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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
61. 喜劇王 突拍子のない展開ではありますが、意外に纏まりが良くて楽しめました。天国から一変、地獄に落とされる主人公は悲惨だが、人にはそれぞれの幸せがあるという事を教えられる。完全なシンデレラ・ストーリーで終わらないところに好感もてました。6点(2003-10-23 15:19:17) 62. パンと植木鉢 若き日の監督と警官の姿を映画化するため、配役から演技指導まで熱心に教える二人・・・。撮影を別々に撮る事により、監督と元警官の過去のすれ違いが同時進行で映しだされる演出が面白い。丁寧に作られた内容には、監督独自のセンスの高さが感じられる。何ともいえぬラストカットが味わい深い・・・。 6点(2003-10-23 02:41:44) 63. 奥サマは魔女(1997) 魔女であるため、愛情を育むことを許されないモーガンの心情が痛いほどに伝わってきました。自らを犠牲にしての愛情を選択するシーンが優しくって好き。ただ、ジャン・レノ扮する魔法使いの最後が呆気なさ過ぎたり、展開が軽すぎたりと、真剣さとコメディさのバランスの悪さが目立ちました。6点(2003-10-22 22:35:22) 64. ベル・エポック(1998) 逢坂みえこ原作コミックにある幾つかのエピソードを重ね、五人の女性たちの仕事や恋愛模様を描いた作品です。しかし、原作では1話1人のストーリーで、女性のひた向きさと、人間臭さを踏まえた心の不安を丁寧に描いているのですが、今作にはその良さが何一つ描かれていません。何処にでもある群青劇で終わっています。とにかく非常に残念に感じた作品です。1点(2003-10-22 02:31:35) 65. ロスト・チルドレン 創り込まれた世界観と、毒々しい色彩が何とも奇妙で美しい。独創的でシュールな内容にも拘わらず、怪力男と少女の優しさが心を和ませてくれる・・・。総合芸術の極みの一つを見れたような印象を受けました。6点(2003-10-21 16:16:26) 66. ルディ/涙のウイニング・ラン 夢を実現させる為に必要なことは「努力を惜しまぬ事」、「自分を信じる事」です。この作品は2つの大切な事を気付かせてくれます。そして、夢を叶えた時、本人が、「人の人生は、多くの人によって支えられている」、そう感じる事ができれば、本当に意味のある時間を過ごした事になります・・・。何をするにせよ、自分も、友人も、親も、環境も、今この瞬間も無駄にせず歩む事、・・・それが一番大切なんです。 10点(2003-10-21 15:21:44) 67. カフェ・ブダペスト 東西冷戦終了直後の、ハンガリーにあるブダペストが舞台。混沌の最中、西を目指し、夢を抱いた若者達を淡々とした映像で写しだしている。暗く深刻な内容ですが、若者のポジティブな部分と、社会主義崩壊の映像も加え、新たな国への「希望」と、若者達の「可能性」を見せてくれる・・・。ドキュメンタリー制作出身の監督ならではのメッセージが詰め込まれた社会派作品。 8点(2003-10-20 03:38:26) 68. ザ・トレンチ/塹壕 大一次大戦の「ソンムの戦い」前夜48時間を描いた、イギリス青年兵達の塹壕内でのドラマ。最悪の悲劇が起こる前に、ドイツ軍の攻撃などで死する仲間、刻々と迫る突撃の時。重苦しい空気の中、青年達の不安と恐怖が伝わってくる傑作。戦争ものというより、青春ドラマ感が強かったです。6点(2003-10-18 11:09:00) 69. 恋する惑星 異様な空気感に馴染めませんでした。フェイ・ウォンの曲が流れた時だけ、何故かホッとしました・・・。2点(2003-10-18 00:57:10) 70. モリー先生との火曜日<TVM> 「死に方が分かれば、生き方も分かる」モリー先生の語る言葉には、人生の深さと、愛情が散りばめられています。先に進めず悩んだときは、モリー先生に会いたい・・・。そう思える素敵な作品です。8点(2003-10-16 03:52:04) 71. パーフェクト・サークル 戦火のサラエボを舞台に、死の幻影を見る男と、戦争孤児の兄弟の奇妙な絆に人間味が感じられる・・・。銃弾の飛び交う街角の映像がリアルで、腰を落とし小走りで建物の間を行き来するシーンは胸が痛む・・・。内戦の問題よりも、平和への祈りを強く感じる結末が、哀しくて、・・・とても虚しい・・・。8点(2003-10-16 03:39:13) 72. サンダーハート FBIの捜査物ですが、先住民への差別と偏見を取り混ぜたシナリオが素晴しい。先住民の血を受け継ぐ都会育ちの主人公が、自然の中で暮らす先住民の心の強さを知り、自分を解き放っていく過程も面白く、奥深かった・・・。ラストの、ストロングホールドでの展開は感動的で、鳥肌が立ちました・・・。熱く、強い魂を感じることのできる作品です。8点(2003-10-16 03:12:35)(良:1票) 73. ジム・ヘンソンのウィッチズ 《ネタバレ》 相変わらず、ジム・ヘンソンチームが作るクリーチャーの動きには感心させられます。 しかし、ストーリーに全く魅力がありません。 大魔女を、ネズミにされた少年がやっつけるのは良いとしても、そこに行き着くまでの経緯に現実味がない。 ファンタジー作品に現実味を期待するのはおかしいのですが、今作はあまりに懸け離れ過ぎているため気持ちが作品内に引き込まれない。 やはり、どこか少しでも「もしかして、実際にこうなったらそうなるよね」というリアル感と「夢とロマン」を感じるファンタジー感は欲しかったです。 ジム・ヘンソンファンとしては残念な作品。[ビデオ(字幕)] 1点(2003-10-16 00:47:05)《改行有》 74. のど自慢 人情物としてはかなり良い感じで纏まっていますが、歌うことに対してのみんなの想いが、少し重く感じた・・・、そして、かなり切ない・・・。もう少し、笑顔で見れる内容の方が良かったかな・・・。4点(2003-10-13 22:46:43) 75. スピーシーズ/種の起源 恐怖感、色っぽさ、アクションシーン、・・・とにかく全てにおいて中途半端さが目立ちました。折角のギーガーのデザインも活かされておらず、エロいシーンも無駄に思えた。新たな「エイリアン」作品を作りたかったのでしょうが、ストーリーの核はもろく、真新しさと、斬新さが全く感じられなかった・・・。0点(2003-10-13 19:29:37) 76. ポネット どうも「悲しみ」の押し付けがましさが強い。劇中にポネット側に立って考える大人がいない為、強制的に同情を買う内容になっていることが残念でならない・・・。信じて、神に祈れば想いは伝わるという展開も、宗教の宣伝みたく感じてしまい、作品内に深く入り込む事を憚られた・・・。とりあえず、最後に哀しみと離別するポネットを見れたことが、唯一の救いでした・・・。3点(2003-10-09 16:14:52) 77. GO!GO!ガジェット マンガが元なんですね・・・。知りませんでした。突っ込んで見てはいけない作品なんですが・・・、高層ビルから落ちて、「傘」って・・・。CGも良い感じだし、アイテムや小物もよく作られているし・・・、楽しめない訳じゃないけど・・・う~ん・・・。2点(2003-10-09 15:49:50) 78. ジャック 辛くて、苦しい難病が題材になっていますが、悲壮感を感じさせない作りになっている所が素晴しい。ただ病気の辛さを伝えるのではなく、存在している事の「奇跡」を暖かく描いたシナリオは奥深くて感動的・・・。6点(2003-10-09 04:10:14) 79. デビル(1997) 活字で読めばイメージが膨らみ、主人公の辛い心を感じることが出来たかもしれませんが、映像では軽く見え、繊細な部分は伝わってきませんでした・・・。問題は複雑なはずなのに、ストーリーが単純なため、肩透かしを受けたように感じる・・・。それとも、あえて重くしなかったのか・・・?。1点(2003-10-09 01:40:20) 80. クリクリのいた夏 歳をとったクリクリが、5歳の頃を振り返る物語にもかかわらず、大半が彼女の知らない所で起きている出来事なので、「彼女の想い出」というには無理がある・・・。「クリクリの父親と、友人の想い出話」なら納得できるのですが・・・。そもそも、今作の「ストーリーテラー」である彼女は、この一番の想いでから何を得たというのか・・・?。初恋の相手と結婚できた事を伝えたかったのか・・・?。この物語をクリクリが語ることの意味に、イマイチ要領を得ることが出来ない。・・・しかし、以上を除いた内容は素晴らしく、お金では買えない「心の豊さ」が暖かく描かれた良い映画でした・・・。4点(2003-10-09 01:00:14)
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