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761. 座頭市逆手斬り 座頭市になりきって金儲けをする百太郎(藤山寛美)がとても面白い。後は普通…。飽きたわけじゃないけれども、どうにも物足りない。[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-20 14:32:11) 762. 座頭市二段斬り 《ネタバレ》 三木のり平演じる伝六とその娘お鶴の物語がいい感じ。全然気付かなかったけど、お鶴を演じているのは小学生の頃の小林幸子だ…。お鶴は父想いでかわいい子だけど、市から杖を盗んで、全然罪悪感を持たないのは違う気がするので、涙のひとつ程度は見せてほしかったと思う。最後は痛快にまとめてくれる安心の物語。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-11-20 14:31:11) 763. 座頭市関所破り 《ネタバレ》 飲んだくれのおっちゃんに父親をダブらせる市…。ちょっと悲しい話だった。今回のゲストは平幹二朗。渋くていいな~。もう一人、一両で雇われているのほほんとした用心棒も出てくるが、こちらの扱いがよく分からなかった。最後になにかあれば良かったんだけど。[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-20 14:30:31) 764. ライムライト カルヴェロとテリーの励まし励まされの関係は美しい。生きること、老いることについて考えさせられた。バスター・キートンとの共演も実現し、まさにチャップリン映画の集大成。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-16 20:01:00) 765. 砂の器 《ネタバレ》 少々の中だるみこそあれど、「宿命」に関しては全然長いと思わなかったし、加藤嘉の叫びには心が震えた。凄い映画だと思う。三木殺しの動機については原作を読んでいない立場であるからしてこの映画のみで考えなければならないが、差別を受けた者にしかわからない恐怖が和賀を犯行に駆り立てたのだと考える。恨みもあったかもしれないが、殺意までは…。大人だったら甘受せにゃならんこともある。[DVD(邦画)] 9点(2011-11-14 00:05:09) 766. 八日目の蝉 原作未読。TVドラマ版はNHKさんがまとめて再放送してくれた時に一気に見た。そのドラマも良かったし、こちらの映画も良かった。小豆島の旅で愛された記憶が蘇っていく過程の感動は大きい。子供を生むこと、生めることがどれだけ幸せかって…。ラストは恵理菜が「母」になれた瞬間なんだろうね。[DVD(邦画)] 8点(2011-11-14 00:03:40) 767. 座頭市血笑旅 赤ん坊との旅がなんともほほ笑ましい。それほど強い敵は出てこなかったが、最後の戦いでは火で攻められて大変なことに…。勝さんも本当に熱かったんじゃないかと思う。現代ならCGで片付けちゃうんだろうけど、やっぱり工夫して撮られた本物はありがたみがある。見応えがあり、面白かった。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-11-13 17:31:32) 768. 座頭市あばれ凧 《ネタバレ》 市が超大盛りのご飯をかきこむ場面や、座敷を汚しまくる場面などはなかなか笑える。ストーリー的にはもの凄くどもる人=竹屋の安五郎が出てきて、そいつが悪い奴なんだけど、結局安五郎の思惑通りになってしまい、その後で市の怒りが爆発する訳だが、その前に何とかしてほしかったのが本音ではある…。しかし、つまらないわけではない。[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-13 17:30:36) 769. SPACE BATTLESHIP ヤマト 《ネタバレ》 「宇宙戦艦ヤマト」への思い入れは無し。というか、TVアニメ版や劇場アニメ版も全然見ていないので、ストーリーや登場人物さえほとんど知らない。そういう立場からすると、この映画はヤマトファン向けだと思った。最初から戦いの連続で、なにやら一喜一憂してるけど、よく知らない人たちが危機を乗り越えたからといって喜べるはずがない。付いていけない。とはいえ、最後の方はそれなりに盛り上がり、熱い。スティーヴン・タイラーの曲を聴きながら、死んでいった人たちの姿を見ていると意外と感動していることに気付いた。不満はやはり前半、中盤。宇宙戦艦ヤマトを知らない人でも楽しめる2時間の構成であってほしかった。もしくは宇宙戦艦ヤマトに頼らない形、完全オリジナルでも良かったのではないかとも思う。そのような映画が日本で受け入れられるかは分からないし、自分自身もどういう目で見てしまうだろうと不安だが、本作は「名作アニメに頼ったからこの程度で済んだ」、「名作アニメに頼ったからこの程度だった」のどちらとも言える気がする。映像の面では頑張っているだけに、いろいろ想像することがある。[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-11-09 20:01:33) 770. 座頭市千両首 《ネタバレ》 再出演の若山富三郎演じる仙場十四郎は馬に乗って市を引きずり回すなど、なかなかの強敵。相変わらずそれ以外の者は雑魚なので、市が襲われたってもう怖かない。それより山を下ってる時のほうがずっとヒヤヒヤした。子供を背負ってたせいもあるだろうけど。よくありそうな悪代官もので工夫が感じられないストーリーについては期待外れといわざるを得ない。[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-11-06 12:04:06) 771. 座頭市喧嘩旅 《ネタバレ》 堂山一家と下妻一家。対立するヤクザが座頭市を奪い合う。お美津で一儲けを企む籠屋も絡んで、とても面白い。黒澤明監督の「用心棒」に似ているかな~とも思う。市はお美津を人質に取られた手前、下妻一家に寝返るが、最後には悪い奴を全員斬って、お美津を逃がす。座頭市の旅はまだまだ続く…と。[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-11-06 12:03:08) 772. 座頭市兇状旅 《ネタバレ》 ヤクザの縄張り争いに利用される市。佐吉を追い詰めていく安部徹の悪役っぷりがいい感じ。苦しい立場に置かれた佐吉はついに市を裏切る…。かなりの数に包囲された市だが、雑魚相手なら無双。 逆に棚倉蛾十郎という一侍にかなり苦しめられる。もちろん最後は市が勝つんだけど、蛾十郎が死に際に放った言葉は本当なのだろうか? 嘘だと信じたいところではあるが…。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-11-06 12:02:29) 773. 新・座頭市物語 《ネタバレ》 座頭市の師匠が登場、その妹の弥生が市に惚れて、市も弥生のために堅気になると誓う。兄の仇をとるべく市の命を狙う安彦の島吉にも市は刀を捨て、手をついて謝るし、弥生も必死に許しを請う。「私も一緒に斬られます」とまで言っている。座頭市・純愛編といった感じ。二人に負けた島吉の優しさにも感動。十数人を相手にした太刀回りも見事だったと思うし、師匠であり、愛する弥生の兄でもある人を斬らなきゃならない市のつらさも伝わってきた。「市はやっぱりこんな男でして…」切ない。[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-11-06 12:01:39) 774. 続・座頭市物語 市のキャラクターとしての面白さのおかげでそれなりに見られるが、ストーリーとしてはイマイチ。売りは若山富三郎出演により実現した兄弟対決だが、これも熱い戦いになってないし、美しさも足りないように感じる。いくら殺陣が上手い役者同士でも、作り手がやっつけ仕事ならこの程度になってしまう…って事かな。ちょっと残念。[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-06 12:00:28) 775. スライディング・ドア 《ネタバレ》 どっちにしてもいろいろ大変なのがリアル。ギリギリ乗れたか、乗れないかで幸・不幸がはっきり分かれるよりは良かったかもしれない。同時進行により多少混乱してしまったのは残念。自分に対して…。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-04 19:30:26) 776. がんばっていきまっしょい(1998) どことなく70年代っぽく感じられる点は良いが、ストーリーはあまり盛り上がらなかった。田中麗奈は当時18歳か。初々しいなー。[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-11-03 11:00:46) 777. 恋はデジャ・ブ 《ネタバレ》 明日が来ないってすごく怖いことだけど、その怖さをなるべく抑えた作り。繰り返される2月2日の中で、様々な1日を過ごしてみるフィル。神様や天使がいたとするならば、幸せになるために与えられた試験みたいなものか。人生についても考えさせられるラブコメディと言えそう。とても面白かった。[DVD(字幕)] 8点(2011-11-01 00:23:53) 778. 女経 《ネタバレ》 「耳を噛みたがる女」→7点。何本か若尾文子の出演作を見てきたが、最近「リアル峰不二子」はこの人だな~って思う。とことん甘え上手で男を騙すわけだけど、この人になら騙されてもいいってくらい魅力がある。本作でもそんな女を演じたわけだが、紀美の切ない選択にはちょっと泣けた。「物を高く売りつける女」→7点。山本富士子の演技が面白いじゃぁないですか。船越英二は「暴れん坊将軍」の田之倉孫兵衛のイメージしかなかったから、こんなかっこいい人だったんだな~と。「私くらい飛びぬけて美人じゃなきゃ」といったセリフも山本富士子なら許される。「恋を忘れていた女」→6点。旅館の女将さんが恋を思い出す…というか優しさを取り戻す話かな。あまり面白みが感じられず、平凡な印象だが、オムニバス形式の最後を締めくくる作品としてはこのくらいがいいのかもしれない。3つ合計で20点、3で割って6.67点、四捨五入で7点なり。[DVD(邦画)] 7点(2011-11-01 00:00:13) 779. 十三人の刺客(2010) 《ネタバレ》 オリジナル版は未見。1時間30分くらいまでの地味な時間も俳優陣がしっかりしているから飽きずに見ていられる。ベテランから、中堅、若手まで硬派な感じで素晴らしいと思う。そして見せ場の決戦は期待通りのド迫力。十三人側は数では圧倒的に不利だが、仕掛ける側の優位性もある。宿場町全体を買い取り、敵が入ってきたところで、木で出来た壁を登場させ進行方向を塞ぐと、続いて橋を爆破し、敵を閉じ込める。このワクワク感はかなりのもの。刀と刀と勝負になってからはちょっと超人的な気がしないでもないが、面白いことに違いはない。まさに死闘。ただ、伊勢谷友介は死んでた方が良かった。[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-10-31 19:31:09)(良:1票) 780. アラバマ物語 《ネタバレ》 「バニラ・スカイ」で理想の父親像として本作のグレゴリー・ペックが出てきた。その時はこっちを観てなかったから、よく分からなかったけど、観たら納得。グレゴリー・ペックが演じる弁護士のアティカスは優しいお父さんというだけでなく、常に正義を貫こうとする。人のあり方として最高のお手本の背中を見て育った二人はどれだけ幸せだったろうと思う。この映画を観る側としては裁判で勝利するより、負ける方が人種差別の愚かさをより感じるし、心に残る。時代を考えればこの映画が持つ意味は大きい。前半の子供たちのちょっとした冒険は意味があるんだかないんだかよく分からないけど、妙に懐かしく感じるせいもあって、決して嫌いではない。若き日(といっても30くらいだけど)のロバート・デュヴァルも素晴らしい。[CS・衛星(字幕)] 9点(2011-10-30 19:05:10)
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