。。  同い年くらいのドジャーは、行き倒れてるオリバーを拾って面倒を見てあげたり、(盗みを肯定するわけではないですが)今日を生き延びるために何ができるかを自分たちで考えて必死にやっています。  ナンシーも、昔から自分を育ててきた大人たちに対してあそこまで反抗することにはとても勇気が要ったことでしょう。  対してオリバー。「この子の心の中には善意の光が宿っている」とか適当なことをいうじいさんに見初められて幸せに暮らしたわけですが、本当にそんなもんが宿ってるならドジャーたちのスリ遊びを見て楽しそうに笑ったり、フェイギンといっしょに嬉しそうにその練習をしたりしないでしょう。  行き倒れてるオリバーを助けたり、ナンシーを殺したビルに立ち向かっていったドジャーにはその光は無いってことですか?オリバーを助けようと勇気を出したナンシーには善の素質が無いってことですか?オリバーばかり幸せになっていく様を見てると、この二人が不憫でなりません。なんか、世の中の不公平さを目の当たりにさせられた作品です。 [DVD(字幕)] 3点(2006-10-26 00:03:25)《改行有》

636.  インサイド・マン 《ネタバレ》  少しイメージの暗い『オーシャンズ11』って感じに見えました。違うところは、や『オーシャンズ11』は”オシャレなドロボウ”という雰囲気を前面に出して、反社会的な「盗み」という行為をどこかファッショナブルかつコミカルに描いています。が、『インサイドマン』では”盗みは盗み”というスタンスで、出てくる犯人グループに、「スマートに盗もう」なんていう美学は一切なし!なんつーか、そういう飾らない盗みにどこかストイックさを感じる。。。  『インサイドマン』って『インサイダー』みたいな内部告発ものかと思ってたけど全然違いました(汗)なんつー脱出方法を思いつくのかΣ(☆д*) これもファッショナブル・・・なのかな?  でもこの映画も結局は最後ハッピーエンディングみたいに終わってるわけだけども、やっぱこういう犯罪って少なからず誰かに迷惑をむちゃくちゃかけてんだよね。それを「ファッショナブル」とか、ましてや誰か一人だけの視点で「ハッピーエンディング」にしてもいいんだろうか、ってのはいっつも考えてしまう・・・。まあ映画の話にそこまで突っ込みだしたら始まんないんですけど(^ ^ヾ ひとり言でした。 [DVD(字幕)] 5点(2006-10-17 00:58:04)《改行有》

637.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》  「映画」ということを飾らずに、船体がひっくり返った惨劇の様子をとてもリアルに描写していたのにはびっくりしました。船がひっくり返って船内のバルコニーから床に叩きつけられる人のシーンとか、船内にゴロゴロしている死体などを見ててもどれも生々しくて、子供には見せられない悲惨さが画面から伝わってきます。この手の話の、いつもギリギリまで追い込まれるけど結局助かる、ってパターンはまあ映画なのでご愛嬌。  この映画では単独行動を取ったディラン一行が脱出に成功したわけですが、場合によっちゃ船長の言うようにホールでじっと救助を待つほうが良い場合もある(てゆーか普通こっちのほうが確実) ただし前者の場合、「泳げる」ことが必須条件。しかも息も相当止めておけないといけない。もし自分がこの船に乗っていたら、うん、どっちにしても絶命(^ ^;) 正直オレは水中で30秒もたないと思います、しかも全力で泳ぎながら。  『オープン・ウォーター』を観たときも思いましたが、海って怖いね。水温はむちゃくちゃ低いし、くらげはウヨウヨしてるし、海域によっては鮫もいるし、鮫はいなくても自分の足の下には数え切れないほどの生き物が徘徊してるし、海上ですらこの映画のようなことが起こりえるし。。そんな危険な場所をのんびりとお気楽に進む豪華客船というものが、急に色褪せて見えた気がします。 [DVD(字幕)] 6点(2006-10-13 21:17:00)(良:1票) 《改行有》

638.  テイキング・ライブス 《ネタバレ》 “Taking lives”ってただ「命を取る」って意味だと思ったら、実は「人生を奪う」って意味だったんですね。次々と別の人に乗り移っていくように人を殺していくサスペンスで、そのアイデアはとても面白いと思います。ですがせっかくそのアイデアが面白いのに、肝心の「他者の人生を乗っ取る」という描写があまりに少なかったように思います。物語の半分以上を犯人は”Costa”として過ごしてしまっており(そのせいでこいつが犯人と言うこともなんとなくわかってくる)、オレとしてはもっと作中で3回も4回も誰かになりすまして警察を欺くようなシーンを観たかったですが。。。「なりすます」映画としてはこれより『Catch me if you can』のほうがそれに近いかもしれない。  なんか全体を通してScott(=Angelina Jolie)に力が入っていない気がする。冒頭いきなり死体発見現場に横になったり、ベッドの真上に死体の写真を貼ってたり、言ってみれば常識はずれのことをする捜査官って感じのキャラだと思ったら、それ以外はわりと普通でなんか拍子抜けでした。終わり方も、どこか性急に、一気にエンディングに持っていかれた感が拭えない。。。あと20分ぐらい追加してもいいし、もっとしっかりしたエンディングが見たかった。  最近けっこうサスペンスものを観るんですが、やっぱりサスペンスってジャンルには映画の2時間って枠組みは小さすぎるのかなって感じます。SFみたいに話を大きくできないわりには作中に出てくる情報量は他のジャンルより多いですし。作るほうも大変なんだろうなぁと実感した1作でした。 [DVD(字幕)] 6点(2006-10-06 19:27:17)《改行有》

639.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》  スティーブン・キングの『ドリーム・キャッチャー』とかM・ナイト・シャラマンの『サイン』とか、宇宙人モノって宇宙人そのものを作中に出すと急に恐怖感が薄れる気がする。宇宙人本体よりいい味出して恐怖感を煽ってくれたのは彼ら自身より彼らの乗りまわすメカ。特に海中から船を待ち伏せて襲ってきたときなどはけっこうドキドキ。  やっぱり話の展開とかみあってなくて「ここはちょっと・・」って思ったのは宇宙人の侵略作戦のずさんなとこ。人類誕生より前から計画してたってわりには、地球の物質が自分たちの体に合うかどうかくらいの調べもついてないのはどうなんだろう。仮に人間が地球外侵略してもそこにある水とかをろくに調べたりせずに安易に飲んだりしないだろうし、侵略以前の問題では・・・。メカのまわりにはりめぐらされてた見えないシールドも、某独立記念日モノと酷似していて、ツッコまずにはいれなかった。おい!パクるな!!って。  でもお話としては、リアルに表現されてるところもありそのあたりはやはり緊張感が走りました。一番リアルだと思ったところは、難民の群れが暴徒化して車を襲うシーンでしょうか。人間ってそういう一面も見せるし、一方では宇宙人の船に取り込まれそうになった人をみんなで助けようともするし、対極な人間像なのにそこはとてもリアリスティックかつ巧妙に描写されていたと思います。  レイ(=Tom Cruise)の息子のロビーが軍隊に参加して宇宙人と闘おうとしてましたが、少し気持ちは分かる気がする。目の前で理由も知らずに殺されていく人達を見て、自分はあんな風に死にたくない、せめて相手の顔を拝んで一矢報いてから死にたいと思う、そういう気持ちは分かる気がする。自己満足と言われればそれまでですが、どうせ死ぬなら自己満足を貫いて死にたいと思うのはそれはそれで当然だとも思うし。まあ、結局生きてたわけですが。  色々たらたら書きましたがこの映画はおなじようにテーマだけ大きいその他の映画よりは数段上。スピルバーグにはこれからもこういうスケールの大きい映画を撮り続けて欲しいと思う。あとは脚本次第。  追記・炎上列車は怖かった。。。 [DVD(字幕)] 7点(2006-09-23 00:34:57)(良:1票) 《改行有》

640.  パッチギ! 《ネタバレ》 感動・・・してしまった。冒頭のバス倒しとか乱闘シーンとか見て、「あーやべ、これオレの苦手なタイプの映画や、、、」ってかなり引いた視点から観てたはずなのに。不覚。  1968年の京都。日本人と在日朝鮮人との壁がとても分厚かった時代。そんな中である日本人学生の松山が朝鮮学校のキョンジャとの出会いをきっかけに朝鮮に深く関わっていくお話。テーマ自体はものすごく重いものなのですが、そこに友情・恋愛・音楽などをからめて、文句の付けようもないくらい気持ちよく観れるものになっていました。  ラストのほう、ラジオ局のディレクター役の大友康平が「歌ったらいけねえ音楽なんてねぇんだよ!!」と言ってましたが、あれはそのまま「仲良くなっちゃいけねえ人種なんてねぇんだよ!!」って置き換えられるんだろうな、とか勝手に考えてました。 過去に起きたことについて知ることは実際とても大事なものだと思うし、虐げられてきた側にしてみればなおさらないがしろにはできない問題なのはとてもよく分かりました。ですが、そのせいで友達になれないとか結婚できないとか、ましてや友人の葬式に出席できないなんてのはやはり違うだろうと思う。家族の意を汲むと言う意味ではそのほうが正しいとも思うけど、でもそれでも死んだチェドキは松山とバンドを組みたがっていたという事実の方を汲んで欲しかったと思うのはオレだけでしょうか。。。 しかしこの映画、女性から見たらアンソンってめちゃくちゃ印象悪く映ってるんでしょうね(汗)そのへんやっぱ女性評って辛くつけられてそう・・・。 個人的にMVPをあげたいのはぜっったい大友康平!!!!上司を裏に連れてってボコにしたあとに満面の笑顔で「話はついた(^^)」っていやいやw短い登場でしたが、彼が一番ツボでした(笑) エンディングクレジットまで全て観てしまった映画なんてほんっと久しぶりだし(だって「あのすばらしい愛をもういちど」っすよ!?)、最高の映画です☆☆☆ [DVD(吹替)] 10点(2006-09-19 21:10:16)(良:3票) 《改行有》

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