みんなのシネマレビュー
しまうまさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 185
性別 男性
自己紹介 フツ~の映画好きのおっさんです。戦争映画が割と好き。でも、アクション物からロマコメまでなんでも見ます。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12345678
投稿日付順12345678
変更日付順12345678

61.  デンジャラス・ビューティー2 《ネタバレ》 ありゃあ~。まだレビューがほとんどない。意外に見に行ってないんですかね。私は期待作でした。「1」の方は映画館で見て、レンタルでも何度か見ましたが、「2」はちょっとドタバタコメディの度合いがアップして、パンフにも書いてあったけど、何だか「リーサルウェポン」シリーズの女性版みたい。今回のサンドラは最初から美人(?)の役なので、相棒になる黒人の女性捜査官との絡みがおもしろいかどうかがバディ・ムービーとしてのカギだと思うんだけど、よく言えばサンドラの独壇場、悪く言えば「一人芝居」が目立って、若干空回り? という印象。でもまあ、女性で「リーサル…」みたいなアクションコメディを演じられそうなのは…やっぱ今のところサンドラだけかな。隣に外国人の女性二人組が座ってましたけど、かなり笑ってました。[映画館(字幕)] 6点(2005-05-23 01:06:58)

62.  ドッジボール な~んか毒のある笑いが満載で、ちょっとくどいのとスカッとするのとの境界線あたりのビミョーな感じです。ただまあ、「ちょっと変人」で「たぶん人生負け組」の人だって、頑張ればチャンスがあるんだ! てな前向きなメッセージは心地いいかも。それにしても…映画と関係ないですが、ベン・スティラーの奥さん、すんごい美人です。〈ちょっと追加〉ここのレビュー見ていて気がつきましたが、あの「ドッジボールの魔女」の役の変な顔の女優さん、「ギャラクシー・クエスト」の美人エイリアンの役の人だったんですね。元があんな美人なのにこんな役を…。しかも、おたく役だったあの少年も出てるし! どっかで見た顔だと思った…。[映画館(字幕)] 6点(2005-05-03 21:39:55)

63.  ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ 《ネタバレ》 う~ん、そう来たか、って感じ。しかし、ダコタちゃんは恐るべき子役ですねえ…。入場券を買ってから、時間をつぶすために喫茶店に入っていたら、何だか解読不能の文字をノートに繰り返し、繰り返し、何かに取り付かれたように、びっしり書き続けている人がいました。何かを覚えてる風にも見えなかったし…。心の病を抱えた人って周囲に意外に多いのだろうかと思ってしまいました。[映画館(字幕)] 6点(2005-05-02 12:32:12)

64.  世界で一番パパが好き! 《ネタバレ》 まあ、可もなく不可もなくというところで。子役の女の子、かわいいです。男の子とスカートをめくって見せ合いする場面とか所々の小ネタで笑った。しかし…。もしレンタルビデオ屋のカウンターにリブ・タイラーが座っていたら、アダルトビデオを借りる勇気は……私にはない。文芸大作とか持って行きそう。[映画館(字幕)] 6点(2005-04-04 16:36:39)

65.  セルラー 《ネタバレ》 最近、「どんでん返しモノ」とでも言うべきサスペンス作品に辟易していたので、この作品の思わせぶりな予告編からそういうヘンにひねったストーリーを想像していた。「いや、こいつ(巡査部長)、善人のふりして実は悪党の仲間なんだろ?」とか「こいつ(イーサン)悪党のようだけど実は政府のエージェントかなにかで本当は正義の味方かな?」とか「いやいや、この人質の主婦(ジェシカ)こそ実は凶悪事件の黒幕なんだな?」とか…。考えすぎでした。ストレートでたたみかけるようなスピード感のある脚本です。しかし…ノキアの携帯ってすごいんですね。映画全体がプロモ(エンディング含めて)みたい…。6点(2005-03-11 11:41:05)

66.  プリティ・イン・ニューヨーク 《ネタバレ》 最初の方の感想に同感。ミラ・ジョヴォヴィッチのロマコメ? と迷わずレンタルしたが、主人公の男が何だか「いい奴」に見えないんだよなあ…。最近のアメリカ映画の男ってこんなんが流行ってるのかな。わがままで子供っぽくて、所構わず怒ったりわめいたりする奴。「こんな情けない男だっていつかは運命の人に出会えますよ」というアメリカ版もてない君の妄想を脚本に盛り込んでいるんだろうか。ただ、友達以上、恋人未満の2人がだんだん互いの気持ちに気づき始めるというあらすじはメグ・ライアンとビリー・クリスタルのあの映画みたいで楽しかった。ミラが遠回しに自分の気持ちを伝えようとしたり、オーウェンに昔の恋人から電話があった時にぐっと嫉妬をこらえたりする表情がかわいい。聞いたことないレーベルだし、インディ系の制作なんだと思いますけど、ほのかなB級感があって楽しめました。口が大きくて金髪で胸の大きな典型的アメリカ美人のデニス・リチャーズ(もちろん悪くない)と比べると、スレンダーでタイプがまったく違うミラの美しさが対照的で、うまい配役だと思った。デニス・リチャーズがあそこまで性格が悪くなかったら、どっちを選ぶか相当に悩むだろうなあ…と、そこだけは主人公の男に感情移入できる。まあ、そんな出来事は彗星が衝突して地球が砕け散っても、私には起こらないだろうが。6点(2005-02-08 16:52:26)

67.  ターミナル 《ネタバレ》 某深夜番組で自腹コーナーの女性陣が号泣していたのを見て期待して行ったが、途中で何度もあくびが出た。何というかなあ…スピルバーグとハンクスの黄金コンビで見せる「人情ドラマ」の職人芸のあざとさにちょっと辟易というか…。それに、ビクターは最初の方では「フォレストガンプ」の主人公のように言動が幼稚で、まるで心身に障害がある男性みたいに見える。「無垢」とか「善良」と「幼稚」は別のものだろう…。大事に抱えていたピーナツ缶の「秘密」は音楽好きの私の胸にはグッと来た。だけど、あれだけの困難を乗り越える動機としては普通の人には分かりにくいだろう。ビクターを含め、空港に集う「いい人」も「悪い人」もかなりステレオタイプな感じだ(あるワイドショーでデイブ・スペクターが「JFK空港にあんな親切な人は絶対にいない」と断言していたが)。スピルバーグとハンクスのコンビでやる映画にしては、登場人物の深みみたいなものに欠ける気がする。良い脚本の不足は今のハリウッドで相当に深刻な事態なんだろうと思った。良かったのはキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。この人、なぜか「ごつい(きつい)お姉さん」という役どころしか思い浮かばないけど、別人みたいに線の細い、きれいな女の人をうまく演じていた。6点(2005-01-07 17:51:11)

68.  カンフーハッスル 《ネタバレ》 「少林サッカー」がめちゃくちゃおもしろかったので期待したが、見終わった感想は「いまひとつ」かなあ…。ちょっと残酷な描写がきつかった。アパートのしがない住人が実は拳法の達人という設定はワクワクする。だけど、別に死なせる必要なかったんじゃないかなあ…。あと、主役のチャウ・シンチーが唐突に強くなるところはこの手の映画のお約束を外してるんじゃないだろうか。ちょっとあらすじ的に破たんしてる気がした。ヒロインの女の子も拳法の達人であったらおもしろかったな。そのほか、シャイニングやマトリックスのパロディは笑った。ほかにもいろんな映画のパロディが入ってるんだろうけど、「ああ、この監督はホントに映画が好きなんだな」と思わせる。70―80年代のカンフー映画のベテラン俳優たちをキャストに連れ出したのも正解だと思う。シンチー監督が言うように、やはり「本物の迫力」は違う。琴の音で真空波?をつくる拳法は「北斗の拳」の南斗聖拳からヒントを得たんじゃないかと思いますけど、やっぱ違いますよね?6点(2005-01-07 17:26:57)

69.  スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー もっと子供だましの映画かと思っていたら、結構おもしろかったです。グウィネスは50―60年代の銀幕の「スタア」女優のような雰囲気…どんな場所(ジャングルとか!)でもハイヒールでずかずか入って行って、次々に「殿方」を混乱させる役、ジュード・ロウはどんな時でも「俺に任せろ!」的な一点の曇りもないダンディなヒーロー役ってな感じで、ソフトフォーカスの映像もそうだけど、どこか懐かしいような作りでした。それでいて、アクションはまさに「危機一髪!!」(昔のアクション物の宣伝文句みたいな)の連続で、危なくなると助けが来るのもお約束。にやにやしながら見てました。グウィネスとジュードのやり取りとか小道具のカメラとか細かいギャグも素直に笑えました。変にひねったストーリーとか、ヒーローがつらい過去とかワケありの宿命を背負っていたりとか、そういうのが最近かえって陳腐に感じられ始めていたので、この作品はストレートでむしろ新鮮でした。6点(2004-12-02 11:10:30)

70.  サンダーバード(2004) すごく期待して見に行った。サンダーバードが実写版で映画になると聞いてから、あの♪タッタカタッタ~タッタ~タカタカ♪ってBGMが頭の中で何度か鳴った30~40歳代の男性は多かったことでしょう。オープニングから旧作の好きな人にはうれしい絵が続きますが、肝心のストーリーは皆さんの大好きなメカたちがあまり活躍しません。パンフレット読んだら、アメリカではサンダーバードはほとんど知られていないため、物語を人物中心にして一般受けを狙った様子。確かにお子さま向けでしたけど、私と同世代(30~40歳ぐらい)の男性一人、夫婦風の方が結構多かった。私がパンフレット買った時も50代ぐらいの夫婦らしいカップルの男性がうれしそうに買っていて、横で見ていた奥さんが「気が済んだ?」という感じで呆れていました。これは小さなお子さんがいるお父さんが、韓国ドラマにはまっている奥さんは家にほったらかして、ひそかに子供(男の子)との絆を取り戻すための映画だと言い切ってしまいましょう。しかし…。2号のプラモデルたくさん作った私としては、もっと2号を活躍させてほしかったなあ。6点(2004-08-17 14:44:35)

71.  リディック 《ネタバレ》 脚本がしっかりしていないからなのか、うまくストーリーの中に入っていけない。また、リディックはピッチブラックでは「漆黒の闇でも物が見える」という特殊能力を使ってエイリアンと闘うが、今回は何が救世主としての特殊能力なのか分からなかった。見てるとただステゴロが強いだけ、って感じ。ただ、やっぱり感心した点もある。この監督さん、ピッチブラックでもそうだったが、「絵」を描く才能はあるのだと見た。例えば、日が昇るとともにすべてが焼き尽くされる灼熱の惑星の焼け野原をリディックらが必死に走り抜ける場面など。SFらしい、だれもが見たことのない宇宙の果ての光景をうまくイメージ化できる人なんだと思う。ピッチブラックは単にエイリアンとの対決ものだったから良かった。しかし、本格的なストーリーものを作るには脚本の練り方が足りなかった。良いブレインがいれば、すごい作品が撮れる力量はあると思う。6点(2004-08-12 14:15:21)(良:2票)

72.  世界の中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》 まず、突っ込みます。他の方も書いてるけど、同じ学校に通っていた女の子と東京で知り合って、結婚する仲になって、しかもラストのからくりが最後まで分からない? そんなことあるのか。テレビニュースに出てきたのもびっくり。県人会で合コンやってもそんなことは起こらないと思うが。彼女はあのテープを廃校(?)の下駄箱に置くため(それで亜紀との約束が果たせるのだろうか…)に婚約者をほったらかして旅行に来たのか。それとも最初から知っていたなら、どうして東京で渡さないのか。それと香川県? が舞台なのにみんな標準語。原作にはあるんでしょうが、あんな美人で秀才の学校イチの人気者の女の子がどうしてサクを好きになったのか描かれていない。走ってる車や止まってる車がたまに今の車になってる…等々。良かったのは、初恋の思い出を回想する時の記憶の中の「まぶしさ」のような感じがすごくよく出ていた。何だか懐かしい気持ちになった。亜紀役の女の子、16歳だそうですけど、すごい演技だった。女の子の方がちょっと大人っぽい、高校生ぐらいのカップルの雰囲気がすごく出ていた…等々。★☆付け足し☆★……この映画を見て感動した人は骨髄バンクか、結婚してる女性は妊娠したら臍帯血バンクに登録してみたらどうでしょう。たまに保健所とかで登録会をやってます。美少女が死ぬ病気の定番の感がありますが、白血病は今は「不治の病」じゃありません。病状によりますが、骨髄移植を受けると7割ぐらいは治るという話です。日本のどこかにサクと亜紀のような若いカップルがいたら、今度はハッピーエンドのストーリーにしてあげたいではないですか。6点(2004-07-04 01:50:44)(良:1票)

73.  海猿 ウミザル 《ネタバレ》 こういう、制服の人たちを扱った「官庁全面協力映画」というと、織田裕二が出ていた「ベストガイ」をついつい思い出します。で、冒頭、やっぱりというか主人公と対立する性格の悪いライバルが出てきたり、かわいい女の子との出会いがあったりとパターン化した展開なんですけど、脚本が巧みなのか原作がいいのか、2時間の間、退屈しないで見られました。ただ…。エンドロールが終わったあとの「衝撃の映像」? あれって…。「踊る大捜査線」みたいなシリーズものの展開になっていくってことなんでしょうか。いきなり設定にちょっと無理がある気がするんですが…。あんな狭い場所にあんなものが入ってくるでしょうか…。しかもドーンって…。6点(2004-06-20 11:35:05)

74.  デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 同じ監督なんだから当たり前かもしれないけど、ストーリーの構成とか、絵の構図(大都会の上空に巨大な宇宙船が浮かぶ、マンハッタン島が津波にのまれる…)の荒唐無稽さで度肝を抜く、というあたりが「インデペンデンス・デイ」と同じ。ラストで家族が絆を確かめ合ってめでたしめでたし、ってのも同じ。「不気味な前兆」―「ただひとりそれに警告を発する主人公」―「無理解な周囲」―「大災害」―「やがて主人公を周囲が理解」―「しかし闘いのキーマンは主人公」―「みんなで立ち上がって団結」―「ぎくしゃくしていた主人公の家族が再び絆を確かめ合う」…。このパターンに乗せて、宇宙人とか大災害とかを当てはめていけば、同じ映画、まだ2、3本は作れるような気が? 環境問題を大きなテーマにしてるなら、もっとメッセージを盛り込んでも良いような気がするし、あのマイナス百何十度の冷気が上空から襲ってくるシーンは科学的考証はあってんのかな? まあ、そういうスピード感がないと大勢の観客は来ないかもしれないが。あとひとつ、デニス・クエイド、やっぱり離婚してから上昇機運なんですかね。別れた奥さんの方は何だかパッとしない。結婚してる時はちょうど立場が逆だったですが。6点(2004-06-03 11:38:43)

75.  ロスト・イン・トランスレーション 《ネタバレ》 結構期待していったんですが、さらっとしたラブストーリーで、感動するまでには行かなかった。ただ、良かった点もいくつか。見慣れた新宿や渋谷の街が何だか遠い別の街のように少しだけ見えたこと。経験ありませんか? 学校の帰りに少し回り道して帰ると、「あれっ? こんな所にこんなものあったかな?」という視点(というか視界というか光景というか)に気が付くこと。家のすぐ近くにいるのに、遠くに来ているような錯覚に陥ること。誰だったか、有名な哲学者の言葉で、正確には覚えていないのですが、「哲学とは『見慣れたものを見慣れないものに』『見慣れないものを見慣れたものに』する作業だ」てな趣旨の言葉を思い出しました。この映画を見ると、少しだけそういう感覚が味わえるかもしれません。そこに入り込めると、見知らぬ土地で、ふとすれ違っただけのような、それでいて忘れられない、胸の奥の方が少し痛くなった(ずっと昔の)異性との出会いを思い出すかもしれません。新宿の夕暮れの人混みの中を小柄なスカーレット・ヨハンソンが去っていくシーン見ていて、そんな気持ちを思い出しました。私は言われているほど、演出上の必要性を越えてまで、日本人を変に描いているように思えなかった。それと、最後までビル・マーレィとヨハンソンが肉体関係にならないのも良かったです。しかし、スカーレット・ヨハンソンってまだ20歳そこそこなんですね。とてもそんな風に見えない。6点(2004-05-24 01:39:48)

76.  トータル・フィアーズ 元KGBのスパイがいい味出していた。核爆弾の描写は小型とはいえ、甘いんじゃないでしょうか。トム・クランシーに代表される米国作家の軍事サスペンスものを読んでいると、中国をはじめとするアジア人種に対するべっ視や偏見も色濃く感じられます。原爆の映像に対するこだわりのなさというか、無邪気さみたいなものは、実際に原爆を落とされた国の人と落とした側の国の人の「皮膚感覚の差」みたいなものを感じます。ところで、このレビューを書いてしばらくしてからDVD版を見ました。最近のDVDの特典につきものの音声解説に原作者のクランシー本人が出ていて、映像に対して「(空母を爆撃する)バックファイアはカッコはいいがエンジンと電子機器は最低だ」とか「(攻撃に向かう)F16は通常4機で飛行する」とか細かい突っ込みを連発していて、軍事オタクぶり爆発でおかしかったです。「CIAは全知全能の存在でなく、私にアドバイスを求めてくるような人たちだ」みたいなことも言ってました。小説は確かにおもしろいんだけど、ちょっと嫌な奴ですよね(映画の感想じゃありませんが)。6点(2004-03-17 13:27:05)

77.  マスター・アンド・コマンダー 《ネタバレ》 う~む…。血湧き肉躍る冒険活劇として見れば及第点なんでしょうけど…。私の歳だと、自分の息子みたいな年端も行かない小さな子供や、まだひげも生えないようなほっぺの赤い男の子が次々に傷つき、死んでいく映像は痛ましくて見ていられない。別の方のレビューによると「当時は常識だった」のかもしれませんが。船の底の方でともに闘う水兵も年輩の男性から少年までの雑多な構成で、幹部候補生の少年はともかく、力仕事の水兵までも子供を入れる何か政策的必要性があるものかどうか。仮に歴史的事実なら、それほど英国の戦争は劣勢に追い込まれ、悲惨な闘いを強いられたということなんでしょう。普通の人なら感じるはずの、そうした戦争への悲しみのようなものはあまり描かれず、ひたすら「国家への忠誠」だの「熱き友情」だのの台詞ばかりでは、よくあるハリウッド製のどこそこ国万歳の「国威掲揚お馬鹿映画」のような印象を受けてしまう。ただ、そこは時代背景とか白兵戦を含む戦闘シーンの素晴らしい迫力、ラッセル・クロウの少年らを父親か兄のように見つめる優しさ、親友の船医へ見せる友情でうまくカバーして、「お馬鹿映画」の臭みをうまく消しているような気がします。でも、大人しか乗っていないように(?)見えるフランス軍と、あんな子供を闘わせ、死なせる英軍の闘いぶりに、心は多少躍らせても、どこかで痛ましさや悲しさが残る。やはり子供に人殺しをさせてはいけません。どんな時代でも、子供は遊んで、勉強するのが仕事であってほしいものです。6点(2004-03-07 03:47:40)

78.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 前評判が高かった割には感動する、ということでもなかったです。似てる作品ということではなく、人物描写の巧みな犯罪サスペンス映画ということでLAコンフィデンシャルを思い出したが、LA~ほど感動しなかった。どうしてなのか考えたが、やっぱり主人公にあまり感情移入できなかったという点につきるかも。ストーリーの構成から行けば、友人を無実の罪で殺したという罪悪感を背負っていくショーン・ペンの苦しさや悲しさに共感できなければこの映画の感動は味わえないんでしょう。ラストのケビン・ベーコンの謎の笑み? もショーン・ペンの苦笑い? も私にはまったく意味不明でした。ただの「短気で粗暴な嫌なヤツ」と「やるべき仕事を何らかの個人的事情で? 放棄したデカ」に見えてしまう。あの場面で、ベーコンはペンの行為を見透かしているように見えるのに、何も言わないのは何故? その辺の不合理さが少年時代のトラウマによって理屈付けられるのか、というと、そこまでは彼らの気持ちに入り込めず、よって、そういう「訳のわからなさ」みたいな中途半端さが残ってしまう。そこが少し惜しい感じがした。ちなみに真犯人も勘のいい人なら中盤で分かってしまう。サスペンスとしてのつくりもやや弱い感じが残る。6点(2004-02-23 17:47:21)

79.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 米国でのそこそこヒットぶりに比べ、日本での異様なヒットぶりにちょっと辟易。採点を減点に変更。渡辺謙さんがアカデミー賞を逃したのは残念。堂々たる演技にはノミネートも納得でした。殺陣のスピード感、大規模な合戦の圧倒的迫力、なかなかにスケールの大きな作品です。ただし…。ハリウッド関係者が「そうか。日本人は自分のプライドをくすぐる作品には弱いのか。これからは日本市場をターゲットに稼ぐぞ」なんて安直に思わなければいいけども…。いまやイラクの自衛隊員までが言葉にする「武士道」ですけども、武士の世の中とは、簡単に言えば暴力で民衆を支配し、身分差別と排外主義で社会を安定させていた時代でしょう? 少なくとも家系図なんてものはない私の祖先は武士道とはまったく無縁の、貧しい一般庶民の暮らしだったはず。ほか大多数の日本人もそうであるはずなのに、アメリカが描いた画餅(?)の武士道精神をありがたがって日本でのみローカルヒットさせている様は、意外にアメリカ人には滑稽に映ってるかもしれません。ほんとなら4点だけど、斬られ役一筋でついにハリウッドデビューした大部屋俳優の福本清三さん。彼の「ラストサムライ」の演技にプラス2点。よって6点です。6点(2003-12-24 02:56:12)

80.  バベル 期待していたほどおもしろくない、という意見が多数派のようで、私もそれに一票。ところで、私はこの作品を見て、役所広司が日本を代表する役者に祭り上げられていくのにいよいよ違和感を感じるようになった。あの中途半端な長髪、何かこだわりがある…んでしょうかねえ。髪型のせいだけではないんでしょうが、何の役を演じても同じ人に見える。演技派のようでいて、役の幅がすごく狭い役者のように思えてきた。このままでは第2の田村正和になるんじゃあないかと。それはそれでいいのかもしれませんが。[映画館(字幕)] 5点(2007-05-02 03:05:12)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS