みんなのシネマレビュー |
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781. SPACE BATTLESHIP ヤマト ヤマトは、観ても観なくてもどっちゃでもいーかなーって感覚だったんだけど、嫁が結構ヤマト好きで、仕方なく鑑賞。楽しめた人と駄目だった人の意見が割れてるので、はたして味わえるのは、勝利の美酒(楽しめた)か、敗北の苦渋(苦痛)か、不安混じりやったんやけど、正直、突っ込みたいとこはあったんやけど、なんかね、いつのまにか、つつーっと頬つたってるわ、謎の液体が。あ、俺、泣いてるわ、んで、横観たら、嫁も泣いてたわ。二人の涙腺ユルユルやったわ。後で嫁に聞けば、最初はちょっと、おもんないかもって思ったらしい。所が、古代が、地球との交信で、誰にも話す相手がなく、ボーっとしてるシーンがあって、実はこれ、アニメで特にジーンときたシーンだったそーで、それを思い出し、そっからシンクロして、映画にどっぷりはまったらしい。好きなシーンは思い入れがあるねんな~。ただ、そんな嫁でも、イスカンダル到着には、思わず、はや!って声だして突っこんでたわ。そんな駄目な所も色々あったんだけど、どう考えても完全敗北に思える状況で、それでも前に進み、希望を見いだす人間とゆう生き物の姿を、そこに感じたからか、俺もなんかいーなーって思えちゃって泣いて楽しめたんやと思う。終わってから、ここ見て、駄目だった人の評価読んで、うんうん、それあるな~って思ったり、楽しめた人の読んで、それもわかるーと、納得したり、でもやっぱ観なきゃ、どれにも共感できないわけで、んで、俺は心が動いたから、俺の評価基準で、この点数になっちゃいました。[映画館(邦画)] 10点(2010-12-19 02:24:31)(良:1票) 782. ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ 世界一といっていいほど馬鹿正直で素直な娘、神崎直が裏切りや人の欲望をむき出しにするライアーゲームに巻き込まれる物語。普通ならそんな子は、すぐにゲームに負けそうだが、彼女には、最高の策士、秋山とゆうとても頼りになる味方がいて、この二人のコンビが、様々なゲームや強敵を、最高のコンビネーションで乗り越えていくのが痛快なテレビシリーズ。物語の構造として、途中、もうこりゃダメだろうとゆう所まで2人は何度も追いつめられるのだが、そのたびに、秋山の意外なところから勝利をもぎとる作戦と神崎直の人を信じる心により、最後はゲームに勝ち、それだけでなく、彼らを追いつめる強敵達が例えゲームには負けても、人として救われるってところがミソ。これにより観てる僕なんかは、ゲームに勝つカタルシスだけでなく、ちょっと感動も得られたりしちゃって、最高のタイミングでかかる音楽や、キャラの変人性を際立たせる誇張演出もあったりして、ドラマのシーズン1も2も飽きることなく毎回楽しめました。で、これはそれの映画版。正確には、シーズン2の最終章で、もちろん映画だけでも楽しめるんだけど、より楽しむためには、シーズン1からの視聴はゆうまでもありません。特にヨコヤなどはシーズン1の最後の強敵で、彼の登場は、なんかうれしくもあります。当然、テレビドラマが面白かったので、映画も楽しめました。、よーやく、ライアーゲームに終止符をうてた直ちゃんを観てると、よかったねとゆう気持ちもありますが、なんかちょっと寂しくもあります。原作は読んでませんが、シーズン3、やらないかな~。人を信じる事がますます難しくなる現代社会だからこそ、一見、馬鹿にしてしまえる直ちゃんのような価値観と、そんな彼女を冷静に守り抜く秋山がかっちょよく思えてしまいます。[DVD(邦画)] 10点(2010-10-18 17:35:25) 783. 原子怪獣と裸女 《ネタバレ》 核戦争後のアメリカで、奇跡的に生き残った8人の男女が、とある一軒家で過ごす映画。で、そこに、ミュータント化した人間が現れる。この怪物のデザインは、すっごいチャチーけどヘンテコな造形で一部マニアにうけてるとか、うけてないとか。といっても怪物は映画がはじまって1時間10分後に登場と、かなりひっぱってくれる。ひっぱったからといって、すごいもんでもないんやけど。(制作日数が)早い、(制作予算が)安い、うまい(かどーかは微妙)と映画界の吉野家を目指すコーマン監督はとにかくひっぱる。だから、それまで一軒家での男女のドラマをダラダラ観なくてはいけない。一人だけ悪い男がいて、こいつが色々やらかし、おもにダラダラしたドラマ部分にスパイスを与えて物語をひっぱっていくんだけど、これが、ただただ退屈。この男、ヒロインをレイプしよーとしたり食料を独り占めしたり、銃を奪おうとしたり、色々、やらかす危険な奴なんだけど、そんな危険な奴、ほったらかしして、女性陣を家において、他の男どもは平気で出かけるのだ。ただ他の男が出かけてる間は、この男、なぜかまったく大人しいのだ。まるで、その間は、舞台からはけてるよーだ。肝心のひっぱって登場の怪物はゴリラみたいな奴で三つ目。チープだけど不気味な魅力はある、けど、結局、すぐ死ぬ。ちなみに裸女は登場しないし、水着姿は裸女とは言わない。邦題つけた人はちゃんと映画観たんだろーか?客足をひっぱりたかったんだろーけど、でも正直、裸女なんてどーでもいー。それくらい退屈。怪物の駄目さに、かろうじて3点。[DVD(字幕)] 3点(2010-09-05 05:46:14) 784. 透明人間(1954) 《ネタバレ》 透明人間の自殺ではじまる冒頭部分から興味深かかった。さらに実は日本の軍隊には透明人間の特殊部隊が存在していたとゆう設定もなんかおもしろい。で、その部隊の生き残りが二名だけで、彼らは元の姿にはもどれず、普通の社会生活がおくれないために絶望して、なんと一人は自殺してしまうとゆーわけ。国内では、その事実が国民に公表され、国会では残りの一名の存在が追及され、市民は、まだ透明人間が一人生き残ってるとゆう事実に恐れている。異色な設定やな~。透明人間でそーくるとは思わなかったわ。そんな中、巷では透明人間のギャング集団による犯罪が横行しだす。でも、とうの透明人間は実はピエロのサンドイッチマンをしながら、ひっそりと社会にとけこみ生きているのだ。なんとゆう哀愁。透明人間のピエロの演技も実に哀愁ただよう感じで、この物悲しさが昭和の日本風景とあいまって、味わい深いもんがあるねん。このへんの雰囲気はのちの変身シリーズにも続く感じやわ。普段はずっとピエロのサンドイッチマンにふんしているので、自然に人前に姿をさらす事ができ、そーゆう部分もなるほど思ってしまう。そーゆう風に生きていくしかできない、あくまで普通に生きていたいのだ。この透明人間わ。あまりにも地味。でもこの地味さが逆にいい。特殊ゆえに地味。でも新鮮。さらに、この透明人間の住んでるアパートには盲目の少女がすんでいて、彼女との交流がなんだかジーンとくる。盲目であるがゆえに、透明人間が本当の姿で接しても 気づかず、普通に接するとゆう構図。こりゃ、うまい。うまいアイデアみつけたな~。特撮も、映画の雰囲気にあった感じで悪くなく特に化粧をとると徐々に透明になるあたりとか、無人のスクーターとか、何気に当時としてはよくやってると思う。全体的にノスタルチックな日本風味にあわせたせつない透明人間物語で、結構、悲しかった。てゆーか、正直、よかったわ。[DVD(邦画)] 7点(2010-09-01 02:02:38)(良:1票) 《改行有》 785. 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! 正直にいうと全く期待していなかった、今さらスリーってのもあるし、こーゆう系統の邦画はほとんどうまくいったためしがないってゆう経験から、そー思った。だが、なつかしさから、思わず観にいってしまった。結果は、ごめん、それなりにおもしくて、満足ってゆーか、久しぶりに踊るを1話から観てみたくなったし、テレビシリーズまたやってくれないかなーってゆう気持ちになってしまった。でも、忠告しておくと、映画に少しでも映画的期待を持ってる人はがっかりすると思う。普通に観れば、ストーリーはグダグダ感が半端なく、物語的になんの意味もないシーン、キャラの大行列、盛り上がりにもかけ、みんな忙しそーに画面ごちゃごちゃ。でもね、でも、満足してしまったの。何が?って聞かれても、ただ、なつかしいとしかいいようがないが、踊るって結構、最初からグダグダしてて、そのグダグダがなつかしいとゆーか、グダグダこそ日常ってゆーか、みんなそれぞれ、この世界で生きてるんだな~って、なんか感傷的になちゃって。年月もたてば、最初のころの情熱も薄れちゃうのが人間で、それでも死ぬまで人生は続くわけで、と自分の中でもなんか色々、勢いのなさを、いい風に解釈しちゃってました。ファンサービスだけの映画だが、俺は1ファンとして、観てよかったって思ったんだから、まあ、個人的にはいい映画でした。けしてオススメはしません。和久さんが生きてたらな~。[映画館(邦画)] 7点(2010-07-25 23:16:26) 786. ショック!生きていた怪獣ガーゴイルズ<TVM> ガーゴイルとゆーのは、人間と爬虫類のあいの子のような外見で羽がある伝説上の怪物。よく教会や寺院などに石造でつくられていたり悪魔の基本形態として絵画に描かれたりしてます。で、この映画はそんなガーゴイルが本当に生物として実は現在の世界にひっそり生息しているとゆう話。主役の父と娘が本を書くために彼らの伝説をさぐっていたら、実際に存在していたガーゴイルどもに襲われるって話。ガーゴイルは仮面ライダーの怪人みたいなスーツでの表現。でも、しっかり空を飛ぶ映像もあったり、しかも沢山登場して、その外見の微妙な違いで地位やオス、メスなどを描写したり、それなりにできてるほうかな。ちゃんと、姿もしっかり見せるし、後半はいっぱい見せてくれる。ただ、話としては、短いわりにはテンポが悪く、怖くもなんともなく微妙。まー、そんなことはどーでもいー。この映画は日本人には絶対気になるシーンがある。そのおかげで以降、まったく映画に入り込めない。どこかとゆーと、前半、ある老人が、このガーゴイルズの存在を裏付ける儀式のお話をする。真剣な顔つきで。その儀式で、怪物役の名前が○○チンコ。そうチンコって部分が名前についている。しかもしっかり発音している。外人が真剣な顔つきでチンコってフレーズを連発するたびに、だめだ、おもしろすぎる。2回目で思わず笑ってしまった。4回くらいゆーので、なんで、そんな名前やねんってずーっとひきずってしまった。それくらい、基本ストーリーがおもんなかったからかもしれんけど。チンコに3点[DVD(字幕)] 3点(2010-06-25 00:06:22) 787. アリス・イン・ワンダーランド 《ネタバレ》 慣れは怖いな~。アバターからあんま間をあけずに観に行ったら3Dがもう自分の中で普通になってるし。それはさておき、映画の方は各キャラが好きでそれなりに楽しめました。やっぱ異形の敵にせつない感情移入をさせちゃうのは、ティム・バートンやからかな~。さみしいよ、さみしすぎよ赤の女王が。結末も含めて。観終わった後は、そーいえば追い込まれて、逃げ出しそーになる気持ちを必死に押さえて、なんとか乗り越えた事が俺にも何度かあって、この映画を観てると、あの時の俺って、やっぱ心の中で迷いつつも自分のジャバウォックと闘ってたんやな~って思ってしまいました。この先も多分、追い込まれる事あると思うけど、その時、最終的に逃げ出しそーなら、この映画を思い出して、がんばってみようと思います。[映画館(字幕)] 7点(2010-06-03 03:08:50) 788. アバター(2009) 好きやねん、この設定自体。人類はもうすでに宇宙に広がり、新たな開発などの目的で他の惑星に興味をもち、そこには原住民がいて、その原住民たちとスッタモンダ。植民地問題をそのまんまSFにした感じだけど、そこはそれ、未知の世界の文化や自然などでワンダーな刺激があって、こーゆのって、昔のSF小説(特に海外もの)には多かった。まるまる一個の未知の惑星が主体でそこに広がる驚きにみちた世界、んでもって、そこでおきる現代の問題とリンクする誇張、SF小説の中ではもっと、刺激的な世界観のアイデアがまだまだ沢山ある。レズニック、ジョージ・R.R.マーティン、ジャック・ヴァンス、ル・グィン。特に今回のよーな先住民との軋轢はル・グィンやレズニックなどで描かれている。でも、SFはやっぱ映像。小説で読んでも、アニメで見てもやっぱ実写映像がみたい。CGの発展はそれをいとも簡単にしてくれた。だから、まだまだあるアイデアを発掘できる。SF小説好きにはいい時代になってきたなー。そんな思いだから、この映画の映像や設定にもう気分は観光気分。パンドラツアーを堪能しました。すべてがアリガチだけど。キャメロンの描く重厚なSF世界観が好きなのだ。エイリアン2も好きだった。宇宙の海兵隊、好きだー。あのフロントミッションばりのロボット好きだー。やってくれフロントミッションの映画化。3Dの方は、正直、まだまだ改良の余地はあるかな。ユニバーサルスタジオのターミネーターレベルとそない違いはないし。しかもターミネーターの方のメガネの方が安ものだけど、軽いからかけやすいし。大した違いがなければ、あれでも十分いいと思う。まー、それはとにかく、パンドラの映像に涙しました。[映画館(字幕)] 10点(2010-02-12 23:18:30)(良:2票) 789. 笑う警官 映画を観た後、ひさしぶりに一緒に映画を観た人と盛り上がった。笑えた。警官よりも。突っ込みどころ満載すぎて。しかも、それをマジメに作ってるよーに見える(見せてる?)ので、さらにバカっぽいとゆーか、なんとゆーか。映画を観てる最中にも、なんど声に出して突っ込みたかったか。家で見てたら、絶対声にだして突っ込んでた。監督さんは本当に本当に警察が嫌いなのね?警察に捕まった時、よっぽどいじめられたんやろーな~ってのがビンビン伝わってきましたよ。そしてサックスが好きだー!ってとこ。これで正解ですよね?監督!ただ、宣伝だけを観て真面目なサスペンスって思って鑑賞したから、度肝は抜いた。これはファンタジーやったから。ファンタジー北芝なんて足元にもおよばないくらいファンタジー。しかも雰囲気が、とゆーより撮り方が昭和なので、昭和ファンタジー。つまり昭和ファンタジーギャク映画。監督が何を表現したかったかはともかく。原作はともかく。特にマニアックな俺のハートを刺激したお笑いシーンを沢山ある中から一つ紹介すると、刑事3人が並んでベンチに座ってるシーン。主役がまず立って熱く語る。するともう一人が立って熱く語るってとこ。いちいち順番に立って語る。しかも熱く。やっぱ熱く語るには、まず立たなきゃ。だから、最初はみんな横並びにきちんと座らなきゃ。役者の演技が熱いので、さらにおもしろシーンとなっている。やはり笑いには真剣さも必要。とゆーわけで俺は、それなりにおもしろかったけど、一つ忠告するなら、サックス嫌いは気をつけて。物語に関係なく哀愁はすべてサックスで表現されてるから。しかも、各楽器を弾く役者が明らかに戸惑っているバンド演奏シーンまであるから。[映画館(邦画)] 7点(2009-12-22 14:45:03)(笑:1票) 790. イングロリアス・バスターズ え?この映画、152分もあったの?ってくらい時間を感じさせなかった。つまり、おもしろかった。最後の劇場シーンは鳥肌もんだった。こんな映画は久しぶり。映画の中のそれぞれのシーンの構図も、色々工夫されてて、目が離せなかった。ユダヤ人の女性の喫茶店でタバコを吹かしながら本を読むシーン、手の銃を素早く打ち込むシーン、もちろん、クライマックスの劇場シーン、その他の様々なシーンが、かっちょよいって思えたし、次はどんな風に見せてくれるの?てワクワクできた。緊張感もある。しずか~にきて、いきなり人を殺すってのが、やっぱ俺好み。この間に緊張感をもたせ、本当にうまいタイミングで、こっちをのせてくれる。たまに裏切ってくれる。ただ、監督が来日した時、戦争シーンはないよって、ヘラヘラした顔でヘラヘラしていたけど、あのヘラヘラに騙されてはいけない、戦争シーンはなくても、エグイシーンはちゃんとある。ヘラヘラしてても仕事はきっちりこなしている。嫁と見にいったけど、嫁はエグイシーンが苦手なので、何度か目を覆っていた。しかしそれでもおもしろいと言っていた。エグさがおもしろさを削いでるわけじゃなさそーだ。テンポもよかった。余計なシーンはすっ飛ばしてくれてる。緊張感とそれを構築するためのシーン、人物を描くためのシーン、物語を進行させるシーン、監督が特にこだわってるシーンだけを、スパッと見せてくれる。それでも152分もあるんだから、よほどすべてのシーンに自信があったんだろう。ただ、どのシーンも無駄には見えなかったのは、俺がよっぽど物語に飢えてるのか?それとも退屈しらずなのか?この監督と感性があってるのか?よくわかりません。でも退屈な映画は1時間でもしんどいから、好きなんでしょう。この監督の撮り方が。 [映画館(字幕)] 10点(2009-12-22 14:12:14)(良:1票) 《改行有》 791. ブレアウィッチ2 人間はわけのわからない事に納得できないものだ。世界の色々な怪異現象に様々な理由や意味をつけたがるのも、いやそれ以上に世界で起こるどんな現象(例えば○○ブーム)にも名前をつけカテゴリー化したがるのもそのためだ。恐怖とゆうものに対してももちろん意味を見つけたい。原因を知りたい。ただ、恐怖とゆうもに対しては、そのわけがわかんない所が怖すぎるとゆう人間の本能的な部分がそーゆう行動を引き起こしてる要因の一部だと思う。つまり、わけがわからないと怖すぎるのだ。あなたが、もし、現実に理論的に説明できない現象にぶちあたったとしたら、どーだろう?それがもし命にかかわる事だとしたら?それを成功したかどーかはともかく(人によります)表現したのが前回の映画だと思う。なるべく、そのわけのわからない恐怖を観客に感じてもらうために(つまり臨場感を出す)ために、ドキュメンタリーとゆう手法やいかにもな設定や演技っぽくない技法や何が起こったかを現実に見せないなど、ありとあらゆる仕掛けを駆使していた。つまり、あれは観客に恐怖を体験してもらう事を表現したものだと思う。映画かどーかはさておき。よって、その表現方法をとりさり、設定だけをいただいき、普通の映画的表現で作られた今作には、前回のよーな新鮮さはまったくない。まさに、古今東西ちまたにあふれかえるありきたりなホラーとなんの大差も感じられない。めっちゃダメダメとまでは言わないけれど、他に見るべきホラーがなければどーぞ、と言った感じかな。[ビデオ(字幕)] 5点(2009-12-22 13:33:03) 792. しんぼる 点数低いの納得かも。俺は友だちに、これ、おもろいから、観てみ、とは言えません。前作は結構笑えたけど、今回は笑いに関しても今ひとつ。ストーリーは軽いノリで観に行ったら、わけわかんなかったって感じになるかも。酒の場で馬鹿話で盛り上がりそーな空想神話を金かけて映像化したよーなストーリーって理解できなくもないけど、ちゃんとした答えは用意してませんから。一緒に観た連れは、自己満足度が激しくお客さんがおいてけぼりって酷評してましたけど。ただ、俺は、個人的には、そんなに悪くもなく、もし深夜で家で一人で観たら、それなりに楽しめたかもっておもってしまいましたし、こーゆう映画を作る人が日本に何人かいてもいいかもしれんって思いました。でもやっぱ、前作はDVD買ってもう一度観ようかなって感じだったけど、今回は一回観たらいいかな~。細かいことをゆうと、あの一人の部屋の場面は、松っちゃんやったら、もっとおもろくできたはずだし、他の展開ももっとスピーディーにして、色々詰め込めたと思うし。世界観やアイデア自体は好きだから、もっと完成度をあげて欲しかったって思います。[映画館(邦画)] 5点(2009-09-27 23:17:52) 793. パコと魔法の絵本 泣けたー。お笑いはドワハハハと笑う感じじゃないけど、この映画ではこれくらいの感じで十分よかった。心を和ませる程度がいい。そしてそれが逆に泣ける。泣いた後にジンワリくる晴々しさで、いい絵本に出会えたな~って気分で満足しました。親子で観る映画としても、いー感じです。アホっぽい舞台だけど、テーマがちゃんとしてるので、気にならないし。話や構成も良く出来ていて、特に後半の盛り上がり方は、かなりいい。人は人によって変わるのだ。ゲロゲーロ。[DVD(邦画)] 10点(2009-06-07 18:58:47)(良:1票) 794. バーン・アフター・リーディング コーエンの映画を見てると、俺の映画がおもしろいと感じる思いはいったいどこからくるんだろうか?と考えてしまう。小さい頃から知ってる物語の影響なのか、人間が生まれながらにして持ってる感覚からか、確かに王道的な展開や構成はおもしろいと感じる。いったい、誰がそーゆう映画の基本のよーな作り方を最初にしたのかは、わかんないけど、それがあたりまえになって、そーゆう映画や物語が多くて、小さい頃から、それにならされてしまったから、ちょっとイレギュラー的な構成や展開だと、これ、おもろいの?って気持ちで落ち着かなくなってしまう。たとえば、音楽だって、聞いていて気持ちのいい音の並びがあるけど、ちょっと今まで聞いていた並びと違う音階だと、あまり好きになれないって事がある。やっぱり人間には本来あるんだろうか、こーゆう物語の構成やから、おもしろいって感じる基本が。この映画はもちろん、王道的なノリじゃない。カレーライスや海老フライ的なものじゃなくて、珍味。しかも、おお!こーゆう味もあったんかい!って驚けるよーな珍味じゃなくて、地味で、いつもの俺なら、なんや、この味?って感じで、顔をしかめてしまう。そんな珍味。でも、しゃーない、このヘンテコな流れに身を任せて楽しんじゃおうって気持ちになれたから不思議。そう、ディズニーランドっぽくなりそーな入口だけど、入ってみたら、熱海の秘宝館みたいな感じだったわけで。いったん基本の自分を捨ててヘンテコな流れに身を任せれば、意外に楽しめるかもしれません。[映画館(字幕)] 7点(2009-05-30 20:46:14) 795. 電子頭脳人間 優秀なロボット工学技師が交通事故にあい、時折、強烈な発作とともに暴れたくなるとゆう人間になってしまう。これを治すために、脳に電極をうめこみコンピューターで管理するとゆう手術がとあるでっかい病院で行われた。一時的に治ったと思われたが・・・とゆう内容の映画。ジュラシックパーク、アンドロメダ・・などの原作で知られるマイケル・クライトン原作。全体的に派手でなく淡々としていて、しかもドキュメンタリー風味で盛り上がりにもかける。本編とまったく絡まない描写があったり、一見意味不明なシーンがあったりと観る人によっては、結構しんどい映画かもしれない。でも俺は、なかなか緊迫した医療サスペンスで、後半まで無機質な緊張感でつっぱしり、最後までそれなりに楽しめました。特に前半の手術などは結構リアルな描写で、ここは制作面でもかなりチカラをいれたらしく見どころの一つ。おもしろかったのは、手術後の検査のシーンで、脳の色々な所に電極を流すくだり。場所によって、急に小さい子になったり、何がおもしろいのか大笑いしたり、エロチックになったりする主人公。結局、我々が今、感じる様々な感情は 単なる脳内の電気変化にすぎないって事をなんとなく思い知らされるちょっと怖い描写でした。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-05-09 23:27:12)《改行有》 796. 戦慄!プルトニウム人間 核実験で事故にあった男がみるみるでかくなり暴れる映画。なんでもでかくする特撮好き監督、ミスタービックことバート・I・ゴードンの作品。冒頭から男が大きくなるくだりまでの医療サスペンスフルな展開はなかなか引き込まれるものがありました。イスとかの小さなミニチュアをつかって男を大きくみせる見せ方もなかなかよいです。徐々に大きくなり最終的には怪獣クラスになるのですが、途中段階の中途な大きさがこのミニチュアと人との合成映像で意外に説得力あります。中途な迫力ってやつで、微妙な大きさのときはなかなかおもしろいです。ただ、婚約者の苦悩とか、大きくなっていく男の苦悩も丁寧にえがかれているんですけど、丁寧すぎて、ちょっとダラダラしてるのが、退屈です。それにクライマックス、男が怪獣クラスになってからの合成はしょぼいです。町の住人も15人くらいだし。街で暴れるってゆっても、看板をちょっともって2回ほど投げる程度。なんか微妙です。まー、特撮に全然期待しなければ、最後まで映画「フライ」のよーなテイストを10倍くらい薄めた感じでそれなりに観れますけど、やっぱ、微妙。[ビデオ(字幕)] 3点(2009-05-01 14:14:41)(良:1票) 797. ウルフェン 《ネタバレ》 都会で連続猟奇殺人が発生し刑事がそれを捜査するって展開。実は、題名でわかるよーに犯人は狼。古くから都会の廃墟にすみつき自分のテリトリーを侵すものや病人、弱い人間を秘かに襲っていたのだ。この設定はおもしろそーだけど、正直、この映画はまったくもってダルイ。でも冒頭の雰囲気は結構よかった。刑事が犯人を捜すとゆうサスペンスタッチ。ただ、途中から主役の刑事が不自然な行動をとりまくり、そこから、テンションはだださがり。後はひたすら退屈でした。例えば、現場にある廃墟を仲間の女捜査官と捜査するんだけど女捜査官が、廃墟の二階に行こうとしたら、急に危険を察知して、女捜査官を二階からひきずりおろす。別に何かに襲われたわけでわないのに、突然、女捜査官を抱きかかえ、階段を転げ落ちるのだ。で、その後すぐ何事もなかったかのよーに、バーで飲む二人。いや、犯人捜してるんだったら、その怪しい廃墟調べろよ 。なんで、呑気に酒飲んでんの?そして、この廃墟の事は後半までまったく調べずじまい。結局、なんだかんだあって、またその廃墟がやっぱり怪しいってことで、行くんだけどね。じゃー、最初から行けって。しかも、次はワザワザ夜に、今度は検死官といくのだ。なんで夜?なんで検死官?他の刑事いないの?拳銃あるのに、ライフルをわざわざもちだして。結局、検死官は狼に殺され、なのに仲間の死体ほったらかして一人でバーにいく。いや、仲間死んだんやろ、他の刑事呼ぶとかしろよ。なんで、またバーやねん。他にもある。女捜査官の家をなぜかはりこみ。で、急にまた危険を察知したのか、女捜査官の家に強引にのりこみ。何もなかったのでエッチして帰る。意味がわかんない。この主役は何がしたいのか?その不自然さに目をつぶったとしても、肝心の犯人の狼の姿を見れるのは、映画がはじまって1時間30分も待たなければならない。それまでにも一応登場してるが、登場してる時は狼目線の映像。これが、ハンディーカムで、色彩を反転させてる映像。うーん、当時は斬新かもしれんが、今じゃただただ退屈。早く狼の姿が見たいだけなのに。とゆーわけで、全然おもしろくかなった。原作はおもしろいらしいけど。 [ビデオ(字幕)] 0点(2009-05-01 14:10:51)《改行有》 798. ソウ5 エグさはあいかわらず。特に振り子、エグイ。ノコギリ、エグイ。ただ、前作同様、シリーズ通して観なきゃ、なんのこっちゃ?ってなる。しかも、ウル覚えじゃ、ダメ。全部、一挙に観なきゃ。さらに、登場人物の顔をしっかり覚えなきゃ、混乱する。個人的には今回のストーリーはなんだか前作以上にイマイチやった。無理やり続編作ってる気がした。漫画で無理やり連載続けて、ダラダラ続いてる感じだった。一応、いつもの殺人ゲームがあるけど、そちらもエグイだけで、スリルもなく、別に観なくてもよかったかなってほどの満足度。次があるみたいなので、次は評価を観て、観るかどーか決めます。そろそろ、このシリーズ、脱落しそう~。[DVD(字幕)] 3点(2009-05-01 03:53:25) 799. ゲート2/デモンボーイズ 前作の少年が大きくなり、前作の舞台となった廃墟で、ふたたびゲートをひらくってお話。前作の主役の少年の友達が大きくなって主役に昇格、で後は彼の悪友3人があらたに登場。で、今度もまた前作の小鬼ミニオンがストップモーションで登場するが今度は一匹。動きは前作以上のなめらかさで、本当に生きてるみたい。こいつのおかげで主人公たちがまたとんでもない目にあうんだけど、前作よりも雰囲気が暗く、展開もなんだか微妙。後半には3匹の悪魔が登場するが、クライマックス10分くらいだし、前作と同じで人は一切死なないし。エグイ場面もない。ミニオンの動きや、巨大な悪魔のストップモーションのみしか楽しめないかな。イマイチ。[ビデオ(字幕)] 3点(2009-04-24 12:12:56) 800. ザ・ゲート 《ネタバレ》 親が旅行にいき、留守番をまかされる姉弟。すると庭の穴から悪魔たちが復活。姉と、友達をまきこんで、悪魔たちを再び封じ込めようと、がんばる主人公って内容。基本は家を舞台に、怪異にドタバタする、よくあるハウス系の映画。登場モンスターは、ちっちゃい小鬼たち。こいつらはストップモーションにより表現されていて、これが結構よく出来ていて、滑稽な不気味さがありました。こいつら集団でワラワラ襲ってくる場面や、最後の巨大な悪魔など迫力もあり特撮はB級としてはいい感じでした。雰囲気もビデオパッケージのアングラB級ホラーの印象よりは、どっちかゆーとファミリー系よりのホラー(映画ポルターガイストみたいな感じ)。結局、誰一人死なないし、エグイ場面もないし、悪魔が復活っていっても、一つの家の中での出来事でそんなに暴れわまわらないので、観る人によってはちょっと期待ハズレになるかもしれません。俺は先にも書いたように、特撮が結構よく出来ていたので最後までそれなりに楽しめました。それに、最後もなんだか、ジーンとくる音楽とがんばった主人公の少年たちの姿から、なんだか、ちょっぴりこっちもジーンときちゃって、ちょっと仲の悪かった姉と弟もなかよくなって、危険な目にあい成長する少年たちの雰囲気もあってつまり、そーゆう映画です。[ビデオ(字幕)] 5点(2009-03-18 19:45:48)
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