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プロフィール
コメント数 2267
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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781.  英国王のスピーチ 《ネタバレ》  自分自身が幼少期より吃音に悩まされてきたので、非常に興味深い内容です。とは言え、吃音だけで2時間ひっぱるのはさすがに長い気がします。全然吃音良くならないし。  それに、バーティ(ジョージ6世)という人間が好きになれないというのが致命的。好意的に見れば『人間臭い』。ですが『ザ・権力者』的な、まさに上から目線の発言の数々。すぐに起こすヒステリー。とても人格者とは思えないのですが、『立派だ』『王にふさわしい』との周りの評価に首をかしげます。  ローグや奥さん、周囲の人間はみな素晴らしかった。大勢の人間に愛され、支えられ、バーティは恵まれていると思います。だからこそ、バーティの癇癪や八つ当たりにちょっと引いちゃったりするわけです。でもクライマックスで、バーティがローグを教会から守ったシーンはバーティの善良さや聡明さを感じて、ちょっと見直しちゃったりもします。  とゆーことで、イライラすることもありましたが、実話系ドラマとして面白いプロットでした。  私は『ア行』『ハ行』で始まる言葉で吃音が出やすい。学生の頃は特に酷くて、返事の『はい』で吃っちゃうわけです。結果『はい』が言えずに欠席扱いにされ、後で職員室に行って怒られるという苦いエピソードもあり。本当に吃音ってのは周囲の理解が得られないものです。ですので奥さんの『ステキな吃音。幸せになれそう。』の発言には、心から救われます。うちの妻は私に吃音が出ると笑い転げています。[DVD(字幕)] 6点(2019-07-07 12:17:55)(良:2票) 《改行有》

782.  アンダーカヴァー(2007) 《ネタバレ》  派手なドンパチがあるわけではない。目をひくアクションがあるわけではない。それでも面白い映画はできるという代表作。クライムサスペンスとして、小粒ながらもその完成度は高い。本当は7.5点くらいなんですが、ラストが個人的好みからはずれているということで、7点とします。  個人的にはボビーにはクラブの経営にもどってほしかったし、アマダと仲直りしてほしかったという凡人の私。もちろんそうしなかったことで、より一層硬派な作品になっているわけですが。硬派すぎるってのは味気ないものです。  警察署長の父。警部の兄。繁華街で怪しげなクラブの経営を任される弟。そこでは違法な取引や素性のわからない人間が出入りする以上、警察関係者が身内にいるとは口が裂けても言えない弟。この設定だけで、終始息を呑む緊張感が作り出されています。  当初の予想では、弟ボビーと、父や兄の対立が深まっていくものとばかり思っていました。まさかの弟が警察に協力していくストーリーとは。女好きでヤクザ風。それでいて反目しながらも、父や兄を大事に思っているという繊細な人物を、ホアキン・フェニックスが見事に演じきっています。  裏社会の親友ジャンボ。長くお世話になっているクラブのオーナーマラット。ボビーを高く評価し接触を試みる麻薬組織の大物ニジンスキー。裏社会と警察との狭間に立たされるボビー。何が起るかわからないスリリングなストーリー展開に最後まで目が離せません。[DVD(字幕)] 7点(2019-07-04 14:03:15)(良:1票) 《改行有》

783.  クローズド・ノート 《ネタバレ》  沢尻エリカ、竹内結子のダブルヒロイン。この2人でなければ退屈極まりない映画になっていたことでしょう。伊勢谷友介も良かった。役者の力が大きい作品です。長尺を感じさせないのも、この3人の魅力によるところが大きい。  特に竹内結子は素晴らしいです。この人の優しさや人間味があふれでる空気感が好きだ。それでいてごく自然体に感じさせてしまうのだから、この人には非の打ち所がない。  ストーリーは△。『石飛リュウ=たかし』というのがもう最初からバレバレで、謎が謎になっていないのが致命的。『肖像画が描かれているのが実は答案』もすぐに気付いちゃう。でもそれに香恵(沢尻エリカ)が気付くシーンは、演出や音楽が盛り上げてくれるので、わかっていてもぐっとくるものがあります。  タネや仕掛けがわかっているマジックを見せられている感じでしょうか。マジックそのものはたいしたことないけれど、マジックを盛り上げる演出や音楽、そして演者が良いので、エンターテイメントとして成立しています。  鹿島さんやハナちゃんのエピソードは中盤まで面白かったものの、まさかの放り出したままでの終劇。こんな尺をとっておきながら決着をつけないとは・・・。だったら最初からそんなエピソード入れなきゃいいのに。  あとついでにそこの子供。竹内結子先生で登校拒否だなんて、贅沢言うんじゃありません。[DVD(邦画)] 7点(2019-07-02 12:17:51)(良:2票) 《改行有》

784.  トランスフォーマー/リベンジ 《ネタバレ》  1作目よりちょっとだけ好き。  相変わらず、敵、味方の区別がつきづらい部分はあり。そんな中、コンボイ(オプティマス)、ハンブルビー、ツインズといったわかりやすいキャラクター登場。アイアンハイドやラチェットも登場しますが、出番は少なめ。長尺なんだから、彼らの活躍するシーンももっと見たいものです。ハンブルビーやツインズは意外にも活躍シーンあり。見所のひとつです。  ディセプティコンは前作同様個性豊か。おなじみスタースクリームにメガトロン。超大型のデバステーターや動物タイプなどバラエティに富んでいます。デセプティコンが多種多様なので、ロボット好きとしては終始楽しい。  前作ではほとんど無力に近かったアメリカ軍が、今作では善戦しているのが良い。地味ながら、こーゆー部分をしっかり描いてくれるのは嬉しい。軍隊とオートボットが連携して戦うのが、否が応にも盛り上がりますね。  前作に比べ、目的が明快になっているのもポイントが高いです。『コンボイを復活させる。』『太陽破壊阻止』『マトリックス奪取』。目的はなんでも良い。目的がわかりやすいというのが大事。わかりやすさは娯楽作品にとって重要なファクター。おかげで前作よりもより一層アクションに没頭することができました。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-07-01 14:20:17)《改行有》

785.  デッド・フライト 《ネタバレ》  ゾンビものは好きなジャンル。これも楽しみにしていた映画のひとつ。感想は・・・ちょっと物足りないといったところです。  悪くはないです。ちゃんと『ゾンビゾンビ』しているし。  舞台を限定したのも良いですね。最初から最後まで飛行機の中のみ。わかりやすい。乗客の紹介のみで終わる前半。これは退屈だと思う人も少なくないでしょう。個人的には、だらだらしたとりとめのない会話で登場人物を把握できるので、まあいいかという感じ。(ドラマ系だったらやめてほしいですが。)問題なのは、前半尺をとってキャラづけされた人たちの個性が、後半あまり活かされなかったこと。特にひどいのが2組のバカップル。なんや浮気やらマナーの悪さやらで結構尺を使っておきながら、ゾンビパニックになったらその辺のモブと同じ扱い。  それに、ホラーでは前半の雰囲気づくりが大事です。これかが何かが起るという『緊張』『不安』『期待』、そういったものを煽ってからの『ゾンビパニックどーん』で盛り上がるわけです。この作品ではその雰囲気作りがちょっといまいち。だからゾンビが暴れ始めてからの盛り上がりもいまいち。  『床からゾンビが手を突き出して客をひきずりこむ』『トイレと見せかけて鏡からゾンビばーん』なんて好きな演出も多々あるので、要所要所で楽しめる演出はあります。ラスト、飛行機からゾンビたちが歩き出すシーンは終末感があって良い。  あえておすすめするほどではないですが、暇つぶしにはなる1本です。[DVD(字幕)] 6点(2019-07-01 00:05:22)《改行有》

786.  Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼 《ネタバレ》  好きなジャンルの作品。『ヘンリーある連続殺人鬼の記録』や『羊たちの沈黙』といった、好きな作品のテイストが織り交ざったかのようなプロット。  ブルックスは頭脳明晰で仕事ができる成功者。金もあれば人望もある。良き夫であり、良き父親である。ただの殺人狂ではない、そのカリスマ性とのギャップがたまらなく良い。本人が『殺人をやめたい』と苦悩しているのも良い。『苦悩』は『同情』『共感』を得られる最も効率的な手段なんでしょう。  で、この殺人依存に多重人格をプラス。もう一人の人格のマーシャルをウィリアム・ハートが演ってくれたのが凄く良いです。ブルックスとマーシャルの意識下でのせめぎあい、手の取り合いの映像化。これによってドラマに深みを残しつつも、洗練された娯楽作品として楽しめる映画になっています。  完璧なる殺人鬼に、不確定要素としてのぞき男スミスをからめたことで緊張感がアップ。更にはデミ・ムーア演じるトレイシー刑事のドラマが何気に面白い。最低な元夫との離婚調停。トレイシーの命を狙う脱獄犯『ハングマン』ことミークス。そして周囲の人間の無理解。四面楚歌の状態で、唯一トレイシーを高く評価し、理解し、助けてあげるのが、トレイシーがおっかけている『サムプリントキラー(ブルックス)』っていうのが面白い。  これだけでもサスペンスドラマとして十分すぎる内容。そこに出てくる娘の存在とその謎が、より一層この映画を見応えのあるものにしています。その娘役にダニエル・パナベイカー。完璧でしょう。そのあどけなさ、可憐さが狂気に華を添えます。ラストが夢オチでなければ、評価は更に高いものになったと思います。[DVD(字幕)] 8点(2019-06-29 13:40:45)(良:1票) 《改行有》

787.  ナイト&デイ 《ネタバレ》  アクションとラブコメのバランスが絶妙。トム・クルーズとキャメロン・ディアスの持ち味がよく出ています。とくに前半が絶品。  どんな危機的状況でも、余裕かましまくりのスーパーエージェントぶりがとにかく痛快。こんな痛快な気分を味わったのは久しぶりです。で、そんなトム・クルーズに振り回されるキャメロン・ディアスが、面白おかしく、かわいらしい。確かに二人とも歳を重ねましたが、若かりし頃と変わらないはっちゃけぶりが楽しいです。  中盤以降はやや失速。原因はトム・クルーズ演じるロイ・ミラーのお笑いレベルがやや落ち着いちゃったこと。最後まで人を食ったような性格でまわりの人間をおちょくり続けてほしかった。  ロイとジューンの立場が終盤になって入れ替わっていくシークエンスはコテコテだけど好き。新しいネタも良いですが、自分の好きなネタを取り入れる映画が好きです。  ロイの実家をジューンが訪れたとき、ロイの身の上話が真実だとわかり、もう一度ロイを信じるジューンの表情が良い。おばかなラブコメやアクションだけでなく、こーゆーさりげないドラマを差し挟むのが、ちょっと上品で、なんか良い。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-06-23 01:24:17)(良:1票) 《改行有》

788.  台北の朝、僕は恋をする 《ネタバレ》  まったりとしたテンションで進んでいく恋愛ドラマ。嫌いではないんですが、この作品はぴんときませんでした。  まずパリに行った彼女にふられて、お金を借りてまでパリに行こうとするカイ。そんな主人公にちょっと引いちゃう自分。ホラー、アクション、サスペンスなら別に良い。でもラブストーリーやドラマといったジャンルにおいて、あまりに自分と価値観の違う主人公は、共感も応援もできないのでちょっとつらい。ラブコメは、その恋愛を応援できる目線で見たいものです。  で、パリに行くお金のために、運び屋の仕事を引き受けちゃう主人公。なぜかそれを横取りしようつするオレンジスーツの人たち。電話なんかせずに、さっさと依頼主のもとに届ければいいのに。必然性のないおっかけっこを見せられたところで、楽しいはずもない。普通のラブコメとして、カイとスージーの恋愛、ついでにカオと桃子の恋愛を丁寧に見せてくれたほうが良かったです。  本屋で仲良くなっていく二人。コンビニで働く二人。シチュエーションだけはきゅんとします。特にカオと桃子の関係が結構好きだったので、二人をもっとクローズアップしてほしかったです。[DVD(字幕)] 4点(2019-06-20 14:45:16)《改行有》

789.  犯人に告ぐ 《ネタバレ》  原作既読。とは言え、読んだのが随分前だったので、映画を見るまで読んだことすら忘れていました。映画を見ているうちに、『これ読んだことあるなー』と気付いた次第です。つまり、かなり原作に忠実に作られているのではないでしょうか。  だとしたら、原作の完成度は極めて高いものだったのかもしれません。映画用に何かアレンジを加える必要がないくらいに。確かにこの小説は面白かった記憶があります。  この映画は、ミステリー要素は意外と低めです。どちらかと言えば、『ストーリー展開を楽しむサスペンス』に仕上がっています。よって、取り扱われる事件も『けんじ君誘拐事件』『BADMAN連続殺人事件』といった猟奇的な事件ばかり。その残虐性とサイコパスな犯人像が重々しい緊張感を作り出しています。私の好きなタイプの緊張感です。  そしてTVを使った犯人への挑発。挑戦。不謹慎ながらも盛り上がります。なんにせよ、ミステリーにしすぎないストーリー展開が、この作品には合っている気がします。6年前の事件にしろ、BADMAN事件にしろ、犯人が知能犯を気取ったコミュ障の若者というのがやけにリアル。好きなシーンは、原作にもあった『手をけがしているので、・・・』のくだり。映画ではすでに犯人がわかっちゃっていますが、原作ではこの時点ではまだわかっていなかったような気がします。ここのくだりと、父親の復讐のエピソードだけはやたら鮮明に記憶が残っていたので、当時衝撃的だったのだと思います。  唯一個人的好みから一つ不満を。豊川悦司。しゃべってないときの雰囲気は完璧なんですが、しゃべるとなんか原作のイメージとずれます。もっと声に重みや深みがある人のほうが良かったです。唯一良かったのは、『今夜は震えて眠れ』のセリフくらいです。[DVD(邦画)] 8点(2019-06-20 04:00:18)(良:1票) 《改行有》

790.  トランスフォーマー 《ネタバレ》  ずっと見たかった映画の1つ。子供のときに見ていたアニメの記憶を呼び起こしながら鑑賞。といっても、コンボイくらいしか覚えていませんが。  当時はこーゆー変形ロボットアニメっていっぱいあった。その中でもとりわけ好きだったのが、『実生活に存在する道具への変形』でした。『車両に変形するトランスフォーマー』と『ライターに変形するゴールドライタン』がとりわけお気に入りでした。とゆーわけで、期待を込めての鑑賞です。  はたしてそのビジュアルは、まさに期待通り、いや、期待を超えるものでした。正体不明の戦闘ヘリのトランスフォームで、いきなり興奮がMAXに。次から次に出てくる出てくる。車、パトカー、工事用車両、戦車に戦闘機。ラジカセやら携帯やらまでトランスフォームできちゃうことに感動。最後まで画面に釘付け。本当に楽しいひとときです。  その一方で、不満点を3つ。まずはいらないエピソードをつめこみすぎ。『ハッキングの分析』『取調べ』『めがね探索』『連行』などなど、省略するか短縮しても良さそうなエピソードが多すぎます。これがまさに冗長というのでしょう。それにエピソードと複数機関を入れ込みすぎちゃったせいでさすがにごちゃごちゃしすぎでしょう。  2つめ。ひっぱりまくりの、満を持しての最終決戦。迫力は申し分ないんですが、誰が誰やらわからんですよー。  3つめ。せっかく一人ずつ自己紹介してくれたのに、コンボイやハンブルビー以外に見せ場らしい見せ場がないのが寂しいです。むしろディセプティコンのほうがキャラデザインに個性があってかっこよかったです。  ただ見たいものは見せてくれたし、個人的好みに合致する映画。ノリと勢いで楽しんじゃえ。  オートボットたちが主人公の元に集まるシークエンス。冴えない君だった主人公が、好きな女の子の前で、唯一無二のなんかすげー特別なやつ扱いされる瞬間。嫌いじゃないんだなー、こーゆーの。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-06-17 05:41:30)(良:1票) 《改行有》

791.  スリザー 《ネタバレ》  田舎町。隕石。寄生型エイリアン。これにゾンビテイストを加えたお約束満載のB級まつり。エンドロール後のオチにいたるまで、そこには80年代ホラーのお約束がつまりまくっています。いいよね、こーゆーの。好きです。楽しい。  さて、コメディ風味にしてはいますが、なかなか凶悪なエイリアン。自分以外の生物は『兵隊』『エサ』『繁殖係』の3タイプに分類ですか。10億年も生きているだけあって、完全にシステム化されています。  出てくる人たちが良い人ばかりでしたので、容赦のない脚本の犠牲になっちゃってちょっとかわいそうでしたね。  怖さはほとんどなく、悪趣味なシチュエーションと映像を楽しむマニア向けムービー。もちろんグロホラー初心者向け作品とも言えます。個人的には、最初に犠牲になっちゃう女性のおなかに触手ぶっさして、なんかやってる悪趣味の極みな映像がつぼ。ついでに言うとこの女性の末路を見て、この映画を見て良かったと思うサイコな私。  ビジュアルやテイストもそうですが、音楽や効果音が80年代テイストでクラシックな味わい。こーゆー作品って似たようなのいっぱいありますが、それがわかっているからこそ逆に楽しめちゃいます。  最後に不満をひとつ述べるなら、街に戻ったら街が全滅してたって、いくらなんでも早業すぎません?車で移動していたのに、それを追い抜いて街を全滅させたってのはちょっと無理が・・・。それにせっかくなら、街が全滅するまでのその過程をしっかり見せてほしかった気もします。まあ、その分上映時間をコンパクトにまとめられたわけですから一長一短ですね。[DVD(字幕)] 7点(2019-06-16 20:59:44)《改行有》

792.  スパイダーマン3 《ネタバレ》  サンドマン、エディことヴェノム、ゴブリンことハリー、と、多方面から嫌われるスパイダーマン。おかげさまでいろんなキャラでまくりの飽きさせない仕上がり。かといって面白いかと問われれば、そこはちょっと微妙なところ。なんかいまいち盛り上がらないのです。  『人々を助けるからヒーロー。』そこに超人的な力が加わって、よりスリリングで爽快な物語を体験させてくれる、それがヒーロー映画。  今回のスパイダーマンはどうでしょう。ピーターがずいぶんと嫌なやつになっちゃって、なんとも好きになれません。  『情けないやつからヒーローに』というプロットでわくわくさせてくれた1作目。今作では『俺はヒーローだぜー。人気者だぜー。名誉市民だぜー。キスだってしちゃうぜー。うへへー。』とバカ全開のスパイダーマン。ヴェノムの影響受けるまえからこんな感じです。ヴェノムの影響受けたらどうなんのって、踊るんかーい。ヴェノムによって攻撃性が増した結果、街中を鋭い目つきで踊るピーターは人々から奇異な目で見られちゃうというよくわからん悪の定義。いや、人を傷つけることに抵抗がなくなっていたので、確かに攻撃性は増していますが。私だったら我にかえった後、恥ずかしくて街歩けません。  そして今回のバトル。ビジュアルはもう素晴らしいの一言。2次元の画面でこれほどの3次元を映像化できる素晴らしい時代になりましたね。もはやアトラクションの域。VSゴブリン。VSサンドマン。そして夢の最強タッグ決定戦。映像面での手抜きは一切ありません。  要はそこに至る動機。これが今作は弱い。復讐でもなければ大義名分でもない。『スパイダーマンのやつムカつくからやっちゃおうぜー』というヴェノム。なぜか応じるサンドマン。ピーターの彼女というだけで巻き込まれるMJ。これってスパイダーマンの凄く個人的なケンカになっちゃってます。  ついでに言うと、サンドマンに『君を許す。』って。いやいや、ピーター君。彼殺人犯で脱獄囚ですから。君が許しても国と法律が許しませんから。あなたに許すかどうかの権限ありませんから。そのやりとりの最中も親友のハリーくんはあんたかばって死にかけてますから。残念!・・なんか急に波田陽区でちゃいました。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-06-15 16:12:39)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

793.  シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ 《ネタバレ》  若者。大男。廃ホテル。定番中の定番。定番ホラー大好き人間としては、こーゆー80年代から90年代を思い出すような直球ホラーは大歓迎。大男が使う武器も、ノスタルジックかつ猟奇的でいい感じ。グロ描写、残酷シーン、もちろんありますが、悪ノリするほどではありません。ホラー初心者でも大丈夫。ホラーに慣れた人でもその懐かしい雰囲気に酔いしれるでしょう。  ただし、虫がいっぱい出てくるうえに、なにやら不潔な舞台なので、潔癖症な人や虫嫌いな人はちょっときついかもしれないです。  犠牲者達は大人2人に、若者たち。ちょっと違うのはこの若者たちが軽犯罪者で服役中。減刑のために廃ホテルの清掃・片付けのボランティアに来て惨劇に巻き込まれるというストーリー。一人ずつ『犯罪歴』と『名前』の紹介をしてくれる丁寧さ。残念なのが、この犯罪歴が劇中ほとんど活かされません。犯罪の手腕ってのは、サバイバルにおいてなにかと役に立つ技術が多い。せっかくなら、その技術を活かした殺人鬼との攻防ってのをもっとクローズアップしても面白かったかもしれません。  話は変わりますが、こーゆーホラーでは『どこに隠れるか』ってのが大事。そしてその隠れているときのドキドキ感がたまりません。私の中で『かくれんぼホラー』というジャンルがあります。その『かくれんぼホラー』として、本作、なかなかのクオリティに仕上がっております。携帯のお約束、サイコーです。『鳴るか、鳴るか、鳴るか、・・・はい鳴ったー』と予想通りの展開に変なカタルシスを覚える今日この頃です。[DVD(字幕)] 7点(2019-06-12 15:01:32)《改行有》

794.  ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》  『人民解放』『人民のため』を謳いながら、その人民を虐殺し、手を切り取り、少年をさらうRUFは狂気の沙汰。大義名分を振りかざし、『暴力』『金銭欲』『性欲』という個人的な欲求を満たす行為に反吐が出る。  先にあらすじ読んで、シエラレオネという国や、その内戦の歴史について少しでも調べて鑑賞した方が良かったかもしれないです。政府は政府で民衆に平気で銃を向けていたようですから、RUFと政府の双方から標的にされた民衆はたまったものではないですね。戦争は絶対悪だけれど、弱者を標的とする『内戦』は唯一戦争の上をいく絶対悪なのでしょう。  さて、舞台は『シエラレオネ内戦』ながら、ストーリーはもっと個人的。内戦について知らなくとも、1本の映画として鑑賞可能。むしろ、ミクロな視点からマクロな世界を理解できる教科書的作品。  『ディアの奪還』『ピンク・ダイヤモンド』『紛争ダイヤモンドの取引ルートの証拠』アーチャー、ソロモン、マディーの三者それぞれが、目的のために協力しあう。冒頭の村襲撃、フリータウン襲撃、ジャーナリスト一行への襲撃、気が休まる暇がありません。更には『ディア拉致、洗脳、少年兵育成』のサイドストーリーが凄い。そして悲しいかな、それぞれのエピソードは目を覆いたくなるのに、一種のエンターテイメント性を感じてしまう。でもそれで良いのだ。これは映画なのだと自分に言い聞かせる。  印象的なシーンは数多くあれど、その中でもとりわけ終盤、ロンドンのショーウィンドウに飾られたダイヤをソロモンが見つめるシーンがこの映画の集大成。  真面目な社会派というにはエンタメ要素が強すぎる。ですが、エンターテイメント性があるからこそ、多くの人に見てもらえるという真実があります。つまり、こういうメッセージを発信するからこそ、面白さを追及した制作サイドの勇気は偉大です。  私はこの映画でシエラレオネ内戦を知り、その歴史背景に興味を持ち、深く調べてしまったので、その意味では貴重な映画だといえます。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-06-05 10:49:00)(良:1票) 《改行有》

795.  ジュリエットからの手紙 《ネタバレ》  この映画を見て『浮気は良くない』と言うのは野暮。『若さゆえの・・・』『一時の気の迷い』『よくあるラブコメ』『上手くいきすぎ』『予定調和』、全部野暮。  ソフィーがかわいい。3人の掛け合いが楽しい。50年前の手紙が見つかるなんてロマンチック。みんなハッピーエンドでめでたしめでたし。こうやって素直な気持ちで楽しむのが一番です。  ソフィーとヴィクターはダメになっちゃったけど、ヴィクターはダメな人ではありません。ちょっと自分の夢に一途になりすぎただけ。二人の破局のシーンは辛かったけど、ヴィクターは自分の夢をかなえようとしている。ヴィクターはヴィクターなりのハッピーエンドを迎えたのだと思うようにしたいです。そうすれば、この映画は全員が幸せな結末を迎えたことになります。幸せな気持ちに浸れます。  嫌な人間が一人も出てこないので、そのプロセスにおいて物足りなさを感じてしまう人もいるでしょう。  でも休日の昼下がり。のんびり観るのにこんなに良い映画はありません。  ラブコメ及びハッピーエンドの定番。万人向けの良作。  ヴィクターや『ジュリエットの秘書』であるお姉さま方。旅先で出会う『紳士ロレンツォ・バルトリーニ』のみなさまがた。そしてクレアとソフィーとチャーリーは、まるで3人の仲良し親子を見ているかのよう。この魅力的な人々と、イタリアの町並みとその夜景の美しさに、ちょっとだけ基礎点プラスです。[DVD(字幕)] 8点(2019-06-03 12:13:14)(良:1票) 《改行有》

796.  300 <スリーハンドレッド> 《ネタバレ》 『300対100万』というふれこみ。どんな知能戦が繰り広げられるのか。はたまた、一人一人がスーパーパワーを持った選ばれし戦士なのか。いやいや、そのどちらでも無かったですね。強いのは強かったですが。  『ストーリーが無い』という意見もありますが、一応あります。ペルシャ軍が征服しにくる。スパルタ王レオニダスは降伏勧告をはねのける。戦争になる。スパルタの軍を動かすためには、『神官?』『評議員』双方の同意及び承諾が必要。ところがその両者がペルシャ軍からすでに買収済み。つまり裏切り者。よって軍隊は動かせない。さて困った。よし、300人選んで、王の近衛兵としてつれていこう。それで100万のペルシャ軍と闘おう。という、馬鹿みたいな話。でも嫌いではないです。  最期まで300人で闘ってほしかったのですが、半数は終盤で戦線離脱。裏切り者の誘導によりペルシャ軍に背後をとられ、敗北を悟った王の最期の決断。自分も含め、残った僅かな精鋭たちは、最後の一人まで戦いぬくという滅びの美学。国に戻った仲間たちによって伝えられる王の遺志。そしてエピローグ。なかなか立派なストーリー。  史実を元にしているとは知りませんでしたね。だとしても、やっぱレオニダス王には勝って生き残ってほしかったような。最後のひと槍が相手に刺さっちゃっても面白かったのかなと。忍者に巨人、象に犀に魔術師と、このラインナップをみる限り、完全なる娯楽映画。だったら思い切ってハッピーエンドにしちゃったほうがすっきりしそうです。  敵のラインナップに比べると、スパルタ軍はみんな同じ格好、同じ武器で個性に欠けます。密集隊形からいろんな戦術を繰り広げるのであれば、同じ格好でもOK。でもそれって最初だけ。中盤くらいから結局個々で好き勝手に闘っちゃっているので、だったらもう少し個性が欲しいところですね。  あと、スローモーションの多用は好きじゃないです。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-06-02 10:28:56)(良:1票) 《改行有》

797.  包帯クラブ 《ネタバレ》  『なんか思っていたより暗い映画借りちゃったなー。こりゃ失敗したかなー。』と思って見ていたら、包帯クラブ発足あたりから次第に面白くなり始めました。  『部活』や『サークル』といったノリで、『心の傷』を治療するというプロット。ささやかで、単純だからこその良さがあります。ワラやテンポが、『ばかばかしい』『何の意味があんの』と最初から賛同するわけではないのが良い。包帯クラブのメンバーが、それぞれ心に傷を抱えていて、活動を通して少しずつ自分たちの心の傷を軽くしていくのがまた良い。  心の傷は千差万別。『失恋』『オウンゴール』『逆上がり』『カットの失敗』のように、他人から見れば些細なこと。『レイプ』『性的虐待』『友人同士の刺傷事件』など重いもの。当事者にとっては程度の差は関係ありません。どの心の傷も平等に癒していくメンバーたち。そしてその活動の楽しそうなこと。誰かのために行動するっていうのは、かくも楽しく喜ばしいことなんだと、理屈ではなく感覚で共感させてくれるのが嬉しい。  ディノ、ワラ、ギモ、リスキー、それぞれが抱える『心の傷』が明らかにされるタイミングが絶妙。その順番も良い。ひとつひとつのエピソードは短め。ですが短いながらも、過去のシーンを必ず挿入し、丁寧に描写してくれたのが凄く良かった。個人的には『レイプ』の『お葬式』による供養がかなりぐっときました。自分自身辛い過去があるので、みんなが炎の前で祈ってくれている姿に涙がでました。そしてディノのエピソード。彼の秘密と彼が抱える『心の傷』に、ワラが寄り添ってあげたのが、ちょっとクサかったけど泣けました。  軽すぎず重すぎず。ちょっとドラマチック。ちょっと笑えてちょっと泣ける。後味爽やかな青春ムービー。  ※石原さとみがかわいすぎるので、2割増しくらいで高評価。『ドンマイ』。[DVD(邦画)] 8点(2019-05-30 12:23:12)(良:2票) 《改行有》

798.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》  正統派パニックムービー。オリジナルは未見。だからなのかもしれないですが、素直に面白かったです。  ビッグウェーブにより豪華客船が一瞬にして転覆。CGによるビッグウェーブの映像は圧巻。CG、特殊効果、大好きな私としては「これこれ!」って気持ちになります。豪華客船転覆のパニックが、まず最初の見所でしょう。  船がさかさまになって、きらびやかな世界が一転。これぞパニック映画の醍醐味。栄華が崩れ去る瞬間ってのは、ある種のカタルシスさえもたらしてくれます。これは一部のゾンビ映画なんかにも共通する感覚です。  後半は豪華客船からの脱出。船はさかさまになっているのでまともなルートはなし。つまりここからはアドベンチャーになるわけです。パニックムービーながら、広い豪華客船からの脱出はある種のわくわく感があります。広くて高さのあるエリアでの、奥行きのある映像は美しささえ感じます。  脱出メンバーが子供も含め、老若男女全員揃っているのが良い。エレベーターや排気口のルートは、手に汗握る難所。何度も水中に閉じ込められるシーンがあり、こちらまで息苦しさを感じる臨場感。ディランがややスーパーマンすぎるきらいはあるが、それをふまえてもスリルに満ち溢れたA級エンタメパニックムービーです。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-05-30 01:11:39)(良:1票) 《改行有》

799.  ルーキー・ハウス・ガール 《ネタバレ》  普通のラブコメ。普通のサクセス。普通の主人公。いや、普通よりかはかわいいと思いますが。  フェリシティ・ジョーンズ演じるキム。本作の主人公でヒロイン。しっかり者。父親思い。仕事はできる。セクハラ、同僚の嫌味はユーモアや皮肉であしらう。元スケボーの天才少女。  その一方で、『状況に流されやすい。』『父親に入れるはずだったお金を飲み食いに使っちゃう。』『人様の別荘で勝手にパーティーをする。』『心配する同僚の女の子にイライラをぶつける』など、嫌な面もあり。どうにもキャラが不安定です。この辺は好みが別れるところか。人によってはこのタイプには共感しづらいかもしれないです。こーゆー面を何回か見せられちゃうと、主人公といっしょに盛り上がろうって感じにはなりません。  スノボはやりませんが、映像はスピード感あって面白かったです。映像きれいです。  スケボーの天才少女が母の事故死をきっかけにリタイア。スノボの世界で復活するというサクセスストーリーは、シンプルかつワクワクできて良かったです。なので、ラブコメや別荘でのドタバタは添えもの程度にして、よりスポーツ色を強くしたほうが良かったんじゃないかな。スノボの練習や大会シーン、ライバルなんかをもっとクローズアップしてくれれば、より純粋にスポーツ系サクセスストーリーとして見応えがあったような気がします。  ちなみに見終わったあとは、なかなか良い気分になれますので、まずまずのエンターテイメントには仕上がっています。[DVD(字幕)] 6点(2019-05-26 20:59:43)《改行有》

800.  ビハインド・ザ・マスク 《ネタバレ》  一風変わった趣向のドキュメンタリーホラー。いや、もはや前半はホラーですらない。いったい自分は何を見せられているのだろうとずっと思っていました。  『え?この人がレスリー?殺人鬼?どこが?』で始まり、延々とホラー映画の背景を学んでいく。自主制作映画のメイキングに付き合わされている気分。しまいには殺人鬼の師匠とその奥さんまで現れる始末です。どこまでが本気のノリで言っているのかよくわかりません。  で、フワフワした気分で映画を鑑賞すること1時間。ついに作戦決行の瞬間。  殺人鬼は・・・本当に殺人鬼だった・・・!  で、ここから盛り上がるはずなんですが・・・  第三者、傍観者だったはずのTVクルー達が当事者になっていくのなんか凄く面白い。なのに、あんまり盛り上がんないんですよねー。  理由はいろいろあると思います。犠牲者が舞台装置の一部と化しちゃって記号にすぎないのが原因の1つかもしれません。  原因の2つめは、計画を知っているはずのTVクルー達が計画通りに動きまくって自ら死地に飛び込んでいくのが白けます。バカらしくて見てられないです。  映画の試みとしては斬新でひねりが効いているだけに、もったいない作品です。  [DVD(字幕)] 5点(2019-05-24 04:14:43)《改行有》

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