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プロフィール
コメント数 900
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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661.  ナインスゲート 《ネタバレ》 神学・悪魔学にうといオレでも(てゆーかほとんどの人はそうだと思いますが)、興味を掻きたてられるとてもエキサイティングなオカルトホラーでした。ちょっと詳しいところをはしょりすぎ感も多少ありますが、それでも観るほうには次に何が起こるか?次の本の持ち主は?といった様々な切り口からの楽しみ方があって、飽きが来ないのが特徴です。いわく付きの本の謎を解き明かすというのが、子供のときテレビなどでやっていた暗号解読のような感じでなにかすごくワクワクするものがあり、目が離せませんでした。DVDに入っていた簡単なゲームもやったのですが、つくりの単純さのわりになかなかのめりこんでしまって、ますます「ナインス・ゲート」の魅力に引き込まれました。 上述のナインス・ゲートの魅力とは全く関係ないのですが、自分的に印象深かったのが、本屋の兄弟の店を出た後にディーン(=ジョニー・デップ)が鉄骨の崩落に巻き込まれそうになるシーンです。「本を狙う何者かにはめられてる」ってことだったのでしょうが、そんなの関係なくあのシーンは脳裏に焼きつきました。なんて言うか、ものすごくインパクトが強かったので。 できれば「九の門」が開いてどうなるかももっと作中に描写して欲しかったと思います。門が開いて、それで終わって、自分の中で微妙に納得いかず不完全燃焼気味ってのが正直なところです。 それでも、本や神学・悪魔学に観ている人の興味を引き付けるこの映画はとても言い出来だと思います。観終わった後、ちょっと本が、しかも悪魔学とかについて書かれた本が読みたくなる、そんな映画です。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 01:27:45)《改行有》

662.  ライフ・アクアティック 《ネタバレ》 すごいシリアスな話のはずなのになんか半コメディ調で作られてるのがオレ的にいまいち受け入れられませんでした。そのせいで、笑いにくいし感動もしにくい苦笑い的作品としか感じられませんでした。 「ライフ・アクアティック」というタイトルとジャケットの潜水艇の写真が期待感をあおるのですが、いざ蓋を開けてみれば中身はそれほどエキサイティングでもサイエンティックでもなく(設定がドキュメント映画をつくる一行ってのもイマイチ)、またジャケットの潜水艇もラストのほうで5分ほどしか観ることが出来ず、潜水艇で色んな生物を見ながら楽しめる映画だと思って観たオレはかなり裏切られた気分です。途中から海賊とドンパチ始まるし、銃撃戦なんか誰も期待してなかったんだけどなあ。 「ライフ・アクアティック(海上生活)」ってタイトルですけど、そんなのは名ばかりの陸上でも起こりうる人間ドラマをただ海上でやったに過ぎないですね。妊婦のレポーターも、真偽のはっきりしない息子とかも、どれも「ライフ・アクアティック」とは無縁の設定としか思えなかっただけに、お世辞にもいい評価は出せません。 しかし、1人だけこの映画でいい味を出していたキャラを挙げろと言われればオレはクラウスを推します。彼がこの映画において一番人情味があるように感じられたことが大きな理由です。他のキャラはイマイチ役柄との一体感が感じられなかったので。もちろん大なり小なり良かった俳優もたくさんいますが、この映画においてはクラウス役の彼が一番良かったと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-02 01:25:52)《改行有》

663.  ナイン・ライブス 《ネタバレ》 久しぶりに気楽に楽しめる映画を観たような気がします。いいですねえこの単純さ☆なんの前触れもなくいきなり本から悪霊が取り憑かれるとかそういう脈絡の無い展開は嫌いじゃないです。話自体はかなり単純ですけど、追い詰められている時の人間描写はとてもよく出来ていると思います。取り憑かれた仲間や取り憑かれてない仲間まで疑ってかかるこの人間不信ぶりはめちゃくちゃリアル。タイトルも「nine lives(9人の命)」とかじゃなくて「Distrust(不信)」の方がよっぽどしっくり来る。だってあんまりnine livesってタイトルが関係する感じの内容ではなかったし。9人分の命を生贄にしてマレーが復活するなんて設定ならもっと面白くなったかもしれない。大体殺したやつの一人ぐらいひょっとしたらスコットランド人の先祖がいたかもしれないのに、「スコットランド人だから殺されなかったのか・・・」にはちょっと無理やり感が拭えない・・・。 映画を観ながら、それを観てるほうからしたら、「なんで一人で行動するの?」とか、「早く仲間を部屋に入れてやれよ」とか思いますけど、実際冷静な判断が出来ない時ってわりとあんなもんなんかもしれませんね。ただ、ドアだけじゃなくて窓からの侵入ももうちょっと気を使えよって思いましたけどね(苦笑)。 あそこまでドアの施錠の問題でもめただけに、ちょっとあれはあっけないだろう。まあいいですけどね。ほとんど期待せずに観ただけに、思った以上のシンプルホラーが逆に楽しめました☆これからしばらくシンプルムービー路線で行こうと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-02 01:24:00)《改行有》

664.  グラスハウス 《ネタバレ》 なんだ。「グラス・ハウス」ってグラスさんの家か。ガラスの家だと思ってちょっと幻想的なものを期待してたのに。話そのものはけっこう楽しめるサスペンスでした。徐々に徐々に後見人の正体が見えてくる様子は見てるほうもけっこうじりじり感じるものがあって緊張感ありました。 後見人の策略で家庭でも学校でもじわじわと追い詰められていくルビーの姿は見ているほうもなんか心苦しく感じてくるものがありました。 ただ一つ言いたいことがあるとすれば、ラストの車の運転かな。ブレーキオイルが抜かれてフットブレーキで減速できないのはわかるけど、その気になればリアのドラムブレーキでもエンジンブレーキでも使えるだろうに。しかも壁にでも当てて止まればいいものをわざわざ体勢立て直して加速しようとするドライバーは完全にアホだなと。 どうでもいいけど、あの医者の奥さんはなんで死んだんでしょうね。あの流れでいけばやっぱり薬物中毒???でもなんでわざわざルビーのベッドで死にに行くんだ、迷惑な。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-02 01:19:55)《改行有》

665.  マシニスト 《ネタバレ》 オレは現実と虚構の区別をしっかりしない映画ははっきり言ってあんま好きじゃないんですよね・・・。区別はついてなくても最終的に話の中でつじつまが合えばまだいいんですけど、それすらもなかったものでこの映画はあんまし・・・。最近はただ「不思議空間」をつくればウケると思ってる監督が多いような気がします。せっかく作ったクリスチャン・ベイルの体もただ睡眠不足をアピールするだけのツールと化してしまってるのがすっごくもったいないですね。あそこまで頑張って体を作ったクリスチャン・ベイルをもっと活かして映画を作って欲しかったと思います。タイトルのマシニスト(機械工)もストーリーの要点とは全く関係なかったし、「じゃあそんなタイトル付けるなよ!」って。 サスペンスっていうのはホラーと違ってもっと生々しい現実的な怖さがないとだめだと思うんですが、上述のようにこの映画には全く現実味がなかったもので・・・。イマイチでした。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-02 01:18:12)《改行有》

666.  気狂いピエロ 《ネタバレ》 時代の違いなのかお国柄の違いなのか、一組の男女の逃避行っていうこと以外はほとんど意味がわかりませんでした。話の中途中途にはさまれる日記の一説の意味も。。。はっきり言ってこの映画で何がしたかったのか何を言いたかったのかもわからず。結論から言えば「女にだまされた男が復讐し、それに成功したが後悔して自殺した」というストーリーを無理やり難しくしただけのものにしか感じられませんでした。フェルディナンは面白いくらい世捨て人なニートだなと思ったら哀れで哀れで・・・(泣)なんかどうしようもなく観ていていたたまれなくなりました。でも世の中を全て捨てたようなこの思い切りの良さだけは少しうらやましいものもありました。最後のほうに出てきた、「この曲は存在しないのか??」っておっさんはどこか人情味が感じられて全体的に「?」なこの映画の中で少しほっとするようなシーンでした。余談ですが、この間この映画と同じ名前の喫茶店を見つけたのですが、やっぱり行かないことにします。[DVD(字幕)] 2点(2005-11-02 01:16:07)

667.  バースデイ・ガール 《ネタバレ》 もうちょっとサスペンス然としたものを期待して観たんですが、あまりその期待に添ってくれるものではありませんでした。最後のほうなんかどっちかって言うとコメディ風・・・。「あるさえない銀行員の男が出会い系サイトで知り合った会話の通じないロシア人の女性と二人で暮らし始める」っていう独特な設定を、「実は女は詐欺グループの一員だったんだけど裏切られて主人公の男と結ばれる」っていう平凡なラストで終わらせてしまったことがそもそも間違いだったような気がします。こういった作りのサスペンスを見慣れてる人からしてみれば、抑揚のない歌みたいに淡々と流れていくストーリーは退屈以外の何者でもなく、かといって何か静かな感動を求められることもなかったのは残念としか言いようがありません。エンドクレジットを含めても90分そこそこしかない映画なんだし、せめて双眼鏡からもうちょっと話を膨らませられなかったもんだろうか。泣ける話でもなく、刺激のある驚きもない、じゃあ他にどうやって楽しめばいいんでしょうか。っつーことで平凡よりちょっと下の4点で。追伸・・・あんなにキビキビ動くグランツーリスモは知りません。[DVD(字幕)] 4点(2005-11-02 01:13:23)

668.  スピーシーズ2 《ネタバレ》 これは・・・、前作以上にやる気のない一作となってしまいましたね・・・。前作で活躍したダンもいなくなってるし、使いまわしのキャストがプレス(=マイケル・マッドスン)と名前忘れたけど研究員のねーちゃんだけで前作の良かったところが全然生かせてないし。スピーシーズの共鳴という設定も取ってつけたような感じ満点で無理やり感に溢れてましたし、その2匹が交尾しようとするのかと思いきや最後にはイヴ(=ナターシャ・ヘンストリッジ)がオスのほうを裏切るし。 このシリーズは完全にナターシャ・ヘンストリッジに頼りきったものになってしまってますね。監督もやる気がないんだろう。明らかに笑いを誘ってるとしか思えないエイリアンの格好とか前作と同じコンセプトのスピーシーズの通り魔ぶりとか。なにもひねりが感じられない。まあ所詮エイリアンのパクリ映画だし、こんなもんでしょう。 [DVD(字幕)] 3点(2005-11-02 01:11:10)《改行有》

669.  16歳の合衆国 《ネタバレ》 映画の中で言わんとするテーマは正直ほとんどわかりませんでした。わかったのは、少年院の中で教育を司る先生のような人物でもモラルに反するようなことをするんだなってことぐらいですかね。まあ完全に潔癖な人なんているわけないし、当たり前なことなんですけど。じゃあその少年院の中でのパール(=ドン・チードル)とリーランド(=ライアン・グーリング)の違いは何なんだって言われたらわからないんですよね。てゆーか、あんな簡単に不倫する男がしたれ顔で何説教しとんねん、ってちょっとムカッとしました。リーランドもリーランドで、あの状況では彼女の弟を殺したのは彼女にフラレたからと思われても仕方ないでしょう。しかも悪質な事にその弟が精神障害者だったのをいいことにそれを利用して、さも弟のほうが死にたがっていたかのように話をするリーランドはとても身勝手な人間にしか見えませんでした。彼女のフリかたもどうかと思うぐらい勝手な感じでしたしね。 結局妙に自己主張の強い人間達のセルフストーリーって感じでしょうか。あまりにも共感できるところの少なさにビックリ。 もしこの映画が「オレの合衆国だ」ってぐらい自分を中心に回ってるぜってことをアピールしたい映画なんだとしたらある意味理解できた事になるんだろうか。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-02 01:08:57)《改行有》

670.  トレインスポッティング 《ネタバレ》 いやーもうただ一言、”Disgusting!!(最悪!)”ですね。 某雑誌で「あの“トレスポ”がDVDになってたくさんの特典と共にニューリリース!」とか書いてあったので、「そんなに良い映画なんだー」とノセられてついつい観てしまいました。そして裏切られ・・・。 『バスケット・ボール・ダイアリーズ』と何が違うんでしょうね。ぶっちゃけ簡単に言ってしまえば、結局は薬にはまってしまった若者を描いた話ですよね、両方とも。でもこの映画の場合は薬から更正したレントン(=ユアン・マクレガー)が再び薬にはまってしまってドラッグの売人になったりして結局そのままエンディング・・・。いっこも感動のしどころがなかった。 レントン達はそんなにこんな陰気な裏社会が良かったんでしょうか。ドラッグの為の金を作るためにトイレに行く男を襲うとかろくなことしないし。一度更正して真人間になったレントンのまま行って欲しかったな。 [DVD(字幕)] 1点(2005-11-02 01:06:40)《改行有》

671.  マーズ・アタック! 《ネタバレ》 コメディ映画だと思って楽しもうと思っても、他の人種・文化を理解しようとして火星人を信じようと努めた人達がバカみたいに扱われてるのを見ると素直に楽しめませんでした。出てくるネタも人間の首を犬と入れ替えたりその逆をしたり黒いネタばっかりで、笑うってよりむしろヒクもののほうが多かった。ショッカーみたいな声を出す火星人自体はかなりキャラ的にウケましたけど。 設定もイマイチずさんだった印象を受けました。終わりごろになっていきなり火星人は歌声に弱い!みたいなまさにSFの定番と言える「大逆転的弱点」が発覚しますが、確か中盤でどっかのライブを乗っ取った火星人を見たような気がするんですが。それともなにか、歌によって効くものと効かないものがあるとか?それならそうとその違いをわかるように映画の中でちらっとでもほのめかすなりなんなりしてくれないとそんなんわかるかい! 本当は『マスク』を観ようと思って無かったから代わりに借りた映画だったけど、やっぱイマイチやったかな・・・。中途半端に豪華な俳優陣にも正直「必要か?」って感じでした。ラストでナタリー・ポートマンがおばあちゃんっこの少年に惚れる展開も無理やり感がいっぱいで観てるこっちが恥ずかしい。コメディを作るからには「苦笑」でなく「笑顔」を作ってもらえるようなものにしましょう。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-02 01:03:58)《改行有》

672.  半落ち 《ネタバレ》 ストーリーは本当に深いものをはらんでいて、一概に何が正しいとかは言えない複雑さがありました。梶さん(=寺尾皓)が「妻は一度白血病で息子を失い、アルツハイマーで再び息子を失いました」といったのは胸に突き刺さりました。アルツハイマーだったとしたら同じような物忘れが何回も起こるはずなので、梶さんの奥さんが息子を失ったと感じたのは2度どころではなかったでしょう。そしてそんな妻を見ていられなくなり絞殺してしまった梶さんを責めることは誰にもできないでしょう。そういった介錯の仕方を肯定するつもりは全くありません。やはり今現在そんなことが起これば世の人達の目には異常と映ることでしょう。しかし、それが実際自分ごとになればそうすることが正しいと思っても仕方ないような気もします。実際自分の妻がそんな風に苦しむのは想像するだけでもいい気はしません。そしてもう一つ映画を観てる間に考えた事は、情報は受け取る側にも充分責任があるんじゃないかということでした。例えばこの映画のように「殺人犯が犯行後歌舞伎町に行ってきた」と聞けば、人は「何を不謹慎な」と言うんでしょうが、やはり本当に何をしに行ったのかを知るまではその人を批判する権利なんて誰にも無いんじゃないでしょうか。特にそれが人の一生に関わるようなものであれば、なおさら。ついこの間起きた福知山列車脱線事故でも、オレはいくらメディアで運転士の批判がされててもしっかりと事実が公表されるまでは絶対批判はしないようにしています。まあメディア、マスコミ嫌いってのもあるんですが。もしこれが一転して彼に全く責任が無いことがわかったら人間としてその行為は許されないと思うので。そのへん各メディアはこの後自体が一転しても何事も無かったかのように掌返すんでしょうね。まあ言いたいことはつまり、真実を知りもしないで勝手な考えを述べるなってことですかね。そんな考えをする人がいるから警察とかの組織の上層部もいちいち情報操作したくなるんだと思いますよ。「邦画のレベルは・・・」っていちいち洋画と比べられる昨今ですがそんな風に言われてるのはやっぱ一部の映画・ドラマだけなんですよね。ここんとこ洋画もおもしろくないなぁ~っ人はこの機会に是非邦画に走ってみてください!邦画も悪くないですよ!特にこれはお奨めです!! [DVD(字幕)] 10点(2005-11-02 01:01:46)(良:1票) 《改行有》

673.  ショーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 もっとコメディコメディしてるかと思ったんですけどそれほどでもなかったですね。一番笑ったというか、ちょっとにやっとしてしまったのは居候の太ったにいちゃんと一緒に養父を殺しに行くプランを何度も練り直してる場面でした。あとは、周りのゾンビを完全無視で普通に店にショッピングしにいくシーンとかかな。でもその他は中途半端なホラー映画になってましたね。てゆーかホラーと言えるほど怖くもないし、コメディと言えるほど面白くもないし。まさに中途半端。ラストも別に笑えなかったし。 『ドーン・オブ・ザ・デッド』のコメディ版なのはタイトルからも一目瞭然なんですが、それとパロディってるシーンとかも全然なかったし、製作スタッフのやる気のなさが伝わってきますね。ずっと期待してただけにショックもけっこうでかかったです。まあ明らかに『ドーン・・・』のパロディ映画を装ったB級コメディだし、こんなもんだと思えば充分楽しめたかな。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 00:55:13)(良:1票) 《改行有》

674.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 ウソつかれた!!何が「どっちが勝っても人類に未来はない」やねん!!プレデター勝ったらめちゃめちゃ未来あるやん!!そんな人類に優しいプレデターなんてプレデターじゃない! ・・・とまあいっぱいキレてみたところで一息。だってねぇ?そんなに人類に肩入れした展開なんてたぶんみんなあんまり見たくなかったんじゃないだろうか。昔からのプレデター又はエイリアン通にしてみれば納得のいった人はそんなにいないだろう。俺はこの2化け物のコラボレーションってだけで嬉しくなって内容関係無しで7点ぐらいやっちゃってますが。書き出しのとおり、不満はけっこう・・・。あんなにプレデターが必死になって武器取りに行ったのに、とどめは最初っから持ってる爆弾とかいいの??それって自分が死ぬ直前の介錯用ちゃうん?てかそんな使い方するなら最初っからそれ洞窟に投げ込んでりゃそれで終了やん。あんな終わらせ方したあかんわ。 ラストは・・・、読めすぎてコメントする気も失せるぐらい予想通りでした。おまえらエイリアンの生態知ってるはずやねんからそいつの死体船内に入れんなよ。 こーれーはマニアから非難ごうごうだったろうなぁ。今までのこの2作品に対する気持ちを裏切られたような気になっても仕方ない。そんなオレも実は子どもの頃からのプレデターの大ファン。たまたま遊びに行った友達の家でシュワちゃんと死闘を繰り広げるプレデターを見たのが始まりで、それからはもう30回以上これ観てます。それだけに、この映画のプレデターはなんか観てて悲痛な気持ちで胸いっぱいでした。最初登場したときも、「なんでそんなプレデターだけ数少ないん!?」とかキレてみたり。口直しにまた1作目でも観て自分を慰めよう・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-02 00:49:03)《改行有》

675.  東京原発 《ネタバレ》 「東京に、原発を誘致する!!」はっきり言ってなーんも自分には関係ない話やなーみたいな感じで見てたんですが、東京にも住んでないし、それでも原発を建てるってことで、良い面でも悪い面でもどれだけの影響が出るかという事がわかったのがけっこう衝撃的でした。作中では結論的に東京原発は都民に議論させる為のただの呼び水みたいなもので、結局建てないほうが良いって感じで終わっちゃいましたが、実際こんな議論がされてるんでしょうね。 「どーせ都民なんて」とか、「住民の声なんて関係ない」とかかなり国民を馬鹿にされてる発言が飛び出てきましたが、確かに今の日本国民の行動力の無さは否定できないと思いました。消費税とか上げられても、ちょっと前はあんなに物議をかもしてたのに今ではみんな普通に受け入れてしまってるし。口では何を言われてもどうせ反対する行動力なんて無いだろう、みたいに思われてるんでしょうね。そういう風潮を打破しよう!!みたいな気概に溢れてる映画でしたねこれは。「動こうぜおまえら!!」みたいな。 それに対する反象徴的のような存在としてイカレ爆弾少年出てきましたね。演技はグダグダやし見れたもんじゃなかったこのガキですが、ある意味現代人のやる気の無さみたいなのは完璧に出ています。で、土壇場になって死ぬのは嫌とか言い出す常套パターンですが、まちょっとこの部分はいらなかったかなと正直思います。なんか見てて「アホかこいつは」みたいな感情で頭が一杯になりました。そういう意味ではトラックの運ちゃんも同レベル。酒飲むな。この2名は全くいらない。こういう意味の無いスパイスを加えようとするのは最近の映画の悪いクセだと思う。別にあとのストーリーに絡むわけでもない単発のボケみたいな。こういうのが映画のできを悪くしてる事に早く気づいて欲しいもんだ。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 00:44:58)《改行有》

676.  ドッペルゲンガー 《ネタバレ》 「ドッペルゲンガーを見たら死ぬ」っていう表現がイマイチ曖昧で、そのへんはちょっと不出来かなと正直思いました。てゆーかぶっちゃけ、この話ってドッペルゲンガー無しでも成立したような・・・。オレ的にはドッペルゲンガーがどうのってことより、出てくる人物達の異常性のほうがよっぽど気になりましたが。そっちの色が強すぎて、まドッペルゲンガーとかそんなんどうでもいいかな、みたいな(苦笑)。んなこと言ったら誰かに怒られそうですが。 なのでオレの中ではこの話って完全に、「ロボット作って取り合いだ!!」みたいな映画にしか見えませんでした。特に後半。車で移動してる相手に徒歩であっさり追いついてるとことか。てかなんであんな山道通るん??そんな簡単にエンジンいかれるか、とか。つまらん事に対して突っ込みをたくさん入れてしまって、けっこう疲れました。 わりと登場人物たちも短絡的な行動しか取らないし。そうすると展開もだんだんわかってきて、もう面白くもなんとも無くなっちゃいました。使うテーマは結構好きな部類だったんですけどね。それだけに残念。最近役所広司を中心に攻めてたんですが、しばらく距離置いてみます。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-02 00:42:28)《改行有》

677.  ミニミニ大作戦(2003) 《ネタバレ》 自分がアルトワークス乗りなのでこの映画みたいにファッショナブルにコンパクトカーを乗り回す映画は観ていてすごく楽しいです。 まあ難点があるとしたらこの映画はやたらと盗みを美化して描いてる事ですかね。どんだけスマートにやってもかっこよくても結局ただの盗人グループって言うのがけっこう引っかかりました。あと、ミニミニ大作戦ってわりにミニクーパーが活躍する場面がほとんどなかったような・・・。最初のミッションでも結局アクシデントで使わなかったし、別にミニクーパーやからどうっていう作戦の内容でもなく、この映画が「ミニミニ大作戦」である理由があまり見れませんでした。古いほうのバージョンはまだ観てませんがそっちはミニクーパーで大活躍するんですかね。そっちに期待しようかな。 あとキャストですが、個人的には最初のステラのおじいちゃんにショーン・コネリーを持ってきてほしかった気も・・・。エドワード・ノートンは芸風広いですね。いつか観た映画ではめちゃくちゃシリアスな役柄を見事に演じてたのに、今回は完全にチンピラになりきっていましたね。改めてそのレパートリーの広さに驚かされます。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 00:38:52)《改行有》

678.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 「タランティーノ絶賛!」って売り文句が観る前からすっげぇうっとうしかったんですけど、まあなかなか面白かったです。多分タラ監督が気に入ったのってバールの角度がついてるシーンとかオ・デス(=チェ・ミンシク)が犬のように這い回るシーンとか近親相姦的なテーマの部分がほとんどでしょうね。ちなみにその辺はオレにとって一番気分悪かったシーンでした。まあタラ嫌いですから。 チェ・ミンシクは相変わらず良い演技しますね。泥酔したおっさんから精神年齢がガキのおっさんまであそこまで迫力出してこなせるあたりはさすがと思いました。特に冒頭の酔っ払いを演じてるときは「これほんとに『シュリ』に出てたあのいかついおっさん!?」ってマジビックリしましたもん。外見でなく、中身を役柄に合わせて豹変させていく演技は、最近の外見だけ太ったり痩せたりするデ・ニーロ流“カメレオン式”役者が増えてきてるハリウッドに是非見習って欲しい。まあその“カメレオン式”はそれはそれで大変なんだと思うけどね。体重30キロとか減らすやつもいるんだし。でもやっぱまず中身でしょう。 映画の中身はもっとサスペンスものかと思ってたんですが、わりと難易度の高いアクションもけっこうありましたよね。何が難易度高いって、あのオ・デスとチンピラとの廊下での格闘アクションなんてあんだけの長さのアクション撮るのすっごい苦労があったと思いますよ。あれはマジですごく頑張ってこの映画作ってくれたんだなーって感じました。 まあいかにもどっかの変態が喜びそうないくつかの描写は論外だったんですけどね。わざわざ観てる人を不快にさせようとする感覚がオレにはさっぱりわかりません。「気持ちよく観れた映画」とは口が裂けても言えませんもん。人それぞれ・・・、ってことなんですかね結局。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 00:36:43)《改行有》

679.  セブン 《ネタバレ》 観る前は怖い映画だとばかり思ってたんですが、実際観てみたらそんなに怖くもなかったです。死体が多少エグイかなってぐらいで。 しかしラストは衝撃的でした。「そんな終わらせ方していいの!?」ってぐらいショック受けましたね。えげつない・・・。中身がわかる前からなんとなく予想はついてただけに、すごい緊張感でした。その上その予想通りの展開になってしまってもう見てるこっちもなにがなんだか。こっちは見てるだけで軽く錯乱しちゃってるのに、作中のミルス(=ブラッド・ピット)がどんな心境かなんて想像もつきません。そんな状態でしかもそれを行った犯人が目の前にいるのに「撃つな」って言われても多分オレでも絶対無理でしょうね。日本でも、自分の家族が残酷な殺され方をされたらその遺族は決まって、「この手で殺してやりたいです」って堂々とテレビで言うんですから。その遺族の人たちをこの映画のラストと全く同じ状況に立たせたらミルスと全く同じ結果になっただろうし、ある意味一番現実的な結果なんでしょうね。そしてその一番現実的な反応を実行したミルスがその後殺人の現行犯で逮捕なんて、、、皮肉ですよね。 さも世間的に復讐が認められてるかのようにテレビで「息子を奪ったやつを殺してやりたい」とか堂々と報道するくせに、いざそうやって人を殺した人が捕まったら<息子を殺された仕返しに殺人>とか言うふうに新聞の見出しにするんですから。自分のスタンスすら持てない、話題に飛びつくしか能のないマスコミメディアもそうですが、そんな風潮を作ってる世間にも少し憤りを感じるきっかけになった映画でした。 全然ホラー映画のレビューじゃないなこれ(笑) 【追記】 約10年ぶりにBRで鑑賞。あらすじは覚えてたのですが、改めて観るととにかく作りこみ方が半端ないですね。シリアルキラーのサイコ的な描写や、一方でベテラン&若手の刑事コンビが些細なヒントから謎を追っていく展開にもドキドキしてしまいます。さすがにラストはバッチリ覚えていましたが、そこまでのドウの持っていき方はもう完全にサイコな人間のそれ。こんな人間に嫁さん(しかも妊婦の)を殺されたとあってはもうドウを銃殺したミルス刑事を非難できません・・・。 再鑑賞で10年前の自分のレビューも見て、あの頃はこれに6点だったんだなーとか、こんな風に見てたんだなーと、当時を俯瞰して見れたのも面白かったです。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 00:34:40)《改行有》

680.  ピエロの赤い鼻 《ネタバレ》 以前何かの映画のレビューでいわゆる“良い映画”の定義に<もう一度観たくなるような映画>と書いたんですが、『ピエロの赤い鼻』を鑑賞後感じたのは、<悲しすぎてもう一度観るのはつらすぎる。でも最高の映画だった>でした。 オレも最初のほうは主役の2人に対して「なんて自分勝手ではた迷惑なやつらか」とか思ってたんですが、だからこそその過ちを悔いて生きる“今”とそんな二人に“今”につながる希望を与えてくれたピエロのドイツ兵が光る、そんな作品だと感じました。 英語でピエロというと”clown”。いわゆる「道化」という意味で日本語と同様、よく人を馬鹿にする意味や卑語として使われます。が、この映画におけるピエロはそのように蔑まされた笑いをとるために存在していませんし、人々もそのような笑いを求めていません。この映画のピエロは事情を知る人には笑うどころかかなりシリアスで泣けてしまうようなピエロなんですが、観る人に笑顔と元気そして感動を与える事のできるピエロなんてもう最高のピエロですよね! 「ピエロ」というものを題材にしながらこの映画は全くと言っていいほど笑える場面は存在しません。しかしピエロという本来は「感動」とは遠い位置にあるものをここまで圧倒的なまでにヒューマニズムに富んだキャラクターにしてしまう監督はすごい。聞けば原作はほんとうにペラッペラな数十枚程度のものなんだそうで、それがここまでの映画になるとは・・・。もう脱帽です。 縦穴に入れられた4人と遊び(?)終えたドイツ兵ピエロが帰ろうとしたときに「おい!銃、銃!」と言ってドイツ兵に銃を返すシーンは何かすごく心に残りました。いやだってあり得ないでしょう。本当ならそれを使って脅迫なり何なりしようと思うもんなのに快く返すなんて。そのドイツ兵の人柄と言ってしまえばそれまでですが、あの時代、間違いなくあのピエロは4人にとっての希望の光だったのでしょう。人ひとり助ける事すら困難な世の中に、4人もの男の人生を救ったこの男はやはり素晴らしいと思います。 最高の映画でした。言うこと無しです。 [DVD(字幕)] 10点(2005-11-02 00:31:10)《改行有》

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