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プロフィール
コメント数 900
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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681.  不法侵入 《ネタバレ》 いや、不法侵入すぎるだろうこの映画は。。。セコム(違)取り付けた後にあんなに簡単に侵入できたらダメだろう。アラームの後の警官はともかく友達とかも入り放題やし。この家のセキュリティは一体・・・。ストーリーはけっこうありがちで単純。ちょっといいなと思ってたゆきずりの警官が実はけっこうなワルだったと。で、ずっと「あいつは怪しい」と言っていた旦那さんのほうはと言うとその警官のワナにかかって冤罪で捕まったり。最後のほうでワル警官ピート(=Ray Liotta)が「ウォー!!」って言いながら庭の窓を押し破って来たのにはちょっと笑った(笑)あれで突っ込んだところにマイケル(=Kurt Russell)とカレン(=Madeleine Stowe)がいなかったらただのバカだなと(笑)。まあ目新しいものは特に無く、でもだからこそ気楽に観れた映画でした。逆にこの手の単純な映画も最近では貴重かも知れません。[DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 00:28:53)(笑:1票)

682.  父、帰る 《ネタバレ》 監督がこの映画を通して父という存在の何を見せようとしたかは定かではありません。でもこれだけははっきり言えます。こんなオヤジ絶対イヤ!!ええ年こいて自分の好きなことをしようとするだけのガキにしか見えません。まだ父親という立場にあるから多少は父親の厳しさみたいに見えないこともないかもしれませんが、もしこれが父親じゃなかったら最悪ですよ。いや父親でも最悪ですけど。 この映画の事を載せてた雑誌で、「語らない事の良さ」みたいなのが書いてあって、「この映画にはなぜ父親が今ごろ帰ってきたかとか、今まで何をしてたかみたいな問いに対する答えは一切用意されていない。それが観る人の想像力を掻きたて、面白くする」とかなんとか書いてあったんですが、絶対そんなんない!!そんなん作る側の怠慢を偉そうに述べてるとしか思えない。実際、そういう「多くは語らない」系の映画で面白いと感じたことは今までに一回もありません。話を理解してもらう気がないんなら映画なんか作んないでほしい。観るだけ理解に悩まされるから。 こんなやつに父親ヅラされたら確かにたまらんね。イワンの気持ちがなんかよくわかります。結局この中で一番つらいのはイワンなんですよね。頭ん中ぐちゃぐちゃなのにオヤジはオヤジで勝手なこと言うてるし、兄貴はオヤジに金魚の糞状態やし。そんで父親の事を理解すらできないうちに死んでまうし。そんなイワンの気持ちを汲み取ろうともしないくせに父親ぶるこいつがめっちゃ憎らしかったですね。 こんなんが自分の親じゃなくてよかった。純粋にそう思った映画でした。 [DVD(字幕)] 3点(2005-11-02 00:26:14)《改行有》

683.  スーパーサイズ・ミー 《ネタバレ》 けっこう思ったとおりの面白さでした。マックを訴えた女性二人の訴訟を発端とするこの映画ですが、ポイントは陳述書の「原告側は両名のマクドナルドへの依存度を証明できなかった」という一節ですが、マクドナルドのカロリーとか食いつづけたら不健康になるとかそういう当たり前の点はともかく、確かに依存度という点では怖いものだと思いました。実際あれってけっこう続けて食べたくなるんですよね。自分も久しぶりに1回食べたらそのまま1ヶ月ぐらい続いてしまった事あります。来る日も来る日もマックチキンのコンビを・・・。 多分、作中でも言ってたように、訴訟を起こした二人は結局自分で自制できなかったのが悪いんだけど、本当に間違ってるのはそれに対して上記のような陳述書で結論を出した法廷のほうではないだろうか。だからこそ監督のモーガン・スパーロックもこのような映画を作ろうと思ったのではないだろうか。本来なら皆さんの言うように、「自己の食事もコントロールできず、その責任をマクドナルドに転嫁する原告二人が悪い」という結果が出そうなところ、「依存度が証明できなかったから」って、そりゃ関係者じゃなくても文句も言ってやりたくなりますよね。 それよりオレとしてはよく自分の彼女をこんなアメリカだけでなく日本でも公表されるような映画に出せるなって思いました。マックに対するこういう見方はけっこう楽しめました☆でも変わらず食べに言ってますが(笑)[DVD(字幕)] 7点(2005-09-17 23:41:48)《改行有》

684.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 日本のドラマとかに出てくるヤクザとかを見てても思う事なんですが、こういうマフィアやらヤクザみたいなのはどうしてこう他人の命は簡単に奪えるくせに自分やその親族の命には過剰な反応示すんでしょうね。自分の親族が死んだら復讐したくなるくらいの反応をするってことは家族を失う痛みってのもわかってるはずなのに、たかだか勢力争いのために他人の命は奪えるんですもんね。すっげぇ皮肉だなと思って観てました。いかにもマフィアを綺麗に見せようみたいな映画の構成があったように思いましたがオレはこれっぽっちもこういうマフィアが良いもんだとは思いませんでした。もっと言うなら、そんなに続編をポンポン出すほどのもんかと。話のほとんどはドン・コリオーネ(=マーロン・ブランド)とその一家の話に尽きたんですが、逆に言うならそれはその勢力争いの陰で死んでいく人達は全く描かれないで、表面的に感動できる部分だけを映した映画という印象を受けました。マイケル(=アル・パチーノ)の恋人のケイがマイケルと寄りを戻すのを最初嫌がったのもわかる気がします。マイケルと婚約するっていうのは下手をすれば対立勢力に殺される可能性も充分出てくるし、ケイは知りませんがマイケルが隠居生活中に簡単に浮気をしていたりその相手が死んでしまったらすぐにまたケイと寄りを戻そうとするところなんかもう見ていて気分が悪いの何の。本当にこんなマフィアとかヤクザなんて自分勝手な生き方で迷惑以外の何者でもないもんだなというのが感想です。これがかっこいいと思う人達がいるのかねぇ・・・。オレにはわかんないです。[DVD(字幕)] 6点(2005-04-17 02:01:24)(良:3票)

685.  CODE46 《ネタバレ》 「code46」のインパクトがちょっと弱かったかなというのが印象です。冒頭にちょこっと「遺伝子が25、50又は100%の割合で一致するもの同士は親族と見なされるためそれらの交配はコード46法に抵触する」って出るだけで、途中からマリア(=サマンサ・モートン)と遺伝子が一致するとわかったウィリアム(=ティム・ロビンス)の苦悩の根底にある苦しみがわかりにくい気がします。観ている側にはそのcode46ってのがどれほどのものなのかがさっぱりなわけだし。そりゃまあ「法律」ってぐらいだからそれなりに厳しいもんなんだろうけど、もうちょっと情報が欲しかったかな。 あとなにゆえ事故る?なんかあんなとこで前方不注意で事故られてハイ終わり、じゃさすがにちょっと「金返せ」って言いたくなりました(苦笑)。まあ100円レンタルでしたけど。やっぱあれは違法バベルで国を上海を出たからってことでしょうか。 オレとしてはこの映画の中で「共鳴ウィルス」とかそういうのがすごく面白いアイデアだなと思いました。思ってる事を言い当てられて困惑する人がいるあたり、まだ世の中には普及してるもんでもないんだとか色々その世界の背景とかも見えてきたりして。そういうのをもっと使っていけばもっと面白い映画になったと思うのになぁ。89分なんてケチらずにもっと時間使えばよかったのに。 [DVD(字幕)] 5点(2005-04-17 01:57:57)《改行有》

686.  アラモ(2004) 《ネタバレ》 戦場において自分達の信じるものを最後まで守り通そうとした男達の生き様は素直に感動に値するものだったと思います。 しかし、それとこの戦争の意義の正当性とを混同するのは全く別問題です。そもそも19世紀半ばに自国の領土を開拓し尽くしたアメリカがわざわざメキシコに侵略して領土開拓する必要はなかったのですから。アラモ砦も、ただ自国の領土を広げる為の侵略戦争の一部にしかすぎないということなのです。そんな意義も正義もない侵略戦争で、たまたま自国の兵士がアラモという砦において圧倒的な戦力差で負けたからといってさも被害者のように”Remember, ALAMO!!”と叫び己の正当性を主張しながら戦う兵士達は滑稽にさえ見えました。メキシコ側にしてみればアラモ砦どころか”Remember, MEXICO”なんつって攻撃してもおかしくないぐらい不条理な戦争だったわけですし。 しかし、この映画を批判してるわけではありません。この映画上の人物達、彼等はその砦において絶対的な不利にも関わらず勇敢に戦ったいわば当事者なのであって彼等にとってアラモ砦は間違いなく忘れられないものとなったでしょう。前述でも述べたように彼等の生き様には充分感動させてもらいました。 腹が立つのはその”Remember, ALAMO”の合言葉を兵士の士気を挙げるためのプロパガンダとして利用した国家そのもののほうですね。それほど勇敢に戦った男達の死がそんな意味のない戦争に利用されるのがもう腹立たしくて腹立たしくて。 なんか映画中では、いかにも兵士の数の多いメキシコ側が紅茶を優雅にすすりながらギリギリまで追い詰められたアメリカ軍をいたぶっていく完全な悪玉みたいな構図で描かれてましたが、あれほどアメリカに偏った映画の作り方はないでしょう。アメリカに都合のいいように美化しすぎ。もし戦争で数の勝るほうが数の劣るものを倒したら悪者、みたいに見られるんだったらそれこそアメリカの戦争なんて数や武力で圧倒的に勝る悪の戦争だらけですよ。圧倒的武力差で敗れたから被害者です、みたいな映画の作り方にかなり嫌悪感を覚えましたね。これからこれを観る人も是非このへんの「戦争の意義」とやらに目を向けて観てみて欲しいと思います。 標準点を5点としてそこからアラモ砦の兵士の生き様に+10点、この戦争の不条理さに-10点、で5点にしときます。 [DVD(字幕)] 5点(2005-04-17 01:49:47)《改行有》

687.  エレファント 《ネタバレ》 最初10分間ぐらいこの映画を半ば眺めるように観てた時の感想ははっきり言って「なんでこの映画がそんな評価高いんだろう?」てなもんでした。なんか普通の生徒が校舎の中を歩いてるシーンとか友達との会話とかそんなのを淡々と見せられてるだけだったので。しかし後になってそれらのシーンは全て来たるべきラストにかける布石だったのだと思い知らされました。前半までのシーンが全て「日常的」だったが故に、それはもうショッキングでした。ある意味『ボウリング・フォー・コロンバイン』よりこっちの方が銃社会に強いメッセージをはらんでるような気がします。だってあんな簡単に通販で銃買えちゃうんですもんねえ・・・。 改めてアメリカって怖いって痛感しました。理由としては、「一般人が銃を持てる。」もうこれだけで充分ではないでしょうか?だって日本ならどんなに学校内での苛めがひどかったって銃は乱射しませんもん。そんなもん誰も持てないし、持とうと思うやつもいないし。 アメリカでは「自衛のために持つんだ」なんて理由で銃を所持するそうですがそれなら日頃から体を鍛えて枕もとには防弾チョッキでも置いとけと思う。家族の分も。いくら「自衛のため」といっても所詮便宜上の理由にしか過ぎず、キレた人間が持てばただの殺人凶器。そのキレた人間を止めるためにまた銃が必要になる。これを悪循環と言わずしてなんと言おう。まあここまで銃が出回ってる今となっては規制も難しいんだろうが。この点だけは自信を持てる。「日本を見習え。」 充分この映画のメッセージは伝わりました。 [DVD(字幕)] 8点(2005-04-01 21:31:47)《改行有》

688.  ホーム・アローン 《ネタバレ》 なるほど、一時コメディ映画としてその王道を走ったのは伊達じゃなかったんですね。否定のしようが無いぐらい完成された作品と言えるでしょう。家族愛を描いたファンタジックなストーリーと、それらと対比的に描かれたいかにもな悪役達。そして『ホーム・アローン』のメインファクターであるケビン(=マコーレー・カルキン)と悪役達とのさながら『トムとジェリー』的なやりとりは観ている人たちをエキサイトさせ、話の中に引き込みます。 個人的に好みのキャラクターは隣に住んでるマーレーおじさんでした。オレならどんな噂が流れてても真っ先に友達になりたい感じの人ですけどね。教会での人間味のある告白と最後の息子夫婦との再会のシーンは胸を打ちました。まだ未見なんですが続編にも彼は出ているんでしょうか?是非使って欲しいキャストですが。 映画のレビューとは直接繋がりませんが、カルキン君の両親はこの映画観たんでしょうか?これを観たらカルキン君の財産で揉めたりしなかったんじゃないだろうかと思えるぐらい良い映画だと思うんですが。映画と現実の壁はまだまだ厚いようです。 洋画コメディにありがちな下品な描写・表現も無く、一人の子どもの生活力や家族の大切さをここまでストレートに描ききったこの映画は間違いなく良作であり、コメディとしては自分の中でNo.1のものでした。(コメディ自体あまり観ないのが玉にキズなんですが)。 [DVD(字幕)] 9点(2005-04-01 21:29:18)《改行有》

689.  モナリザ・スマイル 《ネタバレ》 型破りなやり方で知識偏重型の生徒の信頼を得る、というパターンの教師ものドラマはかなり観てきているので、これといって新鮮味も無く驚きもない映画でした。ただあのレベルの封建社会が存在するというのは大いに同意できるところです。近年男女の社会的な差というものはほとんど無くなったと言われていますが、そのような現象は都市化の激しい地域だけでの話ではないでしょうか?交通の便がよく、携帯の電波が入り、インターネットにつながるコンピュータを当たり前のように使う人たちにはピンとこない感覚だと思いますが、それらのどれにも該当しないような地域に住む人たちにはまだまだ女性の権利というものは男性のそれに比べるとまだまだ対等とは言えない状態です。先の大統領選でもよく言われていたように、世間でおおっぴらに騒がれている事は本当に氷山の一角に過ぎず、いくら某ニュースキャスターが「もう女性の権利は男性のそれと対等以上になった」とか言っても、ちょっと田舎のほうの村などに立ち寄れば現実を知るでしょう。 とまあちょっとレビューとは違う方向に行ってしまいましたが、この『モナリザ・スマイル』、舞台はひと昔前のアメリカとなっていますが充分現代にもつながるトピックであると思っています。皮肉なことに学校の考える校風と生徒の望むものってのはほとんど一致しないんですよね。学校は生徒に純潔・従順を求めますが生徒のほうはその反対を行きたがるもので、現実との折り合いをつけるために最終的には学校の望む形(結婚?)で生徒も幕を閉じるわけですが。今も昔も根っこの部分は何も変わらないんだなと痛烈に感じました。 ラストで先生が生徒にチャリで見送られてましたが映画を見る限りそこまでの信頼を得るようなことはしてないように感じる。原作とかならそのへんもっとわかりやすかったんだろうが。よくある教師ものとしてはもっといいものとして『デンジャラス・マインド』とか『グッド・ウィル・ハンティング』を薦めたいと思います。 [DVD(吹替)] 5点(2005-04-01 21:27:11)《改行有》

690.  ソウ 《ネタバレ》 「キューブより怖い、面白い!」って売り文句聞いて借りたんだけどなあ。正直イマイチでした。理由は多分みなさん感じたと思いますが、『キューブ』が徹底的にその立方体の世界しかそのスクリーンに出そうとしなかったのに対し、ソウは話の半分近くが回想などの、いわゆる通常世界の描写となってしまったので、せっかくの非現実的世界の妙がそれによって壊されてしまいました。新鋭のおもしろい監督が出てきたと思ったのに、大事なところを「王道サスペンス路線」で行ってしまいすごく勿体無いですね。だってこの映画に刑事が出てきて捜査を始める事なんか誰も望んでなかったでしょう?そういう展開見え見えの映画は世の中にいらないぐらい溢れてんだからそこで妥協して欲しくはなかった。 ストーリーの中身の評価では、どうもアダムと医者のおっちゃん(←名前忘れた、苦笑)が後半になるにつれすんなりとお互いを信用しだすのがなんか・・。『キューブ』の人間不信度にはまだまだかなわない。それに、どうも途中から『キューブ』っていうか『羊達の沈黙』の匂いがしたんですが気のせいでしょうか?とにもかくにも、期待ほどではなかったってのは確かです。キライじゃないですがね。 何かって―と『キューブ』と比べるのも失礼な話かも知れませんが、まぁそれを広告の売り文句に使ったんだから自業自得という事で。 再鑑賞後追記(2011.06.03) 前にこれを観た時から数年経ちまして、今回全シリーズ改めて最初から観ようとまずこれを鑑賞しましたが、前回観た時よりずっと面白かったです。 おそらく前回は『キューブ』との比較を意識しすぎるあまり、サスペンス的要素ばかり見ようとしていたんですが、今回は2回目ということもあり、ストーリーの深さ・人間同士の確執などを含むドラマなど、前とは違った視点で見ることができて、それが今回の評価となりました。なぜ前回感動できなかったのかと思うほど、ラストでのまさかのジグソー死体扮装シーンは忘れられません。ただ、携帯電話をTシャツで取らずに足をカットしてしまうのにはシナリオ都合上の性急な感じが見受けられ、そこはハッと正気に戻ってしまいましたが。 しかし映画は良いですね。どんな映画でもそうですが、回数を重ねれば重ねるほど新しい発見があり、観る人を楽しませてくれます。その感動を改めて教えてくれたこの映画に8点☆(ちなみに前回6点)[DVD(字幕)] 8点(2005-04-01 21:25:19)(良:1票) 《改行有》

691.  赤目四十八瀧心中未遂 《ネタバレ》 オレはけっこう近くに住んでてこの辺の地理にはわりと強いほうなんですが、どうかんがえてもあり得ないシーンがいくつか・・・。冒頭で子どもがどこかの学校から蝶々を追って瀧にたどり着きますが、実際はそんな「気づいたら着いちゃった」なんて距離にあるもんじゃないんですよね。まぁそんな突っ込みはこのへんにしといて話の内容ですが、お世辞にも面白いとは言えませんね。「だから邦画ってだめなんだな」ってのを再確認した映画です。こういう映画にほとんどと言っていいほど共通に見られるシナリオが「世捨て人が新しい土地で新しい人生を築いていって最後には女性とハッピーエンド」ってなもんなんですが、どうやらこの映画もそのパターンのようです。見飽きたパターンだし、はっきり言って「だからどうした」ってなもんですが。二時間半見せられつづけてこれじゃね・・・。一応生島さん(大西滝次郎)が世捨て人のような役をやっていますが、全然容姿が世捨て人のそれじゃない。あんな人いたら普通にもててそう。別にロバート・デ・ニーロやシャーリーズ・セロンみたいに身を削ってまで役柄になりきれとはいいませんが、少しは役に近づく努力もして欲しいもんだ。関西弁もみんっな中途半端!!関西なめてんのか!!あんな不自然な関西弁しゃべるのは服部平次とコナン君だけで充分や。関西弁の役をやらせるなら最初っから関西が地元の役者を揃えて欲しいもんだ。というわけでこんなキャストを揃えた監督もとてもほめられたもんではないです。最近多いタイプの、いわゆる自己満映画レベルです。てゆーか実際そうなんじゃないだろうか。よく赤目四十八瀧の人達はこの映画の撮影を許可したもんだ。これを見たら寄り付く観光客も寄り付かなくなるような。というより、勘違いしたバカが増えそうな不安のほうが大きいか。[DVD(字幕)] 3点(2005-04-01 21:23:29)

692.  砂と霧の家 《ネタバレ》 見るに耐えない人物がたくさん出ていてちょっと・・・(怒)な映画でした。困ってる女性につけこんで入れ込んで、家庭を捨てて浮気に走る役所のにーちゃんもそうだし、自分の習慣を人に押し付けてやりたい放題の元軍人など、初めの1時間ほどは気分が悪いなんてもんじゃなかったですね。まぁ一番むかついたのは役所のにーちゃんですが。結局この人は自分のやりたいようにしただけですよね。他の人の事情なんかなにも考えずにただ自分がこれでいいだろうと思ったことをやってただけで。それが後々他の人にどれだけの迷惑になったか。一家全員を一晩バスルームに監禁ってだけで異常なのに、誰が拳銃で脅しながら手続きさせに行けって頼んだよ!?その結果子どもは死んでしまって・・・。話を見ながら、このにーちゃんを殺してやりたくなりました。それほど大げさには表現されてませんが、元凶はこいつだと思えるほどこの男の行動には吐き気がしました。軍人のおっちゃんはまだね、家族を守ろうとする気概は見れたので安心しました。 なんかこの映画はありえないぐらい人間が汚く描かれてますね。しかも一軒の家のために汚くなる人間を描くのはなかなかインパクトがありました。好きにはなれませんが。タイトルにある、「砂」と「霧」はストーリーの中身にそれほど関連も見れなかったので面白くなかったし、ただ醜い人間像を見せられただけなのでもう評価はこんなもんで。一つだけ、軍人の嫁さんは良い人だと感じました。 [DVD(字幕)] 2点(2005-04-01 21:21:09)《改行有》

693.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 『戦場のピアニスト』とは若干異なり、こっちはドイツ人視点で描かれてますね。だからでしょうか、ずいぶんと優雅に毎日を過ごすシンドラー(リャム・ニーソン)がちょっと嫌味に映ってしまいました。最初は自分の経営する工場のことしか気にしないシンドラーでしたが、徐々にその工場をユダヤ人を助けるために使い出すシンドラーがとてもうまく描写されています。 「この車一つであと10人は助け出せたのに・・・」というセリフはあまりにも悲しく、心に響きます。「あんたは充分やったよ。」って声かけてあげたかったです(泣)。オレとしては「この車一つであと10人…」ではなく、「シンドラーがあと10人いれば1万人の命が救えたのに・・・」と感じました。 この映画を観ても、そしてその評価を見ても、もはや戦争なんてものは愚かなこととしか言えないものだということは言うまでもないはずなのに、なぜ今の世の中にはいまだに人種間の争いや差別による戦争が絶えないのでしょうか。 9点(2005-03-24 01:46:47)(良:1票) 《改行有》

694.  華氏911 《ネタバレ》 噂には聞いていたけど、確かにあんまドキュメンタリーとは言えないかも。<ドキュメンタリー>という言葉を広辞苑で調べましたところ、『虚構を用いず記録に基づいて作られた記録文学、映画の類のもの』ということでした。別にこの映画が虚構で作られてるものだというわけではありませんが、内容の所々に製作者の意図(ブッシュを落とす!という)が込められているのは明らかで、それを『記録に基づいて作られた映画』とは呼べないような気がしてなりませんでした。でもまぁこれがドキュメンタリーということをあまり気にさえしなければ良質の一品ですよね。これを機にドキュメンタリーではなく、批判映画なんてジャンルを作ってもいいんじゃないかって思ったぐらいです。一部の企業をめちゃくちゃに批判するような本もあるんだし、その映画版があったって別にいいですよね。 オレはこの映画をブッシュが再選されてしばらくしてからようやく観たわけですが、一番印象が強かったのはテロの知らせを聞いて平然と小学校の視察を続けるブッシュでもなく、裏でブッシュ家とつながりがある(らしい)オサマ家の人々でもなく、そんな人間達の下で何も知らずに命を奪われていった多くの人たちとその家族のシーンでした。あんな風に死んでいった人達は本当に救われないでしょう。『華氏911』の内容のどこまでが真実かはわかりかねますが、そこで取り上げられた戦争の犠牲者達は間違いなく真実です。つくづく平和主義を貫く日本って偉いと思う。最近日本も武力を持とうとか言ってるアホ政治家もいるようですが。そういうやつに限って危なくなったら真っ先に政治家専用シェルターを作るとか言い出すんでしょうね。 マイケル・ムーアはこの映画でブッシュ再選を阻む事を公言していましたが、同時にこの映画が戦争の抑止力となってくれたらどれだけいいかと思います。最近は収まってきましたが、興味本位でイラクなどに行く日本人は実際平和ボケもいい加減にしろと言いたくなります。一度戦争で家族を失ってみれば二度とそんな気も起こらないはずである。 平和主義、どこまでも貫いていきたいものです。 7点(2005-03-24 01:43:57)《改行有》

695.  コラテラル 《ネタバレ》 始まって20分ぐらいはなんかとてもいい感じでした。夢を持つタクシードライバーとそのドライバーと楽しげに話す白髪のサラリーマン風の男との都会の一角での和やかな一時・・・。それはゆったりと安堵に浸れる時間で、忙しい毎日を忘れられる瞬間とさえ感じました。その心地よさが良かっただけに、最初の犠牲者が車から落ちてきてからの残りの展開はありきたりのサスペンス映画に成り下がってしまい、残念でなりません。脅されて車を飛ばすだけなら『スピード』の方がよっぽどワクワクするし、暗殺者の美学を語るなら『レオン』の方がよっぽど感動できます。なんかやっつけ仕事ですみたいな感は否めませんね。最後に狙われてた女の人もちゃっかり『マトリックス』のナイオビだったし(笑)。話の中盤で出てきたコヨーテがなんか不思議な印象を受けてちょっと一瞬別世界に行けた感じで気持ちよかったです。作品評価5点のところ、そのコヨーテで+1点。っつーことで計6点で。6点(2005-03-24 01:42:11)

696.  イン・ザ・カット 《ネタバレ》 正直言って、他の映画でどんでん返しの展開には慣れてるんで、真犯人には全然驚きませんでした。メグ・ライアン映画ってあんまり観たことがないので(せいぜいトップ・ガンが限界)あれなんですが、あんまこの手の映画に出る年ではないんでは・・・。暗い部屋とかならともかく、冒頭すぐで花びらが舞うシーンとか街中とか比較的明るいロケーションではすっごい皺が気になります。 ケビン・ベーコンの存在の意味もわからなかった。結局なに?この映画でのケビン・ベーコンの役割は観客にこいつが犯人と思わせる為のデコイ的存在にしか過ぎなかったのか??こらっケビン!おまえが出てたから借りたんだぞ!!それをなんだチョイ役で終わってしまいやがって。 ストーリーもなんてことはないし、スプラッター的な表現もほんのちょっとしか出てこないし、ドラマにするにしてもサスペンスにするにしても観る側は不完全燃焼。しかもこの映画を観る前にすでに血がドバドバ出る映画を2本観ていたのでもうこのぐらいでは動じない。本当に、「ありがちな映画」って言葉があてはまる作品だと思います。電車に短歌が書いてあったのには日本人としてちょっと嬉しかったですが。 4点(2005-03-01 14:44:04)《改行有》

697.  フロム・ヘル 《ネタバレ》 ジャック・ザ・リッパーの元ネタってあるんですよね?なんかこないだ違うジャック・ザ・リッパーものを観たんですが、犯人が微妙に違う・・・。ミステリー系の「犯人は誰だ?」みたいな展開はけっこう好きでした。「こいつだ」って思ったやつみんな違ってました。オレが刑事になったら後々誰かに冤罪で捕まったって告発されそう。 とまあ冗談はさておいて映画の話ですが、1888年のロンドンってはっきり言って腐ってますね。奇形になった患者を医学の為とか言って人がいっぱいいる中でその病状をさらしものにしたり、この頃からすでに警察に圧力をかけてもみ消すとかされてたり。マジでこんなことやってたんですかねえ。もし本当ならひどい時代なんてもんじゃないですね。ロンドンの街にはびこる娼婦達にしても、そうやっていかないと生計を立てられないならともかく、ラストで自分の故郷に帰って子どもと幸せそうに暮らしてたメアリ(=ヘザー・グラハム)は一体なんだ。故郷に帰れば生活も出来、さらに子どもも養えるのか。なんだじゃあ最初っから娼婦なんかせずにそうしろよ、って思いました。そんな風に思って欲しくないんなら生活が苦しかったはずのメアリをあんな簡単に幸せになりましたって感じで描かないで欲しかった。あれでは他の娼婦達の立場がない。もし実際にその時代のその場にいた当人達がこの映画を観たら、「そんな簡単なもんじゃなかったわよ!」って苦情が来ると思う。そうしたら頑張って苦情処理してくださいヒューズ兄弟。 目にコインを乗せ死者を弔うっていうのはなんか違う映画でも見たことありますが、現世とその世の狭間で死者が迷わないようにって渡し守達のおまじない的意味があったんですねえ。知らなかった。でも見た目はなんか・・・ですよねぇ?かのジョニー・デップでさえ目にコインを乗せられるとちょっと笑える顔に(笑)。一瞬『シックス・デイ』を感じたのはオレだけでしょうか? ラストでアバーライン(=ジョニー・デップ)が死んだとき、とっさに「わかった!自分は死んだ事にして姿を消してこっそりメアリに会いに行くんだ!」という大どんでん返しを期待したんですが、そのまま画面はエンドクレジットへ・・・。「あっ、あっさり死んじゃうんだ。」なんかあっけないラストに少々がっかりでした 6点(2005-03-01 14:40:45)《改行有》

698.  ガーゴイル(2001) 《ネタバレ》 始まってしばらくの間は、「ホラーって書いてあったのに全然怖くないなー」と思って鑑賞してたんですが、ちょうど1時間を過ぎたときにほんと画面から顔を背けたくなるぐらい怖くなりました。「怖い」どころじゃなく「恐ろしかった」です。貪っているじゃないですか人間を!その奇病で死んでそれで終わりの映画かと思ってたらなんかまだ死体をいじってるし!!ゾンビが人を喰らう怖さとはまた違い、既に息絶えた相手に対し「もっとやろう・・・」と言わんばかりに狂気じみた愛撫のような行動を見ているのは正直凍りつきましたね。。 と同時に、いやちょっと落ち着いてからですが、少し安心も感じました。「何だ!!日本のホラー映画の真似やリメイクじゃなくても洋画独自のホラーはちゃんとあるんじゃん!」みたいな安心です。まあこれはフランス映画で元々フランス映画って独特なものが多いし、一概に日本のホラーの真似ばかりするハリウッドや最近の韓国映画と一緒にする事自体ちょっと違う気もしますが、ちゃんと自分なりの怖がらせ方を創造することの出来るこの監督兼脚本担当のクレール・ドニって人はすごいと思います。もっと見習えハリウッドと韓流は!! あと、この手の洋画には珍しく邦題はなかなかグッドだったと思います。少なくともこの映画に関心は持たせてくれました。やっと観たって感じですが(苦笑)。クレール・ドニ、覚えとこうと思います。 7点(2005-03-01 14:35:59)《改行有》

699.  ツイステッド 《ネタバレ》 いやいやそんな早くから手袋しちゃったらダメでしょうサミュエル。中盤の緊張感に比べ、後半はなんと気が抜けた事か。「ほら!ジェシカ(=アシュリー・ジャド)!なんで手袋なんかしてんのか早くサミュエルに突っ込めよ!」と心の中でずーっと叫んでたのに結局それは流されてサミュっちは撃たれて死んじゃいました(泣)。せっかくそれまですっと、「犯人はあの軽薄そうな元彼だ!」とか目星つけてたのに。彼がバスタブで死んでからも、「あれはフェイクだ!」とか言ってスクリーム並みにあり得ない復活を期待してたのに。がっかりだ。 てゆーかなんでこういう映画の題材でキャストがアシュリー・ジャドなんでしょう?今まで彼女がおばちゃんキャラをこなしてる映画しか観たことがないので、なんかすごく役柄との不一致を感じました。若作りはしてましたけどね。 サミュエルは相変わらず上の立場から悟ったように部下をなだめる役柄が似合ってます。嫌いじゃないですこういうキャラ。アンディ・ガルシアはなんか老けました??よれよれのコートが似合いすぎて(笑)。「デンジャラス・マインド」の時と比べると「同一人物か!?」ってぐらい違いますよね。 この映画のメインテーマである、「自分と寝た男が死んでいく不気味さ」みたいなのはやっぱ視聴者からすればそんな感覚あんま伝わってきませんよね。その後に続く「自分が殺したのかどうかわからない恐怖」ってのはミステリー的に面白かったですが。まぁ所詮映画の中での話なんですが、いくら怪しいからって警察の同僚が日常会話の中で「おまえなんだろ殺したの?」みたいな言葉を同僚に浴びせていたのが信じられませんね。ちゃんとした容疑者としての取調べ中ならともかく、あんな「ランボー」の警官並みにデリカシーがない人間が警官ってのが腹立ちました(爆) 5点(2005-03-01 14:33:45)《改行有》

700.  4人の食卓 《ネタバレ》 うーん、やっぱ韓国ってホラーの才能はないんだろうか。オレが持ってる病気に、「怖いシーンになると一時停止をしたくなる病」というのがあるんですが、今回全く発症しませんでした(笑)。だって怖くなかったんだもん。 韓国映画って、人間の内面を描き出そうとするのはうまいというか、そこに力が入ってるのはものすごくよくわかるんですが、その分ホラー的な要素は半減・・・。 ポイントポイントでの描写は一瞬はっとさせられることがあって、たとえば画面の隅になにげなーく座ってる子ども達とかそこで大げさな音を出して役者に振り向かせるでもなくあっさりその場面をスルーさせてしまうところとか、話の中では良さげに言ってたけど椅子だけに照明があたってる食卓の不気味さとか、今までにない恐怖の表現でいい意味で悪寒っていうか寒気を覚えたりして、そういうところはすごくいいところだと思います。ただホラー映画として見るとどうなんだろうと。はっきり言ってほとんど怖くなかったので、何が足りないのかはわかりませんがホラーとしてはまだまだ未完成感は否めません。 個人的な意見としてはラストでヨンさん(=チョン・ジヒョン)の死に様をちゃんと見届けてあげて欲しかった。視聴者として言わせてもらうなら、あそこで落ちていくヨンさんと目が合ってしまうシーンってのも見たかったです。 映画とは直接関係はないですが、DVDの特典で知った韓国の年間の自殺者の数や、児童虐待の実態、急激な都市化に対応できない街の問題、などなどとても日本のそれと酷似してる問題が多く見受けられたような気がしました。他の映画にみる韓国世界を見ても、良いところから悪いところまで日本と似た文化がある国だという印象を受けます。そんな風に日本と同列に見てしまうと、なかなか旅行とか良く気にはなれないですね(苦笑) 4点(2005-03-01 14:26:32)《改行有》

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