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プロフィール
コメント数 2267
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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661.  マネーボール 《ネタバレ》  野球。トレード。ゼネラルマネージャー。正直どれも興味ない。うん、この映画はスルーしよっかなって思ったら、『あれ?ブラッドピット主演じゃん・・』と思い、あらすじだけ読んでみることに。『実話系』『サクセスストーリーっぽい』結局好奇心が勝っちゃって見てみることに。  で、結果は、・・・やっぱ興味湧かねーなー、というのが正直な感想。それに、トレードのルールや基準がどれもピンときません。これじゃあ楽しめるわけありません。選手のほとんどは会話の中に出てくるのみ。当然顔と名前が一致しません。誰がどう凄いのかちっともわからないわけです。  『なんかイライラしてる。』『監督全然ゆーこと聞かねーじゃん。』『なんか勝ち始めた』ぐらいのことしかわかんない。  で、そんな自分でも楽しめそうな野球シーン。特に勝っていくシーン。そのほとんどがニュースで流れるダイジェスト版のようなものばかり。  好きな人が見れば面白いのだと思います。見る価値があるのだと思います。  ですが私のようにこの世界に全く興味がなく、知識がない人間が見ても、ただ出来事を羅列してあるようにしか見えません。見る人を選ぶ映画と言えそうです。  ただ、エンタメ色の薄い作品である割に、見飽きるということはなかったです。ですから、映画としての完成度は高いのかもしれません。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-03-14 23:13:38)《改行有》

662.  アメイジング・スパイダーマン2 《ネタバレ》  前作に引き続き、こちらでの評価があまり高くなかったので過剰な期待はせずに鑑賞。  プロローグの両親の最期。緊迫したサスペンス。およそスパイダーマンらしくない雰囲気。ちょっと期待が膨らみ始めます。そしてオープニングの『ニトロ強盗アレクセイVSスパイダーマン』でこれは前作より面白いと確信。爽快なアクション。迫力ある映像。ザッツエンターテイメント。幸先良いスタートに胸躍ります。  で、本題に入ると次第にテンションは緩やかな下降線を描きます。  まずはグウェンとの別れ。いやいや。そりゃ父親との約束はあるけれど。でもそれは前作でふっきったわけですから。こちらに持ち越すのはよしましょうや。  助けてあげた黒人設計士マックス。熱烈なスパイダーマンのファン。そんな彼がスパイダーマンに憎悪の念を燃やす。う~ん。  親友のハリー。昔を懐かしみながら、再び親交を深める二人。そんな彼が、スパイダーマンに憎悪の念を燃やす。う~ん。  どれをとっても暗いなー。もとがみんな悪い人じゃないだけに、誰が勝ってもすかっとしません。なぜこんな暗い話に・・・。まあ、いいか。せめてグウェンとハッピーエンド迎えてくれたら・・・。ってグウェン死んじゃったよ!しかも親友ハリーの手にかかって死んじゃったよ!  ハリーはブタ箱にぶち込まれた挙句、完全な悪の組織のボスに。立派になっちゃってまあ。  もっとカラっとした明るいエンターテイメント希望です。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-03-13 14:11:36)《改行有》

663.  ソウル・サーファー 《ネタバレ》  実話とは言いますが、『映画に合わせてだいぶ脚色してそうだなー』と思った次第。  ところがところが。ラストまで見たところでベサニー・ハミルトンご本人登場。しかも当時の映像を流す流す。これまたびっくり。本作のストーリーやキャラ設定とほとんど変わらないじゃないですか。タイで子供にサーフィン教えている映像まで残っています。ここまで実話に忠実に作られている映画も珍しい。もしくは、あまり脚色する必要がないほど、現実に起こった出来事がドラマチックだったということでしょうか。  ただ、私は映画の最後に実際の映像を流すという行為、あまり好きではありません。せっかく映画の世界に浸っていたのに、なんか急に夢から醒めちゃう感覚がします。インプリンティングみたいなもので、最初に見たベサニーとそのドラマが、自分にとっては『本物』なわけです。その後に、『実は本物はこっちでしたー。』っていう映像をわざわざ流す必要があるのでしょうか。こーゆー実話ベースの映画のラストに実際の映像が流れるたびに常々思います。  本編はさすがのディズニークオリティに8点。ですが最後にちょっと気持ちが醒めちゃったので7点で。  それにしても今まで普通の生活を送っていたのに、突然腕がなくなっちゃう。その事実は映像で見ると思っていたよりショッキングでした。外見もここまで変わるものかと。オープニングで流していた何気ないベサニーの日常。ギターを弾いたりとか。そーゆーのが、ベサニー退院後のベサニーの日常との切ないほどのコントラストを生んでいます。出来ないことがここまで増えるものかと。退院後のシーンは胸にぐっと迫るものがありました。そんなベサニーがプロサーファーとして活躍していることに驚嘆するばかりです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-03-11 09:45:20)《改行有》

664.  ウォーリー 《ネタバレ》  『荒廃した世界にロボット一人』っていう設定がどーにも退屈そうで、正直敬遠していた作品。ですがここでの高評価+予告が面白そうだったので、見てみることに。結果、食わず嫌いは良くないなーと思った次第です。突き抜けた面白さ、とは言えませんが満足できる映像作品でした。ちょっと笑えて、ちょっとハラハラできて、最後はちょっと泣ける、いつものディズニーでありいつものピクサー。やや警鐘を兼ねた色合いはいつもより強くなっている気はしますが。  思っていたより大分かわいいウォーリーとイヴ。どんなときでもイヴと手をつなぐことばかり考えているウォーリーのイノセントな感情が、いじらしく愛らしい。  太陽光で動くウォーリー。大量生産されていたようで、壊れた箇所は集めたパーツで自分で修理可能。こーゆーディテールがしっかりしているのが凄く良い。そして序盤のウォーリーの日常が、ちゃんとラストにつながっています。こーゆーのめっちゃ好きです。  いまいちなのは、やはり宇宙船でしょうか。いくらなんでも700年もあそこで人類が存続できたってのは、非現実すぎてついていけません。人間達は全員自堕落になり、全員同じ服。これはもはや手抜きに近い印象です。  それにしても、この作品で表現された『荒廃した地球』ってのはゴミの山で、すごくこれからの未来を予感させていて、空恐ろしくなります。人類が地球からいなくなって700年経過すると、再び地球は生命が存続できる環境に生まれ変わっていたってのは、とても強いメッセージ性を感じさせます。今現在、地球にとって最もゴミなのは他でもない人間だと言われているようです。  ブルーレイに特典として入っているショートムービーの『バーニー』がとても面白かったです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-03-06 13:07:26)《改行有》

665.  ダイアリー・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》  ドキュメンタリー形式のゾンビムービーってのが個人的に好きなので、どうしてもこの手の作品には点が甘くなってしまいます。もはや雰囲気だけでも楽しめてしまうからです。  それに、『走るゾンビ』が主流になっている昨今、『歩くゾンビ』はもはや希少価値が高い。久しぶりの『のろのろゾンビ』を見られて嬉しい。  彼らには哀愁があり趣があります。そして静か。これが良い。『走るゾンビ』は確かに脅威ですが、すぐに認識できてしまいます。それに対し、『のろのろゾンビ』はどこに潜んでいるかわからない恐怖を演出してくれます。  ロメロもそれがわかっているのか、『心臓病で死んだやつがいなくなっている。』というエピソードを入れています。グループのボスが『全員動くな。口を開くな』と警告します。耳をすませ、ゾンビの物音を拾おうとします。この何とも言えない空気感、緊張感というのは『走るゾンビ』では決して味わえないものです。  病院内で、いつの間にか点滴ゾンビが後ろに居たっていうのも、静かなるゾンビならではの演出。  ロメロ作品に共通する、『普通に死んだ人もゾンビになって復活する』という一方的な設定が、より終末感を感じさせます。その原因や理由は一切説明されず、ただ理不尽な事実がそこにあるだけ。これが良いですね。自殺を試みた女の子が静かにゾンビへと変貌を遂げるシーンは何よりのお気に入りです。この作品の演出は、のろのろゾンビの良さ、静かなるゾンビの良さってのを、特に強調している気がします。  唯一気にいらなかったのはジェイソンの行動。  ゾンビムービーはサバイバルムービーでもあります。『生存』を最優先に考えないサバイバルほど白けるものはありません。ジェイソン君にはおおいに反省してほしいものです。  それからこの作品を見ると、ドラマの『ウォーキングデッド』はロメロ作品の影響を強く受けていそうだと思った次第です。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-03-05 13:43:01)(良:1票) 《改行有》

666.  レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦― 《ネタバレ》  前編のDVD特典についている、今作の予告を見てしまいました。思っていたより予告が長かったです。結果、予告以上のものは出てきません。悪くはないです。後半から終盤にかけてはそりゃあ盛り上がります。一大決戦ですからね。火を使った戦は迫力があります。見応えがあります。バリエーションに富んでいて面白いです。ただ、そちらばかりに力を入れすぎて、甘 寧、張飛、関羽、趙雲といった英傑達の活躍シーンが少なすぎます。更には、数少ない彼らの活躍シーンが、1作目よりもスケールダウンしちゃうってのはいかがなものか。彼らの凄さが全く描けていません。これでは三国志を知らない人はもちろん、三国志が好きな人たちであっても楽しめない。中途半端な出来と言わざるを得ません。その割に、前半の蹴鞠のシークエンスによる尺の無駄遣い。なんだかバランスの悪い作品です。  龐統の連環の計や関羽が曹操を見逃すシーンなど、期待していたシーンもありません。不満を言えばきりがありませんが、こーゆー映画は好きだし三国志も好き。ですので私はそれなりの満足感を感じています。ですが好きなタイプの映画にも関わらず、途中で眠くなっちゃって、一回休憩を入れる羽目になったのもまた事実なのです。  1作目、2作目合わせて2時間30分くらいにまとめて、1本の映画として上映することは十分可能だったように思います。また、もしそうなっていれば、歴史に残る傑作になったかもしれません。[DVD(吹替)] 6点(2020-03-02 14:47:57)《改行有》

667.  レッドクリフ Part I 《ネタバレ》  三国志ファンのための映画と言っていいかも。アクション、それなりに面白いです。ストーリー、悪くないです。キャラクターの紹介、わかりやすいです。三国志ファンにはおなじみの人物ばかりですけどね。  一言で言うなら、『無難』な作品。2部作の前半、序章といった意味合いでいけば、文句ない仕上がりでしょう。  私は小学生、中学生の頃三国志のマンガ、そしてゲームにはまったクチです。当時横山光輝のマンガは何回も読んだし、ゲームもパソコンの三国志からやりこんでいました。なので『レッド・クリフ』は以前から見たかった映画の一つです。懐かしい地名や、武将の名前が出てくるだけでも嬉しくなります。よって、この作品を正しく評価はできないかもしれません。  最大の見所である『八卦の陣』の戦い、個人的には非常に面白かったのですが、『長尺スペクタクル』の見せ場として結構地味なのではと思ってしまいます。  周瑜と孔明の演奏シーンはくどいです。周瑜のプライベート映像が多いのも気になります。テンポが悪くなるし、退屈だと思っちゃった時間があったのは事実。せっかくのアクションでスローモーションが多いのも好きではありません。  こうしてみると、一本の映画としての完成度はいまいちなのかもしれないですね。正直もっと荘厳な雰囲気とスケールを期待していた自分がいます。雰囲気、キャラのノリがちょっと軽いというか、浅いというか。嫌いではないのですが・・・[DVD(吹替)] 6点(2020-03-02 05:30:28)(良:1票) 《改行有》

668.  リアル・スティール 《ネタバレ》  技術はない。才能もない。努力もしない。傲慢で謙虚さのかけらもない。金に無責任で借金まみれ。息子の親権を金で売る始末。冒頭1時間そんなエピソードの繰り返し。はっきり言って辟易します。ロボットが負けるエピソード2回も要ります?1回でよくないですか?最初の牛とのバトルなんてまるまるカットしたほうが良いんじゃないですか?  マックスも最初は良かったのですが、ツインズに勝ったあたりからの増長ぶりが気になります。ゼウスに挑戦状を叩きつける際のマイクパフォーマンスが好きになれないですね。すぐ調子に乗るところが父親といっしょ。だいたい不法侵入した廃品置き場からアトムを勝手に持ち出したことばらしちゃっていいの?  この作品に出てくる大人はクズかダメ人間ばかり。見ていてイライラします。ウソ。かつあげ。ギャンブル。負の要素が多く、毒気がある。それでいてテイストは子供向け。じゃあこれを子供と一緒に見るかと問われると、自分だったらためらう。子供にはなんとなく見せたくない。  チャーリーをぼこぼこにして金を巻き上げたチンピラ。こいつへの制裁シーンが何ともしょぼい。勝手に10万$賭けて勝手に自滅。これで溜飲は下がらないですよ。こんな中途半端な懲悪シーンなら無いほうがマシです。  これだけファンタジーな夢物語を描くのであれば、ラストもスカッとKO勝ちでもさせりゃあいいのに、そこは判定負け。いやいや、そんなリアリティ要ります?  ダンスでの登場シーン。中盤以降の特訓シーン。動物園。ツインズとのバトル。盛り上がりポイントや好きなシーンも多かっただけに、前半のつまらなさとキャラクターの魅力の無さが本当に残念。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-02-23 15:39:12)《改行有》

669.  キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 《ネタバレ》  評価が高かったので期待はしていたのですが、はっきり言って期待以上の出来です。見所多い。時間を忘れる。最高級エンターテイメント。アベンジャーシリーズ9作目まで見てきましたが、今のところシリーズ中最高傑作。  まずスピード感。これが凄い。そしてアクション。キレが違います。格闘、武器、カーアクション、空中戦とバラエティに富んでいるのも良かったですね。そしてどのバトルシーンも最高に面白い。  主役から脇役に至るまで、魅力的なキャラクターが勢ぞろい。キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ファルコン、ウィンターソルジャーはもちろん、ブロック・ラムロウやエージェント13も脇役ながら凄く良い。特に管理室みたいなとこで、ラムロウ、13をはじめとして、みんながお互いに銃を向け合う緊迫したシーンが最高に好き。これこれこれ。こーゆーのを待っていたのです。  ウィンターソルジャーは今作では敵役でしたが、次作では味方として登場してくれるのでしょうか。楽しみで仕方がないです。  シリーズものも悪くないですね。  また、個人的に『回想シーン』ってあまり好きではないんです。特にこーゆーアップテンポな映画の場合、作品のノリが損なわれることが多いから。ですがこの作品では必要最小限に、それでいて最大限の効果が発揮されるような回想シーン。スティーヴがバッキーとの思い出を思い出しているシーンで、もうばりばりに感情移入できて、面白さがぐっと増しました。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-02-23 12:44:04)(良:3票) 《改行有》

670.  28週後... 《ネタバレ》  ゾンビ映画として、これ以上ないくらいのクオリティ。ストーリー展開が抜群に良い。  最初のつかみがまずパーフェクト。暗い家の中で息を潜めての生活。前作からの続編なだけに、これだけで置かれている状況が瞬時にわかる。こーゆー『画』でみせる映画は好き。この終末感ばりばりの雰囲気こそゾンビ映画の醍醐味です。  逃げてきた子供。子供を追っかけてきたゾンビたち。つい、板を一枚はずして外の様子を見ちゃう女。そんなささいなことで、平穏な生活が一瞬にして崩れ去る恐怖。こんな薄氷を歩くような生活をずっとしてきたという世界を見せるプロローグが素晴らしすぎます。  2ndステージは28週後。ここからが本編。ゾンビは餓死。ちょっと斬新ですね。ありそうでなかった設定。復興が進んでいて、活気付く都市。願わくば、もう少し復興の様子、人々が再び幸せな生活を営む様子を見せてくれれば、その対比による後半の悲劇が際立ったのではないかと。復興が完璧であればあるほど、それがもろくも崩れ去るときの滅びの美しさを堪能できるってものです。その辺はロメロさんが上手でしたね。  感染が食い止められないと判断されたとき、市民を守るはずだった軍の銃口はその市民へと向けられる。無差別の殺戮がパニックに拍車をかけます。  パニックが始まってから、ストーリーを脱出1本に明瞭化したのも凄く良かったです。パニックムービーとしてもサバイバルムービーとしても文句なしの1本になったのではないでしょうか。  ラストでウイルスに免疫を持つ弟が、感染状態で国外へと脱出。更なる惨劇を予感させる余韻の残し方が嫌いではないです。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-02-21 14:58:36)(良:1票) 《改行有》

671.  ハッピーフライト(2008) 《ネタバレ》  たとえコメディとはいえ、あまりにもレベルの低い仕事を見せられては、気持ちが入っていきません。それが前半。  『子供にりんごジュース』『白ワイン』『ヘッドホン』『雑誌』『酔い止め』たったそれだけの注文くらい覚えていてほしい。で、そんなことで怒られて泣くなよ。そんな綾瀬はるかが高校生に『CAはやめたほうがいいかも』って言ったときは開いた口が塞がりませんでしたね。こーゆーやついます。仕事ができないくせに、失敗したり嫌なことがあったりすると、『職場が悪い』『環境が悪い』と周囲のせいにするやつ。私は一流企業に勤めているわけではありませんが、この人の十倍のスピードと十倍の責任感と、十倍の誠意をもって仕事に取り組んでいます。  田辺誠一さんも好きな役者さんなのですが、この役柄はいまいち。たとえ候補生とはいえ、こんな情けなさ過ぎる人がパイロットになれるわけがありません。感情的になりすぎだし、精神年齢低すぎ。ちょっとコメディ寄りに演技過剰な気がします。ワイパーとエアコンのスイッチ間違えんなよ。そんな人が操縦桿握るんじゃないよ。  と、前半は文句しかなかったのですが、『何か翼に血みたいなのがついているんですけど。』というお客さんの指摘から一転、物語は急速に面白くなります。飛行機がUターンして羽田に戻るまで、各部署のスタッフ全員が、それぞれの持ち場で仕事を遂行する姿。実に良い。すべては飛行機を無事に着陸させるために。『お仕事ドラマ』としてなかなか見応えがあります。  こーゆージャンルの作品って『CA』『パイロット』『客』くらいしかスポットが当たりそうにないんですが、『グランドスタッフ』『メカニック』『管制塔』『運航管理者』にまでスポットを当てているのは面白い。  飛行機一機飛ばすのに、これだけ大勢の人が関わっているのだとしみじみです。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2020-02-19 13:55:33)(良:1票) 《改行有》

672.  マイティ・ソー/ダーク・ワールド 《ネタバレ》  いつものマイティ・ソー全開でそれなりに面白く見られます。  ただやはりマーベル作品の中でも、マイティ・ソーシリーズだけは毛色が違うと言いますか・・・。神話系、RPG系アクションで、免疫が無い人には見るのがツライでしょう。例えばウチの奥さんとか・・・。  私は子供の頃からこーゆーのが好き。ですが、大人になると、見ていて飽きがきちゃうことも確か。よほどストーリーが面白かったり、キャラが魅力的だったり、アクションが爽快感抜群でない限り、のめりこめなくはなってきましたね。純粋にこの世界感だけを楽しむことができなくなったのが寂しい。これも歳のせいか。  ジェーンがエーテルの力を取り込んじゃったときは、『ソー』VS『ジェーン』みたいな展開を予想。もしくはソーとジェーンが共闘してダークエルフ軍と戦う、みたいな。どっちも違いましたね。普通にジェーンの体からエーテルを取り戻した敵とバトルするだけ。なんか物足りないです。  で、こうなってくるとこのシリーズは、ひたすらソーのトンカチバトル一本槍になっちゃって、変化が乏しくて飽きちゃうのかもしれません。  敵はなんか良かったです。とゆうか、ダークエルフの最先端な武器が良かったです。印象的だったのはミニブラックホールみたいな爆弾。まあそれに対してアスガルド軍のしょぼさがちょっと。せめて持っている武器がライトセーバーみたいに敵の光線銃やら爆弾やらを弾き飛ばせる性能があればまだ良かったのですが。でもそれだと完璧スター○ーズ。まあそんな魅力的な武器のおかげで、アスガルドが攻め込まれるシークエンスは結構な盛り上がり。見所の一つ。  あとはクライマックスのワープバトル。これは面白い試みだと思います。ストーリーを崩さない程度に笑いの要素も盛り込めるし。  ですので、前作よりかは好きなんですけど、他のマーベル作品と比べるとちょっと、って感じです。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-02-18 13:13:06)《改行有》

673.  テッド2 《ネタバレ》  そもそも前作の何がよかったのか。ジョンか。テッドか。2人の関係か。はたまた下劣なコメディか。  いやいや違います。ローリーです。女神様の存在です。彼女の存在あればこそ、3人の関係が素敵なものに見えるという奇跡の錯覚を起こせたのです。その彼女がいないだけでこの作品の魅力は半減です。  前作のハッピーエンドを覆すスタート。最悪です。  アマンダ・セイフライド演じるサマンサもなかなかに魅力的。ただローリーには及ばず。  それでもテッドの人権を守ろうとするメインストーリーはそれなりに面白く見られます。裁判ネタ好きですしね。『俺は所有物か。』の一言で急に作品の空気感が変わります。この転調嫌いじゃないです。  で、そのまま裁判メインのストーリー展開であればまだ良かったのですが、ダニーの乱入。目まぐるしく変わるテイスト。  更には裁判をサマンサからモーガン・フリーマンへまる投げ。なんとも盛り上がりません。  悪ふざけ悪ノリも前作同様。眉をひそめるだけ。面白かったのはジュラシックパークのくだりくらい。あの名曲と『群れだ、群れで動いている』の感動的名台詞をこんな不謹慎な使い方して(笑)。この映画の提供は麻薬組織ですか?[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-02-16 13:49:34)《改行有》

674.  ワルキューレ 《ネタバレ》  歴史に疎く、戦争ものは苦手。そんな私にとって、まあなんとも相性の悪い映画。悲劇もあまり好きではないですしね。  じゃあ何で見たかっていうと、トム・クルーズが出ていたから。  でもそんな理由で見ちゃったからやっぱだめでした。まずストーリーについていけません。予備知識ゼロ。そんな人はお断りって感じで、今何が起きているのかがそもそもよくわかりません。トム・クルーズたちが何を目的にしてそれぞれ何の役目を担っているのかようわからんのです。当然、私にはこの映画を正しく評価できる資格はないでしょう。  でもあえて、わからないなりに言わせてもらうと、前半はかなり退屈。  中盤以降の盛り上がりも、『音楽』『空気感』のみで緊迫した状況を無理矢理感じさせる演出。  そう、この作品はこの時代の歴史に強く、ある程度事前に内容を調べて用意周到に映画を見る準備を整えるような人でない場合、つまり私が手を出してはいけない代物。  率直な感想で、面白くはなく、何か心に残る作品でもなく、中盤以降なんか雰囲気に圧されて最後までただ『飽きなかっただけ』の作品。[DVD(字幕)] 4点(2020-02-16 02:42:31)《改行有》

675.  アメイジング・スパイダーマン 《ネタバレ》  『ちょっとイケメンすぎるなー』とか、『ベンおじさんの死がなんか軽いなー』とか、『糸は機械で出すんかい』とか、妻と一緒に文句ばかり言っていたんです。最初は。  でも中盤あたりからぐっと面白くなってきまして。コナーズ博士が変身しちゃうあたりかな。来た来たーって感じで。ちょっとだけホラー色あってかなり好みのテイストです。  前半はかなりオリジナルに近いストーリー。だからどうしてもオリジナルと比較しちゃいます。  オリジナルでは『少しずつスパイダーマンになっていく過程』が面白くて、終始ワクワクしていた記憶があります。それに対し本作は『設定』や『陰謀』の雑味が強くて、肝心のスパイダーマンへの道のりが随分あっさり描かれたように感じます。そのためでしょうか、前半は物足りなさを感じてしまい乗り切れません。  リザードが暴れだしてからは、全く新しいスパイダーマンの物語として純粋に楽しめます。そしてその躍動感あふれるスピーディなアクションは本家にひけを取らない出来栄えで、そのスピード感に酔いしれるのです。  マーベルシリーズではスパイダーマンシリーズがやっぱ一番好きかもしれない。ただアベンジャーシリーズをまだ全部見ていないので、今後どうなるかはわかりませんが。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-02-12 23:53:57)《改行有》

676.  テッド 《ネタバレ》  前半が好きですね。中盤以降は悪ノリが過ぎます。  ユーモアの基本がブラックと下ネタなので、子供と一緒に見るには向かない映画。『麻薬って何ー?』『顔射って何ー?』何を聞かれても困ることになるでしょう。  ですがテイストは子供向け。いったい誰向けに作られた映画なのか。大人が見るには子供むけのシナリオのチープさに物足りなさを感じることでしょう。  失笑、苦笑が多い中、唯一光っていたのがスーパーの店長とテッドのやりとり。ここは傑作ですね。  テッドは『悪友』を『クマのぬいぐるみ』にしただけ。主人公ジョンのピーターパン症候群の原因となっているもの。ジョンは『仕事』『彼女との約束』などさまざまな責任を放棄。その責任を果たさなければならないことはわかっている。でもテッドからの誘惑に抗えない。もしかするとテッドはそんな『大人になりきれない大人』の心の在り方を具現化したものかもしれません。  で、彼女のローリーがめっちゃいい人。ジョンを大人にしようと孤軍奮闘。ものすごい美人ってわけではないのですが、役柄のせいもあってか、凄く魅力的です。彼女の存在あればこそ、この映画を楽しく見られるってもんです。  ジョンとテッドが今の自分たちをローリーのために変えようとしますが、あえなく失敗。最終的にはローリーのほうから歩みよる結末。これって、ピーターパン症候群は精神疾患の一つだから、周りの理解が必要だよっていうメッセージが込められているのでしょうか。だとしたら、これは子供向けではなく、やはり大人たちへの道徳ファンタジーってことになるのかな。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-02-12 02:51:57)《改行有》

677.  ディスタービア 《ネタバレ》  覗き見のサスペンス1本に絞れば良かったのに、なまじ恋愛をからめちゃうからテンポが悪くなって、前半は退屈で仕方なかったです。ヒロイン役のサラ・ローマが魅力的なのでまだ見ていられます。そうじゃなかったらかなり前半はきつい。  中盤からは面白いです。盛り上がります。特に、ロニーとアシュリーが帰って一人になってから、クラブの女が助けを呼び始めるシークエンスは鳥肌もの。緩急のつけかたがとても上手い作品です。  女装したターナーがクラブの女を装い偽装するシーンは全く見抜けませんでした。なぜならこの時点では見ている側も『すべてケールの思い込み』という可能性が残されているからです。『実は何も起きていませんでした。』なんて結末、いかにもありそうだし。  こんな感じで、ケール、アシュリー、ロニーの3人が、『考えすぎか』『いや、やっぱり何かおかしい』の間を行ったりきたりするのがすごく楽しいです。クラブの女が殺されてからロニーが車、そしてガレージの中に忍び込むあたりまでがこの映画の最高潮です。  ターナーがあっさり本性を現してからは普通のサスペンスです。ですので前半・中盤・終盤とそれぞれ点数をつけるなら、5点、8点、7点くらい。まあ平均して6点~7点くらいかと。それでも後半盛り上がるほうが映画としては見終わったあとの満足感が高いので7点で。  シャイア・ラブーフはトランスフォーマーくらいしか印象がなかったのですが、思ったよりずっと良い役者さん。父親を事故で亡くし、ひねた性格になっちゃったけど、でも等身大のティーンをうまく演じていたように思います。ただサラ・ローマとはつりあわんかなあ。アシュリーがケールのどこにひかれたのかさっぱりわからん。  パーティーをジャマされる。文句を言いに行く。ケールからわけのわからんクソ気持ち悪い告白をされる。それを聞いたアシュリー、『ぞくぞくするほどぐっとくる言葉』みたいなことを言うもんだから、この女マジで頭おかしいんじゃないかと思いました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-02-08 12:33:22)(良:1票) 《改行有》

678.  センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島 《ネタバレ》  『ここはどこだ』『何とか脱出しなきゃ』の1作目に比べると、雰囲気やや穏やかめの2作目。違うのは子どものほうが主体で冒険に出ようとするところ。ハンクは完全に保護者状態。行方不明の祖父は超元気だし。だから終始ほのぼのとした雰囲気が漂っています。人数が多いのもピクニック感を増していますね。  よって、『脱出のハラハラドキドキ』はトータルで見れば前作のほうが上。どちらも子供向けではありますが、強いて言うなら前作のほうがスリリングでサスペンスフルかと。  ですが、神秘の島の造形、美しさ、そして生物の多様性、こういった観点からすると今作のほうが見応えがあります。  まずは巨大な竜巻。これが圧巻。  島に着いてからは巨大とかげ。巨大卵。巨大アリ。巨大な蜂。巨大な蜘蛛。巨大な電気ウナギ。直接襲ってくるものは少ないですが、そーゆー生き物達が席巻している世界にいるというだけでわくわくするのです。  アトラクションムービーとしての完成度は高い。間違いなく子供は喜ぶはず。  映画として見ると・・・何しろ前作以上にストーリーがあってないようなものですからね。島にやってきてすぐ島が海底に沈むピンチに遭遇するなんて、相当いい加減なシナリオ。それに、海に沈んだり浮かんだりする島に、これだけ多種多様な生き物が繁栄できるわけがありません。  まあ、まともに考えれば頭がおかしくなるので、あくまで空想ファンタジーアドベンチャーとして、ありえない世界を楽しもうって気持ちが大事だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2020-02-08 04:53:00)(良:1票) 《改行有》

679.  リミットレス 《ネタバレ》  ヴァーノンを殺した組織がその後一切出てこない。ヴァーノンが何をしていたのかも語られない。エディは記憶がない間にモデルを殺してしまったのか。その真相も闇の中。と、こんな感じで説明不足や投げっぱなしのエピソードが散見する作品。ですが、そんなマイナス要素が気にならないくらい、この作品にはパワーがあります。  薬を飲んで脳がフル回転。トーク力アップ。観察力アップ。掃除力アップ。40分で大学の論文を代筆し、小説を4時間で書き上げる。その小説は編集者から大絶賛。このシークエンスだけでテンションは一気に上がります。  やったことはないですが、ドラッグをやる人たちってこれに近い感覚を味わっているのかもしれません。全能感や万能感に酔いしれてしまうみたいな。薬が切れたときのエディの症状。あれってまさにドラッグの禁断症状じゃないんだろうか。その末路の一例として、メリッサの口から語られる身の上話。この身の上話が結構エグイ。もしかしてこの作品はエンターテイメントに見せかけた『ドラッグ、だめ。絶対』の啓発運動なのだろうか。だとしたらラストは悲惨な結末しかあり得ないじゃん。  と思いながら暗い気持ちで見ていたら、まさかのハッピーエンド。これもある意味どんでん返しですね。  薬の成分を解明し、危険な副作用を取り除いた?それはわかるとしても、結果薬を飲まなくてもよくなったって・・・。しかもシナプスが変化してスターマリオはそのまんまですか。今までみた映画の中でもかなり強引。  で・す・が、ハッピーエンド好きの自分としましては、整合性の欠片もない、ご都合主義の究極系のこの終わり方にさえ、ちょっとニヤニヤしてしまうのでした。ロバート・デ・ニーロをやりこめちゃうのがちょっと清々しかったんですよね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-02-04 03:18:05)(良:1票) 《改行有》

680.  プラネット・テラー in グラインドハウス 《ネタバレ》  映像に昔のフィルムっぽい味を出していますが、内容が内容だけにそんなものはどーでもよくなってしまいます。  よくあるゾンビパニック。ペースは速い。次々と出る犠牲者。お気に入りは病院のシーン。最初の感染者を診るシーンから始まり、徐々に増える救急患者。誰を見ても顔に膿が出来ているカットのチラ見せ。こーゆーの好きです。広がるパニックはゾンビものの最大の見所です。エル・レイが病院に着くころには、感染者が病院スタッフを襲い始めていて、個人的には最もアツいシークエンスです。  で、この辺まではゾンビパニックとして、私としてはかなりの高評価です。  こっから先は悪ノリがヒートアップ。もう作り手側がふざけているとしか思えない演出、ストーリー、キャラクター。嫌いではないですが、前半のノリのほうが好き。フィルムが消失。お詫びのテロップ。再開したら話が随分とんでいます。『ああ、これはもうまじめに映画を作り気は最初からなかったんだな』と思っちゃうと、急に気持ちが冷めちゃいます。  エル・レイは病院でのアクションがやたらめったらかっこよく、射撃の腕前もずば抜けていたのに、あの最期は何なんでしょう。兄弟のしんみりする最期とか、ヒロインのエル・レイへの最後の涙とか、後半のノリからすると随分浮いちゃっていて、どーゆー気持ちで見れば良いのか正直わからんかったです。  まあ、デス・プルーフよりかは面白かったですね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-02-02 15:03:46)《改行有》

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