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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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61.  スタンドアップ 《ネタバレ》 いかに勝訴したかというより、いかに協力者が発生したかってところで映画は終わり、ちょっと物足りなかったです。見ていて自分のことに気づいたのは「セクハラするバカ男どもも、泣き寝入りする女にもイライラする」ってことでした。どっちも大嫌いです。しかし、そんなことよりも何よりも、この映画に深く引き込まれなかった最大の原因は、いくら実話だと言われても、イヤ~な感じの不理解親父が娘の応援者となる展開があまりに唐突でついていけなかったことです。シシー・スペイセクが家を出て行ったのが転機になってるようですが、あれだけひどい言動だった父親が変わるには説明や描写が弱すぎとしか思えません。「あのくらいで変われる程度のことで娘にひどい仕打ちしてたのか?」「結局自分自身の都合利益だけで、愛情とかないんじゃ?」と、かえって呆れて感じました(自分の娘がひどいことされたら、もっと早く怒れよ)。逆に一番心に残ったのは、ショーン・ビーンが主人公の息子を諭すシーンでした。ラストはそれほど・・・って感じです。ビクビクしっぱなしの人間が「今なら大丈夫かな???」みたいに重い腰を上げるのって、最初から戦ってる主人公にとっては有り難く嬉しいことではあるけれど、べつに感動するようなことでもなく、孤軍奮闘してる人間を傍観してきたことに対する「情けない!」という感情は消えない。 [DVD(吹替)] 5点(2012-01-05 02:33:27)《改行有》

62.  完全なる報復 《ネタバレ》 ジェラルド・バトラーの映画で初めて「面白い」と思える作品でした。ただ、なんだか惜しいなと思うのは、ジェイミー・フォックスの人物設定。「裁判で負ければ無罪放免で釈放されてたかもしれなんだぞ」という立場は、あそこまで執拗に追い込むほど憎むべき対象として見れない。だから主人公のやり過ぎに見えるし、ラストも「それでいいんじゃない・・・」な浅い気持ちで観終わってしまう。いっそ、ジェイミーをもっと悪いやつにして、主人公が完全なる報復を遂げる話にしてほしかった。そうでないなら、もっとジェイミーを応援したくなるような話の流れを作るべきではなかろうか? そして対決終了後のジェイミーはもっと心に重いものを引きずるような描写が必要だと思う。娘の発表会をちゃんと見に行くようになったというエピローグだけじゃ軽すぎる。原題は、不本意ながらも自らの持論により自らを裁く結果となった主人公への皮肉が利いているのに、変えられた邦題は『不完全なる報復』ではないか! 邦題考える奴、最近低能化著しい。[DVD(吹替)] 6点(2012-01-04 03:32:59)(良:1票)

63.  くもりときどきミートボール 子供にせがまれてレンタルしただけなので、はなから何の期待もしてませんでしたが、アラン・パーソンズ・プロジェクトの「アイ・イン・ザ・スカイ」の前奏曲が流れて来たのにはビックリしました。目玉なしで眉毛の動きだけで表現された父親のキャラが印象に残ってます。声の担当はジェームズ・カーンでしたか・・・トム・セレックかと思ってました。観たくて選んだ作品ではないし、点数はどうつけていいか、分かりません。まともに大人目線だと3点以下ですが、子守り用ビデオとしてとらえて5点で。[DVD(吹替)] 5点(2011-11-03 12:06:24)

64.  ゴールデンスランバー(2009) 《ネタバレ》 まるで関心なかったけれどテレビ放送をたまたま見たら面白かった。都合で途中までしか観られなかったのでDVDをレンタル。テレビ放送では小さくカットされていた部分も確認できて良かった。ヒューマンな小話が伏線として1つ1つ回収されていくのが気持ち良くてグッときました。伊東四朗で感動できるなんて思わなかったし、一切喋らず変人笑みの永島敏行も良かったです。「何やってんの」「ちゃちゃっと逃げろ」「だと思った」「痴漢は死ね」「たいへんよくできました」の場面はきっとずっと忘れない気がします。TVとDVDで半分2度鑑賞になりましたが、2度目の鑑賞でパーカーの手配犯の死に方が無理あり過ぎで、そこだけ引いちゃいました。普通に喋って普通に歩いて、白衣には破れもシミもなくて、なのに座ったらいきなりドボドボって・・・。で、このパーカーの男は、やる時は簡単にやっちゃう人物のようだけど、反面では人を助けもするのだが、この男の背景がさっぱり分からなくて、殺る人間と助ける人間をどんな物差しで量ってるのか、そもそもそんなものはなくて気分で動いてるのか、そういう情報が一切ないままなのは消化不良で、そんなワケ分からない人物に主人公が平気で付き合ってるふうなのがマイナスでした。あと「信頼が武器」って、最初に親友に売られて、本気でそれ言えるかな? ってのもあるし、宅配の友達が主人公を警察に引き渡すことになるワケも、その直後の二人の様子も僕には「?」でした。そのへんがもっと納得できる作りだったら9点以上つけたい作品でした。[DVD(邦画)] 8点(2011-10-04 04:52:42)(良:1票)

65.  シャッフル(2007) 《ネタバレ》 人間て、あまりに不完全な情報を入れられると落ち着かなくて、整理できるだけの情報を欲しがるらしいんだけど、そういう効果で引っ張られるし、けっこう面白いんです。だけどラストで全てが台無し。「旦那との愛情も取り戻せたし、新たに子供も授かったし」と納得できてしまうような主人公だとしたら、なんかコワイ。だって彼女があんな場所でUターンを迫ったりしなきゃ、あんなことにはならなかったわけだから、普通「私がいらんこと頼んだから、せっかくのチャンスも無にして彼が死んだ」と自責に苦しむはず。頑張っても結局彼はあの場所で死ぬという結末を見せておいて「それでも出来事に意味はあったんです」と、取ってつけたような主張が入って終わるけど、説得力なさ過ぎ。僕が主人公ならちゃんと本当のことを話して、警戒するよう伝えるし、事故が起きると知った(しかも視界悪いときてる)場所でUターンなんかさせない。いっそのこと、旦那に愛想つきて殺そうと思った主人公が、完全犯罪をやりましたっていうオチにしてくれた方が、同じバッドエンドでもさっぱりする。[DVD(吹替)] 5点(2011-09-24 23:42:41)

66.  エイリアン/ディレクターズ・カット 《ネタバレ》 エイリアンの『卵』からフェイスハガーが出てきて、そのフェイスハガーがチェストバスターを潜伏させる為の宿主として「獲物をがんじがらめにした『繭』」が用意されてると考えてらっしゃる方もいるようですね。『2』のせいで、そっちを先に体験した人の中には、そういう受け止め方の人もいるんでしょう。でも僕の受け止め方は違います。エイリアンに狩られた生物(ブレットと船長)は、なにか不思議な作用の物質(体液)を注入されて、全身の肉が次第に卵に変化していくのだろうと受け止めました。ブレットと船長は、あの後、完全に卵の形になって、その肉の一部はフェイスハガーになる予定だったってこと(お尻を上にした方が効率イイと思うけど・・・って冗談も、肛門がパカッと四つに開くと思ったらコワイ)。最初に発見した宇宙船に卵が一杯並んでたけど、あれはきっと宇宙船の搭乗員たちだったんじゃないかなぁ(整然と並んで冬眠中に卵にされたとか)。ただ、効率悪そうだけどね。エイリアン1体誕生するのに卵用の生物1体とチェストバスター潜伏用の1体の計2体の生物を必要とするのだから。けれど、あの卵がどうやってできるのかって設定は、『2』でのクィーン・エイリアンとかよりも、捕らえた生物の肉を卵に変化させちゃうって方が、よっぽどキモくて不可解で残酷で怖いと思っとります(酸の血の持ち主に相応しい不思議生態じゃありませんか)。昔ショウジョウバエかなにかの昆虫の生態についてのTV番組で知ったのだけど、さなぎの時期にその中身は細胞を維持するのではなくドロドロの液状に溶けちゃうんだとか。そして新たに成虫用に細胞を構築し直す作業が行われてるんだそうだ。それって独立した生命体だったミトコンドリアが他の生命体に乗っ取られたのと同じように、もともと芋虫で完成形だった生命体が何かに乗っ取られ遺伝子組み替えられて、羽のある別生命体になってるのかもしれないじゃん??? 足の数も口の構造もまるで変わるんだよ~!! そういうことが現実に地球上の生命体であってることを思えば、他生物の肉を再構築して自種の卵に変化させちゃうって生態もアリだと思えます。積み上げた緊迫感のリズムを失速させるとかでカットされたらしいけど、あのシーン込みで初公開されてたら、『2』のクィーンなんてできなかったのに・・・(『2』も好きだけど、クィーンだけは興醒めだったんですよね、急に凡庸な昆虫に思えて)。[DVD(字幕)] 10点(2011-09-23 04:58:00)(良:1票)

67.  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! あまりにも人をバカにしている。ナメている。うぬぼれメディアが偉そうに(しかも浅はか思考で)組織や政治を語るなんて、不祥事起こすくせにタカビーなN放送局みたいな精神構造? TVドラマは良かったのに・・・。ここまで愚かしく歪んだもの見せられると、TVドラマへの愛着もなくしそう。なのでマイナス点があればマイナスにしたいです。映画一作目から思ってることだけど、そもそも主人公は交番のお巡りさんからどうやって刑事に復帰したんですか? 映画はドラマのラストより前の話? なら『3』は何なんだ?(見る気ないし) くだらん! ほんとスピンオフ(特に交渉人!)からなにから人をバカにしないでね。何に振り回されてこんな低次元脚本になったのか知らないけど、この程度で喜ぶファンが大事なら『バカに踊らされる大捜査線』にしたら?! 【2011.8.25追記】この映画が世に出る少し前、NHKで『変革の世紀』っていう番組があって、そこで軍隊だの企業だのの組織形態の変革事例が紹介されてました。この映画はそこからのパクリですね。番組は、他にも著作権とか告発のこととかいろいろやってましたけど「NHKさん、あんたらどうなのさ?」な内容もかなり誤摩化してウサンクサイ感じだったり、偏っていたりで、しかも市民オピニオンボードとかいう書き込みサイトまで作ってネットと連動した番組になってましたが、その書き込みサイトがまたひどく低レベル&ウサンクサイものでした(番組終わって間もなく、数々の不祥事が発覚して受信料不払いの波で「まず自らを変革しな!」みたいな)。で、まさかこんなヒドイ番組に影響された民放発の映画ができるなんて、メディアのバカっぷりにマジで恐ろしさを覚えたことを強烈に記憶してます。受信料が使い込まれたり、受信料でヤラセや捏造が制作タレナガシされて、そのうえ副産物として、商品に余分に払っている金でこんなバカ映画まで放つのだから、放送業界ってまったく・・・。組織論云々の前に、こういうこと自体が社会悪だよ。[地上波(邦画)] 0点(2011-09-21 01:22:48)(良:2票)

68.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 べつに、1作目からSFですよ。聖棺の蓋が開いてからのクライマックスも、2作目の心臓取り出しだって、3作目の聖杯の力だって、全部現実的には受け入れられない子供騙しの超常現象なんだし。宇宙人の方がよっぽど現実的。けど面白くないし、ガックリなオチだったのも確か。1作目のヒロインが戻って来たのは嬉しかったです。ラストで帽子をラブーフに取らせない演出も粋で良かった。けどインディが・・・老けちゃっても、それは仕方ないけれど、老け方の質が・・・こうして見てみると、あらためて3作目で登場したお父さん元007ショーン・コネリーの老け方は魅力的だなーと思います。あんな風に歳とりたいと思う。けど、インディにそういうのを感じられないのが残念。映画なのだから、本人もスタッフもヒーローとしての彼の顔立ちをもっと作り上げて欲しかったです。一生懸命作ったけどアレだったなら、ハリソン・フォードは役者として父役ショーン・コネリーの上手な老け方を見習うべき。ショーン・コネリーはこの作品でも出演のオファーがあったそうだ。出ていたら、どんな感じだったんだろうな・・・・ 。ところで、なんといっても引っかかってしまうのは原爆。『トゥルー・ライズ』でもあったけれど、あんなキノコ雲を近い場所に見て平然と突っ立っている様は、核の脅威に対してアメリカはこれほどに無知なのだろうかと唖然としてしまう。単に絵としてみればキノコ雲はキレイに見えもするけれど、被爆国である日本人としてどうたらというわけでなく、核の無邪気すぎる描写にちょっとした恐ろしさを覚える。そして、キノコ雲があんなに近い距離で突っ立っているインディを冒頭で見てしまっては、その後、彼がいかなる窮地を乗り切ろうとも、決して平和な日常を取り戻すことはないだろうと、そう確信してから映画の成り行きを見ることになる。5作目は被爆者インディの苦悩を描いてください。[DVD(吹替)] 4点(2011-09-19 03:32:00)(良:1票)

69.  ザ・コーポレーション 《ネタバレ》 「『法人』てなに? ま、いいわ、自分に関係ないし」みたいに生きてきましたが、この映画で「法人」がどういうものか知りました。バカみたいな屁理屈をのほほんと受け入れた法律に愕然としました。自分がそんなバカな世界で生きているのを、ちゃんと知らなかった。昔、ある有名デザイナーからお聞きした話ですが、ある大企業のロゴを依頼されて制作したとき、企業の担当者から「私自身は大変気に入っているんですが、会社としては・・・」なんてことを言われたそうで、それに対してデザイナーはこう返したんだそうです「じゃあ、その会社ってやつをここに連れて来てください」。おー、ナイスな返しじゃーん! と感心したことを思い出しました。「その『会社』ってやつは、どいつなんだ? どいつと話し合ったらいいんだ?」ってことですよね。その代表としての担当者のはずなのに「自分は気に入ってるんだけど・・・」と言う。じゃあお前は何なの?? みたいな・・・。「気に入ってるなら説得しろよ」とか「説得できなかったんなら、会社の意向に納得できてるんでしょ、それをきちんと説明しろよ」って気分になります。会社って、いろんな個性の人が集合して働いている所であって、しかもそこには意見の違いとか派閥とかなんだかんだあるだろうに、そういうものに一個の人格を設定するって、なんてバカなことがまかり通ってるのだろう? 「会社としては・・・」と言いながら、その構成員が1人の人間の立場になれば全く逆のことを言う。そこが精神的にもう病気のはじまり。で「私個人としては、好ましくないと思っているんですが、会社としては人に害を及ぼしてもやるしかないわけで・・・」っていうことが、いろいろとあってるわけで「赤信号みんなで渡れば怖くない」だし、ヤバくなればトップを入れ替えて「ハイ生まれ変わりました!」みたいな安直な解決策でお茶を濁す。そういうものに奴隷解放の為に弱者救済として誕生した法律が利用されているということに唖然。報道を隠蔽しようとする企業の抑圧などNHK事件思い出すし、この作品で示される「イメージ戦略」や「洗脳」も、「自分は別に洗脳されてない。自分が欲しいものを買っているだけ」と思うことは容易だけれども、ふと最近ちょっと目を通した『ぼくたちの洗脳社会』に書いてあったことなども思い出し、考えさせられました。自然界の動植物の発見に特許が許されていたとかも怖い。[DVD(字幕)] 7点(2011-09-19 01:39:42)

70.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 《ネタバレ》 何年同じ話をこねくり回し続けてるんだよ。あーでもないしこーでもない・・・みたいなことをうだうだと。TVのラストを作り直すなら、一度のチャンスできちんとやり遂げて欲しい。作ってる本人が碇シンジくんか! 女々しい。選曲のヒネ方もワザとらしくて、たった10歳のうちの子も失笑してました。[地上波(邦画)] 3点(2011-09-18 08:02:24)(良:1票)

71.  曲がれ!スプーン 《ネタバレ》 そこまでして超能力を隠さなければならない背景が全く分からない。そこに焦点を当てて、そういう人たちの悲喜こもごもを織り込んでくれたら深みも説得力もあったかもしれないけど、単に軽いコメディとして見てもつまらな過ぎで眠くなりました。それに「超能力を持っている」ということと「超常現象を体験したことがある」を同じ目線で語るのもどうかなぁ? 僕自身はポルターガイスト現象の体験とUFO目撃の体験は持ってるけど、それを人が信じようが信じまいが、言って笑われようが、大した問題じゃないし、長い人生の中でほんの数分のこと。でも、自分自身が超能力を持ってるということの場合、それはその人の人生にいつも離れずにつきまとっているものだし、受け身的体験じゃなく能動的なものだし、その人に占めている大きさがかなり違うと思う。もう、サンタの話に持っていく強引さは、あまりに安っぽいし、こんなのサンタを信じてる子供に見せたら逆にマズイ気がします。「作ってるヤツ本人が信じてないから、こんな安っぽい作品になるんでしょ」と言いたくなる作品でした。[DVD(邦画)] 3点(2011-09-18 06:19:20)

72.  キング・コング(2005) 《ネタバレ》 今どき超巨大ゴリラの映画なんか・・・と思っていたから、目当ては昔の摩天楼を見ることと、ジャック・ブラックをどう起用するのかという興味だけで、それ以外は一切の期待をしてなかったのが良かったんでしょうか。劇場の大スクリーンで観たんですが、ツボにはまりました。『タイタニック』のあと、なかなか感動できる映画に出会えないと思っていた不満を、この映画が満足させてくれるとは思ってもいませんでした。『21グラム』や『ザ・リング』では何とも思わなかったナオミ・ワッツにこの映画で見とれもしました。路頭に迷うことになった女芸人と、窮地に立たされた映画作家が、どう道を切り開いていくかという話しに始まるのもとても気に入りました。コングはCGの巨大ゴリラに「Beautiful」の魂を吹き込めただけで大拍手です。コングがもともと一匹じゃなくて連れと生活してたことが分かる骨の映像も、野獣の孤独を演出していて好きです。『ロード・オフ・ザ・リング』の一作目のつまらなさに続きを観る気にもなれなかったのを、観てみようかと考え直せたのは、この『キングコング』に触れたからでした。ラストのコングの死んだ目、反射のないテクスチャに変わるだけかもしれないけど、唸りました。 【11.9.12追記】ようやくオリジナルを見たんですが、オリジナルのデナムとドリスコルの方が良いです。デナムの最後のセリフはオリジナルでは無理を感じないし、ドリスコルをなぜナヨっちいキャラに変えたんでしょ? 「女なんて邪魔!」ってムードの船乗りのままで恋させて欲しかったなぁ。そうでなくても帰国後の劇場でのウジウジしたところは、あまり好感持てません(あのシーンは流れを断ち切ってると思うし)。本作のドリスコルはアンを救い出しはするものの何故か頼もしさや存在感がない。代わりにオリジナルにはないバクスターという男優キャラがスカル島で「現実のヒーローはビール腹で・・・」って、ああいうセリフ言ってくれるキャラの方が立ってる。アンとドリスコルがサヤに納まるラストが同じなら、冒頭の不況背景やジミー少年を加えて長尺にするよりも、ドリスコルのキャラをもっと練って欲しかったなー。けどコングはオリジナルより好きなので10点のままで。[映画館(字幕)] 10点(2011-09-12 04:47:07)

73.  笑う警官 《ネタバレ》 実話をもとにした原作云々ということで、警察の腐った実態を見てみたくてレンタルしてみました。話自体は面白いのに、映画としての出来が悪過ぎです。オープニングから「まだ?」と思ってしまう『雰囲気だけ映像』の長いこと。うーん・・・何かの商品とかポスターなら分かるけど、英文字にしたらカッコ良くなるとか思わないでぇ~。オレンジ~セピア系のフィルターかけたら画面がカッコ良くなるとか思わないでぇ~。そして「音楽、違うと思う」な演出。もんのすごくボリューム上げないとセリフ聞こえない音量設定は、どっかでドカーンと大きな音をたてるんやねという意図ミエミエなうえに効果なくウザイばかり。野村祐人は口がトカゲっぽい、それはどうでもいいが、松雪泰子もっと普通に声だせ。ああ、もっと実話性を大事にしたものが見たかった。なんか(一度も観たことはないけれど)Vシネマでも借りてしまったのかと思いました。宮迫の最後の演技は見せ所なのに、あれじゃアカンわ。笑ってしまいそうでした。そして・・・ラストの締め方はいったいどうしちゃったのサ!! 原作に申し訳ないけど、このタイトルからして、ミル姉さんとか出てきそうな気がしちゃう僕でした。[DVD(邦画)] 3点(2011-08-23 23:18:58)

74.  イノセンス 絵がカタ過ぎて嫌い。電脳ナンタラを言っても、描くのは人間のはずでしょう。その人間がハナからセルロイド人形かなんかにしか見えない。主要人物達の妙にカッコつけて陰な感じの喋り方もかったるい。気取ってんじゃねぇと言いたくなる。[DVD(邦画)] 1点(2011-07-13 19:02:35)(良:1票)

75.  トロイ(2004) 監督さん、超大金かけて現代の人々に何を思ってほしかったんですか? あんたは何を大切にして生きてんだ?[映画館(字幕)] 0点(2011-07-13 18:24:10)

76.  テラビシアにかける橋 《ネタバレ》 『ジュマンジ』や『ポーラーエクスプレス』などが映像化されたオールズバーグという好きな絵本作家が『2匹のいけないアリ』という絵本を出しているのを知ったとき、僕は衝撃を受けた。パステルの柔らかい感触から離れて、硬質なタッチのロボットみたいなアリを描きながら、冒険することを良しとしない物語が展開され、真面目に砂糖を女王様のもとに運び、喜ばせ、やっぱりおうちが一番と言わしめるのです。いったい何がどうして、こんな寒気のするものを出すのか、自分が知らない世の中の裏事情に思いを巡らせ怖くなりました。日本人青年が他国で集団に捕まり首を切られた事件の記憶がまだ鮮明な時でした。それから、あるダークファンタジーの映画で主人公の少女が殺されるも、その少女は死に際、別の世界(夢の世界)で王女となるというものを観てしまいました。とんでもない。世の悪事に目をつぶって、被害を受けた弱者に対して「よけいな所に勝手に行ったあなたがいけない」とか「本気で夢を描ければ、どんな場所にいたって幸せになれるよ」とか本気で言えるのだろうか?! その点、この映画は「危ないことするから死ぬのよ」みたいな冷たい説教はしないし「あの人はひどい死に方(殺され方)したけど脳内は幸せでしたよ」みたいな他人事キレイゴトも言わない。世の現実に危険なことや辛いことがあることには、きちんと寄り添いながら、それでも「あの世界は忘れないよ」っていう姿勢が好感持てました。[DVD(吹替)] 6点(2011-07-13 17:25:13)

77.  GAMER ゲーマー 《ネタバレ》 プレイヤーと繋がってるとかプレイヤーに全て支配されてるとか、ほとんど関係なくなってない? 最後は結局主人公だけで勝てた感じがするんですけど。プレイヤーの青年をもっと存在感ある役者さんでやって、最後は『ダイ・ハード』の主人公と黒人警官のタッグと同じくらい、2人3脚による達成感をもたらして欲しかったです。プレイヤーからフリーの状態で自ら志願して送り込まれたという黒人キャラは『バトル・ロワイヤル』のパクリかと思いました。ジェラード・バトラーの出てる映画って、あまり良かったためしないね。目力とか存在感はあるのに・・・早くなにかドカンと当たり役に恵まれるといいんでしょうけど[DVD(吹替)] 3点(2011-07-11 20:05:49)

78.  unknown アンノウン(2006) 《ネタバレ》 6点か迷ったけれど、5点で。アイディア悪くないと思うし、ラストも「ほう!」と思ったけど、そろいもそろってみんな記憶喪失っていうのが、なかなかリアルには受け止めにくいです。しかもその原因がガスですか? それに、短期間で記憶がよみがえるけど「ああ、いったいダレが先に思い出しちゃうんだ?! あいつが先に思い出したらヤバいよ!」みたいなスリルがない。ただ、謎を解き明かされて「そうだったんですか」と思うだけ。勿体ない作りです。[DVD(吹替)] 5点(2011-07-05 20:23:33)

79.  ドリームキャッチャー 《ネタバレ》 命をかけても爪楊枝が欲しいのか? っていう突っ込みどころを除けば、宇宙人が出てくるところまでは好きです。記憶違いかもしれないが、吹き替えだと「イースター・ゲイ」の謎はなくなってしまっていたような気がする。他人の頭を覗くとか、頭を乗っ取られるとか、パソコンやインターネット当たり前の時代だとハッカーの暗喩として観られるネタなはずなのに、こんなにスリルがなくて共感も出来ない演出はどういうものだろう。分裂する人格表現はなんだか失笑ものだし、記憶倉庫(パソコンのファイル置き場の暗喩?)とそこに侵入して追っかけてくる宇宙人(ハッカーの追撃の暗喩?)もお粗末で「これギャグ?」と観る姿勢に戸惑う。それに木の実を食べただけで惨事が展開されたのに、ラストはあんなもんで本当に大丈夫なんだろうか。[DVD(吹替)] 5点(2011-07-04 00:10:10)

80.  タイムマシン(2002) 《ネタバレ》 原作を読んだことなかったので、かなり楽しめました。月が割れてしまうシーンは夢に見そうです。地底人の出現もビックリでした。前半は軽快なテンポで進んでいくので、80万年後に行ってから、けっこうダラダラしたムードも感じはしましたが、好きな作品です。ただ、自分の場合、好きになった作品は何度も観たりするのですが、この作品は中だるみに付き合うのがかったるくて何度も観る気になれません。ガイ・ピアースは前半の雰囲気には高貴でシャレたムードで合ってると思いますが、80万年後を舞台にしたとたん、なんとなく存在感が物足りない感じに思えてしまいます。ボディビルに打ち込んで優勝もした経歴だそうですが、そのわりになんだか僕の目には貧相で頼りなさそうなイメージに見えてしまいます。かわりに理知的というふうにも見えてこない(タイムマシンを作り出したというのに)。80万年後は図書館のガイドさんに存在感と頼もしさを持っていかれた感じがします。そんな彼が最後に対峙するジェレミー・アイアンズの安っぽすぎるメイクも、萎えてしまうところです。とてもノスタルジックかつワクワクする映像も多々あるのに、とても勿体ない。ラストの風景も余韻があって印象的だし、部分部分はスゴく良い感じだと思ってます。本当に勿体ない。[映画館(字幕)] 8点(2011-07-03 22:54:54)

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