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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
61. 茶の味 《ネタバレ》 まあ、期待して観ると少しだるいかもしれませんね。私は、何の先入観を持たずに観たのでけっこう楽しめました。主人公の男の子と憧れの女子高生と初めて碁をうつシーン。なんか、セリフの間の置き方が、ほのぼのしていまいたね。その後の相合傘のシーンや傘をバスに投げ込むところなんかいいですよ。それから、一人ニタニタしながら電車に乗っていて、父親がワンカップを飲みながらそれを見ているのも面白いですね。浅野忠信と中島朋子のやり取りも。ただ、それをねらっているのはよくわかるのですが、セリフがボソボソシテイテ聞き取りにくいのは、しょうがないか。それから、三人組が録音してる時にミキサー室でのやり取り。笑わしてくれましたね。これから先のシーンは、いらないですね。とにかく、印象に残る作品でした。[DVD(邦画)] 7点(2006-06-05 15:39:54) 62. 電車男 最近、話題になった邦画の共通点をこの映画で納得。「今、会いに行きます」も「世界の中心で愛を叫ぶ」もこの映画も、かわいい女の子が普通のあまりかっこよくない男の子に「好きよ」と告白するところ。誰かが書き込みしていたけど、これは男の願望でしょう。なんか、自分が告白されているようで、気持ちがよくなってしまいます。どんどん、作ってくれ。[DVD(邦画)] 8点(2006-03-26 21:23:08)(笑:1票) 63. 男たちの大和 YAMATO 泣けると聞いて、映画館まで足を運んだのだが、主人公たちにあまり共感することが出来ませんでした。多くの書き込みでも指摘されているように、現在のシーンは違和感を覚えました。むしろ、東宝映画「連合艦隊」における大和の最後のほうが、胸にしむものがありました。[映画館(邦画)] 7点(2006-03-05 17:22:16) 64. いま、会いにゆきます ラストの親子で背較べをするシーンのままで終わるのがとても、よかったです。初夏の松本平を舞台にしたのもいいし、この映画は冬が全然出てこなくて、いろいろな花が象徴的に出てきます。まあ、あまり理屈っぽく見ないで情緒的に、感性のままに見るものでしょう。[DVD(吹替)] 8点(2006-01-16 11:47:26) 65. 亡国のイージス ヨンファの「今日、子供が何人死んでると思う」という言葉は、奥が深くて、彼の立場と苦悩を一言で表していると思う。あの女兵士は、ヨンファの娘なの。女兵士が入ると、なぜか某国軍にリアリティーが出てくるなあ。確か、「宣戦布告」もそうだったような気がする。あまり、多くを語りすぎていないのがいいです。ただ、自衛隊の置かれている微妙な立場がわかるようで、考えさせられるものがあります。寺尾あきらは、いつもどんな役をしていてもいいです。息子を失った父親の役は、「半落ち」もそうでしたね。最後に、原田美枝子が出てくるあたりは、にくいですね。[DVD(吹替)] 8点(2005-12-28 17:53:56) 66. Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004) オリジナルに比べると、主人公がかっこよすぎるかなあ。やっぱ、周防監督作品のほうがよかったです。主人公の奥さんと探偵のからみは、こちらの方がなんか、起こりそうであぶなかったなあ。[DVD(吹替)] 6点(2005-12-27 16:12:04) 67. 大統領の理髪師 韓国社会では、儒教教育の影響で職人を低く見るところがあるのだが、この映画にもそんな偏向が垣間見える。ソンガンホが父親の職業を馬鹿にされて泣いて帰ってきた子にやさしく諭すところが、印象的でした。朴大統領は、我々の世代では独裁者のイメージが強いのですが、なんかとてもかっこいいです。韓国の暗い時代を明るく生きた庶民の目で見た映画でとてもよかったです。[DVD(吹替)] 10点(2005-12-15 16:10:38) 68. スウィングガールズ 理屈抜きで、おもしろかった。日本映画はこのせんがいいなあ。特に修理工場の兄弟は、おもしろかったなあ。難を言えば、主役の上野樹里は、女子高校生には見えんかったがなあ。[DVD(吹替)] 8点(2005-12-07 17:14:56) 69. ローレライ 予告編の出来がよかったし、出演している俳優がしぶかったので期待していたのだが、これは間違いなく駄作です。めちゃくちゃなストーリも設定も、歴史認識もお話だからでお茶を濁してもいいんだけど、せめて潜水艦ものなんだから、敵機の攻撃に気をつけなければならない敵制空権のある洋上の浮上時に、のんびり日向ぼっこしたり、空気の汚れを嫌う潜航時の艦内で乗り組み員にタバコをすわせるな。[DVD(吹替)] 1点(2005-10-06 23:52:46) 70. スパイダーマン2 電車の上でのアクションシーンは迫力がありました。ニューヨークの高架鉄道でのアクションはなつかしくも「フレンチコネクション」を思い出してしまいました。でも、いきなりブッ切られた線路ってありなのだろうか。主人公は、大人びてきて共感をもてるようになりました。ヒロインのMJは酷評を受けていますが、主人公の身の丈に合っていると思います。[DVD(吹替)] 5点(2005-07-12 16:36:14) 71. 隠し剣 鬼の爪 たそがれと比較すると、私はこちらのほうが好みです。主人公の永瀬正敏は、なかなかよかったです。松たか子は浮くのか、思いましたが結構芸達者です。前回の出演者の多くがまたでていましたが、師匠役になった俳優は、前回は上意打ちを受けた侍でしょうか。顔はどちらも暗くて分かりにくかったのですが、声が似ていました。緒方拳の家老は、あれは結構どこでも見かける上司ですね。[DVD(字幕)] 8点(2005-07-05 16:51:41) 72. ヴァン・ヘルシング コッポラのドラキュラのような中世的なおどろおどろしさを期待していたので、少し残念です。ヒロインの王女様は、そそられる服装でしたが、最後に殺されてしまうのはないでしょう。すじについていけなかったし、主人公とドラキュラの過去の関係もあれほどもったいぶって振った割りに説明がなかったし。トランシルバニアの古城や村のたたずまいは、けっこう雰囲気出ていたから惜しいと思う。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-04-10 21:41:13) 73. なごり雪 イルカの歌った「なごり雪」は、東京で大学生活を送った女の子が故郷に戻る設定だと思っていたし、それに間違いないと思うのだが。大林監督が臼杵の風景を撮ろうとして、無理しているように思う。だいたい、この監督の作品は平明でメリハリがない。せりふも長くて、抑揚のないしゃべり方で感情移入できない。それでも、若手俳優たちはよく頑張っていたように思う。ベンガルはもっと役つくりをしないと、だめ。というか、ミスキャストだと思う。冒頭シーンの伊勢正三の声に艶がなくなっているのが、むしろこの歌が流行していた時代との時の隔たりを感じてしまった。最後に、臼杵駅の設定になっている駅。アレはどこの駅なんでしょうか。臼杵は瀬戸内海に臨む海辺の明るい町なのに、駅は山の中か。3点(2005-01-15 02:00:31)(良:1票) 74. レディ・ジョーカー 誘拐にいたるプロセスが、やや希薄。犯人たちがどういう出会いをするのかをもっと丁寧に扱ってほしかった。渡哲也のうらぶれたやもめ男は、似合ってたなあ。長塚京三の社長さん、これもよかったなあ。でもいちばんよかったのは、ハグレデカの吉川晃司。スーツとコートの崩れた着こなしはよかったなあ。でも、何故元上司が自殺しなければいけなかったんだろう。ここんところがようわからん。7点(2004-12-17 17:36:25) 75. 世界の中心で、愛をさけぶ 誰かが書いていたように、現在の場面と回想場面の光の使い方が全然違いますね。回想場面での瀬戸内海の青さと光が、その後にくる悲劇を際立たせています。とても魅力的な亜紀が、だんだん悪くなっていくのは残酷でしたね。個人的に言えば、主人公の男の子。大沢たかおに似た少年を使ったのだろうけど、ぜんぜんハンサムじゃないのがよかった(ごめんなさい)。親近感をもてたし。それから「ある愛の詩」や「愛と死を見つめて」でも主人公の女の子が白血病で死んでいくという同じ流れなのだが、私の友人にはこの病気を克服した人が何人もいます。亜紀を1986年ではなく、今の治療を受けさせたいね。7点(2004-12-11 16:15:17) 76. ブラザーフッド(2004) 我々は、数十年前に隣の国で起こったこの戦争についてどれだけの知識を持っていたろう。朝鮮戦争特需で、日本経済は高度成長を歩み始める。こんなかたちで、教科書に紹介されなかったのではないか。あの国が二つに分かれ、憎みあった戦争ではあの兄弟、家族のような運命を背負った多くの人が出たはずです。このテーマは、かなり重いのですが、人間は思想のために銃を取るのではなく、愛するものたちを守る為に立ち上がるのだと言うことでしょうか。北の侵略者に立ち向かい、勲章までもらった主人公が、皮肉にも妻を、そして弟を南に殺されそうになる。これは切れるわな。最後にテロップが出ると、不覚にも涙が出てきました。最近の日本映画は、おじさんを泣かせる映画がないような気がします。10点(2004-12-11 15:58:27) 77. ゴジラ FINAL WARS この映画は、明らかにふざけてますね。ゴジラとキングシーサーは、アンギラスでサッカーをするし、ゴードン大佐は上司を殴ったり、マグマに突っ込む、凄い破天荒なキャラでした。Ⅹ星人の、怪獣がやられたときのリアクションは面白かったです。それに、へドラの人形はよくつくったもんだ。相当苦労してつくってなんのためらいもなく、秒殺・・・。ジラは秒殺と言うより瞬殺でした。8点(2004-12-04 22:32:52) 78. 草の乱 秩父事件をこの映画を見るまで知りませんでした。富国強兵政策の中で踏みにじられた農民が立ち上がった。歴史の中では暴動で片付けられた事件を鋭く現代に投影した神山監督に脱帽する。今の世に、彼らのように行動を起こせるものだろうか。林隆三はおいしい役をもらっているが、存在感があるいい役者になったと思います。杉本哲太もいい。息子との別れのシーンは、ジーンを来ました。緒方直人の、老け役のメークはそこまでしなくてもという感じでした。8点(2004-11-15 22:09:44) 79. シルミド/SILMIDO 実話を下にしているということで期待していたのだが、前評判の割りにいまいちだったかなあ。囚人から訓練兵になった主人公たちより、三人の教官が訓練兵抹殺の命令を受領した後のそれぞれの対処の違いが面白かった。ものわかりがよく、訓練兵に同情的な教官が平然と抹殺命令に従い、きびしく鍛えた鬼教官が自分の部下として扱おうとしたり。けっこう、実社会もこんなものかもしれませんなあ。7点(2004-11-08 21:09:52) 80. ドラゴンヘッド さやかは何をしゃべっているのか分からない。総じてこの作品にでてくる登場人物は滑舌が悪いのか、監督の脚色か、せりふが聞き取りにくい。字幕を入れてくれたらとも思うが、そこまでしてもらう必要もないし、どうでもよかった。2点(2004-10-12 22:26:30)
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