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621.  木村家の人びと 《ネタバレ》 桃井かおりの言う「お金に執着することがもっとも人間らしい」という論旨は面白い。小銭の人は妙に明るく、健康的なのでイヤミがない。そして何より面白い。この人たちにとって小銭稼ぎはすでにスポーツなのか![映画館(邦画)] 6点(2011-05-10 21:55:20)(良:1票)

622.  ダーリンは外国人 《ネタバレ》 原作は、チョットかじった程度。 以前、「日本人の知らない日本語」にはまったときに一緒に読んだ。 日本人には気づかないちょっとした面白さを、コミカルに描いて楽しませてくれるのかと思っていたら、これラブストーリーじゃん。そういうジャンルはめったに見ないので、チョット面食らった。 コップや洗濯物の洗い方に関して、原作のとおりに、少しづつ日本流を教えていくのかと思っていたら、そこからだんだんと二人の関係がギクシャクする展開には、ちょっと驚く。なるほど正統的なラブストーリーの展開だ。お父さんのキャラもベタ。 ただ、それとは別に、日本語に興味を持って来たらしいトニーの、日本語に対する疑問も面白く、彼の日本語に関する技量もなかなかのもので、それが途中途中で効いている。最後の「度肝抜かれました」にはヤラレタって感じ。 たまには、こういうのもいいか。[DVD(邦画)] 5点(2011-05-06 16:30:24)《改行有》

623.  名探偵コナン 沈黙の15分 《ネタバレ》 劇中でもツッコまれていたが、やっぱり渡部陽一さんのしゃべりは、違和感ありまくりでした。刑事の顔も本人を意識したデザインだったが、その前に顔を思い浮かべてしまう。アニメーションとしてはどうなのか。ここまでして、キャスティングする必要はないと思う。さて、最初の「スペクタル」には、凄いというより、んなバカな、という印象。あれだけ無茶して反対車線を逆走すると、絶対事故おこしてる奴もいるだろうに。 それは置いといて。 基本的なミステリの部分に、全く興味がわかない。冒頭あまりにも派手なのとのギャップなのか。毎回毎回、非現実なほどの派手なシチュエーションに慣れてしまっているのか。でも特に雪原で死んだ人が何故あそこにいるのか、という不思議さが、全く分からない。車走ってた道を使ったほうが良い説明を、セリフじゃなく(アニメーションなんだから)視覚で説得するべきだ。それにしてもこのアニメーションは、「たったそれだけのことで」あんまりにもやることが残虐な犯人が多すぎるよな。前作は仏像盗むために、ウイルスパニックを起こして、町からすべての人を非難させたし、今回は潜って探しゃいいだけなのに、地下鉄脱線させ、高速道路破壊し、ダムを決壊させて、村一つを水で押し流そうとするって。 また、コナンもコナンで小学生のくせに(いや、高校生だとしても、だ)、いくら洪水を止める為とはいえ、勝手に雪崩を起こして、二次被害が出てたらどうするんだよ? そのあまりにメチャクチャなスペクタルと、事件と謎のつまらなさが、名探偵コナンをもう別作品のようにしてしまっていると思う。 少し、地に足の着いた、というか地道に推理ものとしての、原点回帰が必要なのではないかな? [映画館(邦画)] 3点(2011-05-01 03:24:31)《改行有》

624.  ワイアット・アープ(1994) 《ネタバレ》 世間ではめっぽう評判が悪いこの映画を、私はとても好きだ。評判の悪い原因をよく聞いてみると、殆どの人が、痛快なドンパチの西部劇を期待している。アホか。日本でだって、一部でファンがいるものの、今時チャンバラは流行らない。人間の社会がある程度成熟してくると、単なる痛快なだけの暴力映画が、全体的には受け入れられないという事だと、私は思っている。その代わりに日本でも政治的要素のある時代劇、リアルな時代物が出てきたりしている。いや、昔にも多少はあったのだろうけど。そういう意味で、この『ワイアット・アープ』、アメリカの若かった時代の突出した人物の伝記映画として、面白い。今からたった百年ちょっと前の、一つの国の中でこれほど暴力的な社会があって、しかもそれが不思議なバランスというか調和を持って、次第に今に続いているというのは、実に面白いではないか。その中で暴力的な法執行官として名を馳せた人物が、実は実業家として成功したいと思っていた人間で、内縁の妻を蔑ろにして、愛人を結局は妻にする。その長い人生を映像化した本作のクライマックスはやはり、有名な『決闘』シーンだ。そこの部分は、いろいろな事情が絡んでいるが、その大きな一つとして、ジョシー・サラ・マーカスとの愛を失いたくないという部分。若い頃、それはそれは愛していた若妻を失った悲しみの彼の、半分娼婦だった内縁の妻・マティを乗り越えて(踏み台?)、やっと手にした生涯の愛。それまで、いつも人から誤解されていた自身の生き方を、彼女は受け入れてくれた訳だ。その愛と自分と家族の尊厳をかけた決闘のシーンは、今までのどの(アープ)映画よりも、地味だがリアル。ここを変に創作でカッコよくしちゃったら、この映画の意味が無くなるものね。直前の酒場の親父とのやりとりが、泣ける。流れの中で描写されるのに、いきなり最初にあえて出すほどの名シーンだ。その時のワイアットが、テーブルから引きずるように持ち上げる銃の「物量感」が重々しい。これで生きたい訳じゃ無いがコレが無いと生きられない。厄介な時代だったんだろう。そんな時代に色々誤解されながら、ジョシーと80まで生きた保安官、良かったな。 基本的に大好きな話だからというものあって、9点![映画館(字幕)] 9点(2011-04-30 03:47:39)(良:1票) 《改行有》

625.  ルパン三世 DEAD OR ALIVE 《ネタバレ》 ウチに、パンフレットがあるが、何故か内容を一つも覚えていない。幾多あるTVスペシャルや、劇場版と基本的に大差ない内容だから、記憶に残っていないのかも知れない。 確か公開時、モンキー・パンチの監督作だからと期待したと思ったのだが・・・ 基本キャラの絵はやっぱりパンチさんが直接関わっているだけあって、充分満足したが、いかんせん話が「いつもどおり」で、面白みがない。中途半端にSFっぽく、でも生体認証らしき例の認証をルパンが変装で解決するのは、如何にもお粗末だし、ナノマシーンも非論理・非現実的すぎる。それでいて、ルパンと別行動の不二子が、お姫様を逃し、結局ルパンと合流するあたり、カリオストロのまんまじゃないかと思ったりもする。 結局、『名探偵コナン』みたいに、毎年やる=いつもの事件の連続の一コマというコンセプトをも持っていない、でも一つながりの物語の最高のエピソードとしての映画版という「特別さ」もない今の劇場版ルパンには、『カリオストロ』が活劇としてほぼ完璧なだけに、どうしても比較してしまい、それ以上心動かされる要素がない、と思う。 原作そっくりの作画に3点、たぶん不慣れだったろう監督業のモンキー・パンチの活躍に1点で、4点献上!。 [地上波(邦画)] 4点(2011-04-30 02:25:30)《改行有》

626.  オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー 《ネタバレ》 予想よりかなり良かった。と言わなければならない程、昨今はやりのオールライダー映画ってのは、酷いものばかりなのが、残念だった。 今回は90分くらいあるようだけど、話がテンポよく進むためか、あるいはいつもより10分長いのが効くのか、充分楽しんだ気がする。お腹いっぱい食べた感じ。 V3以降を思い切って「その他大勢」として物語の本筋から排除したため、1号2号と電王・オーズの活躍が充分描かれた。やっぱり記念作品なんだから、誕生パーティの主役である一号二号が活躍する話じゃないとね。すっかり忘れてしまっていた「少年仮面ライダー隊」が活躍するのもいい。それと電王の世界観をうまく活かして、ライダー達を、「ライダーへの思いにより蘇る」としたのは、上手かった。 だけど、どう考えてもキカイダーとイナズマン・ズバットは余計だった。「正義の味方は仮面ライダーだけじゃない」って、あの徒党を組んでる人たちが出てきちゃったらどうしよう?なんて思ったよ。  さて、仮面ライダー40周年記念作品をどうするかについては、いろんな人が何度か試みているように、「原点回帰」的な怪奇・シリアス路線の作品を作る手もあったと思う。TheFIRSTみたいな。あるいは84年版ゴジラ。でも東映が選んだのは、子供たちが喜んで応援した、多少支離滅裂な部分を持ちながらも、素直に声援を送れる、2号が出て以降の路線のライダーだ。それが当時よりも、より熱い男になった本郷猛=藤岡弘、の演技と相まって、とても嬉しくノレるのだ。原点回帰組が、ちょっとカッコ悪いとして、否定してきた部分のアツイ気持よさ。それが、今回の記念作の意義なんだろうと思う。自分は子供いないけど、親子でこれを観て手に汗握れた人たちは、幸せなひと時だったと思う。もし自分に子どもがいたら、あの赤い仮面の段々の奴について、帰り道に訥々と講釈していたかも知れない。 [映画館(邦画)] 6点(2011-04-13 01:46:52)《改行有》

627.  シャーロック・ホームズ(2009) 《ネタバレ》 数々の謎の解明が、ちょっとショボイというか、ご都合過ぎる。突然燃え上がるトリックは、相手が銃を使うという前提が必要だし、復活のトリックも、誰もが思い浮かぶ様なものだし、死んだように見える薬って、ロミオとジュリエットかよ!あと、人を買収して共犯にしてトリックを仕掛けるって、ミステリのトリックとしては、とても情けないぞ。 VFXによる活劇主体のホームズっていうのは否定しないけど、ホームズのみごとな推理と、それに相応しいトリック(現実的な)、という部分は、シャーロック・ホームズの基本だから、外してほしくない。アクションの強いのと、頭のいいのは相反しないから。それと、こういうモノのお約束なのか、最後に「モリアーティの仕業」的な設定をすることが多いようだけど、それ要らないんじゃないのかなあ。 [ブルーレイ(吹替)] 4点(2011-04-12 20:34:27)(良:2票) 《改行有》

628.  ゴジラ(1984) 《ネタバレ》 劇場公開前に、「サイボットゴジラ」を観に、マリオンまで行きました。結局長いこと待たされた挙句に、どうやらポンプで動く上半身だけのロボットをがっかりしながら観た記憶が蘇りました。 さて、三十年ぶりにDVDで観ました。ゴジラはもともと核の恐怖を具現化したものですが、2011年現在、現実に核の恐怖に怯えている身からすると、随分とみんなのんびりしているよなあ、という印象が拭えません。放射能(放射線?)を吐きながら、新宿の街をうろつき回る化け物の前に、平気で大勢の人がいるし、アレだけの緊急時に普通に新幹線走ってるし。 それはそうと、結果的にこのゴジラは当時の我々の期待には答えてくれませんでした。本田猪四郎路線のゴジラの反省度合いが足りないというか、SFに出てくるような架空の兵器なんかを観たかった訳ではないのに。怪獣映画に対する、「リアリティ」への欲求は後の平成ガメラまで待たねばなりません。 まあ、結局スーパーXなる戦闘機は役に立たずに、かませ犬になったわけですが、本当に面白いはずの部分は、人間(特に政府を含む日本の社会)のドラマではないかと思っていたので、極論を言うと、ゴジラは人間の手でやっつけられなくてもいいとさえ思っている。上手くゴジラと付き合っていくというのは、ある意味「ガンとうまく付き合う」「自然の驚異とうまく付き合う」といった現実世界の問題とも合致するような気もする。もちろん、ちょくちょく東京に上陸する核の脅威なんかいたら大変だけど。 あと、これは言っておかないといけないと思うけど、ミニチュア(殊に有楽町マリオンを含む周りのビル郡)はよく出来ていた。それだけに、照明が惜しい。一体いつになったら、トップライトの不自然さに気づくのか!実際の街の様子、リアリティ、良く見えないことによる恐怖、などもう一回初代を見てみるといい。 んー、なんか感想が取り留めないようだけど、約30年ぶりに観た新生ゴジラの感想です。[DVD(邦画)] 5点(2011-04-09 12:50:43)《改行有》

629.  失恋殺人 《ネタバレ》 これはつまり、宮地真緒の裸体を楽しむ映画なのかな? 映画(事件)自体何も面白くないし、これで「愛する人を守る」力の凄さなんか感じないし、なにより明智先生が能無しすぎる。 文代さんがコミカルでちょっとだけ楽しんだが、この人も宮地真緒を追い込んで、事件を加速した当事者だ。結構、罪深い。あの看護婦がもっと活躍して(もっと事件を引っ掻き回して)くれるんじゃないかと期待したが、最後まで期待はずれ。彼女はもっと悪女に徹して欲しかった。 映画的にはどうみても3点ほどだが、宮地真緒の美しさに、2点おまけ![DVD(邦画)] 5点(2011-03-31 00:08:49)《改行有》

630.  武士の家計簿 《ネタバレ》 江戸時代の日本人の数学力は、今日我々が想像する以上に高かったらしい。高等な数学的な問題の解を、寺社に奉納されていたりするのを、今日でも見ることがある。まあ、今回の物語は、そういう話ではないが、俵の数の話と、鶴と亀の足の本数の問題で、ちょっとだけその初級編が描かれている。 それはそうと、武士の家計簿、今までにない時代劇の切り口で、興味深かった。予告を観た時には、加賀藩の財政の話かと思って、お金持ちで有名だった藩がなぜ?と思ったが、観たら役人武士の家の話で、なるほど「武士の家計」の話だと納得。計算を正しくするということが、生き方を正しくするという事と、精神的に同じことで、あの家の家業は「正しく生きる」という事なんだと、息子への教育で感じた。藩の役人の不正を、最終的に殿様が、正しく処理したのは、救いだった。が、「正しいこと」は、時代と共に移ろってしまい、息子の時代になって、徳川に使えることが正しくないことになってしまうのが、その後の歴史を知る身の我々観客には、切ない。 [映画館(邦画)] 6点(2011-03-31 00:08:32)《改行有》

631.  マタギ 《ネタバレ》 25年ぶりにTV放送録画を観た。今となっては、農村の生活の様子などが、貴重な資料的価値があるように思う。農業だけでは暮らしていけず、出稼ぎに出る状況。ましてやマタギだけでは成り立たない。地方独特の学校の授業内容(熊の胆の解説など)。マタギの獲物の処理の仕方。などなど。 もちろん、劇映画としても素晴らしい。主人公・平蔵は職業的ハンターというよりは、生き方としての猟師。山神様の授かり物だから、スコープ付きライフルなんかで、熊と対峙しない。「猟」ではなく「勝負」である。前時代的な村田銃に、自分でハンドロードした3発だけの弾を持って出かける平蔵を、孫の太郎が気遣うシーンが胸を打つ。亡くなった奥さんが作ってくれた、「マタギ装束」のような猟着が、カッコイイ。最後に巨大な渡り熊に、打ち勝った平蔵が、熊を人目に曝すのを嫌い、雪に埋めるのもイイ。 [ビデオ(邦画)] 9点(2011-03-31 00:07:37)(良:1票) 《改行有》

632.  太陽の子 てだのふあ 《ネタバレ》 高校生の頃、日本史の先生に連れられて観たのを思い出した。 今から30年も前の話。今回、最後の最後まで新鮮に見れて、内容をすっかり忘れていたことに驚く。 主人公「ふうちゃん」のお父さん、35年間心に傷を負って、自責の念に苦しんだなんて、30年前の志をかなり忘れつつある自分には、随分と純粋に、眩しく見える。沖縄の体験した戦争の悲劇は、壮絶だし、戦後35年たった映画の当時でさえ、謂れなき偏見や差別にも苦しんだことだろう。でも、この主人公の女の子は、単なる沖縄悲劇の狂言回しとして最後に泣いて終るのではなく、悲劇を乗り越えて歩み始める少女であって欲しかった。彼女は「太陽の子」なのだから。 [DVD(邦画)] 4点(2011-03-27 05:50:50)《改行有》

633.  ゼロの焦点(2009) 《ネタバレ》 松本清張の原作って、大体面白くなくて、いつも映像化に助けられている感があるが、今回のゼロの焦点もまた、中谷美紀の恐ろしく、悲しい表情に助けられた。 鵜原健一と一緒に断崖に立った、室田幸子の表情の恐ろしさ。かつて自分たちを逃がしてくれた、憎からず感じているどころか、自分と同様に新しい世界を夢見ていることを知っていながらの、恐ろしくも悲しい殺意を秘めたあの表情を観ただけでも、この映画を観たかいがあったと想う。 それに対比するように、田沼久子の最後のシーンの両者の表情。久子はこの期に及んで、覚悟を決めたフシがあるが、幸子の殺意から、逡巡にいたる表情は、素晴らしい演技。 演技としてどうこういうわけではなく、登場人物として考えると、これに比べて禎子の夫を殺されたという、「だけ」と言っちゃ語弊があるが、それだけの人は、「まあ、悲しかったね」という感じ。 いやあ、久しぶりに、良い邦画を観た気がする。なんで、映画館で観なかったんだろう。[地上波(邦画)] 6点(2011-03-06 23:56:55)《改行有》

634.  映画ドラえもん のび太の人魚大海戦 ドラえもんの映画版を初めてちゃんと観た。ドラえもん自体は、連載初期に学年雑誌で読み、TVアニメの初期版の頃に観ていたくらいで、そんなに熱心に観続けていたわけではない。それでもやっぱり面白いので、好きなアニメーションだった。映画版も幾つかTVで「ながら見」する程度に観たことがある。 で、今回TVで通して観てみたわけだが、これは他の映画版もそうみたいだが、ドラえもんが『戦いの物語』になってしまっているのが、一番気に入らないところだ。実は最近、プリキュアなるアニメーションを見た時にも思ったのだが、小さい子供に見せるアニメーションが『戦いばっかり』なのはどうだろう?(ましてや、女の子向けのプリキュアにいたっては) ドラえもんって、小学生の日常にある困ったこと(多くの場合ジャイアンだが)に、面白い道具を使って、ギャフンと言わせて、さらに自分もギャフンといい、それが最後(有名な、幾つかある最終回)にそんな道具に頼らない少年に成長する話じゃないのかな?と思うのだ。 特別の話として、1~2回位あるのなら、納得できるけど、毎年毎年誰かと戦って、つまり誰かをやっつけているのび太くんなんて、藤子不二雄が描いたドラえもんじゃないと思う。少なくとも自分の好きだったドラえもんではない。 不思議な世界に繋がるのは良いけど、戦いではなく、楽しいドラマとしてのドラえもんの復活を、私は望む。[地上波(邦画)] 3点(2011-02-23 05:20:59)(良:1票) 《改行有》

635.  SPACE BATTLESHIP ヤマト 《ネタバレ》 さて、小学生の中学年の時に本放送を観た、ど真ん中のヤマト世代として、それが、CGとはいえ、実態のあるモノとして描かれる、このヤマトは、思ってもいなかった夢が突然現実になったような、不思議な感覚である。多くの人が言うように、惑星大戦争などの東宝SFテクノロジーで、模型を作られるのなら、一も二もなく太反対で、絶対見なかった自信があるが、何しろ、CGだ。本質的には絵だが、コンピュータが計算した物質の見え方や、モノの運動がそのまま見られるのだから、ある意味実写である。これは観ずにはいられない。 世間では、宇宙戦艦ヤマトというのは、「愛の物語」とされているようだ。実際に作った人のうちの一部もそのように言っている。しかし、地球がほとんど滅びかけたうえに、相手側をも星単位で壊滅させておいて、今更そんな事言ってほしくない、というのが当時からの私の「ヤマト観」だ。そういう意味では、今回例のセリフが無かった事は幸いだ。そのかわり、古代と雪が船の中でとんでも無い事しでかしてくれたが… 古代と雪が愛し合う仲になっていくのは、いいよ別に。でも、そこに到るまでの、二人の心の移ろい等を、もうちょっと感情移入出来るように描いて欲しかった。そういうふうに全然見えなかったので、ラストで子どもが出るまでは、あの展開から「そうなった」とは、全然思わなかった。むしろ、いきなりキスはひどいだろ、とさえ思ったものだ。 いや、原作でも二人は心で通じ合っていたから、しょうが無いけど、ヤマトのプロジェクトがどれほど重大かを考えると、もっとソレは脇においておいていいと思う。 それよりも、今回コスモクリーナー周りの設定に一工夫したのだから、そちらを膨らませて、元々持っていたスターシアの善意の不自然さを、巧く解決するような仕掛けでも、考えたほうが良かっただろう。そして、それに関連して、原作が持っていたもう一つの側面、「鉄の信念の男、沖田十三」の生き様を見せて欲しかった。 あと木村拓哉、地球最後の船に乗って「もっと気楽にやんねぇ?」はねえだろ! 役者のつもりだったら、古代を自分流にするんじゃなくて、自分を古代に合わせろ。 リアルなヤマトのビジュアルに7点。放射能除去装置の新解釈と、地球人に希望を持たせてくれた沖田さんの新解釈に3点。擬音でしか演出してなさそうで、しかもキムタク節を許した監督に-5点。 合計で5点。 [映画館(邦画)] 5点(2011-02-21 02:19:49)(良:2票) 《改行有》

636.  踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! 《ネタバレ》 まあ、三作目で批判されるの判ってて、こういう映画を作っちゃうのは大変だとは思うよね。だけど、だからといってこれだけ面白くないものを映画館で見た人は、怒ってるだろうな。つまらないわけじゃないけど、面白く無い。微妙なセンだな。  この人達は何時までも、過去の事件から逃れられない、って感じ。ドラマ内の事件でもそうだけど、映画そのものもそうだ。 そして、シリアスな中にある日常的な、コミカルな部分が、悪ふざけが過ぎるように、今回多すぎる。例の会議室の高官たちのやりとりも、稚拙でリアルさに欠ける。あと、スカンクの部分とか、冗長。 ただ、今回一つだけ前回より良かったことがある。前回の事件で青島は、「上司が良ければ組織も悪くない」というような事を言ったが、それが自分にはとても嫌だった。TVシリーズの最初から、本店と支店、キャリアと現場という、組織の論理によって辛い思いばかりしていた青島だろう?それが今回、「部下ではなく仲間」という発言を聞いて、ちょっと安心。 それにしても、いくら引越しがゴタゴタするものと言っても、拳銃の管理が、「あんなにいい加減な訳ないじゃん、これを作った人は、ひょっとして本気で世の中舐めてるんか?」と思ってしまった。 [DVD(邦画)] 3点(2011-02-17 09:47:26)《改行有》

637.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 先週録画したTV放映版だが一週間遅れでやっと見れた。昔の映画を見たことがあって、彼らが何にやられちゃうのかは、知っていたが、今回はひょっとしたら、新しい趣向なのかなと、思っていた。特にオープニングの、生物の進化を表したっぽいカットがあるからね。あの弱点は克服済みだったりするのかな?なんて。 で、はじめに思ったのは、この映画も離婚親と子供なんていう、アメリカの社会事情を背負っているのか、という事。最初のシーンで既に、元の親が子に会う権利なのか、子が親に会う権利なのか知らんが、あれがホントに良い事なんだろうか?なんて思ってしまった。やれやれコレ、「宇宙戦争」なんだよな? 昆虫を観察するように、地球人を観察していた高等生物が、地球人を壊滅させるには、随分と個別的な攻撃をするんだなと思っていたら、戦いがどんどん局所的になってきて、今までさんざん「皆殺し的」攻撃をしていた宇宙人が、廃墟のガラクタを壊さないように、偵察機機を送り込む意味が不明だし、その偵察も目視かよ!熱感知とか考える自分も古い気がするが、もっと高度なテクノロジーなんじゃないのか?人の血を吸うというか何らかの目的で人血を欲している相手が、微生物にやられちゃうのも、どうかと思うよ。そういったものの塊なじゃないの?人の血って。 とか、考えてしまって、どうも、ノれないなァ。 映像的には文句ないんだけど、自分勝手に前線に行く兄にも、妹の兄である自分には、理解しがたい思いしか無いし、わがまま放題な妹にもウンザリ。そいつらが皆んな最後に結果オーライで、メデタシメデタシって、なんだよコレ。最後兄が出てきて抱き合ったときに、本当にビックリした。いいのか?コレで? [地上波(吹替)] 4点(2011-01-29 11:52:26)(良:1票) 《改行有》

638.  ポセイドン(2006) バラストタンクに勝手に水入れちゃって、みるみる船が沈んちゃうけど、いいのか? ほかの生存者がいたりしたら、どうすんだよ? まあ、それはいいとして、やっぱりポセイドンアドベンチャーのリメイクというなら、神父さんの、最後のセリフに相当するものは、外しちゃいけなかったんじゃないかな? そこんとこの最後のクライマックスを期待しちゃうもんね、どうしても。 リメイクというか、り・イマジネーションってやつか… それと、最後のボートと沈みゆく船の合成が、チャチかったよ。[地上波(吹替)] 3点(2010-07-31 18:28:40)《改行有》

639.  パソコンウォーズ ISAMI このタイトルになる前の「ISAMI」だけのときに見ましたが、低予算でもうまく撮影すれば、ちゃんと近未来っぽい画面が作れるんだと感心しました。ストーリーは単純なヒーローものですが、最後の決戦を終えた後の爽快感がいいです!7点(2004-08-12 09:53:00)

640.  あしたのジョー(1980) 《ネタバレ》 TVシリーズの再編集ものですが、TVシリーズにあった「汗臭さ」がすっかり消えうせ、まったく違うあしたのジョーになってしまった。これは、おそらくこの映画の直後に放映された、新TVシリーズ「あしたのジョー2」への違和感無くつなげるための映画だったんでしょう。4点(2004-08-11 09:43:48)

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