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プロフィール
コメント数 900
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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641.  インサイド・マン 《ネタバレ》  少しイメージの暗い『オーシャンズ11』って感じに見えました。違うところは、や『オーシャンズ11』は”オシャレなドロボウ”という雰囲気を前面に出して、反社会的な「盗み」という行為をどこかファッショナブルかつコミカルに描いています。が、『インサイドマン』では”盗みは盗み”というスタンスで、出てくる犯人グループに、「スマートに盗もう」なんていう美学は一切なし!なんつーか、そういう飾らない盗みにどこかストイックさを感じる。。。  『インサイドマン』って『インサイダー』みたいな内部告発ものかと思ってたけど全然違いました(汗)なんつー脱出方法を思いつくのかΣ(☆д*) これもファッショナブル・・・なのかな?  でもこの映画も結局は最後ハッピーエンディングみたいに終わってるわけだけども、やっぱこういう犯罪って少なからず誰かに迷惑をむちゃくちゃかけてんだよね。それを「ファッショナブル」とか、ましてや誰か一人だけの視点で「ハッピーエンディング」にしてもいいんだろうか、ってのはいっつも考えてしまう・・・。まあ映画の話にそこまで突っ込みだしたら始まんないんですけど(^ ^ヾ ひとり言でした。 [DVD(字幕)] 5点(2006-10-17 00:58:04)《改行有》

642.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》  「映画」ということを飾らずに、船体がひっくり返った惨劇の様子をとてもリアルに描写していたのにはびっくりしました。船がひっくり返って船内のバルコニーから床に叩きつけられる人のシーンとか、船内にゴロゴロしている死体などを見ててもどれも生々しくて、子供には見せられない悲惨さが画面から伝わってきます。この手の話の、いつもギリギリまで追い込まれるけど結局助かる、ってパターンはまあ映画なのでご愛嬌。  この映画では単独行動を取ったディラン一行が脱出に成功したわけですが、場合によっちゃ船長の言うようにホールでじっと救助を待つほうが良い場合もある(てゆーか普通こっちのほうが確実) ただし前者の場合、「泳げる」ことが必須条件。しかも息も相当止めておけないといけない。もし自分がこの船に乗っていたら、うん、どっちにしても絶命(^ ^;) 正直オレは水中で30秒もたないと思います、しかも全力で泳ぎながら。  『オープン・ウォーター』を観たときも思いましたが、海って怖いね。水温はむちゃくちゃ低いし、くらげはウヨウヨしてるし、海域によっては鮫もいるし、鮫はいなくても自分の足の下には数え切れないほどの生き物が徘徊してるし、海上ですらこの映画のようなことが起こりえるし。。そんな危険な場所をのんびりとお気楽に進む豪華客船というものが、急に色褪せて見えた気がします。 [DVD(字幕)] 6点(2006-10-13 21:17:00)(良:1票) 《改行有》

643.  テイキング・ライブス 《ネタバレ》 “Taking lives”ってただ「命を取る」って意味だと思ったら、実は「人生を奪う」って意味だったんですね。次々と別の人に乗り移っていくように人を殺していくサスペンスで、そのアイデアはとても面白いと思います。ですがせっかくそのアイデアが面白いのに、肝心の「他者の人生を乗っ取る」という描写があまりに少なかったように思います。物語の半分以上を犯人は”Costa”として過ごしてしまっており(そのせいでこいつが犯人と言うこともなんとなくわかってくる)、オレとしてはもっと作中で3回も4回も誰かになりすまして警察を欺くようなシーンを観たかったですが。。。「なりすます」映画としてはこれより『Catch me if you can』のほうがそれに近いかもしれない。  なんか全体を通してScott(=Angelina Jolie)に力が入っていない気がする。冒頭いきなり死体発見現場に横になったり、ベッドの真上に死体の写真を貼ってたり、言ってみれば常識はずれのことをする捜査官って感じのキャラだと思ったら、それ以外はわりと普通でなんか拍子抜けでした。終わり方も、どこか性急に、一気にエンディングに持っていかれた感が拭えない。。。あと20分ぐらい追加してもいいし、もっとしっかりしたエンディングが見たかった。  最近けっこうサスペンスものを観るんですが、やっぱりサスペンスってジャンルには映画の2時間って枠組みは小さすぎるのかなって感じます。SFみたいに話を大きくできないわりには作中に出てくる情報量は他のジャンルより多いですし。作るほうも大変なんだろうなぁと実感した1作でした。 [DVD(字幕)] 6点(2006-10-06 19:27:17)《改行有》

644.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》  スティーブン・キングの『ドリーム・キャッチャー』とかM・ナイト・シャラマンの『サイン』とか、宇宙人モノって宇宙人そのものを作中に出すと急に恐怖感が薄れる気がする。宇宙人本体よりいい味出して恐怖感を煽ってくれたのは彼ら自身より彼らの乗りまわすメカ。特に海中から船を待ち伏せて襲ってきたときなどはけっこうドキドキ。  やっぱり話の展開とかみあってなくて「ここはちょっと・・」って思ったのは宇宙人の侵略作戦のずさんなとこ。人類誕生より前から計画してたってわりには、地球の物質が自分たちの体に合うかどうかくらいの調べもついてないのはどうなんだろう。仮に人間が地球外侵略してもそこにある水とかをろくに調べたりせずに安易に飲んだりしないだろうし、侵略以前の問題では・・・。メカのまわりにはりめぐらされてた見えないシールドも、某独立記念日モノと酷似していて、ツッコまずにはいれなかった。おい!パクるな!!って。  でもお話としては、リアルに表現されてるところもありそのあたりはやはり緊張感が走りました。一番リアルだと思ったところは、難民の群れが暴徒化して車を襲うシーンでしょうか。人間ってそういう一面も見せるし、一方では宇宙人の船に取り込まれそうになった人をみんなで助けようともするし、対極な人間像なのにそこはとてもリアリスティックかつ巧妙に描写されていたと思います。  レイ(=Tom Cruise)の息子のロビーが軍隊に参加して宇宙人と闘おうとしてましたが、少し気持ちは分かる気がする。目の前で理由も知らずに殺されていく人達を見て、自分はあんな風に死にたくない、せめて相手の顔を拝んで一矢報いてから死にたいと思う、そういう気持ちは分かる気がする。自己満足と言われればそれまでですが、どうせ死ぬなら自己満足を貫いて死にたいと思うのはそれはそれで当然だとも思うし。まあ、結局生きてたわけですが。  色々たらたら書きましたがこの映画はおなじようにテーマだけ大きいその他の映画よりは数段上。スピルバーグにはこれからもこういうスケールの大きい映画を撮り続けて欲しいと思う。あとは脚本次第。  追記・炎上列車は怖かった。。。 [DVD(字幕)] 7点(2006-09-23 00:42:40)(良:1票) 《改行有》

645.  パッチギ! 《ネタバレ》 感動・・・してしまった。冒頭のバス倒しとか乱闘シーンとか見て、「あーやべ、これオレの苦手なタイプの映画や、、、」ってかなり引いた視点から観てたはずなのに。不覚。  1968年の京都。日本人と在日朝鮮人との壁がとても分厚かった時代。そんな中である日本人学生の松山が朝鮮学校のキョンジャとの出会いをきっかけに朝鮮に深く関わっていくお話。テーマ自体はものすごく重いものなのですが、そこに友情・恋愛・音楽などをからめて、文句の付けようもないくらい気持ちよく観れるものになっていました。  ラストのほう、ラジオ局のディレクター役の大友康平が「歌ったらいけねえ音楽なんてねぇんだよ!!」と言ってましたが、あれはそのまま「仲良くなっちゃいけねえ人種なんてねぇんだよ!!」って置き換えられるんだろうな、とか勝手に考えてました。 過去に起きたことについて知ることは実際とても大事なものだと思うし、虐げられてきた側にしてみればなおさらないがしろにはできない問題なのはとてもよく分かりました。ですが、そのせいで友達になれないとか結婚できないとか、ましてや友人の葬式に出席できないなんてのはやはり違うだろうと思う。家族の意を汲むと言う意味ではそのほうが正しいとも思うけど、でもそれでも死んだチェドキは松山とバンドを組みたがっていたという事実の方を汲んで欲しかったと思うのはオレだけでしょうか。。。 しかしこの映画、女性から見たらアンソンってめちゃくちゃ印象悪く映ってるんでしょうね(汗)そのへんやっぱ女性評って辛くつけられてそう・・・。 個人的にMVPをあげたいのはぜっったい大友康平!!!!上司を裏に連れてってボコにしたあとに満面の笑顔で「話はついた(^^)」っていやいやw短い登場でしたが、彼が一番ツボでした(笑) エンディングクレジットまで全て観てしまった映画なんてほんっと久しぶりだし(だって「あのすばらしい愛をもういちど」っすよ!?)、最高の映画です☆☆☆ [DVD(吹替)] 10点(2006-09-19 21:12:29)(良:3票) 《改行有》

646.  完全犯罪クラブ 《ネタバレ》 今ひとつ盛り上がりに欠ける展開・・・。一人として登場人物に魅力を感じられなかったのはイタイところ。  犯罪に手を染めた後に恋をしたジャスティンが、彼女のもとに戻ろうと必死に懇願する姿は少し悲しさを覚えました。作中のセリフにもありましたが、本当にあんなチキンのへたれ野郎と知り合う前に彼女と出会っていれば、と思います。  タイトル(原題のほう)の意味もさっぱりわからなかった。MURDER BY NUMBERSって題でしたが、数にかかわるような殺人って起きましたっけこれ?せいぜい時計の針をいじくったくらいしか数との関連性が見当たらない・・・。観察不足??なんにせよ、どこか消化不良の1本でした。 [DVD(字幕)] 4点(2006-09-15 22:28:46)《改行有》

647.  閉ざされた森 《ネタバレ》 某レンタルビデオ屋で980円で売ってたので、「あ、おもしろくねーんだ」とあまり期待せずに観たら、これがかなり良かったです!!  こういうハラハラドキドキ(古)するサスペンスが観たかった!文字通り閉ざされた空間での出来事を追求していく中で、偽証、陰謀などが交錯し、観てるこっちは犯人やうそつき探しで大忙し。でもそれがかえって集中してストーリーに入り込めました。隊員一人ひとりの名前は覚えづらかったかも・・・。特に区別つきにくかったのはミューラーとカストロ。たぶんそれもこの映画の効果に一役買ってるんでしょうが。いちいちフェイクのシーンも全て実際にあったように映像入れてくれるのが楽しかったですね。おかげで見事に騙されまくった(苦笑)  サミュエル・L・ジャクソンはオレの中で『SWAT』イメージとかなりダブりました。でも、彼にはこういう妙に自信たっぷり気な上官役っていうのか、似合いますよねぇ。。。うらやましいw  後味の良いどんでん返し、嫌いじゃないです。似たようなもので『ワイルドシングス』なんかはどっちかってーと後味悪かった。こういうミステリー仕立ての推理しながら観ていく映画がもっとで出てきて欲しいですね。 [DVD(字幕)] 8点(2006-09-12 02:44:23)《改行有》

648.  ミート・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 へーゾンビって眠るんだ・・・(驚)しかも立ったままw  初めて観たゾンビの(他のゾンビ映画には無い)意外な一面に少し斬新さを感じました。「咬まれたりひっかかれたら伝染る」とか「頭潰さないと死なない」とかはおなじみでしたけど。  前半は追うものと追われるものの描写がはっきり明確で、わかりやすかったし楽しめました。問題は後半が・・・、正直何をしてたのかよくわからなかった。夜のシーンで、映ってるのがゾンビなのか生存者なのか。もみ合いのシーンにでもなろうもんならさらに区別はつかず、緊張できたのは牛のシーンくらいでした。何が起きてるのかよくわからないってのが恐怖を引き立たせるのかもしれませんが、俺には眠たいだけでした。  こういうタイプの映画の宿命と言うか、『ドーン・オブ・ザ・デッド』とか、『バイオハザード2』とかに見られる、娯楽的にゾンビを殺して喜んでるシーンを見るとどうにも胸くそ悪いと言うか、吐き気がします。しかもこの映画でそれやられたゾンビ、逃げ回ってました。映画のワンシーンなんだしって言ってしまえばそれまでですが、これがもしゾンビ以外のもっとリアルな病気とかに置き換えられてそれが現実に起こったりしたらこういう娯楽殺戮はやっぱり起きるんでしょうね。病気になって見境がつかなくなってしまったのならともかく、そうでないものが同族殺しなんて家畜でもやりませんが。  「ゾンビが眠る」ってとこ以外はフツーのゾンビ映画です。パッケージに期待すると騙されます。あっ、そうそう。掃除機すげーバキューム力。 [DVD(字幕)] 4点(2006-09-10 23:57:20)《改行有》

649.  二重誘拐 《ネタバレ》 今日ほど洋画に対して邦題をつける人の仕事のダレっぷりに落胆した日はありません。『二重誘拐』ってことですが、どのあたりが『二重』なのかその人にじっくりと教えてもらいたい。誘拐そのものとFBIとのやり取りが別々だから『二重』なのか、『二重』と見せかけた誘拐劇だと言いたかったのか、そのへんをじっくりと。 途中で何か違うなと思ったので、そこからは邦題のことは忘れて映画を観ることにしました。夫の浮気が発覚しても健気に夫を救い出そうとする妻・エイリーンの姿はとても良かったと思いますが、結局そのへんの真相を知ることができないまま夫が殺されてしまって、彼女は計り知れないやりきれなさを感じてたのではと思います。最終的には夫からのものらしき、一切れのメッセージで納得したような感じで終わってますが、浮気の事実がわかってすぐにあんなに物分かりよくなれるもんでしょうか。死人を責める気にはなれなかったとも思えますけど。 原題”THE CLEARING ”=清算、とありますが、ウェイン(=Robert Redford)は結局何も清算しきれずに終わってしまって、観てるこっちもやり場の無い気持ちを清算できず、スッキリしない映画でした。 [DVD(字幕)] 2点(2006-09-10 19:32:25)《改行有》

650.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》  『蝶の羽ばたき程度のちっぽけなことが影響して地球の裏側に台風が起きることもある』というカオス理論からタイトルが”The Butterfly Effect”なんでしょうが、時間を遡って別に枝分かれしてる平行世界に行こうとする行為は、カオス理論ではなくパラレルワールド的な考えにしか思えなかった。。。ドラ○もんじゃん。カオス理論をテーマにしたこの映画ですが、本質は真逆にあると思う。ケイリーを自分から遠ざけるためにひどいことを言ったりしていましたが、それこそカオス理論の観点から見れば、その幼いときから大人になるまでにいくらでも未来を変えることは起こり得たわけで、あんな思い通りに未来が変わるわけない。映画のテーマと真逆のことをやってるなとちょっと感じました。  単純にストーリーは嫌いではありません。と言うより、むしろ好きなほう。まあ言ってみれば映画の中の話しだしうまいこといって当然なんですが、未来っていくらでも変わる、または変えられるもんなんだなということが沁みました。そして同時に、作中いくつかの未来にそこからはもう這い上がりようのないようなシチュエーションのものを見て思ったことがあります。ムショの中とか、堕落しきったケイリーとか。それらを見て、道を誤ることの重さも痛感した。映画の話ではないですが、たとえば車の運転にしても安易な気持ちで乗ってると一瞬でこの映画の未来のようになり得るんだと、そう思いました。人に薦められて観た映画ですが、普段の生活の大切さを学んだ気がします。 [DVD(字幕)] 6点(2006-09-08 00:50:41)(良:1票) 《改行有》

651.  スピーシーズ3 禁断の種 久しぶりにこのシリーズ観ましたが、このB級SF的なエイリアンの動きがどこかコミカルで笑えてしまった。昔の戦隊ものに出てくる怪人レベル(笑)人死んでも主人公追われていても緊張感のないことないこと。まあこれはそういうものって認識が観る前からあったせいなんですが。キャラに魅力もないから感情移入もできやしないし。  一応これでこのシリーズは終わりってことになるんでしょうか。まあ前の2作もほとんど記憶にないし、別に未練も何もないんですけど。なんだろ、最近「これ観てえー!!」っていうSF映画がほとんどないなぁーと。と言うより、SF映画ってジャンルが最近揺らいでるなあと。かつて観た「エイリアン」クラスの純SF映画はもう幻なんでしょうか?映像技術は進歩してるのに、肝心の製作側は進歩どころか後退してるんじゃないだろうか。もっと感性、もといアイデアに長けた脚本・監督が出てくることを祈・・・。 [DVD(字幕)] 3点(2006-09-03 02:58:37)《改行有》

652.  頭文字(イニシャル)D THE MOVIE まだ他の人のレビュー内容は未見ですが、これはかなり批判食らってそう・・・(汗)。鑑賞後の意見としては、この映画は実写でのドリドリカーバトルを実現できただけですごいんだから、『頭文字D』の名前を使わずにまた別物の物語として作ったほうが鑑賞後の評価はグッと上がると思う。なまじこれを『頭文字D』として観ようとするから観た後に原作とのギャップというか誤差に「あーあ、やっちゃった」感が出て来るんだと思う。そりゃあ確かに『頭文字D』のネームバリューのおかげでここまでの商業効果は出たんでしょうが、きっとそれに乗せられた人の大半は鑑賞後に何らかの拭いきれないものがまとわりついていると思います。本当に、それを抜きにすればすごくいい映画だと思うんです。だからもうオレはこれと原作の『頭文字D』とはもう切り離して鑑賞することにしています。 さて、ここからのレビューはなるべく原作『頭文字D』とは関係ないものとして進めていきたいと思いますが、まずキャラクター陣にあまり魅力がありませんね。いや、決してキャストが悪いと言ってるわけではないんです。ただ物語上のキャラ達が、親にたかって夢ばかり見るバカ息子や、相手を事故らせて勝とうとする走り屋だったり、肝心の主人公・拓海にも物語の最初と最後であまり成長したような印象も受けず、「はて、ところでこいつらは何がしたいんだろう?」と思ってしまった自分がそこにいました。「CGを一切使わない」といううたい文句も現物を観た後ではかなりの語弊があるな・・・、と思わずにはいられませんでした。上述のように、原作のネームバリューでかなりの大もうけをしたであろうこの映画。それを考えると、「映画館が入場料と鑑賞料を別にして、気に入らなかった、あるいはだまされたと感じた映画にはその鑑賞料を払わなくてもいい」、というルールがいつか出来てくれないかと思います。。。 [DVD(吹替)] 6点(2006-03-25 22:22:36)《改行有》

653.  キャリー(1976) 過去に一度観ようとして怖くて観れなかった覚えがあります。その怖さを振り切って、いざ観ようと思って挑んだこの映画。あれ、おかしいな?もっと怖かったはず、いや!きっとこの後にオレがかつておびえた恐怖のシーンが・・・と待つこと小1時間。とうとう早送りも一時停止もすることなく、平穏無事に観終わってしまいました。オレはかつて何のシーンであんなにおびえていたんでしょう。いや、確かに血をかぶった後のキャリー(=シシー・スペイセク)のギョロ目はかなりキていましたが、でも今のオレには許容範囲内・・・。いつのまにかホラー免疫が発達していたのか、成長した自分につっこみを入れたくなったひとときでした。最後の豚の血のバケツって、ジョン・トラボルタカップルだけがしくんだ仕掛けだったんですね。自分の彼氏をキャリーのプロムに付き添わせた女の子も一枚かんでるもんだと思ってました。てゆーか、あれをいたずら感覚で実行できるほうも相当ですが、それをかぶったキャリーを笑える会場の人たちもどうかしてるだろう。そりゃあキャリーじゃなくてもキレるわな。ちょっとこれ観た後に原作が読みたくなりました。また書店で購入してこようか思います。[DVD(字幕)] 6点(2006-03-25 22:19:40)

654.  女と女と井戸の中 「なになに映画祭で称賛を受けた」っていう映画ほどおもしろくないんですよね。。。まあそもそも映画祭に出てくる超エライ作品に票を入れるのは超超エライ人たちなんでしょうし、そういう人たちとはもう感性自体が違うんだろうなあ。 オレには中年女性のへスター(=パメラ・レイブ)がちょうど年頃の女の子のキャスリン(=ミランダ・オットー)を連れてきて自分の少女時代をリピートしようとして堕落していく話にしか感じられませんでした。 人を井戸に落としてからは少し話にインパクトがついてきて面白くなってきたかな。嵐の夜にヘスターが夢で見た黄色いドレスのキャスリンはかなりの衝撃でした。そこはすんごい評価できるのにな、全体のコンセプトが大変もったいない作品でした。 [DVD(字幕)] 2点(2006-03-25 22:18:36)《改行有》

655.  オープン・ウォーター 《ネタバレ》 もうありえない恐ろしさでした。真夜中に髪の長い女の幽霊が出てきて人を脅かすような映画の100倍怖かったです。でも実話に基づいて作られたのって実際はあの映画の中のほんの一部だけですよね。だって生存者は・・・。でも丸一日以上サメのうようよいる海域で漂流なんて考えたくもないですね。オレならたぶんサメを見た瞬間食べられる前に自殺しようと考えると思う。ナイフを持ってたんならなおさらで、あそこであくまで生きて帰ろうとした二人は本当の意味で勇気があると思いました。普通あの状況下で丸一日正気は保てないだろう。。  現代の日本人のように、他人が悪いことをしたのを見つけるとすぐ責任を追及したがるような人たちとは一緒にされたくありませんが、さすがにこのスキューバダイビングのツアー会社にはあきれました。20人近く参加するツアーに名前も確認せず頭数だけで把握しようとしてたとは。。。今時中学生の点呼でもそこまでずさんじゃありません。そういうところで憤りも覚えるような映画でした。 [DVD(字幕)] 9点(2006-02-14 00:53:29)《改行有》

656.  ボーン・スプレマシー 《ネタバレ》 いきなりの前ヒロイン殺害にはビビリました。物語急展開にワクワクするもけっこう内容はフツーのサスペンスもの。1作目での正体不明のシークレット・エージェントというエッセンスは今作では使えなかったため、そのためのグレードダウンだと思われる。 しかしながら人間のアクション面ではやはり評価できると思う。中盤のドイツ警察との追っかけっこで、電車→船→電車って移動したボーン(=マット・デイモン)にはちょっと感動☆けっこうアクションしてますよねこの映画って。ボーンが電車に戻ってきたことにビックリする乗客に「やあ、ただいま(^ ^)」なんてユーモアが盛り込まれてたらもっと面白いんだけど。 ただ車を使ってのアクションには少々物言い有り。はっきり言って終盤のカーチェイスアクションは画面が動きすぎて何がどうなってるかほとんどわかりませんでした。画面がぶれながらシフトチェンジしたり、画面にボーンが写ってると思ったらいつのまにか殺し屋のほうになってるし、どっちがどっちを撃ってるのかもわかりにくかったです。やはり映像として人に見せるからには最低でも見てみて何が起こってるかわかるものにして欲しいと思う。たぶん監督(若しくはカメラマン?)としてはカーチェイス中の車内などをリアルに撮影したかったんだろうが、観てるほうがわからなければ本末転倒である。しかも断続的にボーン側と相手側に視点が変わったのではたまらない。そうなってしまえば主観がすぐに入れ替わり、観客は今現在どっち視点の映像かわからない→リアリティもくそもない。こういった撮りかたは格闘アクション系でもけっこうありますがはっきり言って好みません。「マトリックス」が壮大なSFものとしてだけではなく、アクションものとしても評価されたのはやはりアクションをしている俳優に対して一歩引いた位置から体の動き全体を捉えるカメラワークの賜物だと思う。観ていてわかりやすいし楽しめる、これが一番ではなかろうか。 けっこうカメラワークに対して批判しましたがそれは別にこの映画に限ってのことではないので。他にも証拠も無くボーンの話を泣いて信じるネスキーの娘さんのリアリティの無さなど色々ありますが点数に出せばまあそこそこってことで6点ほどですね。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-14 00:07:22)(良:1票) 《改行有》

657.  エル・コロナド 秘境の神殿 《ネタバレ》 いち国家の革命なんて重いテーマを背負っているストーリーのわりにはそれでもエンターテイメントとして楽しめる一面もあって、かなり楽しめました。あの後アメリカからなんか報復とかはなかったんですかね?? しかしコロナドのように民衆一人一人の意識が高い国ってのは日本に住んでるオレからしてみたらピンとこないものがありました。日本だったら誰かが声明をテレビで発表したとしても誰も家から出たりしないでしょうね。「あー、勝手に頑張ってくれい」的な感じで絶対みんな行動には移らないと思う。日本では昔のように何かに対して集団デモ抗議するなんてことも最近は全く無いし、自分自身にも言えることですがこの行動力の無さは実際どうかと思う。それだけに、この映画でのコロナドの人達の団結力・行動力にはピンとこないながらも、すごくうらやましく感じました。 主役とその他のキャラについては、彼氏候補の男性が二人になった時点で「あー、このどっちかは裏切るんだろうなあ」的な予想がつきました。大体この手の三角関係は男の(又は女の)どっちかが裏切るって形で残りの二人でカップル成立となると相場は決まっている。まあエンドクレジット省けば81分で終わる映画だし、簡単な流れにしてくれたのはむしろよかった。 このシンプルさでこの面白さの映画ってのはある意味貴重。なんで今まで知らなかったんだろうと不思議なくらいです。もっとバカはやりしても良かったと思うんだが。 [DVD(字幕)] 8点(2006-02-14 00:06:04)《改行有》

658.  マゴニア 《ネタバレ》 あれ、俺が初めてのレビューなんだ。なんかちょっと意外。。。 さて中身のほうですが、3つの内1つ目の話はなんだかやりきれない話でした。かつては神の声を持つと言われていたアブドルはその声を失ってしまったが、それでも彼を支え続けていたイルクヌールと若者の二人。しかし、もはや礼拝に訪れる者もほとんどいない状況に、「これ以上続けさせるのは不毛だ」と言う若者に対し、「止めさせたら彼は死ぬわ」というイルクヌール。若者にその気は無かったかもしれないが、結果として声を出さなくなったアブドルの代わりを彼は務め、そしてイルクヌールは若者がアブドルの生きがいを奪ったと思い決別。どうしてもアブドルにその役を続けさせたかったイルクヌールと、代わりの役をしてでも礼拝に人がいっぱい来てくれるのを願った若者。どちらの気持ちもわかってあげたいのに決裂する二人を見るのはつらいものがありました。 2つ目はあまり好きな話ではありません。自然と共に生きる人の中でなんで文明人が嫌われるかがわかったような気がします。外交官の妻と言う女性は物語的に実際はどういう位置付けの役割なのか知りませんが、勝手に人の家に押しかけて写真を物色するわタバコは吸うわろくな人間じゃありません。一時は彼女に溺れて家を出た彼も、その後家に戻って変わり果てた家と老人の姿を見ればとても後悔するでしょう。 3つ目はリアリティ濃いし救いようないし、正直楽しめませんでした。人を見る目を養えと言うことでしょうか。 ラストでの凧船とでも言うのでしょうか、あれには魅了されました。そのまま希望の国・マゴニアに行ってしまったかのように消えてしまったおじいちゃんはとてもほがらかで、死んでしまったと解釈した後には深い余韻が残りました。 オレ的には1つ目8点。2つ目3点。3つ目4点。ベースとなるおじいちゃんと息子の物語は8点。平均して5.6点ってとこでしょうか。四捨五入して6点にしとこ。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-14 00:04:36)《改行有》

659.  女ガンマン・皆殺しのメロディ 《ネタバレ》 30年以上前の作品だけあって、内容はすっごいわかりやすい復讐ものでしたね。近年の映画のように冒頭に主人公のバックグラウンドとかはさむようなことはせず、いきなり事件が起こって話が始まっていくあたり、年代が感じられます。ハニー(=ラクエル・ウェルチ)が濡らせばなじむと言われて街で買ったズボンをバスタブにつかりながらなじませてる姿は秀逸でした。  結局ラストでハニーを助けたあの黒服の男は何者だったのでしょう?どんな関係なのか、なぜ助けたのかとかそのへん意味不明なまま終わっていったから気になって仕方ない・・・(泣)。  どうしても面白いと思えなかったのはやはり年代の違いか、物語に入っていけませんでした。多分今時の映画で目が肥えた人ならみんな同じような反応をするだろうと思いますが、オレはこんくらいの点数で。 [DVD(字幕)] 4点(2006-02-14 00:01:55)《改行有》

660.  ピノッキオ 《ネタバレ》 ピノキオが悪さをするシーンが何度もあり、ちょっとそれがオレの目にはくどく映りました。ファンタジーを交えたストーリーに現実でのルールなどを盛り込んだこの学習映画はとても良かったと思います。「学習映画」などと呼ぶと聞こえが悪いかもしれませんが、オレはこの映画はジブリのような、あえて挙げるなら「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」のようなものだと思ってます。共に現実とはかけはなれた要素を持ちながらも、現実で生きる私たちに感動と元気を与えてくれる素晴らしい映画だと。ジブリ最高!!と信じてやまないオレにはこの映画にジブリと同じ評価をすることはできませんが、それでも良い映画だったと思います。 比べるなら、「ピノキオ」のほうが現実的かつ容赦なく作られており(泥棒とか衰弱死する友人とか)、そこがいまいち素直にこの映画のハッピーエンドをハッピーだと思えない理由でしょうか。(妙におっさんすぎるピノキオとかね、笑) あとは、ここまで学習映画的な作りにするんだったら途中に出てきたキツネとネコの泥棒コンビにもちゃんと罰が下るシーンを入れて欲しかったと思います。そりゃあこの映画は「ピノキオ」で、ピノキオ中心に話が進むんだから仕方ないのかもしれないけど、やっぱり「悪さをすれば裁かれる」というのは映画の中でも例外なく全人平等に扱って欲しいテーマだと思います。そういった事情から評価は8点ぐらいかなと。 [DVD(字幕)] 8点(2006-02-13 23:59:48)《改行有》

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