みんなのシネマレビュー
なんのかんのさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2336
性別

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
212223242526272829303132333435363738
投稿日付順1234567891011121314151617181920
212223242526272829303132333435363738
変更日付順1234567891011121314151617181920
212223242526272829303132333435363738

621.  メンフィス・ベル(1990) 『Uボート』の空中版。爆撃機の中だけの狭苦しい「戦場」での青春群像もの。でも結局は「勇敢さ」に収斂されていっちゃう。ヒロイズム讃歌。「戦争は良くないけれども、いろんな階級の人が平等に触れ合えるのはいいことだった」なんて意見に導きそう。カチンときたのは、そばに病院や学校などの民間施設があって誤爆してはいけないからと旋回するとこ。そりゃこのメンフィス・ベルはそうだったのかもしれないけど、そうだとしてもそれはよほど特殊なケースでしょ。東京と違いすぎるじゃん。最近のイスラム圏でも豪快に誤爆しまくってる。フジサンケイグループが絡んでいて(冒頭に「石田ナントカに捧ぐ」と出てのけぞった)ま金を出しただけだろうが、歴史の部分を拡大して全体を美化するあそこの歴史観となら通じ合うものがあっただろう。爆撃機が離陸するときの揺れ具合やバチンバチンというトタンを叩くような音にのみリアリティが感じられた。[映画館(字幕)] 5点(2013-12-04 09:49:19)

622.  推定無罪 ハッとさせる場面があんまりなく、裁判映画を面白くしたのはアメリカなんだけど、本当の裁判はこういうものなのか。初めのほう、ハリソン・フォードの不審な行動のあたりはミステリアスで悪くないんだけど、彼が主人公でもう「いい人」って予断が来ちゃってるから、キャスティングの段階での問題ですな。彼が弁護士に対して、自分が有罪であるかのように論じて、検事のプロを見せるとこがちょっと面白い。製作側は検事局の殺伐とした人間関係に興味を持ったのだろうか。そっちを中心にすればなんとかなったかも知れない。面白いと評判のミステリーを映画化すると、まず面白くないとこに、本と映画の根本的な構造の違いがあるようだ。音楽、J・ウィリアムズは地味め。[映画館(字幕)] 5点(2013-09-04 09:32:55)

623.  ロシア・ハウス ソ連がらみのスパイものだがKGBが悪役でなく、西側の情報局がもっぱら悪役という珍品。ソ連のひんやりとした街のたたずまいが美しい。たまたまなのか狙ったのか、それともいつもこうなのか、ほとんど曇天で、リスボンと対照される。あとダンテ役のクラウス・マリア・ブランダウアー、臭みギリギリのところもあるんだけど、うつろな感じがいい。でもスパイサスペンス映画としてはもっと単純なほうが好きだな。イスラム過激派という次代の悪役が登場するまでの過渡期の手探り状態を映画史的に確認することは出来る。S・コネリーがCIAの尋問に対しておちょくるあたり楽しい。M・ファイファーがレニングラード攻防戦の説明をしているときに、コネリーがアイラヴユーと言いつつ寄っていき、彼女が無視して説明し続けるところとか。ジェリー・ゴールドスミスのひんやりとしたジャズっぽい音楽はいい。[映画館(字幕)] 5点(2013-09-02 10:00:01)

624.  ヒルコ 妖怪ハンター 《ネタバレ》 せっかく「古事記」をベースにしてるのに、オリジナルなものを創出できなかった。宣伝では、世界的レベルで作ったとか言ってたが、どこのことを言ってたのか、自国の文化からしか生まれないオリジナルなものを作り上げることが世界性のはずだ。夏の校舎の静かな感じはそう悪くないのだが。手作りの兵器も悪くなく、あそこらへんのユーモアをもっと生かせなかったか。殺虫剤が最終兵器になるの。自転車に乗って夜の廊下を走るってのもいい。のどかな昼のピクニックの幻想になって、主人公が月島嬢に穏やかに電動ノコギリで首を切られそうになるとことか。理科室、給食室、音楽室、用具室などが舞台になる。給食室が一番力が入ってたか。校舎ってのは、やはりホラーの舞台にふさわしい。[映画館(邦画)] 5点(2013-08-05 09:08:50)

625.  メルシー・ラ・ヴィ ジョエルがみなに非難され、ある種の聖女伝説みたいな輪郭が見えたときに、この映画つかまえられた、って気になったが、ナチが出てきて「やっぱりよく分からない苦手なフランス映画」の様相を呈する。戦争の時代とエイズの時代とが重なってたみたいなんだけど。「いつでも困難はあるけど、だからこそ喜びが」ってな感じのラストシーンになって、おろおろする。あの憂鬱顔の車椅子のお父っつぁんが自力で坂道を走り降りていくラストにしてくれたほうが、気分が良かった。白黒とカラーが混ざるの、あんまり意味はなかった。作中の人物が「白黒のときにヤなことが起こる」って言ってたけど。医者と組んで街中に病気を撒く女の話のほうが面白いなあ。[映画館(字幕)] 5点(2013-06-07 09:43:42)

626.  ツルモク独身寮 浜田光夫的勤労青年がスクリーンから姿を消してだいぶたつが、家具工場で働く地方出身者の独身寮物語ってのにちょっと興味をひかれた。でもどうだろう、「歯車には歯車のプライドがある」ってだけで結論にしちゃってたみたいで、歯車の交換可能な悔しさとか、こんなことやってていいのか、という苛立ちとかがここにはない。けっきょくこの設定はモチーフではなく味付けでしかなかったのか。ブスの描き方も、なんかヤだった。フロントガラスに顔押し付けなくてもいいんじゃないか。竹内力が、二枚目を差別すんなよ、って叫ぶのはちょっとおかしかったけど。[映画館(邦画)] 5点(2013-06-05 09:11:13)

627.  幕末純情伝 前半はいいんです。沖田総司が人や格子を斜めに切り裂くところとか、喜八や清順を心の師にしているのか、新人監督の気合いが感じられます。牧瀬里穂の二本差し姿もりりしいし。でも彼女が娘姿になってから勢いが落ちた。別に史実を守る義務なんかまったくないんだけど、せっかく沖田が女だったという嘘を一個入れたのなら、その回りは出来るだけ史実で固めたほうが、その嘘が輝いたんじゃないか。つかこうへいの原作はどうなってたんだろう。全共闘がダブって、変革とか挫折とか、そういうモチーフも入ってたな。町人たちのなかにチョイ役で漫才がいる(「ピンクの電話」って言ったか)のが、なんか懐かしかった。むかしは鳳啓助・京唄子あたりが顔出してた。ちっとも面白くないし、映画作品としてどういう効果が出てたのかは分からないけど、あの「賑やかし」の気分は、寄席の演芸で落語の合い間に色物芸が入るようなもんで、嫌いじゃない。ポスターなんかで無理におどけた顔して隅っこに写ってて、ああいう伝統しばらく絶えてたんだけど。[映画館(邦画)] 5点(2013-05-26 10:02:25)

628.  スリーメン&リトルレディ フランスのコメディをハリウッドでリメイクしたののさらに続編だって。だから新しい家庭のあり方を探るっていうほどの意気込みがある話ではなく、もっぱら大の男たちが子どものゴキゲンを一生懸命とる、っていうのの笑いばかりで、つまらない。せっかく特異な、性を基盤にしない寄り合い家庭を設定したのに、生きてない。そういうのはやっぱり無理だね、って話に落ち着く。イギリスの寄宿学校長が協力していく展開はいい。アメリカ人のイギリスに対するコンプレックスの深さなのか、こうまで単純な悪役に出来るっていうのは。[映画館(字幕)] 5点(2013-05-21 09:39:32)

629.  ぼくらの七日間戦争2 宮沢りえのような目玉がないのがつらいところ。また本作は戯画化が紋切り型になっていて、大人たちがトンマすぎないか。敵側にも、一人ギラリとした参謀が必要だろう。内藤剛志がそうだったのかなあ。眼鏡を掛けたパソコン少年ってのもウンザリ。渋谷琴乃嬢のタラタラとした喋り方はちょっといい。空き缶を蹴り合いながら気持ちがまとまっていく。「君たち自然保護派なら空き缶が落ちてたってことがそもそもいかんじゃないか」。沖縄の街に戦闘機の爆音がちゃんと入ってたのは正しく、嬉々とはしゃぎながら「失敗」へ向けて旅立っていくというところが、ミソと言えばミソか。[映画館(邦画)] 5点(2013-05-03 10:55:31)

630.  ホームレス 金持ちが捨てた犬を拾うってのは、嫌味だな。壁ってものを単純に考えてるのが気になる。単に隔てる装置というだけでなく、社会からの防御って面もあるから、「壁」を考えることが現代の問題にストレートにつながってるんじゃないか。オノ・ヨーコが出てるの(協力ってのか)を売りにしてたのが、当時も情けなく感じたものだった。これハイビジョンで撮ってフィルムに起こした最初のころで、移動のとき、残像みたいのが滲む感じがあるの。今見ると、懐かしいかもしれん。[映画館(字幕)] 5点(2013-04-25 09:29:09)

631.  マイ・プライベート・アイダホ いろんな要素がまぜこぜになってて、私の中でまとまってくれなかった。「ヘンリー四世」がベースになってるらしいんだけど、シェイクスピアを下敷きにすれば、あっちでは格が出るんでしょうな。あたしは木下の『太陽とバラ』をちょいと思い出してた。それと「母恋い」いうか「家庭を求めて」って感じもある。実家の電灯のピースマークがラストでアイダホの空に描かれるんだけど、あれは家庭のイメージなんでしょうか。ナルコレプシー(だったっけ? 嗜眠症)のモチーフも中途半端に見えたが、ストーリーを中断させる面白さはあった。あの眠りが、安堵・安らぎってことで「母」につながり、「家庭」に向くとだいたいまとまるんだけど、そうやって無理にまとめてみてもつまらない。ロードムービーとして雲が飛び続ける風景を眺める楽しさのほうが大事だったな、きっと。[映画館(字幕)] 5点(2013-04-24 09:33:29)

632.  ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌 《ネタバレ》 アンソニー・ウォンの若いときって関根勤に似てる。現在はまったく類似点が認められなく、おそらく男の型としては対極的な存在だと思うんだけど、なんか似てるんだ。つぶらな瞳で。ってことは関根勤も歳を重ねると、ああ渋くなっていくのか、いや関根のほうが年上かも、などとあらぬことに気をひかれていたが、それはさておき。前半のドンパチはお祭りみたいに楽しく眺めていたが、後半の病院に移ってからは、いささか食傷気味。そりゃそういう映画と承知して見てるんだから、「命を粗末にしてけしからん」と感想抱くのはお門違いだろうが、なんか死体が「一山いくら」で処理されてるようで、あんまりウルワシクない。あなたたち観客の要望で死体の山を築いてるんです、って向こうに言い分あるのがこっちの弱みだが、そうでもないんだな。そりゃ緊迫した闘争目当てでアクション映画を見てるんだけど、最初っから殺されるために用意されてるような人たちが殺されていくのは、殺伐としてて気持ちいいもんじゃない。釣り合いを取るためか、赤ん坊の救出を絡めているのも鬱陶しく、もっと粋に出来ないか。このコッテリ感が香港の味であるのは分かるんだけど。トニーが、悪役側である警備員の服装をして病院の中を走り回れば、乱戦状態の中でイイモンとワルモンの違いを争っている人々が瞬時に確認するのは大変だな、と思っているとやっぱり誤射が起こった(トニーが仲間を撃っちゃうんだけど)。ここらへん潜伏捜査官という存在の曖昧さを、アクションの中にも筋を通した姿勢はうかがえる。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-04-02 10:09:11)(良:1票)

633.  K2 ハロルドとテイラー 駄目な邦画みたい。音楽がダサいだけじゃなく、現地ロケ・極地ロケが売り物になってたり、ラストでは友情を歌い上げたり、これって邦画じゃんと思った。老登山家が見限ってヘリを早く早くなんてとこはちょっといいし、シェルパに対する態度にHがやや非難めいたことを言うとこなんかもいいんだけど、基本は登山家の男気・友情の勝利というメインの線はハッキリしてて、自分を置いてTが登頂しようとしたってとこで、そんなにショックを受けるもんかな。登山って、そういうもんなんじゃないの。役者が興奮してるほど、こっちは登頂に興奮できず、こっちが山男の心理よく知らないせいもあるんだろうが、エゴの部分が弱いから友情の感動も表面的にとどまって感じられたと判断した。[映画館(字幕)] 5点(2013-03-25 09:32:04)

634.  オーメン4<TVM> 《ネタバレ》 2、3見てないので、分かるかなあと思ったけど、でもこれは3から10年ぐらい跳んでるので、独立したものとして見てもいいだろうと思った次第。アンチ・キリストが少女という発想がミソなのか。父・母・娘の三角関係に重なるような構造。仲のいい父と娘に嫉妬する母の妄想ともとれる描き方をしたほうが面白かったのでは、とちょっと思ったが、このころのアメリカは相対主義に疲れてて、邪悪なものはとことん邪悪という絶対主義で憩いたかったときなんでしょう(たとえばイラク)。その邪悪なものに囚われた少女の叫びみたいなものがあれば膨らんだんだけど、やっぱ絶対主義はつまらない。アメリカにとってのカトリックを考えるサンプルにはなる。あの宗教の長い歴史には「恐れ入っちゃう」ってところが、ヨーロッパから逃げ出した者の末裔であるアメリカ人にはあるみたい。[映画館(字幕)] 5点(2013-03-07 10:23:01)

635.  戦争と青春 実に正しい作品ではあるんだけど、同じことを反復してるだけでいいのか、という苛立ちも感じる。そりゃもちろん「何度も語らねばならない」と言われればそれまでだし、製作者たち一人一人の熱意をからかう気はなく尊重したいが、繰り返すごとに「津波警報」と同じで、緊迫が薄れていってしまい、かえってこういう反復が「戦争の記憶」を遠くへ押しやる加速度を付けてるんじゃないか、いう気もするんだ。このちょっと前に日本で公開されたドイツの『ナスティ・ガール』なんてのと比べても、日本の風土の甘さを感じた。ちょっと視点を工夫して、国防婦人会のおばさんたちの心なんかをこそ見詰めるべきなんじゃないか。弟が赤ん坊を渡されたときに「非国民の子ども」と思ったあたりをもっと突き詰めるべきだったんじゃないか。とは言え、この遺作が今井監督で唯一封切り時に観た作品でした。[映画館(邦画)] 5点(2013-02-18 09:51:05)

636.  結婚記念日 結婚16年目の夫婦のショッピングモールでの一日の物語(アレンは脚本も監督もタッチせず、出てるだけ)。喜怒哀楽の揺れに無理がなかったか。自分が浮気してても妻ってものはああ居丈高に怒れるものか、というか、ああ居丈高に怒ったあとで告白できるものか。コントと思えばいい話なのかも知れないが、だとすると演出がまずい。ベット・ミドラーがいささか臭く、さらに後ろを白塗りのピエロがウロチョロするのも不愉快だった。クリスマス音楽と世界巡りが背景の趣向。日本のスシで始まって、メキシコ、イタリアン、このときバックに3拍子のアマルコルドのテーマが流れた。[映画館(字幕)] 5点(2013-02-02 10:41:15)

637.  ドク・ハリウッド 設定だけ見ると「砂の女」で、ビバリーヒルズを目指した高給取りの医者が田舎に捕まってしまう話。ところが内容はノーテンキな田舎・純朴讃歌で全然棘がない。「田舎=昔」の構図があり、けっきょく保守讃歌なんだ。現代ならではの問題を抱えている現代の田舎に対して失礼であろう、カボチャ祭りで代表させちゃ。祭りにかかっていた映画は『キートン将軍』で、ちょっとこの作品とは合ってなかった気がする。旅立ちの日、みなが見送るパターンね。戻ったらそんな町はなかった、って手もあると思うんだけど。[映画館(字幕)] 5点(2013-01-31 09:58:25)

638.  私がウォシャウスキー 《ネタバレ》 女探偵と女の子が悪を暴くの。男じゃなく「女・子ども」が果敢になる面白さなんだろうが、このころでももうそれほど目新しくは感じられなくなっていた。K・ターナーの魅力に負った企画だろうが、これも新鮮さの点ではもう弱くなっていた。でもこういう年頃になった女優って日本では主人公任されないのが、邦画の駄目なとこだよな。主人公に個性的な弱点をもう一つ欲しいところ。舞台がシカゴで、ニューヨークに比べると地方都市の味がちょっとある。母親として失格した彼女と、自分の子を殺そうとする女とが対比されていたのかなあ。犯罪に何かと日本人が絡んでいたころ。モーターボートの追っかけがありました。[映画館(字幕)] 5点(2012-12-30 09:08:31)

639.  プラスティック・ナイトメア/仮面の情事 《ネタバレ》 これ「大方の予想をくつがえす意表をつく結末」って宣伝で、まあそういうので本当に意表をついてくれるのは少ないんだけど、これなんかどういう「大方の予想」を宣伝部は想像してたんだろう、ってことのほうに興味が行ったぐらい。顔の整形のとこ見せちゃうのは、フェアにやりたいって作者の良心の現われなのかな、あれは伏せといてもアンフェアじゃないと思うよ。ラストでばらせばいいんで、スリラーで迷宮感出せなかったら、いくらフェアでもしょうがない。演出も、不安におののく主人公の顔に、いくつかのイメージカットがダブってきたり、陳腐。廃船のセットのとこだけ雰囲気がよろしい。秘書がもしかして自分の浮気相手かと確認するあたり、ちょっとおかしい。[映画館(字幕)] 5点(2012-12-21 09:57:08)

640.  イヤー・オブ・ザ・ガン 社会派でいくのかサスペンスでいくのか立場をはっきりしないので、中途半端になった。両方の観客を呼ぼうとして「二兎も得ず」になっちゃったのか。サスペンスでいくんなら自分の小説が現実になっていく怖さを中心に据えるべき。でも社会派要素が入り込んでるんで、このアメリカ人二人組の軽率さがやけに気になってしまう。「赤い旅団」に絡んでると思われる教授に話しちゃうって口が軽すぎるでしょ。社会派でいくのなら、そこらへんのジャーナリズムの冷酷さをもっと突っ込むべきでしょうね。でもこの二人をそう非難してるようにも見えない(ラストでちょっとそれらしい気配はかもす)。正義派人間の嫌らしさみたいなものを突けるんだけど。モロ誘拐のときって、乳母車を車道に飛び出させて車止めたんじゃなかったっけ。あれは違う事件か?[映画館(字幕)] 5点(2012-12-10 09:51:59)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS