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661. 食人族 VS 首刈族 《ネタバレ》 こういう映画って、一体何本作られたんでしょうかねぇ?きっと把握する気にもならないくらい大量にあるんでしょうね。まあ把握したいなんて思いませんが、一応こういうヘンな映画が大好きな自分としては見てしまうわけですよ。で、この映画ですが、原題を見ていただければ判るように、要は日本の配給会社が勝手に邦題を付けてvsモノとして売り出した似非vsモノです。で、一応これは実話を元にしているとか言うコピーが書いてありまして、ストーリーはと言いますと、“アマゾンにいる両親のところに遊びに来た18歳(確か)の女の子が、両親を首刈族に殺され、さらわれて、首刈族の一人(確かウムカイとか云った筈)と良い関係になって、実は両親を殺したのは親戚と知って彼の力をかり復讐して、警察に捕まる”で、この一連の出来事が事情聴取の回想みたいな感じで進んでいくのが本作であり、全体的な感想はまたしても「これって本当に実話なのかよ?」といった感じの擬似ドキュメンタリー映画です。え?食人族はどうしたかって?ちゃんと出てきますよ。首刈族が女の子をアジトに連れ帰る途中に出てきてあっさり首を切られる端役としてね(笑)時間にして大体5分くらいでしょうか。そんな約数分のシーンの為に「食人族vs首刈族」なんてスバラシイ題名をつけるんですから、全く凄いモンです。「嘘、大げさ、紛らわしい」のコピーで有名な某会社に訴えられたらどうするつもりなんでしょうか?といらぬ心配をしてしまう訳です。相当このジャンルに思い入れがある方以外、見ないことをお薦めする一本です。3点(2005-03-07 00:07:35) 662. スティーヴン・キングのローズレッド<TVM> またこれも長いですねぇ。これもテレビ映画だから仕方ありませんが、流石に前後編あわせて255分はなかなか辛いものがありますね。しかし、その分ローズ・レッドの歴史や登場人物の描写、それぞれ起こる怪奇現象や事件などが丁寧に描かれてますね。“どんどん部屋が増殖していく屋敷”のモデルは、恐らく実在するウィンチェスターの屋敷でしょうけど、さっき通った廊下がなくなっていたり、部屋の配置が変わっていたりというギミックはなかなか面白かったと思いますし、役者陣も、ジュリアン・サンズの演技等なかなか良かったと思います。ただ、ミイラ化した亡霊はまだ許せますけど、CGで作られた幽霊はちょっといただけないですねぇ。という事で点数は5点。5点(2005-03-06 23:39:47) 663. シャイニング(1997)〈TVM〉 《ネタバレ》 キューブリックが80年に映画化した「シャイニング」をものすごく貶した原作者のキングが、自分の納得のいくように製作総指揮と脚本を担当して作り上げただけあって本当に長いですねぇ。まあテレビ映画という要素も加わりますが。で、恐怖演出や映像的なセンスは、やはりキューブリックには敵いませんが、ストーリー展開については、流石に原作者が脚本を担当しているだけあって一つ一つのエピソードが細かく描写されているし、人物の描写も深いところまで掘り下げられていますね。それに、やはり親子愛の持っていき方も、かなり自然に描かれていたので、ラストでの展開もなかなか良いと思います。役者の方は、ただいるだけで恐かったジャック・ニコルソンほどではないにしろ、ジャック役の人はそれなりに適役だと思いますし、ウェンディ役の人は、少なくともシェリー・デュバルより美人でしたね(笑)ちゃっかり出演しているサム・ライミm良い味出してましたし。ただ、ダニー役の子はダニー・ロイドの方が可愛いと思います(劇中何度「口を閉じとけよ!」と叫びたくなった事か…)総時間4時間半近くあるので、何度も見られる映画では有りませんが、それでも、内容はかなり良いと思います。7点(2005-03-06 23:29:31) 664. アイ,ロボット 《ネタバレ》 一見すると「未来でのロボットの反乱」という使い古されたネタを派手なアクションと綺麗なCGで終始観客を飽きさせないような、そんなアクション映画という感じがしますけど、実は結構深いことを言ってますね。人類を守るが故に人類を管理しなければならないとか、「人類は次々に新たな破滅の道を歩もうとしている」という台詞とか。しかしそんな小難しい事を言っているにも拘らず、それを気にさせないような作品構成は流石ですね。ロボットのビジュアルがもう少し洗練されていてもいいのではないか?と思ったり、スプーナー刑事のロボット嫌いについてのエピソードがやや説得力に欠けたりとアラは有りますが、全体としての展開は予定調和ながらなかなかしっかりとしていますし、ロボット(人工頭脳)の反乱の説明も、個人的には「ターミネーター」より納得のいく物だと思います(無論、ターミネーターは大好きですがね)。それに、後半の対ロボット戦などもなかなかスピード感があり、また縦に横に360度グルグル回転するカメラも、なかなか迫力が出ていて良かったです。個人的には、人間でないもの(要はサニー)が人間の心を持つ、というストーリーにちょっと弱い傾向があるのですが、そんな個人的な感情をを差し引いても充分面白い作品だと思いますので、点数は文句なくは8点です。最後に、もう少しネコの登場回数が多くても良かったんでないのかぁと思う今日この頃でした(笑)。8点(2005-03-06 23:14:56)(良:1票) 665. アイ・スパイ 《ネタバレ》 007シリーズやスパイ大作戦(ミッション・インポッシブル)等他のスパイ物がシリアスな展開の中に上手く笑いの要素を盛り込もうとしているのに対して、この作品は終始ユル~い感じで物語が展開していきますね。作戦中なのにドジを踏んだり、どっちが味方でどっちが敵か判らなくなった挙句喧嘩を始めるところなど。でも、派手な銃撃戦やカー・チェイスなど、見飽きた感はあるもののちゃんとした見せ場もありますし、歳をとった事で今まで以上に貫禄のある演技を見せてくれているマルコム・マクダウェルなど、見所もあるので、なかなか面白いつくりをしていると思います。7点(2005-03-06 22:57:53) 666. ナイト・オン・ザ・プラネット 話的にはどーってことないものが多いけれども、それでも飽きさせないのは全て同じ宅シーン出来事ではなく、世界中の5つの都市のタクシーの中で話が展開されていく、っていう設定だからだと思う。普段はタクシーなんて乗らないけど、こういうタクシーなら乗ってもいいかも(笑)。8点(2005-02-23 22:46:53) 667. ヴァンパイアVS.ゾンビ 《ネタバレ》 まあ何人の方が判っていてくれているかは判りませんが、僕は所謂ク○映画キャッチャーですからね、こうした映画を見るとついつい見てしまうわけですが、今回もその欲求を満たしてくれるにふさわしい内容でした。まず題名ですが、偶々レンタル・ショップの中を徘徊しておりましたところこの映画を見つけたんですが、そのジャケットやコピーから「またかよ…」と相当にゲンナリさせられたもんです。普段こういう映画を見ていない人でも多少映画を見てる人なら内容云々は想像が付くと思いますが、こんなもんでも貸し出し中だったんですから、世の中ってのは面白いモンですね。で、内容のほうですが、はっきり言って物凄く“地味”です。恐さとかは別としても、フレディやジェイソン、エイリアンやプレデターのバトルと比べて明らかにバトルが地味ってのは、まあ、大体の人は気付くと思います。しかしね、まだそれでもバトルを繰り広げるなら良いんですよ。でも、この映画はヴァンパイアとゾンビは闘いません。いや、厳密に言えば闘うんですけど、物凄く少ないんですよ。それでいて題名がこれですからね。それに、特殊メイクがチープってのはまあまだいいとしても展開が物凄く支離滅裂で、何が何やらサッパリ判りません。いや、考えれば実はしっかりとした作りになっているのかもしれませんが、考える気も起こらないくらいどうしようもない映画なんです。皆さんくれぐれも騙されないように気をつけてくださいね。ちなみに、「食人族vs首刈族」なんていうこれまた嘘っぱちなvsものもありますが、それも食人族と首刈族が戦うシーンなんて5分と入っていないので、あらぬ期待は持たないようにしてください。まあ見ないとは思いますがね(笑)。2点(2005-02-23 22:36:47) 668. 世界の中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》 流行の作品を…ということで見たものです。大好きな人(彼女)が死ぬっていう設定はもはやお決まりですが、高校時代の思い出とかはなかなか良い出来をしていてなかなか良い出来だったと思います…。と、とりあえずここまでが評価点ですが、やっぱり思っていた通り荒が結構ありませねぇ。優しくしてくれていたお姉さんが死んだ事を今の今まで知らなかったって、それはいくらなんでもあんまりではないのかい?それに、頼まれたテープを渡せなかったのはいいとしてそれをずっと忘れて過ごしていたって、ちょっと長すぎるような気も…。まあ、それには色々と事情が重なったという事で強引に納得はしましたが。まあ、出来としては、特に泣けた訳でもなく予想範囲内、って感じですかね。いや、厳密に言えば、空港のシーンで“泣けそう”とは思ったんですけど、その後のあの「助けてくださ~い!!」で思わず吹き出してしまったもんで…。5点(2005-02-23 22:15:03) 669. 悪魔のような女(1996) ナンデスカコレハ!?ナンデスカコレハ!?ナンデスカコレハ!?ナンデスカコレハ!?ナンデスカコレハ!?ナンデスカコレハ!?ナンデスカコレハ!?ナンデスカコレハ!?ナンデスカコレハ!?ナンデスカコレハ!?………。4点(2005-02-23 21:49:54) 670. 悪魔のような女(1955) 《ネタバレ》 世にサスペンス数あrど、この作品ほど見ていて頭を悩ませ、また背筋が凍るような思いをしたものは数えるくらいしかありません。前半のストーリー展開から説明的過ぎず、また荒の無い脚本で完全犯罪の過程を描き出し、中盤、死体が忽然と消えてからは謎が謎を呼び、一層不安な気持ちが増幅されて、そして後半のあのくだり…。音響や残虐な手法に頼らずに、役者の演技と光の加減だけで描き出された一連のシーンは下手なホラーよりもよっぽど怖い。正直な話、最近では映画を見てもあまり恐怖に感じなかった僕だけれども久々に“恐い!”と思いました。そしてラストのあの意味深な台詞…非の打ち所の無い映画というのはまさにこういう作品であるという事を思い知らされました。サスペンス、スリラーが好きな人はまさに一見の価値あり![DVD(字幕)] 10点(2005-02-23 21:46:27) 671. アレキサンダー 《ネタバレ》 「トロイ」「キング・アーサー」と来て、次は「アレキサンダー」ですが、個人的にはこの3本の中では明らかにこの作品が良く出来ていると思います。スペクタクルや俳優陣のキャッチーさから言えば、トロイに一歩譲ると思いますが、構成的には久しぶりの“史劇”と呼べるものを見た気がします。セットや衣装などは、この時期のことはさらっと流した程度だったので、あまり詳しいことは判りませんが、まあ史劇に多少の誤りは付き物、ということでそれほど気にはなりませんでした。それに、やはりこの手の映画の醍醐味といえば途方も無いエキストラを導入した戦闘シーンと、きらびやかで壮大なセットでしょう。昔と違って、多少CGに頼る事もありますが、やはりこうした“壮大なる金の無駄遣い”と思わせるようなものをまた見られるというのは史劇ファンにとってはたまりません(笑)。物語のほうはといえば、一番の盛り上がりである戦闘シーンが他と比べて少ない、という点で、そういったものを目当てで見に行った人には結構辛い3時間になると思いますが、その代わり、アンジーやホプキンスはなかなか素晴らしい演技を見せてくれてますし、アレキサンダー大王の心の葛藤など、人物に重点を置いた物語展開になっているので、ストーリーで楽しむ、という人にはなかなか良い出来だと思います。また、同性愛のことが描かれてるので、そういったものが嫌いな人にも受け付けられないと思いますが、そりゃ、この時代を描く上では仕方ないですよ。だってこの時代は完全な男性中心社会、神に似せて男が作られたと信じられてた世界なんですから、男の体=美しいもの=愛しいってな感じで式が成り立つわけですよ。なので、「なんだよこれ!?こんな○モ映画見に来たわけじゃねえぞ俺は(私は)!金返せよッ!」ってなことを思っていたとすればそりゃただその人の勉強不足って奴ですよ。聞く所によると、早々にラジー賞にノミネートされてしまったらしいですが、個人的には久々の“当たり”だと思います。8点(2005-02-23 21:34:39)(良:1票) 672. クリーン、シェーブン スタイリッシュ、と取れなくも無いが、見ているうちに自分にも電波が入ってくるのではないか?という考えが浮かんでくる。残念ながら俺には「人を徹底的に不快にするだけの映画」としか取れなかったよ…。2点(2005-02-11 17:57:43) 673. テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる 《ネタバレ》 さて、世間では奥様方が「ヨン様~」と年甲斐も無く黄色い声をあげている所謂“韓流ブーム“というものが到来しており、レンタル・ショップに行ってみても韓国産のドラマや映画が以前とは比べ物にならないくらい沢山のスペースを取っております。そこで、ワタクシも世間のブームに乗り遅れまいと早速と韓国産の作品を借りてきました。それがこの「テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる」です。タイトルだけでもあの「博士の異常な愛情、または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」なみに長いですが、上映時間は約1時間と短め。こんな短くて良いんだろうか?なんて疑問が浮かびました。見る前は「バラバラ殺人にあった女子高生が怨霊となって次々に人を呪い殺していく」というものを想像してましたが、見事に外れました。で、“上映時間の短さ”ですが、ぶっちゃけ、この長さで本当によかったです。ていうか、60分のハズなのに120分くらい過ぎてるような錯覚が起きました。もうテンポがのろい事のろい事。そして肝心のストーリですが、いや~ぶっちゃけ、こんなスバラシイ出来をしている作品を見るのは久しぶりです。なんて言うんでしょうか、荒唐無稽という言葉を軽く超越しています。女子高生はまあ良いとして、あの担任の先生の形相はなんなんでしょう?ていうか、先生と対局した時に流れる「♪夕暮れの~TVセットぉ~」っていうあの歌は何なんでしょう?聴いてると思わずため息が出てきました。そんな映画でも一つだけ笑えたシーンがあります。それはラスト。あれは「ロボ・コップ」の劣化コピーなんでしょうかねぇ(笑)さあ、皆さんもこれを期に韓国映画を満喫しましょう。そして韓国ノワールを存分に堪能しましょう。ただし、その際の精神的苦痛の責任を問い詰められても当方は一切負いかねますのであらかじめご了承くださいませ。1点(2005-02-11 17:52:16)(良:1票) 674. メダリオン やっぱり“キング・オブ・カンフー”のジャッキーがワイヤーを使用ってのは、昔からのファンには抵抗あるんでしょうね。無論、僕もありますけど、歳と時代の流れには勝てませんし、それに、素人では無くて本物のカンフー・スターがワイヤーをこなしてるので、これはこれで良いと思います。ただ、話が荒唐無稽、というか吹っ飛びすぎってのはもうジャッキー映画の常なので、そこはまあ許せますけど、やっぱりもう少し格闘シーンを多くして欲しい、という思いがありますね。6点(2005-02-11 17:36:27) 675. フォーチュン・クッキー 今更な“入れ替わり”を題材にした映画ですけど、これが物凄く面白い。リンゼイ・ローハンは結構可愛かったし演技の方もなかなか。だけどやっぱりジェイミー・リー・カーティスの演技力には脱帽。かつては絶叫クイーンとか言われてた人が今じゃこんなすごいことになってるんだもの(笑)ストーリー展開とかはベタベタでラストの予想は物凄くしやすいけど、その代わりそれまでの騒動、そして最後のライブ・シーンがかなり良し。なので、最初から最後まで楽しく見させていただきました。8点(2005-02-11 17:28:27) 676. ホーンテッドマンション(2003) 「ホーンティング」(断じてワイズの「たたり」の方ではない)と「13ゴースト」を足して2で割ったような映画…というのが見る前の感想で、見た後もその感想は変わる事はありませんでした。アトラクションのギミックもチラホラ挿入されていて、なかなか面白い作りにはなっていますが、どうも一味足りないというのが正直な感想。お化け屋敷という、使い古されたネタのせいもあるんでしょうけど、もう少し痛快さを入れるか、「次はどっから来るんだ?」というびっくり系ホラーの緊張感をもっと増やしても良かったのでは?と思います。しかし…そー言えばこれ、ディズニーなんだよね。じゃあちょっと後者は無理…かな(笑)いや、しかしラムズリーのキャラだけは立派に“ホラー”してたぞ?後半部分はなかなか良かったよ。それゆえ一層その他が惜しい!もっとこーゆー要素を入れてくれれば…!でも、なんだかんだいって、ラストで少し評価を甘めにしてしまったオイラでした(笑)6点(2005-02-03 17:48:37) 677. 壁の中に誰かがいる 扱ってるテーマは非常に深刻なもので、ビデオジャケットの方も髑髏が映ってたりと結構シリアス系なホラーかと思いきや…なんなんでしょうね、これは?って感じの映画。児童虐待のシーンや殺人シーンのグロテスクさはまさに“ホラー”な感じでなんですけど、実際見てみると実はホラー・コメディでした~といった感じ。これの元ネタというのが「ツイン・ピークス」らしいので、ツイン~を見てない自分としては「こんなで本当に判るんかいな?」といった感じだったんですが、元ネタというよりはキャラクターをそのまま持ってきたという感じなんで、ツイン~を見てなくても十分楽しめました。まあ、コメディともシリアスともとりがたい中途半端な出来、という感じもするんですが、個人的にはこの中途半端さとぶっ飛びすぎた登場人物で充分楽しませてもらいました。でも、本当に、なんなんでしょうね、これ?(笑)7点(2005-02-03 17:37:35) 678. ペイチェック 消された記憶 見る前は僕もサスペンスを思い浮かべてたんですが、実はSF映画だったってことにちょっと驚きましたがなかなか面白く出来ていたと思います。ベンもユマも「デアデビル」や「キル・ビル」の時の経験が役に立ったかどーかは知りませんが、それなりにアクションは見られたと思います。まあ、荒唐無稽、というかアラを捜せばキリがありませんがそこは「なんも考えずに楽しめ」つーことであえて目を瞑りましょう(笑)7点(2005-01-28 16:13:55) 679. ターミナル 《ネタバレ》 「プライベート・ライアン」らへんからどうにもスピルバーグは好きになれなくなり、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」あたりでまた良いのではないかと思い始め、そしてこの映画を見るに至ったわけです。いや、実際は友達と見に行ったんですけどね。んで、正直なところはやっぱり初期のB級映画などを撮ってた時のほうが好きですけど、これもなかなか良い出来だと思いました。初めはどうにも退屈だったんですけど中盤あたりの“薬を届ける”エピソードのあたりから(個人的に)物語が光り始めてきましたし、最後の方では空港の職員達みんな味方という、なんか出来過ぎてんじゃねぇか的な展開になるにしろそこはそれほど不自然でもなかったと思うので良いと思います。それにやはりラストでアメリアとくっつかなかった事、ビクターが空港を出たときのディクソンの「俺し~らね~、もうどうでもいいよ」という態度、そして“約束”を果たしたビクターが最後に言った言葉が印象的で評価できます。いまではこんな人情味のある話なんて絵空事でしかないのかもしれませんが、だからこそしっとりと染み渡るような暖かさがあると思います。…しかしながらやっぱり映画の中のものってすごく美味しそうに見えますね。思わずハンバーガー食いたくなりました(笑)。7点(2005-01-28 15:54:20) 680. スティング なんと言ってもラストですね。あのどんでん返し、そしてエンドロールまでのくだり、実に清々しいです。しかし、良く見てみると、ただラストで勝負しているわけではないってのがすごいです。練りに練られたストーリーや二転三転する仕掛け、そして思わず口ずさんでしまいたくなるような音楽…DVDの裏面に書いてあった言葉「どうせやるなら、大きく騙せ!」この心意気に完敗(乾杯)です。9点(2005-01-28 15:35:33)
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