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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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61.  大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇] 《ネタバレ》 原作漫画未読で、二宮×コウ版を観た時の観てはならないものを観てしまった感は半端なかったが、ドラマ版家光有功編でその背景をしっかりと説明していただき、二人が結婚するきっかけにもなり、私自身元々の大奥好きもあって、本作は期待して鑑賞。しかし残念、としか言いようがない。ドラマ版を観ていないと分からない設定になってしまっているし、なぜ大奥が逆転したかもやはり描かれていない。ドラマでやってください。 [ビデオ(邦画)] 4点(2014-04-26 21:33:33)《改行有》

62.  ワン・デイ 23年のラブストーリー 微妙な関係の男女の23年間のうち毎年7月15日だけを切り取った斬新な企画。 毎年7月15日に重要な事柄が起こる訳もなく、描かれた一日よりむしろ描かれない364日が重要だったりする。一日限定で切り取られた映像の行間に、その過ぎ去った364日を巧く表現することに成功すれば、この作品は凄いものになっていたかもしれない。その作業には高度な脚本力を要すると思う。主演の二人は悪くなかったのだが、結局は結ばれない運命だったのだなと、冷めた感想を抱かずにはいられない結果になってしまったのは、脚本が残念だったからとしか考えられない。[映画館(字幕)] 5点(2014-04-26 20:42:44)

63.  アナと雪の女王 ディズニーに限界や不可能無しか。指先から髪先までが生き生きとしてそれでいて自然で、細かな動きはいちいち魅力的で、その繊細な動きを捕らえるのはダイナミックなカメラワークだ。技術の成熟に恐怖すら覚える。ストーリーに少々の矛盾を感じる事もあったが、そもそもミュージカルだし、不自然だらけであるのだから多少の事は目をつぶろう。吹き替え版だったが、評判通りとても良かった。翻訳から声優選びまでディズニーは妥協しない。褒めすぎかもしれないが、そのくらい価値ある作品。[映画館(吹替)] 8点(2014-03-25 08:41:10)

64.  永遠の0 《ネタバレ》 いろいろ考えさせられ、その一部もここに書けないかもしれない。そんな作品だった。ので一部だけ。当時の日本兵はじめ日本国民は皆「お国の為」をキャッチフレーズに、大国アメリカを相手に本心から勝利を信じて邁進していたと思っていた。それはもちろん洗脳であり、洗脳されていなければその時代、その戦局で耐えることは出来なかったのであろうと考えていました。だからこの宮部久蔵のような人は存在したのか、と不思議な感覚で鑑賞した。天才的な操縦技術を持ち、なおかつ冷静に空戦の前途を考察する一パイロットとは、実は未来からやって来たタイムトラベラー?などと見まがう程だ。だが少し調べるとそのような人物も実在したようで、洗脳された集団の中にはそうならなかった人間もいたという事。そりゃあもう生きにくかっただろう。自分の教え子たちが次々に無謀な特攻に出され死んでゆく姿を目の当たりにし、換われるものならと思ったのだろう。自分は死んでも家族の元へ帰ると言って、若い兵士たちに平和な日本を託そうと。それが特攻を志願した理由かなと。出来過ぎた人だとは思う。が、かっこいい人物像だ。途中度々目頭が熱くなったりしたが、ラスト孫が泣き叫ぶシーン、あそこに全てが詰まっているように思う。戦争の虚しさに改めて気付き、自分の無知を知っては後悔し、自分が今ある事へ感謝し、そして先人達へ尊敬の念を抱いたのだろう。名ラストだと思う。そして主題歌でまた泣く構造になっているのが少し狙いすぎかと思うが、名曲にやはり泣いてしまうのである。[映画館(邦画)] 7点(2014-03-14 11:34:34)

65.  ラッシュ/プライドと友情 《ネタバレ》 先日閉会した冬季オリンピックでもそうだったが、人は(日本人は?)復活劇が大好きだ。挫折の後の成功は、勝つべくして勝った勝者のそれより、何割増しかで感動を呼ぶ。そしてその成功は、メダルの色とか順位とかはさほど関係ない。次の日の新聞で結果だけを知ったのでは然したる感動は無く、むしろ、あーやっぱり残念、などというツマラナイ感想を述べてしまいかねないわけだが、何とも復活劇にはドラマがある。その人その選手の、それぞれの挫折と苦悩と歓喜がある。この映画でも感動しないわけがない。そして更に大好きなライバル劇もここにはある。この二人は全くタイプは異なるが、互いの事を執拗に意識しあい、その後リスペクトし合うようになる。ニキラウダ役の俳優はデーブスペクターに見えて仕方なかったが、途中からは男の中の男、かっちょいいと思った(デーブスペクターに失礼?)。それはレースを中止しようと提案しても、棄権してもだ。かっちょいい。一方ハントにも自分の美学のようなものがあったようだ。全く正反対の二人の男の友情、とても良いものを見せてもらいました。[映画館(字幕)] 8点(2014-02-25 15:39:13)(良:1票)

66.  探偵はBARにいる 大泉洋がかっこよかった。小雪が、良かった。この作品はこんな率直な感想だけで評価して良いと思う。[地上波(邦画)] 7点(2013-12-07 08:31:22)

67.  ウルヴァリン:SAMURAI 日本の新幹線の上で何やってるんじゃー! でも相変わらず日本の描き方は面白かった。ストーリー的には、不死身の苦悩はよく分かったけど、いろんなミュータントがたくさん出演する方が面白いかな。[映画館(字幕)] 7点(2013-10-03 13:14:10)(良:1票)

68.  キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK- まず、このような形でキャプテンハーロックという人物を再び世の中に送り出してくれたことに感謝したい。松本零士先生の頭の中だけに存在した世界が、自らの手によってマンガという形でこの世に産み落とされてから40年、フル3DCGという最新の技術で実在の人物であるかのごとく私たちの前に再び姿を現したのである。何てありがたいんだろう(泣)。そのCG映像は想像以上に素晴らしく、人物や艦隊、背景等あっぱれでありました。ストーリー部分に不満を持たれるのは多少仕方ないとは思います。あの、絶対にかっこいいハーロックが、実は!なんて信じたくないという心理から、昔からのファンはまず拒絶から入ってしまい、減点したくなるのは当然かと。でもそもそもハーロックという男、原作でもその人物像ははっきりしていないところが多く、とにかくかっこいい宇宙海賊のキャプテンという漠然とした存在なのだ。決してぶれないカリスマ的男の中の男として、絶対的な父性の象徴として、とにかく誰が何と言おうと君臨している。でもやはり影のある「海賊」なのである。ヤマトの古代や沖田艦長とは違うのだ。その闇に隠されていた彼のダークな過去を今回「これが真実だ」として発表したその勇気と決断あってこそのプロジェクト、これを実行し実現させたスタッフの皆さんに労いと感謝の言葉を贈ることしか出来ない。 [映画館(邦画)] 9点(2013-09-22 16:41:26)(良:1票) 《改行有》

69.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 戦いはこれからだという形で終わったが、果たしてその方向で良かったのだろうか。非感染者は偽装ウィルスで身を守り、既感染者を焼き尽くすしかないという戦い。そんな事を続けていたらあっという間に地球の人口は激減し、それこそ人類の終焉が来るのも時間の問題。普通に考えたらゾンビに効く特効薬を開発する事の方が先決なのでは。ゾンビはもはや死人というザックリとしたアメリカ人的発想なのか。地球を救うか家族を救うかという究極の選択を迫られたブラピ父さんも、家族は国連の力によって安全な場所に隔離されており、父さんも終始ゾンビから逃げまくっているという印象。でもまあ細かいことはさて置き、映像的にはちょっと楽しめるかな、という作品。[映画館(字幕)] 6点(2013-08-14 17:35:49)

70.  華麗なるギャツビー(2013) 原作は未読です。ここ最近のデカプリオに少なからずの期待を抱く者として、今回は物足りなかったと言えましょう。癖のある役と演技が定着してきた彼が、満を持して演じるにはぴったりな謎の男グレイトなギャツビーなんだろうが、ギャツビー自信は虚像のような存在で、本人は案外普通の男だったという印象。前半なかなかその姿を現さず、もったいぶって登場したときのグレイトな笑顔が、打ち上げ花火を背負っての一点の曇りもないあの笑顔の瞬間だけが、実は見どころかなぁ。[映画館(字幕)] 6点(2013-06-25 15:03:48)

71.  フライト 《ネタバレ》 英雄か、犯罪者か。どちらでもあり、どちらでもない。ただ言えるのは、弱い人間であるということ。現代人には様々な依存症があり、自分がそれであると認める事が治療への第一歩であるという事が言いたいにしても、それを飛行機墜落事故で表現するのは遠回りだったのでは。テーマをストレートに表現しても面白くないからひねったんだろうけど、前半と後半が全く別物のよう。作品全体のテーマがはっきりしない、あるいは誤解を招く結果になってしまうのは致し方ない。デンゼルワシントンの演技は相変わらず素晴らしいのだが。[映画館(字幕)] 6点(2013-03-13 15:25:37)

72.  トイレット 《ネタバレ》 言葉も心も通じない異国のばーちゃんと、孫たち一人一人がそれぞれのきっかけでばーちゃんと少しずつ通じることが出来た。ママのミシン。餃子とトイレ。エアギター。引きこもり兄のピアノとスカートは最後に見事四人を繋げた。味のある小物使いと空気感、そしてそれだけに終わらせず、人情味溢れる素敵な作品だったと思う。悲しいシーンを清々しくズッコケさせたラストも秀逸。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-03-13 15:07:22)

73.  ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 《ネタバレ》 「なぜ少年は、生きることができたのか」という投げかけから、万が一トラと漂流してしまった場合(絶対にありえないが)、生きて帰れるサバイバル術を紹介しながら3Dのびっくり映像を楽しむ子供向け作品かと思ったのですが、序盤の宗教感の話からして哲学的で子供向けではないなと見る目が変わり、ラストでこの作品の深さに唸った。あそこまでの漂流記を3D映像でリアルに見せた後に、全く別の漂流記を饒舌に語るのはいったい何なんだろう。肩すかしを食わされたような騙されたような、一瞬がっかりした気持ちになったのだが、見終えてからの余韻が尋常ではない。これも全て計算なのだろう。物凄い映像を見せ夢の世界に引っ張り上げておいて、ラストでバッサリ突き落とす。そしてどちらを信じる?と選択させる。今の今まで見せられたものを信じたいが、それは少年の頭の中だけの世界だったというオチも面白い。まんまとやられたな、という読後感を残す作品。やっぱり哲学的な話だったんだなと。ただ一瞬でも裏切られた気持ちを抱いてしまったので、-1点。振り返らなかったトラが妙にリアルなので、やっぱりトラ編を信じたい。どちらにせよフィクションなのだが、考えるのは楽しい。同じく原作読みたくなりますね。[映画館(吹替)] 9点(2013-02-06 18:33:07)(良:1票)

74.  夢売るふたり 西川美和という人はかなりのハイパーなクリエイターであると思う。原作脚本監督でこんなに深い作品を作り上げてしまうのだから。女性ならではの視点とか、そういうことは既に超越している。確かに登場人物は様々な「女」であり、描かれているのは様々な女の「業」である。いろんな種類の女がいていろんな愛し方があって、それでも皆生きていく。詐欺師と詐欺られる女の話から、結局は生きるしかないんだよという普遍的な理論まで語っている。もちろん大きなテーマだけでなく、全ての登場人物をそれぞれ人間臭く、ちょっとしたシーンにも血を通わせ細部まで作り込んでいる。風俗嬢の紀代ちゃん、ウエイトリフティングのひとみちゃん、ラーメン屋の店主など、何かいい。俳優さんはこんな監督に撮ってもらいたいと思うんだろうなと思う。 [映画館(邦画)] 8点(2012-11-19 16:57:56)(良:1票) 《改行有》

75.  最強のふたり 特に事件が起こること無く、急な展開や駆け引きも無く、凸凹コンビの出会いと日常を描いています。ですから大きな感動やハラハラも無く、目から鱗も落ちること無く、教訓も説教も無いわけです。この作品に有るのは爽快感と笑顔です。笑顔っていいなって。ドリスっていう男がいいヤツで、こんなヤツ、いいよなって。身体的に不自由な人も、心寂しい人も、皆笑顔に救われるのです。[映画館(字幕)] 8点(2012-11-19 15:39:00)(良:3票)

76.  おおかみこどもの雨と雪 狼人間を生み育てるというおとぎ話。それは誰もが通り過ぎる思春期と親離れ子離れを語っていた。子供が人間になるか、狼の道を選ぶか、それは私たち人間界で言う所の「人生の岐路」であり、どちらを選ぶか悩み揺れ動く時期時間が思春期である、という事。このお話の場合、どちらを選ぶが正しいかとかではなく、それがその子の幸せならばと、母(親)は遠くから優しく見守るという子育ての最終ステージのような段階があり、それがむしろ一番大切(であり難しい)という事を語っている。「狼の道を選ぶ」とは一見悪い道に進むという比喩のようだが、山を仕切る「先生」を師事し、山を歩き風を読み自然と同化して行く事に本能を憶えた雨の選択なのである。10才の雨が親離れしようとしたら「まだ何もしてあげてない」と泣く母、このシーンにこの作品のメッセージが込められていると思った。世の母(親)がこんな気持ちで子離れし、世の子はそんな親に感謝の気持ちを持って、正しく親子離れできれば素敵だなと思う。雪についても、元気だった狼っ子が普通の女性に成長してゆく様が自然で美しく可愛かった。自分の運命を呪った時期もあったろうに。狼の子供を育てる覚悟とか、そもそも何で生んだのかとか、そんな前提論ではなく、人間だろうが何だろうが生まれたものを育て上げる責任、生まれたからには生きていく責任がある。ということなんだろう。[映画館(邦画)] 7点(2012-10-18 23:20:12)

77.  鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 とても良くまとまっていて、良く出来ています。物足りなさ蛇足一切なく、最初から最後まですっきりとまとまっているのは、監督脚本力でしょう。広末演じるヒロインが雑誌社のアルバイト募集の条件に「健康で努力家の人」と挙げ、そのままの男を結婚相手に選ぶ所、無駄がなく説得力があります。バイトにも採用して。確かに健康で努力家の人間に間違いは無い。そんな感じで全てのシーンは無駄なく説得力を持って最後まで繋がっています。心地良いです。前半はふわっとソフトなコメディで、香川に記憶が戻った所から香川×堺の演技対決のような緊張感漂うサスペンスコメディ(?)風に変わります。後半は二人の本領発揮という感じで、別人を「演じる」演技は素晴らしかった。[映画館(邦画)] 8点(2012-09-29 15:31:10)

78.  ベスト・キッド(2010) オリジナルにはまっていた世代なので、空手からカンフーにリメイクされた本作にも期待したし、スミス君とジャッキーという新旧競演歳の差キャストでますます湧きました。シャオ・ドレは文字通りかわいらしく、屈強でないにしても強いというカンフーの教えにはまっていた。いじめっ子がもの凄く憎たらしかったのも良い。大会の準決勝、決勝は、結果が分かっていながらも期待度100パーで鑑賞したのに、想像以上に感動してしまった。でもまたミヤギサンが見たくなってしまった。[DVD(字幕)] 8点(2012-04-06 22:50:38)

79.  戦火の馬 《ネタバレ》 生涯まれに見る名作に出会ってしまった。途中から涙が止まずに困ったほどだった。馬が美しく健気で全うで、胸がすく思いだった。何も語らぬ馬でも何もかも分かっていて、自分の置かれた立場も分かっていて、それでも運命には逆らえないまま、アドベンチャーが始まる。翻弄されたままイギリス軍からドイツ軍行ってフランスの民家行ってまたドイツ軍行って、ある事きっかけで、初めて逃げた。廃墟となった戦場を走り抜けるサラブレット。イカレた戦車に追い詰められ、「こいつら狂ってるー、やだやだー、おウチ帰るー!」という声が聞こえた気がした。そこで号泣。有刺鉄線で更に号泣。イギリス兵とドイツ兵の若者のシーンは傑作。とにかく最後まで途切れることのないストーリー展開には感心するばかり。父さんの隊旗が巧く繋いでくれたのも良かった。ただ一つ、ドイツ人もフランス人も皆イングリッシュを話していて、それは無いでしょと誰もが突っ込むわけだが、スピルバーグにも考えがあっての事でしょう。不自然ではあるが、そこを減点しても余りある、満点です。[映画館(字幕)] 10点(2012-03-04 09:34:01)

80.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 フィンランド人の見慣れない人物名がたくさん出てきて、相関図を整理しきれないまま鑑賞していくのだが、なぜか不思議と付いて行ける。これはやっぱり監督の手腕以外の何者でもない。更にいろいろな要素を盛り込んだストーリーがジェットコースターの如く突き進んでゆくのだが、登場人物の内面までもがやんわりと伝わってくるという魔法のような作品。 150分余りの時間魔法にかけられたかのようにその世界に入ってしまった。その世界にはいわゆる変質者がたくさんいて、異常者であるとされたリスベットはミカエルからハンバーガーを渡された辺りから少しずつ乙女になっていった。外見身のこなしは相変わらずクールで中性的でエキセントリックだが、「二人で仕事をすると楽しい」と言って少しずつ綺麗になっていった。異常が正常になり、正常が異常になる(マルティン)感じが何とも痛快だった。ラストシーン、リスベットの駆るバイクの轟音が切なく響き渡り、心締め付けられる思いのままエンド。この作品がただの謎解きミステリーではないことを物語る切ないラストシーンだった。[映画館(字幕)] 8点(2012-02-19 13:52:31)(良:1票)

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