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61. エイリアンVS. プレデター フツーのいい人になっちゃってますね、プレデター。 エイリアンいっぱい出すぎ。 出そうで出ない・・・と思ったら出たア、というのがエイリアンの真骨頂なのにウジャウジャ。 宇宙トカゲとか言われちゃってます。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-09 02:33:12)《改行有》 62. アパートの鍵貸します ラストの急展開がお気に入り。バクスターの元へ走るフランの表情がかわいい。 カードを配りながら見つめあい微笑みあうラストシーン。 これが何とも言えずいい雰囲気で、こっちまで嬉しくなってくる。 こんな映画他にない。 [DVD(字幕)] 10点(2005-05-07 23:32:31)《改行有》 63. 影武者 信玄の影武者を演ずるうちに信玄になりきり、信玄亡き後城を追われてもなお、去ることが出来ない悲しさ。信玄の息子をも実子のように愛し、物陰から見つめる姿が切ない。 信長との最後の合戦で一人狂ったように立ち向かっていく姿は悲壮感と悲哀に満ちている。 現代においても会社という組織を主人として影武者のように働き捨てられていく人々、うまく言えないがそういったものに通じるように感じました。この映画が作られた当時はまだモーレツ社員なんて言葉も多分生きてただろうし、その方々が見たらなんて思うんだろうと考えたら悲しくなってしまいました。[DVD(字幕)] 9点(2005-05-05 14:44:13)《改行有》 64. スパイダー 《ネタバレ》 ドロボウの上前をはねるって設定ね。スパイダー=モニカ・ポッター=女郎蜘蛛ってことらしいけど中途半端。とことん悪に徹して成し遂げちゃえば良かったんだけどね。 なんで米国映画は正義は勝つってとこにこうもこだわるんでしょ。 映画をつまらなくしてでもそうしなきゃいけない、という脅迫観念に取り付かれてるとしかおもえない。 2年間かけて練りに練った計画・・のはずが出たとこ勝負のヘマばかり。間抜けな犯人にうんざり。その上前をはねようとする犯人たちも杜撰な計画で自滅。 モーガンフリーマン演ずる刑事が冴えた捜査をするわけでもない。 何を描きたかったのか?頼むから真面目にやれ。[DVD(字幕)] 2点(2005-05-05 13:56:00)《改行有》 65. ザ・ワイルド 大富豪で勉強家でアタマが良くてガッツもあるし熊をも倒すアンソニー君。 金持ちでなくアタマ良くなくてガッツもイマイチのアレックス君。 泣き言ばかり言ってアタマ悪くてあっという間に熊に喰われる黒人君。 意地悪な見方をすれば要は『いかなる状況でも金持ちが勝つ』ということね。 もちろんそんな狙いは無いんだろうけど、ではなぜ大富豪という設定なのか? 見てる間ずっと考えてたけど結局わかりませんでした。 じゃあ設定逆転して、ヒーヒー泣き喚く大富豪を励ましながら熊も退治して帰り着き、多額の謝礼金とついでに大富豪の奥さんも手に入れるアレックス君っていうのはどうか・・・・・うーん見たくないそんなの。[DVD(字幕)] 6点(2005-05-05 13:12:03)(笑:1票) 《改行有》 66. 駅 STATION 日本海の荒波と降りしきる雪。似合いすぎです、健さん。 駅を舞台としてさまざまな人間模様が交錯する・・・・のかと思いきや、あんまり駅関係ないみたい。だいたい交錯するほど人いないし。 それでもいくつかのエピソードを描いて最後に駅に戻ってくるっていう狙いはわかりますが。 やや冗長な印象はありましたが、八代亜紀の舟歌に円谷選手、岸壁で手を振るおっかさん・・・ある年齢層の肩には郷愁というか琴線に触れるものがあるかもしれません。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-28 02:13:58)《改行有》 67. セイブ・ザ・ワールド マイケルダグラスっていう大物を起用した時点で失敗。 スタローンのコメディ物ほどはひどくはないけど。 そこそこ面白いシーンも無くはなかったけど、なんか引いちゃいました。 家族を巻き込んでのドタバタという点でシュワルツェネッガーのトゥルー・ライズと比較してしまう。トゥルー・ライズはコメディだけどマジなとこはマジでやっててメリハリがあるんだよね。この映画は最初から最後までコメディタッチで通そうとして間が持たなかったようです。[DVD(字幕)] 3点(2005-04-25 03:30:14)《改行有》 68. ミッション 《ネタバレ》 滝の上の楽園と下界の俗世間を隔てる滝という舞台装置を極めて象徴的・効果的に扱っている。 命がけで担ぎ上げた山のような荷物をインディオに川に投げ捨てられ、身を震わせて泣くメンドーサ。 ガブリエル神父が駆け寄り抱きしめる。 これは何を意味するのか。 神父の一行と共に川を遡る間も頑なに心を閉ざしつづけた彼が、心を見せたことへの祝福? 下界から担ぎ上げた荷物を失うということが、俗世間からの決別であることを象徴的に描いて見せた? 解釈は一つではないかもしれないが、前半の最大の見せ場だろう。 僧として無言の抗議の末に死んでいくガブリエル。僧の立場を捨て武器を取って闘い、銃弾に倒れるメンドーサ。 どちらが正しいのか。闘いの直前、祝福をもとめるメンドーサにガブリエルは、祝福はできないが君の行いが正しければ神が祝福するだろうと告げる。 そこからは2人が倒れるまで、2人の行動と表情がパラレルに描かれる。 先に倒れたメンドーサが死に行くまでのあいだ懸命に身を起こし、銃弾の飛び交う中をインディオと共に行進しついに倒れるガブリエルを見つづける。 どちらの行為が神の意に沿ったのか答えを求めたかったのだろうか。 現代にも通じる、正義のために闘うということの是非を問い掛けるシーンだ。 敢えて両極を対比させて問題提起を明確にしているが、映画としては答えを示してはいない。 ここは監督としての態度を明らかにしてもよかったのではないか。新聞のような媒体ならともかく作家の個性を示すことが公然と許される映画ならではの態度表明をしてほしかった。 多分おいそれとは答えは出せないこととは思うが、判断は任せますといった態度はやや陳腐さが匂う。 最後に生き残った子供達が小船に乗って川に漕ぎ出すシーン。 無限の可能性を秘めた子供に希望を託すというも象徴的な描き方だがややあたりまえすぎるキライがある。 しかし、映像の美しさと音楽でそれを充分に補ってしまった。 考えて見ればこの手のテーマはキリスト教を信仰する人々には永遠のテーマなのだろう。 普通に描いてしまうと陳腐さだけになってしまうところを、象徴化という手法を多用して生臭さを消し、美しい音楽で彩どったことが新鮮だったのかもしれない。 しかしキリスト教徒の目にはどう映るのだろうか。無味無臭の環境音楽みたいには写らないのだろうか・・。 [DVD(字幕)] 8点(2005-04-23 01:23:16)《改行有》 69. 地獄の黙示録 特別完全版 《ネタバレ》 撃っておいて手当てする、という欺瞞。 後半のサンパンでの銃撃シーンの後でウィラードの語る言葉は多分この映画の立場を代表する言葉の一つだと思われる。しかし欺瞞を描くことが主題そのものではないようだ。 ウィラードがカーツ大佐を殺したのは任務だからだろうか。 銃ではなく蛮刀を用いるのは何故だろう。 儀式で牛が蛮刀で殺されるシーンをカーツに蛮刀を振り下ろすシーンとを暗示的にオーバーラップさせているがそこで示されるのは殺意ではない何かだ。 明らかに何かを象徴的に描こうといているようだがはっきり言ってよく判らない部分が多い。 日本人には理解できないが、欧米人には何か理解できる宗教的歴史的背景があるのだろうか。 この映画において敵との闘いはほとんど出てこない。 状況を描き狂気や欺瞞を表現するための描写としての戦闘シーンはあるが、戦闘を描いてはいない。 なぜか。 フランス人入植者の農園での夕食のシーンでフランス人曰く自分たちが戦うのは、ここが自分たちの土地だからという。対してアメリカは他人の土地で誰のために戦っているのか誰もわからなくなっている。 ベトコンとの闘いを描かずカーツ大佐という味方を殺すことでベトナム戦争のこの混沌はアメリカ自身にあるのだというメッセージを発しているのだと考える。 国家的規模の欺瞞に苦しみ、自らも狂気に染まるカーツ大佐は、理想郷を作ろうとしたのだろうか・・・。 [DVD(字幕)] 9点(2005-04-15 23:17:37)《改行有》 70. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版 エリック・セラの音楽と映像の美しさがすばらしい。ストーリイはやや感傷的過ぎるのが難ありと言える。別に恋愛かまさなくとも成立すると思うんだが。 描かれる海はひたすら青く透明。そこにはイルカしかおらず他の生物のかけらも出てこないのはちょっと不思議。ベッソンの美意識というか海に対する思い入れの中で余計なものを排除した結果なのでしょうか。本当にそうだったりして。行ったことがないのでわかりませんが。 潜水競技に日本人チームが出てくるシーンがあるが、まあひどい描き方。有色人種蔑視の権化。 本当は9点上げたいとこだが、このシーンでマイナス3点。[DVD(字幕)] 6点(2005-04-10 13:40:12)《改行有》 71. ティアーズ・オブ・ザ・サン 前半は適度な緊張感があってよかったんだが、後半はやっぱり脱出アクションと化し、壮大なドンパチになってしまう。なんでこういう作りになってしまうのか。 それにしてもいろんな映画のシーンを連想させる部分がちょっと多いのが気になりました。 密林でわけわかんないのが追っかけてくるという部分はプレデター、着弾音などの効果音のリアルさはプライベート・ライアン、最後の戦闘機による爆撃シーンは地獄の黙示録か。 考えすぎかな。 それにしても途中何の援助もせずに国境についたとたん大挙してやってきて「よくやった」はないでしょ、ビル・ローズ隊長。怪我人に肩貸しておいしいとこだけ持っていくなんてねえ。 [DVD(字幕)] 5点(2005-04-10 13:11:12)《改行有》 72. バーティカル・リミット まあ山岳アクションってのはあまり数はないから新鮮味はないではないが、その点除いたらチープそのもの。 そもそもあらゆるところで無理があって??マークが頭の中クルクル回りっぱなし。 パキスタン軍からニトロ分けてもらうにしても、そんなに簡単に民間人に渡すか? だいたいなんでダイナマイトでなくニトロなのか? クレバスに落ちた3人はなぜ自力脱出をしようとしないのか?ザイルは短いながらあったわけだし装具は一式持ってたはずだが? 7000m級の高度で飛んだり跳ねたりできるとは思えないんだが?自分の体支えるのがやっとだと思うんだけど。 [DVD(字幕)] 5点(2005-04-10 12:34:31)《改行有》 73. 雨あがる こういう単純な構成の場合、核となるべき主人公がピリッとしてないと締まらないものだが、ちょっとさらっとしすぎかな。寺尾さんは。悪い役者ではないがアクが少ないのでグイグイと見るものを引っ張り込む力は不足している。今ひとつ締まらないまま終板でやや間延びしてしまうのが残念。 後味は良いのだが次の日には忘れてるっていうお刺身のような味わい。 三船史郎はちょっとひどすぎか。黒澤監督へのオマージュとしての本作では登用する必要があったのかもしれないが大根役者というかまるで素人。[DVD(字幕)] 6点(2005-02-24 03:07:47)《改行有》 74. 半落ち 梶被告がなぜ頑なに2日間の空白を隠そうとしてたのか、どうにも理解できないまま終わってしまった。そりゃもちろん映画の中で説明らしきものはありましたよ。骨髄移植で助けられた少年をマスコミから守るって。確かにベラベラしゃべるこっちゃないけど「あなたには守りたい人がいますか」っていう台詞に見合うハナシじゃないしテーマとしちゃあ希薄すぎるんではないか。 現職警察官による嘱託殺人と警察内部の苦悩、報道のあり方、介護問題、人が人を裁くことの限界などなど盛りだくさんでしたが消化不良のまま垂れ流した感が強い。[DVD(字幕)] 6点(2005-02-21 01:32:19)《改行有》 75. K-19 見ごたえあったしなかなかの佳作と思うが、なぜアメリカ人がロシアの話を取り上げるわけ? おいしいハナシなら誰の歴史でも構わんってか? 他国への干渉好きなアメリカさんらしい映画。 ついでにコンゴ動乱とか明治維新を総員アメリカ人でやれば? それはともかくとして、ロシア人に感想を聞いてみたい。[DVD(字幕)] 7点(2005-02-15 02:00:23)《改行有》 76. クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち これ見よがしに不気味なシーンを畳み掛けてくるが、それが何なの?。前作同様にオカルト・アクション・刑事・サスペンスのごった煮。[DVD(字幕)] 2点(2005-02-14 00:38:33) 77. アイ,ロボット ロボットの反乱っていうテーマは陳腐化してて何か一味違ったものを期待してたが、完全に期待はずれに終わった。金をぶち込むだけぶち込んでガラガラポン、こんなんできました~。っていうノリ。 [DVD(字幕)] 3点(2005-02-14 00:33:52)《改行有》 78. キリング・フィールド かなり背筋が寒くなる映画。 前半はシャンバーグとプランと仲間たちの厳しいながらもどこか明るい世界。後半は自分以外は誰も信用できずたった一つの判断ミスで殺されかねない歯軋りが出そうな孤独で陰湿な世界。 この前半あっての後半の恐怖感か。 また我々と同じアジア人による虐殺というのも身近なだけにかえって怖い。 でも一番怖いのは西欧人たる我々が一人のアジア人ごときの救出に尽力しちゃったんだぜっていう感覚。 [DVD(字幕)] 7点(2005-02-09 02:48:41)《改行有》 79. すべては愛のために(2003) 《ネタバレ》 題材は決して悪くはないのだが、散文的で何を描きたかったのかよくわからないまま、文字通り爆死。 サラがなぜニックに心惹かれたのか、いつのまにかそういう事になってたっていう描き方が浅すぎ。さらにニックがいつの間にサラを想うようになったのかも不明。 そういう設定ね、と念頭におけばわかる話ではあるが、これではいかんせん映画に入り込めない。言葉は悪いがエピソードの羅列に終わっており追っかけ女の悲劇にしかなっていない。 [DVD(字幕)] 3点(2005-02-09 02:05:49)《改行有》 80. ジャッカルの日 実行までのプロセスをねちっこく描く原作にかなり忠実に作ってます。 当時無名に近かったエドワード・フォックスを起用し正体不明の不気味さをよく表現している。 仏国官僚の一人であるサンクレア大佐が散々英国の警察をけなすが、当の本人が愛人を装った女スパイに捜査情報をしゃべってしまったことが皆の前で暴露され悄然と去っていく姿にニヤリ。やっぱフォーサイスも英国人だけあってフランス人には何か思うところがあるのでしょうか。 そういった捜査側内部のゴタゴタをよそに着々と準備をすすめる暗殺者を努めて無機的に描いているようです。原作では捜査の手が伸びていることを情報提供者から知り、進退に躊躇しながらも、昔の貧しい暮らしに戻りたくない今の暮らしを捨てたくないと、迷いをふっきって実行へ一歩踏み出す描写があるが、あまりにも生っぽいと思ったんでしょう、映画では分かれ道でどっちに行くか一瞬迷うシーンに置き換えられています。徹底してプロセスを浮き彫りにすることで原作よりさらにハードな作品になっていると思います。 [DVD(字幕)] 10点(2005-02-07 01:06:14)(良:2票) 《改行有》
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