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61.  ジェーン・エア(1944) 有名な44年版はジョーン・フォンテインのキャスティングに難あり。 美人すぎるうえにキャラもかけはなれ、とてもジェーンとは思えなくて。 オーソン・ウェルズのロチェスターはまだしもですが、自分のイメージとはちがい。 怪奇色を打ち出しておきながら、バーサの出番があれだけなのも拍子抜け。 よかったのは3人の子役たち、友人ヘレンのエリザベス・テイラーはすでに色香があり、ジェーンの教え子アデールは若草物語(49)のマーガレット・オブライエン、原作ではブランシュに小猿と呼ばれる彼女だけど、動くお人形の可愛さ。 少女時代に力を入れ後半はあっさりカット、セント・ジョン・リヴァースはローウッド学院付きの中年牧師にすげかえる工夫のあとが見られつつ、44年の作品にしては作りが古く感じました。 27本の映像化の中では、ティモシー・ダルトンのがよさそう。[DVD(字幕)] 6点(2013-02-05 07:00:00)

62.  マック 超マイナーな「E.T.」モドキ映画、見た人は少なそうだけど見なくていいかも~★ 足の不自由な少年と火星人マックの友情かい!(自転車じゃなく車椅子で逃げる2人) チープな作りに加え、アラン・シルベストリの音楽がBTTFソックリなのがニセモノっぽさ倍増。 これよりは「E.T.」の方がいいと思うけど、日本盤ソフトすら出てないのはちとカワイソ。[CS・衛星(字幕)] 3点(2013-02-04 07:00:01)

63.  宇宙人ポール 《ネタバレ》 SFオタクのロードムービーは「ファンボーイズ」もあったね。 「未知との遭遇」はじめパロディ満載でおくる、宇宙人ポールとの友情をはぐくむ旅。 サイモン・ペッグとニック・フロストが一緒にいるとうれしくなるし、脚本も彼らの手によるもの。 監督は「アドベンチャーランドへようこそ」のグレッグ・モットーラ、この人はノスタルジー路線なのかな。 イギリス人の男2人組だとゲイにまちがえられるのは「SHERLOCK/シャーロック」と似てて、アメリカを訪れる彼ら自身もエイリアン。(SF映画の影響で「外国人」の表記はフォリナーの方が使われるようになりました) 肝心のポール君は見た目あーですが地球生活が長いからキャラはすっかりフランクなアメリカ人。 「外見はどうあれ中身は俺たちとかわらない」のがテーマなのと同時に、アメリカナイズへの揶揄も少しは入ってるのかと。 「僕らのミライに逆回転」につづいて悪役のシガーニー・ウィーバーは、エイリアン・クイーンへの「GET AWAY FROM HER,YOU BITCH!」を自分が言われるのってどんな気分かな~? (「E.T.」じゃなくて)「「マック」でSFにハマった」っていうのが、いかにもな感じです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-03 07:00:07)(良:1票)

64.  竹取物語(1987) 紫式部をして「物語のいで来はじめの祖」といわしめた竹取物語の映画化は実は二度目。 東宝の前身の映画会社が作ったその映画の撮影現場をのぞいた若き市川崑は、「いつか自分も監督になったら、こんな夢のある映画を」と思ったとかで、監督の夢の実現でもあるのですね。 なのでこの真っ当な作りも納得がいこうというもの。 盲目の少女・明野(小高恵美)がいたり、大伴の大納言(中井貴一)に惹かれたりといったアレンジはあっても、地上の人間が美しいかぐや姫こと加耶(沢口靖子)の存在に翻弄される筋はとても古典的。 蓮の花の形をした「未知との遭遇」風巨大宇宙船からはクリオネのような天女たちが舞い降り、ピーター・セテラの"STAY WITH ME"が流れる和洋折衷が摩訶不思議な、日本最古のSF。[映画館(邦画)] 6点(2013-02-02 07:00:02)

65.  源氏物語 千年の謎 《ネタバレ》 10年ぶりの源氏映画。 光源氏のいる物語世界と紫式部が生きる現実世界が交錯するのは「千年の恋」と同じですが、あちらより見応えがありました。 よくばらず物語の初期のみ描くことでそれぞれが充実し、夕顔の花をのせた扇(「心あてにそれかとぞ見る」)などは映像にしても風雅。 一条天皇に入内した娘彰子の女房となった式部(中谷美紀)と情を交わす藤原道長は、20代にテレビで源氏と息子の夕霧を演じた東山紀之。(「フッフッフ」と不敵に笑うヒガシ、驕りの象徴「望月の欠けたることもなしと思へば」の歌も詠まれます) 道長が式部に懸想したかのような逸話が紫式部日記にもあり、彼らの関係は全くのフィクションとも思えません。 生田斗真は青海波を舞う場面では絵になり、美貌の公達として映えながらも若き源氏には陰影が少なく感じ、源氏と中宮藤壺(真木よう子・二役)の不義を見透かしていた哀しきコキュ、桐壺帝が榎木孝明なのは趣きありよき配役。 面白いのは、道長にも重用された陰陽師・安倍清明(窪塚洋介・式神つれてます)が登場し、現実世界から物語世界に入り込むアレンジ。 葵の上(多部未華子・どよ~んとした葵ちゃん)や夕顔(芦名星・命はかなく)にとりつく六条御息所(田中麗奈・怨霊時は人形美)の怨霊を鎮めるのが清明になっているのが遊び心が感じられます。 最後は式部自身が橋の上(物語と現実をつなぐ場所?)で源氏とすれ違いざま言葉をかけ、これから先の修羅の道をほのめかして、源氏物語の一部しか取りあげていない映画の構造を補っていました。[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-02-01 07:00:02)

66.  レ・ミゼラブル(2012) ともに25周年を超えた「オペラ座の怪人」につづいて、「レ・ミゼラブル」のミュージカルも映画に。 誰もが「レミゼ」の舞台を見に行けるわけではなく、映画なら多くの人に手が届く。 元々ユゴーが民衆のために書いた物語、一部の人のものであってはならないと思いますし、ミュージカルをパッキングして見たい人に見せるのにはわるくない出来なのでは。 ユゴーの原作イコールこのミュージカルではないですし、舞台版から不満がないではなく、特にテナルディエ夫婦の描き方は気になるところ。 コメディ・リリーフにするために軽く扱われ、「楽しい奴ら」にされているのはどうかと感じてしまうのです。 持ち歌「宿屋の主人」(MASTER OF THE HOUSE)の出来がよく、他に明るくできるパートがないのはわかりますが。 「オペラ座」の時は舞台よりも表情がわかるのが効果的でしたが、本作はアップを多用しているのが少しうるさく、引きの画も見たい気がしました。 舞台では空間を埋めている歌声が、映画では広がる場を十分には持たないからでしょうか。 ヒュー・ジャックマンは歌唱力・演技力ともに十分なのですが、端正なルックスがジャン・バルジャンにそぐわないのが残念です。 髪も切ってのアン・ハサウェイは確かに熱演ではあるものの自分好みの演技とはいえず、逆にラッセル・クロウは「オペラ座」のジェラルド・バトラーと同程度には歌えていると感じました。 正直、「ワン・デイ・モア」「民衆の歌」のアンサンブルが一番聴かせたかもしれませんが、また一つ新しい「レミゼ」が生まれ、より多くの人が「レミゼ」の世界にふれられたことはよかったのではないでしょうか。 (歌に不満のある方は、定評ある10周年記念コンサートのCDなどをお聴きになってみては)[映画館(字幕)] 7点(2013-01-10 07:00:02)(良:1票)

67.  コーラスライン 同じニューヨークが舞台の「フェーム」とかぶる部分もあるミュージカル、他より年長で昔ザックの恋人だったキャシーがいるのが違いますが。 こちらはキャラクターが自分の悩みを語るのがセラピーのようで、その悩みというのも月並みではなくとも人並みに感じ、それが続くとミュージカルとしては少し内容的に地味で重たかったように思います。 音楽を担当したマーヴィン・ハムリッシュ(007も一作だけ担当)は昨年亡くなりましたが、“AT THE BALLET”“NOTHING”“WHAT I DID FOR LOVE”など曲は良かったですし、何といっても最後の“ONE”! ゴールドの衣装に身を包み、自らの苦悩を昇華し輝く彼らを引き立てており、舞台版ではバックに鏡を置いて人数を多く見せる工夫がなされていました。[映画館(字幕)] 7点(2013-01-09 07:00:06)

68.  ロビンソン・クルーソー(1996) 《ネタバレ》 大胆にアレンジされたロビンソン漂流記。(こんなに変えちゃっていーのー?) ロビンソン・クルーソー(ピアース・ブロスナン)が航海に出る原因からして、恋人メアリ(ポリー・ウォーカー)をめぐる決闘って! でも面白い。 サバイバルも「青い珊瑚礁」程度の描写しかされておらず(リアル・サバイバルなら「キャスト・アウェイ」の方がらしい)、フライデーとの関係に重点を置いており、スキッパーという名がつけられた犬さえも途中でいなくなるのは、彼ら2人だけにするため。 デフォーの原作では年齢差もあり、完全に主従関係だったのを現代風にアダプトし、キリスト教一点張りだったのも変わってフライデーの宗教を尊重。 何よりもロビンソンが主人(MASTER)であることを放棄し、フライデーも奴隷(SLAVE)であることを否定、友となる彼ら。 生贄の儀式をやめさせようと島へ来たミマ族を皆殺しにしようとするのは、文明人の干渉・介入を感じさせる微妙な部分ですが、残酷な描写は極力避けているのが良識的です。 終盤はフライデーの島へも行き、心ならずも彼と決闘(冒頭の決闘と対)することになりますが、その結果もアイロニカル。 28年が6年に短縮され、最後は幸せに間に合うロビンソンはフライデーのことを忘れない。 ブロスナンも007よりよかったけれど、フライデー役のウィリアム・タカクの強い意志を感じさせる眼光が力強く、黒人層にも配慮して新しいロビンソンを作りあげた異色作。[地上波(吹替)] 7点(2013-01-08 07:20:15)

69.  6デイズ/7ナイツ ハリソン・フォードの無人島ムービーは、アドベンチャーというよりもロマンティック・コメディなのでちょっとがっかり、せっかく美しい島が舞台でも十分に生かされてない感じ。 オンボロ飛行機を操る自由な男クインのキャラは、ハン・ソロに少し似てる? ハリソンのぼさぼさの外見は、「エアフォース・ワン」の大統領イメージを一掃するためかな。(飛行機に乗ってるのは同じだけど、ずいぶんちっちゃくなりました~) 住む世界がちがう男女の孤島シチュエーションは「流されて…」(「スウェプト・アウェイ」のオリジナル)という映画も先にあり、その手のフィジカルなのは彼らのお相手カップルにまかせて、華奢でかわいらしいアン・ヘッシュを主人公といがみあう勝気なヒロインにし、品をおとさずメンタル重視のソフトな映画にしてある。 ちょこっとサバイバルしたり海賊に襲われたりとそれなりに楽しくはあるけど、あくまでライトでもうちょっと何かあったらよかったなと。 (海岸に大きな穴がある岩壁があり、「キングコング」(76)や「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」でも見た気がするんだけど、見なれた無人島ってのもね…)[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-01-07 07:00:07)

70.  嘆きの天使(1930) 《ネタバレ》 ドイツ時代のマレーネ・ディートリッヒ。 堅物中年教師を虜にしてしまう踊り子ローラは若さとオーラに輝き、女性もうっとりさせてしまうアンドロギュノス的な魅力を放ち、前半は彼女の独壇場。 後半は彼女のキャラがやや類型的になってしまうのだが、かわってラート(エミール・ヤニングス)が怪演を見せ、雄鶏の鳴き声に鬼気迫る。 「青い天使」(原題)とは、華やかなローラに吸い寄せられ生気を失い青ざめるラートその人。 美に魅入られて身を持ち崩し、狂気を経て死に至るのは「ベニスに死す」のダーク・ボガートにも似るが、あの場所で命尽きたのは、まだしもラートにとって幸せといえるやもしれない。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-01-06 07:00:06)

71.  望郷(1937) 《ネタバレ》 「カサブランカ」のようにエキゾチックな映画。 ぺぺ・ル・モコって名がかわいいし、若きジャン・ギャバンもかわいいけれど、役柄はコワイしズルイしでかわいいとはいえないネ。 彼の心をとらえるギャビーも宝石ジャラジャラ、眉は全然ちがうとこに描いてるし、ファム・ファタールらしく妖艶ではあるものの、彼らが惹かれあうのもそれ相応というか。 ぺぺが故郷パリの香りをふりまくギャビーにからめとられて身を滅ぼすのは哀れではあり、彼が身を寄せるおばさんが古いレコードをかけて自身の華やかなりし頃に思いをはせ、郷愁をかきたてる。 有名なラストシーンは、号泣でなくはらはらと落涙するのが情緒的。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-05 07:00:06)

72.  レジェンド・オブ・ゾロ アンソニー・ホプキンスがいない2作目は、家族の絆がテーマ。 それとカリフォルニアがスペイン領から合衆国の一州となる歴史的な瞬間もからめて。 アントニオ・バンデラス(アレハンドロはディエゴの父と同じ)のコミカルな演技は、初代(オリジナル)ディエゴのように「ゾロとのギャップ」なのかな。 キャサリン(エレナ)は派手だけどキレイで強い女。(衣装で胸3割増し?) 続編で息子がいるのは「ハムナプトラ2」と同じ、このホアキンがすっごく上手くて影の功労者かも。 悪役の伯爵はルーファス・シーウェルですが(最初っから悪役だったわけじゃないんだよ…これの次はマーク王だし!)いつもの髪型じゃないのが新鮮な感じで、ゾロより伯爵を応援してしまいそう。 悪党でもエレナに惚れた弱みがあるのがいいでしょ。(ニトロの発明者になってます) フェリペ神父もちゃんとおり、「ロビン・フッド」のタック僧みたいなモンかな。 最後の列車のシーンは2人の殺陣もがんばってるし、BTTF3のよりよくできてると思うんですが。 ゾロの映画はどれも好きだけど、タイロン・パワーもバンデラスもスペイン風のちょびヒゲをつけていて、それがないアラン・ドロンのゾロが、魅力的なテーマ曲とあいまってやっぱり一番好き♪[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-04 07:00:12)

73.  快傑ゾロ(1940) 「かいけつゾロリ」はここから。(ゾロリがキツネなのは、ゾロってキツネのことだから) ダグラス・フェアバンクスのは未見なので、自分の見た一番古株のゾロ。 主演のタイロン・パワーもまだ若くスリムな美男俳優、そのせいかゾロになってる時間が短く、軟弱男を装う里帰りの剣士ディエゴ・ヴェガ(レースのハンカチが小道具)が出ずっぱり。 それだけ美男ぶりを見せる映画ってコトなのでしょうけど、ゾロ映画としては少し物足りなく、最後のエステバン大尉(ベイジル・ラスボーン)との一騎打ちまで素ときては。 殺陣そのものは躍動感と迫力あるもので、黒装束のゾロが少ない分おなじみZマークをあちこちに刻んで存在感をアピールしてますが。 それとゾロが馬ごと橋から川に飛び込むスタントがなかなかスゴイものの馬がかわいそう? ヒロインのロリータ(リンダ・バーネル)との美男美女ダンスはウットリさせ、でぶっちょフェリペ神父は熱血正義漢。 ゾロの舞台はスペインでなく旧スペイン領カリフォルニアなので、ロサンゼルス(LOS ANGELESはスペイン語の天使)の名もとびだすけれど、なんだかんだいってもキビキビとして楽しい娯楽活劇。[DVD(字幕)] 7点(2013-01-03 07:00:02)

74.  ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 ジョニー・イングリッシュ、8年ぶり?(前作はマルコヴィッチが変なフランス人だったくらいしか覚えてない…) 満を持しての登場かどうかはわからないけど、前作より作りこんでるよう。 パロディの方が本家より007っぽいのは皮肉なれど、意識的に「クレイグ以前」の雰囲気にしてあって、007本来の軽妙さや荒唐無稽を尊重してるというか。 M、Q、マネーペニー的な人物もおり、ジリアン・アンダーソン(ペガサス)は茶髪にしてるので、「X-ファイル」のスカリーと気づかない人もいるかも。 パッチが車椅子の人なのは、当然プロフェルドも意識してのことでしょうね。 ロイヤル・ブルーの衣装が素敵なロザムンド・パイク(ケイト)はボンドガール出身。 デビューがそれだったのは後悔してるといっていたけど、コレに出てるというのは余裕もできてきたのかな。 本家のアストン・マーチンに対抗してのロールス・ロイス・ファントムは、女性の声を持つ人工知能を備えロイスと呼ばれ、あの有名なマスコットが武器になっているのがウリ。 伏線つきの女王様ネタを見ると、ロンドン五輪開会式でのダニエル・クレイグとエリザベス女王の寸劇は、ホントに貴重だったなと感じます。 女王はすすんで出るとおっしゃったそうですが、威厳があっていかめしそうに見えても、ユーモアのセンスと「私もボンドと共演してみたい」とのひそかな願望がおありだったんじゃないかと思われて、本物の「女王陛下の007」に。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-02 07:00:02)(良:1票)

75.  007/スカイフォール 《ネタバレ》 50周年の007は復讐劇と人事異動の二本立て。 映画会社の経営難などで間があいたけど、起死回生の意気込みが感じられて。 ハヴィエル・バルデムの金髪・白塗りのシルヴァのMへの屈折した思いは、「なぜ俺を愛してくれないんだ?」 同じ「ドラ息子」でもボンドは愛してもシルヴァは愛さなかったM(7度もボンドを支えたジュディ・デンチ)の受難。 ナショナル・ギャラリーの英国を代表する画家ターナーの絵の前で伝統を一蹴してみせる新Qは、自身も「ブライト・スター」の詩人キーツからPCおたくのQへの転身のベン・ウィショー。(愛想っ気なしのブレインズみたいだけど、ミラーロゴのVAIO使ってるから許す!) スカイフォールは「嵐が丘」のように荒野に立つ館、夜空をオレンジに染めて炎上するそれは「ジェーン・エア」を思わせ後半は英文学的。 20年前「嵐が丘」で主役デビューのレイフ・ファインズ(髪がサビしくはなっても、美声はヒースクリフと同じ)のマロリーが最初Mに「話」を持ちかける時には、観客の反感を買うように仕向けていて、「そんなことにはならねーよ」と思わせるのがうまい。 そのくせQだけ代わったのはなぜか、ボンドと行動を共にするイヴがチャーミングではあってもセクシーすぎないのはなぜか、と気にはなる。 Mの本名がエマといったり、マロリーの名もきっとイニシャルまで考えてのこと。 総じてよかったのだけど、クレイグ・ボンドはどれも一度しか見ておらず、作品としてはオチる40周年の「ダイ・アナザー・デイ」の方が(Qやマネーペニーの扱いふくめて)楽しかったのは、シリアス路線が続いて洒落っ気は希薄なので。 50年間キャラは変わらず俳優だけが入れかわり、時系列はあいまいなボンド・ワールドはまだまだ続く。[映画館(字幕)] 7点(2013-01-01 07:00:06)(良:1票)

76.  インモータルズ/神々の戦い ターセム・シン作品が続けて見られるのはありがたいこと。 これやザック・スナイダーの「300/スリーハンドレッド」はアートや映像叙事詩として作られていると思うので、安易なドラマを期待しなくてもよいのでは。 「300」よりもさらに濃く塗りこめられた映像はそれだけで異様な迫力があり、スピードまで自在に操る神々とタイタン族の戦いは、今まで目にしたことがないようなちょっとした見もの。 俳優は主人公テセウス以下イギリスやカナダ中心で、神話ゆえあまり手垢のついていない人を使ったのかもしれず、若い頃から映画に出ているヘンリー・カヴィルは大人っぽくなり、来年はスナイダーの「マン・オブ・スティール」(スーパーマン)があります。 2人のゼウスは、ジョン・ハートが地上での姿の老師、「三銃士」のアラミス、ルーク・エヴァンスは今少し重厚さがあれば、という印象。 石岡瑛子のユニークな衣装をまとったアテナたち若き神々はこの世ならぬ姿を見せ、アメリカ代表のミッキー・ロークは不気味なハイペリオン、神秘的な巫女パイドラは監督と同じインドのフリーダ・ピント。 異界をかいくぐってきた気分が味わえ、映像詩人ターセム・シンの面目躍如、彼の作品としても「落下の王国」に並ぶものではと思います。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-10 07:00:05)(良:1票)

77.  タイタンの逆襲(2012) 監督がレテリエからリーベスマンに変わり、キャラクターが多くゴタついていた「タイタンの戦い」よりスッキリとした印象。 サム・ワーシントンは髪がのびてちっとは半神らしくなり、兄弟アゲノールは彼以上に人間くさい半神。 ゼウスとハデスの関係などドラマを強調するあまり俗っぽく、ペルセウスがいつアンドロメダにホレたのかも全然わかりませんでしたが、映像主体の神話映画だと思うのでまーいいかな。 ブラック・ペガサスは美しく、前作のクラーケンは「パイレーツ・オブ・カリビアン」とも重複していたので、最後のクロノスはヴィジュアル的にも新鮮で圧巻。 ヒロインも代わり、前作のイオは元々ペルセウスとは関係のない人のはず、本来のお相手アンドロメダは王女から女王となり、ロザムンド・パイクに。 デビュー作「007/ダイ・アナザー・デイ」でもアクションがあった彼女ですが、自ら戦いに臨む女王を生き生きと演じていたと思います。(冬の夜空でも、ペルセウス座とアンドロメダ座はとなりあわせに輝く星座☆) この監督、「スター・ウォーズ」ファンかな…「I LOVE YOU」「I KNOW」もあるし、王族アンドロメダはレイアっぽいキャラクター、一つ目巨人サイクロプスの森は「ジェダイの帰還」のエンドアを思わせます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-09 07:00:05)

78.  ニューイヤーズ・イブ 寒い年末には、たくさんの愛がつまった映画が求められるよう☆ アビゲイル・ブレスリンも花の16才ではじめてのキスシーン♪なのだけど、ちょっと面変わりしちゃった?(最近あまり売れてないみたいなのはそのせいか) ミシェル・ファイファーは、同じ若い男の子相手の「わたしの可愛い人/シェリ」とのギャップがありすぎて☆(ミシェルおねーさまってスゴイ…) ジョン・ボン・ジョビは地でやれる役、ゲイリー・マーシャル作品常連のへクター・エリゾントが老いても健在なのはウレシイ☆ メインはやっぱりスワンクとデニーロなんでしょうけど、つめこまれて圧縮されてるのでさほど目立たない感じではあります☆ みんなの心が一つになる、タイムズスクエアのカウントダウンが華やか☆[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-08 07:00:00)

79.  クリスマスのその夜に ノルウェーの叙情派ベント・ハーメルの最新作。 短編集を元にしたオムニバス形式ですが、一番描きたかったのは多分ポスターになっているサンタさんのエピソード? 顔の見えないサンタの衣装がこんな使い方をされるとは思わず、切なかったです。 手の届かない人にどんな形でも愛を伝えようとするのは、「ラブ・アクチュアリー」のキーラ・ナイトレイのエピソードにも似て。 国境を越えた愛に動かされる医者、若い頃の友人の女性に出会う不遇な男性の話などもあり、不倫カップルの末路はスカーフを使った無言劇。 子供たちのエピソードもあるのでR15の要素があるのがもったいない気はするけれど、夜空に輝くシリウスとオーロラが、それぞれに思うことのある人々のいる地をやさしく照らしていました。[DVD(字幕)] 7点(2012-12-07 07:00:03)(良:1票)

80.  すずらん/少女萌の物語 「鉄道員(ぽっぽや)」じゃなくてこっちね。 朝ドラ「すずらん」の少女時代の映画化。テレビ(おば(冨士眞奈美)の画策で施設にやられた萌(柊瑠美)が、明日萌駅の父(橋爪功)のもとにラッシーのように帰り着くエピソードがベスト!)の方がよかったとは思いつつ、こういうのはめずらしい。 橋爪さんはこの時はきりっとしていて、カッコいい駅長&父親でした。 萌が生みの母を駅で一日中待つエピソードはテレビにもあり重複していますが、映画はその母フキ(黒木瞳)が姿を見せ、冒頭で萌の命を救う青年(池内博之)とともに場を盛り上げる。 常に冷静な養父次郎がフキに複雑な表情を見せるなど新しい局面もあり、小品ながら佳作のたたずまい。 あんどん祭りの山車が雪の北海道を彩ります。[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-12-06 07:00:00)

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