みんなのシネマレビュー |
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681. ジャバウォッキー 《ネタバレ》 シュールな映像作家といえば!という事で、友人から教えてもらったシュヴァンクマイエル作品集ですが、観た中でもこの作品が飛びぬけてファニーであり、ぶっ壊れているように思える。 面白かったが、しかし、シュヴァンクマイエルさんよ。君とは友達になれそうもない。(親子ほど歳離れてるって)[DVD(字幕)] 6点(2013-09-25 09:49:25)《改行有》 682. 藁の楯 ビー・バップ・ハイスクールの作者でもある原作者・きうちかずひろが「実写作品として制作したくとも、映画監督としての実績もコネもカネもない。漫画として描き上げようにも、自分はそこまでスキルのある漫画家じゃないし。(涙)」と、原作のあとがきで語っていたのを思い出します。映像化、おめでとうございます。 元々「現実的か否かで言うと、ギリギリ・アウト」な原作なのですが、その好奇的かつシンプルな筋立ちを、(若干の差異はあるものの)余計な手心を加えず実写化した点に、先ず好感。 クズ男役に藤原竜也というキャスティングは、なんというか良くも悪くも方程式と化してきましたね。[DVD(邦画)] 6点(2013-09-23 02:56:45)《改行有》 683. 外事警察 その男に騙されるな 《ネタバレ》 核爆弾を挟んで対峙するシーンや、爆破の解除コードのシーンなんかが安っぽく思えるのだが、ただのお涙頂戴に徹さずに持ってきたラストシーンの台無し感は、すごい好き。 渡部篤朗のキモかっこよさも、イイね。[DVD(邦画)] 6点(2013-09-19 01:41:38)《改行有》 684. 伏 鉄砲娘の捕物帳 「アニメっぽくないアニメ」が主流になりつつある今日この頃に、勢い余って登場した「いかにもアニメ然とした娯楽冒険活劇!」的な作品。 しかし残念ながら脚本や設定の薄さ・猥雑さが災いし、そのアニメっぽさが「ツッコミ所の多い隙だらけ作品」に見えてしまった。非常にもったいないカンジでした。 子供向けにしてはシリアス過ぎるし、大人向けにしてはハシャギ過ぎ。かと言って、オタク向けとも思えない。うーむ。消化不良で中途半端な出来だった。 しかし、デザインコンセプトの良さと、動画のクオリティ、ヒロイン・浜路の健気なキャラクターが非常によく、とりあえず及第点以上の評価です。[DVD(邦画)] 6点(2013-07-21 23:09:25)《改行有》 685. ベルセルク 黄金時代篇III 降臨 《ネタバレ》 パックをはじめ、蝕以降のキャラクターたちをOPに登場させておいて、これで劇場版アニメとして完結?と言うならばこれは、あまりにも強引だろう。 ED後に流れていた黒犬と鳥は、ピリオドとしてはごっつ無責任で、中途半端な気がする。 うーむ…しかし、原作ストックの乏しさを考えれば、次回の劇場版なんてあと10年は待たなきゃならんだろうなぁ。 いつになるかは分かりませんが、次回作は「ある」と、勝手な期待を込めてこの点数です。[DVD(邦画)] 6点(2013-07-04 07:37:12)《改行有》 686. 宇宙人王(ワン)さんとの遭遇 《ネタバレ》 口汚くドヤすイタリア人の政府関係者→可愛いがアホそうな通訳の中国語→イカ星人の中国語→可愛いがアホそうな通訳のイタリア語→ますますテンパるイタリア人政府関係者…というやり取りが、何と言っても眠気を誘う。 「きしゃー!」と威嚇音を放ち変型するイカ星人のつぶらな瞳と、鳴り止まないサイレン音に、助けられたような気がする。グッジョブ、イカ星人&サイレン。 さて、この映画。自分はどういう立ち位置で観ていたか、と言うと、残念ながら可愛いがアホウなイタリア人通訳の目線で観ていたんですよ。私。 やっぱ「表面的で蒙昧な善意」は身を滅ぼす事もある。私も気をつけねば。映画では身どころか世界が滅んでいる訳ですから。[DVD(字幕)] 6点(2013-07-01 04:23:20)《改行有》 687. アブラクサスの祭 《ネタバレ》 決して悪くない映画だったが、人間関係(主人公と嫁や、地元民との齟齬など)の成り立ちがふわふわしていて、どうにも収まりが悪かった。 ラストのライブシーンも結構良かったのだが「いつの間にメンバーが参加?その楽曲は新曲なん?音合わせや練習は?」など、ちょっとハショりすぎだと思う。唐突感が否めない。 しかし「自らで導き出した人生の道標を、否定したり肯定したりしながら前に進んでいくしかない」といった、僧侶らしい視点を上手く捉えていた丁寧な映画だったと思う。 主演のスネオヘアー(躁鬱ともに好演)が坊主役というのも、レアで面白かった。[DVD(邦画)] 6点(2013-03-29 03:40:29)《改行有》 688. パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻 《ネタバレ》 洪水、台風といった天災に対し、必要以上にドキドキしていた頃を思い出す。…って、今でもちょっと興奮してるか。私。[DVD(邦画)] 6点(2013-02-13 22:53:06) 689. ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略 《ネタバレ》 駆け足っぽい展開で、物語やキャラ相関の厚みが削がれた感もありましたが、前作よりかは観応えがありました。 今作の出来なら、最終章は期待してもイイかも。 蛇足ですが、グリフィスの執拗な乳首攻めも、グーでした。(そこかよ)[DVD(邦画)] 6点(2013-01-29 03:00:09)《改行有》 690. ニーチェの馬 世界の終焉が、こんなみじめであるわけがないと信じたい。 そして、湯がいただけの芋に塩をして食らう時も、そこそこ幸せそうな私でありたい。 あと、邦題に「ニーチェの馬」とつけた配給会社の人には、猛省してほしい。ニーチェ、ほとんど関係ないし。[DVD(字幕)] 6点(2012-12-31 23:18:54)《改行有》 691. シャーク・ナイト 《ネタバレ》 すっごく好感がもてるアホなきゃ脚本と設定ですが、「46種のサメ地獄!」と煽っておきながら、せいぜい五・六種しかサメが出ていないのはイタダケナイ。 「もうちょっと予算があれば…」と思わせる、大人し過ぎる被害者のメイクや特殊効果とかも、難点か。 ですが、暇つぶしムービーとしてはソコソコのクオリティでした。特に、木の上へ避難にした彼とか水上スクーターの彼とか、なかなかナイスな食われっぷり。 狙った獲物を逃がさない鮫たちの仕事っぷりも見事ですが、あのサイコな三人組の鮫ブリーダーとしての無駄な才能が素晴らしい。 蛇足ですが、エンディングクレジットの鮫ラップ。この作品を象徴しているかのようなアホっぷりが、ヤタラ気持ちよかった。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-19 09:37:22)《改行有》 692. 麒麟の翼~劇場版・新参者~ ミステリ作品としては隙の多さが目立つ印象でしたが、人間ドラマとしてはソツのない出来だったと思います。阿部寛や中井貴一という、役者陣の頑張りも好印象。演出やエンディングなど、ちょっと「泣かしてナンボ」みたいな演出は、鬱陶しさを感じましたが。[DVD(邦画)] 6点(2012-11-12 07:20:07) 693. 映画 けいおん! 《ネタバレ》 まったりふわふわした「けいおん!」の世界観を、英国に持っていっただけの劇場版なのですが、一点の曇りもないその弛緩みきったふわふわ感は、ファンからすれば安心なんでしょうねぇ。 結局アニメシリーズを予習してしまった私的の浅い意見としては「可もなく不可もないまったりふわふわ感」なのですが、京都アニメーションの細部にまでこだわった美術には「さすが」と唸らされた。[DVD(字幕)] 6点(2012-10-11 22:47:33)《改行有》 694. 5デイズ 暢気に北京五輪を観ていたときに、ロシアとグルジアではそんな事が起きていたのか…と思うも、暢気にロンドン五輪を観ていたときには、シリアの内戦が加熱していた訳です。 華々しい世界的イベントが開催していても、その時世界ではエライ事が起きている。 「世界はまだまだ暴力に満ちて、平和ではありません」(倉持陽一)という事を、ついつい忘れてしまいがちな私には、なかなか考えさせられる映画でした。 ちょっと嫌露すぎる内容で、ヒロイズムが鼻にツく映画ではありましたが。[DVD(字幕)] 6点(2012-08-21 02:09:44)《改行有》 695. ゴジラ対ヘドラ 《ネタバレ》 この斬新過ぎる新機軸ゴジラに、賛同していいものか否かと、相当考えさせられた。 だが「日本もかつては公害大国だったんですよ」という、ナニゲに現代にも通用する本作の戒めみたいなモノと、ヘドラの造形美(実は目が結構綺麗だったりする)は、評価したい。 だが、海に浮かぶヘドロの撮影に、築地で買ってきた魚(当然、食用)を使って無駄にした演出が、もったいなくけしからん。 あと、複数カットでのシュプレヒコールのシーンで、泥に埋まった赤ちゃんが居たが、あれもけしからん。面白いが、けしからん。「あの赤ちゃんは照明技師の初孫らしい」というトリビアを、副音声で聞いて爆笑しておいてナンだが、けしからん。 [DVD(邦画)] 6点(2012-05-06 00:43:06)《改行有》 696. おのぼり物語 《ネタバレ》 映画の出来は、ハッキリ言って「微妙」の一言に尽きますが、カラスヤサトシ原作に対しての愛情は、伝わってきます。 「作者、あんな男前やなくてもエエんちゃうか?」とか「あんなシュっとした恋愛要素も、ないない」とか「父親役にチチ松村てシャレか?」とか、出てこなかった京阪電車や、ヘタレ微妙漫画家の大先輩・ひさうちみちおについても、言いたいことは山ほどあるが、ここは割愛。 原作ファンなんで、ちょっと贔屓目の6点です。[DVD(邦画)] 6点(2011-11-23 01:06:22)《改行有》 697. 13日の金曜日PART6/ジェイソンは生きていた! この稚拙かつ大胆な路線変更、私は決して嫌いではない。 子供の登場で「すわ、もしやバーニングの再来か?チビッ子すら、容赦なしの展開か?さすがサヴィーニやで…怖えー超怖え!」と少々取り乱しはしたが、今回もサヴィーニ関わっていねぇし、元ネタも我ながらわかりにくいボケでした。(なんだそら)[DVD(字幕)] 6点(2011-11-08 07:06:53)《改行有》 698. レッド・ブロンクス 《ネタバレ》 「ホバークラフトとスーパーカーの間違った使用例」で、この作品を超えるのはちょっと難しい。 蛇足だが、ラストのゴルフクラブでのホバークラフト。ボスは逃げ場を間違っている。ホバークラフトに追われるという非日常に打ち勝ち、ここは冷静になってバンカーに逃げるべきだったと、おもう。(なんだそれ)[DVD(吹替)] 6点(2011-11-01 00:35:08)《改行有》 699. トロン 内容はともあれ、1982年当時にこの作品を発表するというマニアックさが、すごい。 世界観はサイバーでポップですが、実に硬派な作品です。 ファミコン世代で、昔からのPCユーザー。なおかつSEGAファンの友人に薦めたい。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-27 02:51:14)《改行有》 700. 刑事コロンボ/攻撃命令<TVM> 《ネタバレ》 個人的なことだが、私は犬が嫌いだ。しかし、例外としてドーベルマンとブルドッグは、大好きな私だったりする。だから、このドーベルマンを殺人に使った犯人が許せない。 処分されそうになっているドーベルマンの為に、コロンボが奔走し、見事事件を解決に導く。嫉妬と復讐に囚われつつも、生徒に手を出す色ボケ犯人は馬脚を現し、一件落着。うーむ、コロンボ。なんて優しく、カッコイイ男なのだろう。 観終えて、しばらく考える。「この犬二匹が、シェパードだったら?」イヤイヤ、ここまで面白いとは思うまい。てか、シェパードは嫌いだ。 ゆえに、考える。この作品の成功はポイントとなる犬種に「人懐っこいドーベルマン」を選んだ点ではないか、と。 超個人的な歪んだコメントで、失礼。[DVD(吹替)] 6点(2011-10-22 00:35:08)《改行有》
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